Comments
Description
Transcript
NO 建物 対象特約 事故内容 請求額 原因 損壊に ついて 保険金支払 の
NO 1 2 3 4 5 建物 対象特約 事故内容 景観まちづくり条例で規定された色 彩の明度の範囲を超えた外壁の塗 駐車場建物 建築家特約 装色を選定し、施工業者に指示した ため、市による現地確認検査時に 外壁色の是正指摘を受けた。 請求額 原因 ¥5,500,000 事故内容のとおり。 天井・外壁・サッシからの漏水と半 建築家特約 地下(スタジオ)への漏水が発生し た。 屋根:逆梁にしたため無理な 防水納まりとなった。 外壁およびサッシ:止水に対し 十分な配慮をしないディテー ¥14,800,000 ルを指示したため漏水を招い た。 半地下(スタジオ):当初より防 水工事を計画しなかったため に漏水を招いた。 特別養護 建築家特約 小屋裏の換気計画不備により結露 老人ホーム 機能不具合 が生じ、水漏れ損害が発生した。 もともと小屋裏内の換気を確 保していなかった。(気密シー ¥750,000 ト施工法変更における検討不 足) 長屋住宅 中学校 電気設備設計において、空調用受 変電設備改修工事を計画しなかっ 機能不具合 たことが、着工後に発覚。追加工事 を要した。 ¥1,900,000 単純な見落とし 自動車 修理工場 既存コンクリート土間にクッション性 のあるウレタン系塗料を塗布したと 建築家特約 ころ、床面に水ふくれおよび亀裂が 生じた。 当該建物は、地盤面より一段 上がっており、そばに水路が あるという状況から、水蒸気に ¥4,000,000 よる損傷と考えられた。水分に 弱いウレタン系塗料を選択す べきではなかった。 損壊に ついて 保険金支払 の有無 支払い内容/ 支払われなかった理由 支払保険金 2013年4月~ オプションプラン:建築物の滅失ま ¥0 たは損傷を伴わない瑕疵に関する 拡張担保追加条項(法令等基準 未達)により填補可能 無し 建築物に「物理的な滅失 もしくは損傷」が生じてい 補償範囲外 ないため、支払事由に該 当しない。 有り 支払対象 認定額1,230万円×縮小 支払割合90%=1,107万 円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) ¥11,070,000 支払対象 認定額35万円×縮小支 払割合95%=33万円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) ¥330,000 有り 無し 受変電設備改修が必要 なことが、着工後(施工 中)に発見されたもので あるが、支払事由である 「電気設備が所定の技術 水準に満たないため本 補償範囲外 来の機能を著しく発揮で きない状態が発生した場 合」には該当しないこと、 当該追加工事は元々必 要であったものであり設 計ミスとの因果関係は認 められない。 有り 認定額253万円×縮小支 払割合95%=240万円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) 支払対象 備考 元々、正しい設計をした場合、本 来施主が負担するはずの金額で ¥0 あり、損害賠償の対象とはならな い。(通称「価値増し対象外」とい う。) ¥2,400,000 6 病院 機能不具合 設計ミスにより、車椅子での利用が 整形外科専門病院であること ¥52,200,000 出来ないトイレになってしまった。 を考慮に入れなかった。 無し この設計は車椅子対応 用のトイレとしては狭い が、健常者なら不自由な く使用できるし、水が出な い等の給排水設備上の 補償範囲外 機能的不具合はない。 従って、機能的不具合担 保追加条項の「本来の機 能を著しく発揮できない 状態」には該当せず、保 険対象外である。 ¥0 無し 熱源の合計量を超えたた めに厨房等を「不燃区 画」に変更しなければ法 令上使えないこととなっ たが、建築物に物理的滅 補償範囲外 失損傷はなく、厨房等の 設備に機能的は問題は なく機能的不具合にも該 当しない。よって、保険対 象外である。 