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SJAC 9131A - 一般社団法人 日本航空宇宙工業会
航空宇宙工業規格 航空宇宙-品質マネジメントシステム- 不適合データの定義及び文書 SJAC 9131A パブリックコメント募集用ドラフト(2014 年 10 月 30 日) 2014 年 xx 月 xx 日 発行 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 SJAC9131A 改正の根拠 この規格は,プロセス及びデータに関する要求事項を更に規定するため,全面的に改訂された。 不適合報告書における入力データの再編,それらのデータに関する説明の充実化,並びに工程コ ード,原因コード及び是正処置コードが提供されている。 不適合に関する情報の通知及び/又は承認にあたり,一様な情報が提出されるように,この規 格は制定された。あらゆるレベルで契約として呼ばれた場合,又は,航空,宇宙及び防衛産業で ガイダンスとして使用する場合に適用される。この規格は,単独の要求として呼び出すこともで きるし,9100 シリーズ規格(すなわち,9100,9110,9120)と併せて使用することもできる。 この規格は,上述のとおり全面改正であることから,IAQG の規格作成手順に従い,前回の版 からの改正箇所の識別はしていない。 まえがき 顧客満足を保証するため,航空,宇宙及び防衛分野の組織は,顧客及び規制当局の要求事項を 満たす,又はそれを上回る安全性及び信頼性のある製品を生産し,継続的に改善していかなけれ ばならない。しかし,産業の国際化,並びにそれに伴う地域・国々の要求事項及び期待の多様化 がこの目的達成を複雑なものにしている。最終製品を提供する組織は,世界中にわたる,サプラ イチェーン内のあらゆるレベルの供給者から購買した製品の品質を保証し,統合するという課題 に直面している。一方,業界の供給者及び製造工程請負業者も,顧客によって異なる品質要求事 項をもつ製品を出荷するという課題に直面している。 航空,宇宙及び防衛産業界では,生産活動を通じて品質及び安全性の著しい改善及びコスト削 減を達成するという目的のために,国際航空宇宙品質グループ (IAQG) を設立した。この組織 は,アメリカ,アジア・パシフィック及びヨーロッパの航空宇宙産業の企業の代表者で構成する。 この規格は,業界における不適合データの定義及び文書化に関する要求事項を標準化している。 共通要求事項の制定は,サプライチェーン内のあらゆるレベルの組織における使用に向けて,顧 客固有の要求事項及び多様な期待によるばらつきを排除又は縮小することにより,品質及び安全 性の改善,並びにコスト削減をもたらす。 (1) 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 SJAC9131A 目 次 1 適用範囲 1 2 引用規格 1 3 用語及び定義 1 4 要求事項 2 5 分類コード 3 5.1 不適合工程コード 3 5.2 不適合原因コード 4 5.3 不適合是正処置コード 4 表1 不適合工程コード 5 表2 不適合原因コード 6 表3 不適合是正処置コード 7 附属書 A 不適合報告書におけるデータリスト 附属書 B 不適合報告書の様式(レイアウトの例) (2) 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 8 13 1 SJAC9131A 航空宇宙工業規格 航空宇宙-品質マネジメントシステム- 不適合データの定義及び文書 1 適用範囲 この規格は,正式な判定が必要な不適合を報告する場合に,組織内部/外部の供給者又は下請 負業者と顧客との間で交換されなければならない不適合に関するデータの共通な定義及び文書 化について定めるものである。契約により規定されている場合,この要求は,最終製品(例えば, エンジン,航空機,宇宙機,ヘリコプタ)の使用者である所有者又は運航事業者へ製品の不適合 を報告する場合に,部分的又は全体的に適用される。 不適合に関するデータの交換,調整及び承認のプロセスは,関係する組織間の関係及び合意事 項により異なる。この規格は,正確なコミュニケーションを通したデータの提出及び管理に関す るガイドラインを提供する。主な目的は,コミュニケーションに用いる様式(例えば,電子デー タ,従来からの紙の様式)に記入できるデータの定義を規定することである。 不適合に関するデータの報告は,電子データ,従来からの紙の様式のいずれの場合でも,契約 条件に従う。また,該当する場合,輸出管理規制に基づきデータを扱わなければならない。 