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2015年4月 オランダ・ベルギードライブの旅
オランダ・ベルギーの旅 2015年4月4日~20日 2015年4月3日(金)~19日(日) 清水 正博 1 オ ラ ン ダ ・ ベ ル ギ ー の 旅 オ ラ ン ダ ・ ベ ル ギ ー の 旅 旅 程 表 ド ラ イ ブ ル ー ト ・ ・ ・ ・ 7 ・ ・ ・ ・ 5 ・ ・ ・ ・ 4 ・ ・ ・ ・ 3 4 月 19 日 4 月 18 日 4 月 17 日 4 月 16 日 4 月 15 日 フ ラ ン ク フ ル ト ~ 伊 丹 ( 翌 日 ) フ ラ ン ク フ ル ト 泊 オ ー バ ー ヴ ェ ー ゼ ル 泊 ( ド イ ツ ) ハ ー レ 泊 ( ベ ル ギ ー ) ゲ ン ト 泊 ( ベ ル ギ ー ) ・ ・ ・ ・ 119 ・ ・ ・ ・ 112 ・ ・ ・ ・ 99 ・ ・ ・ ・ 90 4 月 14 日 4 月 13 日 4 月 12 日 4 月 11 日 4 月 10 日 4 月 9 日 4 月 8 日 4 月 7 日 4 月 6 日 4 月 5 日 4 月 4 日 4 月 3 日 ブ ル ー ジ ュ 泊 ( ベ ル ギ ー ) フ ォ ー ル ブ ル グ 泊 ( オ ラ ン ダ ) ザ ー ン ダ ム 泊 ( オ ラ ン ダ ) ザ ー ン ダ ム 泊 ( オ ラ ン ダ ) ネ ッ ク 泊 ( オ ラ ン ダ ) デ ン ・ ウ フ ェ ル 泊 ( オ ラ ン ダ ) パ ー ス ロ ー 泊 ( オ ラ ン ダ ) ヌ エ ネ ン 泊 ( オ ラ ン ダ ) サ ン ク ト ・ ゴ ア 泊 ( ド イ ツ ) リ ュ ー デ ス ハ イ ム 泊 ( ド イ ツ ) 伊 丹 ~ フ ラ ン ク フ ル ト ( 泊 ) ・ ・ ・ ・ 79 ・ ・ ・ ・ 72 ・ ・ ・ ・ 65 ・ ・ ・ ・ 57 ・ ・ ・ ・ 50 ・ ・ ・ ・ 40 ・ ・ ・ ・ 33 ・ ・ ・ ・ 29 カ ン プ ・ ボ ー ン フ ォ ー フ ェ ン 泊 ( ド イ ツ ) ・ ・ 21 ・ ・ ・ ・ 14 ・ ・ ・ ・ 8 お わ り に ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 124 123 は じ め に 目 次 2 り 」 を 見 た い し 、 国 立 美 術 館 で は レ ン ブ ラ ン ト を 見 て み た い 。 ア ム ス テ ル ダ ム の ゴ ッ ホ 美 術 館 で は 、 私 が 一 番 好 き な 「 ひ ま わ ト 、 風 車 の 村 ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス な ど を 訪 ね る 。 し み だ 。 ペ ン を 訪 ね 、 更 に は 世 界 最 大 の チ ュ ー リ ッ プ 畑 の 村 ヘ ト ・ サ ン か 分 か ら な い 。 思 い が け な い ハ プ ニ ン グ 、 こ れ も 旅 の 大 き な 楽 そ こ か ら 南 下 し な が ら 、 フ ォ ー ク ア ー ト で 有 名 な 村 ヒ ン デ ル ー に 富 ん だ 魅 力 的 な も の に な っ た と 思 う 。 し か し 旅 は 何 が 起 き る い 田 舎 の 村 、 工 芸 品 の 村 な ど を 選 ん だ が 、 な か な か バ ラ エ テ ィ を 訪 ね な が ら オ ラ ン ダ の 最 北 部 ま で 行 く 。 か り の 地 を 訪 ね な が ら 北 上 し 、 ギ ー ト ホ ー ル ン な ど の 美 し い 村 チ ュ ー リ ッ プ や 風 車 の 景 観 が 素 敵 な 村 、 ツ ア ー で は ま ず 行 か な 今 回 、 オ ラ ン ダ 政 府 、 ベ ル ギ ー 政 府 の 旅 行 サ イ ト を 参 考 に し て 、 め ぐ り を し て か ら オ ラ ン ダ に 入 り 、 ゴ ッ ホ の 生 誕 地 や ゴ ッ ホ ゆ 行 程 と し て は 、 ま ず フ ラ ン ク フ ル ト を 出 発 し て 、 ラ イ ン 川 古 城 う し て も 増 え が ち に な っ て し ま う 。 で き る だ け 走 行 距 離 は 減 ら し た が 、 行 き た い と こ ろ が 多 く で ど る こ と に し た 。 今 回 の 旅 の 総 走 行 距 離 は 2 5 0 0 ㎞ 。 ゆ っ た り 旅 を し た い の で 、 そ こ で 、 4 月 初 め に 出 発 し て 4 月 後 半 に は 帰 国 す る 日 程 で 旅 す し た い し 、 ベ ル ギ ー の ブ ル ー ジ ュ や ゲ ン ト の 古 い 町 も 訪 ね た い 。 フ ラ ン ク フ ル ト か ら 帰 国 す る こ と に な る 。 さ れ る 、 折 角 行 く の だ っ た ら ド イ ツ の ラ イ ン 川 の 古 城 め ぐ り も 城 に 戻 り 、 中 世 の 雰 囲 気 を そ の ま ま 残 し た ホ テ ル で 過 ご し 、 ゴ ッ ホ 死 後 1 2 5 年 で 、 ゴ ッ ホ ゆ か り の 地 で い ろ ん な 行 事 が 催 う に 咲 く ハ ー レ ボ ス の 森 を 散 策 す る 。 そ し て 最 後 は ラ イ ン 川 古 オ ラ ン ダ の チ ュ ー リ ッ プ は 4 月 中 旬 が 盛 り だ 。 そ し て 今 年 は の 古 い 町 を 楽 し む と と も に 、 ブ ル ー ベ ル が 絨 毯 を 敷 き 詰 め た よ そ の 後 、 さ ら に 南 下 し て ベ ル ギ ー に 入 り 、 ブ ル ー ジ ュ や ゲ ン ト 速 計 画 を 立 て る こ と に し た 。 以 前 か ら オ ラ ン ダ に は 一 度 行 っ て み た い と 思 っ て い た の で 、 早 お り 本 当 に 美 的 感 覚 に 優 れ て い る 国 だ 。 1 6 0 0 万 人 し か い な い の に 、 素 晴 ら し い 画 家 を 多 数 輩 出 し て ん で き た 。 