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平成28年度 化学物質管理説明会

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平成28年度 化学物質管理説明会
化学物質管理支援者の紹介
平成28年度
化学物質管理説明会
環境安全センターを中心に皆様の化学物質管理を支援します
環境安全センター
専任教員
山口 佳宏
平成28年4月5日(火)~13日(水) 全5会場
<説明者>
環境安全センター
施設管理課
施設管理課
施設管理課
山口佳宏
満田昌昭
青木隆昌
片山謙吾
施設管理ユニット
主任
青木 隆昌
・薬剤師
・博士(薬学)
・化学物質管理専門委員会
委員長
・衛生管理者
・衛生工学衛生管理者
・社会保険労務士
・作業環境測定士
・衛生管理者
・衛生工学衛生管理者
担当:環境安全業務の全般
担当:安全管理
担当:作業環境測定・
化学物質管理
施設管理ユニット
主任
内村 玲史
化学物質管理に関するお問い合わせ先:
施設管理ユニット
係長
満田 昌昭
施設管理ユニット
技術補佐員
緒方
施設管理ユニット
係員
片山 謙吾
・特別管理産業廃棄物管理
責任者
・作業環境測定士
・衛生管理者
担当:化学物質管理・廃棄物
施設管理ユニット
事務補佐員
前田、庭木
・衛生管理者
・衛生工学衛生管理者
[email protected]
内線:3234 (担当:青木・片山)
担当:RI・環境管理・安全管理
環境安全センター
で 検索
担当:事務支援
担当:業務支援
2
1
全体的な流れ(YAKUMO取扱説明を含む)
化学物質管理の重要性
満田
山口
10.掲示物
1.化学物質管理規則と
化学物質管理要項 11.使用記録(特別管理物質)
12.高圧ガスの管理
2.化学物質取扱報告書
3.化学物質取扱マニュアル
片山
4.化学物質取扱教育
13.作業環境測定
5.YAKUMO
14.実験廃液
15.不用薬品
青木
16.実験廃棄物
6.登録支援(窓口一元化)
①入口支援、②出口支援
7.毒劇物の管理
8.特殊集団による巡視
※赤字が今年度の大きな変更点です。
9.リスクアセスメント
3
化学物質による負荷
・有機溶剤と特定化学物質を知る
・作業環境測定を行う
・特殊健康診断を受ける
・毒劇物(薬)の保管場所を把握する
・毒劇物(薬)の量を知る
・危険物の種類を理解する
・危険物の保管量を知る
・高圧ガスの種類を知る
・高圧ガスの保管量を知る
火災・爆発のリスクを下げる
健康障害のリスクを下げる
・PRTR対象物質を知る
・実験廃液の有害性を理解する
・実験廃棄物の有害性を理解する
・排水水質測定を行う
環境汚染のリスクを下げる
4
1.化学物質管理規則と化学物質取扱要項
化学物質の主な種類について
火災・爆発のリスク
健康障害のリスク
・危険物
・火薬類
・高圧ガス
など
・毒物
・劇物
・特定毒物
・有機溶剤
・特定化学物質
・特別管理物質
・特別規則物質
(作業環境測定対象物質)
・SDS交付義務物質
(リスクアセスメント対象物質)
など
環境汚染のリスク
・特定有害産業廃棄物
・有害物質
・特定有害物質
・指定化学物質
・特定化学物質
など
化学物質管理は複雑です
厚生労働省
・覚せい剤取締法
・麻薬及び向精神薬取締法
・毒物及び劇物取締法
・薬事法
・労働安全衛生法
経済産業省
・火薬類取締法
・高圧ガス保安法
・特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理
の改善の促進に関する法律(化管法)
環境省
・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
・水質汚濁防止法
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律
○化学物質に関する法令は多くの省庁をまたいで管理されている
○大学が関係する条項は、それほど多くない
熊本大学化学物質管理規則
の制定
熊本大学化学物質取扱要項
ただし、取り扱うために資格などが必要な化学物質に
関する法令の内容は含まれていない
6
5
2.化学物質取扱報告書
化学物質管理体制について
化学物質管理責任者について
総括安全衛生管理者
部局長等
化学物質を使った
教育研究がしたい
事業場
部局
化学物質管理責任者
化学物質取扱グループ
保健センター
(YAKUMOのIDが付与)
教職員
総務省
・消防法
農林水産省
・農薬取締法
化学物質
化学物質管理責任者
化学物質取扱者
化学物質使用場所
化学物質管理責任者を長とする
化学物質取扱グループの発生
支援
協力
環境安全センター
運営基盤管理部
(化学物質管理推進者)
7
8
YAKUMO操作(化学物質取扱グループ申請)
YAKUMO IDが無い場合は、「グループIDを申請」をクリックしてください
<対象者>
・新しく化学物質取扱グループを発生させる場合
9
必要事項を入力して下さい
10
化学物質取扱報告書について
規則第6条の4 (化学物質管理責任者の責務)
化学物質管理責任者は、原則として、化学物質取扱グループごとに、化学物質取扱報
告書(別記様式第1)により、部局長等を経て、学長に報告しなければならない。
化学物質管理責任者が、化学物質を取り扱う際に、
(1)所属部局
(2)化学物質取扱グループ名
(3)化学物質管理責任者の情報
(4)化学物質取扱者数
(5)化学物質取扱場所
を記載した報告書を、部局長を通じて学長に報告
しなければならない。
YAKUMOから報告書を作成して下さい。
※ユーザー登録及び更新を行って下さい。
※化学物質取扱場所を確認してください。
最後に「申請」をクリックしてください。
→ポップアップで申請書ができますので、プリントアウトして
学内便で環境安全センターに送ってください。
11
12
YAKUMO操作(ユーザー設定)
化学物質取扱報告書作成の具体的な流れ
表示ユーザー名は、昔の
YAKUMO時代の名残です
4月
学長
部局の事務担当
化学物質取扱報告書
化学物質管理責任者
化学物質管理説明会
メール
化学物質管理責任者
メール
YAKUMO
(確認)
・YAKUMOのIDは、環境安全センターから化学物質取扱グループに配布
・YAKUMOのIDは、化学物質管理責任者が変更の際に、継続か廃止を決める