引用規格 次に揚げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 この引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版は適用しない。年の記載がないものは, 最新の版(補追を含む。)が適用される。 2 品質マネジメントシステム 要求事項 - 航空,宇宙及び防衛分野の組織に対する 品質マネジメントシステム 品質マネジメントシステム する要求事項 JIS Q 9000:2006 品質マネジメントシステム - - 航空分野の整備組織に対する要求事項 航空,宇宙及び防衛分野の販売業者に対 - 基本及び用語 JIS Q 9100 SJAC 9110 SJAC 9120 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は, JIS Q 9000 及び次による。 3.1 顧客(customer) 組織内部/外部の供給者又は下請負業者により提供された製品の受領者 3.2 必須データ(mandatory data) システム上,必ず入力し,提供すべき,転送可能な共通データ。これらのデータは紙の様式上 に印刷可能でなければならない。 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 4 SJAC9131A 3.3 任意データ(optional data) この規格で必須とはされていない全てのデータ。これらのデータは,顧客から要求される場合 又は,起票する組織自身の目的により必要とされる場合がある。 3.4 製品(product) 輸送機体,エンジン,機器,コンポーネント,納入ソフトウェア,又はそれらの部品・材料 3.5 納入後不適合品(product quality escape) 組織内部/外部の供給者又は下請負業者により出荷され,その後に契約及び/又は製品仕様要 求事項に合致しないと判断された製品 3.6 特別採用(waiver/concession) 規定された要求事項を満たさない製品の使用又は出荷を認める,顧客から組織内部/外部の供 給者に対する認可書 注記 特別採用と納入後不適合品の違いは,製品のライフサイクルで不適合がいつ検出され たかという時間的な観点からくるものである。特別採用は顧客への出荷の前に,納入 後不適合品は顧客への出荷の後に識別されたものである。 4 要求事項 4.1 不適合の詳細に関するデータ(すなわち,内容,様式,サイズ)は,附属書 A で定義され る記入項目及び契約要求事項に従わなければならない。 a) 必須データ(アスタリスク(*)付きの太文字で識別されている)は,システム的に記入さ れ,顧客へ報告しなければならない。 b) 任意データは,要求され,契約要求事項に反しない場合,記入しなければならない。 注記 1 必須データか任意データかにかかわらず,該当しないデータは,最後の承認/署名 注記 2 の前に,記入欄に“N/A”と記入しなければならない。 顧客特有の任意データの記入及び報告を要求される場合があるかもしれない。従っ て,新たな顧客の要求事項,及び既存の顧客の要求変更に対応するため,情報シ ステムが顧客特有の任意データの記入欄を追加変更でき,使用しない記入欄を無 効化できるようにすることが推奨される。この規格で規定されるデータの種類及 びサイズについても,そのようにできることが推奨される。 4.2 不適合に関するデータの記録及び承認は,契約及び規制要求事項に従わなければならない。 4.3 添付ファイルは,可能な限り,保護されたフォーマット(例えば,pdf,tif,jpg)が望まし い。これが現実的でない場合,不慮の変更(上書きなど)を避けるため,適切な予防処置をとら なければならない。 4.4 ファイルサイズが制限される場合,ファイルサイズ圧縮ツールを使用しなければならない。 もしファイルを圧縮してもファイルサイズの制限条件を満たすことができない場合,データ交換 について双方の組織で合意しなければならない。 (例えば,CD,USB メモリ及び E メールの利 用,並びにデータシステムへの直接アクセス) 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 3 SJAC9131A 4.5 不適合報告書の様式は,最低限,附属書 A で定義され,例示(附属書 B 参照)されている 項目を含んでいなければならない。しかし,記入欄のサイズ及び順序は,次の事項を満たすなら ば,各組織の適用状況に合わせて変更してもよい。 a) この規格で規定している記入項目が維持されている,又は関係付けされている。 b) この様式が不適合の記録として識別されている。 c) 契約/規制の要求事項を満たしている。 