水 車 を 背 景 に 、 見 渡 す 限 り チ ュ ー リ ッ プ 畑 の 写 真 が 目 に 飛 び 込 J A L か ら 定 期 的 に 送 っ て く る 雑 誌 を 見 て い る と 、 オ ラ ン ダ の た 少 女 」 も 是 非 見 て み た い 。 オ ラ ン ダ と い う 国 は 、 人 口 わ ず か を 訪 ね 、 更 に ハ ー グ で は 、 フ ェ ル メ ー ル の 「 真 珠 の 耳 飾 り を し そ し て 7 0 0 万 本 の チ ュ ー リ ッ プ が 咲 き 乱 れ る キ ュ ー ケ ン ホ フ は じ め に 3 オランダ・ベルギーの旅 旅程表① 4月3日(金) 成田(11時25分)~Frankfurt(16時30分) (第1日目) Hilton Garden Inn Frankfurt Airport@Frankfurt泊 4月4日(土) ラインガウ:リースリング街道(ドイツ) 計69Km (第2日目) Frankfurt フランクフルト(29Km) ~ Wiesbaden ヴィースバーデン(25Km: Neroberg ,Russian Church ) ~ Rüdesheim リューデスハイム Hotel Krone Assmannshausen @Rüdesheim泊 4月5日(日) ライン渓流:世界遺産① (ドイツ) 午前:右岸:午後:左岸 計62Km (第3日目) Hotel Krone Assmannshausen ホテルクローネ (右岸6Km) ~ Abtei St.Hldegard ヒルデガルト大修道院(右岸5Km:ビューポイント) ~ Burg Reinstein ラインシュタイン城(左岸2Km) ~ Burg Reichenstein ライヘンシュタイン城(左岸11Km) ~ St.Goar サンクト・ゴア Romantik Hotel Schloss [email protected]泊 4月6日(月) ライン渓流:世界遺産② (ドイツ) 午前:右岸、午後:左岸 計112Km (第4日目) St.Goar サンクト・ゴア(2Km:ヴェルミッヒ:ビューポイント、St.Goar - St. Goarshausen フェリー) ~ Loreley Tourist Office ローレライ(右岸27Km) ~ Marksburg マルクスブルク城゙(右岸7Km:Braubach) ~ Boppard ボッパード(左岸15Km:カーブ:ビューポイント、Eisenboltzへハイキング) ~ Hotel Burg Liebenstein リーベンシュタイン(右岸) Hotel Burg Liebenstein@Kamp-Bornhofen泊 4月7日(火) (第5日目) Hotel Burg Liebenstein リーベンシュタイン(199Km) 計305Km ~ Schin op Geul スキン・オブ・グール(2Km:小さな村) ~ Kasteel Schaloen シャルーン城(3Km) ~ Kasteel Oost オースト城(1Km) ~ Valkenburg ファルケンブルフ(92Km) ~ Nuenen ヌエネン(Starry Night星月夜) B&B Van Gogh Cottage@Nuenen泊 4月8日(水) (第6日目) Nuenen ヌエネン(74K計 計222Km ~ De Hoge Veluwe ホーヘ・フェルウェ (37Km:ゴッホの森クローラ・ミューラ美術館、ホーヘ・フェルウェ公園) ~ Giethoorn ギートホールン(14Km:オランダのベニス、運河を船で移動) ~ Paasloo パースロー De Paasloërhof@paasloo泊 4月9日(木) (第7日目) Paasloo パースロー(67K計 計286Km ~ Lauwersmeer ラウエルス湖(84Km:海水の湿地帯) ~ Hindeloopen ヒンデルーペン(58Km:ヒンデルーペンフォークアートイントの町) ~ Den Oever デン・ウフェル Villa Nieuwland@Den Oever泊 4 オランダ・ベルギーの旅 旅程表② 4月10日(金) (第8日目) Den Oever デン・ウフェル(46Km) 計142Km ~ Alkmaar アルクマール(27Km:チーズマーケット 毎週金曜10時~12時) ~ ’t Zand ヘト・サント(49Km:Zijpe ゼイプ:世界最大のチューリップ畑) ~ Neck ネック B&B Les Oliviers@Neck泊 4月11日(土) (第9日目) Neck ネック(22Km) 計68Km ~ Hoorn ホールン(30Km:ミニSLの旅、 Hoorn ~ Mendemblik ~Hoorn) ~ Broek in Waterland ブルック・イン・ワーターランド(16Km:可愛い家並) ~ Zaanse Schans ザーンセ・スカンス(風車の村) Heerlijck Slaapen op de Zaanse Schans@Zaandam泊 4月12日(日) (第10日目) Zaanse Schans ザーンセ・スカンス(21Km) 計21Km ~Amsterdam アムステルダム(ゴッホ美術館、 国立美術館 Rijksmuseum ライクス) ~Zaandam ザーンダム Intel Hotel@Zaandam泊 4月13日(月) (第11日目) Amsterdam アムステルダム(19Km) 計98Km ~ Keukenhof キューケンホフ(39Km:700万本のチューリップ) ~ Hague ハーグ(10Km:Mauritshuisマウリッツハウス、フェルメール真珠の耳飾りの少女) ~ Delft デルフト(12Km:石畳の小さな町、カリヨンの音、フェルメール、デルフト焼き) ~ Voorburg フォールブルグ Restaurant Hotel Savelberg@Voorburg泊 4月14日(火) (第12日目) Voorburg フォールブルグ(50Km) 計243Km ~ Kinderdijk キンデルダイク(13Km:19基の風車、世界遺産) ~ Brugge ブルージュ(中世の町:世界遺産 ) Guest House Nuit Blanche@Brugge泊 