平成28年4月15日(金)正午が提出締切となっております
13
ユーザー情報を確認してください。
→進級した学生は「編集」から学生番号と身分を修正して下さい
→卒業した学生は「編集」から表示フラグを「非表示」にして下さい
14
取扱場所・保管庫について
化学物質の取扱い :化学物質を入手、保管、使用、廃棄すること
取扱場所
:化学物質を取り扱う(入手、保管、使用、廃棄)場所
保管庫
:化学物質専用の保管庫
新規ユーザー登録
✔ ログインIDは教職員番号または学生番号です
✔ 身分は毎年度、確認してください
✔ 氏名が入っていない場合は入れるようにして下さい
毒劇物保管庫は、鍵1個につき毒劇物保管庫1個以上として登録してください。
15
16
YAKUMO操作(化学物質取扱場所設定)
①
②
③
④
⑤
化学物質取扱場所
を確認してください
17
18
3.化学物質取扱マニュアルについて
YAKUMO操作(化学物質取扱報告書作成)
規則第6条の2 (化学物質管理責任者の責務)
化学物質管理責任者は、化学物質の盗難、紛失、漏洩等に留意し適切に管理するとと
もに、化学物質取扱者に対し適正な指導を行わなければならない。
規則第15条(化学物質取扱教育)
部局長等は、部局等の化学物質取扱者を対象に、化学物質の取扱方法及び管理に関
する教育を実施しなければならない。ただし、国立大学法人熊本大学中央安全衛生委
員会化学物質管理専門委員会又は環境安全センターが実施する化学物質の取扱いに
関する講習会をもってこれに代えることができる。
化学物質取扱マニュアル(指導用)の作成
中央安全衛生委員会・環境安全センター 発行
化学物質管理専門委員会 編集
平成26年4月(第3版)発行
ユーザー情報と化学物質取扱場所を確認してから化学物質
取扱報告書を作成して下さい。
→化学物質管理責任者の署名の上で部局に提出して下さい。
環境安全センターのホームページ「薬品管理」よりダウンロードしてください。
19
20
4.化学物質取扱教育
5.YAKUMO
eラーニングによる化学物質取扱教育の導入を検討しています
熊本大学が独自開発した化学物質管理支援システム
✔試行的にeラーニング受講をお願いすることがありますので
ご協力お願い致します
ユーザー設定がされていれば、教職員番号または学生番号と
パスワードでログインできます。
✔ユーザーのログインIDは8桁です
✔5桁のログインIDは化学物質取扱グループ用です
21
YAKUMO操作
6.登録支援(窓口一元化)
「YAKUMO」で検索すると環境安全センターの
ホームページがヒットします
グループID
・ユーザー設定
・化学物質取扱場所設定
・保管庫設定
・化学物質取扱報告書作成
・リスクアセスメント
・物品請求連結設定
ユーザーID
・保管登録(化学物質)
・保管登録(高圧ガス)
・バーコード出力申請
・安全データシート出力申請
・高圧ガス空・充カード出力申請
・実験廃液
・リスクアセスメント(周知)
・保管リスト
・パスワード変更
22
化学物質管理責任者は、
ほとんど研究室PIです
情報
<窓口>
○登録業務を一元化
○登録業務を専門化
○安全情報の付加
○研究者の負担軽減
支援
登録支援
アイコンが
のように青であればOK
アイコンが
のように赤くなればクリック
23
化学物質(薬品、ボンベなど)の種類・量・
所在を把握する必要がある
(ハザードマップ)
化学物質管理支援システム
YAKUMO
24
①入口支援:納品の流れについて
対象とする化学物質について
一般の生活に供するもの、感染性
(化学物質として定義していない)
化学物質(熊本大学における定義)
・薬品(試薬、医薬品及び化学薬品)及びそれら混合物
・高圧ガスボンベ
混合物(培地など)
在庫管理支援
混合物(緩衝液など)
化学物質管理支援
一般試薬 高圧ガス
医薬品(毒薬・劇薬を含む)
毒物・劇物 危険物
有機溶剤 特定化学物質
向精神薬 ・・・など
化学物質管理支援システム
YAKUMO
在庫管理
①薬品・高圧ガスボンベを注文する。
注意!! 発注時、グループIDを業者に伝えてください。
大学発注(物品請求システム発注)の場合、「問い合わせ先」にグループIDを記入してください。
②研究室でバーコードラベルを貼る、若しくは標示をかける。
③ YAKUMOへ保管場所を入力して本登録する。
卸業者
<システム管理が難しい物>
・キット類(一本が単体または混合物で、
複数本以上まとまったもの)
・気体状の化学物質(高圧ガスを除く)
化学物質管理
<規制が厳しい物>
覚せい剤、覚せい剤原料
麻薬 火薬類
農薬 放射性物質
注 文
①
研究室
③ YAKUMOに保管場所を登録
注文を受ける
卸業者が納品データをE-mailで送る
検収所
高圧ガスボンベに標示をかける
登録窓口
<その他>
・すでに何かしらのシステムに登録され
ている物
充
黒髪北地区:
環境安全センター
(環境安全センター1階)
本荘北地区:
生命系事務ユニット
(基礎医学研究棟1階)
YAKUMOへ(仮)登録
・生体高分子関係(取り扱いが難しいので)
発行物を事前に
準備
充
25
発行物について:薬品等
② 薬品にバーコードラベルを貼る
卸業者
発行物を薬品・高圧ガス
ボンベとともに納品
①入口支援
26
①入口支援
保管番号と薬品瓶の照合について:「製品番号」で照合
136-09475
123-45678
バーコードラベルシール
安全データシートは毒物劇物のみ
安全情報シート(A4)
27
※希に製品番号の記載が無い場合があります
(輸入品など)。
照合できない場合はシステム画面でご確認くださ
い。
28
安全データシートについて:ファイリングして保管
(毒物と劇物のみ発行されます)
①入口支援
発行物について:高圧ガスボンベ
①入口支援
注意:あくまでも簡易型の安全データシート
です。正確には、メーカーが発行している
安全データシート(SDS)を参照してください。
保管登録した年度が分かります
法規制情報が分かります
注意:法規制情報は、正しく表示されていない場合が
あります。現在、マスタメンテナンスも行っています
ケースの中身(空・充・返却期限)
毒物または劇物の表示
29
①入口支援
保管番号とボンベの照合について:「容器番号」で照合
高圧ガスボンベの標示物
保管場所の登録について
30
①入口支援
PL 30914