4.6 続き/追加のシート及び添付資料が必要な場合は,元の文書と同じ文書番号が含まれてい なければならない。 注記 附属書 A の“不適合の内容”(No.19 参照)と,“処置判定”(No.25 参照)の記入 欄には,要約を記入してもよいし,補助項目(No.19 の a~i 項,及び No.25 の a~e 項参照)を設定してこれらに記入してもよい。 4.7 記入の様式は,あらかじめプリントアウトされたもの,コンピュータを用いて作成された もの,又はネットベースのシステム(インターネット/イントラネット)を介してアクセスでき るものでもよい。しかし,いずれの場合も,印刷した線及び文字が明瞭で容易に読めなければな らない。この様式への記入は,機器/コンピュータによる印刷であることが強く望まれる。ただ し,(英語等の場合は)大文字が使用され,文書が容易に読めれば,手書きでもよい。 注記 略語の使用は,最小限にとどめることが望ましい。 4.8 記入された情報は英語でなければならないが,契約で規定されている場合は,他の言語も 許容される。(例えば,英語と自国語のバイリンガル) 注記 1 略語の使用は,最小限にとどめることが望ましい。 注記 2 日本語による記入が認められており,日本語で記入する場合は,附属書 A のデータ の種類及びデータのサイズ(字数)は適用しなくてもよい。 分類コード 以下のコードは,該当する工程,工程の逸脱の原因,及び不適合の改善のため実施された是正 処置を分類する際に,使用が推奨される。もしコードが契約により定義されている,及び/又は 起票する組織が要求を満たす定義コードを有している場合,これらのコードは,以下で示される 5 コードより優先する。 注記 以下のコードは,考えられる選択肢として最低限の候補を示している。追加のコ ード(例えば、ソフトウェア、電子、複合材、構造)が必要な場合、現状の構成を 維持しながら各表を拡張してもよい。 5.1 不適合工程コード 一般的に,製品の不適合は工程の逸脱に関連している。逸脱した工程の選択肢として,表1を 参照のこと。 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 4 SJAC9131A 5.2 不適合原因コード 工程の逸脱の原因が,表2に定義されている。分類しやすくするため,リストは工程改善ツー ル(例えば,特性要因図など)の使用を促進するよう設定されている。“大分類”コードも原因 コードとして使用できる。また,必要により,より詳細な定義を追加してもよい。 注記 1 注記 2 複数の原因コードを,製品不適合原因の特定に使用してもよい。 原因コードの割り当ては,根本原因解析の状況により,直接的な(初期段階の)原 因の場合もあるし,最終的な原因の場合もある。“サプライチェーン マネジメント ハンドブック”(SCMH) (www.iaqg.org/scmh)の“根本原因解析と問題解決”の章も 参照。 5.3 不適合是正処置コード 一般的な是正処置コードが,表 3 に定義されている。表 2 で特定された原因コードに直接対応 するよう適切に設定されている。 注記 製品の不適合/原因コードに対してとる是正処置を決定するために,複数の是正処置 コードを使用してもよい。 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 5 SJAC9131A 表 1 不適合工程コード 項目 工程コード P11 P1 出荷及び輸送 P12 P13 P14 P15 P201 P2 製造 P202 P203 P204 P205 P206 P207 P208 P209 P210 P211 P212 P213 P214 P215 P216 P217 P218 P219 P220 P221 P222 P223 P224 P225 P226 P227 P228 P229 P230 P231 P232 P233 P234 P235 P236 P237 P238 P239 P240 P241 P31 P3 書類の準備 P32 詳細 出荷 輸送 発注品の準備 梱包準備 梱包 組立 テスト(試験) バランス(釣り合い)調整 ベンチング ブラスティング 接着 ロー付け ブローチ加工 鋳造 洗浄 コーティング 複合材加工 クリンピング(圧着) バリ除去 ドリル加工 電気化学処理 エッチング 鍛造 成形 研削 熱処理 精密穴加工 ホーニング及びラッピング 熱間静水圧加圧(HIP) 検査 機械加工 マーキング 溶融 フライス加工 モールディング 塗装 ピーニング メッキ処理 研磨 リベット装着 圧延/プレス はんだ付け 型押し 表面処理 旋盤加工 溶接 書類の誤り 書類の不備 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 