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ダウンロード - グラフテック

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ダウンロード - グラフテック
OPS115
Scanning Master Pro Color
MANUAL NO. OPS115-UM-108
取扱説明書
ソフトウェア使用許諾契約書
グラフテック株式会社
(以下当社と呼びます)
は、本規定とともに提供するソフトウェア
(以
下本ソフトウェアと呼びます)
を、日本国内に限って使用する権利を、下記条件にもとづき
お客様に許諾し、お客様も下記条件にご同意頂くものとします。
1.著作権
本ソフトウェアおよび本ソフトウェアに伴って提供されるマニュアル等の印刷物に記載され
た情報の著作権は本ソフトウェアまたは当該印刷物に記述された個人または法人にそれぞれ
属します。
2.使用権
①お客様は、本ソフトウェアを一時にライセンス数に応じて使用できます。
②お客様は、本ソフトウェアを輸出または日本国外に持ち出すことはできません。
3.複製または改造
①お客様は、予備
(バックアップ)
のため、本ソフトウェアを複製することができます。この場合、お
客様はすべての複製物に本ソフトウェアに付された権利(著作権)表示を行うものとします。
②お客様は、本ソフトウェアの逆アセンブル及び逆コンパイルを含め、いかなる方法によっても、本
ソフトウェアを改変・結合・修正・その他の翻案を行うことはできません。
4.第三者の使用
お客様は、本ソフトウェアおよび使用権を第三者に対して、再使用許諾・譲渡・移転・その
他の処分を行うことはできません。
5.保証
①本ソフトウェアの記憶媒体の物理的不良のために、本ソフトウェアが正常に動作しない場合には、
ご購入いただいた販売店にお申しつけください。当該物理的不良について当社に責任がある場合無
償で交換いたします。
②前項の交換は本ソフトウェアの記憶媒体に対する当社の唯一の保証と致します。
③当社は本ソフトウェアを
「そのままの状態で」
提供します。当社およびサプライヤーは、お客様が本
ソフトウェアまたはドキュメンテーションのご使用によって得られる可能性のある性能または結果
については保証致しません。また、当社およびそのサプライヤーは、第三者の権利の不侵害、商品
性または特定目的への適合性に関して、いかなる明示または黙示の保証も致しません。いかなる場
合においても当社またはそのサプライヤーは、付随的、派生的または特別の損害について責任を負
いません。たとえ販売店がその種の損害が発生する可能性について通知をしていたとしても、当社
またはそのサプライヤーは責任を負うものではありません。第三者からなされる権利の主張に対す
る責任も負いません。
登録商標について
◆ 本書に記載されている会社名、製品名は各社の登録商標、または商標です。
◆『Scanning Master Pro Color』
ソフトウェア本体及び本書は、グラフテック株式会社がすべての
著作権を保有しています。
Scanning Master Pro Color
I
注意事項
◆TWAIN対応デバイスを使用してデータを読み込む場合は、別途TWAINをサポートするデバイスソ
フトウェアもセットアップしておく必要があります。
◆ Scanning Master Pro Colorで、スキャナからデータを読み込み中に、他のスキャナ読み込みソ
フトを同時に動作させないでください。
◆ Scanning Master Pro Colorを使用してプロッタ
(プリンタ)
に印刷を行う場合、プロッタがラス
タ印刷をサポートしていることが必要です。
◆ Scanning Master Pro Colorを使用してプロッタに長尺印刷を行う場合は、プロッタがラスタ長
尺をサポートしていることが必要です。
◆ SCSI接続のグラフテック社製スキャナからデータを読み込む場合。
・ CS2000を、付属のCD-ROMを使用してイメージングデバイスとして認識させた場合、ASPI
マネージャは必要ありません
(Windows 98/Me・Windows 2000/XPのみ)
。その場合、
[ス
キャン]−[機種設定]で接続方法を「SCSI-STI」に設定してください。
・ その他のスキャナ・Windows 95・Windows NTの場合は、ASPI対応SCSIボード及びASPI
マネージャが動作していることが必要です。
・ Windows 95/98/Meには、標準でASPIマネージャが組み込まれていますが、標準のASPIマ
ネージャではSCSI IDの自動認識ができない場合があるなど若干の問題があります。また、
Windows NT 4.0・Windows 2000/XPには、ASPIマネージャは含まれていません。
Windows 95/98/Me・Windows NT 4.0で動作させる場合は、必ずSCSIボードに付属して
いるASPIマネージャ、またはAdaptec EZ-SCSI Pro Ver. 4.5J以上をインストールしてく
ださい。Windos 2000/XPで動作させる場合は、最寄りの弊社営業所・サービスセンター、
またはコールセンターにお問い合せください。
◆ ネットワーク接続のグラフテック社製スキャナからデータを読み込む場合は、ネットワークインタ
フェースが必要です。
◆ USB接続のグラフテック社製スキャナからデータを読み込む場合は、USBインタフェースが必要
です。
◆ IEEE1394接続のグラフテック社製スキャナからデータを読み込む場合は、IEEE1394インタ
フェースが必要です。
本書に関する注意
◆本書の内容の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁止します。
◆本書の内容および製品の仕様は、将来予告なしに変更することがあります。
◆本書および製品の内容につきましては万全を期しておりますが、万一ご不明な点や誤りなどお気付
きの点がございましたら、弊社またはお買い上げの販売店にご連絡ください。
◆本書、および製品を運用した結果の影響につきましては、上記の項に関わらず責任を負いかねます
のでご了承ください。
II
Scanning Master Pro Color
サポート
◆ グラフテック株式会社 コールセンター
電話受付時間
:祝日を除く月曜日∼金曜日
(9:00∼19:00)
フリーダイアルTEL :0120-626294
フリーダイアルFAX:0120-710697
◆ ドライバソフトのアップデートに関しては、グラフテックのホームページ
(下記アドレス)
にて行っ
ております。
http://www.graphtec.co.jp/
Scanning Master Pro Color
III
目次
第1章 はじめに
1.1
1.2
1.3
はじめに ........................................................................................................................ 1-1
特長 ................................................................................................................................ 1-2
動作環境 ........................................................................................................................ 1-3
第2章 セットアップ
2.1
2.2
2.3
インストール方法 ........................................................................................................ 2-1
プロダクトコードの入力 ............................................................................................. 2-2
イベントの設定 ............................................................................................................ 2-3
第3章 操作方法
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
スキャナの設定 ............................................................................................................ 3-1
TWAIN対応の入力装置の設定 ................................................................................... 3-2
スキャンの手順 ............................................................................................................ 3-3
読み込みの設定 ............................................................................................................ 3-4
スキャンして印刷する .............................................................................................. 3-24
スキャナの調整 ......................................................................................................... 3-25
第4章 イメージデータの操作
4.1 ウィンドウの概要 ........................................................................................................ 4-2
4.2 ファイルの基本操作 .................................................................................................. 4-17
4.3 イメージデータの印刷 .............................................................................................. 4-24
4.4 イメージの表示 ......................................................................................................... 4-25
4.5 編集機能の使い方 ...................................................................................................... 4-30
4.6 ページ機能の使い方 .................................................................................................. 4-48
4.7 他のイメージ編集機能 .............................................................................................. 4-54
4.8 イメージの測定 ......................................................................................................... 4-87
第5章 機能説明
5.1 オプション設定 ............................................................................................................ 5-1
5.2 Viewウィンドウ ........................................................................................................ 5-11
5.3 メニュー ..................................................................................................................... 5-12
5.4 ファイル形式について .............................................................................................. 5-18
索 引
IV
Scanning Master Pro Color
第 1 章 はじめに
第1章
1.1
はじめに
はじめに
この度は、Scanning Master Pro Colorをお買い上げ頂きまして誠にありがとうご
ざいます。Scanning Master Pro Colorは、スキャナからイメージデータを読み込
み、表示・編集を行うプログラムです。
Scanning Master Pro Color
1-1
第 1 章 はじめに
1.2
特長
充実した読み込み設定機能で生産性を向上
スキャナの読み込み設定は、全て本プログラム
「Scanning Master Pro Color(スキャ
ニングマスタープロカラー)」から行います。図面の状態は様々です。青焼き図面や黄
ばんだ状態のものなど原稿に合わせて、解像度選択やしきい値設定など細かく、かつ
簡単にできます。
鮮明入力を実現する各種読み取り機能
ロッカーモードを使用して、入力イメージの特定部分を繰り返しスキャンし、読み込
みイメージを確認しながら各種設定値が決められます。
しきい値調整機能
白黒反転・ハーフトーン・明るさ・しきい値など、用途に合わせた細かな設定が可能
です。
多彩な編集機能
ゴミ取り機能で、指定数値以下のドットを消去。傾き補正機能で、読み込み時の傾き
を水平に修正。その他、コピー・貼り付け・領域消去・回転などに対応。
注)データの種類
(グレースケール・8ビットカラー・24ビットカラー・2値白黒)
によっては、
編集できる機能が異なります。
豊富なファイルフォーマットに対応
豊富なファイルフォーマットに対応。
2値白黒
: ビットマップ、CAD Overlay ESP、TIFF非圧縮、TIFFG4、
TIFF PackBits、TIFF CCITT G3、TIFF G3、CALS G4、
PCX、INTERGRAPH G4、Sun Raster非圧縮、Sun Raster
Encode、PDF*1
グレースケール :ビ ッ ト マ ッ プ 、 ビ ッ ト マ ッ プ R L E 、 T I F F 非 圧 縮 、 T I F F
PackBits、TIFF JPEG、PCX、Sun Raster非圧縮、Sun
Raster Encode、JPEG、PDF*1
8ビットカラー :ビ ッ ト マ ッ プ 、 ビ ッ ト マ ッ プ R L E 、 T I F F 非 圧 縮 、 T I F F
PackBits、PCX、Sun Raster非圧縮、Sun Raster Encode、
PDF*1
24ビットカラー: ビットマップ、TIFF非圧縮、TIFF PackBits、TIFF JPEG、
PCX、Sun Raster非圧縮、JPEG、PDF*1
*1:保存のみ。
1-2
Scanning Master Pro Color
第 1 章 はじめに
1.3
動作環境
スキャナのハードウェアおよびソフトウェアが起動するためのシステム(最低条件)
は、下記のものが必要です。
システム条件
◆ OS:Windows 95/98/Me・Windows NT 4.0・Windows 2000/XP
(スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合は、Windows 2000/XP
が必要です)
◆ CPU:Pentium 133MHz 以上
◆ メモリ:32MB以上
◆ モニタ:1024×768/256色が表示できること
◆ データを格納するディスク容量があること
◆ マウス
◆ SCSIボード:Adaptec社製
(スキャナがSCSIインタフェースの場合)
◆ ネットワークボード:10BASE-T/100BASE-TX対応のもの(スキャナがネット
ワークインタフェースの場合)
◆ USBインターフェース:本体に標準装備されているもの
(スキャナがUSBインター
フェースの場合)
◆ IEEE1394インターフェース:
(スキャナがIEEE1394インターフェースの場合)
確認
● USBインタフェースを標準装備したコンピュータすべての動作を保証するものではありません。
● コンピュータ側に標準装備されているUSBインタフェースでご使用になれない場合、もしく
はUSB 2.0インタフェースが標準装備されていないコンピュータをご使用の場合は、弊社に
て動作確認のとれた拡張カードを使用してください。
● すべてのIEEE1394インタフェースを標準装備したコンピュータ、および拡張カードでの動作
を保証するものではありません。弊社にて動作確認のとれた拡張カードを使用してください。
● 確認のとれた拡張カードの情報は、弊社ホームページをご覧いただくか、弊社コールセンター
にお問い合わせください。
Scanning Master Pro Color
1-3
第 1 章 はじめに
推奨環境
2値白黒データの場合
◆ CPU:PentiumⅡ 300MHz 以上
◆ メモリ:64MB以上
◆ SCSIボード:Adaptec社製PCIのもの(スキャナがSCSIインタフェースの場合)
◆ ネットワークボード:100BASE-TX対応のもの(スキャナがネットワークインタ
フェースの場合)
◆ USB 2.0インターフェース:本体に標準装備されているもの
(スキャナがUSBイン
ターフェースの場合)
グレースケールの場合
◆ CPU:Pentium Ⅲ 550MHz 以上
◆ メモリ:256MB以上
◆ モニタ:1024×768 High Color が表示できること
◆ SCSIボード:Adaptec社製PCIのもの(スキャナがSCSIインタフェースの場合)
◆ ネットワークボード:100BASE-TX対応のもの(スキャナがネットワークインタ
フェースの場合)
◆ USB 2.0インターフェース:本体に標準装備されているもの
(スキャナがUSBイン
ターフェースの場合)
8ビットカラー/24ビットカラーの場合
◆ CPU:Pentium Ⅲ 866MHz 以上
◆ メモリ:512MB以上
◆ モニタ:1024×768 True Color が表示できること
◆ SCSIボード:Adaptec社製PCIのもの(スキャナがSCSIインタフェースの場合)
◆ ネットワークボード:100BASE-TX対応のもの(スキャナがネットワークインタ
フェースの場合)
◆ USB 2.0インターフェース:本体に標準装備されているもの
(スキャナがUSBイン
ターフェースの場合)
確認
読取速度の仕様を満たすのには、ハードウェアが推奨レベル以上でご使用ください。また、モニ
タの色数が256色の場合は正しい色で表示できない場合があります。
A1サイズ、400dpiを超えるグレースケール及び、カラーデータを読み込み、編集する場合は、
推奨環境以上のメモリを必要とする場合があります。また、原稿によってはメモリを増設しても
読み込めない場合や、処理が遅くなる場合があります。その場合は、[ツール]−[オプション]の
[全般]で
「作業用ファイルを使用する」
をオンにしてください。また、
「フォルダを指定する」
をオ
ンにして、十分な空き容量があるフォルダを指定してください。
ネットワークインタフェースの場合、ソフトウエアの動作環境としてWindows 95のときは、
Winsock2にアップグレードされている必要があります。
1-4
Scanning Master Pro Color
第 1 章 はじめに
対応入力機器
◆ グラフテック社製スキャナの次の機種
IS2100
IS3100
CS1000シリーズ
CS1100EV
CS2000シリーズ
CS300シリーズ
CS400シリーズ
CS500シリーズ
CS600シリーズ
IS200シリーズ
◆スキャナやデジタルカメラ等のTWAIN対応イメージ機器。ただし、2値白黒・8
ビットグレースケール・8ビットカラー・24ビットカラーのイメージを出力できる
機器。
確認
詳細は、README.TXTファイルを参照してください。また、スキャナとコンピュータの接続に
関しては、スキャナ本体の取扱説明書を参考にしてください。
Scanning Master Pro Color
1-5
第 2 章 セットアップ
第2章
2.1
セットアップ
インストール方法
Windows 98用の表示画面で説明を行います。
① Windowsを起動します。
② Scanning Master Pro ColorのCD-ROMをドライブにセットします。
③ スタートボタンメニューからファイル名を指定して実行(R)... を選択します。
④ 名前に、CD-ROMドライブ名と¥OPS115¥DISK1¥SETUP.EXEをキー入力し
ます。
例)ドライブが E: の場合、
「E:¥OPS115¥DISK1¥SETUP.EXE」
⑤ 入力後OKボタンをクリックすると、Scanning Master Pro Colorのセットアッ
ププログラムが起動します。ここからは、セットアッププログラムの指示に従って
セットアップを行います。
※正常にセットアッププログラムが終了すると、スタートボタンメニューのプログラ
ムメニューにScanning Master Pro Colorが追加されます。
Scanning Master Pro Color
2-1
第 2 章 セットアップ
2.2
プロダクトコードの入力
Scanning Master Pro Colorを初めて起動したときに、プロダクトコードを入力す
る必要があります。一度入力すれば、次回から入力する必要はありません。
確認
●プロダクトコードが間違っていると、Scanning Master Pro Colorは起動しません。必ず、
正確なプロダクトコードを入力してください。
●複数のユーザーアカウントで使用されている場合、ログオンしているユーザがScanning Master Pro Colorを初めて起動するたびに、プロダクトコードを入力する必要があります。
●同じプロダクトコードのScanning Master Pro Colorを、複数のコンピュータで同時に使
用することができるのは、ライセンス数までです。
2-2
Scanning Master Pro Color
第 2 章 セットアップ
2.3
イベントの設定
IS200・CS600/500/400/300のSCANボタンを押したときに、Scanning
Master Pro Colorが起動するように設定するには、以下の操作を行います。
Windows XPの場合
CS400-10を接続した場合の表示画面で、説明を行います。
① スタートボタンメニューからコントロールパネルを起動します。
② プリンタとその他のハードウェアをクリックすると、下記の画面が表示されます。
③ スキャナとカメラをクリックすると、下記の画面が表示されます。
Scanning Master Pro Color
2-3
第 2 章 セットアップ
④ Graphtec CS400-10のアイコンをダブルクリックし、Graphtec CS400-10
のプロパティを表示します。
⑤ イベントタブを選択し、Scanning Master Pro Colorにだけ、チェックマーク
を入れます。デフォルトでは、Scanning Master 21+にチェックマークが付い
ています。
⑥ OKボタンをクリックし、終了します。
2-4
Scanning Master Pro Color
第 2 章 セットアップ
Windows 2000の場合
CS400-10を接続した場合の表示画面で、説明を行います。
① スタートボタンメニューからコントロールパネルを起動します。
② スキャナとカメラをクリックすると、下記の画面が表示されます。
③ Graphtec CS400-10を選択し、プロパティをクリックします。Graphtec
CS400-10のプロパティを表示します。
Scanning Master Pro Color
2-5
第 2 章 セットアップ
④ イベントタブを選択し、Scanning Master Pro Colorにだけ、チェックマーク
を入れます。デフォルトでは、Scanning Master 21+にチェックマークが付い
ています。
⑥ OKボタンをクリックし、終了します。
2-6
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
第3章
3.1
操作方法
スキャナの設定
① コンピュータとの接続およびスキャナの電源が切れていることを確認してから、ス
キャナ本体の電源をオンにします。
② コンピュータ本体の電源をオンにします。
③ Windowsが立ち上がります。
④ Scanning Master Pro Colorのアイコンを確認します。アイコンはスタートボタ
ンをクリックし、プログラムのScanning Master Pro Colorのフォルダの中にあ
ります。
⑤ Scanning Master Pro Colorアイコンをクリックします。
⑥ Scanning Master Pro Colorを初めて実行する場合は、システムに接続している
スキャナをスキャンメニューの機種設定コマンドより指定します。
確認
Scanning Master Pro Colorでは、Viewウィンドウは各スキャナ共通ですが、スキャン
ウィンドウに関しては、各スキャナによって設定項目が違います。必ずスキャナの機種を選択
するようにしてください。
スキャナ .............. 読み込みを行うスキャナの機種を設定します。
SCSI ID .............. システムに接続しているスキャナのSCSI ID番号(0∼6)
を設定
します。自動認識に設定すると、システムに接続しているスキャ
ナのSCSI ID番号を自動的に認識します。2台以上接続されてい
る場合は、若いID番号が優先的に接続されます。
接続方法 .............. スキャナの接続方法を選択します。
一覧ボタン .......... 接続方法にネットワークを選択すると表示されます。このボタン
をクリックすると、ネットワークに接続されているスキャナの一
覧が表示されます。使用するスキャナを選択して、OKボタンを
クリックしてください。
確認ボタン .......... スキャナの接続を確認します。スキャナが接続されていると、ス
キャナ名とバージョン番号が表示されます。
⑦ スキャンメニューのスキャンコマンドを選択するか、ツールバーのスキャンボタン
をクリックすると、スキャナで読み込みを行うウィンドウを表示します。
Scanning Master Pro Color
3-1
第 3 章 操作方法
3.2
TWAIN対応の入力装置の設定
TWAINに対応しているデバイス
(入力装置)
を使用する場合は、以下の設定を行ってく
ださい。
① コンピュータとの接続およびTWAINデバイスの電源が切れていることを確認してか
ら、TWAINデバイスの電源をオンにします。
② コンピュータ本体の電源をオンにします。
③ Windowsが立ち上がります。
④ Scanning Master Pro Colorのアイコンを確認します。アイコンはスタートボタ
ンをクリックし、プログラムのScanning Master Pro Colorのフォルダの中にあ
ります。
⑤ Scanning Master Pro Colorアイコンをクリックします。
⑥ Scanning Master Pro Colorを初めて実行する場合は、システムに接続している
T W A I N デバイスをスキャンメニューの機種設定より指定します。スキャナで
TWAINデバイスを選択すると、下記の画面が表示されます。
確認
TWAINデバイスを使用して読み込みを行う場合、TWAINデバイスは2値白黒、8ビット/ピ
クセルのグレースケール・8ビットカラーまたは24ビットカラーの出力に対応していること
が必要です。
スキャナ .............. TWAINデバイスを選択します。
連続で読み込む ... 原稿の読み込みをTWAINデバイスのユーザインタフェースを終
了せず連続で実行できます。
選択 ...................... システムに組み込まれているTWAINデバイス一覧を表示し、読
み込みに使用するデバイスを選択します。
⑦ スキャンメニューのスキャンを選ぶか、ツールバーのスキャンボタンをクリックす
ると、各TWAINデバイスのインタフェースを表示します。各TWAINデバイスの設
定方法は、TWAINデバイスの取扱説明書やヘルプ等を参照してください。
3-2
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
3.3
スキャンの手順
スキャンツールで原稿の種類を選択し、スキャン実行ボタンをクリックするだけで簡
単にスキャンを実行することができます。
原稿の種類には、あらかじめ読み込み条件がプリセットされています。原稿の種類は
必要に応じて、追加・変更・削除することができます。
原稿の種類を追加するには
① スキャンメニューのスキャンコマンドを選択するか、ツールバーのスキャンボタン
をクリックします。
② 読み込みウィンドウで条件を変更し、プリスキャン・プレビューなどを行い、最適
な読み込み条件を設定します。
③ 保存ボタンをクリックし、名前を付けて読み込み条件を保存します。
④ 閉じるボタンをクリックし、読み込みウィンドウを終了します。
⑤ スキャンツールの原稿の種類に、保存した読み込み条件が追加されます。
原稿の種類を削除するには
① スキャンメニューのスキャンコマンドを選択するか、ツールバーのスキャンボタン
をクリックします。
② 読み込みウィンドウで削除したい原稿の種類を選択し、削除ボタンをクリックしま
す。
③ 閉じるボタンをクリックし、読み込みウィンドウを終了します。
Scanning Master Pro Color
3-3
第 3 章 操作方法
3.4
読み込みの設定
確認
スキャナの機種によって、指定できる項目は違います。
本体についての取り扱いに関しては、本体の取扱説明書を参照してください。
スキャンボタン ........ 設定した条件でスキャンを実行します。
プリスキャンボタン .. プリスキャンを実行します。プリスキャンは、スキャナを実際に
動作させながら、原稿に最適な読み込み条件を設定するための
モードです。ロッカーモードを使用して、同じ部分を繰り返し読
み込みながら、読み込み条件を変更し、画面で画質を確認し最適
な読み込み条件を設定した後、実際のスキャンを行ってくださ
い。
プリスキャンは、次の手順で操作してください。
① プリスキャンボタンを押し、読み込みを開始します。読み込み条
件を設定したい部分まで読み込みます。
② プレビューウィンドウ上で読み込み条件を設定したい部分まで、
マウスカーソルを移動して左クリックすると、読み込み位置を前
に戻すことができます。