31
(仮)登録状態の薬品有り
32
①入口支援
①入口支援
取扱場所・保管庫について
化学物質の取扱い :化学物質を入手、保管、使用、廃棄すること
取扱場所
:化学物質を取り扱う(入手、保管、使用、廃棄)場所
保管庫
:化学物質専用の保管庫
保管庫を設定するだけで、保管登録が完了します。
毒劇物保管庫は、鍵1個につき毒劇物保管庫1個以上として登録してください。
高圧ガスボンベの同様に保管場所を設定します。
取扱場所・保管庫のYAKUMO設定について
33
①入口支援
34
①入口支援
★新規:物品請求システムとの連携について
運用準備中です
目的
YAKUMO情報を用いて物品請求システム入力負担を軽減する
メリット
・物品請求システムを開ける必要が無い(YAKUMOで全て完結)
・購入薬品情報を入力する必要が無い(YAKUMO登録情報を流用)
現行
注文
毒劇物を入れる保管庫にはチェックを入れて「修正」
ボタンを押してください
注)毒劇物保管庫の指定は新YAKUMOになってからの機能です。
新YAKUMO運用開始後、まだ設定されていない方はご確認をお願いします。
35
窓口登録
薬品受取
YAKUMO
で保管庫
登録
物品請求
システム
入力(予
算情報)
窓口登録
薬品受取
YAKUMO
で保管庫
登録
YAKUMO
で予算情
報入力
物品請求
システム
入力(製
品情報)
新規支援機能
注文
36
①入口支援
★新規:物品請求システムとの連携について
運用準備中です
研究者
YAKUMO-物品請求システム連動機能の申請
①入口支援
運用準備中です
業者へ発注
ステップ1:
グループID(5桁)でログイン
検収窓口
薬品
YAKUMO登録窓口
研究者
YAKUMO登録(保管庫)
請求情報
YAKUMO登録
(予算番号など)
物品請求管理システム
請求番号
契約課
※このYAKUMO-物品請求システム連動機能は、申請してきた研究室のみ利用可能
(許可制)となります。なお、主に以下の条件を承認したグループにのみ許可となります。
・予算選択者権限の設定(学生に設定させない)
・物品請求システムとの2重入力禁止
・薬品と物品の伝票を分ける
など
37
YAKUMO-物品請求システム連動機能の申請
①入口支援
運用準備中です
ステップ2:
「設定」→「ユーザー設定」をクリック
38
YAKUMO-物品請求システム連動機能の申請
①入口支援
運用準備中です
ステップ3:
「物品連動申請」を選択
ステップ5:
本人以外に予算選択権限を付与す
るユーザーにチェックを入れてくださ
い。
ステップ4:
グループ内の教職員が表示されます。
物品請求システムとの連動を希望する
予算保有者を選択します。
39
ステップ6:
全ての選択が終了したら、「申請」を
クリック
40
YAKUMO-物品請求システム連動機能の申請
①入口支援
運用準備中です
①入口支援
予算選択画面
運用準備中です
ステップ1:
ユーザーIDで(8桁)でログイン
ステップ7:
申請書画面が出てきますので印刷してく
ださい。
責任者署名
ステップ2:
「保管登録」→「化学物質」を選択
ステップ8:
遵守ルールを確認し、チェックボックスに
チェックを入れ、化学物質管理責任者が
署名をしてください。
内容を確認し、
チェック
ステップ3:
「予算登録」タブをクリック
ステップ9:
環境安全センターへ提出してください。
このタブは申請受理後、
出現します
42
41
①入口支援
予算選択画面
運用準備中です
ステップ4:
伝票内容を確認し、予算各項目を選択、
入力
②出口支援:使用済み登録について
<毒劇物の場合>
<毒劇物以外の場合>
<高圧ガスボンベの場合>
2D6P 15
2D6P 5
エチルアルコール アセトン
2D6P 6
アセトン
熊大販売
ステップ5:
「登録」ボタンを押し、「確認画面」で内容を
最終確認し、「登録」をクリックして完了。
安全データシート
特に確認してください
43
薬品等使用済み登録依頼シート
<各種様式のダウンロード>
https://newyakumo.jimu.kumamotou.ac.jp/download/index.php
空・充標識
<学内便>
44
②出口支援
使用済み登録について:毒劇物の場合
瓶からバーコードラベルを剥がし、
安全データシートに貼り、環境安全
センターへ返却。
移行前の薬品は、安全データシート
のみ返却。
使用済み登録について:毒劇物以外の場合
2D6P 15
イソプロピルアルコール
瓶からバーコードラベルを剥がし、使用
済み登録依頼シートに貼り、環境安全
センターへ返却。
移行前の薬品は、バーコード番号と薬
品名を記入し、環境安全センターへ返
却。
2D6P 5
アセトン
2D6P 6
アセトン
45
使用済み登録について:高圧ガスボンベの場合
②出口支援
46
使用済み登録について:返却の方法
テスト学部
テスト研究室
送付日
登録日
送付日
受領後、環境安全センターで使用済み登録を行
い、登録日を記入し、封筒をお返しいたします。
登録日
6/1
中身を出し、「空」に
換える
ボンベ回収まで掲示し、回収後、
環境安全センターへ返却
47
②出口支援
発行物(薬品:安全データシート、高圧ガスボン
ベ:空・充標識)を封筒に入れ、送付日を記入の
上、返却してください。
環境安全センター
ケースをとる
②出口支援
※封筒添付用の用紙をお渡しします。使用済み
封筒等に貼り付けてご利用ください。
※学内便は「学生(支援)部」ボックス行きに入れてください。
48
7.毒物及び劇物の管理
毒物及び劇物の保管方法
要項第6条の4 (毒物及び劇物の保管)
化学物質管理責任者は、毒物及び劇物のYAKUMOへの登録状況及び在庫数量を定
期的に確認し、使用の見込みのない毒物及び劇物については、速やかに廃棄処分等
の処置を講じなければならない。
容器で区分する
安全データシート
堅固な保管庫で保管し、
表示を行う
環境安全センター
化学物質管理責任者
のサイン
使用量が記録されておらず
該当する毒物・劇物がない
毒物劇物保有状況一覧票
をみて棚卸作業
※一覧票に薬品名が残って
いるが、すでに使い切って物
が無い場合は、使用記録を
確認し、安全データシートを
提出する毒劇物保有状況一
覧票と併せてご提出ください
紛失・盗難のおそれ
(部局長に連絡)
場所で区分する
YAKUMOの「毒物及び劇物保管リスト」