6 SJAC9131A 表 2 不適合原因コード 原因コー ド C11 C12 C13 C21 C22 C23 大分類 C1 機械 (機械及び設備) C2 マネジメント (品質マネジメントシステム, 計画,教育・訓練) C24 C3 C25 C26 C31 C32 C33 C34 要員(従業員) C35 C4 材料(材料/製品の状態) C5 方法(方法及び工程) C6 環境(気温,照明, 外的要因) C41 C42 C43 C51 C52 C53 C54 C61 C62 C63 C64 C65 C66 C67 C7 測定(装置及びパラメータ の管理) C71 C72 C73 C74 C75 C76 C77 詳細/定義 機械又は設備関連 治具関連 工具関連 教育・訓練が不十分又は不適切 責任の未定義又は理解不足 要員の力量不足 コミュニケーションの問題(例えば,シフト作 業者間の引き継ぎ) 計画及び管理が不十分 指示又は要求事項が不十分又は不適切 指示又は要求の不順守 判断が不適切 読み間違え (製品等の)取扱いが不適切 既知の欠陥又は問題の報告不履行又は不適切 な報告 材料が仕様書要求を満たさない 材料の有効期限切れ 製品の汚染・不純物の混入 工程の妥当性確認が不十分 製造工程能力が不足又は不適切 材料の梱包,ラベル貼付又は識別が不適切 設計プロセスが不適切 自然災害(例えば,地震,洪水) 情報システムの故障 火事又は停電 予測を超えた事象(例えば,窃盗,破壊) 悪い環境条件(例えば,気候) 照明が不適切 人間工学的に悪い状態(例えば,不適切な装置 のセットアップ) 検査機器が不適切(例えば,不十分な精度) 校正されていない検査機器の使用 校正におけるエラー 計器,表示又はコントロール部の不備 結果を記録する際の転記ミス 検証方法(すなわち,検査,サンプリング)が 不適切 検査の判定基準が不適切又は不明瞭 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 7 SJAC9131A 表3 不適合是正処置コード 部門 是正処置コード 詳細 A-1 機械 A11 A12 A13 A21 A22 A23 A24 A25 A26 A31 A32 A33 A34 A41 機械又は設備の修正 治具の修正 工具の修正 教育・訓練の実施 責任の定義及び周知 適切なリソース(要員)の提供 コミュニケーションの改善 計画及び管理の改善 指示及び要求事項の修正 教育・訓練の実施 指示又は要求事項の更新,及び要員への指示 (製品等の)取扱い方法及び指示の改善 処置なし 材料の発注方法及びルールの見直し 有効期限のある材料に関する方法及びルールの見直し /適用 工程の妥当性確認の改善 工程能力のレビュー及び改善 梱包におけるラベル貼付及び識別の方法及びルールの 見直し 設計プロセスの改善 処置なし 情報システムの改善 環境状態の改善 照明の改善 人間工学的に悪い状態の改善 検査機器の修正 検査機器の校正 計器,表示及びコントロール部の修正 検証方法の改善 検査の判定基準及び方法の修正 A-2 管理 A-3 要員 A-4 材料 A42 A-5 方法 A51 A52 A53 A-6 環境 A-7 測定 A54 A61 A62 A63 A64 A65 A71 A72 A73 A74 A75 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 - 不適合報告書におけるデータリスト(必須データは *印付き太字) (**) 日本語による記入が認められており,日本語で記入する場合は,附属書 A のデータの種類及びデータのサイズ(字数)は適用しなくてもよい。 デ ー タ 番 データのサイ データ名 内容 データ の 種 類 補足 号 ズ(字数) (**) (**) 文書の識別 起票者により割り当てられた固 最小 4,最大 1 文書番号 * 数字/文字 英数字 契約要求に従う 20 有の参照番号 番号 1 と異なる場合は,識別 2 顧客番号 顧客又はパートナーの固有番号 数字/文字 英数字 最小 4,最大 20 する 3 顧客の組織名 顧客の識別 顧客コード 英数字 最大 50 名前又はコード番号 初版は空欄にできる (顧客 4 版/発行 * 文書の発行(日)又は改訂の版 数字/文字 英数字 最小 1,最大 10 との契約による) 当該ページ番号及び全ページ数 最小 1,最大 5 ページ番号 * 連続番号 数字 印刷した際の番号付け 6 (紙の様式の場合) 対象製品の識別 プログラム,プロジェクト又は 6 プログラム 数字/文字 英数字 最大 50 ― 型式の名称/タイトル 不適合を有する最下位レベルの 図面又は契約書に識 最小 1,最大 7 部品番号 * 英数字 供給者が既知の場合 