③ 読み込み位置が移動したなら、任意の位置でロッカーモードをオ
ンにして、同じ位置を繰り返し読み込みます。このとき、プレ
ビューウィンドウか詳細で確認しながら、読み込み条件を変更し
て最適な条件を設定します。
④ 最適な条件を設定したら、プリスキャンを終了させ、スキャンを
実行します。
3-4
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
プレビューボタン .... 設定した条件でスキャンを実行し、プレビューウィンドウに表示
します。プレビューウィンドウ上で表示したい位置をマウスで左
クリックすると、詳細ウィンドウにその部分が表示されます。詳
細ウィンドウ上のボタンをクリックすることで表示倍率を変更す
ることができます。ただし、スキャン中は1:1表示になります。
出力 ........................... 読み込みの処理を指定します。
● 2値白黒
白黒の2階調で読み込みます。線画や文字の読み込みに適してい
ます。
● 中間調白黒
白黒の2階調で後述のハーフトーン4種類の方法により中間調処
理を施して読み込みます。
● グレースケール
256階調のグレースケールを含んでいる8ビットイメージとして
読み込みます。写真などの読み込みに適しています。
● 8ビットカラー(標準、最適化、パレット)
8ビットカラーイメージとして読み込みます。
● 24ビットカラー
24ビットカラーイメージとして読み込みます。
原稿の種類 ............... 読み込みを行う原稿の種類を指定します。また、任意の設定の保
存・読み出しを行うことができます。
保存ボタン ............... 読み込み条件を新しい名前を付けて保存することができます。保
存した設定は、原稿の種類で読み出しを行うことができます。
削除ボタン ............... 選択している原稿の種類をリストから削除します。
標準設定ボタン ........ 原稿の種類の標準設定を読み込みます。
ヒント
読み込み条件として保存される内容は、出力・原稿タブ・ファイルタブ・オプションタブ・メー
ルタブの内容です。
Scanning Master Pro Color
3-5
第 3 章 操作方法
原稿タブ
用紙サイズ ............... 読み込みを行う原稿のサイズを選択します。また、用紙サイズが
ユーザ定義の時は、原稿の幅と長さをミリメートル単位で入力し
ます。
用紙サイズで自動検出が選択できる場合
● 自動検出
自動で検出した幅と長さで読み込みます。
● 自動検出−定形
自動で検出した幅と長さを定形の用紙サイズに収まるように読み
込みます。
● 自動検出−JIS系列
● 自動検出−ANSI系列
● 自動検出−ARCH系列
● 自動検出−DIN系列
自動で検出した幅と長さをそれぞれの系列の用紙サイズに収まる
ように読み込みます。
用紙の向き ............... 読み込みを行う原稿の向きを選択します。
解像度 ....................... 読み込みを行う解像度を指定します。
品質 ........................... 読み込みを行う品質を指定します。
高速スキャン ........... スキャナの送りスピードを速くして、最大2倍の速度で読み込み
ます。通常でスキャンする場合に比べて、多少イメージがあらく
なる場合があります。
読み込み開始位置 .... 読み込み開始位置をずらし、先端の余白などを読み飛ばすことが
できます。
スキャン後の用紙サイズ
....................... 原稿の読み込み終了後、縦横比は変更せずに拡大縮小し、指定し
た用紙サイズにします。
用紙終端の処理 ........ スキャナが用紙の終端を検出したときの処理を指定します。
● 確認する
指定した用紙サイズまで、イメージ画像を作成するかどうかを確
認するウィンドウを表示します。
● 用紙の終端
用紙の終端を検出した位置までのイメージ画像を作成します。
● 用紙サイズ
指定した用紙サイズまでのイメージ画像を作成します。
回転 ........................... 原稿の読み込み終了後、イメージ画像の回転を行います。
左右反転 ................... 原稿の読み込み終了後、イメージ画像を左右反転します。
ネガティブ ............... 原稿の読み込み終了後、イメージ画像の色を反転します。
原稿の厚さ ............... スキャン中に原稿の厚さが表示されます。
3-6
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
黒強調 ....................... 黒い部分が白っぽく読み込まれる場合にオンにすると、より黒を
鮮明にする効果が期待できます。通常はオフでご使用ください。
スキャナがCS2000-XAQのときに指定できます。
確認
出力が8ビットカラー・24ビットカラーの場合に指定できます。但し、8ビットカラー
(標準)
で
減色方法が近似色のときは指定できません。
Scanning Master Pro Color
3-7
第 3 章 操作方法
調整タブ
ロッカーモード ........ 読み込み条件を調整するために、原稿の一部を繰り返し読み込み
ます。画面で画質を確認しながら読み込み条件を変更し、最適な
読み込み条件を設定します。その後、実際のスキャンを行ってく
ださい。
ヒント
ロッカーモードは、プリスキャン時のみに使用できます。
読み込み位置が移動したなら、任意の位置でロッカーモードをオンにして、同じ位置を繰り返し
読み込みます。
プレビューウィンドウ上で、読み込み条件を設定したい部分までマウスカーソルを移動して右ク
リックすると、読み込み位置を前に戻しロッカーモードを開始することができます。ロッカー
モード中、プレビューウィンドウ上でマウスを右クリックすると、ロッカーモードをオフにする
ことができます。
出力が2値白黒の場合
しきい値 ................... 原稿の濃淡にあわせた読み込み値を設定します。
スキャナがIS2100の場合に指定できます。
ヒント
スキャナでは原稿に光を当て、反射してくる光の強弱により画像を読み込みます。
しきい値は、
“白か黒かをスキャナが判別する基準となる値”です。
しきい値を低く設定すると白っぽい画像、高く設定すると黒っぽい画像として原稿を読み込みま
す(白黒反転での読み込み時は逆になります)。
特に青焼き図面などを読み込む場合、しきい値を低めに設定すると青焼きの地汚れなどをデータ
に取り込まないようにすることができますが、あまりしきい値が低すぎると細線を取りこぼす原
因になります。原稿に対する適切なしきい値を設定することが重要です。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
明るさ補正 ............... フォアグランドとバックグランドの濃淡の変化を自動的に調整す
るときの補正度合いを指定します。数値が 0 の場合は、
「明るさ」
だけが有効です。数値が大きいほど濃淡のある原稿に対して効果
がありますが、大きくしすぎるとノイズやゴミが発生しやすくな
ります。
スキャナがIS2100以外の場合に指定できます。
境界調整 ................... 数値を大きくすると、細線・文字などがはっきりしてきますが、
大きくしすぎると白黒のデータの境目にノイズやゴミが発生しや
すくなります。
スキャナがIS2100以外の場合に指定できます。
ヒント
デフォルトの設定で良好なイメージが得られない場合は、次の順序で各コントロールを1つずつ
調整します。
「明るさ」→「明るさ補正」
→「境界調整」
3-8
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
白レベル ................... 指定値より白に近いピクセルを白として読み込みます。小さい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の背景を白と
して読みたい場合になど使用します。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
黒レベル ................... 指定値より黒に近いピクセルを黒として読み込みます。大きい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の淡い色を黒
して読みたい場合になど使用します。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時に指定した大きさのゴミ取りを行います。
ゴミのサイズ ........... 自動ゴミ取りで、除去するゴミの大きさを設定します。1∼30
ピクセルまで、1ピクセル単位で設定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージの
補正を行います。最大で±7.1°の傾きまで、自動補正します。
白黒反転 ................... イメージ画像の白黒を反転して読み込みます。
スキャナがIS2100の場合に指定できます。
境界強調 ................... 背景とデータの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背景
のゴミが多くなる場合はオフにします。
スキャナがIS2100の場合に指定できます。
出力が中間調白黒の場合
ハーフトーン ........... 中間調処理の方法を選択します。
● ディザ4×4
4×4のドットマトリックスのパターンで中間調を処理します。
● ディザ4×8
4×8のドットマトリックスのパターンで中間調を処理します。
● ディザ8×8
8×8のドットマトリックスのパターンで中間調を処理します。
● 誤差拡散
写真などをより自然な感じで読み込みます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
白レベル ................... 指定値より白に近いピクセルを白として読み込みます。小さい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の背景を白と
して読みたい場合になど使用します。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
黒レベル ................... 指定値より黒に近いピクセルを黒として読み込みます。大きい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の淡い色を黒
して読みたい場合になど使用します。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
Scanning Master Pro Color
3-9
第 3 章 操作方法
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時に指定した大きさのゴミ取りを行います。
ゴミのサイズ ........... 自動ゴミ取りで、除去するゴミの大きさを設定します。1∼30
ピクセルまで、1ピクセル単位で設定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージの
補正を行います。最大で±7.1°の傾きまで、自動補正します。
出力がグレースケールの場合
ガンマ ....................... イメージのガンマを調整します。大きい値を指定すると、中間調
部分が明るいイメージとして読み込まれます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
コントラスト ........... イメージの濃淡を調整します。大きい値を指定すると、濃淡の強
いイメージとして読み込まれます。
白レベル ................... 指定値より白に近いピクセルを白として読み込みます。小さい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の背景を白と
して読み込みたい場合などに使用します。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が白レベルに
設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番暗い色が白レベル
に設定されます。
黒レベル ................... 指定値より黒に近いピクセルを黒として読み込みます。大きい値
を設定するほど効果が大きくなります。イメージ上の淡い色を黒
として読み込みたい場合などに使用します。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が黒レベルに
設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番明るい色が黒レベ
ルに設定されます。
境界強調 ................... 背景とデータとの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背
景のゴミが多くなる場合はオフにします。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時にゴミ取りを行います。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ
の補正を行います。最大±7.1°の傾きまで自動で補正します。
スキャナがIS200・CS600/500/400/300の場合に指定で
きます。
3-10
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
出力が8ビットカラー
(標準)の場合
減色方法 ................... イメージを8ビットカラーに減色する方法を指定します。
● 近似色
スキャナから8ビットカラーイメージとして読み込みます。
● 誤差拡散
スキャナから24ビットカラーイメージで読み込み、より自然に
見えるように誤差拡散法を使用して減色します。
RGB、赤、緑、青 .. ガンマ・明るさ・コントラスト・白ポイント・黒ポイントを、
赤・緑・青の成分別に変更することができます。RGBを選択し
ている場合は、赤・緑・青の成分を同時に変更します。
ガンマ ....................... イメージのガンマを調整します。大きい値を指定すると、中間調
部分が明るいイメージとして読み込まれます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
コントラスト ........... イメージの濃淡を調整します。大きい値を指定すると、濃淡の強
いイメージとして読み込まれます。
白ポイント ............... 指定値より白に近い部分のイメージを白として読み込みます。イ
メージ上の背景を白にする効果が期待できます。小さい値を設定
するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が白ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番暗い色が白ポイ
ントに設定されます。
黒ポイント ............... 指定値より黒に近い部分のイメージを黒として読み込みます。イ
メージ上のデータを黒にする効果が期待できます。大きい値を設
定するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が黒ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番明るい色が黒ポ
イントに設定されます。
モアレ除去の半径 .... モアレを除去するために、イメージを処理するための大きさを指
定します。
「0」
を指定すると、モアレ除去の処理を行いません。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
Scanning Master Pro Color
3-11
第 3 章 操作方法
モアレ除去の強さ .... モアレを除去するために、イメージを処理するための強さを指定し
ます。大きい値を指定すると、処理する度合いが大きくなります。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
折り目軽減のしきい値
....................... 折り目を軽減するために、イメージを処理するためのしきい値を
指定します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
折り目軽減の強さ .... 折り目を軽減するために、イメージを処理するための強さを指定
します。大きい値を指定すると、処理の度合いが大きくなりま
す。「0」を指定すると、折り目軽減の処理を行いません。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
スキャン後に色を変更する
....................... この設定をオンにすると、原稿を読み込み、減色が終了した後に
色の変更ウィンドウを表示して色を変更することができます。
ヒント
色の変更ウィンドウでの操作は、4-79ページの色の変更を参照してください。
色の変更をファイルで指定する
....................... スキャン後に色を変更する場合に、色の変更の設定を保存した
ファイルを指定します。この設定をオンにすると、色の変更ウィ
ンドウを表示せず自動的に色の変更が実行されます。
境界強調 ................... 背景とデータとの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背
景のゴミが多くなる場合はオフにします。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
エクスプレス ........... スキャナで色処理を行い、データを高速転送します。読み込むイ
メージが大きい場合、読み込み速度が速くなります。
この設定をオフにするとスキャナでの色処理は行いません。
スキャナがCS1000の場合は指定できません。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
3-12
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
モアレ軽減 ............... モアレを発生しにくくするために、スキャナから光学解像度で読
み込みます。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合に
指定できます。
確認
減色方法が、近似色のときは指定できません。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時にゴミ取りを行います。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ
の補正を行います。最大±7.1°の傾きまで自動で補正します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
出力が8ビットカラー
(最適化)
の場合
減色方法 ................... イメージを8ビットカラーに減色する方法を指定します。
● 近似色
スキャナから24ビットカラーイメージで読み込み、多くの原稿
で最適な色になるように減色します。
● 地図/図面用
スキャナから24ビットカラーイメージで読み込み、地図や図面
など、使用されている色数が少ない場合に適した処理方法で減色
します。特に、色数を8色以下に指定したときは、必要な色が残
るように特別な処理を行います。
色数 ........................... 減色に使用する色の数を指定します。
スキャン後にパレットを保存
....................... 原稿を読み込み、減色が終了した後に作成されたパレットを保存
します。保存したパレットは、8ビットカラー
(パレット)
で読み
込む場合に利用することができます。ただし、8ビットカラー
(最適化)で得られる結果と同じにはなりません。
RGB、赤、緑、青 .. ガンマ・明るさ・コントラスト・白ポイント・黒ポイントを、
赤・緑・青の成分別に変更することができます。RGBを選択し
ている場合は、赤・緑・青の成分を同時に変更します。
ガンマ ....................... イメージのガンマを調整します。大きい値を指定すると、中間調
部分が明るいイメージとして読み込まれます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
コントラスト ........... イメージの濃淡を調整します。大きい値を指定すると、濃淡の強
いイメージとして読み込まれます。
白ポイント ............... 指定値より白に近い部分のイメージを白として読み込みます。イ
メージ上の背景を白にする効果が期待できます。小さい値を設定
するほど効果が大きくなります。
Scanning Master Pro Color
3-13
第 3 章 操作方法
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が白ポイント
に設定されます。このとき、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番暗い色が白ポ
イントに設定されます。
黒ポイント ............... 指定値より黒に近い部分のイメージを黒として読み込みます。イ
メージ上のデータを黒にする効果が期待できます。大きい値を設
定するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が黒ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番明るい色が黒ポ
イントに設定されます。
モアレ除去の半径 .... モアレを除去するために、イメージを処理するための大きさを指
定します。
「0」
を指定すると、モアレ除去の処理を行いません。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
モアレ除去の強さ .... モアレを除去するために、イメージを処理するための強さを指定し
ます。大きい値を指定すると、処理する度合いが大きくなります。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
折り目軽減のしきい値
....................... 折り目を軽減するために、イメージを処理するためのしきい値を
指定します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
折り目軽減の強さ .... 折り目を軽減するために、イメージを処理するための強さを指定
します。大きい値を指定すると、処理の度合いが大きくなりま
す。「0」
を指定すると、折り目軽減の処理を行いません。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
スキャン後に色を変更する
....................... この設定をオンにすると、原稿を読み込み、減色が終了した後に
色の変更ウィンドウを表示して色を変更することができます。
ヒント
色の変更ウィンドウでの操作は、4-79ページの色の変更を参照してください。
色の変更をファイルで指定する
....................... スキャン後に色を変更する場合に、色の変更の設定を保存した
ファイルを指定します。この設定をオンにすると、色の変更ウィ
ンドウを表示せず自動的に色の変更が実行されます。
境界強調 ................... 背景とデータとの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背
景のゴミが多くなる場合はオフにします。
3-14
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
エクスプレス ........... スキャナで色処理を行い、データを高速転送します。読み込むイ
メージが大きい場合、読み込み速度が速くなります。この設定を
オフにするとスキャナでの色処理は行いません。
スキャナがCS1000の場合は指定できません。
モアレ軽減 ............... モアレを発生しにくくするために、スキャナから光学解像度で読
み込みます。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時にゴミ取りを行います。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ
の補正を行います。最大±7.1°の傾きまで自動で補正します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
出力が8ビットカラー
(パレット)の場合
パレット ................... 減色に使用するパレットファイルを選択します。
編集ボタン ............... 選択しているパレットファイルを編集します。
RGB、赤、緑、青 .. ガンマ・明るさ・コントラスト・白ポイント・黒ポイントを、
赤・緑・青の成分別に変更することができます。RGBを選択し
ている場合は、赤・緑・青の成分を同時に変更します。
ガンマ ....................... イメージのガンマを調整します。大きい値を指定すると、中間調
部分が明るいイメージとして読み込まれます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
コントラスト ........... イメージの濃淡を調整します。大きい値を指定すると、濃淡の強
いイメージとして読み込まれます。
白ポイント ............... 指定値より白に近い部分のイメージを白として読み込みます。イ
メージ上の背景を白にする効果が期待できます。小さい値を設定
するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が白ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番暗い色が白ポイ
ントに設定されます。
黒ポイント ............... 指定値より黒に近い部分のイメージを黒として読み込みます。イ
メージ上のデータを黒にする効果が期待できます。大きい値を設
定するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が黒ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番明るい色が黒ポ
イントに設定されます。
Scanning Master Pro Color
3-15
第 3 章 操作方法
モアレ除去の半径 .... モアレを除去するために、イメージを処理するための大きさを指
定します。
「0」
を指定すると、モアレ除去の処理を行いません。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
モアレ除去の強さ .... モアレを除去するために、イメージを処理するための強さを指定し
ます。大きい値を指定すると、処理する度合いが大きくなります。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
折り目軽減のしきい値
....................... 折り目を軽減するために、イメージを処理するためのしきい値を
指定します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
折り目軽減の強さ .... 折り目を軽減するために、イメージを処理するための強さを指定
します。大きい値を指定すると、処理の度合いが大きくなりま
す。「0」
を指定すると、折り目軽減の処理を行いません。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
スキャン後に色を変更する
....................... この設定をオンにすると、原稿を読み込み、減色が終了した後に
色の変更ウィンドウを表示して色を変更することができます。
確認
色の変更ウィンドウでの操作は、4-79ページの色の変更を参照してください。
色の変更をファイルで指定する
....................... スキャン後に色を変更する場合に、色の変更の設定を保存した
ファイルを指定します。この設定をオンにすると、色の変更ウィ
ンドウを表示せず自動的に色の変更が実行されます。
境界強調 ................... 背景とデータとの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背
景のゴミが多くなる場合はオフにします。
エクスプレス ........... スキャナで色処理を行い、データを高速転送します。読み込むイ
メージが大きい場合、読み込み速度が速くなります。この設定を
オフにするとスキャナでの色処理は行いません。
スキャナがCS1000の場合は指定できません。
モアレ軽減 ............... モアレを発生しにくくするために、スキャナから光学解像度で読
み込みます。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時にゴミ取りを行います。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ
の補正を行います。最大±7.1°の傾きまで自動で補正します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
3-16
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
出力が24ビットカラーの場合
RGB、赤、緑、青 .. ガンマ・明るさ・コントラスト・白ポイント・黒ポイントを、
赤・緑・青の成分別に変更することができます。RGBを選択し
ている場合は、赤・緑・青の成分を同時に変更します。
ガンマ ....................... イメージのガンマを調整します。大きい値を指定すると、中間調
部分が明るいイメージとして読み込まれます。
明るさ ....................... イメージの明るさを指定します。大きい値を指定すると、明るい
イメージとして読み込まれます。
コントラスト ........... イメージの濃淡を調整します。大きい値を指定すると、濃淡の強
いイメージとして読み込まれます。
白ポイント ............... 指定値より白に近い部分のイメージを白として読み込みます。イ
メージ上の背景を白にする効果が期待できます。小さい値を設定
するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が白ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番暗い色が白ポイ
ントに設定されます。
黒ポイント ............... 指定値より黒に近い部分のイメージを黒として読み込みます。イ
メージ上のデータを黒にする効果が期待できます。大きい値を設
定するほど効果が大きくなります。
ヒント
プレビューボタンを使用してイメージをプレビューしている場合、
ボタンをクリックして、
詳細ウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリックすると、カーソルのある位置の色が黒ポイント