の機能
施錠ができる保管庫
YAKUMOに登録されている毒物・劇物
49
50
毒物及び劇物の使用量記録
毒物及び劇物の保管庫掲示物
毒劇物を購入した際、安全データシートが発行され、
薬品と一緒に届けられます。
この安全データシートが使用量記録簿となります。
毒物及び劇物を保管する保管庫は、熊本大学
オリジナルの掲示物を貼って下さい
注:YAKUMO登録対象外の薬品については、使用量記録簿が
発行されません。
各自で使用記録簿を用意し、記録・管理してください。
①毒物及び劇物は使用の度に安全データシートに使用記録を記入する
②その記録簿の保管年限は「使用を終了した日から5年間」
要項第6条の3 (毒物及び劇物の保管)
毒物及び劇物の保管庫に標識を貼る
毒物を所有する場合は毒物標識をさらに貼る
化学物質管理責任者の氏名を書く
化学物質管理推進者がいる場合は、氏名を書く
毒劇物の使用記録は、使用する度に記録して下さい。
※盗難・紛失でない証明をするために重要な記録です。
51
52
毒劇物の使用量管理記録の流れ
毒劇物の使用記録:安全データシートへの記入
薬品卸業者
YAKUMOに保管登録
バーコードラベル・
記録簿を薬品ととも
に納品
使用の都度、記入
環境安全センター
①
薬品卸業者
に引き渡し
バーコードラベル・
化学物質安全データシート(以下、記録簿)
記録簿を
pdf加工
YAKUMOに使用済み
登録
裏も使えます
②
メール
学内便
研究室
電子媒体、若しくは
紙媒体で5年間保管
薬品、バーコードラベル・記録簿を受け取る
〇毒物及び劇物は、窓口が発行した安全データシートに、その使用記録を記入します
〇毒物及び劇物を使い切った場合は、バーコードと安全データシートを環境安全センターに
返却して下さい
〇環境安全センターから、毒物及び劇物の使用記録に関するデータがメールで送付され
ます。このファイルは「5年間保管」して下さい
〇今まで使っていた毒物及び劇物の使用記録簿は、最終記録日から5年間保管して下さい
53
8.化学物質管理に関する巡視
薬品にバーコードラベルを貼り、
記録簿を保存する
毒劇物
ファイリング
使用量を記録簿に記録する
記録簿(本紙)を環境
安全センターに送る。
薬品に貼っているバーコード
を剥がし、記録簿に貼る
使用済み・廃棄薬品
54
9.リスクアセスメント(実施義務化の背景)
環境安全センター教員及びスタッフ、作業環境測定士が化学物質管理に
特化した衛生巡視を実施しています。
【平成27年度から実施】
「化学物質に関する立入調査」と題して巡視を行っています。
<今回の調査の視点>
①毒劇物使用記録簿の有無
②未登録薬品、高圧ガスボンベの調査(保管庫を開けていただきます)
③②該当品のYAKUMO登録支援
化学物質管理・新YAKUMOでご不明な点がございましたら、
この機会に何でもお尋ねください。
54
56
★新規:熊本大学におけるリスクアセスメント実施体制
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
<実施の流れ>
①環境安全センターからリスクアセスメント実施・報告依頼がある(5月9日)
②化学物質管理責任者は、YAKUMOを使ってリスクアセスメント(以下、RA)を行う
※YAKUMO登録対象外の化学物質は、SDSを入手し、RAを行う
(5月20日までにRA結果報告書を環境安全センターへ提出)
③化学物質取扱グループの化学物質取扱者に対して、RA結果を周知する
(6月17日までに構成員確認書を環境安全センターへ提出)
グループID(5桁)
でログインする
環境安全センター
実施・報告
①
依頼
(5月9日)
実施結果
② 報告
(5月27日〆切)
③
確認書
報告
(6月17日〆切)
化学物質管理責任者(化学物質取扱グループ)
57
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
58
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
ステップ1:使用量を見ながら「予定年間
使用量」を入力して下さい
ステップ3:最後に「確定」をクリックす
ると、該当物質のリスクアセスメントが
確定して、リストから無くなります
ステップ2:「予定使用方法」を
任意で入力して下さい
※今年度使わない場合は、「未評価」を
クリックします。リストから無くなります
ステップ2:以下のリストを見渡し
て全て使用見込みがないと確認し
た場合は、「今年度は使用しない」
をクリックしてください。リスク確定
されます。
※1年前の使用量が「0 g」の場合は、
下のリストにあります。
ステップ1:今年度使う予定がある
場合は、「評価する」をクリックしてく
ださい。
上のリストに上がります。
「過去3年間平均使用量」の多い順にソートしています。
「過去3年間使用履歴」で「1年前」が「0 g」の時は、上位に表示されません。
59
60
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
リスク評価一覧表のリスト
が無くなれば完了です
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
クリックすると詳細な有害性・
危険性を示します
マウスオーバーで項目の意味
(GHS分類)が出てきます。
コメントを入力して「周知」
ボタンを押すと完了です。
有害性・危険性を示します
この結果は、将来、作業環境測定
申告に利用します(運用準備中)
数字が小さいほど有害性が高いです。
色は有害性が高い方から赤→オレンジ→
蒼→水色の順となります。
62
61
リスクアセスメントの実施方法(YAKUMO利用)
リスクアセスメント実施結果の確認(化学物質取扱者)
コメント
ユーザーID(8桁)
でログインする
リスクアセスメント
結果を確認する
「周知」ボタンを押すとダッシュ
ボードに周知状況が出現します
63
64
リスクアセスメント実施結果の確認(化学物質取扱者)
熊本大学におけるリスクアセスメント実施体制
リスクアセスメント周知状況の確認
グループID(5桁)
でログインする
確認が終わると青色に
変わっています
内容を確認し、「確認」
ボタンを押してください
リスクアセスメント結果確認状況
65
