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第6回:資料2(1)(PDF:1128KB)
松本市次世代交通政策 海外先進地視察研修報告 フランス ナント市の「トラム」 報告者 坪田 明男 小林 浩之 田原 茂 1 視察の目的 車優先から、人や自転車、公共交通へとまちづ くりの方向性を大きく転換し、中心市街地の活性化 や環境負荷の低減に成功したヨーロッパの先進事 例を実際に視察し、広く市民に情報を提供すること 健康寿命延伸都市・松本の実践を図るため、 20年、30年先を見据え、過度に車に依存した社 会構造から、車を賢く使い、人や環境に優しいまち づくりを目指す次世代交通政策基本計画の策定 や事業の具体化に活用していくこと 2 視察都市 フランス 6.25 ストラスブール 28 パリ 29 ナント パリ ドイツ 6.26 カールスルーエ 27 フライブルグ カールスルーエ ストラスブール フライブルグ ナント 3 一歩先を行く「ストラスブール」 歩行者専用 ゾーン 中央駅 クルベール広場 ストラスブール大聖堂 凡例 トラム線 4 ストラスブールの概要 1 洗練された一歩先をゆく「交通のまちづくり」 1 人 口 27万人 都市'商圏( 45万人 '松本市の人口24万人 商圏58万人( 2 経過 1989年、トロットマン女史がト ラム建設による人で賑わうまちづく りを選挙公約に市長に当選 トラム線をわずか5年余で建設 3 トラム整備によるまちづくり 6路線 延長 約40km 朝6時頃から深夜12時頃まで 6-10分程度の間隔で運行 世界遺産「ストラスブール大聖堂」5 ストラスブールの概要 2 1 世界遺産「ストラスブール大聖堂」を中心に広がる歩行者専用ゾーン 2 中心市街地に乗り入れる車を抑制する仕組み ⇒ CTS'ストラスブール交通会社(がP&R駐車場をトラム駅周辺に設置 ・8か所設置されており、1,000台以上のP&R駐車場もある。 ・市街地から約2~3kmに オム・ド・フェール広場 5か所。 'トラム結節点( 3 停留所から300m以内 に人口95%が居住 4 トータル的な 都市デザイン 足りない公共スペース 地下駐車場の活用 6 歩行者専用ゾーン 1 歩行者、自転車、公共交通を優先した 「歩行者専用ゾーン」 ⇒ 面的な整備 ⇒ 街の賑わい、 快適な都市空間の確保 ⇒ 車を排除せず、都市住民のための駐車場や早朝 等の特定時間帯における車の利用は可能 ⇒ 通過交通の抑制 一方通行、自転車通行帯、車道等を巧みに組合せる 2 優れた空間デザイン ⇒ 人のための公共空間を確保 地上:クルベール広場 地下:都市住民のための地下駐車場 3 中央駅前、車利用を抑制し、 7 地上は「芝生広場やバス停、トラム駅」へ カールスルーエ カールス ルーエ駅 8 路面電車が渋滞する街 カールスルーエの概要 1 人口 29万人 2 古くから路面電車を運行 3 市街地は歩行者専用ゾー ンで路面電車'軌道(、バス 等が頻繁に運行されている。 4 路面電車は、郊外は、 ドイツ国有鉄道へ乗り入れる 「カールスルーエ方式」 ・市街地は路面電車として30km前後で運行、郊外 は鉄道として60~80kmで運行 ・鉄道駅には、小規模のP&R駐車場など 9