に設定されます。この時、マウスをドラッグして離すと、囲んだ領域の中で一番明るい色が黒ポ
イントに設定されます。
モアレ除去の半径 .... モアレを除去するために、イメージを処理するための大きさを指
定します。
「0」を指定すると、モアレ除去の処理を行いません。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
モアレ除去の強さ .... モアレを除去するために、イメージを処理するための強さを指定し
ます。大きい値を指定すると、処理する度合いが大きくなります。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
折り目軽減のしきい値
....................... 折り目を軽減するために、イメージを処理するためのしきい値を
指定します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
折り目軽減の強さ .... 折り目を軽減するために、イメージを処理するための強さを指定
します。大きい値を指定すると、処理の度合いが大きくなりま
す。「0」を指定すると、折り目軽減の処理を行いません。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
Scanning Master Pro Color
3-17
第 3 章 操作方法
スキャン後に色を変更する
....................... この設定をオンにすると、原稿を読み込み、減色が終了した後に
色の変更ウィンドウを表示して色を変更することができます。
確認
色の変更ウィンドウでの操作は、4-79ページの色の変更を参照してください。
色の変更をファイルで指定する
....................... スキャン後に色を変更する場合に、色の変更の設定を保存した
ファイルを指定します。この設定をオンにすると、色の変更ウィ
ンドウを表示せず自動的に色の変更が実行されます。
境界強調 ................... 背景とデータとの境界を鮮明にします。高解像度で読み込み、背
景のゴミが多くなる場合はオフにします。
エクスプレス ........... スキャナで色処理を行い、データを高速転送します。読み込むイ
メージが大きい場合、読み込み速度が速くなります。この設定を
オフにすると、スキャナでの色処理は行いません。
スキャナがCS1000の場合は指定できません。
モアレ軽減 ............... モアレを発生しにくくするために、スキャナから光学解像度で読
み込みます。
スキャナがCS2000/2000eN/600/500/400/300の場合
に指定できます。
自動ゴミ取り ........... 原稿の読み取りと同時にゴミ取りを行います。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
自動傾き補正 ........... スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ
の補正を行います。最大±7.1°の傾きまで自動で補正します。
スキャナがCS600/500/400/300の場合に指定できます。
3-18
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
ファイルタブ
ファイル名 ............... 読み込みを行うイメージ画像のファイル名を指定します。
ファイルの種類 ........ 保存したいファイル形式を選択します。ファイル形式に関して
は、「5.4 ファイル形式について」
を参照してください。
ファイル名を自動生成
....................... 読み込みを行う時にファイル名を自動生成します。
直接ファイルに出力
....................... イメージ画像を表示せずに、直接ファイルに保存します。
24ビットカラーで保存
....................... 原稿の読み込み終了後、自動的に24ビットカラーにします。
ヒント
ファイル名が自動的に生成されるのは、以前にこの項目を使用して保存されたファイル名の一番
右に半角数字がある場合です。自動的に生成されるファイル名は以前のファイル名の一番右の半
角数字に1を加えたものになります。
桁上がりが起こる場合は、可能ならば桁上がりします。桁上がり不可能な場合は、桁あふれの起
きた桁は0になります。
Scanning Master Pro Color
3-19
第 3 章 操作方法
オプションタブ
スキャナのスピード
....................... 柔らかい
(腰のない)
原稿を読み込む場合や、原稿に対する負荷を
低減させたい場合は、スキャンスピードを低速にしてください
(通常は標準でご使用ください)。
高速にスキャンする
....................... スキャンスピードを最大2 倍速くします。指定した解像度が
400dpi以上の場合、このオプションをオンにすると指定した解
像度の半分の解像度で読み取りを行い、後でソフト的にデータを
生成します。
確認
「高速にスキャンする」
をオンにした場合、用紙サイズと解像度によって、通常でスキャンする場
合と比べてイメージサイズが小さくなる場合があります。
バッチスキャン ........ 原稿の読み込みを連続で実行し、読み込み時間を節約することがで
きます。バッチスキャンで読み込む原稿は、読み込み条件を個別に
調整しないで済むように、画質を統一しておく必要があります。
ヒント
「バッチスキャン」
をオンにした場合は、ファイルタブの
「ファイル名を自動生成」
をオンにしてく
ださい。また、「連続でスキャンする」は指定できません。
連続でスキャンする
....................... 原稿の読み込みを読み込みウィンドウを終了せず連続で実行でき
ます。
ヒント
「連続でスキャンする」
をオンにした場合は、ファイルタブの
「ファイル名を自動生成」
をオンにし
てください。また、
「バッチスキャン」は指定できません。
マニュアルローディング
....................... 薄い原稿・大きな原稿を読み取る時に設定します。オンにする
と、自動的に給紙されません。オフにすると自動的に原稿が給紙
されます。
遅延時間 ................... 自動的に原稿の給紙を開始する場合に、原稿がスキャナのセン
サースイッチに触れて実際に原稿が給紙されるまでの時間を0.1
秒単位で指定します。例えば遅延時間を
「15」
に設定すると、原
稿がセンサースイッチに触れてから1.5秒後に給紙が開始されま
す。
自動排出 ................... 原稿の読み込み終了後の原稿について指定します。
● なし
読み取り終了後、自動排出を行いません。原稿は読み込み終了位
置で止まります。
3-20
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
● 前方排出
読み取り終了後、原稿をスキャナ前部に送り、原稿を落としま
す。
● 後方排出
読み取り終了後、原稿をスキャナ後部に送り、原稿を落としま
す。
● 前方
読み取り終了後、原稿をスキャナの前部に戻します。
● 後方
読み取り終了後、原稿をスキャナの後部に送ります。
スキャン前にキャリブレーションを行う
........................... この設定をオンにすると、読み込みを行う前に約20秒間キャリ
ブレーションを行います。フルカラーのポスターや全体が暗い色
で印刷されたものをコピーする場合に色の再現性が向上します。
スキャナがCS2000-XAQの場合に指定できます。
Scanning Master Pro Color
3-21
第 3 章 操作方法
メールタブ
メールタブは、スキャナがIS200・CS1000eN/2000/2000eN/600/500/
400/300の場合のみ表示されます。
スキャン後にメール送信する
....................... 読み込み終了後に、イメージファイルを送り先で指定したアドレ
スにメールで送信します。このオプションは、ファイルタブの直
接ファイルに保存がオンの場合に指定できます。
送り先 ....................... 送り先のメールアドレスを入力します。複数のメールアドレスは
指定できません。
分割サイズ ............... メール送信する際の、一回のメールで送信するサイズを指定しま
す。一回のメールで送信できない場合は、複数回に分割してメー
ルを送信します。その場合、通常のメールソフトでは受信できな
くなります。専用のメールソフトを弊社ホームページ
(www.graphtec. co.jp)
よりダウンロードしてご使用ください。
ヒント
一回のメールで送信できるサイズを大きくするとネットワークやメールサーバに負担がかかりま
す。最悪の場合、ネットワークやメールサーバがダウンします。ネットワークの環境にもよりま
すが、なるべく1Mバイト以内でご使用ください。
メールの送信状況
G-Flash Senderウィンドウ中央のリストにファイル名、送信情報などが表示されま
す。左端の丸がデータの送信状態を表します。
・黄:送信処理中です。
・青:送信を完了しました。
・赤:エラー停止中です。
リストのファイル名をマウスの右ボタンでクリックし、中止を選択すると、送信を中
止します。
リストのファイル名をマウスの右ボタンでクリックし、情報を選択すると、詳細情報
を表示します。
エラー停止状態のリストのファイル名をマウスの右ボタンでクリックし、再開を選択
すると、再度送信を開始します。
エラー一覧
◆ 作業ファイルが開けません。
◆ 作業ファイルに書き込めません。
作業フォルダのディスク容量が足りません。送信を中止し、ハードディスクの空き
容量を増やし、送信をやり直してください。
◆ ログインできません。ログインIDまはたパスワードを確認してください。
送信を中止し、設定のメールタブでメール設定を確認してください。
◆ タイムアウトしました。
送信先から応答がありません。送信先でG-Flash Receiverが起動していることを
3-22
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
確認後、リストのファイル名をマウスの右ボタンでクリックし、再開を行なってく
ださい。
◆ サーバから応答がありません。
ネットワークの回線に問題がある可能性があります。接続を確認してください。
◆ 送信するファイルが開けません。
送信するファイルが存在しません。送信を中止し、送信するファイルを指定し直し
てから送信してください。
◆ 送信するファイルが読めません。
送信するファイルが読み込み禁止になっています。送信するファイルを確認後、リ
ストのファイル名をマウスの右ボタンでクリックし、再開を選択してください。
◆ メモリが足りません。
送信を中止し、メモリ容量を増やしてください。
◆ 送信先からキャンセルされました。
送信先からキャンセルされました。再送信する場合は、リストのファイル名をマウ
スの右ボタンでクリックし、再開を行なってください。
Scanning Master Pro Color
3-23
第 3 章 操作方法
3.5
スキャンして印刷する
スキャナメニューのスキャンして印刷コマンドを選択するか、ツールバーのスキャン
して印刷ボタンをクリックすると、スキャン終了後に設定したプリンタに印刷するこ
とができます。
ヒント
印刷したイメージ画像を残したい場合は、ファイルタブの
「直接ファイルに出力」
をチェックして、
スキャンを行います。
プリンタの設定は、プリンタタブで行います。その他の設定は、「3.4 読み込みの設
定」を参照してください。
プリンタタブ
プリンタ ................... スキャン後に印刷するプリンタを選択します。
プロパティボタン .... 選択したプリンタのプロパティを表示します。プリンタの設定に
ついては、プリンタの取扱説明書を参照してください。
用紙サイズ ............... プリンタに出力を行う用紙サイズを指定します。
拡大/縮小率 ........... 拡大/縮小率を25∼400%の間で指定します。
用紙サイズに合わせる
....................... 出力する用紙サイズに合わせて、拡大/縮小率を自動的に設定し
ます。
コピー枚数 ............... 出力する枚数を1∼999の間で指定します。
用紙の中央 ............... スキャンしたデータの中心が、プリンタの作図範囲の中央になる
ように出力します。
左余白 ....................... 出力するデータを作図範囲から指定された数値分、右にずらして
出力します。
上余白 ....................... 出力するデータを作図範囲から指定された数値分、下にずらして
出力します。
3-24
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
3.6
スキャナの調整
調整機能は、読み取り後の図面の精度を元の図面の精度に近づける場合に設定を行い
ます
(読み取る用紙の紙質による精度の微調整)
。通常は、この調整を行う必要はあり
ません。スキャナの調整
(距離補正・つなぎ微調整・台形補正)は、ツールメニューの
スキャナの調整コマンドで行います。スキャナの機種によって、指定できる項目は違
います。
距離補正
読み取る原稿の種類に合わせて、距離の補正を行います。設定範囲は約±1%未満で、
スキャナの電源を切断するまで有効です。距離補正は、事前に下記の手順で原稿に描
かれた任意の垂直線を測定する必要があります。
① 1本以上垂直線が描かれている原稿を選び、600dpi・ポートレート
(縦)で読み取
りを行います。
② 原稿の垂直線の長さを測定し、その値を x(原稿上の距離)とします。
③ イメージデータの同じ垂直線の長さを表示メニューの相対測定の指定点間の距離コ
マンドで測定し、その値を y(読み取り後の距離)とします。
④ スキャナの調整ウィンドウの調整の距離補正ボタンをクリックし、距離補正ウィン
ドウを開きます。
⑤ 原稿上の距離 x と読み取り後の距離 y の値をそれぞれ入力します。入力する値は
距離補正の範囲内で行います。
⑥ OKボタンをクリックすると補正値が計算され、次回の読み込みから距離の補正が
行われます。
Scanning Master Pro Color
3-25
第 3 章 操作方法
つなぎ微調整
スキャナは複数のセンサを使用しています。まれに、このセンサ間のつなぎ目で、
データに1∼2画素の重複があったり、1∼2画素の欠落があったりする場合がありま
す。
原稿
重複
原稿
欠落
このような場合は、次の手順によりセンサ間のつなぎを微調整してください。
① スキャナの調整ウィンドウの調整のつなぎ微調整ボタンを選択すると、つなぎ微調
整ウィンドウを表示します。
② つなぎ目を、それぞれ微調整します。センサのつなぎ目でデータに重複がある場合
はプラスに、データに欠落がある場合はマイナスに設定します。通常は、
「0」
を指
定してください。(「0」を指定すると、工場出荷時の状態になります)
③ 設定できたらOKボタンを押します。
3-26
Scanning Master Pro Color
第 3 章 操作方法
台形補正
スキャナの紙送り機構による紙送り方向の微小な変形
(ズレ)
を補正します。図面の左
右で、同じ長さの線が異なる長さで読み込まれる場合、長い方の線に合わせて長さを
調整することができます。
確認
この機能は下記設定を行う際に使用した用紙と、同じ紙質で同じサイズの原稿を、同じ条件で読
み込んだときのみ効果があります。通常時はオフでご使用ください。オフで使用してもスキャナ
で保証された精度で読み取ることができます。また、誤った設定でご使用になると精度を損ねる
場合があります。
台形補正をオフにするには、ツールメニューのスキャナの調整コマンドを選択します。調整の台
形補正ボタンをクリックし、台形補正ウィンドウの、原稿の幅・左側の長さ・右側の長さのいず
れかに
「0」を設定します。
台形補正は事前に下記の手順で原稿に描かれた長方形を測定する必要があります。
① 読み取りたい図面と同じ紙質で同じサイズの、できるだけ大きい長方形
(図面枠な
ど)
の描かれた原稿を用意し、台形補正をオフにして、同じ条件で読み取りを行いま
す。
② 表示メニューから相対測定の指定点間の距離コマンドを選択し、長方形の左辺・右
辺・上辺の長さを測定します。
③ スキャナの調整ウィンドウの調整の台形補正ボタンをクリックすると、台形補正
ウィンドウが開きます。
④ 原稿の幅に長方形の上辺、左側の長さに長方形の左辺、右側の長さに長方形の右辺
をそれぞれ入力します。
⑤ OKボタンをクリックすると、スキャナの紙送り機構の変形(ズレ)を補正するよう
に設定されます。
Scanning Master Pro Color
3-27
第 4 章 イメージデータの操作
第4章
イメージデータの操作
本章では、Scanning Master Pro Colorを使って、イメージデータの表示や操作、
基本的な編集機能を実行する方法を説明します。
本章は、下記の内容で構成しています。
● ウィンドウの概要
ウィンドウの各機能について説明します。
● ファイルの基本操作
イメージの保存・印刷・ファイル変換など、基本ファイル操作について説明しま
す。
● イメージデータの印刷
読み取ったイメージデータの印刷について説明します。
● イメージの表示
スクロール・ズームなど、イメージの表示方法を変える手順について説明します。
● 編集機能の使い方
イメージを部分的に消去する方法と、操作の取消しの手順について説明します。
● 他のイメージ操作機能
イメージのゴミの除去・傾き補正・枠外削除など、またファイル形式に対するデ
フォルトの拡張子を設定する方法などについて説明します。
● イメージの測定
測定内容について説明します。
Scanning Master Pro Color
4-1
第 4 章 イメージデータの操作
4.1
ウィンドウの概要
スキャナの起動
① コンピュータとの接続およびスキャナの電源が切れていることを確認してから、ス
キャナ本体の電源をオンにします。
② コンピュータ本体の電源をオンにします。
③ Windowsが立ち上がります。
④ Scanning Master Pro Colorのアイコンを確認します。アイコンはスタートボタ
ンをクリックし、プログラムのScanning Master Pro Colorのフォルダの中にあ
ります。
⑤ Scanning Master Pro Colorアイコンをクリックします。
ツールバー
ステータスバー
Viewウィンドウ
カラーツール
編集ツール
ウィンドウの拡大表示について
作業領域を拡大するには、ウィンドウの右上中央にある最大表示ボタン
(上部が太い四
角形)をクリックすると、作業領域が拡大します。
4-2
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
標準ツールバーについて
標準ツールバーは、アプリケーションウィンドウ上部で、メニュー バーのすぐ下に表
示されます。Scanning Master Pro Color内で使用する多くのツールをマウスでク
リックして操作します。標準ツールバーの表示と非表示を切り替えるには、表示メ
ニューのツールバーを選択します。上記標準ツールバーは、初期設定での表示であ
り、ツールメニューのカスタマイズで、カスタマイズすることができます。
(「4.7 他
のイメージ編集機能」参照 )
ボタンファンクションの機能内容は、以下の通りです。
開く
既存のイメージ画像を開きます。開くウィンドウが表示されますので、開きたいファ
イルを選択します。
保存
作業中のイメージ画像を上書きして保存します。まだイメージ画像に名前を付けてい
ないとき、名前を付けて保存ウィンドウを表示します。
印刷
作業中のイメージ画像を印刷します。
切り取り
選択した範囲を切り取って、メモリに保存します。
コピー
選択した範囲をコピーして、メモリに保存します。
現在のウィンドウに貼り付け
メモリのデータをカーソルの位置に貼り付けます。
消去
背景色で消します。
領域消去
指定された領域を背景色で塗りつぶします。
修正
前景色で描き加えます。
直線
前景色で直線を描きます。
塗り潰し
塗り潰し図形を描きます。
Scanning Master Pro Color
4-3
第 4 章 イメージデータの操作
文字
文字列を描きます。
全体を表示
現在のウィンドウ範囲で、イメージ画像の全体を表示します。
1:1表示
イメージ画像を1ドット1ピクセルで表示します。
拡大
イメージ画像を拡大して表示します。
縮小
イメージ画像を縮小して表示します。
移動
イメージ画像を移動します。
スキャン
読み込みウィンドウを表示します。
スキャンして印刷
読み込みウィンドウを表示し、スキャン終了後に選択したプリンタに印刷します。
ネガティブ
イメージ画像の色を反転します。
左右反転
イメージ画像の左右を反転します。
左90度回転
イメージ画像を左に90度回転します。
右90度回転
イメージ画像を右に90度回転します。
180度回転
イメージ画像を180度回転します。
4-4
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
他のボタンファンクションの機能内容は、以下の通りです。
サムネイル表示
保存されているイメージ画像を縮小表示します。
検索
ファイルを検索します。
ページ設定
印刷する用紙サイズ・印刷の向き・縮尺率を設定する、ページ設定ウィンドウを表示
します。
元に戻す
直前に行った編集操作をキャンセルし、イメージ画像を元に戻します。
やり直す
元に戻すで取り消した最後の編集を復元します。
新規画像
メモリのデータを新たな画像データとして、イメージ画像ウィンドウを作成します。
背景色を透過色として
メモリのデータを背景色を透過色として、カーソル位置に貼り付けます。
文字を線上に配置
文字列を線上に配置して描きます。
引き出し線
引き出し線を描きます。
色の選択
イメージから色を選択し、描画色に設定します。
全体図
イメージ画像の拡大表示等に使用する全体図の表示/非表示を切り替えます。
詳細図
現在のカーソル位置のエリアの拡大、または縮小された部分の詳細図を表示します。
虫眼鏡
カーソルの周囲を拡大表示する虫眼鏡モードのON/OFFの切り替えを行います。
イメージ情報
イメージ画像の詳細情報を示すウインドウを表示します。
測定
現在の倍率と解像度を基準にして2点間の相対距離を測定します。
Scanning Master Pro Color
4-5
第 4 章 イメージデータの操作
設定読み込み1∼設定読み込み16
既存のスキャナの設定を読み込みます。
元に戻す
(ツール)
ゴミ取り・傾き補正・枠外削除・サイズ変更等のラスタ操作を一回に限り元に戻します。
ゴミ取り
イメージ画像の背景に残っているゴミの除去を行います。
傾き補正
イメージ画像の傾きを補正します。
4点補正
歪んだイメージ画像の補正を行います。
2点補正
イメージ画像の距離を補正します。
JIS A0横で枠外削除∼DIN A4横で枠外削除
指定したサイズで枠外削除を行います。
JIS A0縦で枠外削除∼DIN A4縦で枠外削除
指定したサイズで枠外削除を行います。
ユーザ1で枠外削除∼ユーザ4で枠外削除
登録したサイズで枠外削除を行います。
枠指定で枠外削除
任意の枠を指定して、枠外削除を行います。
現在のサイズで枠外削除
現在のサイズで、枠外削除を行います。
サイズ変更
イメージ画像のサイズを変更します。
結合
2つのイメージ画像を結合します。
調整
(2値白黒以外の時有効)
イメージ画像の明るさやコントラスト等の調整を行います。
2値白黒に減色(2値白黒以外の時有効)
イメージ画像を2値化します。
グレースケール
(グレースケール以外の時有効)
イメージ画像をグレースケール化します。
4-6
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
8ビットカラーに増色
(2値白黒データ/グレースケールデータの時のみ有効)
イメージ画像を8ビットカラー化します。
8ビットカラーに減色(24ビットカラーデータの時のみ有効)
イメージ画像を8ビットカラー化します。
24ビットカラーに増色(24ビットカラーデータ以外の時有効)
イメージ画像を24ビットカラー化します。
範囲選択
(2値白黒以外の時有効)
調整・平滑化・境界強調・色の削除/変更/抽出で処理を行なう範囲を選択します。
平滑化(グレースケールデータ/24ビットカラーデータの時のみ有効)
各ピクセル値を近傍のピクセル値で平均化します。
境界強調
(グレースケールデータ/24ビットカラーデータの時のみ有効)
イメージ画像の境界強調を行います。
パレットの編集と保存
(8ビットカラーデータの時のみ有効)
パレットの編集と保存を行います。
色の削除
(8ビットカラーデータ/24ビットカラーデータの時有効)
イメージ画像の中から指定した色を削除します。
色の変更
(8ビットカラーデータ/24ビットカラーデータの時有効)
イメージ画像の中から指定した色を変更します。
色の抽出
(8ビットカラーデータ/24ビットカラーデータの時有効)
イメージ画像の中から指定した色を抽出します。
スキャンツールについて
スキャンツールは、通常アプリケーションウィンドウ上部で、ツールバーのすぐ下に
表示されます。スキャンツールの表示と非表示を切り替えるには、表示メニューのス
キャンツールコマンドを選択します。スキャンツールの使用方法については、
「第3章
操作方法」を参照したください。
Scanning Master Pro Color
4-7
第 4 章 イメージデータの操作
ページツールバーについて
前のページ
マルチページのイメージ画像で前のページを表示します。
ジャンプ
マルチページのイメージ画像で指定したページを表示します。
次のページ
マルチページのイメージ画像で次のページを表示します。
ページを切り取り
マルチページのイメージ画像で選択したページを切り取って、メモリに保存します。
ページをコピー
マルチページのイメージ画像で選択したページをコピーして、メモリに保存します。
前へ
メモリに保存したページをイメージ画像の現在のページの前へ挿入します。
後ろへ
メモリに保存したページをイメージ画像の現在のページの後ろへ挿入します。
新規ウィンドウ
メモリに保存したページを新たな画像データとしてイメージ画像ウィンドウを作成し
ます。
ページを削除
マルチページのイメージ画像の選択したページを削除します。
ページを保存
マルチページのイメージ画像の現在のページを別のファイルに保存します。
ページ全体を表示
イメージ画像を1ページずつ表示します。
縮小表示
イメージ画像を縮小されたイメージで表示します。
ページと縮小表示
イメージ画像を縮小されたイメージと現在のページで表示します。
4-8
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
編集ツールについて
通常
引き出し線を選択している場合
編集ツールは、通常アプリケーションウィンドウ右部で、カラーツールのすぐ下に表
示されます。 Scanning Master Pro Color内でイメージ画像の編集で使用するツー
ルをマウスでクリックして操作します。編集ツールの表示と非表示を切り替えるに
は、表示メニューの 編集ツールを選択します。
ボタンファンクションの機能内容は、以下の通りです。
線幅
編集メニューの消去・修正・直線・引き出し線で使用する幅をピクセル単位で設定し
ます。
枠幅
編集メニューの塗り潰しで使用する枠の幅をピクセル単位で指定します。
枠の色
編集メニューの塗り潰しで使用する枠の色を指定します。このボタンをクリックする
と、グレースケール・8ビットカラーのイメージときは、色の選択ウィンドウを表示し
ます。現在のイメージ画像で使用できる色が表示されますので、その中から選択して
ください。また、24ビットカラーイメージのときは、色の設定ウィンドウを表示しま
すので、任意の色を設定してください。2値白黒の場合は、白と黒が反転します。
Scanning Master Pro Color
4-9
第 4 章 イメージデータの操作
形状
編集メニューの切り取り・コピー・領域消去・塗り潰しで使用する図形を指定しま
す。
四角形
マウスで2点を左クリックをして、その2点を対角とする四角形が範囲になり
ます。
多角形
マウスの左クリックで多角形の角を指定していきます。領域の最後の角はマウ
スの左ボタンをダブルクリックして指定します。
円
マウスの左クリックで円の中心を指定して、希望の大きさの円になるまでマウ
スを移動します。ここで、もう一度マウスを左クリックして、範囲を決定しま
す。
楕円
マウスの左クリックで楕円の中心を指定し、希望の大きさの楕円になるまでマ
ウスを移動します。ここで、もう一度マウスを左クリックして、範囲を決定し
ます。
透過
透過モードを設定します。2値白黒以外で、修正・直線・塗り潰し・引出し線を選択し
ている時に有効です。透過モードがONの時は、背景色で指定した色を前景色に置き換
えます。また、置き換える色(背景色)に許容幅を設定することができます。
ヒント
許容幅に「0」を設定すると、背景色で指定された色のみを置き換えます。
許容幅に
「20」
を設定すると、背景色で指定された色のRGBそれぞれの値から±20の幅に入る色
を置き換えます。
許容幅を「255」に設定すると、全ての色を置き換えます。
許容幅
透過モードで使用する背景色の許容幅を指定します。
透明
透明モードを設定します。24ビットカラーイメージで、塗り潰しを選択している時の
み有効です。透明モードがONの時は、前景色を半透明にして塗り潰します。透明度に
大きい値を設定すると薄い色で塗り潰し、小さい値を設定すると濃い色で塗り潰しま
す。透明度には「0」
∼「100」
までの値を指定することができます。
透明度
透明モードで使用する透明度を指定します。
4-10
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
標準
透明モードで使用する方法を標準に設定します。透明度に応じて前景色と下地を混ぜ
合わせます。
黒残し
透明モードで使用する方法を黒残しに設定します。暗い色を残して前景色と下地を混
ぜ合わせます。
ぼかし
図形の内部を内側に向かって薄くなるようにグラデーションをかけて塗り潰します。
塗り潰しで、透明モードを選択しているときのみ指定できます。
ぼかし幅
ぼかしで塗り潰しを行う場合の塗り潰し幅を指定します。枠の内側からぼかし幅の距
離をグラデーションをかけて塗り潰します。ぼかし幅に入らない部分は、塗り潰され
ません。グラデーションは、透明度で指定した値から透明度が
「100」
になるように処
理を行います。「0」
∼「255」
の値を設定できます。
濃度一定幅
ぼかしで塗り潰しを行う場合の濃度一定幅を指定します。ぼかし幅のうち、濃度一定
幅で指定した距離を、グラデーションをかけずに塗り潰します。ぼかし幅から濃度一
定幅を引いた距離をグラデーションをかけて塗り潰します。
濃度反転
ぼかしで塗り潰しを行う場合に、グラデーションの向きを反転させます。図形の内部
を内側に向かって濃くなるように、グラデーションをかけて塗り潰します。ぼかし幅
に入らない部分は、透明度で指定した値で塗り潰されます。
種類
編集メニューの引き出し線の種類を指定します。引き出し線を選択しているときのみ
表示されます。
高さ
編集メニューの引き出し線の矢印の高さをミリ単位で指定します。引き出し線を選択
しているときのみ表示されます。
幅
編集メニューの引き出し線の矢印の幅をミリ単位で指定します。引き出し線を選択し
ているときのみ表示されます。
Scanning Master Pro Color
4-11
第 4 章 イメージデータの操作
ステータスバーについて
ステータスバーには、メニューコマンドやツールバーのボタンを選択したときにコマ
ンドの簡単な説明や、現在のページと総ページ数・カーソルの位置・イメージデータ