リスクアセスメントの実施方法:YAKUMO登録対象以外
主に有害性を示すGHSマーク
66
リスクアセスメントの実施方法:YAKUMO登録対象以外
評価:SDSから危険性、有害性、危険性を確認し、リスクアセスメント報告書(以下、RA報
告書)を作成、リスクの度合い知る(化学物質管理責任者はRA報告書に署名する)
物理化学的危険性
化学物質管理責任者の署名
主に危険性を示すGHSマーク
健康に対する有害性
環境に対する有害性
調査対象物(RA対象物)
の特定
GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)
化学品の危険有害性(ハザード)ごとに分類基準及びラベルや安全データシートの内容を調和させ、
世界的に統一されたルールとして提供するものです。
67
業務の内容
さらされる リスクを知る方法
程度
→ 環境安全センターに提出(5月27日〆切)
68
リスクアセスメント実施の留意点
リスクアセスメントの実施方法:YAKUMO登録対象以外
周知:作成したRA報告書を化学物質取扱者に周知する
(化学物質取扱者はRA報告書を確認し確認書に署名する)
以下の点にご留意ください
1.YAKUMOのリスクアセスメント機能は、YAKUMOに登録されたものしかできません。
YAKUMOに登録されていない化学物質(キット類など)は、熊本大学のルールに沿って、
リスクアセスメントを行ってください。
2.年度途中でリスクアセスメント対象物質を購入したときは、リスクアセスメントを行うこと
になります。
化学物質管理責任者の署名
3.年度途中でリスクアセスメント対象物質を使いたい時は、リスクアセスメントを行ってくだ
さい(YAKUMO利用可)。
化学物質取扱者の署名
構成員すべてにRA報告書を見せたことを署名で確認する
→ 環境安全センターに提出(6月17日〆切)
69
70
有機溶剤取扱場所の掲示物
10.掲示物
「有機溶剤等使用の注意事項」
化学物質関係掲示物
有機溶剤取扱場所の掲示物
有機溶剤を使用している化学物質取扱場所に掲示する
衛生管理者氏名と内線を書く
化学物質管理責任者の氏名と内線をかく
立入禁止、喫煙・飲食禁止の掲示物
毒物及び劇物の掲示物
特別管理物質取扱場所の掲示物
掲示物に関するお問合せ先
施設管理課(内線3234)
71
黒髪事業場衛生管理者
満田 昌昭(3236)
本荘・大江事業場衛生管理者
石橋 純一(5662)
附属病院事業場衛生管理者
西田 政臣(5915)
京町事業場衛生管理者
長尾真理(096-355-4504)
※数が不明な場合は、受付にございます「掲示物配布希望用紙」を受け取り、
希望枚数記入後、学内便でお送りください。
72
有機溶剤取扱場所の掲示物
立入禁止、喫煙・飲食禁止の掲示物
「有機溶剤等の区分」
化学物質の使用場所は、化学物質を取り扱う場所のことです。
化学物質の取り扱いとは、化学物質を入手、保管、使用、廃棄することです。
有機溶剤を使用している化学物質使用場所に掲示する
化学物質管理責任者の氏名と内線をかく
使っている有機溶剤に○をつける
進入する側(廊下側など)に貼ってください
取り扱う有機溶剤が変わるときは、
エタノールなどでマジックを消して
修正してください
化学物質使用場所に見えるように
貼ってください。
73
74
毒物及び劇物の掲示物
特別管理物質取扱場所の掲示物
① 有害性の高い特別管理物質は以下の内容を掲示しなければならない
(掲示内容:物質の名称、人体に及ぼす作用、取扱い上の注意事項、使用保護具)
※毒物を保有する場合に貼ります。
特別管理物質掲示物の入手・掲示手順
① 特別管理物質一覧から取り扱う対象物質を確認
毒物及び劇物の保管庫に標識を貼る
毒物を所有する場合は毒物標識をさらに貼る
化学物質管理責任者の氏名を書く
化学物質管理推進者がいる場合は、氏名を書く
② 教職員ホームページにアクセスし、掲示物ファイル(Excel)をダウンロード
「熊本大学ポータル」→「学内情報」→「お知らせ 安全衛生」
③ それぞれの取扱対象物質について、「取扱場所の数」印刷する
④ 取扱者の見やすい位置に掲示する
75
76
特別管理物質取扱場所の掲示物
特別管理物質一覧
特別管理物質がわかるよう右図の
一覧表を作成しました。
この掲示物を掲示することは任意
です。
特別管理物質を取扱い場所で
見やすい位置に掲示してください。
ナフタレンとリフラクトリーセラミッ
クファイバーが特別管理物質に
追加されました。
77
11.特別管理物質の使用記録
78
使用記録の流れ
②作業環境測定実施のための申請
③作業環境測定実施と判定された対象
グループのうち「特別管理物質」を取
り扱うグループに対して、作業記録の
様式を送付
④「特別管理物質」を取り扱ったときは
必要事項を作業記録に記入
⑤作業記録を翌月の10日までに学内便
で送付
保存年限:30年です。
79
⑥未提出グループに「特別管理物質」の
取り扱いについて確認
①
③
⑥
②
④
⑤
化学物質取扱グループ
要項第8条の2(特定化学物質の使用)
化学物質取扱者が常時、特別管理物質を取り扱う場合は、1月を超えない期間
ごとに取扱者の氏名並びに作業の概要及び期間(著しく汚染される事態が生じ
た場合にあっては、その概要を含む。)を記録すること。
①作業環境測定実施のための調査
施設管理課安全衛生
管理チーム
目的 化学物質による曝露の結果、病気を発症することもあります。
特に発がん性等の高い化学物質の使用状況の把握のため行うものです。
未使用の月も必ずメールでご連絡
ください。
80
様式と記入例
様式と記入例
記録の方法は電子ファイルでも紙でもかまいません。
記入欄が小さい時は必要に応じて大きさを調整してか
まいません。
(平成 27年度 対象物質名)
クロロホルム
特別管理物質の 使用記録簿
■居室と実験室が同じ部屋
部局名
使用期間
運営基盤管理部
使用者名
化学物質取扱グループ名
濃度(%)
平均使用量
(1日あたり)
取扱温度
■
6/1~6/30 木下 八雲
土日祝除く 熊大 太郎
100
1L
□
(
10
500mL
操作方法
加温
℃)
濃縮
常温
□
(
□
加温
℃)
試料調製
常温
□
(
□
加温
℃)
常温
□
(
加温
℃)
特別管理物質により著しく汚染される事態(薬品をこぼす、薬品がかかるなど)の有無
■有
□無
