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031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 2 第5章 計画の技法 「建築計画論」 1.計画のプロセス 2.空間構成の技法 3.空間形成のエレメント ─ 仕 切りの技法 平成18年度後期 空間構成の技法と空間形成のエレメ ント(第5章計画の技法:2 空間構成 の技法、3 空間形成のエレメント) 1 060111-11-kkr.ppt 何もない─見ればある 河井寛次郎 2 3 図5-4 2つのグッゲンハイム美術館 (象徴) 2 空間構成の技法 2−1 (1) (2) (3) (4) 2−2 3 4 空間構成の考え方と手順 イメージをつくる コンセプトをつくる 平面をえがく 形をつくる 空間構成の手法 2007/1/10 4 2007/1/10 何もない─見ればある 2007/1/10 図5-6 あひるの形をしたドライブ・イン (象徴) 5 図5-5 フィンランドの湖とアルヴァ・アアルトの作品(象徴) 5 2007/1/10 6 6 2007/1/10 1 031210W建築計画論.ppt 図5-7 ルドーやブレの作品にある幾 何学形態 7 2007/1/10 7 2007/1/10 図5-8 アインシュタイン塔(彫塑) 8 8 2007/1/10 9 10 図5-9 生花の定型(定型) (2)空間のコンセプトをつくる • スケッチと言葉で表現 • 歴史的展開 ¾「ドミノ・システム」 ¾「有機的建築」 ¾「スキンとボーン」 ¾「光と構造」 9 2007/1/10 10 2007/1/10 11 12 図5-10 ナショナルアートギャラリーのオリジナ ルスケッチと鳥瞰写真 (3)平面を描く スケッチ・エスキス 思いついたことを図面上に書き留めておく 年月日などを入れる 保存する (4)形をつくる エコール・デ・ボザール(図) スケール感 スケールアウト 11 2007/1/10 何もない─見ればある 12 2007/1/10 2 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 図5-11 パリ・オペラ座 13 14 2−2 空間構成の手法 (1) プランタイプ(図5-12,5-13) (2) ドミノ・システムと五原則 (3) ユニバーサル・スペース (4) コア・システム (5) 連結の手法 (6) 分割の手法 (7) ゾーニングの手法 (8) グルーピングの手法 (9) 軸線による空間の配列 (10) グリッド・プランニング (11) セクションタイプからの発想 13 2007/1/10 14 2007/1/10 15 16 図5-12 ファンスワース邸(シンプル且つ複雑なワン 図5-13 2部屋を結ぶ方法 ルーム) 15 2007/1/10 16 17 図5-15 ル・コルビュジェの5原則 図5-14 ドミノ・システム 17 2007/1/10 何もない─見ればある 2007/1/10 18 18 2007/1/10 3 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 図5-16 イリノイ工科大学クラウンホー ル(ユニバーサルスペース) 19 19 20 表5-3 コア・システムのプランタイプ 2007/1/10 20 図5-17 連結型のプラン(ペンシルバニア大学リチャーズ 21 2007/1/10 図5-18 連結型のプラン(関東逓信病院) 22 医学研究所) 21 2007/1/10 22 2007/1/10 23 図5-20 サヴォイ邸(分割型) 図5-19 分割型のプラン 23 2007/1/10 何もない─見ればある 24 24 2007/1/10 4 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 25 26 図5-21 デッサウのバウハウス(グルーピング) 25 図5-22 愛知県立芸術大学(ゾーニング) 2007/1/10 26 2007/1/10 27 28 図5-24 北京の紫禁城における軸線による空間配列 図5-23 軸による空間配列 面積を反映して 27 2007/1/10 28 2007/1/10 29 30 図5-25(2) アビー・ビーチャー・ロバーツ邸(グリッド) 図5-25 (1) ハンナ邸(グリッド) 29 2007/1/10 