の表示拡大率が表示されます。ステータスバーの表示と非表示を切り替えるには、表
示メニューの ステータスバーを選択します。ステータスバーが表示されているとき
は、このコマンド名の横にチェックマークが表示されます。ステータスバーは、
Scanning Master Pro Colorのウィンドウの一番下に表示されます。
4-12
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
カラーツールについて
カラーツールは、通常アプリケーションウィンドウ右部に表示されます。Scanning
Master Pro Color内で編集時に使用する色などの設定を行います。また、前景色・
背景色に設定されている色、現在マウスカーソルのある位置の色を表示します。編集
コマンドを実行している場合は、前景色または背景色の周りに枠が表示されます。枠
で囲まれている色が、現在の編集で使用される色です。カラーツールの表示と非表示
を切り替えるには、表示メニューのカラーツールを選択します。
ボタンファンクションの機能内容は、以下の通りです。
前景色 ....................... 編集メニューの修正・直線・塗り潰し・文字・引き出し線で使用
する前景色を指定します。このボタンをクリックするとグレース
ケール・8ビットカラーのイメージのときは、色の選択ウィンド
ウを表示します。現在のイメージ画像で使用できる色が表示され
ますので、その中から選択してください。また、24ビットカ
ラーイメージの時は、色の設定ウィンドウを表示します。任意の
色を設定してください。
背景色 ....................... 編集メニューの修正・直線・塗り潰し・引き出し線の透過モー
ド・ツールメニューの傾き補正・4点補正・2点補正・枠外削
除・結合などで使用する、背景色・背景色を透過色として貼り付
けで使用する背景色を指定します。このボタンをクリックすると
グレースケール・8ビットカラーのイメージの時は、色の選択
ウィンドウを表示します。現在のイメージ画像で使用できる色が
表示されますので、その中から選択してください。また、24
ビットカラーイメージの時は、色の設定ウィンドウを表示しま
す。任意の色を設定してください。
色の交換 ................... このボタンをクリックすると、前景色と背景色を入れ替えます。
2値白黒のイメージで描画する色を変更する場合は、このボタン
をクリックしてください。
現在の色 ................... 現在のカーソルの位置にある画素の色を表示します。
Scanning Master Pro Color
4-13
第 4 章 イメージデータの操作
パレットツールについて(8ビットカラーの場合)
Scanning Master Pro Color内で編集時に使用できる、色・透過モードの設定を行
います。パレットツールの表示と非表示を切り替えるには、表示メニューのパレット
ツールを選択します。
機能内容は、以下の通りです。
表示順 ....................... パレットの表示順を変更します。
インデックス ........... 選択している色の番号が表示されます。
色 ............................... 選択している色のRGB値が表示されます。
透過 ........................... 透過モードを設定します。
許容幅 ....................... 透過モードで使用する背景色の許容幅を設定します。
閉じる ....................... パレットツールを非表示にします。
ヒント
透過モードについては、4-9ページの編集ツールについてを参照してください。
4-14
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
パレットツールについて(24ビットカラーの場合)
Scanning Master Pro Color内で編集時に使用できる、色・透過・透明モードの設
定を行います。編集のコマンドを実行している場合は、色に設定されている色が現在
の編集に適用されます。色の変更を元に戻したい場合は、編集メニューの元に戻すを
選択します。パレットツールの表示と非表示を切り替えるには、表示メニューのパ
レットツールを選択します。
機能内容は、以下の通りです。
基本色 ....................... 利用できる基本色が表示されます。目的の色に最も近い基本色を
クリックし、次にカラー マトリックスを使って、任意の色を定
義することができます。
作成した色 ............... 定義した色が表示されます。定義した色を変更するには、その色
をクリックし、次に色の作成をクリックします。変更を終えた
ら、色の追加をクリックします。
色の作成 ................... 任意の色を定義できるカラー マトリックスを表示するときにク
リックします。任意の色を定義するには、カラー マトリックス
の中をクリックし、色の追加をクリックします。色合い・鮮やか
さ・明るさ・赤・緑・青の各ボックスに数値を入力し、色の追加
をクリックして定義することもできます。
色の作成を非表示 .... カラーマトリックスを非表示にする時にクリックします。
色 ............................... カラー マトリックスで選択した色や作成した色ボックスで指定
した色が表示されます。
色の追加 ................... 定義した色を作成した色に追加します。
色合い ....................... 色の色合いを指定します。
色合いを変更すると、変更に応じて赤・緑・青の値が変化しま
す。設定できる値は「0」∼「239」
です。
鮮やかさ ................... 色の鮮やかさを指定します。鮮やかさは、色の彩度を表します。
最大値は
「240」
です。鮮やかさの数値が高くなるほど、純色に
近くなります。
Scanning Master Pro Color
4-15
第 4 章 イメージデータの操作
明るさ ....................... 色の明るさを指定します。明るさは、色の明度を表します。明る
さには、
「0(黒)」
∼
「240(白) 」
の数値を指定します。鮮やかさを
「0」
に設定した場合、明るさは灰色の明暗を指定します。
赤 ............................... 色に含まれる赤の量を指定します。赤・緑・青の値の組み合わせ
によって、任意の色を定義できます。
緑 ............................... 色に含まれる緑の量を指定します。赤・緑・青の値の組み合わせ
によって、任意の色を定義できます。
青 ............................... 色に含まれる青の量を指定します。赤・緑・青の値の組み合わせ
によって、任意の色を定義できます。
透過 ........................... 透過モードを設定します。
許容幅 ....................... 透過モードで使用する背景色の許容幅を設定します。
透明 ........................... 透明モードを設定します。
透明度 ....................... 透明モードで使用する透明度を設定します。
標準 ........................... 透明モードで使用する方法を標準に設定します。
黒残し ....................... 透明モードで使用する方法を黒残しに設定します。
閉じる ....................... パレットツールを非表示にします。
ヒント
透過モード、透明モードについては、4-9ページの編集ツールについてを参照してください。
4-16
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
4.2
ファイルの基本操作
イメージファイルを開く
① ツールバーの開くボタンをクリックするか、ファイルメニューより開くを選択しま
す。
開くウィンドウが表示されます。
② 開くウィンドウの設定について。
a ファイルの場所で、イメージファイルを開くフォルダを指定します。
b ファイルの種類リストは、ファイル名リストの中で表示するファイルの種類を制
限することができます。全てのファイルの種類を表示するには、ファイルの種類
リストより全てのファイルを選択します。ファイルの種類リストでラスタファイ
ルを選択した場合は、オプションのファイル設定タブで指定した拡張子のファイ
ルのみ表示します。
c イメージ情報には、現在選択しているイメージ画像ファイルの情報(幅と高さ、
1ピクセルあたりのビット数)を表示します。詳細ボタンを押すと、選択したイ
メージ画像ファイルの詳細情報を表示します。プレビューを表示のチェックボッ
クスで、プレビュー画面の表示/非表示を切り替えます。
③ 希望するファイルを開く場合
ファイル名リストの中からファイル名をダブルクリックするか、ファイル名リスト
の中のファイル名をクリックして希望のファイルが選択されている状態で開くボタ
ンをクリックします。
Scanning Master Pro Color
4-17
第 4 章 イメージデータの操作
イメージファイルの上書き保存
① 保存するイメージが表示されているウィンドウを選択します。
② ツールバーの保存ボタンをクリックするか、ファイルメニューより上書き保存を選
択します。この場合、ファイルに上書き保存されます。
ファイル名・フォルダ・ファイルフォーマットの変更
① フォルダ・ファイル名またはファイルフォーマットを変更して保存する場合は、イ
メージの表示しているウィンドウを選択します。
② ファイルメニューより名前を付けて保存を選択します。
名前を付けて保存ウィンドウが開きます。
③ 名前を付けて保存ウィンドウの設定について
a イメージを異なったファイルフォーマットに保存する場合は、ファイルの種類リ
ストより新しいフォーマットを選択します。
新しいファイルフォーマットの拡張子は、デフォルトの文字列に変更になりま
す。ファイルフォーマットに対するデフォルトの拡張子は、ツールメニューのオ
プションのファイル設定タブで指定できます。
b 異なった名前のイメージで保存するときは、ファイル名ボックスの中に新しい名
前をタイプします。これでファイル名を変更することができます。
c 異なったフォルダまたはドライブにイメージを保存するときは、保存する場所で
フォルダとドライブを設定します。
④ 保存ボタンをクリックすると、ファイルは保存されます。
確認
Exif
(デジタルカメラで撮影したJPEG等)
を開いたデータを保存する場合、撮影情報等のイメー
ジデータ以外の情報は保存されません。
4-18
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
サムネイル表示
ツールバーのサムネイル表示ボタンをクリックするか、ファイルメニューよりサムネ
イル表示を選択します。
サムネイル表示ウインドウが開きます。
サムネイル表示ウィンドウの左側を使って、フォルダを指定します。フォルダをク
リックすると、読み込み可能なイメージ画像のサムネイルがウィンドウの右側に表示
されます。
ヒント
●画面の色がTrue Color(24ビット)でない場合は、正しい色で表示できません。また、サムネ
イル表示したフォルダには、サムネイル表示用ファイル“SMBROWSE.DB”を作成します。
●フォルダ内のイメージデータにより、イメージ画像が表示されるまでに時間がかかる場合があ
ります。
●フォルダを変更するには、左側のフォルダリストから表示したいフォルダを選択します。右側
のサムネイルをマウスの左ボタンでダブルクリックするとそのファイルを開きます。
●ツールメニューのオプションコマンドのサムネイルタブで、サムネイルの表示方法、サイズ、
プレビュー表示のON/OFFを指定することができます。ツールメニューのオプションコマンド
のツールタブでアプリケーションの登録を行うと、サムネイル表示ウインドウのサムネイル上
でマウスの右クリックを行うか、ツールメニューからアプリケーションを起動することができ
ます。
●左側のフォルダリストからフォルダを選択し、右ボタンで検索コマンドを選択すると、フォル
ダ内の検索を行うことができます。
Scanning Master Pro Color
4-19
第 4 章 イメージデータの操作
サムネイル表示ウィンドウでは、以下のメニューが使用できます。
ファイルメニュー
閉じる ................... サムネイル表示ウィンドウを閉じます。
サムネイルの更新
................... 現在のフォルダのサムネイル表示を更新します。
印刷.. ..................... 選択されたイメージ画像を印刷します。
ページ設定... ......... ページレイアウトの設定や、プリンタ
(プロッタ)
の選択や接続を
設定します。
イメージファイルメニュー
コピー... ................ 選択したファイルを別のフォルダにコピーします。
削除 ....................... 選択したファイルを削除します。
移動... .................... 選択したファイルを別のフォルダに移動します。
名前の変更.. .......... 選択したファイルの名前を変更します。
情報... .................... 選択したファイルの情報を表示します。
開く ....................... 選択したファイルを開きます。
4-20
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
検索
ファイルの検索を行います。
① ツールバーの検索ボタンをクリックするか、ファイルメニューより検索を選択しま
す。
② 検索ウインドウが開きます。
③ 検索ウィンドウの左側を使って、検索条件を指定します。
ファイル名 .......... 検索するファイルのファイル名全体を入力します。ファイル名の
一部を入力して検索する場合は、
“*”
を付けて入力します。たと
えば“s c a n ”で始まるすべてのファイル名を検索するには、
“scan*”
と入力します。“scan0001.tif”
のようなファイル名
を検索するには
“scan0001.tif”
と入力します。何も入力されて
いない場合、“*”だけを指定した場合と同じ結果になります。
探す場所 .............. 検索対象のドライブ、フォルダまたはネットワークを指定します。
参照ボタンをクリックするか、検索場所を直接入力します。
検索オプション
日付 .................. 一定期間に作成または変更されたファイルを検索します。期間を
月数・日数・日付指定から選択します。
種類 .................. 指定されたファイル形式のファイルを検索します。ファイル形式
は、Scanning Master Pro Colorがサポートしている形式か
ら選択できます。詳細は1-2ページを参照してください。
サブフォルダも検索する
.............. 指定した検索場所のサブフォルダ内も検索します。
Scanning Master Pro Color
4-21
第 4 章 イメージデータの操作
非対応のファイルを表示する
.................. このオプションを指定すると、検索されたファイルの中で、
Scanning Master Pro Colorで対応していないか、エラーの
ため読み込めなかったファイルがあった場合、そのファイルの情
報をグレーで表示します。
④ 検索開始ボタンをクリックすると、Scanning Master Pro Colorがサポートする
形式の拡張子のついたファイル名を指定された条件で検索します。
⑤ 検索を中止したい場合、中止ボタンをクリックするか、[ESC]キーを押します。
⑥ 検索が終了すると、ウィンドウ右側に検索されたイメージ画像の情報を表示しま
す。イメージ画像の情報を左ボタンでクリックするとそのファイルが選択されプレ
ビューイメージがウィンドウの左下に表示されます。ダブルクリックするとその
ファイルを開きます。
検索結果の表示方法は、次の3通りから選択することができます。検索ウィンドウの左
上のボタンで切り替えてください。
:一覧表示 ............... ファイル名を表示します。
:サムネイル表示 .... イメージ画像を縮小表示します。
:詳細表示 ............... ファイル名とサイズ・更新日時等のイメージの情報を表
示します。
ヒント
●画面の色がTrue Color (24 ビット)でない場合は、正しい色で表示できません。
●一度に検索できるファイルは256個までです。
●詳細表示時、各列の項目名をクリックすると、その項目でソートを行います。
●ツールメニューの オプションコマンドのサムネイルタブで、サムネイルの表示方法、サイズ
を指定することができます。
●ツールメニューのオプションコマンドのツールタブでアプリケーションの登録を行うと、検索
ウィンドウのサムネイル上でマウスの右クリックを行うか、ツールメニューからアプリケー
ションを起動することができます。
●プレビュー表示のON/OFF は、ツールメニューのオプションコマンドのサムネイルタブで、
指定することができます。
●サムネイルの作成を中止するには、
[ESC]
キーを押してください。サムネイルの作成を再開す
るには、ファイルメニューの検索表示の更新コマンドを選択してください。
検索ウィンドウでは、以下のメニューが使用できます。
ファイルメニュー
閉じる ................... 検索ウィンドウを閉じます。
検索表示の更新 .... 現在の検索結果の表示を更新します。
................... サムネイルイメージの作成が途中で中止されている場合、作成の
続きを行います。更新中に
[ESC]
キーを押すと、検索表示の更
新を中止することができます。
印刷... .................... 選択されたイメージ画像を印刷します。
ページ設定... ......... ページレイアウトの設定や、プリンタ
(プロッタ)
の選択や接続を
設定します。
4-22
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
イメージファイルメニュー
コピー... ................ 選択したファイルを別のフォルダにコピーします。
削除 ....................... 選択したファイルを削除します。
移動... .................... 選択したファイルを別のフォルダに移動します。
名前の変更... ......... 選択したファイルの名前を変更します。
情報... .................... 選択したファイルの情報を表示します。
開く ....................... 選択したファイルを開きます。
ヒント
ツールメニューのオプションコマンドのツールタブでアプリケーションの登録を行うと、サムネ
イル表示ウィンドウのサムネイル上でマウスの右クリックを行うか、ツールメニューからアプリ
ケーションを起動することができます。
Scanning Master Pro Color
4-23
第 4 章 イメージデータの操作
4.3
イメージデータの印刷
① 印刷するイメージを表示しているウィンドウを開きます。
② ツールバーの印刷ボタンをクリックするか、ファイルメニューより印刷を選択しま
す。
印刷ウィンドウが開きますので、各設定をして印刷してください。
ヒント
●ファイルメニューよりページ設定を選択して、印刷する用紙サイズ・印刷の向き・縮尺率など
を設定することができます。
●ページ設定の中の
「直接プロッタに出力」
は、グラフテック社製プロッタに長尺出力したい時な
どに指定します。通常は指定しないで印刷します。
4-24
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
4.4
イメージの表示
イメージのスクロール
スクロール可能な時は、イメージ画像ウィンドウの右端と下端にスクロールバーが表
示されます。スクロールバーの中のスクロール ボックスは、イメージ画像中の現在の
位置を示します。マウスを使うとイメージ画像内の他の部分へスクロールすることが
できます。
イメージをのスクロールは、下記のいずれかの操作を行ないます。
◆ ツールバーの移動ボタンをクリックし、イメージ画像上で左ボタンをクリックし、
ドラックする。
◆ 表示メニューより移動を選択し、イメージ画像上で左ボタンをクリックし、ドラッ
クする。
◆ キーボードの
[F3]
キーを押し、イメージ画像上で左ボタンをクリックし、ドラック
する。
◆ 横長または縦長のスクロールボックスをドラッグする。
◆ スクロールバーの両端にあるスクロール矢印のどちらか一方をクリックする。
◆ スクロールバーをクリックする。
◆ キーボードより[←]
[→]
[↑]
[↓]
キーを押す。
イメージ全体の確認
現在のウィンドウサイズに合わせて、イメージ全体が表示できるようにイメージ画像
を拡大/縮小して表示します。
イメージ全体の確認は、下記のいずれかの操作を行ないます。
◆ ツールバーの全体を表示ボタンをクリックします。
◆ 表示メニューより全体を表示を選択する。
◆ キーボードの[F2]キーを押す。
Scanning Master Pro Color
4-25
第 4 章 イメージデータの操作
ピクセルレベルのイメージの確認
イメージ画像を、画面の1ドットに対して1ピクセルで表示します。
すべてのデータを正確に表示することができます。
ピクセルレベルのイメージの確認は、下記のいずれかの操作を行ないます。
◆ ツールバーの1:1表示ボタンをクリックします。
◆ 表示メニューより1:1表示を選択する。
◆ キーボードの[CTRL]
+[1]キーを押す。
イメージの拡大
イメージ画像を1:1表示サイズを基準にして、2倍・4倍のサイズに拡大して表示し
ます。
◆ 表示メニューの拡大より拡大サイズを選択する。
ヒント
現在の表示されている倍率の2倍にする時は、ツールバーの拡大ボタンを使用してください。
イメージの縮小
イメージ画像を1:1表示サイズを基準にして、1/2倍・1/4倍・1/8倍・1/16倍の
サイズに縮小して表示します。
◆ 表示メニューの縮小より縮小サイズを選択する。
ヒント
現在の表示されている倍率の1/2倍にする時は、ツールバーの縮小ボタンを使用してください。
4-26
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
全体図の表示
イメージ画像の拡大表示等に使用する全体図の表示/非表示を切り替えます。
◆ ツールバーの全体図ボタンをクリックする。
ヒント
全体図ボタンは、ツールバーをカスタマイズすることにより、表示させることができます。
◆ 表示メニューより全体図を選択する。
◆ キーボードの[F6]
キーを押す。
全体図の使用方法
全体図は、イメージ画像の全体像と現在イメージ画像ウィンドウが、全体のどの部分
を表示しているかを示します。
また、全体図よりイメージ画像ウィンドウの表示を操作できます。
① 表示位置の移動
全体図内の表示範囲をマウスで左クリックし、表示したい位置までドラッグしま
す。
② 表示位置と倍率の設定
全体図内をマウスで右クリックしながらドラッグし、イメージ画像ウィンドウに表
示したい範囲になったら指を離します。表示範囲の設定を中止するには、ドラッグ
中に
[ESC]キーを押します。
Scanning Master Pro Color
4-27
第 4 章 イメージデータの操作
詳細図の表示
現在のカーソル位置のエリアの拡大縮小等に使用する詳細図の表示/非表示を切り替
えます。
◆ ツールバーの詳細図ボタンをクリックする。
ヒント
詳細図ボタンは、ツールバーをカスタマイズすることにより、表示させることができます。
◆ 表示メニューより詳細図を選択する。
◆ キーボードの
[F11]キーを押す。
詳細図の使用方法
詳細図は、現在のカーソル位置のエリアの拡大または縮小された部分の詳細図を表示
します。
表示倍率の設定
詳細図をマウスで左クリックし、アクティブにした状態で、
[+]
[−]
キーで変更しま
す。
[+]
キーでズームイン、
[−]
キーでズームアウトします。倍率は、1/16倍・1/
8倍・1/4倍・1/2倍・1倍・2倍・4倍・8倍から選択できます。
虫眼鏡
カーソルの周囲を拡大表示する虫眼鏡モードのON/OFFの切り替えを行います。虫眼
鏡モードがONの時、イメージウィンドウ上でマウスの左ボタンを押している間、拡大
表示を行います。虫眼鏡のサイズと倍率は、ツールメニューのオプションの表示設定
タブで変更します。また、倍率は拡大表示中に
[+]
[−]
キーを押すことによって変更
できます。
◆ ツールバーの虫眼鏡ボタンをクリックする。
ヒント
虫眼鏡ボタンは、ツールバーをカスタマイズすることにより、表示させることができます。
◆ 表示メニューより虫眼鏡を選択する。
◆ キーボードの
[F12]キーを押す。
4-28
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
イメージ情報
イメージ画像の詳細表示を示すウィンドウを表示します。
◆ ツールバーのイメージ情報ボタンをクリックします。
◆表示メニューよりイメージ情報を選択します。
マルチページのイメージ画像の場合
前のページボタン .... 前のページのイメージ情報を表示します。
次のページボタン .... 次のページのイメージ情報を表示します。
OKボタン ................. イメージ情報で表示しているページを表示します。
Scanning Master Pro Color
4-29
第 4 章 イメージデータの操作
4.5 編集機能の使い方
イメージデータの編集は、ツールバーのファンクションボタンにより簡単に操作する
ことができます。
ヒント
編集中のカーソルは、各コマンドの操作や機能に対応したカーソルになります。また、カーソル
表示が十字の場合は、十字の交点がカーソルの指す点になります。
切り取り
イメージ画像から選択したデータを切り取ってメモリに保存します。データを切り取
られた部分は背景色で塗りつぶされ、それまでメモリに保存されていた内容は新たに
切り取った内容に置換されます。イメージの特定領域を切り取るには、下記の操作を
行います。
① ツールバーの切り取りボタンをクリックするか、編集メニューより切り取りを選択
します。
② 以下の様に切り取りツールを使用し、領域を選択します。
[ESC]
キーを押すと、直
前に選択した点を取り消す事ができます。
a 四角形の場合は、マウスの左ボタンで2点をクリックします。その2点を対角と
する四角形領域が選択されます。
b 多角形の場合は、多角形の角に当たる位置をマウスの左ボタンでクリックします
(多角形は常に閉じています)。 切り取る領域の最後の角で左ボタンをダブルク
リックすると、領域の選択が終了します。
c 円や楕円の場合は、切り取る領域の中心をマウスの左ボタンでクリックし、希望
の大きさの円または、楕円になるようにマウスを移動して、 切り取る領域を指
定します。もう一度マウスの左ボタンをクリックしたとき、領域の選択が終了し
ます。
③ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、位置を移動できます。
サイズ変更 .......... 選択された範囲の角のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :縦横方向のサイズ変更]
に変わります。このとき、マウス
の左ボタンを押してドラッグすると、縦横方向にサイズ変更でき
ます。また、多角形を選択している場合、マウスの右ボタンをク
リックし表示されるメニューから頂点の削除を選択することによ
り、頂点を削除することもできます。四角形・円・楕円を選択し
ている場合、選択された範囲の枠線上付近では、マウスカーソル
が
[ :縦方向のサイズ変更]
、または
[ :横方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると縦または横
4-30
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
方向にサイズ変更できます。多角形を選択している場合、頂点間
の枠線上付近では、マウスカーソルが
[●+:頂点の追加]
に変わ
り、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから頂点
の追加を選択することにより、頂点を追加することができます。
確定 .................. 選択された範囲の外では、マウスカーソルが選択している図形
に変わり、次の切り取り作業の一点目の選択
(②)に移ります。次の領域の一点目が選択されると、前回の領域
のサイズ、位置が確定し、選択された範囲の内容が削除され、メ
モリに保管されます。また、イメージ画像上で、マウスの右ボタ
ンをクリックし表示されるメニューから確定を選択することによ
り、編集を確定することもできます。
④ 切り取りツールの使用を終了するとき。
切り取りを終了するには、もう一度ツールバーの切り取りボタンをクリックする
か、編集メニューより切り取りを選択します。
②の操作中に終了するには、
[ESC]
キーを2回押してください。
(多角形の場合は、
選択点の個数+1回)
ヒント
切り取りツールの形
(四角形・多角形・円・楕円)
は、編集ツールより選択することができます。
背景色はカラーツールで設定することができます。
Scanning Master Pro Color
4-31
第 4 章 イメージデータの操作
コピー
イメージ画像から選択したデータをコピーしてメモリに保存します。データをコピーす
ると、それまでメモリに保存されていた内容は新たにコピーした内容に置換されます。
イメージの特定領域をコピーするには、下記の操作を行います。
① ツールバーのコピーボタンをクリックするか、編集メニューよりコピーを選択します。
② 以下の様にコピーツールを使用し、領域を選択します。
[ESC]
キーを押すと、直前
に選択した点を取り消す事ができます。
a 四角形の場合は、マウスの左ボタンで2点をクリックします。その2点を対角と
する四角形領域が選択されます。
b 多角形の場合は、多角形の角に当たる位置をマウスの左ボタンでクリックします
(多角形は常に閉じています)
。コピーする領域の最後の角で左ボタンをダブルク
リックすると、領域の選択が終了します。
c 円や楕円の場合は、コピーする領域の中心をマウスの左ボタンでクリックし、希
望の大きさの円または、楕円になるようにマウスを移動して、 コピーする領域
を指定します。もう一度マウスの左ボタンをクリックしたとき、領域の選択が終
了します。
③ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、位置を移動できます。
サイズ変更 .......... 選択された範囲の角のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :縦横方向のサイズ変更]
に変わります。このとき、マウス
の左ボタンを押してドラッグすると、縦横方向にサイズ変更でき
ます。また、多角形を選択している場合、マウスの右ボタンをク
リックし表示されるメニューから頂点の削除を選択することによ
り、頂点を削除することもできます。四角形・円・楕円を選択し
ている場合、選択された範囲の枠線上付近では、マウスカーソル
、または
[ :横方向のサイズ変更]
が
[ :縦方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると縦または横
方向にサイズ変更できます。多角形を選択している場合、頂点間
の枠線上付近では、マウスカーソルが
[●+:頂点の追加]
に変わ
り、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから頂点
