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第3回:Google アナリティクスでの基本的な見ておくべき

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第3回:Google アナリティクスでの基本的な見ておくべき
「アクセス解析」はじめの一歩 超初心者のためのアクセス解析(全6回)
第3回:Google アナリティクスでの基本的な見ておくべきポイント
執筆:岡崎 理枝子(株式会社オリーズデザイン)
前回は、ホームページの目的(ゴール)を決めて、Google
アナリティクスの方でも目標設定を行うことをお話いたしました。
今回は、Google アナリティクスのレポートの中で初心者が「見ておくべきポイント」について解説していきます。
登場人物紹介
リエコ
ホームページ制作とアクセス解析を行う、ウェブデザイナー。
有紀
リエコの後輩で、リラクゼーションサロンを開店したばかり。
ホームページは「みんビズ」で作成。ホームページの活用で悩んでいる。
どこを見るのか
前回は、ホームページの目標について考え、Google
アナリティクスに『目標の設定』を行いました。
実際にGoogle
アナリティクスの画面を見ると、聞き慣れない言葉とデータの多さに驚き、戸惑ってしまいます。
そうね、 Google
アナリティクスは、無料のツールなのに、とても多機能なので何を見ればよいか混乱してしまうと
いう方も多いのよ。
初心者がGoogle アナリティクスを使えるようになるには、2つのポイントがあるわ。
1. 4つのレポートのどこをどう見るのかを知ること!
2. Google アナリティクス用語に慣れること! ※
※用語については、こちらをご覧ください。
今日は、4つのレポートのどこをどう見るのか、説明していきましょう。
まずこれだけは、押さえておこう、というポイントですね。
そうね、ポイントを押さえれば、Google アナリティクスに慣れて使いやすくなると思うわよ。
Google アナリティクスのレポートは、ホームページにアクセスする訪問者の
『誰で、どこからきて、何をみて、どうした』という動きに沿って、4つに分類されているの。
ホームページを見る時の自分の動きに置き換えて考えるとわかりやすいですね。
1.「ユーザー」レポート 訪問者について
ホームページを訪問してくれる人は、多分、実店舗に行ってみたいとかそこのサービスに興味が
あるとか、そんな理由からホームページにアクセスをすると考えられるわよね。
じゃあ、その訪問者が、どんな人かわかればいいと思わない?
どんな人がホームページを訪問したのかわかるのですか?
そうよ、例えばどこの地域にいて、スマホからアクセスしているとか、訪問者について詳しく知りた
ければユーザーレポートを見るのよ。
ユーザーレポートでわかること
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サマリー ユーザーレポートの全体的なまとめ。
ユーザーの分布 年齢や性別がわかります。
インタレストカテゴリ アクセスした人の興味のある分野がわかります。
地域 訪問者のアクセスをしている国、都道府県などの地域がわかります。
行動 新規訪問、リピーター、訪問回数やリピートの回数、間隔がわかります。
ユーザーの環境 訪問者のブラウザやOS、ネットワークの環境がわかります。
モバイル 訪問者がパソコン・スマホ・タブレットなのかわかります。
カスタム 条件を定義することで利用できます。
ユーザーフロー 訪問者がどう移動したのか(ユーザーの動線)がわかります。
ユーザーレポートを活かすポイント
訪問者の属性を確認するだけでなく、ホームページの全体の状況をざっくりと把握する時に使いま
しょう。
訪問数・ユーザー数・ページビュー数・直帰率は、必ずチェックしましょう。
2.「集客レポート」 どこから来たのか?