※有の場合はその日時 H27/6/20
平均使用時間
(1日あたり)
換気状況
■
1 □
□
時間
分
秒
□
■
■
□
□
20 ■
□
時間
分
秒
■
■
□
□
□
□
□
時間
分
秒
□
□
□
□
□
□
□
時間
分
秒
□
□
□
□
①
熊本太郎
化学物質管理責任者
常温
■
6/20,25 夏目 治五郎
〇△□グループ
ドラフトチャンバー内
換気扇稼働
窓・ドア開放
その他
(
)
ドラフトチャンバー内
換気扇稼働
窓・ドア開放
その他
(
)
ドラフトチャンバー内
換気扇稼働
窓・ドア開放
その他
(
)
ドラフトチャンバー内
換気扇稼働
窓・ドア開放
その他
(
)
②
③
④
保護具
■
■
■
□
■
■
■
□
□
□
□
□
□
□
□
□
白衣
手袋
眼鏡
その他
(
白衣
手袋
眼鏡
その他
(
白衣
手袋
眼鏡
その他
(
白衣
手袋
眼鏡
その他
(
)
)
)
)
著しく汚染される事態がある場合、その概要及び応急措置の概要
Aさんが実験中にクロロホルムを実験台から落とし、硝子瓶が割れた。そこで、AさんとBさんで硝
子を片付けるとともにキムワイプで拭き取り、実験系廃棄物として排出した。また、室内の換気の
ための窓をあけた。
※この記録は、発がん性のおそれのある特別管理物質による化学物質取扱者の健康障害の防止の観点から行うものです。
※該当する箇所の記入と □ を塗りつぶし又はレを付してください。
◎この記録は、毎月、学内便で翌月の10日までに施設管理ユニットへ提出ください。
81
※操作方法毎に記載すること。
①使用期間
毎日使用した場合は全期間。特定の日のみの場合は全て列挙。
②使用者名
使用者の氏名。基本的には1名。ただし、全く同じ使用状況である場合のみ複数名
記入可能。
③濃度(%)
使用した薬品の濃度(重量%)。
④平均使用量
使用した日の1日あたりの薬品使用量。(単位自由)
82
高圧ガスボンベの標示物(レンタル容器)
高圧ガスボンベの標示物(自己保有容器)
12.高圧ガスボンベの管理について
1) 使用済み高圧ガス容器(自己所有容器を除く)は、直ちに販売事業者へ
返却すること。また、残ガスのある容器(バルク容器を除く)であっても、
容器設置後、原則として1年以上継続して留置しないこと。
2) 高圧ガスボンベをYAKUMOに登録する。
高圧ガスボンベのYAKUMO登録の流れ
① 自己所有容器の場合
環境安全センター
保有状況(保管場所、種類、容器容量など)
を各研究室へ調査(年1回程度)
YAKUMOへ一括登録
② ①以外(高圧ガスボンベ業者等の所有容器)
登録の流れは登録窓口一元化を参照
寒剤は対象外です!!
83
高圧ガスボンベの標示物(空・充表示、返却期限など)
84
ボンベの保管
化学物質取扱要項第5条
● 通風又は換気の不十分な場所では保管
しないでください。
● 火気を使用する場所及びその付近では
保管しないでください。
● 火薬類、危険物その他爆発性若しくは
発火性又は多量の易燃性の物を製造し、
又は取り扱う場所及びその付近では保
管しないでください。
● 高圧ガス容器の表面温度が40度以上
になる場所には置かないでください。
ボンベ保管の良い例
高圧ガスボンベの標示物(ケースに入った状態でお届けします)
85
86
ボンベの使用
化学物質取扱要項第9条
● 高圧ガス容器は倒れないように右図の
ようにチェーンやフック等により柱、壁等
に2点固定して行ってください。
● 使用前又は使用中の高圧ガスとこれら
以外の高圧ガスとの区別を行ってください。
(配布される表示カードで行ってください。)
● 毒性、可燃性、支燃性、爆発性等の危険
性について十分配慮した上で取り扱ってくだ
さい。
×
×
● 使用済の高圧ガス容器は直ちに販売業者
に返却してください。
● 残ガスのある容器(バルク容器を除く)で
あっても、容器設置後、原則として1年以上
継続して留置しないでください。
● 高圧ガス容器は、原則として立てて使用し
てください。
ボンベ保管の悪い例
87
88
13.作業環境測定
有害化学物質による健康障害の発生経路と作業環境測定の位置づけ
高濃度
呼吸器
皮膚
低濃度
蓄積
排せつ
消化器
作業環境測定によるチェック
作業環境状態を数値で把握、評価し、
健康障害を未然に防止する
● 高圧ガスを取り扱う場所では、火気を使
用しないでください。また、引火性及び発火
性の物を置かないでください。
健康障害
● 高圧ガス容器の腐食、調整器等の劣化
等を確認してください。
拡散
代謝反応
ガス
粉じん
ヒューム
ミスト
発散
人体侵入
● ガスをみだりに大気中に放出しないでく
ださい。
作業
環境空気汚染
有害化学物質
● 通風又は換気の良い場所で取り扱って
ください。
最近では、印刷業で起
こった有機溶剤の高濃度
ばく露による胆管がんの
発症、死亡など・・・
本学では以下の法令等に基づき、職員及び学生の安全と健康を確保するため、作業環境
測定を実施しています。
・労働安全衛生法第65条第1項
・熊本大学職員安全衛生管理規則第17条第1項
・熊本大学化学物質取扱要項第7条(2)及び第8条(2)
・熊本大学の安全衛生にかかる基本方針(平成18年3月2日中央安全衛生委員会決定)
89
第2管理区分(改善の努力が必要)、第3管理区分(早急な改善が必要)の発生状況
「クロロホルム」、「ホルムアルデヒド」、「ジクロロメタン」において、第2若しくは第3管
理区分が毎年のように発生しており、取扱いには特に注意が必要。
90
第2管理区分、第3管理区分発生に係る掲示物
取扱者の安全な取扱いに対する意識が低い
取扱いに対して未熟である
【過去5年間の第2、第3管理区分発生物質と件数】
物質名
件数
クロロホルム
29
ホルムアルデヒド
28
ジクロロメタン
10
ベンゼン
3
フッ化水素
1
ノルマルヘキサン
6
メタノール
1
※その他の作業環境測定の対象
となる指定有害物質一覧は別紙
「参考」をご覧ください。
知識・経験の不足
濃縮装置の2次トラップ改善例
取扱者が毎年入れ替わる
学生
指導が大変
過去と同じような不注意を起こしてしまう
(学生には初めてでも、研究グループとしては過去にも経験有り・・・)
【対策】
同じような不注意を起こさせないため、掲示物を作成し、継続的な注意喚起を行う。
開放式
→開口部から蒸気拡散
密閉式
→チューブを接続、ドラフ