4月15日(水) (第13日目) Brugge ブルージュ(51Km:午前中散策) 計51Km ~ Gent ゲント( St-Baafskatheedraal 聖バーフ大聖堂:神秘の子羊、祭壇画) Guesthouse Verhaegen@Ghent泊 4月16日(木) (第14日目) Gent ゲント(60Km:午前中散策) 計124Km ~ Kasteel van Groot-Bijgaarden(21Km:12th International Flower Exhibition) ~ Halle ハーレ Villa d‘Elbeek@Halle泊 4月17日(金) (第15日目) Halle ハーレ(10Km) 計370Km ~ Halle bos ハーレボス(360Km:ハーレの森:Bluebellの絨毯 ) ~ Durbuy デュルビュイ ~ Oberwesel オーバーヴェーゼル Burghotel auf Schönburg@oberwesel泊 4月18日(土) (第16日目) Oberwesel オーバーヴェーゼル(81Km) ~ Boppard ボッパード ~ Bingen ビンゲン ~ Frankfurt Airport フランクフルト空港 4月19日(日) (第17日目) 計100Km Hilton Garden Inn Frankfurt Airport泊 Frankfurt(19時20分) ~成田~伊丹(4月20日18時20分) 総走行距離 2500Km 5 オランダ・ライン古城の旅 ドライブルート フランクフルトを出発し、ライン川に点在する古城をめぐり、そこからオランダに向かい、 オランダ東部を南から北に縦断し、そこから西部の風車を見ながらチューリップ畑を南に 下り、ベルギーを経てフランクフルトに戻る総計2500Kmのルート Lauwersmeer Groningen Assen ⑧Paasloo ⑨Den Oever Hindeloopen Giethoorn ’tZand/Zijpe Alkmaar Hoorn Zwolle ⑩Neck ⑪Zaanse Schans Broek in ⑫Zaandam Waterland Haarlem ⑫Amsterdam Keukenhof ⑬Voorburg Bronkhorst Holland Haag De Hoge Delft Veluwe Kinderdijk Eindhoven ⑦Nuenen Zundert ⑭Bruges ⑮Gent Germany Antwerpen Kasteel van Groot-Bijgaarden Valkenburg Brussel Archen ⑯Hallebos België Durbuy Luxem -bourg Brühl Koblenz Braubach ⑥Boppard ③Frankfurt ⑤St.Goar ⑰Oberwesel Bacharach ④Rüdesheim Wiesbaden France 6 2015年4月3日(金) す る に つ れ 料 理 も よ く な っ た よ う だ 。 破 綻 し て い た 時 は 料 理 も か な り 落 ち て い た け れ ど 、 経 営 も 安 定 の 定 食 。 こ れ も あ っ と い う 間 に 食 べ て し ま っ た 。 J A L は 経 営 わ せ た も の が 出 て き て こ れ ま た 美 味 し い 。 そ し て 着 く 前 に は 魚 す ご く 美 味 し か っ た 。 夕 食 に は 大 き な ハ マ グ リ に 野 菜 を 付 け 合 甲 州 の 白 ワ イ ン が あ っ た の で 飲 ん だ と こ ろ 、 口 当 た り が よ く て て す ご く 美 味 し い 。 ワ イ ン も フ ラ ン ス や イ タ リ ア だ け で な く 、 機内の朝食 「 バ ー ド マ ン 」 と 「 セ ッ シ ョ ン 」 を 見 る こ と に し た 。 り あ る の で 、 前 か ら 見 た い と 思 っ て い た ア カ デ ミ ー 賞 受 賞 映 画 の で す ご く 楽 だ 。 フ ラ イ ト 時 間 は 11 時 間 30 分 。 時 間 が た っ ぷ い て い る 。 そ れ に 今 回 は マ イ レ ー ジ を 使 っ た ビ ジ ネ ス シ ー ト な え る 。 4 月 初 め と い う の は シ ー ズ ン オ フ な の だ ろ う か す ご く 空 成 田 に は 9 時 半 頃 着 き 、 フ ラ ン ク フ ル ト 行 き の J A L に 乗 り 換 を 済 ま せ 、 10 時 頃 に は 睡 眠 導 入 剤 を 飲 ん で 眠 る こ と に し た 。 か っ て い る 。 部 屋 に 入 る と 、 機内の豪華な昼食 食 事 は 、 昼 食 に は 今 が 旬 の タ ケ ノ コ や ホ タ ル イ カ な ど が 出 て き 日 本 か ら 持 っ て き た 鯖 寿 司 で 夕 食 子 を 買 う よ う に ユ ー ロ に 交 換 で き る の で 本 当 に 便 利 だ 。 の ボ タ ン が 押 せ な い よ う に な っ て い て 、 セ キ ュ リ テ ィ に 気 を つ 1 0 0 ユ ー ロ が パ ッ ク に な っ て お り 、 コ ン ビ ニ で は ま る で お 菓 ヒ ル ト ン ホ テ ル の エ レ ベ ー タ ー は カ ー ド を 挿 さ な い と 部 屋 の 階 ユ ー ロ に 交 換 で き る の で 大 手 銀 行 で 換 え る の と 変 わ ら な い 。 為 替 レ ー ト が 1 ユ ー ロ 1 2 9 円 だ が コ ン ビ ニ で は 1 3 2 円 で あ る の で コ ン ビ ニ で 円 を ユ ー ロ に 交 換 す る こ と に し た 。 今 日 の 乗 っ て 伊 丹 空 港 に 向 か う 。 成 田 へ の フ ラ イ ト に は 時 間 の 余 裕 が 朝 6 時 に 家 に タ ク シ ー を 呼 ん で 、 宇 野 辺 駅 か ら モ ノ レ ー ル に に 何 と か 辿 り 着 き 、 早 速 チ ェ ッ ク イ ン を 済 ま せ 部 屋 に 向 か う 。 