の追加を選択することにより、頂点を追加することができます。
確定 .................. 選択された範囲の外では、マウスカーソルが選択している図形
に変わり、次のコピー作業の一点目の選択
(②)
に移ります。次の領域の一点目が選択されると、前回の領域のサ
イズ、位置が確定し、選択された範囲の内容がメモリに保管され
ます。 また、イメージ画像上で、マウスの右ボタンをクリック
し表示されるメニューから確定を選択することにより、編集を確
定することもできます。
4-32
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
④ コピーツールの使用を終了するとき。
コピーを終了するには、もう一度ツールバーのコピーボタンをクリックするか、編
集メニューよりコピーを選択します。
②の操作中に終了するには、
[ESC]
キーを2回押してください。
(多角形の場合は、
選択点の個数+1回)
ヒント
コピーツールの形(四角形・多角形・円・楕円)は、編集ツールより選択することができます。
Scanning Master Pro Color
4-33
第 4 章 イメージデータの操作
貼り付け
メモリの内容をイメージ画像に貼り付けます。メモリに何も保存されていないとき
は、このコマンドは使用できません。Scanning Master Pro Colorは、状況に応じ
て3種類の貼り付けが行えます。
新規画像
メモリの内容を新たな画像データとしてイメージ画像ウィンドウを作成します。ツー
ルバーの新規画像ボタンをクリックするか、編集メニューの貼り付けより新規画像を
選択します。
ヒント
多角形・円・楕円のデータを貼り付けると、データの周りの部分はコピーまたは切り取りを行っ
た時に背景色に設定されていた色で塗りつぶされます。
現在のウィンドウ
メモリの内容をカーソル位置に貼り付けます。切り取ったりコピーした領域をイメー
ジに貼り付けるには、下記の操作を行います。
① 切り取りやコピーを行ったウィンドウとは違う別のウィンドウに貼り付ける場合
は、貼り付け先のウィンドウを開きます。
② ツールバーの現在のウィンドウに貼り付けボタンをクリックするか、編集メニュー
の貼り付けより現在のウィンドウを選択します。
③ マウスの左ボタンを押し続けると、メモリに収容されているイメージ、またはその
領域が表示されます。[ESC]キーを押すと、作業を中止することができます。
④ マウスの左ボタンを押し続けながら、希望の位置にドラッグします。
⑤ マウスボタンから手を放すと、貼り付ける位置が決まります。
⑥ 位置を修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]
に変わり、マウスの左ボタンを押すと、位置を移動で
きます。
確定 ...................... 選択された範囲の外では、マウスカーソルが十字カーソルに変わ
り、次の貼り付け作業
(③)
に移ります。次の貼り付け位置の選択
(③)
を開始すると、前回の貼り付け位置が確定し、メモリの内容
がイメージに貼り付けられます。また、イメージ画像上で、マウ
スの右ボタンをクリックし表示されるメニューから確定を選択す
ることにより、編集を確定することもできます。
⑦ 貼り付けツールを終了するとき。
現在のウィンドウに貼り付けを終了するには、もう一度ツールバーの現在のウィン
4-34
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
ドウに貼り付けボタンをクリックするか、編集メニューの貼り付けより現在のウィ
ンドウを選択します。
背景色を透過色として
メモリの内容をカーソル位置に貼り付けます。ただし、現在のウィンドウコマンドと
違い、メモリの内容の背景色を透過して貼り付けます。切り取ったりコピーした領域
をイメージに貼り付けるには、下記の操作を行います。
① 切り取りやコピーを行ったウィンドウとは違う別のウィンドウに貼り付ける場合
は、貼り付け先のウィンドウを開きます。
② ツールバーの背景色を透過色としてボタンをクリックするか、編集メニューの貼り
付けより背景色を透過色としてを選択します。
③ マウスの左ボタンを押し続けると、メモリに収容されているイメージ、またはその
領域が表示されます。[ESC]キーを押すと、作業を中止することができます。
④ マウスの左ボタンを押し続けながら、希望の位置にドラッグします。
⑤ マウスボタンから手を放すと、貼り付ける位置が決まります。
⑥ 位置を修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]
に変わり、マウスの左ボタンを押すと、位置を移動で
きます。
確定 ...................... 選択された範囲の外では、マウスカーソルが十字カーソルに変わ
り、次の貼り付け作業(③)に移ります。
次の貼り付け位置の選択
(③)
を開始すると、前回の貼り付け位置
が確定し、メモリの内容がイメージに貼り付けられます。また、
イメージ画像上で、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメ
ニューから確定を選択することにより、編集を確定することもで
きます。
⑦ 貼り付けツールを終了するとき。
背景色を透過色として貼り付けを終了するには、もう一度ツールバーの背景色を透
過色としてボタンをクリックするか、編集メニューの貼り付けより背景色を透過色
としてを選択します。
ヒント
背景色はカラーツールで設定することができます。
Scanning Master Pro Color
4-35
第 4 章 イメージデータの操作
引き出し線
イメージ画像に引き出し線を描画します。
① ツールバーの引き出し線ボタンをクリックするか、編集メニューより引き出し線を
選択します。
② 引き出し線の始点をマウスの左ボタンをクリックして決定します。
③ 引き出し線の通過点および終点に移動し、マウスの左ボタンをクリックして決定し
ます。
[ESC]
キーを押すと、直前に選択した点を取り消すことができます。
[SHIFT]
キーを押しながら、通過点・終点を入力すると、水平・垂直・45度の直
線になります。
④ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 引き出し線の線付近にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]
に変わり、マウスの左ボタンを押すと、位置を移動で
きます。
始点、通過点、終点の変更
.................. 始点・通過点・終点のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :位置変更]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラック
すると点の位置を変更できます。
:引き出し
確定 ...................... 引き出し線の付近以外では、マウスカーソルが
[
線]に変わり、次の引き出し線の始点の選択
(②)に移ります。
次の引き出し線の始点が選択されると、前回の引き出し線のサイ
ズ、位置が確定します。また、イメージ画像上でマウスの右ボタ
ンをクリックし、表示されるメニューから確定を選択することに
より、編集を確定することもできます。
⑤ 引き出し線の描画を終了するとき。
引き出し線を終了するには、もう一度ツールバーの引き出し線ボタンをクリックす
るか、編集メニューより引き出し線を選択します。
②の操作中に終了するには、
[ESC]キーを2回押してください。
③の操作中に終了するには、
[ESC]キーを3回押してください。
ヒント
編集ツールで透過モードを設定することができます。
引き出し線の種類・大きさ・幅は編集ツールで指定することができます。
引き出し線の色はカラーツールの前景色、または編集メニューの色の選択で指定することができ
ます。
4-36
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
色の選択
イメージ画像から色を選択し、前景色に設定します。
① ツールバーの色の選択ボタンをクリックするか、編集メニューより色の選択を選択
します。
② マウスを選択したい色の上に移動し、左ボタンをクリックします。
③ 選択した色が、カラーツールの前景色ボタンに設定されます。
④ 色の選択を終了するとき。
色の選択を終了するには、もう一度ツールバーの色の選択ボタンをクリックする
か、編集メニューより色の選択を選択します。
消去
イメージ画像の消去したい領域を消しゴム感覚で消去します。
① ツールバーの消去ボタンをクリックするか、編集メニューより消去を選択します。
② マウスの左ボタンを押して消去ツールをドラッグし、イメージの消去を行います。
③ 消去ツールの使用を終了するとき。
消去を終了するには、もう一度ツールバーの消去ボタンをクリックするか、編集メ
ニューより消去を選択します。
ヒント
消去ツールの幅は、編集ツールで指定することができます。また、消去した部分は、背景色で指
定した色になります。
Scanning Master Pro Color
4-37
第 4 章 イメージデータの操作
領域消去
イメージの消去したい領域を四角形・多角形・円・楕円で指定し消去します。
① ツールバーの領域消去ボタンをクリックするか、編集メニューより領域消去を選択
します。
② 以下の様に領域消去ツールを使用し、領域を選択します。
[ESC]
キーを押すと、直
前に選択した点を取り消す事ができます。
a 四角形の場合は、マウスの左ボタンで2点をクリックします。その2点を対角と
する四角形領域が選択されます。
b 多角形の場合は、多角形の角に当たる位置をマウスの左ボタンでクリックします
(多角形は常に閉じています)。 消去する領域の最後の角で左ボタンをダブルク
リックすると、選択が終了します。
c 円や楕円の場合は、消去する領域の中心をマウスの左ボタンでクリックし、希望
の大きさの円または、楕円になるようにマウスを移動して、 消去する領域を指
定します。もう一度マウスの左ボタンをクリックしたとき、領域の選択が終了し
ます。
③ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、位置を移動できます。
サイズ変更 .......... 選択された範囲の角のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :縦横方向のサイズ変更]
に変わります。このとき、マウス
の左ボタンを押してドラッグすると、縦横方向にサイズ変更でき
ます。また、多角形を選択している場合、マウスの右ボタンをク
リックし表示されるメニューから頂点の削除を選択することによ
り、頂点を削除することもできます。四角形・円・楕円を選択し
ている場合、選択された範囲の枠線上付近では、マウスカーソル
、または
[ :横方向のサイズ変更]
が
[ :縦方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると縦または横
方向にサイズ変更できます。多角形を選択している場合、頂点間
の枠線上付近では、マウスカーソルが
[●+:頂点の追加]
に変わ
り、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから頂点
の追加を選択することにより、頂点を追加することができます。
確定 ...................... 選択された範囲の外では、マウスカーソルが選択している図形
に変わり、次の消去の作業の一点目の選択
(②)
に移ります。次の領域の一点目が選択されると、前回の領域のサ
イズ、位置が確定し、選択された範囲の内容が消去されます。ま
た、イメージ画像上で、マウスの右ボタンをクリックし表示され
るメニューから確定を選択することにより、編集を確定すること
もできます。
4-38
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
④ 領域消去ツールの使用を終了するとき。
領域消去を終了するには、もう一度ツールバーの領域消去ボタンをクリックする
か、編集メニューより領域消去を選択します。
②の操作中に終了するには、
[ESC]
キーを2回押してください。
(多角形の場合は、
選択点の個数+1回)
ヒント
領域消去ツールの形
(四角形・多角形・円・楕円)
は、編集ツールより選択することができます。
また、消去した部分は、背景色で指定した色になります。
Scanning Master Pro Color
4-39
第 4 章 イメージデータの操作
修正
イメージ画像に鉛筆感覚で修正を加えます。
① ツールバーの修正ボタンをクリックするか、編集メニューより修正を選択します。
② マウスの左ボタンを押して修正ツールをドラッグし、イメージの修正を行います。
③ 修正ツールの使用を終了するとき。
修正を終了するには、もう一度ツールバーの修正ボタンをクリックするか、編集メ
ニューより修正を選択します。
ヒント
編集ツールで透過モードを設定することができます。
24ビットカラーイメージの場合は、編集ツールで透明モードを設定することができます。
修正ツールの色は、カラーツールの前景色または編集メニューの色の選択で指定することができ
ます。
修正ツールの幅は、編集ツールで指定することができます。
4-40
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
直線
イメージ画像に直線を描画します。
① ツールバーの直線ボタンをクリックするか、編集メニューより直線を選択します。
② 直線の始点をマウスの左ボタンでクリックして決定し、直線の終点に移動し再度マ
ウスの左ボタンをクリックして決定します。
[ESC]
キーを押すと、直前に選択した点を取り消すことができます。
[SHIFT]
キー
を押しながら2点目を入力すると、水平・垂直・45度の直線になります。
③ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 直線の線付近にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[
:移動]
に変わり、マウスの左ボタンを押すと、位置を移動できます。
始点、終点の変更
.................. 始点・終点のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :位置変
更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると、点の
位置を変更できます。
確定 ...................... 直線の付近以外では、マウスカーソルが
[
:直線]
に変わり、
次の直線の始点の選択
(②)
に移ります。次の直線の始点が選択さ
れると、前回の直線のサイズ、位置が確定します。また、イメー
ジ画像上で、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニュー
から確定を選択することにより、編集を確定することもできま
す。
④ 直線ツールの使用を終了するとき。
直線を終了するには、もう一度ツールバーの直線ボタンをクリックするか、編集メ
ニューより直線を選択します。
②の操作中に終了するには、[ESC]キーを2回押してください。
ヒント
編集ツールで透過モードを設定することができます。
直線ツールの色は、カラーツールの前景色または編集メニューの色の選択で指定することができ
ます。
直線ツールの幅は、編集ツールで指定することができます。
Scanning Master Pro Color
4-41
第 4 章 イメージデータの操作
塗り潰し
イメージ画像に塗り潰し図形を描画します。
① ツールバーの塗り潰しボタンをクリックするか、編集メニューより塗り潰しを選択
します。
② 以下の様に塗り潰しツールを使用し、領域を選択します。
[ESC]
キーを押すと、直
前に選択した点を取り消す事ができます。
a 四角形の場合は、マウスの左ボタンで2点をクリックします。その2点を対角と
する四角形領域が選択されます。
b 多角形の場合は、多角形の角に当たる位置をマウスの左ボタンでクリックします
(多角形は常に閉じています)。 塗り潰す領域の最後の角で左ボタンをダブルク
リックすると、領域の選択が終了します。
c 円や楕円の場合は、塗り潰す領域の中心をマウスの左ボタンでクリックし、希望の
大きさの円または、楕円になるようにマウスを移動して、 塗り潰す領域を指定しま
す。もう一度マウスの左ボタンをクリックしたとき、領域の選択が終了します。
③ 位置やサイズを修正し、決定します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、位置を移動できます。
サイズ変更 .......... 選択された範囲の角のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :縦横方向のサイズ変更]
に変わります。このとき、マウス
の左ボタンを押してドラッグすると、縦横方向にサイズ変更でき
ます。また、多角形を選択している場合、マウスの右ボタンをク
リックし表示されるメニューから頂点の削除を選択することによ
り、頂点を削除することもできます。四角形・円・楕円を選択し
ている場合、選択された範囲の枠線上付近では、マウスカーソル
、または
[ :横方向のサイズ変更]
が
[ :縦方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると縦または横
方向にサイズ変更できます。多角形を選択している場合、頂点間
の枠線上付近では、マウスカーソルが
[
:頂点の追加]
に変わ
り、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから頂点
の追加を選択することにより、頂点を追加することができます。
枠の設定 .............. 塗り潰しの図形の周囲に描画する枠の幅と色を編集ツールで指定
します。枠を描画しない場合は、枠幅を「0」にしてください。
確定 .................. 選択された範囲の外では、マウスカーソルが選択している図形
に変わり、塗り潰し作業の一点目の選択
(②)
に
移ります。次の領域の一点目が選択されると、前回の領域のサイ
ズ、位置が確定し、選択された範囲が塗り潰されます。また、イ
メージ画像上で、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメ
ニューから確定を選択することにより、編集を確定することもで
きます。
4-42
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
④ 塗り潰しツールの使用を終了するとき。
塗り潰しを終了するには、もう一度ツールバーの塗り潰しボタンをクリックする
か、編集メニューより塗り潰しを選択します。
②の操作中に終了するには、
[ESC]
キーを2回押してください。
(多角形の場合は、
選択点の個数+1回)
ヒント
編集ツールで透過モードを設定することができます。
24ビットカラーイメージの場合は、編集ツールで透明モードを設定することができます。
図形の色は、カラーツールの前景色または編集メニューの色の選択で指定することができます。
透明モードを指定している場合、編集ツールでぼかしを設定することができます。
塗り潰す図形の形(四角形・多角形・円・楕円)は、編集ツールより選択することができます。
Scanning Master Pro Color
4-43
第 4 章 イメージデータの操作
文字
標準
イメージ画像に文字列を描画します。
① ツールバーの文字ボタンをクリックするか、編集メニューより文字を選択します。
② 文字の設定ウィンドウを表示しますので、文字列を入力し、フォント・サイズなど
を設定してOKボタンをクリックします。
斜体 ...................... 文字を斜体にする場合に指定します。
太字 ...................... 文字を太字にする場合に指定します。
下線 ...................... 文字に下線を引く場合に指定します。
取り消し線 .......... 文字に取り消し線を引く場合に指定します。
下地塗り潰し ...... 文字の下地を背景色で塗り潰す場合に指定します。
③ 入力した文字がカーソルの右側に表示されますので、文字列の始点をマウスの左ボ
タンをクリックして決定してください。
④ 文字列の角度をマウスの左ボタンをクリックして決定します。
[SHIFT]
キーを押しながら、2点目を入力すると、水平・垂直・45度の文字列にな
ります。
⑤ 文字列のサイズや位置などを修正し、決定します。
移動 ...................... 文字枠の中にマウスカーソルを置くと、カーソルのアイコンが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、文字列の位置を移動できます。
サイズ変更 ........... 文字枠上の4隅のハンドル付近では、マウスカーソルが
[
:縦横
方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグ
すると、縦横方向にサイズ変更できます。 このとき、[SHIFT]
キーを押しながらサイズ変更すると、高さに合わせて縦横比固定
で変更します。
[CTRL]
キーを押しながらサイズ変更すると、幅
に合わせて縦横比固定で変更します。文字枠線上のハンドル付近
では、マウスカーソルが
[ :縦方向のサイズ変更]
、または
[ :
横方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッ
グすると、縦または横方向に変更できます。
角度変更 .............. 文字枠右下のハンドル付近では、マウスカーソルが
[
:角度変
更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると、角度
を変更を変更できます。
[SHIFT]
キーを押しながら変更すると、
水平・垂直・45度の角度になります。
4-44
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
確定 ...................... 文字枠の外では、マウスカーソルが
[ :文字]
に変わり、マウ
スの左ボタンをクリックしたとき、文字列のサイズ・位置が確定
します。また、イメージ画像上で、マウスの右ボタンをクリック
し表示されるメニューから確定を選択することにより、編集を確
定することもできます。
⑥ 以上の操作で文字の入力が完了して、再び文字の設定ウィンドウを表示します。
⑦ 文字の描画を終わる時は、文字の設定ウィンドウでキャンセルボタンを押してくだ
さい。
ヒント
文字列の色は、カラーツールの前景色または編集メニューの色の選択で指定することができま
す。下地塗り潰しの色は、カラーツールの背景色で指定することができます。
線上に配置
イメージ画像に線上に配置した文字列を描画します。
① ツールバーの文字を線上に配置ボタンをクリックするか、編集メニューの文字より
線上に配置コマンドを選択します。
② マウスカーソルが
[
:線の入力]
に変わり、文字を配置する位置に連続直線を引
きます。マウスの左ボタンでクリックして任意の座標を入力してください。左ボタ
ンでダブルクリックすると、座標の入力が終了します。
③ 文字の設定ウィンドウを表示しますので、文字列を入力し、フォント・サイズ・配
置などを設定してOKボタンをクリックします。
自動調整 .............. 文字の大きさを自動で設定します。指定された線分上に文字列が
均等に配置されるように文字の大きさを調整します。
斜体 ...................... 文字を斜体にする場合に指定します。
太字 ...................... 文字を太字にする場合に指定します。
下線 ...................... 文字に下線を引く場合に指定します。編集ツールの線幅で下線の
サイズを設定することができます。
下地塗り潰し ...... 文字の下地を背景色で塗り潰す場合に指定します。
配置 ...................... 文字の線分上での配置を指定します。左寄せ・右寄せ・均等・セ
ンタリングから選択します。文字のサイズの自動調整を指定して
いる場合は、無効です。
Scanning Master Pro Color
4-45
第 4 章 イメージデータの操作
位置 ...................... 文字の線分に対する位置を指定します。文字方向で、縦書きを選
択している場合、左または右が選択できます。文字方向で、横書
きを選択している場合、上または下が選択できます。
文字方向 .............. 文字の方向を指定します。
④ 文字列の位置を修正し、決定します。
移動 ...................... 文字を配置する線付近にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[
:頂点の追加]
に変わります。このとき、マウスの左ボタン
を押すとカーソルが
[ :移動]
に変わり、ドラッグすると文字列
の位置を移動できます。また、文字列の周囲でカーソルが
[ :
移動]
になっている場合にも、左ボタンを押してドラックすると
文字列の位置を移動できます。
位置変更 .............. 文字を配置する線上の頂点のハンドル付近では、マウスカーソル
が
[
:サイズ変更]
に変わります。このとき、マウスの左ボタ
ンを押してドラッグすると、頂点の位置を変更することができま
す。このとき、
[Shift]
キーを押しながら変更すると、水平・垂
直・45度の線になります。また、マウスの右ボタンをクリック
し表示されるメニューから頂点の削除を選択することにより、頂
点を削除することもできます。線上付近では、マウスカーソルが
[
:頂点の追加]
に変わり、マウスの右ボタンをクリックし表
示されるメニューから頂点の追加を選択することにより、頂点を
追加することもできます。
文字の属性の変更
..................[Esc]キーを押すと、[
:文字の設定]ウィンドウに戻りま
す。文字列・フォント・サイズ・配置などを変更してOKボタン
をクリックします。
確定 ...................... 文字列の外では、マウスカーソルが
[
:線の入力]
に変わり、
マウスの左ボタンをクリックしたとき、文字列の位置が確定しま
す。また、イメージ画像上でマウスの右ボタンをクリックし表示
されるメニューから確定を選択することにより、編集を確定する
こともできます。
⑤ 以上の操作で文字の入力が完了して、次の連続線の入力作業の一点目の選択 2. に
移ります。
⑥ 文字の描画を終わるときは、文字の設定ウィンドウでキャンセルボタンを押してく
ださい。
文字列の色は、カラーツールの前景色または編集メニューの色の選択コマンドで指定
することができます。
下地塗り潰しの色はカラーツールの背景色で設定することができます。
4-46
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
編集機能の取り消し
直前の操作を取り消します。位置、サイズの変更中は直前の変更を取り消します。編
集が確定している場合は、変更可能な状態に戻ります。ツールバーの元に戻すボタン
をクリックするか、編集メニューより元に戻すを選択します。
イメージの保存・ツール操作を実行した場合は、編集メニューの元に戻すは無効にな
ります。
ヒント
元に戻すボタンは、ツールバーをカスタマイズすることにより、表示させることができます。
取り消した編集の復元
元に戻すで取り消した、最後の編集を復元します。一度確定した編集を変更可能な状
態に戻してやり直すを選択した場合は、その状態で編集が確定します。ツールバーの
やり直すボタンをクリックするか、編集メニューよりやり直すを選択します。
ヒント
やり直すボタンは、ツールバーをカスタマイズすることにより、表示させることができます。
Scanning Master Pro Color
4-47
第 4 章 イメージデータの操作
4.6
ページ機能の使い方
TIFFマルチページのデータに対して、ページの追加・挿入・削除といった編集作業が
できます。
前のページ
マルチページのイメージ画像で、前のページを表示します。
◆ ページツールバーの前のページボタンをクリックするか、ページメニューより前の
ページを選択します。
次のページ
マルチページのイメージ画像で、次のページを表示します。
◆ ページツールバーの次のページボタンをクリックするか、ページメニューより次の
ページを選択します。
最初のページ
マルチページのイメージ画像で、最初のページを表示します。
◆ ページメニューより最初のページを選択するか、ジャンプを選択してページジャン
プウィンドウで最初のページにマークを付けてOKボタンを押します。
最後のページ
マルチページのイメージ画像で、最後のページを表示します。
◆ ページメニューより最後のページを選択するか、ジャンプを選択してページジャン
プウィンドウで最後のページにマークを付けてOKボタンを押します。
ジャンプ
マルチページのイメージ画像で、指定したページを表示します。
◆ ページメニューよりジャンプを選択します。
ページジャンプウィンドウが表示されます。
◆ ジャンプしたいページを指定して、OKボタンを押します。
4-48
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
切り取り
マルチページのイメージ画像で、選択したページを切り取り、メモリに保存します。
◆ 切り取りたいページを選択して、ページツールバーのページを切り取りボタンをク
リックするか、ページメニューより切り取りを選択します。
ヒント
全てのページを切り取ることはできません。
コピー
マルチページのイメージ画像で、選択したページをコピーして、メモリに保存しま
す。
◆コピーしたいページを選択して、ページツールバーのページをコピーボタンをク
リックするか、ページメニューよりコピーを選択します。
Scanning Master Pro Color
4-49
第 4 章 イメージデータの操作
貼り付け
切り取り、コピーでメモリに保存したページを、マルチページで保存が可能なイメー
ジ画像に貼り付けます。メモリに何も保存されていないときは、このコマンドは使用
できません。次の3種類の貼り付けが行えます。
前へ
メモリに保存したページを、現在のページの前へ貼り付けます。
◆ ページツールバーの前へボタンをクリックするか、ページメニューの貼り付けより
前へを選択します。
後ろへ
メモリに保存したページを、現在のページの後ろへ貼り付けます。
◆ ページツールバーの後ろへボタンをクリックするか、ページメニューの貼り付けよ
り後ろへを選択します。
新規ウィンドウ
メモリに保存したページを、新たな画像データとしてイメージ画像ウィンドウを作成
します。
◆ ページツールバーの新規ウインドウボタンをクリックするか、ページメニューの貼
り付けより新規ウインドウを選択します。
削除
マルチページのイメージ画像で選択したページを削除します。
◆ ページツールバーのページを削除ボタンをクリックするか、ページメニューより削
除を選択します。
ヒント
全てのページを削除することはできません。
削除したページを元に戻すことはできません。
4-50
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
保存
マルチページのイメージ画像で、現在のページを別のファイルに保存します。複数の
ページを選択している場合、このコマンドは使用できません。
◆ ページツールバーのページを保存ボタンをクリックするか、ページメニューより
ページを保存を選択します。
◆ 名前を付けて保存ウィンドウが表示されますので、適切なファイル名を付けて保存
ボタンをクリックします。
挿入
