...

JobCenter クイックスタート編

by user

on
Category: Documents
152

views

Report

Comments

Transcript

JobCenter クイックスタート編
JobCenter
クイックスタート編
変更履歴
形式→(A:追加、C:修正、D:削除)
項番
変更日付
1
2003/11/17
項目
新規作成
形式
-
変更内容・理由
新規作成
はしがき
本製品について
JobCenter はマルチプラットフォーム/マルチベンダによるネットワーク分散環境でのジョブの効率的
な自動運用を実現するジョブ管理製品です。
1.
2.
3.
4.
マルチプラットフォーム/マルチベンダ対応
ジョブの実行は、Windows 2000/XP/2003, HP-UX, Solaris, AIX, RedHat Linux,Miracle Linux
の主要プラットフォーム上で動作可能です。
また、IPF(Itanium Processor Family)サーバにも対応しています。
強力なジョブ自動実行機能のサポート
ジョブの実行順序は、ジョブネットワークにより自動的に制御されます。
ジョブネットワークは、GUI 画面からドラッグ&ドロップの簡単な操作で定義できます。条件分岐、
待ち合わせなど、様々なジョブ実行条件も GUI から設定できます。また、ジョブネットワーク間
の連携定義により、大規模なジョブネットワークの構築も効率的に行えます。
また、稼働日カレンダとスケジュールの設定で、ジョブの確実な自動実行を実現します。
定義されたスケジュールに従ってジョブネットワークを自動的に起動できます。また稼働日のカ
レンダを定義することで、休日を避けて実行するなど、業務に合ったスケジュールを作成できま
す。
ジョブの実行状況の一元管理
ネットワーク分散環境でのジョブの実行状況を Widows ベースの GUI で一元的に監視できます。
ジョブの状態は色で区別されるため、障害発生も即座に認識することができます。監視画面と同
一の GUI からジョブの再実行などを行うことができるため、障害時の迅速なリカバリが可能です。
SAP R/3,BW 連携
ジョブネットワーク中に R/3 ジョブや BW ジョブを定義することができ、通常ジョブと同様にジョ
ブ投入、結果の参照や制御を行なうことができます。
本マニュアルについて
本書は、JobCenter が提供している利用者向け GUI による基本的なジョブネットワークの作成から実行
までの手順について簡単に説明したものです。
なお、本書で使用されている画面と実際の画面は異なることがございます。
各マニュアル間の関係
JobCenter R12.4 には以下のマニュアルが付随しております。
タイトル
概要
JobCenter クイックスタート編
GUI で JobCenter を起動し操作するための簡単な手順を紹介し
ています。
JobCenter 環境構築ガイド
JobCenter を利用するために必要な環境の構築、環境の移行や
JobCenter 基本操作ガイド
JobCenter クラスタ機能利用の手引き
JobCenter SAP 機能利用の手引き
JobCenter インポート・エクスポート
機能利用の手引き
JobCenter コマンドリファレンス
JobCenter NQS 機能利用の手引き
他製品との連携などの各種設定方法について説明しています。
JobCenter の基本機能・操作方法について説明しています。
クラスタシステムで JobCenter を操作するための連携方法につ
いて説明しています。
JobCenter を SAP と連携させるための方法について説明してい
ます。
ユーザ環境のバックアップや環境の移行の際に必要な、
JobCenter 上の JNW 定義、スケジュール定義およびカレンダ定
義のインポート・エクスポート機能について説明しています。
GUI と同様にジョブネットワークの投入・実行状況の参照など
をコマンドラインから行うために、JobCenter で用意されてい
るコマンドについて説明しています。
JobCenter の基盤である NQS の機能を JobCenter から利用する
方法について説明しています。
目次
1. CL/Win からの接続 ..............................................................................................................1
2. GUI キューの作成 ................................................................................................................4
3. グループの作成 ...................................................................................................................7
4. ジョブネットワークの作成 ...............................................................................................8
4.1. ジョブネットワークの定義 ..................................................................................................... 8
4.2. ジョブネットワークのフロー定義 ......................................................................................... 9
5. ジョブネットワークの実行 .............................................................................................13
1. CL/Win からの接続