25 部品番号 別されている番号 顧客又は供給者が割 番号 7 と異なる場合,及び契 不適合を有する最下位レベルの 7a 他の部品番号 り当てた部品番号又 英数字 最小 1,最大 25 約要求に従う場合 部品番号 はコード 8 部品名称 * 部品/製品の名称 名称 英数字 最小 2,最大 50 ― 同じ部品番号の複数の製品 部品のシリアル番号,バッチ番 9 シリアル番号又は識別番号 * 数字/文字 英数字 最小 1,最大 25 が影響を受ける場合,全ての 号,ロット番号,識別番号 固有番号を記入 10 不適合品数量 * 影響を受けた部品の数量 不適合品の数量 数字 最小 1,最大 10 ― 最小 1,最大 11 注文数量 注文された部品の総数 全注文の数量 数字 実際の注文又はロット数量 10 12 作業/注文書番号 組織内における注文番号 注文番号 英数字 最小 2,最大 15 ― 13 図面番号/版 図面の番号及び版 供給者のコード 英数字 最小 2,最大 50 ― 不適合品を含む,最下位の交換 LRU 又はサブ組立品の名称/識別 14 ユニット (LRU) 又はサブ組立 番号又は名称 英数字 最大 50 ― 番号 品 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 8 SJAC9131A 附属書 A 番 号 データ名 内容 データ デ ー タ の 種 類 (**) データのサイ ズ(字数) (**) 補足 15 LRU 又はサブ組立品のシリアル番 号 最下位の LRU 又はサブ組立品 のシリアル番号 顧客のコード 英数字 最小 1,最大 50 ― 16 最終製品の製造者シリアル番号 数字/文字 英数字 最小 1,最大 25 ― 17 製品のカテゴリー 数字/文字 英数字 最小 1,最大 8 契約要求に従う 18 ATA chapter 数字/文字 英数字 最小 1,最大 8 契約要求に従う 英数字 最大 4000 他の記入欄に記述されない 追加情報 英数字 最小 2,最大 25 要求事項 英数字 最小 1,最大 3 ― 最上位の組立品のシリアル番号 (例えば,エンジン,航空機,宇 宙機) 製品の段階 (量産,開発/テス ト) 国際航空運送協会(ATA)の Chapter for Equipment 不適合内容 19 19a 19b --- 全ての不適合について(同じ部品番号で複数の不適合がある場合も)個々に記述しなければならない。 文字による説明(例えば,属性, 不適合の内容 * 数字/文字 特性) 図面,仕様書,工程表等の番号 参照文書 数字/文字 /名称 契約において適用される文書の 版 数字/文字 版 19c 過去の処置 同じ部品番号における過去の処 置(特別採用)の参照 数字/文字 英数字 最小 1,最大 15 不適合の再発;同じ条件で他 の部品に影響を与えた過去 の事例 19d 領域(ゾーン) 図面のシート/領域又は仕様書 の章 数字/文字 英数字 最小 1,最大 4 ― 19e KPC 製品又はプロセスのキー特性 数字/文字 英数字 最小 1,最大 8 19f 特性のアイテム番号 図面上のアイテム番号 数字/文字 英数字 最小 1,最大 5 19g 要求内容 要求寸法(公差を含む) 数字/文字 英数字 19h 実際の状態 寸法及び単位 数字/文字 英数字 19i Over Max/Under Min 許容値に対する外れ量 数字/文字 英数字 20 添付資料 * あり/なし,又はページ/ファ 数字/文字 イルの数(例えば,略図,計算) 英数字 最小 2,最大 20 ― ― ― 本文の箇条 4 の要求を参照 9 SJAC9131A 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 最小 1,最大 22 最小 2,最大 22 最小 2,最大 10 顧客の設計/図面で定義さ れている場合 図面上で風船又はアイテム 番号で識別されている通り データ名 内容 データ デ ー タ の 種 類 (**) データのサイ ズ(字数) (**) 補足 21 工程コード 適用コードの参照 数字/文字 英数字 最小 2,最大 20 表 1“不適合工程コード”を 参照 供給者による補足 推奨する処置,不適合の分類, 提案する補修方法,等の説明。 供給者により記載される。 数字/文字 英数字 最大 2000 ― 数字/文字 英数字 最小 2,最大 20 表 2“不適合原因コード”参 照 数字/文字 英数字 最小 2,最大 20 表 3“不適合是正処置コード” 参照 22 原因/是正処置 23 原因コード 24 是正処置コード 不適合の処置 不適合の原因に関する原因コー ド又は情報 即時及び/又は長期の是正処 置,又は是正処置様式を参照す るログ番号 --- 各々の不適合は,処置されなければならない。 