マルチページで保存が可能なイメージ画像の現在のページの前に、ページを挿入します。
以下の2種類の挿入が行えます。
スキャナから
スキャナから読み込んだイメージを、現在のページの前へ挿入します。
◆ ページメニューの挿入よりスキャナからを選択します。
◆ 読み込みウィンドウを表示しますので、オプションを設定して読み込みを行ってく
ださい。
ファイルから
既存のイメージ画像ファイルから読み込んだイメージを、現在のページの前へ挿入し
ます。
◆ ページメニューの挿入よりファイルからを選択します。
◆ 開くウィンドウを表示しますので、挿入するファイルを選択してください。
Scanning Master Pro Color
4-51
第 4 章 イメージデータの操作
追加
マルチページで保存が可能なイメージ画像の現在のページの後ろに、ページを追加し
ます。
以下の2種類の追加が行えます。
スキャナから
スキャナから読み込んだイメージを、現在のページの後ろへ追加します。
◆ ページメニューの追加よりスキャナからを選択します。
◆ 読み込みウィンドウを表示しますので、オプションを設定して読み込みを行ってく
ださい。
ファイルから
既存のイメージ画像ファイルから読み込んだイメージを、現在のページの後ろへ追加
します。
◆ ページメニューの追加よりファイルからを選択します。
◆ 開くウィンドウを表示しますので、追加するファイルを選択してください。
変換
マルチページのイメージ画像で現在の圧縮形式を変換します。
◆ ページメニューより変換を選択します。
◆ 変換ウィンドウが表示されます。
◆ 変換したい圧縮形式を選択して、OKボタンを押します。
◆ 全てのページを指定した圧縮形式に変換したいときは、全てのページをこの形式に
変換を指定して、OKボタンを押します。
ヒント
「全てのページをこの形式に変換」
を指定した場合も、圧縮形式で対応されていないイメージデー
タのページは変換されません。
4-52
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
表示
ページ全体を表示
イメージ画像を1ページずつ表示します。
◆ ページツールバーのページ全体を表示ボタンをクリックします。
縮小表示
イメージ画像を縮小されたイメージで表示します。
◆ ページツールバーの縮小表示ボタンをクリックします。
ページと縮小表示
イメージ画像を縮小されたイメージと現在のページで表示します。
◆ ページツールバーのページと縮小表示ボタンをクリックします。
Scanning Master Pro Color
4-53
第 4 章 イメージデータの操作
4.7
他のイメージ編集機能
ツールメニューで、各種の編集機能が使用できます。
ヒント
ツールバーをカスタマイズすることにより、枠外削除や傾き補正などのボタンを表示させること
ができます。
プレビュー表示
ツールメニューの境界強調・色の操作で、共通のプレビュー表示について
全体を表示ボタン
現在のウィンドウサイズに合わせて、イメージ全体が表示できるようにイメージ画像
を拡大/縮小して表示します。
1:1表示ボタン
イメージ画像を、画面の1ドットに対して1ピクセルで表示します。
拡大ボタン
イメージ画像を、現在表示している倍率の2倍で表示します。
縮小ボタン
イメージ画像を、現在表示している倍率の1/2倍で表示します。
4-54
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
イメージの更新ボタン
変更後のイメージ画像を現在の設定に更新します。
ヒント
●イメージ画像の任意の範囲を表示するには、マウスを右クリックしてドラッグし四角形を表示
させます。マウスを離すと指定した範囲のイメージが現在のウィンドウに合わせて表示されま
す。
●イメージ画像をスクロールするには、変更前または、変更後のイメージウィンドウでマウスの
左ボタンをクリックしてドラッグします。マウスを離すまで、マウスを移動した方向にイメー
ジ画像がスクロールします。
Scanning Master Pro Color
4-55
第 4 章 イメージデータの操作
枠外削除
指定した長方形の領域からはみ出した部分を簡単に削除することができます。
JIS A0横∼DIN A4縦
このメニューを選択すると選択された用紙サイズを示す枠が表示されます。この枠内
のイメージがクリップされる範囲になります。クリップする領域が決定したらマウス
の左ボタンをクリックすると枠外が削除されます。ツールバーのJIS A0横で枠外削
除∼DIN A4横で枠外削除ボタン・JIS A0縦で枠外削除∼DIN A4縦で枠外削除ボ
タンをクリックするか、ツールメニューの枠外削除よりJIS A0横∼DIN A4縦を選
択します。
ユーザ1∼4
あらかじめ、クリップするサイズを登録して使用します。ツールバーのユーザ1で枠外
削除∼ユーザ4で枠外削除をクリックするか、ツールメニューの枠外削除よりユーザ1
∼4を選択します。
枠指定
クリップする範囲を任意に指定します。マウスを左クリックして始点を決定しクリップ
する領域を指定します。マウスを移動して希望する領域になったらマウスを左クリック
してクリップする領域を決定します。ツールバーの枠指定で枠外削除ボタンをクリック
するか、ツールメニューの枠外削除より枠指定を選択します。
移動
イメージ画像のサイズを変更せず、イメージ画像を移動したいときに使用します。操
作方法はJIS A0横∼DIN A4縦と同じです。ツールバーの現在のサイズで枠外削除
ボタンをクリックするか、ツールメニューの枠外削除より移動を選択します。
枠外削除の基準点は、ツールメニューのオプションの全般タブで変更できます。ま
た、基準点を選択中に
[HOME]
キーを押すことによって
「中心」
→
「左上」
→
「左下」
→
「右
下」→「右上」→「中心」の順で基準点の場所を変更できます。
ヒント
領域を設定中にスクロールしたいときは、キーボードから
[←]
[→]
[↑]
[↓]
キーにより移動しま
す。また、[ESC]キーを押すことにより、作業を中止できます。
4-56
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
ゴミ取り
イメージ画像の背景(バックグラウンド)に残っているゴミの除去を行ないます。
① ツールバーのゴミ取りボタンをクリックするか、ツールメニューよりゴミ取りを選
択し、ゴミ取りウィンドウを表示します。
② ゴミ取りウィンドウの中で、ゴミのサイズを指定します。
③ OKボタンをクリックします。
確認
「ソルトノイズも除去する」をONにすると、黒地に白いゴミも除去することができます。
Scanning Master Pro Color
4-57
第 4 章 イメージデータの操作
傾き補正
スキャナが原稿を傾いた状態で読み取った場合、傾いたイメージ画像の傾きの補正を
行うことができます。
角度の入力による補正
① ツールバーの傾き補正ボタンをクリックするか、ツールメニューより傾き補正を選
択します。
2値白黒データ
2値白黒以外のデータ
② 傾き補正ウィンドウの中で、新しい角度を入力します。
③ OKボタンをクリックします。
線分による補正
① ツールバーの傾き補正ボタンをクリックするか、ツールメニューより傾き補正を選
択します。
② 傾き補正ウィンドウの角度設定ボタンを押します。
③ 傾きを補正する2点
(原稿の水平となる基準上の2点)
をマウスにてクリックします。
傾いた原稿
補正後の原稿
クリックする2点
④ 傾き補正ウィンドウが再度表示されますので、OKボタンをクリックします。
4-58
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
角度読み取りによる補正(2値白黒データの時のみ有効)
① ツールバーの傾き補正ボタンをクリックするか、ツールメニューより傾き補正を選
択します。
② 傾き補正ウィンドウの角度読取ボタンを押します。
③ 自動的にアクティブウィンドウから傾きを読み取ります。この時傾きは、原稿の上
方向から検出します。
④ 傾き補正ウィンドウに傾き角度が表示されます。
⑤ 傾き角度が±7.1゜以内であれば、OKボタンをクリックします。±7.1゜の範囲に
なければ、傾き補正はできません。
Scanning Master Pro Color
4-59
第 4 章 イメージデータの操作
4点補正
イメージ画像の任意の4点を長方形に補正します。
① ツールバーの4点補正ボタンをクリックするか、ツールメニューより4点補正を選択
します。
② 左下から反時計回りに4点を指定してください。
③ 4点目を指定すると、基準点と幅・長さを指定するウィンドウが表示されます。
④ 基準点(X, Y)と幅・長さを入力して、OKボタンをクリックします。
基準点 X .............. 新しい基準点 X を指定した単位で設定します。
基準点 Y .............. 新しい基準点 Y を指定した単位で設定します。
幅 .......................... 新しい幅を指定した単位で設定します。
長さ ...................... 新しい長さを指定した単位で設定します。
基準枠の外側を削除する
.............. 補正後、基準枠の外側を削除します。
イメージのサイズは基準枠と同じサイズに変更されます。
ヒント
補正後、データのない部分は背景色で塗り潰されます。背景色はカラーツールの背景色で指定す
ることができます。
4-60
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
2点補正
イメージ画像の距離を補正します。
イメージ画像の任意の2点間の距離が指定された長さになるように、イメージの中心を
基準点としてイメージのサイズを拡大または縮小します。
① ツールバーの2点補正ボタンをクリックするか、ツールメニューより2点補正を選択
します。
② 画像上で任意の2点を指定してください。
③ 2点目を指定すると、長さを指定するウィンドウが表示されます。
④ 長さを設定してOKボタンをクリックします。
長さ ...................... 新しい長さを指定した単位で設定します。
傾きを補正する ... 指定した2点を結ぶ直線を基準として傾きを補正します。指定し
た直線が垂直に近い場合は垂直に、水平に近い場合は水平になる
ように傾きを補正します。
イメージのサイズを変更しない
.................. イメージのサイズを変更せずに距離を補正します。新しい長さが
現在の長さよりも大きい場合、イメージサイズからはみ出した
データは削除されます。
ヒント
補正後、データのない部分は背景色で塗り潰されます。背景色はカラーツールの背景色で指定す
ることができます。
Scanning Master Pro Color
4-61
第 4 章 イメージデータの操作
サイズ変更
イメージ画像のサイズを変更します。
① ツールバーのサイズ変更ボタンをクリックするか、ツールメニューよりサイズ変更
を選択し、サイズ変更ウィンドウを表示します。
② サイズ変更ウィンドウの中で、新しいサイズを指定します。
縦横比を固定 ...... 現在のイメージ画像の幅と高さの比率を変更したくない場合は、
オンにします。
指定方法に、ピクセルを選択した場合
新しい幅・新しい高さに、ピクセル単位で新しいサイズを指定します。
指定方法に、用紙サイズを選択した場合
新しいサイズを用紙サイズから選択します。ユーザ定義を選択すると、新しい幅・
新しい高さに、ミリメートル単位で新しいサイズを指定できます。
4-62
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
指定方法に、解像度を選択した場合
新しい幅・新しい高さに、新しい解像度を指定します。縦横比を固定は、常にオン
になります。
指定方法に、倍率を選択した場合
新しい幅・新しい高さに、倍率を指定します。
③ OKボタンをクリックします。
Scanning Master Pro Color
4-63
第 4 章 イメージデータの操作
結合
2つのイメージ画像を結合します。ツールバーの結合ボタンをクリックするか、ツール
メニューより結合を選択します。
結合するイメージ .... 現在のイメージ画像に結合するイメージ画像を指定します。1ピ
クセルあたりのビット数が違うイメージ画像は指定できません。
結合する位置 ........... 現在のイメージ画像を基準として、結合する位置を指定します。
重ねて結合する ........ イメージを重ねて結合します。この機能を使用する場合は、OK
ボタンを押したあと、基準点の指定モードに入ります。基準点の
指定モードでは、結合するイメージ画像と現在のイメージ画像が
表示されますので、それぞれのイメージ画像で基準点を指定して
ください。基準点の指定方法は後述の
「基準点の指定手順」
をご参
照ください。イメージが重なる部分は、結合するイメージ画像が
優先されます。重ねて結合するをチェックすると結合するイメー
ジを補正するが選択可能になります。
結合するイメージを補正する
....................... 重ねて結合するを指定しているときのみ選択できます。現在のイ
メージ画像に合わせて、結合するイメージのサイズと傾きを補正
したいときにチェックします。
サイズ合わせを行う
....................... 結合するイメージを補正するを指定しているときのみ選択できま
す。現在のイメージ画像に合わせて、結合するイメージのサイズ
を補正するかどうかを指定します。通常はONでご使用くださ
い。
重複した部分を切り取る
....................... 重ねて結合するを指定しているときのみ選択できます。結合するイ
メージを、基準点を通る直線で切って結合します。これを指定する
と基準点を通る直線がイメージの合わせ目になります。
4-64
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
基準点の指定手順
「結合するイメージを補正する」を指定していない場合
1組2点の基準点を指定します。2点が重なるように結合されます。
基準点の指定は以下の手順で行います。①∼②では常に点を指定する側のイメージに
枠線が表示されますので、これを参考に指定してください。
②
現在のイメージ画像
①
結合するイメージ画像
結合後のイメージ画像
① 結合するイメージ画像上で基準点を指定します。
② 現在のイメージ画像上で基準点が重なる点を指定します。
③ 確認メッセージで、「はい」を選択します。
「結合するイメージを補正する」を指定している場合
2組4点の基準点を指定します。指定された4点の位置関係から、結合するイメージ画
像に対してサイズ変更と傾き補正が行われ、結合されます。
基準点の指定は以下の手順で行います。①∼④では常に点を指定する側のイメージに
枠線が表示されますので、これを参考に指定を行ってください。
②
④
現在のイメージ画像
①
③
結合後のイメージ画像
結合するイメージ画像
① 結合するイメージ画像上で基準点を指定します。
② 現在のイメージ画像上で基準点が重なる点を指定します。
③ 結合するイメージ画像上で基準点2を指定します。
④ 結合するイメージの外形が表示されることを確認しながら、基準点2が重なる点を
指定します。
Scanning Master Pro Color
4-65
第 4 章 イメージデータの操作
⑤ 確認メッセージで、「はい」を選択します。
※ ④では点を指定できる範囲が制限されます。制限内容は以下の通りです。
・ ①と③で指定した点を結ぶ直線と、②と④で指定した点を結ぶ直線の傾き差が
±7.1°以内になること。
・ 結合するイメージの補正後のサイズが縦横共に32ピクセル以上であること。
・ 結合するイメージの拡大率が、長さ比で255倍以下であること。
マウスカーソルが点を指定できる領域にある場合は、結合するイメージ画像の補
正後の外形が表示されますので、これを参考に指定を行ってください。
※ サイズ変更の縮小拡大率が1/2以下、または2倍以上となる場合、⑤の確認メッ
セージで注意を促されます。問題が無いときは、そのまま
「はい」
を選択すれば結
合が実行されます。
ヒント
結合するイメージは、すでに開かれているものが対象で、グレースケールデータと8ビットカラー
データを結合した場合や、8ビットカラーデータ同士を結合した場合は、結合した側のイメージ
の色が変わることがあります。
[重ねて結合する]
を指定する場合は、結合するイメージ画像の不要な部分を枠外削除機能等であ
らかじめ削除しておきます。
4-66
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
範囲選択
平滑化・境界強調・調整・色の削除・色の変更・色の抽出で処理を行う範囲を選択し
ます。範囲が選択されている場合、上記のコマンドを実行すると選択された範囲内の
みが変更されます。また、範囲が選択されている場合、ツールメニューでは上記のコ
マンド以外は選択できません。範囲を選択するには、下記の操作を行います。
① ツールバーの範囲選択ボタンをクリックするか、ツールメニューより範囲選択を選
択します。
② 以下の様に範囲選択ツールを使用し、領域を選択します。
[ESC]
キーを押すと、直
前に選択した点を取り消すことができます。
a 四角形の場合は、マウスの左ボタンで2点をクリックします。その2点を対角と
する四角形領域が選択されます。
b 多角形の場合は、多角形の角にあたる位置をマウスの左ボタンでクリックします
(多角形は常に閉じています)。選択する領域の最後の角で左ボタンをダブルク
リックすると、領域の選択が終了します。
c 円や楕円の場合は、切り取る領域の中心をマウスの左ボタンでクリックし、希望
の大きさの円、または楕円になるようにマウスを移動して、選択する領域を指定
します。もう一度マウスの左ボタンをクリックしたとき、領域の選択が終了しま
す。
③ 位置やサイズを修正します。
移動 ...................... 選択された範囲の中にマウスカーソルを置くと、カーソルが
[ :移動]に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグする
と、位置を移動できます。
サイズ変更 .......... 選択された範囲の角のハンドル付近では、マウスカーソルが
[ :縦横方向のサイズ変更]
に変わります。このとき、マウス
の左ボタンを押してドラッグすると、縦横方向にサイズ変更でき
ます。また、多角形を選択している場合、マウスの右ボタンをク
リックし表示されるメニューから頂点の削除を選択することによ
り、頂点を削除することもできます。四角形・円・楕円を選択し
ている場合、選択された範囲の枠線上付近では、マウスカーソル
、または
[ :横方向のサイズ変更]
が
[ :縦方向のサイズ変更]
に変わり、マウスの左ボタンを押してドラッグすると縦または横
方向にサイズ変更できます。多角形を選択している場合、頂点間
の枠線上付近では、マウスカーソルが
[●+:頂点の追加]
に変わ
り、マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから頂点
の追加を選択することにより、頂点を追加することができます。
④ ツールのコマンドを実行します。
平滑化・境界強調・調整・色の削除・色の変更・色の抽出のみ実行することができ
ます。
Scanning Master Pro Color
4-67
第 4 章 イメージデータの操作
⑤ 範囲選択を終了するとき。
範囲選択を終了するには、もう一度ツールバーの範囲選択ボタンをクリックする
か、ツールメニューより範囲選択を選択します。②の操作中に終了するには[ESC]
キーを2回押してください。(多角形の場合は、選択点の個数+1回)
ヒント
●このコマンドは2値白黒以外の場合に使用できます。
●範囲選択ツールの形
(四角形・多角形・円・楕円)
は、編集ツールより選択することができます。
●8ビットカラーの時は、範囲が選択されている場合、調整は選択できません。
●8ビットカラーで範囲選択を行っている場合、
[色の変更]
[色の抽出]
の
[変更後の色]
は、イメー
ジのパレット内にある色にのみ変更することができます。また、パレットの異なるイメージで
保存した設定を読み込むと、[変更後の色]リストの色が現在のパレットにない場合がありま
す。この場合、[変更後の色]
はパレット内の最も近い色に置き換えて変更されます。
4-68
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
平滑化
イメージの平滑化を行います。ツールバーの平滑化ボタンをクリックするか、ツール
メニューより平滑化を選択します。
ヒント
このコマンドは、データがグレースケール・24ビットカラーの場合に使用できます。
境界強調
イメージ画像の境界を強調します。
ツールバーの境界強調ボタンをクリックするか、ツールメニューより境界強調を選択
します。
しきい値 ................... 周りのピクセルとの差がしきい値を超えるピクセルに対して境界
強調処理をします。背景にノイズが入るのを避けたいときはしき
い値を大きくしてください。しきい値が
「0」
のときは、全てのピ
クセルに対して境界強調処理をします。
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示については4-54ページのプレビュー表示を
参照してください。
●このコマンドは、データがグレースケール・24ビットカラーの場合に使用できます。
Scanning Master Pro Color
4-69
第 4 章 イメージデータの操作
色の操作
調整
イメージ画像の明るさやコントラストなどを変更します。ツールバーの調整ボタンを
クリックするか、ツールメニューの色の操作より調整を選択します。
グレースケール
8ビット/24ビットカラー
4-70
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
ガンマ ....................... ガンマ値を調整します。大きい値を指定すると中間調部分が明る
くなります。
明るさ ....................... 変更する明るさのレベルを指定します。イメージを明るくするに
はスライダを右に、イメージを暗くするにはスライダを左にド
ラッグします。
コントラスト ........... 変更するコントラストのレベルを指定します。コントラストを増
してイメージをシャープにするにはスライダを右に、イメージを
ぼかした感じにするにはスライダを左にドラッグします。
白レベル(グレースケールのみ)
....................... 設定した濃度値より白に近いピクセルを白に変換します。バック
グランドをより白くする効果があります。小さい値を設定するほ
ど効果が大きくなりますが、設定した濃度値より白に近い部分は
濃淡の情報が失われます。
黒レベル(グレースケールのみ)
....................... 設定した濃度値より黒に近いピクセルを黒に変換します。フォア
グランドをより黒くする効果があります。大きい値を設定するほ
ど効果が大きくなりますが、設定した濃度値より黒に近い部分は
濃淡の情報が失われます。
白ポイント(8ビットカラー/24ビットカラー)
....................... 指定値より白に近い部分のイメージを白に変換します。イメージ
上の背景を白にする効果が期待できます。小さい値を設定するほ
ど効果が大きくなります。
黒ポイント(8ビットカラー/24ビットカラー)
....................... 指定値より黒に近い部分のイメージを黒に変換します。イメージ
上のデータを黒にする効果が期待できます。大きい値を設定する
ほど効果が大きくなります。
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照して
ください。
●このコマンドはデータが2値白黒以外の場合に使用できます。
●データがカラーの場合、各値を赤・緑・青の成分別に変更することができます。変更したい成
分をガンマ設定の上のボタンで切り替えてください。RGBを選択している場合は、赤・緑・青
の成分を同時に変更します。
グレースケール
2値白黒・8ビットカラー・24ビットカラーのイメージ画像をグレースケールのイ
メージ画像に変更します。ツールバーのグレースケールボタンをクリックするか、
ツールメニューの色の操作よりグレースケールを選択します。
Scanning Master Pro Color
4-71
第 4 章 イメージデータの操作
2値白黒
8ビット/24ビットカラー
前景色 ....................... グレースケール化を行う場合の前景色を指定します。
背景色 ....................... グレースケール化を行う場合の背景色を指定します。
ファイルの種類 ........ グレースケール化を行った場合のファイルの種類を指定します。
ヒント
このコマンドはデータがグレースケール以外の場合に使用できます。
パレットの編集と保存
イメージのパレットを編集と保存を行います。ツールバーのパレットの編集と保存ボ
タンをクリックするか、ツールメニューの色の操作よりパレットの編集と保存を選択
します。
表示順 ....................... パレットの表示順を変更します。
4-72
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
パレットの保存ボタン
....................... 現在のパレットをパレットファイルに保存します。保存したファ
イルは、スキャナからの読み込み時や、
[ツール]
−
[色の操作]
−
[減色]−[8ビットカラー]の指定パレットに使用できます。
色を置き換えるには、変更したい色を選択します。このとき、
[SHIFT]
キー・
[CTRL]
キーを押しながらクリックすると、複数の色を選択することができます。その後、色の
設定ボタンを押すか、変更したい色をダブルクリックしてください。色の設定ウィンド
ウを表示します。色の設定ウィンドウで色を設定し、OKボタンを押すとパレットの編
集と保存ウィンドウに戻ります。
ヒント
●このコマンドはデータが8ビットカラーの場合に使用できます。
●パレットを編集すると、その設定に合わせてイメージの表示色が変わります。
減色−2値白黒
グレースケール・カラーのイメージ画像を、2値白黒のイメージ画像に変更します。
ツールバーの2値白黒に減色ボタンをクリックするか、ツールメニューの色の操作より
2値白黒に減色を選択します。
自動 ........................... エリアごとに適したしきい値を計算しながら2値化します。
手動 ........................... 全体をひとつのしきい値で2値化します。
ディザ ....................... ディザパターンを使用して2値化を行う場合に指定します。
Scanning Master Pro Color
4-73
第 4 章 イメージデータの操作
誤差拡散 ................... 誤差拡散法を使用して2値化を行う場合に指定します。
しきい値 ................... 手動で2値化を行う場合のしきい値を指定します。
バリアビリティ ........ 自動で2値化を行う場合に、白くするか黒くするかの判別の微調
整ができます。黒を多くしたい場合は数値を小さく、白を多くし
たい場合は数値を大きくします。
ファイルの種類 ........ 2値化を行った場合のファイルの種類を指定します。
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照して
ください。
●このコマンドはデータがグレースケール,またはカラーの場合に使用できます。
減色−8ビットカラー
24ビットカラーのイメージ画像を8ビットカラーのイメージ画像に変更します。ツー
ルバーの8ビットカラーに減色ボタンをクリックするか、ツールメニューの色の操作よ
り8ビットカラーに減色を選択します。
パレット
減色で使用するパレットを選択します。
最適化 ....................... 変更前のイメージから最適なパレットを作成します。
標準 ........................... バランスの取れた一般的なパレットを使用します。
指定パレット ........... 指定されたパレットを使用します。
4-74
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
減色方法
減色する方法を選択します。使用するパレットによっては選択できない項目もありま
す。
近似色 ....................... ピクセルの元の色をパレットのRGB値がもっとも近い色に置き
換えます。
誤差拡散 ................... 誤差拡散法を使用して、より自然に見えるように、ピクセルの元
の色をパレットの色に置き換えます。
地図/図面用(最適化のみ)
....................... 地図や図面など、使用されている色数が少ない場合に適した処理
方法で減色します。特に、色数を8色以下に指定したときは、必
要な色が残るように特別な処理を行います。
色数(最適化のみ)
....................... 減色するときに使用する色数を、3∼256色の間で設定します。
パレット(指定パレットのみ)
....................... 減色する時に使用するパレットを指定します。
ファイルの種類 ........ 8ビットカラー化を行った場合のファイルの種類を指定します。
ヒント
このコマンドはデータが24ビットカラーの場合に使用できます。変更前または変更後のイメー
ジウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照してください。
増色−8ビットカラー
2値白黒またはグレースケールのイメージ画像を8ビットカラーのイメージ画像に変換
します。ツールバーの8ビットカラーに増色をクリックするか、ツールメニューの色の
操作より8ビットカラーに増色を選択します。
2値白黒
グレースケール
前景色 ....................... 8ビットカラー化を行う場合の前景色を指定します。
Scanning Master Pro Color
4-75
第 4 章 イメージデータの操作
背景色 ....................... 8ビットカラー化を行う場合の背景色を指定します。
ファイルの種類 ........ 8ビットカラー化を行った場合のファイルの種類を指定します。
ヒント
●このコマンドは、データが2値白黒・グレースケールの場合に使用できます。
●2値またはグレースケールのイメージ画像を、8ビットカラーのイメージ画像に変換しただけ
では表示上の変化はありません。その後で編集できる機能が変わります。
また、グレースケールのイメージを8ビットカラー化し、パレットを変更せずに保存した場
合、次にイメージを開いた時にはグレースケールとして扱われます。
増色−24ビットカラー
2値白黒・グレースケール・8ビットカラーのイメージ画像を、24ビットカラーのイ
メージ画像に変換します。ツールバーの24ビットカラーに増色ボタンをクリックする
か、ツールメニューの色の操作より24ビットカラーに増色を選択します。
2値白黒
グレースケール,8ビットカラー
前景色 ....................... 24ビットカラー化を行う場合の前景色を指定します。
背景色 ....................... 24ビットカラー化を行う場合の背景色を指定します。
ファイルの種類 ........ 24ビットカラー化を行った場合のファイルの種類を指定しま
す。
ヒント
●このコマンドはデータが24ビットカラー以外の場合に使用できます。
●イメージ画像を、24ビットカラーのイメージ画像に変換しただけでは表示上の変化はありま
せん。その後で編集できる機能が変わります。
4-76
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