集客レポートでは、訪問者がどこから来たのか分るのよ。アクセスの元になっているホームページ
や検索に使用されたキーワードなど、アクセス数を増やすためのヒントをたくさん得ることが出来
るの。
集客レポートでわかること
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サマリー 参照元(どこから来たのか)や検索キーワードなどがわかります。
すべての参照元
訪問者がどのホームページを経由してやって来たのか、または直接やって来たのか、Ya
hooやGoogleなどの検索エンジンを利用してどんな検索ワードでやって来たのかわか
ります。
キーワード
訪問者がYahooやGoogleなどの検索エンジンで、どんなキーワードで検索して訪問し
たのかわかります。
ソーシャル SNSからの訪問がわかります。
検索エンジン最適化
Googleのウェブマスターツールと連携すれば、自分のホームページに訪問される前の
訪問者のキーワードごとの表示回数、クリック数、平均掲載順位、クリック率※
が分かります。
※クリック率=クリック数÷表示回数×100
集客レポートを活かすポイント
参照元を調べてアクセス数を増やす手かがりに使います。
キーワードは、ホームページ内のキーワードを強化する手かがりにします。
3.「行動」レポート 何をしたか?
行動レポートでは、ホームページの訪問者がホームページ内でどのような動きをしているのかが
分かるのよ。
例えば、訪問者がよく見るページや最初に見たページ(ランディングページ)など。
行動レポートでわかること
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サマリー どのページが見られたのか、URLやタイトルなどがわかります。
サイトコンテンツ
多くアクセスされたディレクトリやページ、最初に見られたページ(ランディングページ)
や離脱したページなどがわかります。
サイトの速度 ページ読み込みの表示速度がわかります。
サイト内検索
サイト内検索を設置している場合、利用した訪問者が検索したキーワードがわかります。
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イベント
設定を行えば、PDFのダウンロード数など、訪問者のアクション(行動)を計測することが
できます。
AdSense アドセンス広告を掲載している場合、リンクさせることで、
AdSenseに関する主要な指標とアナリティクスの指標に関連付けられます。
ウェブテスト A/Bテストを行うことができます。
ページ解析
ページでクリックされたリンクの割合が%表示されます。訪問者がどのリンクをクリックし
ているのか視覚的にわかります。
行動レポートを活かすポイント
ランディングページ・離脱ページは、必ずチェックしましょう。
ホームページの入り口であるランディングページは訪問者の関心やニーズを探る手がかりになり
ます。
離脱ページは、問題点を探す手がかりになります。
4.「コンバージョン」レポート ゴールについて
コンバージョンレポートでは、前回設定した、ホームページの目標がどのくらい達成されているの
か知りたい時に、ここを見るのよ。
コンバージョンレポートでわかること
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目標 「問い合わせ」や「資料請求」など目標(最大20個)ごとの達成率がわかります。
eコマース ECサイトで商品が購入された場合に、商品の販売の状況がわかります。
※eコマーストラッキングを設定する必要があります。
マルチチャンネル
コンバージョンをした訪問者が、初めての訪問からコンバージョンした訪問までの期間
や参照元などがわかります。
アトリビューション
訪問者がコンバージョンした直近のアクセスだけでなく、コンバージョンに貢献した参照
元やチャネルがわかります。
コンバージョンレポートを活かすポイント
どこからの流入、どんなキーワード、どのページがコンバージョンに繋がっているかを把握すること
が出来ます。
成果に繋がっているものと、繋がっていないものを見つけることがホームページ改善へのヒントに
なります。
まとめ
ユーザー・集客・行動・コンバージョンの4つのレポートのどこをどう見るのかを覚えましょう。
データを見る時には、まず「どんなことを知りたいのか」ということを考えてからレポートを見ると知りたい情報にたどりつ
けます。
次回は、「Google アナリティクスで問題点を見つけるためには」について説明します。
(第4回につづく)
岡崎 理枝子(おかざき・りえこ)
株式会社オリーズデザイン 代表取締役/JimdoExpert
http://www.oriese.com/
http://www.rey-web.com/
岡山市出身・岡山市在住。山陽学園短期大学卒業。
1999年よりWeb制作を始める。システム会社にて9年間、Web制作全般に携わった後、2010年に独立。フリー
ランスを経て2012年に株式会社オリーズデザインを設立。Web制作・コンサルティングに従事。
講師としては、2011年よりウェブ解析士協会(WACA)「ウェブ解析士マスター」として「ウェブ解析士認定講座」
をはじめ、企業研修、Webマーケティング、Google アナリティクスセミナーなど各種セミナーで活動中。
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http://hajimeteweb.jp/
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