再審委員会,設計部門,品質部 門などによる判定。 25 処置判定 * 25a 不適合のカテゴリー 25b 制限事項 不適合の分類(例えば,重大, 軽微,レベル 1/2/3) あり,なしを選択。 25c 制限事項の内容 25d 25e 影響を受けた部品(例えば, 複数のシリアル番号)の各不 適合に関して 各不適合又はそれらを一纏 めにしたものに対する分類 ― 例えば,制限飛行時間又は 使用制限 数字/文字 英数字 最大 2000 数字/文字 英数字 最小 1,最大 8 数字/文字 英語 最小 1,最大 3 部品に対する制限事項の内容 数字/文字 英数字 最大 400 部品マーキング 部品に記される番号又はコード 数字/文字 英数字 最小 1,最大 10 ― 追加コメント 説明,技術的な背景,特別採用 の表示(記録可能又は不可能), 処置の詳細など 数字/文字 英数字 最大 2000 ― 承認及び確認 --- 通常は,起票者,処置を承認する設計/品質部門の関係者の署名を含む。顧客の承認/確認(例えば,政府機関,航空当局)も含む。 26 起票者 * 文書の作成者 数字/文字 英数字 最大 30 26a, 26b, 26c 及び 26d を纏 めて記載できる。紙の様式の 場合は,この記入欄のみに記 入可能。 26a 起票者の組織名 * 起票者の組織名の識別(契約時 の名前又はコード番号) 第一次供給者のコー ド 英数字 最大 50 電子入力時の適用要件 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 10 SJAC9131A 番 号 番 号 データ名 内容 データ デ ー タ の 種 類 (**) データのサイ ズ(字数) (**) 補足 26b 部署名 * 起票者の部署名 数字/文字 英数字 最小 1,最大 10 電子入力時の適用要件 26c 日付 * 起票の日付 日付 最小 6,最大 10 電子入力時の適用要件 26d 署名 * 起票者の署名 数字/文字 電子署名;パスワー ドが要求される場合 がある 英数字 最小 1,最大 20 電子入力時の適用要件 27 技術承認 処置を決定する技術者又は権限 のある専門家 (例えば,設計権 限を有する者)。複数の署名が可 能(番号 25 を参照)。 数字/文字 英数字 最大 30 27a 名前,部署 名前,部署の識別 数字/文字 英数字 最小 1,最大 10 27b 日付 承認の日付 数字/文字 日付 最小 6,最大 10 専門家の署名 電子署名;パスワー ドが要求される場合 がある 27c 署名 27a, 27b 及び 27c と一緒に 纏めて記載できる。紙の様式 の場合は,この記入欄のみが 利用可能。 電子入力時の適用要件 電子入力時の適用要件 電子入力時の適用要件 英数字 最小 1,最大 20 28a, 28b 及び 28c と一緒に纏 めて記載できる。紙の様式の 場合は,この記入欄のみが利 用可能。 電子入力時の適用要件 28 顧客 * 顧客における不適合の最終承認 者 数字/文字 英数字 最大 30 28a 部署 * 最終承認者の部署 数字/文字 英数字 最小 1,最大 10 28b 日付 * 承認の日付 数字/文字 日付 最小 6,最大 10 28c 署名 * 顧客の承認者の署名 電子署名;パスワー ドが要求される場合 がある 英数字 最小 1,最大 20 数字/文字 英数字 最大 100 ― 数字/文字 日付 最小 6,最大 10 ― 電子入力時の適用要件 電子入力時の適用要件 追加情報 規制当局への通知 30 交換部品の入手 納入後不適合品を通知した規制 当局 部品が入手できる日付 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 11 SJAC9131A 29 データ名 内容 データ デ ー タ の 種 類 (**) データのサイ ズ(字数) (**) 補足 31 作業者の確保 要員が確保できる日付 数字/文字 日付 最小 6,最大 10 ― あり,なしを選択。 数字/文字 英数字 最大 200 製品番号を含める 32 影響を受ける運用中の製品 配布リスト 33 配布先 承認者/顧客の指示による配布 先 数字/文字 英数字 最小 1,最大 100 ― 34 日付 様式の日付 数字/文字 日付 最小 6,最大 10 様式の改訂管理 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 12 SJAC9131A 番 号 附属書 B - Nonconformance Form (layout example) [不適合報告書の様式(レイアウトの例)] 1 Document Ref. No. 2 Customer Ref. No.