何もない─見ればある 30 2007/1/10 5 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 31 32 (11) セクションタイプからの発想 3 空間形成のエレメント ─ 仕切りの技法 3−1 仕切りの機能と種類 3−2 壁による仕切り (1) 外壁の設計 (2) 間仕切壁(パーティション)の設計 (3) カウンターその他による仕切りのデザイン 3−3 床の設計 3−4 屋根の設計 3−5 天井の設計 3−6 開口部の設計 (1) 出入り口の設計 (2) 窓の設計 3−7 ディテールの設計 (1) 見えがかりを美しくおさめる (2) 雨仕舞い (3) 強度をもたせる (4) 安全性その他 • メゾネット形式 ¾多層階の住居などで1住居が2階建て ¾共用通路部分の面積が減少するなどのメリット ¾ル・コルビュジェが発明 ¾テーマは異なるが、2階分を一つの単位にするこ とは、構造形式でも行われる • スキップフロア ¾床のレベルを半階ずらす 31 2007/1/10 32 2007/1/10 33 34 表5-4 仕切りの種類(事物的・物体的なもの)と機能 3−1 仕切りの機能と種類 • • 空間を仕切るという機能は非常に幅の広い意味 がある(仕切ることは、ときに「隔離」ともいわれる) 仕切るためには何かの遮断構造をもたねばならな い 1. 2. 3. 4. 5. 6. 33 距離を置く 室を置く 壁を置く 家具類を置く レベルを違える 社会性(権威・序列・人の目) 2007/1/10 34 2007/1/10 35 36 3−2 壁による仕切り 図5-26 壁と柱の関係 壁のいろいろ 外壁と間仕切壁とがある 構造計算上、耐力壁の役割を果たさせる壁とそうでない 非耐力壁とみなされる壁とがある 壁と主体構造(柱・梁)との取り合い 主体構造 RC造・SRC造・コンクリートブロック造 鉄骨造 木造 ラーメン構造 真壁(しんかべ)・大壁(おおかべ) 35 2007/1/10 何もない─見ればある 36 2007/1/10 6 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 37 38 図5-27 真壁と大壁 (1) 外壁の設計 RCの外壁は厚さ150∼250mm 和風木造では、本来真壁を原則とするが、外壁は 大壁とし、片面真壁となる RC造でも柱型や梁型を出す真壁式のデザインが ある(教科書189頁図5-28) (a)外壁のデザインにおける窓のあつかい方 図5-29、図5-30 (b)外壁の仕上げ 図5-31 37 2007/1/10 38 2007/1/10 39 40 (a)外壁のデザインにおける窓のあつかい方 (b)外壁の仕上げ 壁にしめる窓の面積の小大により、マッシブ感 (量塊感)の増減する ①コンクリート打ち放し(ハツリ仕上げなどもあ る) ②塗装仕上げ(吹きつけ仕上げ) ③左官壁(モルタル塗、漆喰塗) ④石、煉瓦またはタイル張り ⑤パネル張り ⑥羽目板張り カーテンウォール – カンティレバー(cantilever 片持梁)をもちいて柱から壁を離 す – サッシ、フレームを主体とする方立方式(マリオンタイプ) – PC版(プレキャストコンクリート版)・金属パネルなどのパネ ル方式 図5-31 39 2007/1/10 40 2007/1/10 41 42 図5-28 RC造と真壁式のデザイン例 用語 • スパンドレル ¾ 建物の外壁における窓の下枠と下階の窓枠との間の壁 漆喰塗り 消石灰、貝灰を布のり、つのまたを煮沸したのり(糊)材で練 り、浜すさを加え練ったもの 浜すさ 地引き網、漁具などの麻縄の廃品でつくるので「浜」がつく すさ(苆、fiber) 「つた」「すた」とも言い、塗り壁材料に混合し、材料の収縮 を細かく分散し、ひび割れを防止するもの。麻、マニラ麻、 わら、紙などが使われる。 