3 分 ほ ど で タ ー ミ ナ ル 2 に 着 き 、 ウ ロ ウ ロ し な が ら も ホ テ ル バ ス で タ ー ミ ナ ル 1 に 移 動 す る 必 要 が あ る 。 バ ス は す ぐ 来 て ホ テ ル に 向 か う 。 J A L は タ ー ミ ナ ル 2 に 着 く の で 、 シ ャ ト ル フ ラ ン ク フ ル ト に 定 刻 通 り 16 時 半 に は 着 き 、 空 港 内 の ヒ ル ト ン 第 1 日 目 フ ラ ン ク フ ル ト 入 国 【 ド イ ツ 】 7 2015年4月4日(土) ラ イ ン ガ ウ は 、 タ ウ ヌ ス 山 腹 、 ラ イ ン 河 に 沿 う 約 40 ㎞ に わ た ヴ ィ ー ス バ ー デ ン に 向 か う こ と に し た 。 作 を 確 認 。 全 て 準 備 が 完 了 し て 、 ラ イ ン ガ ウ ( れ ば 一 杯 だ 。 ま ず は い つ も の よ う に 、 ガ ー ミ ン を セ ッ ト ) し の て 動 Rheingau る 地 域 だ が 、 ブ ド ウ 畑 は 総 て 真 南 に 向 か っ て い て 、 ド イ ツ に お ク ト カ ー を 借 り た が 、 ト ラ ン ク は 狭 く て バ ゲ ッ ジ を 1 つ 入 れ お 昼 は 空 港 で 軽 く 済 ま せ 、 ハ ー ツ レ ン タ カ ー で B M W の コ ン パ こ ろ が 空 港 内 の ホ テ ル に 泊 ま る メ リ ッ ト だ ろ う 。 空 港 か ら 離 れ た ホ テ ル に 比 べ る と 少 し 高 い け れ ど 、 こ う い う と ケ ッ ト も あ り 、 中 華 料 理 の テ イ ク ア ウ ト や ピ ザ も 売 っ て い た 。 ホ テ ル は 空 港 内 に あ る の で 、 ス タ ー バ ッ ク ス や ス ー パ ー マ ー な が ら 今 回 の 旅 の ス ケ ジ ュ ー ル に 目 を 通 し た 。 更 に は 朝 食 の ケ ー キ と 紅 茶 を 部 屋 に 持 ち 帰 り 、 旅 行 メ モ を 書 き リ 、 フ ル ー ツ 、 ヨ ー グ ル ト 、 そ れ に コ ー ヒ ー と た っ ぷ り 食 べ て 、 時 か ら で 、 パ ン 、 チ ー ズ 、 卵 、 ポ テ ト 、 ハ ム 、 ト マ ト 、 キ ュ ウ 朝 4 時 頃 に は 目 が 覚 め て 5 時 に は 起 き て し ま っ た 。 朝 食 は 6 ( 1 ) ラ イ ン ガ ウ Rheingau Rheingauer Riesling Route と 呼 ば れ る 。 け る 最 も 高 級 な ワ イ ン を 産 出 し 、 こ の 地 の ワ イ ン は 、 第 2 日 目 ラ イ ン 渓 谷 ① 今回の相棒は、BMWのコンパクトカー 8 2015年4月4日(土) バ ー デ ン の 町 を ウ ロ ウ ロ す る が 、 こ こ は 近 代 的 な 町 で あ ま り 興 ま り 魅 力 的 に は 感 じ な い 。 と り あ え ず 写 真 を 撮 っ て ヴ ィ ー ス ア 教 会 に 行 く が 、 そ ん な に 古 い 感 じ は し な い し 、 建 物 自 体 も あ や っ と の 思 い で 駐 車 場 を 脱 出 し 、 今 日 の 見 所 の 一 つ で あ る ロ シ て や っ と 解 決 。 今 回 の ド ラ イ ブ は 初 日 か ら と ん だ ハ プ ニ ン グ だ 。 い た 。 後 ろ の 車 に 謝 り な が ら 、 慌 て て 精 算 機 で 支 払 い を 済 ま せ は 過 去 に 何 回 も 経 験 し て 分 か っ て い る こ と な の に う っ か り し て 金 を 精 算 し て か ら ゲ ー ト に 行 か な い と 駄 目 な の だ 。 そ ん な こ と そ う だ 。 思 い 出 し た 。 ド イ ツ や フ ラ ン ス の 駐 車 場 で は 、 先 に 料 て く る 。 求 め る と 、 ス ピ ー カ ー か ら 駐 車 料 金 を 支 払 え と い う 声 が 聞 こ え 焦 っ て く る 。 ど う し よ う も な い の で 緊 急 ボ タ ン を 押 し て 助 け を 込 む が ゲ ー ト が 開 か な い 。 後 ろ に は 何 台 も 車 が 待 っ て い る の で こ れ は 不 味 い 、 す ぐ に 出 よ う と し て 出 口 で 駐 車 チ ケ ッ ト を 差 し の 間 に か 駐 車 場 に 迷 い 込 み 、 駐 車 チ ケ ッ ト を 取 っ て し ま っ た 。 ヴ ィ ー ス バ ー デ ン に 入 る と 、 ま ず ク ア ハ ウ ス に 向 か う が 、 い つ ( 2 ) ヴ ィ ー ス バ ー デ ン Wiesbaden 味 が 湧 か な い の で 次 に 向 か う こ と に し た 。 ヴィースバーデンのロシア教会 9 2015年4月4日(土) と に し た 。 と い う 14 世 紀 の お 城 が あ っ た の で 入 る こ エ ト ヴ ィ ル は 中 世 の 雰 囲 気 タ ッ プ リ の 村 で 、 と い う 感 じ の い い 村 が あ っ た の で 立 ち 寄 る こ と に し た 。 こ ろ は な い か な と ま わ り を 見 な が ら 走 っ て い る と 、 エ ト ヴ ィ ル こ の ま ま 今 日 の ホ テ ル に 行 く に は 少 し 早 い の で 、 ど こ か い い と ( 3 ) エ ト ヴ ィ ル Eltiville 横 に ラ イ ン 川 が 流 れ て い て す ご く い い 感 じ で 、 現 在 で は 結 婚 式 Electoral Castle な ど に も 使 わ れ て い る よ う だ 。 町 の 雰 囲 気 を タ ッ プ リ 味 わ っ て (Kurfürstliche Burg) エトヴィルの町 今 日 の 宿 泊 地 リ ュ ー デ ス ハ イ ム に 向 か う こ と に し た 。 