色の削除
イメージ画像から指定された色を削除します。ツールバーの色の削除ボタンをクリッ
クするか、ツールメニューより色の削除を選択し、色の削除ウィンドウを表示しま
す。
次の手順で、操作してください。
① 追加ボタン
をクリックし、 変更前のイメージウィンドウから削除したい色を
クリックします。現在のマウスカーソルの位置にある色が、追加ボタンの右側に表
示されます。クリックしてドラックした場合は、マウスが通った位置の色が連続し
て追加されます。イメージが8ビットカラーの場合は、パレットから選択ボタン
をクリックしてパレットからも削除したい色を追加できます。
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
をクリックして削除したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。この時、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場合、
一度にリストに追加される色は最大で16色です。
② 削除する色を追加したい場合は、 許容幅を増やすか追加ボタン
をクリックし、
変更前のイメージウィンドウから削除したい色をクリックします。クリックしてド
ラッグした場合は、マウスが通った位置の色が連続して追加されます。
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
Scanning Master Pro Color
4-77
第 4 章 イメージデータの操作
をクリックして削除したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。この時、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場合、
一度にリストに追加される色は最大で16色です。
③ 選択した色を修正したい場合は、修正したい色をダブルクリックして色の設定ウィ
ンドウを表示し、色を変更します。
④ リストから色を削除する場合は、リスト上の色を選択し、削除ボタン
をクリッ
クします。
⑤ イメージの更新ボタン
新されます。
をクリックします。変更後のイメージウィンドウが更
⑥ 目的のイメージ画像が得られるまで、①∼⑤を繰り返します。
⑦ OKボタンをクリックし、ウィンドウを終了します。このとき、新しいウィンドウ
で表示をオンにしていると、現在のウィンドウとは別に新しいウィンドウを作成し
て表示します。
許容幅 ....................... 変更する色の許容幅を指定します。
許容幅の設定を
「0」
にすると、削除する色で指定した色のみ、背
景色で設定した色に変更されます。
許容幅の設定を
「20」
にすると、削除する色で指定した色のRGB
値それぞれの値から±20の幅に入る色が背景色で設定した色に
変更されます。
許容幅の設定を
「255」
にすると、全ての色が背景色で設定した
色に変更されます。
全ての色に適用 ........ このオプションを指定すると、許容幅の変更が、削除する色のリ
ストに表示されている全ての色に適用されます。
新しいウィンドウで表示
....................... このオプションを指定すると、現在のイメージ画像は変更せず、
新しいウィンドウを作成して表示します。
読み込みボタン ........ 既存のファイルから設定を読み込みます。読み込みウィンドウを
表示しますので、ウィンドウにて読み込むファイルを選択してく
ださい。
保存ボタン ............... 現在の設定をファイルに保存します。保存ウィンドウを表示しま
すので、適切なファイル名を付けて保存してください。このと
き、Scanning Master Pro Colorをインストールしたフォル
ダ下のColorフォルダに保存すると、スキャナからの読み込み時
に指定することができます。
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照して
ください。
●このコマンドはデータがカラーの場合に使用できます。
4-78
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
色の変更
イメージ画像の指定した色を別の色に変更します。ツールバーの色の変更ボタンをク
リックするか、ツールメニューより色の変更を選択し、色の変更ウィンドウを表示し
ます。
次の手順で、操作してください。
① 新しい色ボタン
をクリックし、 変更前のイメージウィンドウから変更したい
色をクリックします。現在のマウスカーソルの位置にある色が、新しい色ボタンの
右側に表示されます。クリックしてドラッグした場合は、マウスが通った位置の色
が連続して追加されます。イメージが8ビットカラーの場合は、パレットから選択
をクリックしてパレットからも新しい色を登録できます。
ボタン
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
をクリックして変更したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。この時、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場合、
一度にリストに追加される色は最大で16色です。
② 変更する色を追加したい場合は、 許容幅を増やすか追加ボタン
をクリックし、
変更前のイメージウィンドウから追加したい色をクリックします。クリックしてド
ラッグした場合は、マウスが通った位置の色が連続して追加されます。
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
をクリックして変更したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
Scanning Master Pro Color
4-79
第 4 章 イメージデータの操作
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。このとき、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場
合、一度にリストに追加される色は最大で16色です。
③ 選択した色を修正したい場合は、修正したい色をダブルクリックして 色の設定ウィ
ンドウを表示し、色を変更します。
8ビットカラーで範囲選択を行っている場合、変更後の色は、現在のイメージのパ
レット内にある色にのみ変更することができます。修正したい色をダブルクリック
すると、色の選択ウィンドウを表示しますので、パレットから選択してください。
④ リストから色を削除する場合は、リスト上の色を選択し、削除ボタン
をクリッ
クします。
⑤ イメージの更新ボタン
新されます。
をクリックします。変更後のイメージウィンドウが更
⑥ 目的のイメージ画像が得られるまで、①∼⑤を繰り返します。
⑦ OKボタンをクリックし、ウィンドウを終了します。このとき、新しいウィンドウ
で表示をオンにしていると、現在のウィンドウとは別に新しいウィンドウを作成し
て表示します。
許容幅 ....................... 変更する色の許容幅を指定します。
許容幅の設定を
「0」
にすると、変更前の色で指定した色のみ、変
更後の色で設定した色に変更されます。
許容幅の設定を
「20」
にすると、変更前の色で指定した色のRGB
値それぞれの値から±20の幅に入る色が変更後の色で設定した
色に変更されます。
許容幅の設定を
「255」
にすると、全ての色が変更後の色で設定
した色に変更されます。
全ての色に適用 ........ このオプションを指定すると、許容幅の変更が、変更前の色のリ
ストに表示されている全ての色に適用されます。
その他の色を変更する
....................... このオプションを指定すると、選択していない色を全て同じ色に変
更します。色が表示されている部分をクリックすると、色の設定
ウィンドウが表示され、変更後の色を設定することができます。
新しいウィンドウで表示
....................... このオプションを指定すると、現在のイメージ画像は変更せず、
新しいウィンドウを作成して表示します。
読み込みボタン ........ 既存のファイルから設定を読み込みます。読み込みウィンドウを
表示しますので、ウィンドウにて読み込むファイルを選択してく
ださい。
保存ボタン ............... 現在の設定をファイルに保存します。保存ウィンドウを表示しま
すので、適切なファイル名を付けて保存してください。このと
き、Scanning Master Pro Colorをインストールしたフォル
ダ下のColorフォルダに保存すると、スキャナからの読み込み時
に指定することができます。
4-80
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照して
ください。
●このコマンドはデータがカラーの場合に使用できます。
●8ビットカラーで範囲選択を行っている場合に、パレットの異なるイメージで保存した設定を
読み込むと、
[変更後の色]
リストの色が現在のパレットにない場合があります。この場合、
[変
更後の色]は現在のパレット内の最も近い色に置き換えて変更されます。
Scanning Master Pro Color
4-81
第 4 章 イメージデータの操作
色の抽出
イメージから指定された色を抽出します。ツールバーの色の抽出ボタンをクリックす
るか、ツールメニューより色の抽出を選択し、色の変更ウィンドウを表示します。
次の手順で、操作してください。
① 新しい色ボタン
をクリックし、 変更前のイメージウィンドウから抽出したい
色をクリックします。現在のマウスカーソルの位置にある色が、新しい色ボタンの
右側に表示されます。クリックしてドラッグした場合は、マウスが通った位置の色
が連続して追加されます。イメージが8ビットカラーの場合は、パレットから選択
をクリックしてパレットからも新しい色を登録できます。
ボタン
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
をクリックして抽出したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。この時、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場合、
一度にリストに追加される色は最大で16色です。
② 抽出する色を追加したい場合は、 許容幅を増やすか追加ボタン
をクリックし、
変更前のイメージウィンドウから追加したい色をクリックします。クリックしてド
ラッグした場合は、マウスが通った位置の色が連続して追加されます。
まとまった領域に含まれる色を追加したい場合は、四角形ボタン
または、多
角形ボタン
をクリックし、変更前のイメージウィンドウでマウスの左ボタン
をクリックして抽出したい色を含んだ領域を作成します。四角形の場合は2点目を
4-82
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
クリックすると領域を閉じます。多角形の場合は3点目以降をダブルクリックする
と領域を閉じます。このとき、閉じた領域に含まれる色が追加されます。この場
合、一度にリストに追加される色は最大で16色です。
③ 選択した色を修正したい場合は、修正したい色をダブルクリックして 色の設定ウィ
ンドウを表示し、色を変更します。
8ビットカラーで範囲選択を行っている場合、変更後の色は、現在のイメージのパ
レット内にある色にのみ変更することができます。修正したい色をダブルクリック
すると、色の選択ウィンドウを表示しますので、パレットから選択してください。
④ リストから色を削除する場合は、リスト上の色を選択し、削除ボタン
をクリッ
クします。
⑤ イメージの更新ボタン
新されます。
をクリックします。変更後のイメージウィンドウが更
⑥ 目的のイメージ画像が得られるまで、①∼⑤を繰り返します。
⑦ OKボタンをクリックし、ウィンドウを終了します。このとき、新しいウィンドウ
で表示をオンにしていると、現在のウィンドウとは別に新しいウィンドウを作成し
て表示します。
許容幅 ....................... 抽出する色の許容幅を指定します。
許容幅の設定を
「0」
にすると、変更前の色で指定した色のみ、変
更後の色で設定した色に変更されます。
許容幅の設定を
「20」
にすると、変更前の色で指定した色のRGB
値それぞれの値から±20の幅に入る色が変更後の色で設定した
色に変更されます。
許容幅の設定を
「255」
にすると、全ての色が変更後の色で設定
した色に変更されます。
全ての色に適用 ........ このオプションを指定すると、許容幅の変更が、変更前の色のリ
ストに表示されている全ての色に適用されます。
選択範囲外を背景色で塗り潰す
....................... このオプションを指定すると、選択範囲外を背景色で塗り潰しま
す。範囲選択を行っている場合のみ有効です。
新しいウィンドウで表示
....................... このオプションを指定すると、現在のイメージ画像は変更せず、
新しいウィンドウを作成して表示します。
読み込みボタン ........ 既存のファイルから設定を読み込みます。読み込みウィンドウを
表示しますので、ウィンドウにて読み込むファイルを選択してく
ださい。
保存ボタン ............... 現在の設定をファイルに保存します。保存ウィンドウを表示しま
すので、適切なファイル名を付けて保存してください。このと
き、Scanning Master Pro Colorをインストールしたフォル
ダ下のColorフォルダに保存すると、スキャナからの読み込み時
に指定することができます。
Scanning Master Pro Color
4-83
第 4 章 イメージデータの操作
ヒント
●変更前または変更後のイメージウィンドウの表示についてはP4-54プレビュー表示を参照して
ください。
●このコマンドはデータがカラーの場合に使用できます。
●抽出した色以外は、背景色になります。
●8ビットカラーで範囲選択を行っている場合に、パレットの異なるイメージで保存した設定を
読み込むと、
[変更後の色]
リストの色が現在のパレットにない場合があります。この場合、
[変
更後の色]は現在のパレット内の最も近い色に置き換えて変更されます。
4-84
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
色の選択
色の削除/変更/抽出でパレットから選択ボタンをクリックすると、色の選択ウィン
ドウが表示されます。
次の手順で、操作してください。
① 選択したい色をクリックします。このとき、
[SHIFT]
キー、
[CTRL]
キーを押しな
がらクリックすると、複数の色を選択することができます。
② OKボタンをクリックし、ウィンドウを終了します。
表示順 ....................... 色の表示順を変更します。インデックス・明度・色相が選択でき
ます。
イメージのネガティブ
イメージ画像の色を反転します。
下記のいずれかの操作を行います。
◆ ツールバーのネガティブボタンをクリックする。
◆ ツールメニューよりネガティブを選択する。
◆ キーボードの[F8]キーを押す。
イメージの左右反転
イメージ画像の左右を反転します。
下記のいずれかの操作を行います。
◆ ツールバーの左右反転ボタンをクリックする。
◆ ツールメニューより左右反転を選択する。
Scanning Master Pro Color
4-85
第 4 章 イメージデータの操作
イメージの回転
イメージ画像を、左に90度回転・左に90度回転・180度回転します。
下記のいずれかの操作を行います。
左90度回転
◆ ツールバーの左90度回転ボタンをクリックする。
◆ ツールメニューより左90度回転を選択する。
◆ キーボードの[F9]
キーを押す。
右90度回転
◆ ツールバーの右90度回転ボタンをクリックする。
◆ ツールメニューより右90度回転を選択する。
◆ キーボードの
[F10]キーを押す。
180度回転
◆ ツールバーの180度回転ボタンをクリックする。
◆ ツールメニューより180度回転を選択する。
元に戻す
ゴミ取り・傾き補正・枠外削除・サイズ変更等のラスタ操作を、一回に限り元に戻し
ます。
下記のいずれかの操作を行います。
◆ ツールバーの元に戻すボタンをクリックする。
◆ ツールメニューより元に戻すを選択する。
4-86
Scanning Master Pro Color
第 4 章 イメージデータの操作
4.8
イメージの測定
現在の倍率と解像度を基準にして、2点間の相対距離を測定します。基準となる単位長
さが分かっているときは、それを基に相対測定が行えます。
単位長さの設定
新たに基準となる2点間の間隔を指定します。指定方法は以下のようにします。
① 表示メニューの相対測定より単位長さ設定を選択します。
② 新たに基準となるべき2点をクリックします。
③ 2点がクリックされると測定基準ウィンドウが立ち上がります。
④ 測定基準ウィンドウにて指定間隔の長さを指定します。
⑤[ESC]
キーを押すと作業を中止できます。
確認
測定基準ウィンドウで設定したスケールは、指定点間の距離コマンドの計算でのみ有効です。そ
の他のコマンドには影響を与えません。
ツールメニューのオプションにある単位設定で単位を変更した場合は、[単位長さ設定]を再度
行ってください。
指定点間の距離の設定
① ツールバーの測定をクリックするか、表示メニューの相対測定より指定点間の距離
を選択します。
② 相対距離を測定する2点を指定します。
③ 2点が指定されると、単位長さ設定で指定した間隔を元に相対距離を計算して測定
結果ウィンドウを表示します。
④[ESC]
キーを押すと作業を中止できます。
Scanning Master Pro Color
4-87
第 5 章 機能説明
第5章
機能説明
本章では、Scanning Master Pro Colorのオプション設定とメニュー・ファイル形
式について説明します。
5.1
オプション設定
イメージ画像についてのオプションを設定します。
ファイル設定タブ
ツールメニューからオプションを選択し、ファイル設定タブを選択します。
ファイルの種類 ........ デフォルトの拡張子を変更するファイルの形式を選択します。
拡張子 ....................... ファイル形式に対して、デフォルトで使用する拡張子を設定しま
す。
デフォルトの解像度
....................... ファイルの開くメニューから読み込むファイルに解像度が書き込
まれていないときに使用する解像度を指定します。
JPEGの画質 ............ ファイルをJPEG形式で保存する場合の画質を指定します。画質
を低くすると、ファイルサイズは小さくなりますが、イメージは
粗くなります。
Scanning Master Pro Color
5-1
第 5 章 機能説明
表示設定タブ
ツールメニューからオプションを選択し、表示設定タブを選択します。
強調 ........................... イメージを縮小表示する時の表示方法を指定します。このオプ
ションは、次に開いたファイルや、次にスキャナから読み込んだ
イメージ画像から有効になります。
● デフォルト
2値白黒イメージは黒を強調します。それ以外のイメージは強調
表示を行いません。
● なし
イメージの強調表示を行いません。
●濃
2値白黒イメージは黒を強調します。それ以外のイメージは濃い
ピクセルを強調します。
●淡
2値白黒イメージは白を強調します。それ以外のイメージは淡い
ピクセルを強調します。
ヒント
2値白黒以外のイメージで、イメージサイズが小さい時、濃・淡を設定しても効果が無い場合が
あります。
高速 ........................... このオプションを指定すると、次に開いたファイルや、次にス
キャナから読み込んだイメージ画像のスクロールなどの表示が高
速になります
(空きメモリ容量が少ないときには、このオプショ
ンを指定しても効果がないときもあります)
。また、編集の貼り
付けでイメージをドラッグせず枠だけを表示するようになりま
す。ただし、ファイルを開く時やスキャナの読み込み時に表示用
のデータを作成するため、ファイルやスキャナからの読み込み速
度が低下することがあります。
5-2
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
最大化 ....................... デフォルトの画像ウィンドウの表示を最大化に設定します。
虫眼鏡のサイズ ........ 虫眼鏡のサイズを設定します。50∼500ピクセルの間で、1ピ
クセル単位で設定出来ます。
虫眼鏡の倍率 ........... 虫眼鏡の倍率を設定します。1倍・2倍・4倍・8倍から選択でき
ます。また、虫眼鏡で拡大表示中に[+]
[−]キーを押すことに
よって変更することも出来ます。
Scanning Master Pro Color
5-3
第 5 章 機能説明
全般タブ
ツールメニューからオプションを選択し、全般タブを選択します。
最近使ったファイルの一覧
....................... ファイルメニューの下部のリストに表示されるファイルの最大数
を設定します。新しい設定を有効にするためには、Scanning
Master Pro Colorを再起動する必要があります。
読み込み設定 ........... スキャンメニューの設定保存と、スキャンメニューの設定読み込
みに表示される設定の最大数を設定します。
枠外削除の基準点 .... 枠外削除を指定するときの基準点を選択します。
イメージを補正するときに補間を行う
....................... このオプションを指定すると、データがグレースケールまたはカ
ラーの場合に、傾き補正・台形補正・結合・4点補正・2点補正
を行なうと、イメージが滑らかになるように補間を行います。
作業用ファイルを使用する
....................... このオプションを指定すると、次に開いたファイルやスキャナか
ら読み込んだイメージ画像を、一時作業用ファイルに保存し、使
用するメモリ領域を節約することができます。
圧縮する ................... 作業用ファイルを圧縮してディスク領域を節約します。ただし、
動作が若干遅くなることがあります。
フォルダを指定する
....................... 作業用ファイルを作成するフォルダを指定する場合にオンにしま
す。オフの場合は、システムのテンポラリ フォルダに作成しま
す。
参照ボタン ............... 作業用ファイルを作成するフォルダを選択するウィンドウを表示
します。
5-4
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
メールタブ
メール送信についてのオプションを設定します。メール送信機能は、スキャナがIS
200・CS1000eN/2000/2000eN/600/500/400/300の場合のみ使用でき
ます。ツールメニューからオプションを選択し、メールタブを選択します。
名前 ........................... 送信者・差出人などに表示される名前を設定します。この項目を
空欄にすると、以下の項目はチェックしません。
アカウント名 ........... メールサーバにアクセスためのアカウント名
(ユーザ名・ログイ
ン名などと呼ばれる場合もあります)を設定します。
パスワード ............... 上記で設定したアカウント名でメールサーバにアクセスするため
のパスワードを設定します。
メールアドレス ........ 送り元のメールアドレスを設定します。
チェック間隔 ........... メールを分割送信する場合に、送信先からの応答を確認する間隔
を設定します。
タイムアウト時間 .... メールを分割送信する場合に、送信先から応答がない場合にエ
ラーにする時間を設定します。
送信完了をメールで通知する
....................... このオプションをオンに設定すると、下記メールアドレスに送信
完了のメールを送信します。
通知アドレス ........... 送信完了時に受け取るメールアドレスを設定します。
POPサーバ名 .......... メールを受信するために使用するメールサーバ名とポート番号を設定
します。通常、ポート番号は110から変更する必要はありません。
SMTPサーバ名 ....... メールを送信するために使用するメールサーバ名とポート番号を設
定します。通常、ポート番号は25から変更する必要はありません。
メールアドレスは、通常使用しているものとは異なるアドレスを取得していただくこ
とを推奨します。通常使用しているアドレスでご利用になる場合、通常使用している
メールソフトで、受信したメールをサーバーに残すように設定してください。メール
サーバやアカウント名の設定などがわからない場合は、ネットワーク管理者などにお
問い合わせください。
Scanning Master Pro Color
5-5
第 5 章 機能説明
単位設定タブ
ツールメニューからオプションを選択し、単位設定タブを選択します。
単位 ........................... 相対測定や4点補正で使用する単位を設定します。
縮尺 ........................... 相対測定や4点補正で使用する縮尺を設定します。
用紙の単位 ............... 用紙サイズなどを指定する単位を設定します。
5-6
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
編集タブ
ツールメニューからオプションを選択し、編集タブを選択します。
編集後の色を変更 .... このオプションを指定すると、前景色で編集した色が、色の設定
(D)で指定した色になります。
消去した色を変更 .... このオプションを指定すると、背景色で消去した色が、色の設定
(E)で指定した色になります。
編集中の色 ............... 範囲を指定する時の枠色や、編集中の文字の色を設定します。
ヒント
[編集後の色を変更][消去した色を変更]で指定された色が適用されるのは、編集メニューの[元に
戻す]で戻る内容のみです。
実データとしては、前景色・背景色で指定した色が適用されます。
Scanning Master Pro Color
5-7
第 5 章 機能説明
サムネイルタブ
ツールメニューからオプションを選択し、サムネイルタブを選択します。サムネイル
ウィンドウと検索ウィンドウの表示方法を設定します。
強調 ........................... サムネイルを表示する時の表示方法を指定します。このオプショ
ンは、フォルダを移動した場合や、サムネイルの更新を実行した
後から有効になります。
● デフォルト
2値白黒イメージは黒を強調します。それ以外のイメージは強調
表示を行いません。
● なし
イメージの強調表示を行いません。
●濃
2値白黒イメージは黒を強調します。それ以外のイメージは濃い
ピクセルを強調します。
●淡
2値白黒イメージは白を強調します。それ以外のイメージは淡い
ピクセルを強調します。
ヒント
2値白黒以外のイメージで、イメージサイズが小さい時、濃・淡を設定しても効果が無い場合が
あります。
サイズ ....................... サムネイルのサイズを設定します。大・中・小から選択できま
す。このオプションは、フォルダを移動した場合や、サムネイル
の更新を実行した後から有効になります。
プレビューを表示する
....................... このオプションを表示すると、ウィンドウの左下に現在選択され
ているイメージのプレビューを行います。
5-8
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
ツールタブ
ツールメニューからオプションを選択し、ツールタブを選択します。Scanning Master
Pro Colorから起動するツールを登録します。登録したツールは、サムネイルウィンドウ
のツールメニューまたはサムネイルイメージを選択している場合に、マウスの右ボタンを
クリックすると表示されます。
追加 ........................... 新しいツールの登録を行います。
削除 ........................... 選択したツールを削除します。
変更 ........................... 選択したツールの登録内容を変更します。
追加または変更のボタンを押すと、コマンドの設定ウィンドウを表示します。
メニュー項目 ........... 登録するツールの名称を指定します。
コマンド ................... 起動するツールの実行ファイル名を指定します。
引数 ........................... ツールの起動時に使用する引数を指定します。
「%F」
を指定する
と、現在選択されている画像のファイル名を引数に指定して、
ツールを起動します。
実行時のフォルダ .... ツールの作業フォルダを指定します。
ヒント
登録できるツールの数は16までです。
Scanning Master Pro Color
5-9
第 5 章 機能説明
カスタマイズ
ツールバーのボタンを、追加・削除・整列します。
利用できるツールバーボタン
....................... アクティブウィンドウのツールバーに追加できるボタンが表示さ
れます。
追加 ........................... 利用できるツールバーボタンボックスで選択したボタンを、現在
のツールバーボタンボックスに移動します。
削除 ........................... 現在のツールバーボタンボックスで選択したボタンを、利用でき
るツールバーボタンボックスに移動します。
現在のツールバーボタン
....................... アクティブウィンドウのツールバーに左から右へ表示されるとお
りの順序で、上から下へボタンが表示されます。
リセット ................... アクティブウィンドウのツールバーのボタンを規定の設定に戻し
ます。
5-10
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
5.2
Viewウィンドウ
Viewウィンドウ
ツールバー
ステータスバー
Viewウィンドウ
カラーツール
編集ツール
ツールバー
ツールバーは、アプリケーションウィンドウ上部で、メニューバーのすぐ下や右端に
表示されます。Scanning Master Pro Color内で使用する多くのツールをマウスで
クリックして操作します。ツールバーの表示と非表示を切り替えるには、表示メ
ニューのツールバーコマンドを選択します。
ステータスバー
ステータスバーには、メニューコマンドやツールバーのボタンを選択したときにコマ
ンドの簡単な説明などが表示されます。ステータスバーの表示と非表示を切り替える
には、表示メニューの ステータスバーコマンドを選択します。
Scanning Master Pro Color
5-11
第 5 章 機能説明
5.3 メニュー
ファイルメニュー
開く... ........................ 既存のイメージ画像を開きます。
サムネイル表示... .... 保存されているイメージ画像を縮小表示します。
検索 ........................... ファイルを検索します。
閉じる ....................... 現在開いているイメージ画像を閉じます。
上書き保存 ............... 作業中のイメージ画像を上書きして保存します。
名前を付けて保存...
