Comments
Description
Transcript
今日からできる エコ安全ドライブのススメ
報道各位 エコ安全ドライブフォーラム 「今日からできる エコ安全ドライブのススメ」 を北海道札幌市で開催しました! 社団法人 日本損害保険協会 生活サービス部 安 全安心推進グループでは、北海道支部と連携し、北 海道 STV ラジオとの共催で、9 月 26 日(水)に札幌 市の STV ホールにて、エコ安全ドライブフォーラム 「今日からできる エコ安全ドライブのススメ」を開 催しました。 本フォーラムは、だれでも簡単に取り組むことが できて、交通事故を減らすだけでなく環境にも優し い「エコ安全ドライブ」の普及啓発を目的として、 STV ラジオと共同で 8 月~12 月に展開している「エ コ安全ドライブキャンペーン」の一環として開催し たものです。 当日は晴天にも恵まれ、損保関係者、警察関係者、行政関係者や一般市民の方々など約 320 名が 来場されました。モニタードライバーによるエコ安全ドライブの体験談やパネルディスカッション、 益子直美さんのトークショーなどを通じて、参加者が楽しみながらエコ安全ドライブのやり方を学 べる内容で、来場者の方々も熱心に聞き入っていました。 当日の様子を写真付でご紹介します。 【エコ安全ドライブフォーラム「今日からできる エコ安全ドライブのススメ」概要】 日 時:2007 年 9 月 26 日(水) 13:30~ 場 所:STV ホール(札幌市中央区北 1 条西 8 丁目 1 番地1) 参 加 費:無料 主 催:日本損害保険協会、STV ラジオ 後 援:警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省、北海道、札幌市、北海道警察本部、 札幌商工会議所、日本交通安全教育普及協会、札幌テレビ放送 【当日のプログラム】 13:30 開会あいさつ 日本損害保険協会 北海道支部委員長 西方 正明氏 (三井住友海上火災保険株式会社 執行役員北海道本部長) 要旨: 京都議定書の発効や、チームマイナス 開会あいさつ:西方委員長 総合司会:堺アナウンサー 6%運動など、地球環境保護に向けた取組みは私たち一人ひとりの責任となっている。損保 協会でも、ISO14001 の取得や環境講座の開催のほか、この「エコ安全ドライブ」普及啓発 活動を行っている。ここ北海道は不名誉なことに交通死亡事故多発地域であるが、ドライ バーの皆様にはぜひ「エコ安全ドライブ」を実践していただき、地球環境保護と交通事故 のない明るい社会を実現していただきたい。 13:40~14:10 STV ラジオ「牧泰昌の夕やけジャーナル エコ安全ドライブのススメ」レポート パーソナリティ: 牧 泰昌氏(「牧泰昌の夕やけジャーナル」パーソナリティ) 谷口 祐子氏(「牧泰昌の夕やけジャーナル」パーソナリティ) ゲスト: モニタードライバー 高橋さん、北井さん 内容: ●STV ラジオ「夕やけジャーナル」パーソナリティの牧氏と谷口氏の進行で、 「夕やけジ ャーナル」で募集したモニタードライバーの高橋さんと北井さんにエコ安全ドライブ の感想をインタビューしました。モニタードライバーには約 1 ヶ月間、車載計測器を 装着して運転をしてもらい、エコ安全ドライブ研修(30 分程度の座学研修)の前後で 自分の運転がどう変わったかを発表してもらうものでした。 高橋さんからは「実際にエコ安全ドライブをやってみて、燃費向上の効果が顕著だっ た」 「計測器を外した後もブレーキ操作が優しくなり発進がゆるやかになった」などの 報告がありました。 北井さんからは、 「エコ安全ドライブを知って急発進・エンジンブレーキ活用・車間距 離に気をつけるようになった」 「アクセル操作に余裕が出たりエアコンの使いすぎに気 づくようになった」などの報告がありました。 ●その後、損保協会今村職員から、モニタードライバーのお二人の運転データについて 総括発表があり、エコ安全ドライブの効果を実感していただいたこと、これからも是 非続けてほしいとのメッセージとともに、それぞれのモニター報告書が手渡されまし た。 ●最後に牧氏・谷口氏から、番組に寄せられたエコ安全ドライブ体験談が紹介され、 「他 人と張り合わず、余裕をもった運転を心がけている」 「道路の流れをよく見て、スムー ズに運転することがエコにつながると感じた」などの意見に、来場者の方々も興味深 く聞き入っていました。 モニタードライバーの方の体験談発表(向かっ 協会今村職員から、 番組あてに寄せられた、 て左から谷口アナ、モニター高橋さん、モニタ モニター結果の総括 エコ安全ドライブ体験談 ー北井さん、パーソナリティ牧氏) と報告書の進呈 の紹介 14:10~15:10 パネルディスカッション「北海道からはじめよう!エコ安全ドライブ」 コーディネーター:月居 吉彦氏(有限会社シグナル主宰) パネリスト: 堀内 武徳氏(堀内経営研究事務所 所長) 益子 直美氏(スポーツキャスター・タレント) 田和 淳一(日本損害保険協会 生活サービス部 安全安心推進グループリーダー) 内容: 約 1 時間のパネルディスカッションでは、次のような内容で意見交換が行われました。 企業コンサルタントとしての立場、一般代表としての立場、損保業界としての立場から さまざまな報告や意見表明があり、会場内では熱心にメモを取っている方も数多くいら っしゃいました。 【パネリスト:堀内氏】 ●運輸業界の企業に対するコンサルティングや講習を行う中で、燃費の削減は企業の 利益に直結することを強調している。また、事故が起きると企業にとっては大きな 損失となる。エコドライブと安全運転はドライバーの意識そのものであり、企業の 利益という点から見ても意識を変えることは非常に重要な要素である。 ●プロの職業ドライバーの再教育を行う中で、エコドライブに関する訓練も行ってい る。エンジンブレーキの使用が燃費改善につながることを知らないドライバーなど もおり、教育の重要性を感じている。 ●燃費改善や事故防止といった「結果」を出すには、まず「目標を設定する」という ことが重要である。エコ安全ドライブについてのキーワードとしては「エコドライ ブは経済問題、目標を設定して運転しましょう」と言いたい。燃費を 20%向上させ ようといった具体的な目標を設定して行動して欲しい。 【パネリスト:益子氏】 ●北海道は旅行でもよく来るし、夫とも出会った思い出の土地。素晴らしい自然を守 っていきたい。 ●都内でも運転することは多いが、安全運転には特に気をつけている。視線を遠めに し先を見越して、法定速度を守ることを心がけている。自分も事故に遭遇したこと があり、マナーを守ることの重要性を感じている。 ●エコ関連の番組「素敵な宇宙船 地球号」のレポーターとして、7 月の 1 ヶ月間 CO2 削減実験に参加し、車の排出ガスの影響が大きいことを知った。不要な荷物を積み すぎない、ムラのない速度で走る、エンジンブレーキを使うなどを心がけるように している。 ●先日、夫と喧嘩して苛立ちながら長距離運転した時は、安全運転でもなかったし燃 費も悪かった。そのときの反省の意味もこめて、キーワードは「エコ安全ドライブ で夫婦も LOVE ♡ LOVE」とした。燃費節約で家計にも優しく、ひいては夫婦円満に もつながるのではないか、そんなことを感じた。 【パネリスト:田和 GL】 ●環境問題に伴う自然災害は、損保業界にも大きな影響がある。また、交通事故はそ れ自体が経済的損失をもたらすのみならず、事故によるオイル漏れは土壌汚染、部 品の取替えは資源のムダ使い、廃車のときは廃棄物処理と、環境問題にも直結して いる。 ●エコドライブを実践すると、プロドライバーであっても、燃費の向上だけでなく事 故率も半分程度に減少する。「エコ安全ドライブ 5 か条」をひとつずつ実践するこ とで、確実に効果が出る。我々一般市民が行えば、その効果はもっと大きく表れる はずである。 ●エコ安全ドライブのキーワードとして「気楽に」ということを申し上げたい。温暖 化防止の必要性はわかっても、話が大きすぎてどうしてよいかわからない。エコ安 全ドライブをして給油回数や給油量が減れば、地球環境に貢献していることが目に 見えてわかる。肩肘張らずに、自分たちの今やっていることが地球温暖化問題につ ながっていることを意識していけば良いのではないか。 【コーディネーター:月居氏】 ●エコというのは全世界的に注目されている問題であるが、ひとりのドライバーとし て、まずできることからはじめる、というのが重要である。 ●北海道は交通事故の件数の割合に死者数が多い。特に冬場は道路の凍結などに注意 が必要であるが、エコ安全ドライブは北海道でも有効である。 ●エコ安全ドライブは難しいことではない。発進時にエンジンタコメーターを見なが ら必要なだけアクセルを踏み込む「ふんわりアクセル」を心がけるなど、これから 冬場に向けて習慣付けて欲しい。 ●何よりも重要なのは「安全運転・事故防止」であり、それがひいてはエコにつなが り、北海道の美しい自然を守ることにつながる。一人ひとりがやれることから実行 してほしいと再度申し上げて、まとめとしたい。 コーディネーター: 月居氏 各パネリストがそれぞれの立場から「エコ安全ドライブ」の 3 つの効果(事故削減、燃費節約、環境 配慮)についてディスカッションし、最後にスケッチブックにキーワードを書いてメッセージとしま した。(向かって左から益子氏、堀内氏、田和 GL) 15:10~15:20 休憩 15:20~16:00 トークショー「素敵なナチュラルライフ」 ゲスト:益子 直美氏(スポーツキャスター・タレント) 聞き手:堺 なおこ氏(STV ラジオ パーソナリティ) トークショーは、バレーボール選手時代の話、下町育ちの話や新婚生活の話など、益子さんの飾らないナ チュラルな人柄がにじみ出るような楽しい内容で、会場内は何度も笑いに包まれていました。 16:00 閉会あいさつ 日本損害保険協会 常務理事 志鎌 敬 要旨: エコ安全ドライブは、環境、燃費、安全と、一石三鳥の取組みである。 さらに言えば、 「環境」とは地球のためであり、かつ社会のため。 「燃 費」は会社のためであり、かつ家庭のため。「安全」は加害者になら ない、被害者を作らない、つまり自分のためでありかつ人のため。 益子さんのおっしゃるように、夫婦円満にもつながる。つまり、一石 閉会あいさつ:志鎌 MD 五鳥にも六鳥にもなる取組みである。 また、環境問題というのはメタボリックと同じで、これまでの生活のツケがまわってきたもの。 対応策はダイエットと同じで、無理のないようなやり方、反動の来ないやり方、知らないうちに 効果のあがるやり方が最も良い。そういう点でも、エコ安全ドライブの「エコ」と「燃費」と「安 全」の組み合わせは相乗効果の高い取組みであり、一人でも多くの方に実践していただきたい。 16:05~16:15 お楽しみ抽選会 ガソリン券(五千円分) や名産品などが当たる抽 選会を行いました。 会場内およびホワイエ展示の模様 会場内は多くの一般来場者でほぼ満席 アンケート提出者にはお米のプレゼントもあり、 回収率は 7 割近くとなりました。 当グループでは、本フォーラムを含む「エコ安全ドライブキャンペーン」を通じて、引き続 きエコ安全ドライブの長期的な普及啓発活動の中で「エコ安全ドライブ 5 か条」を推進してい きます。 以上