お城入口にて エレクトラル城 Electoral Castle (“Kurfürstliche Burg”) 10 2015年4月4日(土) そ の 後 、 一 番 の 繁 華 街 で あ る つ ぐ み 横 丁 ( Drosselgasse つぐみ横町ワインショップ く 。 つ ぐ み 横 町 の 名 は 屋 根 の 上 の つ ぐ み 鳥 が 由 来 と の こ と だ 。 ) に 行 よ う で 店 員 が 日 本 語 を 喋 っ て い る の に は 驚 い た 。 グ を し て つ い 1 本 買 っ て し ま っ た 。 こ こ は 日 本 人 観 光 客 が 多 い 途 中 で ワ イ ン シ ョ ッ プ が あ っ た の で 、 白 ワ イ ン を テ イ ス テ ィ ン え ず ホ テ ル に チ ェ ッ ク イ ン を 済 ま せ て 、 町 を 歩 く こ と に し た 。 は 世 界 遺 産 で あ り 観 光 客 が 多 く て す ご く 賑 わ っ て い る 。 と り あ ラ イ ン 渓 谷 の 町 リ ュ ー デ ス ハ イ ム に 入 っ て く る と 、 こ の あ た り ( 4 ) リ ュ ー デ ス ハ イ ム Rüdesheim 屋根の上のツグミ鳥 耳 を 澄 ま す と つ ぐ み だ ろ う か 、 美 し い 鳥 の 声 が 聞 こ え て き た 。 観光客で賑わうつぐみ横町 11 2015年4月4日(土) に し た 。 アスパラスープ この時期はホワイトアスパラが旬 は 止 め に し て 、 先 ほ ど 買 っ た ケ ー キ を 持 っ て ホ テ ル に 帰 る こ と が 踊 り 出 し そ う な 雰 囲 気 だ 。 お 腹 が 一 杯 で 苦 し い の で デ ザ ー ト ん が す ご く 古 い 懐 か し い 歌 を 歌 っ て い て 、 す ぐ に で も ド イ ツ 人 半 分 も 食 べ ら れ な い 。 奥 の 方 で は 生 演 奏 を や っ て い て 、 お じ さ 豚 の 肩 の 煮 込 み ま で 頼 ん で し ま っ た 。 こ れ は さ す が に 多 す ぎ て ソ ー セ ー ジ 、 ア ス パ ラ ス ー プ 、 更 に は ア ル ザ ス で 美 味 し か っ た こ の 時 期 が 丁 度 旬 の ホ ワ イ ト ア ス パ ラ を 注 文 し 、 そ れ に 加 え て ン に 入 る こ と に し た 。 の で と り あ え ず ケ ー キ を 買 っ て 、 ツ グ ミ の 看 板 の あ る レ ス ト ラ そ ろ そ ろ 夕 食 時 だ け れ ど 、 美 味 し そ う な ケ ー キ 屋 さ ん が あ っ た 何と言ってもドイツはソーセージ つぐみ横町のレストラン 豚の肩の煮込み レストランでは生演奏をやっていた 12 2015年4月4日(土) そ の ま ま に す る 。 桜が満開だった 沿 い は 2 7 0 ユ ー ロ と 高 く 、 し か も あ ま り き れ い で は な い の で ホ テ ル は ラ イ ン 川 沿 い で は な い の で 変 え て 欲 し い と い う と 、 川 だ が 部 屋 か ら ラ イ ン 川 が 見 え な い の が 残 念 だ 。 ル ク ロ ー ネ は 、 中 世 の 古 城 の 雰 囲 気 タ ッ プ リ で 、 調 度 品 も 素 敵 今 回 ラ イ ン 渓 谷 で は 3 泊 と も 古 城 ホ テ ル を 予 約 し た が 、 ホ テ を 出 発 し た が 。 ド イ ツ で は 丁 度 こ れ か ら が 桜 の 時 期 の よ う だ 。 ホ テ ル の 横 に は 桜 が 咲 い て い て す ご く 美 し い 。 桜 の 時 期 に 日 本 クローネとはクラウンのこと 立派なたたずまいのホテルクローネ ホテルの階段 レセプションも素敵だ 13 2015年4月5日(日) イースターの飾り付け パンも兎や鳥の形に焼いてある 全 て が 最 高 の も の が 揃 っ て い て 本 当 に 美 味 し い 。 け が 素 敵 だ 。 朝 食 は ハ ム 、 サ ー モ ン 、 果 物 、 ヨ ー グ ル ト 、 パ ン 、 そ れ に 加 え 今 日 は イ ー ス タ ー サ ン デ ー で 、 兎 や 鶏 や 卵 の 飾 り 付 ア が 最 高 に ゴ ー ジ ャ ス で 、 窓 か ら の 眺 め も 素 晴 ら し い 。 の ダ イ ニ ン グ ル ー ム に 行 っ て み る と 、 ア ッ と 驚 く ほ ど イ ン テ リ と は 日 本 で は ま ず な い こ と だ 。 朝 食 は 8 時 半 か ら で 、 ホ テ ル 昨 日 は 10 時 に 寝 た の に 目 が 覚 め た の は 7 時 。 こ ん な に 眠 る こ ( 1 ) ホ テ ル の 朝 食 第 3 日 目 ラ イ ン 渓 谷 ② お城のダイニングルーム 14 2015年4月5日(日) Kurfürstliche Stadtburg Estung Ehrenbreitstein Kurfürstliche Residenz Koblenz Schloss Stolzenfels Burg Lahneck Königsstuhl Martinsburg Klostergut Jakobsberg Braubach Boppard Marksburg Kurfurstliche Burg Boppard Feindliche Brüder Burg Maus Burg Rheinfels 今 日 は リ ュ ー デ ス ハ イ ム か ら 北 に 登 る こ と に し た 。 り 、 中 流 地 域 ( 65 ㎞ ) に は 古 城 が 建 ち 並 ぶ 。 ( 世 界 遺 産 ) ラ イ ン 川 ( 全 長 1 3 2 0 ㎞ ) は 、 先 史 よ り 重 要 な 交 易 通 路 で あ ( 2 ) ラ イ ン 渓 谷 古 城 め ぐ り Burg Katz St.Goar Tal bei Oberwesel Schönburug Oberwesel Spitznackfalte Loreley Burg Gutenfels Pfalzgrafenstein Burg Stahleck Ruin Nollig Ruin Füstenburg Tal bei Bacharach Lorch Heimburg Burg Sooneck Burg Reichenstein Burg Reinstein Mäuseturm Binger Loch Bingen Ruin Ehrenfels Abtei St.Hildegard Rüdesheim Rochusberg 15 2015年4月5日(日) は 本 当 に ラ ッ キ ー だ っ た 。 修道院は高台の上にある に し た 。 よ く 耳 に す る バ ッ ハ の オ ル ガ ン 曲 だ 。 す ご い 迫 力 だ 。 に 教 会 の 中 に 入 り 礼 拝 席 の 最 後 尾 に 坐 っ て 聴 か せ て も ら う こ と オ ル ガ ン を 弾 い て い る よ う だ 。 オ ル ガ ン の 音 に 魅 入 ら れ た よ う け て 覗 い て み る と ミ サ が 行 わ れ て い て 、 奥 の 方 で 誰 か が パ イ プ 行 く と 、 礼 拝 堂 か ら オ ル ガ ン の 音 が 響 い て く る 。 ド ア を 少 し 開 今 日 は イ ー ス タ ー で 閉 ま っ て い る の で は と 心 配 し な が ら 歩 い て 田 舎 道 を 10 分 ほ ど 走 る と 、 ブ ド ウ 畑 の 中 に ポ ツ ン と 立 っ て い る 。 朝 食 の 後 、 ヒ ル デ ガ ル ド 修 道 院 に 向 か う 。 修 道 院 は ホ テ ル か ら ( 3 ) ヒ ル デ ガ ル ド 修 道 院 Abtei St.Hldegard 礼拝堂ではパイプオルガンが鳴り響く 教 会 で パ イ プ オ ル ガ ン を 聴 け る こ と は 滅 多 に な い こ と で 、 今 日 ブドウ畑の中に立つヒルデガルド修道院 16 2015年4月5日(日) メ ラ だ と お ど け て い た 。 の か 、 そ れ は 自 分 の カ の カ メ ラ が 気 に 入 っ た を 撮 っ て あ げ る と 、 私 ツ 人 の グ ル ー プ の 写 真 で き る 。 こ こ で 、 ド イ イ ン 川 を 見 渡 す こ と が 15 分 ほ ど だ 。 丘 か ら ラ る も の で 、 所 要 時 間 は る 丘 ) ま で 繋 が っ て い マ ン 人 の 象 徴 の 王 が あ ル ト 記 念 碑 ( ド イ ツ 復 心 地 か ら ニ ー ダ ー ヴ ァ リ ュ ー デ ス ハ イ ム の 中 こ の ロ ー プ ウ エ イ は 、 方 が な い の で 引 き 返 し 、 諦 め て ロ ー プ ウ エ イ に 乗 る こ と に し た 。 歩 い て い る 人 に 聞 く と 、 こ の 道 は 歩 行 者 専 用 道 路 と の こ と 。 仕 イ ン が あ っ た の で 入 っ て い っ た 。 し か し 対 向 車 は 全 く な い の で で 迂 回 し て 細 い 道 に 入 っ て い く と 、 エ ー レ ン フ ェ ル ツ と い う サ 廃 墟 に 向 か う が 、 辿 り 着 い た 地 点 に は 駐 車 場 も 何 も な い 。 そ こ 修 道 院 を 後 に し て 、 ガ ー ミ ン の 指 示 に 従 い エ ー レ ン フ ェ ル ツ の ( 4 ) ニ ー ダ ー ヴ ァ ル ト 記 念 碑 Niederwalddenkmal ニーダーヴァルト記念碑 興 の 祈 り を 込 め た ゲ ル ニーダーヴァルト記念碑の丘にて 17 2015年4月5日(日) 眼下にはライン川 た 。 ラ イ ン シ ュ タ イ ン 城 は 13 世 紀 に 建 て ら れ 、 19 世 紀 に 再 建 い 。 そ れ で も 何 と か ス ペ ー ス 見 つ け て お 城 を 見 学 す る こ と に し ラ イ ン シ ュ タ イ ン 城 の 駐 車 場 は 狭 く て 車 を な か な か 止 め ら れ な に 向 か う こ と に し た 。 に あ る の か 分 か ら な い 。 仕 方 が な い の で 、 ラ イ ン シ ュ タ イ ン 城 そ の 後 、 フ ェ リ ー で 対 岸 に 渡 り 、 マ ウ ス ト ラ ム を 目 指 す が ど こ で お 昼 を ソ ー セ ー ジ を 食 べ る こ と に し た 。 お 昼 は こ れ で 十 分 だ 。 ロ ー プ ウ エ イ で リ ュ ー デ ス ハ イ ム に 戻 り 、 ツ グ ミ 横 町 の カ フ ェ ( 5 ) ラ イ ン シ ュ タ イ ン 城 Burg Rheinstein 塔の上まで登っていく さ れ た も の で 、 中 世 の 雰 囲 気 が よ く 残 さ れ て い る 。 ラインシュタイン城 Burg Rheinstein 18 2015年4月5日(日) 素敵な書斎 む た め 入 っ て み る と 、 ど う も 今 日 開 店 し た よ う で 、 馴 染 み の 団 た よ う な 気 さ え す る 。 こ こ に レ ス ト ラ ン が あ っ て コ ー ヒ ー を 飲 こ の 城 は 内 装 が 素 晴 ら し い 。 ど う も 少 し 前 ま で 貴 族 が 住 ん で い は ラ イ ン ロ マ ン チ ッ ク の 精 神 の 基 盤 と い わ れ る 。 か っ た そ う で あ る 。 そ の 後 破 壊 さ れ た が 再 建 さ れ 、 今 日 あ る 姿 こ の 城 は 11 世 紀 に 築 か れ 、 13 世 紀 ま で は 盗 賊 が 住 み 悪 名 高 ヒ ェ ン シ ュ タ イ ン 城 に 向 か う 。 そ の 後 、 ラ イ ン 川 中 流 域 で は 最 も 古 い 城 と し て 知 ら れ る ラ イ ( 6 ) ラ イ ヒ ェ ン シ ュ タ イ ン 城 Burg Reichenstein 体 客 で 一 杯 だ 。 コ ー ヒ ー も こ の 家 の 子 供 達 が 運 ん で く る 。 城内のレストラン ライヒェンシュタイン城 Burg Reichenstein 19 2015年4月5日(日) そ れ で も 何 と か ホ テ ル に 戻 れ て 一 安 心 。 