....................... 作業中のイメージ画像に新しい名前を付けて保存します。
印刷... ........................ イメージ画像を印刷します。
ページ設定... ............ ページレイアウトの設定やプリンタ
(プロッタ)
の選択や接続を設
定します。
ファイル名 1, 2, 3, 4,..
....................... 直前に閉じたファイルを再度開きます。
終了 ........................... Scanning Master Pro Colorを終了します。
5-12
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
編集メニュー
元に戻す ................... 直前に行った操作を元に戻します。
やり直す ................... 元に戻すで取り消した操作を復元します。
切り取り ................... 選択した範囲を切り取って、メモリに保存します。
コピー ....................... 選択した範囲をコピーして、メモリに保存します。
貼り付け ................... メモリのデータをイメージ画像に貼り付けます。
消去 ........................... 背景色で消します。
領域消去 ................... 指定された領域を背景色で塗りつぶします。
修正 ........................... 前景色で描き加えます。
直線 ........................... 前景色で直線を描きます。
塗り潰し ................... 塗り潰し図形を描きます。
文字... ........................ 文字を描きます。
引き出し線 ............... 引き出し線を描きます。
色の選択 ................... イメージから色を選択し、描画色に設定します。
編集中に[ESC]
キーを押すと、作業を中止します。
Scanning Master Pro Color
5-13
第 5 章 機能説明
表示メニュー
全体を表示 ............... 現在のウィンドウ範囲でイメージ画像の全体を表示します。
1:1表示 .................... イメージ画像を1ドット1ピクセルで表示します。
縮小 ........................... イメージ画像を縮小して表示します。
拡大 ........................... メージ画像を拡大して表示します。
全体図 ....................... イメージ画像全体を表示するウィンドウの表示/非表示の切り替
えを行います。
詳細図 ....................... 現在のカーソル位置のエリアの拡大、または縮小された部分の詳
細図を表示します。
移動 ........................... イメージ画像をスクロールします。
虫眼鏡 ....................... カーソルの周囲を拡大表示する虫眼鏡モードのON/OFFの切り
替えを行います。
イメージ情報... ........ イメージ画像の詳細情報を示すウィンドウを表示します。
相対測定 ................... イメージ画像の上で相対距離を測定します。
ツールバー ............... ツールバーの表示、または非表示を切り替えます。
ステータス バー ...... ステータスバーの表示、または非表示を切り替えます。
編集ツール ............... 編集ツールの表示、または非表示を切り替えます。
スキャンツール ........ スキャンツールの表示、または非表示を切り替えます。
ページツール ........... ページツールバーの表示、または非表示を切り替えます。
カラーツール ........... カラーツールの表示、または非表示を切り替えます。
パレットツール ........ パレットツールの表示、または非表示を切り替えます。
5-14
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
ページメニュー
前のページ ............... 前のページを表示します。
次のページ ............... 次のページを表示します。
最初のページ ........... 最初のページを表示します。
最後のページ ........... 最後のページを表示します。
ジャンプ ................... 指定したページを表示します。
切り取り ................... 選択したページを切り取ります。
コピー ....................... 選択したページをコピーします。
貼り付け ................... 切り取り・コピーしたページを貼り付けます。
削除 ........................... 現在のページを削除します。
保存 ........................... 現在のページをファイルに保存します。
挿入 ........................... 現在のページの前にイメージ画像を挿入します。
追加 ........................... 現在のページの後ろにイメージ画像を追加します。
変換 ........................... 現在のページの圧縮形式を変換します。
ページメニューの操作は、マルチページ形式のイメージ画像のときに有効です。
スキャンメニュー
機種設定... ................ 読み込みを行うスキャナ機種とSCSI IDを設定するウィンドウを
表示します。
スキャン... ................ スキャナ読み込みウィンドウを表示します。
スキャンして印刷 .... スキャナ読み込みウィンドウを表示し、スキャン終了後に設定し
たプリンタに印刷します。
設定保存 ................... 現在の読み込み設定を保存します。
設定読み込み ........... 既存の読み込み設定を読み込みます。
Scanning Master Pro Color
5-15
第 5 章 機能説明
ツールメニュー
元に戻す ................... 直前に行ったラスタ操作を元に戻します。
ゴミ取り... ................ 背景のゴミを除去します。
傾き補正... ................ 傾いたイメージ画像の補正を行います。
4点補正 .................... 歪んだイメージ画像の補正を行います。
2点補正 .................... イメージ画像の距離を補正します。
枠外削除 ................... 指定した領域外の部分を削除します。
サイズ変更... ............ データのサイズを変更するウィンドウを表示します。
結合 ........................... 二つのイメージ画像を結合します。
範囲選択 ................... 処理を行う範囲を選択します。
(2値白黒以外の時有効です。)
平滑化 ....................... イメージ画像の平滑化を行います。
(グレースケール・24ビットカラーの時のみ有効です)
境界強調 ................... イメージ画像の境界強調を行います。
(グレースケール・24ビットカラーの時のみ有効です)
色の操作 ................... 色の操作を行います。
ネガティブ ............... イメージ画像の色を反転します。
左右反転 ................... イメージ画像の左右を反転します。
左90度回転 ............. イメージ画像を左に90度回転します。
右90度回転 ............. イメージ画像を右に90度回転します。
180度回転 .............. イメージ画像を180度回転します。
オプション... ............ Scanning Master Pro Colorのデフォルトの動作設定を行い
ます。
カスタマイズ ........... ツールバーのボタンを、追加・削除・整列します。
スキャナの調整... .... 読み込みを行うスキャナの調整をします。
5-16
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
ウィンドウメニュー
ウィンドウメニューには、複数のアプリケーション ウィンドウの表示方法を操作する
以下のようなコマンドがあります。
重ねて表示 ............... ウィンドウを重ねて表示します。
上下に並べて表示 .... ウィンドウを上下に並べて表示します。
左右に並べて表示 .... ウィンドウを左右に並べて表示します。
アイコンの整列 ........ ウィンドウの下部にアイコンを整列します。
ウィンドウ名 1, 2, ...
....................... 指定したウィンドウを表示します。
ヘルプメニュー
トピックの検索 ........ ヘルプの目次画面を表示します。
グラフテックホームページ
....................... グラフテックのホームページを表示します。
バージョン情報... .... アプリケーションのバージョン情報を表示します。
Scanning Master Pro Color
5-17
第 5 章 機能説明
5.4
ファイル形式について
Scanning Master Pro Colorでは、以下のファイル形式を扱うことができます。イ
メージ画像により、対応できるファイル形式は異なります。
ビットマップ ....................... Windowsのビットマップデータとして保存します。
デフォルトの拡張子は BMP となります。
ビットマップ RLE .............. WindowsのRLE圧縮形式のビットマップデータとして保
存します。
デフォルトの拡張子は BMP となります。
CAD Overlay ESP .......... CAD Overlay ESP 用のフォーマットです。
デフォルトの拡張子は RLC となります。
確認
CAD Overlay ESPでは、保存する時データに解像度の情報を付加することができません。
Scanning Master Pro ColorではCAD Overlay ESPで保存する場合、イメージデータをそ
のまま保存します。既存のCAD Overlay ESPのイメージデータをファイルより読み込んで、
ファイル形式を変えて保存する場合は、ツールメニューのオプションコマンドのファイル設定タ
ブの「デフォルトの解像度」で設定した解像度で保存します。
TIFF 非圧縮・MSB ............ TIFF形式・Motorola型
(BigEndian)
の非圧縮フォーマッ
トです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF 非圧縮・LSB ............. TIFF形式・Intel型
(LittleEndian)
の非圧縮フォーマット
です。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF G4・MSB ................. TIFF形式・Motorola型
(BigEndian)
の Group4(MMR)
圧縮フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF G4・LSB .................. TIFF形式・Intel型
(LittleEndian)
の Group4(MMR)圧
縮フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF Pack Bits・MSB .... TIFF形式・Motorola型
(BigEndian)
の Pack Bits 圧縮
フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF Pack Bits・LSB ..... TIFF形式・Intel型(LittleEndian)の Pack Bits 圧縮
フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF CCITT G3・MSB ... TIFF形式・Motorola型
(BigEndian)
の CCITT Group3
圧縮フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF CCITT G3・LSB .... TIFF形式・Intel型
(LittleEndian)
の CCITT Group3 圧
縮フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
5-18
Scanning Master Pro Color
第 5 章 機能説明
TIFF G3・MSB ................. TIFF形式・Motorola型(BigEndian)の Group3 圧縮
フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF G3・LSB .................. TIFF形式・Intel型
(LittleEndian)
の Group3 圧縮フォー
マットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF JPEG・MSB ............ TIFF形式・Motorola型(BigEndian)の JPEG 圧縮
フォーマットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
TIFF JPEG・LSB ............. TIFF形式・Intel型(LittleEndian)の JPEG 圧縮フォー
マットです。
デフォルトの拡張子は TIF となります。
CALS G4 ............................ CALS TYPE 1 形式の Group4(MMR)圧縮フォーマッ
トです。
デフォルトの拡張子は CG4 となります。
PCX ...................................... PCXのバージョン5形式です。
デフォルトの拡張子は PCX となります。
INTERGRAPH G4 ........... INTERGRAPH形式の Group4(MMR)圧縮フォーマッ
トです。
デフォルトの拡張子は CIT となります。
Sun Raster 非圧縮 ........... Sun Raster 非圧縮形式のフォーマットです。
デフォルトの拡張子は RAS となります。
Sun Raster Encode ........ Sun Raster Encode 形式のフォーマットです。
デフォルトの拡張子は RAS となります。
JPEG ................................... Joint Photographic Experts Group 圧縮フォーマッ
トです。
デフォルトの拡張子は JPG となります。
PDF ...................................... PDF(1.3)
形式のフォーマットです。
デフォルトの拡張子は PDF となります。
*保存のみの対応で、読み込むことはできません。
確認
CAD Overlay ESP形式、TIFF JPEG形式、PCX形式、JPEG形式のファイルでは原稿の幅
方向と送り方向が以下の長さを超えるデータは保存できません。
解像度
(DPI)
100
200
長 さ
(mm) 16645 8322
Scanning Master Pro Color
300
5548
400
4161
600
2774
800
2080
1200
1387
1600
1040
5-19
第 5 章 機能説明
対応ファイル形式一覧
○ ............. 読み込み、保存が行える。
× ............. 読み込み、保存が行えない。
△ ............. 保存のみ行える。
2値白黒
データ
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
○
○
○
○
○
×
△
5-20
グレースケール 8ビットカラー 24ビットカラー
ファイル形式
データ
データ
データ
○
○
○
ビットマップ
○
○
×
ビットマップ RLE
×
×
×
CAD Overlay ESP
○
○
○
TIFF 非圧縮・MSB
○
○
○
TIFF 非圧縮・LSB
×
×
×
TIFF G4・MSB
×
×
×
TIFF G4・LSB
○
○
×
×
×
×
○
○
×
○
×
○
○
○
△
○
○
×
×
×
×
×
×
×
○
×
○
○
×
△
○
○
×
×
×
×
○
○
×
○
×
○
×
○
△
TIFF Pack Bits・MSB
TIFF Pack Bits・LSB
TIFF CCITT G3・MSB
TIFF CCITT G3・LSB
TIFF G3・MSB
TIFF G3・LSB
TIFF JPEG・MSB
TIFF JPEG・LSB
CALS G4
PCX
INTERGRAPH G4
Sun Raster 非圧縮
Sun Raster Encode
JPEG
PDF
Scanning Master Pro Color
索引
索引
記号
ウ
1:1表示 ................................................ 4-4, 4-26, 4-54
ウィンドウの概要 ........................................................... 4-2
180度回転 ......................................................... 4-4, 4-86
ウィンドウメニュー .................................................... 5-17
24ビットカラー .......................................................... 4-76
後ろへ ................................................................. 4-8, 4-50
24ビットカラーに増色 ................................................. 4-7
上書き保存 .................................................................... 4-18
2値白黒 ......................................................................... 4-73
2値白黒に減色 ................................................................ 4-6
2点補正 ............................................................... 4-6, 4-61
エ
4点補正 ............................................................... 4-6, 4-60
エラー一覧 .................................................................... 3-22
8ビットカラー ............................................................. 4-74
円 ................................................................................... 4-10
8ビットカラーに減色 .................................................... 4-7
8ビットカラーに増色 .................................................... 4-7
J
オ
オプション設定 ............................................................... 5-1
オプションタブ ............................................................ 3-20
JIS A0横∼DIN A4縦 ............................................... 4-56
カ
T
TWAIN ............................................................................ 3-2
回転 ............................................................................... 4-86
拡大 ........................................................ 4-4, 4-26, 4-54
拡大表示 ........................................................................... 4-2
V
Viewウィンドウ .......................................................... 5-11
角度設定 ........................................................................ 4-58
角度読取 ........................................................................ 4-59
カスタマイズ ................................................................ 5-10
傾き補正 .............................................................. 4-6, 4-58
イ
移動 ........................................................ 4-4, 4-25, 4-56
イベントの設定 ............................................................... 2-3
カラーツール ................................................................ 4-13
キ
イメージ情報 ...................................................... 4-5, 4-29
機能説明 ........................................................................... 5-1
イメージデータの操作 ................................................... 4-1
境界強調 .............................................................. 4-7, 4-69
イメージの確認 ............................................................ 4-26
許容幅 ........................................................................... 4-10
イメージの更新 ............................................................ 4-55
距離補正 ........................................................................ 3-25
イメージの測定 ............................................................ 4-87
切り取り ................................................. 4-3, 4-30, 4-49
イメージファイルの上書き保存 ................................. 4-18
イメージファイルを開く ............................................. 4-17
色の削除 .............................................................. 4-7, 4-77
色の選択 ................................................. 4-5, 4-37, 4-85
ク
グレースケール .................................................. 4-6, 4-71
色の操作 ........................................................................ 4-70
色の抽出 .............................................................. 4-7, 4-82
色の変更 .............................................................. 4-7, 4-79
ケ
印刷 ........................................................ 3-24, 4-3, 4-24
形状 ............................................................................... 4-10
インストール方法 ........................................................... 2-1
結合 ..................................................................... 4-6, 4-64
Scanning Master Pro Color
索引-1
索引
原稿タブ ........................................................................... 3-6
スクロール .................................................................... 4-25
現在のサイズで枠外削除 ................................... 4-6, 4-56
ステータスバー ............................................................ 4-12
検索 ..................................................................... 4-5, 4-21
減色−2値白黒 ............................................................. 4-73
減色−8ビットカラー ................................................. 4-74
セ
設定読み込み ................................................................... 4-6
コ
セットアップ ................................................................... 2-1
線上に配置 .................................................................... 4-45
コピー .................................................... 4-3, 4-32, 4-49
全体図 ................................................................. 4-5, 4-27
ゴミ取り .............................................................. 4-6, 4-57
全体の確認 .................................................................... 4-25
全体を表示 ............................................. 4-4, 4-25, 4-54
サ
線幅 .................................................................................. 4-9
全般 .................................................................................. 5-4
最後のページ ................................................................ 4-48
最初のページ ................................................................ 4-48
サイズ変更 .......................................................... 4-6, 4-62
ソ
削除 ............................................................................... 4-50
操作方法 ........................................................................... 3-1
サムネイル ....................................................................... 5-8
増色−24ビットカラー .............................................. 4-76
サムネイル表示 .................................................. 4-5, 4-19
増色−8ビットカラー ................................................. 4-75
左右反転 .............................................................. 4-4, 4-85
挿入 ............................................................................... 4-51
測定 ..................................................................... 4-5, 4-87
シ
四角形 ........................................................................... 4-10
システム条件 ................................................................... 1-3
枠外削除 ........................................................................... 4-6
タ
指定点間の距離 ............................................................ 4-87
対応入力機器 ................................................................... 1-5
ジャンプ .............................................................. 4-8, 4-48
対応ファイル形式一覧 ................................................ 5-20
修正 ..................................................................... 4-3, 4-40
台形補正 ........................................................................ 3-27
縮小 ........................................................ 4-4, 4-26, 4-54
楕円 ............................................................................... 4-10
縮小表示 .............................................................. 4-8, 4-53
高さ ............................................................................... 4-11
種類 ............................................................................... 4-11
多角形 ........................................................................... 4-10
消去 ..................................................................... 4-3, 4-37
他のイメージ ................................................................ 4-54
詳細図 ................................................................. 4-5, 4-28
単位設定 ........................................................................... 5-6
詳細図の表示 ................................................................ 4-28
単位長さ ........................................................................ 4-87
新規ウィンドウ .................................................. 4-8, 4-50
新規画像 .............................................................. 4-5, 4-34
ス
推奨環境 ........................................................................... 1-4
チ
調整 ..................................................................... 4-6, 4-70
調整タブ ........................................................................... 3-8
直線 ..................................................................... 4-3, 4-41
スキャナの設定 ............................................................... 3-1
スキャナの調整 ............................................................ 3-25
スキャン ........................................................................... 4-4
ツ
スキャンして印刷 .............................................. 3-24, 4-4
ツールバー .......................................................... 4-3, 5-11
スキャンツールについて ................................................ 4-7
ツールメニュー .................................................. 4-3, 5-16
スキャンの手順 ............................................................... 3-3
追加 .................................................................. 4-52, 4-53
スキャン前にキャリブレーションを行う ................. 3-21
次のページ .......................................................... 4-8, 4-48
スキャンメニュー ........................................................ 5-15
つなぎ微調整 ................................................................ 3-26
索引-2
Scanning Master Pro Color
索引
ト
ファイルフォーマット ................................................... 1-2
ファイルフォーマットの変更 ..................................... 4-18
透過 ............................................................................... 4-10
ファイル名の変更 ........................................................ 4-18
動作環境 ........................................................................... 1-3
ファイルメニュー ........................................................ 5-12
透明 ............................................................................... 4-10
フォルダの変更 ............................................................ 4-18
透明度 ........................................................................... 4-10
復元 ............................................................................... 4-47
特長 .................................................................................. 1-2
プリンタタブ ................................................................ 3-24
取り消し ........................................................................ 4-47
プレビュー表示 ............................................................ 4-54
プロダクトコード ........................................................... 2-2
ヌ
塗り潰し .............................................................. 4-3, 4-42
ヘ
ページ機能 .................................................................... 4-48
ネ
ネガティブ .......................................................... 4-4, 4-85
ページ設定 ....................................................................... 4-5
ページ全体を表示 .............................................. 4-8, 4-53
ページツールバー ........................................................... 4-8
ページと縮小表示 .............................................. 4-8, 4-53
ノ
ページメニュー ............................................................ 5-15
ページを切り取り .............................................. 4-8, 4-49
濃度一定幅 .................................................................... 4-11
ページをコピー .................................................. 4-8, 4-49
濃度反転 ........................................................................ 4-11
ページを削除 ................................................................... 4-8
ページを保存 ...................................................... 4-8, 4-51
ハ
平滑化 ................................................................. 4-7, 4-69
ヘルプメニュー ............................................................ 5-17
背景色を透過色として ...................................... 4-5, 4-35
変換 ............................................................................... 4-52
幅 ................................................................................... 4-11
編集 .................................................................................. 5-7
貼り付け ................................................. 4-3, 4-34, 4-50
編集機能 ........................................................... 4-30, 4-54
パレットツールについて
編集ツール ....................................................................... 4-9
24ビットカラーの場合 .......................................... 4-15
編集メニュー ................................................................ 5-13
8ビットカラーの場合 ............................................. 4-14
パレットの編集と保存 ...................................... 4-7, 4-72
範囲選択 .............................................................. 4-7, 4-67
ホ
ぼかし ........................................................................... 4-11
ヒ
ぼかし幅 ........................................................................ 4-11
保存 ..................................................................... 4-3, 4-51
引き出し線 .......................................................... 4-5, 4-36
左90度回転 ........................................................ 4-4, 4-86
表示 .................................................................. 4-25, 4-53
マ
表示設定 ........................................................................... 5-2
前のページ .......................................................... 4-8, 4-48
表示メニュー ................................................................ 5-14
前へ ..................................................................... 4-8, 4-50
標準ツールバー ............................................................... 4-3
開く .................................................................................. 4-3
フ
ファイル形式 ................................................................ 5-18
ファイル設定 ................................................................... 5-1
ファイルタブ ................................................................ 3-19
Scanning Master Pro Color
ミ
右90度回転 ........................................................ 4-4, 4-86
ム
虫眼鏡 ................................................................. 4-5, 4-28
索引-3
索引
メ
メールタブ .......................................................... 3-22, 5-5
メールの送信状況 ........................................................ 3-22
モ
文字 ..................................................................... 4-4, 4-44
文字を線上に配置 ........................................................... 4-5
元に戻す ....................................... 4-5, 4-6, 4-47, 4-86
ヤ
やり直す ........................................................................... 4-5
ユ
ユーザ1∼4 .................................................................. 4-56
ヨ
読み込み設定 ................................................................... 5-4
読み込みの設定 ............................................................... 3-4
リ
領域消去 .............................................................. 4-3, 4-38
ワ
枠外削除 ........................................................................ 4-56
枠指定 ........................................................................... 4-56
枠指定で枠外削除 .............................................. 4-6, 4-56
枠の色 .............................................................................. 4-9
枠幅 .................................................................................. 4-9
索引-4
Scanning Master Pro Color
グラフテック製品お問い合わせ窓口
グラフテック製品に関して、ご相談・ご用命を承ります
この商品の操作に関するお問い合わせは、下記のコールセンターにご連絡ください。
●フリーダイヤル:0120 – 626294
フリーダイヤル受付時間は、土・日・祝日を除く 9 時∼ 19 時です。
(ただし、通話地域制限がある内線電話からはご利用できません。全国通話ができる電話機をご使用ください。
)
お客様に迅速に、的確に行き届いた対応ができるように、営業所を配置しています。カタログのご請求や製品についてのご
相談・ご用命は、当社製品販売代理店、または最寄りの営業所へお問い合わせください。
営業所
担当営業所・電話番号
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1(011)741-7889
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営業G
1(03)5487-3551
営業G
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営業G
1(06)6821-8821
広島CC
1(082)261-2931
愛媛、香川、高知、徳島
高松CC
1(087)865-9641
福岡、佐賀、大分、熊本、長崎
鹿児島、 宮崎、 沖縄
福岡CC
1(092)474-2441
北海道全域
青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島
東京支社
新潟、群馬、栃木、埼玉、茨城
東京、千葉、神奈川、山梨
長野、静岡、愛知、三重、岐阜
富山、石川、福井
中部支社
大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山、兵庫
岡山、鳥取、広島、山口、島根
西日本支社
サプライ品および製品修理に関して、ご相談・ご用命を承ります
ご採用いただいた製品を常に最良の状態でお使いいただき、そして万一の故障修理がお客様の近くで迅速にサービスでき
るように、サービス拠点を配置しています。サービスおよび純正サプライ品についてのご相談・ご用命は、当社製品販売代
理店、または下記のコールセンターへお問い合わせください。
●フリーダイヤル:0120 – 377348
グラフテック製品に関する最新情報やサポート情報は、こちらの URL からご覧いただけます。
http://www.graphtec.co.jp
● 本書の記載事項はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。
OPS115(Scanning Master Pro Color)取扱説明書 2004 年 9 月 21 日発行
(OPS115-UM-108)
第 4 版 第 1 刷
発 行
横浜市戸塚区品濃町 503-10
グラフテック株式会社
〈 東 京 支 社 〉
札
幌
C
C
北海道地区
1(011)741−7889(代)
〒060-0908 札幌市東区北8条東3−2−10 宮村ビル
仙
台
C
C
営 業 G
〈 中 部 支 社 〉
業
G
中部・静岡・長野・北陸地区
1(052)776−0821(代)
G
島
C
C
中国地区
1(082)261−2931(代)
〒732-0052 広島市東区光町2−7−35 光町Uビル
高
首都圏・茨城・北関東・新潟地区 1(03)5487−3551(代)
〒141-8707 東京都品川区西品川3−19−6
業
関西地区
1(06)6821−8821(代)
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1−12−28 大昇ビル
広
東北地区
1(022)287−3811(代)
〒984-0011 仙台市若林区六丁の目西町8−1 斎喜センタービル
営
〈西日本 支 社〉
営
松
C
C
四国地区
1(087)865−9641(代)
〒761-8058 高松市勅使町1299 ホワイトビル
福
岡
C
C
九州地区
1(092)474−2441(代)
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1−18−6 大成博多駅前ビル
〒465-0022 名古屋市名東区藤森西町913 本
社
1(045)825−6200(代)
〒244-8503 横浜市戸塚区品濃町503−10
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