(顧客番号) 3 Customer’s Company(顧客の組織名) Corporate (文書番号) * Logo(組織ロゴ) 4Revision/Issue (版/発行) * 5 Page of Pages (ページ番号) * (optional )(任意) 6 Program(プログラム) 10 NC Qty(不 適合品数量) * 11 Order Qty. (注文数量) 7 Part No.(部品番号) * 12 Work/Purchase/Order No. (作 業/注文書番号) 13 Dwg. No./Issue(図面番号/ 版) 9 S/N or ID No (シリ アル 番号 又は 識別番号) * 7a Other Part No.(他の部品番号) 8 Part Name(部品名称) * 14 LRU or Sub-assembly Name / Ref.(LRU 又はサブ組立品の名称/ 識別番号) 15 LRU or Sub-assemblyS/N (LRU 又はサブ組立品のシリア ル番号) 19 Nonconformance Description(不適合の内容) * 16 Final Product Manufacturer S/N(最終製品 の製造者シリアル番号) 19a Document Reference(参照文書) 19b Index (版) 19h Actual Condition(実際の状態) 19d Zone( 領 域) 19e KPC 21 Process Code(工程コード) 19f Char. Item No.(特性のアイ テム番号) 19g Specified Requirement(要求内容) 17 Product Category(製品のカ テゴリー) 18 ATA chapter 19c Previous Dispositions( 過 去 の 処 置) 19i Over Max/Under Min 20 Attachment(添付資料) * 23 Cause Code( 原 因 コ ー ド) 22 Supplier Remarks(供給者による補足) 24 Corr. Action Code(是正処置コー ド) 25 Disposition(処置判定) * 25a NC Category(不適合のカテ ゴリー) 25b Limitation(制限事項) Yes(あり) 25c Limitation Description(制限事項の内容) 25d Parts Marking(部品マーキング) None(なし) 25e Additional Comments(追加コメント) 26 Originator(起票者) * 27 Technical Approval(技術承認) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (組 織名/部署/日付/署名) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名 前/部署/日付/署名) 29 Notification of Regulatory Agency(ies) 規制当局への通知 30 Availability of Replacement Parts(交換部品の入手) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名 前/部署/日付/署名) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名前 /部署/日付/署名) 31 Availability of Personal to Perform Work (作業者の確保) 28 Customer(顧客) * 32 In-service Unit(s)Affected (影響を受ける運用中の製品) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名 前/部署/日付/署名) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名 前/部署/日付/署名) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名 前/部署/日付/署名) Name/Function or Dept./ Date /Sign. (名前 /部署/日付/署名) 33 Distribution(配布先) No(なし) Unit Number(s)(製品番号) 34 Date(日付) 著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 13 SJAC9131A Yes(あり)