ウ ロ し て い る と 出 口 が 分 か ら な く な り し か も 暗 く な っ て き た 。 牢 獄 や 首 か せ 足 か せ な ど も 置 い て あ り 何 や ら 気 味 悪 い 。 ウ ロ に 隣 接 し て お り 、 お 城 を 見 て 回 る こ と に し た 。 こ の お 城 に は 、 に 向 か っ た 。 こ の ホ テ ル は ラ イ ン フ ェ ル ツ 城 次 に 、 サ ン ク ト ・ ゴ ア に あ る シ ュ ロ ッ ソ ・ ラ イ ン フ ェ ル ツ ( 7 ) シ ュ ロ ッ ソ ・ ラ イ ン フ ェ ル ツ Schloss Rheinfels ハ ム の 冷 ホ テ ル の レ ス ト ラ ン は 、 満 員 で 断 ら れ た 。 仕 方 な く 、 ホ テ ル に Schloss Rheinfels 隣 接 す る 地 下 の レ ス ト ラ ン で 食 べ た が 、 ソ ー セ ー ジ ・ 段々暗くなってきた 菜 は 全 く 美 味 し く な い し 、 ペ ン ネ も 食 べ ら れ た も の で は な い 。 ・ 不気味なラインフェルツ城跡 ま と も な の は 野 菜 サ ラ ダ だ け 。 こ こ の デ ィ ナ ー は 最 悪 だ 。 シュロッソ・ラインフェルツ Schloss Rheinfels 20 2015年4月6日(月) 身を投げた乙女の精 このあたりは岩場が多かった て い た た め 、 多 く の 船 が 遭 難 し た と い う こ と ら し い 。 は 、 昔 は こ の 付 近 は 流 れ も 速 く 、 た く さ ん の 岩 が 水 面 下 に 隠 れ り 漁 師 を 誘 惑 し 、 舟 を 次 々 と 遭 難 さ せ た と さ れ て い る が 、 真 実 不 実 な 恋 人 に 絶 望 し て ラ イ ン 川 に 身 を 投 げ た 乙 女 が 水 の 精 と な 早 々 に チ ェ ッ ク ア ウ ト を 済 ま せ 、 対 岸 の ロ ー レ ラ イ に 向 か う 。 敵 な レ ス ト ラ ン で 朝 食 を 楽 し め て よ か っ た 昨 夜 は 、 満 員 だ と 断 ら れ た が 、 今 朝 は 、 ラ イ ン 川 を 見 下 ろ す 素 ( 1 ) ロ ー レ ラ イ 第 4 日 目 ラ イ ン 渓 谷 ③ ライン川のこのあたりがローレライ伝説の場だ 21 2015年4月6日(月) 中世の兵士達が行進している 豚の丸焼き し 多 弓 ま た に ・ た 。 出 矢 、 会 ・ テ え 衣 ン な 類 ト い な で の ど は で を ワ 、 売 イ 記 っ ン 念 て ・ に い 豚 農 て の 家 、 丸 手 こ 焼 作 ん き り な ・ の フ 陶 ワ ェ 器 イ ス ・ ン テ 装 を ィ 飾 買 バ 品 う ル ・ こ に か と は ご に 滅 ・ た り 軽 業 師 の よ う な こ と を や っ て 観 客 を 楽 し ま せ て い る 。 料 金 を 払 っ て 入 っ て み る と 、 舞 台 で は 数 人 の 男 が ラ ッ パ を 吹 い や ら 中 世 の フ ェ ス テ ィ バ ル が 行 わ れ て い る よ う だ 。 横 の 広 場 で は 騎 士 や 民 族 衣 装 を 着 た 人 が 沢 山 集 ま っ て お り 、 何 今 日 は イ ー ス タ ー 翌 日 の 月 曜 だ が 祝 日 の よ う で 、 ロ ー レ ラ イ の ( 2 ) 中 世 フ ェ ス テ ィ バ ル 正面舞台ではラッパを吹いて観客を楽しませている 22 2015年4月6日(月) マ ッ チ 箱 を 並 べ た よ う で 見 て い て も 楽 し く な る 。 ロ ー プ ウ エ イ か ら 眺 め る ラ イ ン 川 沿 い の 町 は 美 し い 。 ま る で り 空 だ っ た が 、 午 後 に な る と 青 空 が 出 て き て 本 当 に ラ ッ キ ー だ 。 す る と 素 晴 ら し い ラ イ ン の 眺 め が 見 え て き た 。 今 日 は 朝 か ら 曇 や っ と 見 え て き た 。 ロ ー プ ウ エ イ は 本 当 に ゆ っ く り で 20 分 ほ ど ば さ ん に 聞 く と も っ と 向 こ う だ と い う の で 更 に 歩 い て 行 く と 歩 い て 行 く が 、 い く ら 歩 い て も 辿 り 着 か な い 。 途 中 で 地 元 の お ボ ッ パ ー ド の パ ー キ ン グ に 車 を 止 め て ロ ー プ ウ エ イ に 向 か っ て な フ ェ リ ー が 日 常 生 活 の 足 と し て 使 わ れ て い る 。 8 台 ほ ど し か 乗 れ な い 小 さ な フ ェ リ ー だ が 、 ラ イ ン 川 で は こ ん フ ェ リ ー に 乗 り こ む と 対 岸 に は 数 分 で 着 い た 。 こ の フ ェ リ ー は ン を 買 う こ と に し た 。 ど と っ て も 食 べ ら れ な い 。 そ の 代 わ り に そ の 農 家 が 作 っ た ワ イ 方 が 大 き い お じ さ ん が 沢 山 買 い 込 ん で い た 。 私 も と 思 っ た け れ と に し た 。 大 量 の リ ン ゴ を す ご く 安 く 売 っ て お り 、 横 よ り 縦 の 途 中 、 美 味 し そ う な リ ン ゴ を 売 っ て い た の で 車 を 止 め て 見 る こ ス ー プ と ケ ー キ を 食 べ た が ど れ も な か な か 美 味 し い 。 お 昼 は 、 途 中 の 町 の カ フ ェ で 、 フ ラ ム ( 薄 手 の ピ ザ ) 、 ト マ ト す が に 飽 き た の で 、 雰 囲 気 だ け 味 わ っ て 次 に 向 か う こ と に し た 。 