2013年4月~ オプションプラン:建築物の滅失ま ¥0 たは損傷を伴わない瑕疵に関する 拡張担保追加条項(法令等基準 未達)により填補可能 有り 支払対象 認定額380万円×縮小支 払割合95%=361万円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) ¥3,610,000 シールは切れるものであり、保証 期間が過ぎた時のメンテナンスが ¥3,110,000 されていたかどうかも問題となる 可能性がある。 ¥3,290,000 高校 学校の厨房拡張工事において、熱 源の捉え方を誤ったため厨房を建 建築家特約 築基準法上の不燃区画に変更する 必要が生じた。 350KW超の熱源を要する厨 房は不燃区画が必要となるが (消防法施行令5条)、熱源は ガスだけでなく電気によるもの ¥6,800,000 も含まれることを認識していな かったため。設計当時、市の 消防局の指導を仰がなかっ た。 共同浴場 共同浴場の設計において結露が生 建築家特約 じ建物(木部とグラスウールが腐 食)が損傷した。 浴場の天井裏や外壁周りの ¥4,200,000 換気・断熱が考慮されていな かった。 保養所 漏水により外壁の剥落。床の染み、 建築家特約 漏電等が生じた。 屋根端部のアングル笠木と外 壁との取り合い部がシールの ¥3,700,000 みとなっていたため。シール切 れによる漏水のリスクを考慮し ていなかった。 有り 支払対象 認定額345万円×縮小支 払割合90%=311万円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) 10 中学校 室外機の設置場所の通風が悪く、 機能的不具 排気熱がこもりショートサーキットを 合 起こした。 2面を壁で囲われ、上部空間も ¥3,500,000 少ない通風が悪い場所に空調 機室外機を設置したため。 無し 支払対象 認定額346万円×縮小支 払割合95%=329万円 7 8 9 新設した個人橋が市と協議し了承 を得ていた内容と異なる形状仕様と 建築家特約 なったことにより、架け替えが必要 となった。 施工者が橋の勾配を屈曲した 2段構えとして、接道部分が市 ¥4,550,000 道側へ突出した形状となった。 施工図の提出を求めなかった ことによる確認不足。 12 戸建住宅 居住棟とガレージ棟とを結ぶアプ ローチ部の片持ち庇が傾き、壁面 建築家特約 には構造クラックが多数発生。変形 が進行し、倒壊の危険が生じた。 工期の遅れから、アプローチ 部分の壁、庇(RC造・片持形 ¥3,000,000 状)の施工に際し、コンクリート 打設後、1週で型枠支保工の 盛り替えを指示したため。 13 集合住宅 マンション外壁のタイルに浮きと剥 建築家特約 離が生じた。 11 保育所・診 療所 14 アトリエ 建築家特約 外壁の仕上材の剥離、屋根からの 落雪による損傷。 タイル選定等、設計ミスは認 ¥82,000,000 められない。剥離率等から施 工不良と思われる。 屋根防水用アスファルトルー ¥2,500,000 フィングを外壁の仕上げ材とし て使用した。納め方の不良。 無し 当該個人橋は「建築物に 付属しかつ物理的に一 体をなしている工作物」 に該当しないこと、物理 補償範囲外 的滅失損傷が生じていな かつ賠償責任 いことから、保険の対象 なし 外。なお、施工者が自己 判断で橋を建造してし まったのあり、施工の責 任と思われる。 2013年4月~ 建築物と設計契約上一体をなして いる同一敷地内にある工作物、か ¥0 つ施工令138条1項1号から4号ま でに指定する工作物 にも該当せ ず。 有り 認定額250万円×設計責 任割合50%×縮小支払 割合90%=113万円 (建築士による指示書に て支保工盛り替えを指示 した) 施工責任50% (工期遅延、施工においても盛り ¥1,130,000 替え時期が早いことについて認識 すべき) 有り 有り 支払対象 被保険者に賠償責任は 認められない。(施工不 賠償責任なし 良によるものと思われる ため) 支払対象 認定額192万円×縮小支 払割合95%=182万円 (設計ミスと因果関係の 認められない費用は保 険対象外) ¥0 争訟費用は認定 ¥1,820,000