41 2007/1/10 何もない─見ればある 42 2007/1/10 7 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 43 44 図5-29(1), (2) ロンシャン教会堂 43 図5-29(補) ロンシャン教会堂全景 2007/1/10 44 2007/1/10 45 46 図5-30 シーグラムビルディング 45 図5-31 懐霄館(かいしょうかん) 2007/1/10 46 2007/1/10 47 48 (2) 間仕切壁(パーティション)の設計 図5-32 煉瓦の壁張りパターン • 耐震壁との区別 • 格子 • 可動間仕切り ¾遮音性が悪い 47 2007/1/10 何もない─見ればある 48 2007/1/10 8 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 49 50 (3) カウンターその他による仕切りのデザイン 図5-33 店先の結界 • 室礼(しつらい)・しつらえ(舗設) ¾一般に装置・飾り付けのこと • 定式幕(じょうしきまく)(狂言幕) ¾歌舞伎にもちいられる、黒・柿・もえ黄の色布を縦 に縫い合わせた引き幕 49 2007/1/10 50 2007/1/10 51 52 図5-34 柱列による仕切 3−3 床の設計 束立床(つかたてゆか)(教科書のふりかなは誤植) 居室の床はGL(groundline、地盤面)から45cm以上に する。 コンクリトート下地の床でも、GLと同じレベルでは、 出入り口から雨水が流入するので、1階の FL(floor line、床の仕上げ面はGLよりも高くする (30cmぐらい)。 巾木(はばき) 壁と床との取り合い部分、は汚れやすいので、巾木を設 ける(次頁図参照) 51 2007/1/10 52 2007/1/10 53 54 図5-35 畳寄せと雑巾摺りと幅木 3−4 屋根の設計 • 平行樋(例 のこぎり屋根) 53 2007/1/10 何もない─見ればある 54 2007/1/10 9 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 55 56 表5-5 屋根の勾配 3−5 天井の設計 • 天井高+天井ふところ+スラブ厚=階高 • 天井伏図 ¾天井の下に鏡をおいて、それに映る形をトレース したような図 55 2007/1/10 56 2007/1/10 57 58 図5-36 建物の高さの表現 3−6 開口部の設計 (1) 出入り口の設計 (2) 窓の設計 57 2007/1/10 58 2007/1/10 59 60 表5-6 戸の種類 59 2007/1/10 何もない─見ればある 図5-37 扉の開き勝手と廊下の幅 60 2007/1/10 10 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 61 62 表5-7 木製建具の種類 (2) 窓の設計 • 室全体を一様な明るさにするには ¾奥を明るくする→高い窓 ¾窓際を明るくしない→かべ・庇・水平ルーバーを つける • 座ったときの目の高さと窓台との関係 ¾洋室 70cm+α、80cm ¾和室 40cm内外 69頁 • 施錠可能かどうか(錠の高さ位置) 61 2007/1/10 62 2007/1/10 63 64 図5-38 窓の開閉方式 63 図5-39 アラブ世界研究所 2007/1/10 64 2007/1/10 65 66 図5-41 石造の窓台 3−7 ディテールの設計 (1) (2) (3) (4) 65 2007/1/10 何もない─見ればある 66 見えがかりを美しくおさめる 雨仕舞い 強度をもたせる 安全性その他 2007/1/10 11 031210W建築計画論.ppt 2007/1/10 67 68 (1) 見えがかりを美しくおさめる (2) 雨仕舞い ¾ 水は、表面勾配で流れる ¾ 風があると、ときに下から上に流れる 1. 目地 2. ちり 3. 見切り縁 • • • • • • • • 1. 一様な仕上げ面の端部、例コーナービード 4. 逃げ 1. あらかじめ部材間に設けるすきま 5. 小穴継ぎ 1. 細長い溝をしゃくってこれに板などをはめ込む 木造の仕口 67 2007/1/10 68 立ち上がり(パラペット22頁) 水勾配 水切り 天押さえ 風による下からの浸水 毛細管現象 二段構えで備える(平行谷の場合) シーリング材は、老化する 2007/1/10 69 70 図5-42 水返しと水切りと雨押さえ 図5-40 水切り瓦の小庇をつけた民家 69 2007/1/10 70 2007/1/10 71 72 (3) 強度をもたせる (4) 安全性その他 • 構造強度 • 取付強度 • 養生と保護 • バルコニーの手すり ¾竪格子 ¾手すり子の間隔は、110mm以下 • メンテナンス:電球やガラスを取り替えるには どうするか ¾コーナービード ¾面取り ¾ノンスリップ ¾幅木 71 2007/1/10 何もない─見ればある 72 2007/1/10 12