ト内へ排気して拡散防止
91
① 掲示物の作成
② 事例集による共有化
発生時の指導、定常的な啓発、定期教育
不注意事例、改善方法の共有化
92
作業環境測定実施の流れ(詳細は別紙「参考2.」をご覧ください)
○施設管理課 安全衛生管理チーム(以下、安衛チーム)よりメールで依頼
月
4
化学物質管理責任者
粉じん作業実施責任者(新規)
●化学物質取扱報告書(〆切り:4月15日)
●新規粉じん作業実施グループ情報
申告書(〆切り:4月20日)
→部局へ提出
→安衛チームへ提出
●指定有害物質の使用状況調査票(〆切り:5月20日)
→安衛チームへ提出
○測定実施日程調整
月以降
5
→安衛チームより、電話及びメールにて日程調整をさせていただきます。
○作業環境測定実施
→安衛チーム(本学職員)が測定に伺います。
前期:4~9月、後期:10~3月の年2回実施
※除外認定申請対象及び燻蒸作業については適宜実施
○測定結果報告
93
一部適用除外認定申請の流れ(詳細は別紙「参考3.」をご覧ください)
一部適用除外認定について
○一部適用除外認定申請(事務側で実施)
指定有害物質を取り扱う場合は・・・
原則
① ドラフトなど局所排気装置
等が設置されている場所で
取り扱う
② 使用状況により、定期的に
作業環境測定を受け、安全
の確認を行う
ドラフト等がない
使用量が少ない
一部適用除外認定
一部適用除外認定
有機溶剤、特定化学物質ともにド
ラフト等の設置免除
→化学物質管理責任者又は粉じん作業実施グループ責任者へ学内便にて送付します。
なお、説明が必要な場合は手渡し。
94
→安衛チームが使用状況調査票、作業環境測定結果を基に認定申請可能
の可否を判定し、労働基準監督署へ申請します。
●労働基準監督署(以下、労基署)の立入調査
→安衛チームから立入調査該当グループ(労基署から指定)へ、立入調査の日程
調整を行います。
化学物質管理責任者又は化学物質管理推進者、若しくは下記項目を説明
できる方の立ち会いをお願いします。
有機溶剤のみ作業環境測定の実
施免除
注;特定化学物質については必ず
作業環境測定の実施が必要。
95
立入調査内容:
1)取扱方法(使用目的、使用量など)、頻度等
2)薬品の保管状況
3)廃棄状況
4)その他当該作業に係る事項
○一部適用除外認定
→安衛チームから当該グループへ、認定結果をメールにて報告します。
96
作業環境測定実施 免除ルールについて
作業環境測定対象物質の新規追加(2物質)
一定の免除ルールに基づき、継続的な安全の確認が取れた使用方法及び物質に対し、
作業環境測定の実施を「半年に1回」から「2年に1回」とする。
(適用条件)
A. 1物質に対して1つの使用方法であり、測定結果が過去4回、法定定量下限値未満(管理濃度の1/10
未満)である。
B. 判定基準Aに該当する使用方法及び物質について、次のことを確認する。
・外力(加熱・濃縮等)を加えない
・使用状況に概ね変更がない
※免除の適否については、当該研究グループの申出により判断しますので、
条件を満たす場合は連絡します
以下の物質が特定化学物質(特別管理物質)となりました。
平成28年11月1日より新規に作業環境測定の実施義務化となります。
使用している場合は指定有害物質使用状況調査票にて申告してください。
■ナフタレンと、これを重量の1%を超えて含有する製剤その他の物
(CAS No 91-20-3 )
適用除外作業
① 液体状のナフタレン等を製造し、又は取り扱う設備(密閉式の構造のものに限る。②において
同じ)からの試料の採取の業務
② 液体状のナフタレン等を製造し、又は取り扱う設備から液体状のナフタレン等をタンク自動車等
に注入する業務(直結できる構造のホースを用いて相互に接続する場合に限る)
③ 液体状のナフタレン等を常温を超えない温度で取り扱う業務(①と②に掲げる業務を除く)
軽微な化学物質の使用に対する測定実施を減免
■リフラクトリーセラミックファイバーと、これを重量の1%を超えて含有する製剤
その他の物 (CAS No 142844-00-6 )
期待される効果
適用除外作業
バインダーにより固形化された物その他のリフラクトリーセラミックファイバー等の粉じんの発散
を防止する処理が講じられた物を取り扱う業務(当該物の切断、穿孔、研磨等のリフラクトリー
セラミックファイバー等の粉じんが発散するおそれのある業務を除く)
○ 大学の実情に合った作業環境測定の実施
○ 日程調整や測定実施に係る研究グループ側の負担軽減
○ 管理側の高いリスクに対する重点対応
98
97
化学物質の廃棄に関する法令
排水水質の学内基準
廃棄物の処理及び清掃に関する法律、下水道法、水質汚濁防止法
熊本県地下水保全条例、PRTR法、消防法、熊本市火災防止条例・・・・
規則第14 条の1
化学物質は、関係法令等及び環境安全センターの指示に従って廃棄しなければ
ならない。
熊本大学の排水は下水道法(水質汚濁防止法)、熊本県地下水保全条例
に従っています。
✔ 熊本市と協議の上、自主測定を行っています
✔ 法令基準よりも厳しい学内基準を設けています
→ 学内基準を超過した時は改善依頼をします
平成24年度には行政からの抜き打ち調査で排水pH基準値超過が発覚し、
注意を受けています。
環境安全センターで、実験廃液と不用薬品を一括処理している。
(注意)以下の廃棄物は対象外
放射性廃棄物→放射線障害防止委員会の指示に従って下さい。
感染性廃棄物→部局の指示に従って下さい。
動物実験関連廃棄物→動物実験委員会の指示に従って下さい。
火薬類、麻薬、覚せい剤、覚せい剤原料 →法令に従い、各自処理して下さい。
99
原則として、実験で使ったものは実験用シンク(流し)に流さないでください。
✔ 実験用シンクは水質汚濁防止法で言う「特定施設(洗浄施設)」に該当します。
✔ 実験廃液貯留スキームを参照してください。
✔ 実験排水を実験用シンクに流すときは、必ずpH試験紙で確認してください。
※ハイターなどに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの水溶液は強アルカリ性(pH 11)です。
→pH 8~9にするためには、約1000倍に水で希釈して下さい。
100
14.実験廃液
実験廃液収集の流れ
環境安全センター
①システム
入力依頼
(メール)
③収集日時連絡
⑤新品容器の返却