JobCenter CL/Win イ ン ス ト ー ル マ シ ン に お い て Windows の [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー -[ プ ロ グ ラ
ム]-[JobCenter]-[Client]-[JobCenter クライアント]を選択し、JobCenter CL/Win を起動します。
1
表示された[サーバへの接続]ダイアログにおいて、接続先サーバ名、JobCenter の管理者ユーザ名、
パスワードを入力します。登録モード”通常”にチェックがついていることを確認したら、[接続]ボタン
を選択します。
2
表示された画面において、右下に UMS Mode と表示されていることを確認してください。※実際の
画面では赤枠は表示されません。
3
2. GUI キューの作成
JobCenter R12.4 より、JobCenter SV をクラスタ構成でインストールした場合以外は、JobCenter SV イ
ンストール時にデフォルトキューが作成されますので、
「GUI キューの作成」を行う必要はありません。
クラスタ構成の場合は、以下の手順を実施しキューを作成してください。
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ウィンドウ]-[マネージャフレーム]を選択します。
表示された[マネージャフレーム]内において、接続先のサーバが表示されていることを確認します。
※実際の画面では赤枠は表示されません。
4
接続先のサーバ上の右ポップアップメニュー内[GUI キューの作成]を選択します。この操作でキュー
が作成されます。
次にキューが作成されているか確認します。接続先サーバ上の右ポップアップメニュー内[開く]を選
択します。
5
下記のようにアイコンが表示されればキューの作成は完了です。※実際の画面では赤枠は表示され
ません。
6
3. グループの作成
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ウィンドウ]-[ユーザフレーム]を選択しユーザフレームに移動
します。
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[新規作成]-[グループ]を選択します。
新しいグループが作成されるのでグループ名を設定してください。名前は半角 40 文字、全角 20 文
字を越えないように設定してください。
7
4. ジョブネットワークの作成
4.1. ジョブネットワークの定義
作成したグループにおいて右ボタンポップアップメニュー内[開く]を選択し、グループ内に移動しま
す。
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[新規作成]-[ジョブネットワーク]を選択し、ジョブネ
ットワークを作成します。
新しいジョブネットワークが作成されるのでジョブネットワーク名を設定してください。名前は半
角 40 文字、全角 20 文字を越えないように設定してください。
8
4.2. ジョブネットワークのフロー定義
作成したジョブネットワークにおいて右ボタンポップアップメニュー内[開く]を選択し、[ジョブネ
ットワーク]ウィンドウを表示します。
以下のような画面が表示されたことを確認してください。
単位ジョブをフローに追加します。JobCenter CL/Win のメニューバー内[編集]-[新規作成]-[単位ジョ
ブ]を選択します。
9
[ジョブ名の設定]ウィンドウが表示されますので単位ジョブ名を設定してください。名前は半角 40
文字、全角 20 文字を越えないように設定してください。
フローに単位ジョブが追加されたことを確認してください。※実際には赤枠は表示されません。
追加した単位ジョブのスクリプトを編集します。作成した単位ジョブの右ボタンポップアップメニ
ューから[スクリプト]を選択します。
表示されたスクリプト記述用画面でスクリプトまたはバッチを記述します。ここでは"hostname"と
入力します。
10
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[保存]を選択し、スクリプト内容を保存します。次に
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[閉じる]を選択し、スクリプト記述用画面を閉じます。
最後にジョブネットワークのフロー定義を保存し、[ジョブネットワーク]ウィンドウを閉じます。
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[保存]を選択し、フロー定義を保存します。
11
JobCenter CL/Win のメニューバー内[ファイル]-[閉じる]を選択し、[ジョブネットワーク]ウィンドウ
を閉じます。
以上でジョブネットワークの作成は完了です。
12
5. ジョブネットワークの実行
作成したジョブネットワークを選択した状態で JobCenter CL/Win のメニューバー内[コマンド]-[即時
投入]を選択します。
[JNW の投入]ウィンドウが表示されますので[OK]ボタンを選択します。※実際には赤枠は表示され
ません。
13
以下の[トラッカ]ウィンドウが表示されることを確認してください。※マシンの処理速度によっては
[単位ジョブ]アイコンの色および表示内容が異なっている場合があります。
最終的に[単位ジョブ]アイコンが緑色で"JOB DONE"と表示されれば実行は完了です。
実行結果を確認する為に、[単位ジョブ]アイコンの右ボタンポップアップメニューから[詳細情報]を
選択、表示されたウィンドウから[出力結果]タブを選択します。
[出力結果]タブにはスクリプト記述用画面で入力した"hostname"コマンドの結果が表示されます。※
実際の画面では実行マシン名が表示されます。
以上で基本的なジョブネットワークの作成から実行までは完了しました。各章の詳細説明は
「JobCenter 基本操作ガイド」に記載されていますので、本書および「JobCenter 基本操作ガイド」を元
にユーザ様の環境に合わせたジョブネットワークを作成、実行してください。
14
Fly UP