排出
外部の
処理業者
④排出
部局の事務担当
②システム
入力
(YAKUMO)
環境安全センター
で 検索
※分別スキームは環境安全センターHP
からダウンロードできます。
③収集日時連絡
⑤新品容器の返却
化学物質取扱グループ
101
実験廃液の分別
④排出
収集頻度年10回
※9月と3月以外毎月
102
実験廃液の貯留容器と入手方法
○指定容器
✔ 二口白色ポリエチレン容器を使用します。
✔ 焼却処理と特殊処理は10Lです。
✔ 還元・中和・凝集沈殿は20Lです。
○入手方法
✔ 新規に貯留容器を購入する場合は、各自で物品請求管理
システムの単価契約で購入して下さい。
✔ 実験廃液収集後は、同じ数・同じ大きさの貯留容器をお渡し
します。
(最初に必要な分の貯留容器を購入すれば、あとは環境安全
センターが配布します)
環境安全センター
で 検索
※分別スキームは環境安全センターHP
からダウンロードできます。
103
104
実験廃液の貯留方法
実験廃液収集システム
○貯留方法
✔ 満タンに入れないで下さい。液漏れの原因になります。
✔ 貯留容器の破損に気を付けて下さい。液漏れの原因になります。
✔ 満タンなるまで待つ必要はありません。少量でも構いません。
✔ 少量の場合は、指定容器を使わなくても構いません。不用薬品と一緒
に収集します。
実験廃液の貯留方法(注意点)
まずは「新規登録」からスタートします。
フタまで達しない
程度
破損がないか確認
105
メールで環境安全センターから申請期限のお知らせが来ますので、
期限内に実験廃液収集システムに入力して下さい。
106
内容物・廃棄量を入力して「追加」
をクリックしてください
実験廃液の種類を選択してください
実験廃液を貯留している場所を
取扱場所から選択してください。
登録をクリックしてください。
入力履歴やパターン化された内容物
情報を読み出すこともできます
「4 内容物の登録」で検索できなかった
場合、実験廃液に色やにおいがある場合
は、ここに任意で入力して下さい
実験廃液の貯留量が少量の場合は、
目安で構いませんので入力して下さい。
実験廃液の内容物は、できる限りで構いません
ので正確に入力して下さい。
107
内容が確認できましたら、「排出申請をする」を
クリックしてください。
108
リスクコミュニケーションの充実
15.不用薬品
実験廃液の成分の有害性・危険性を示す
✔ 使わなくなった薬品(不用薬品)を6月頃、12月頃の年2回収集します。
✔ 事前に環境安全センターから数量調査を行います。
化学物質取扱グループは種類別に数量と共に薬品のリストを提出して下さい。
✔ もしも環境安全センターの定期収集以外で廃棄する際は、必ず環境安全セン
ターに相談して下さい。
✔ 退職予定者は、環境安全センターで情報を把握しています。退職前に、所有し
ている薬品の取り扱い(廃棄・引き継ぎ)を決めて下さい。
再度、内容を確認して、
「排出申請をする」を
クリックしてください。
✔ 急な異動予定者(退職予定者)で、化学物質を所有していた方は、すぐに環境
安全センターにお知らせください。
✔ 実験廃液貯留簿をプリントアウトして実験廃液の貯留容器に貼って下さい。
✔ 実験廃液の収集日に必ず排出して下さい。
110
109
不用薬品の分別方法
分類
有害重金属液体
有害重金属固体
シアン液体・有害
溶媒
シアン固体
有価金属
一般固体
一般液体
不明液体
不明固体
内容物
備考
水銀、クロム、ヒ素、セレン、鉛、カドミウムのいずれかを含
有する薬品
シアン化合物、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジ
クロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロ 特定有害
エチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、 廃棄物
1,1,2-トリクロロエタン、1,3-ジクロロプロペン、ベンゼンのい
ずれかを含有する薬品
シアン化合物を含有する固体の薬品
金、白金、銀、パラジウムのいずれかを含有する薬品
有価
内容物が分からない薬品
・自然発火性・禁水性(金属カリウム・金属ナトリウム・アル
キルアルミニウム・黄リン他危険物第三類)
・スプレー薬品(高圧ガスボンベは薬品に含まない)
(平成24年5月施設・環境委員会で決定)
実験廃棄物(実験で直接使用した廃棄物(未使用も含む)。具体的には別表に該当
するもの。)は、「事業系一般廃棄物」とは必ず分別し、「産業廃棄物」として取り扱う。
産業廃棄物分別区分
廃プラスティック類
有害汚泥
感染性廃棄物
など
種別(環境安全
センター提案)
実験系可燃物
ガラスくず・陶磁器くず 実験系不燃物
など
廃薬品瓶
上記以外の内容物が分かる薬品
・ダイオキシン類、有機リン化合物、シマジン、チウラム、チ 特定有害
オベンカルブ
廃棄物
その他
16.実験廃棄物
111
金属くず
など
実験系不燃物
廃薬品缶
具体例
使い捨て(ディスポーサブル)のプラスチック(ピ
ペッター用チップ、ピペット等)、ゲル(エチジウムブ
ロマイドは感染性廃棄物とする。)、紙類(ろ紙、薬
包紙など)、手袋、アルミホイル等
ビーカー、ピペット、サンプル瓶、500mL未満の容
量の薬品瓶、るつぼ等
薬品が入っていた500mL~3L容量の薬品瓶
金属製スパーテル(注射針は感染性廃棄物とす
る。)等
薬品が入っていた一斗缶、小型ドラム缶等
黒髪地区は、感染性廃棄物を除いて環境安全センターが収集。
本荘・大江地区では、感染性廃棄物などで廃棄。
112
化学物質管理スケジュール
4月
5月
上旬
中旬
下旬
化学物質取扱報告
書提出
メール
4/15
締切
取りま
とめ
新規粉じん作業実施
グループ情報提出
メール
4/20
締切
取りま
とめ
上旬
中旬
6月
下旬
上旬
リスクアセスメント
実施
メール
評価
5/27
締切
作業環境測定実施
調査
メール
5/20
締切
取りま
とめ
実施
対象
選定
メール
実施
特別管理物質使用
記録
不用薬品調査
締切
YAKUMO-物品請求
システム連動
※6月以降のスケジュールは順次、ご案内いたします。
中旬
周知
6/17
締切
収集
収集
メール
連動
WG開
催
テスト
運用
開始
113
下旬
Fly UP