そ の 後 、 マ ル ク ス ブ ル グ 城 に 向 か う が 、 昨 日 か ら お 城 続 き で さ 道端のリンゴ販売店 フラムが美味しい このおじさんがリンゴを何袋も買っていた このフェリーでライン川を渡る ( 3 ) ボ ッ パ ー ド か ら の ラ イ ン の 眺 望 23 24 ボッパード展望台からのライン川の眺望 25 ライン川沿いの町並み まるでマッチ箱を並べたようだ 26 2015年4月6日(月) 1 回 は こ こ に 泊 ま っ て い る と の こ と 。 こ う い う 人 達 と の 会 話 を 奥 さ ん は ド イ ツ 人 。 4 週 間 か け て ヨ ー ロ ッ パ を 回 っ て お り 、 年 隣 の 席 の カ ッ プ ル は ニ ュ ー ヨ ー ク 在 住 で 、 ご 主 人 は ア メ リ カ 人 、 城 の 景 観 は 素 晴 ら し い し 、 部 屋 か ら の 夜 景 も 最 高 だ 。 は ア イ ス ク リ ー ム で 仕 上 げ 。 そ れ に し て も 窓 か ら み え る 隣 の お キ 。 決 し て 豪 華 で は な い が 家 庭 の 味 で な か な か 美 味 し い 。 最 後 は 定 食 の み で 、 鶏 の コ ン ソ メ ス ー プ 、 野 菜 サ ラ ダ 、 豚 の ス テ ー デ ィ ナ ー は 7 時 ス タ ー ト で 1 組 が 既 に 食 べ て い た 。 メ ニ ュ ー や 韓 国 人 は 少 な く 、 イ ギ リ ス 人 や フ ラ ン ス 人 も 少 な い と の こ と 。 運 営 し て い る と の こ と 。 お 客 は 全 世 界 か ら 来 て い る が 、 中 国 人 こ の お 城 は 1 0 0 0 年 前 に 建 て ら れ 、 お じ さ ん が こ こ を 借 り て と い う 感 じ で 、 昨 日 よ り も は る か に い い 。 る の は 何 故 だ と 聞 く と 礼 拝 の 場 所 だ と い う 。 こ こ は ま さ に 古 城 椅 子 な ど 調 度 品 も 素 晴 ら し い 。 部 屋 の 壁 に 四 角 い 穴 が 空 い て い 却 っ て 素 朴 で い い 。 部 屋 の 窓 か ら は ラ イ ン 川 が 見 え 、 テ ー ブ ル 、 レ セ プ シ ョ ン に は 太 っ た お ば さ ん が い て 愛 想 は 悪 い が そ れ が 細 い 山 道 を 上 が っ て い く と 、 突 然 古 い お 城 が 目 の 前 に 現 れ た 。 の 宿 泊 地 リ ー ベ ン シ ュ タ イ ン ホ テ ル に 向 か う こ と に し た 。 頂 上 か ら 20 分 か け て 下 山 し 、 ま た ま た フ ェ リ ー に 乗 っ て 、 対 岸 リーベンシュタイン ホテル 部屋の窓 リーベンシュタイン ホテル外観 イースター飾り物 リーベンシュタイン ホテル リビング ( 4 ) リ ー ベ ン シ ュ タ イ ン 古 城 ホ テ ル Burg Liebenstein 楽 し め る の が フ ァ ミ リ ー 経 営 の 小 さ な ホ テ ル の い い と こ ろ だ 。 27 2015年4月6日(月) ダイニングルームから見える隣のお城 部屋からのライン川の夜景 28 2015年4月7日(火) ハイキングコースで見かけた原木の花壇 人 の 邸 宅 の よ う で 、 オ ー ス ト 城 へ は 1 時 間 ほ ど の シ ャ ル ー ン 城 Kasteel Schaloen オースト城 ハ イ キ ン グ コ ー ス だ 。 家 族 連 れ や 犬 を 連 れ た 老 夫 婦 が 春 の 日 差 Kasteel Oost し を 楽 し ん で お り 、 我 々 も オ ー ス ト 城 へ 歩 く こ と に し た に は 昼 前 に 着 い た が 、 こ こ は 個 3 0 0 ㎞ 。 ア ウ ト バ ー ン を ぶ っ 飛 ば せ ば 3 時 間 も あ れ ば 着 く 。 ハ ー ハ ー 言 い な が ら 運 ん で い る の が 気 の 毒 だ 。 オ ラ ン ダ へ は リ ー ベ ン シ ュ タ イ ン の 朝 食 は あ り き た り だ が 、 お ば あ さ ん が ( 1 ) シ ャ ル ー ン 城 第 5 日 目 オ ラ ン ダ 南 東 部 シャルーン城 29 2015年4月7日(火) 昨 夜 の ホ テ ル に P C 電 源 を 忘 れ た こ と に 気 が つ い た 。 あ れ が な 荷 物 を 部 屋 に 運 び 込 み 、 ヌ エ ネ ン を 見 て 回 ろ う と 思 っ た 矢 先 、 何 や ら 楽 し く な る 。 調 度 品 も ゴ ッ ホ の 雰 囲 気 タ ッ プ リ で 、 ゴ ッ ホ 好 き の 私 と し て は あ っ て 、 こ の 家 の 若 い 奥 さ ん が 18 世 紀 の 建 物 を 改 修 し 、 内 装 る 。 今 日 の B & B は フ ァ ン ゴ ッ ホ ・ コ テ ー ジ と 称 す る だ け ヌ エ ネ ン は ゴ ッ ホ が 滞 在 し 、 農 民 の 生 活 や 風 車 を 描 い た 町 で あ ( 2 ) フ ァ ン ゴ ッ ホ ・ コ テ ー ジ ( B & B ) ・ い と 旅 の 記 録 が つ け ら れ な い し 、 費 用 の 計 算 も で き な い 。 慌 て ・ ゴッホ直筆の手紙 て 5 日 後 に 泊 ま る ホ テ ル に 郵 送 し て も ら う よ う メ ー ル を 送 る と 、 ・ 部屋はゴッホの雰囲気タップリ す ぐ に 手 配 す る と の 連 絡 が 来 て 一 安 心 。 ヌエネンのB&B ファン・ゴッホ・コテージ 30 2015年4月7日(火) ゴッホが用いたパレット 農 家 や 風 車 を 見 て 回 る こ と に し た 。 ヌ エ ネ ン は 小 さ な 落 ち 着 い ミ ュ ー ジ ア ム を 見 た 後 、 案 内 書 に 従 っ て ゴ ッ ホ が 描 い た と い う 町 を 描 い た 様 子 が 展 示 し て あ る 。 絵 は な い け れ ど 、 ゴ ッ ホ の 家 族 の こ と や 、 ゴ ッ ホ が 愛 し た こ の に し た 。 ゴ ッ ホ ミ ュ ー ジ ア ム は 小 さ な 建 物 で 、 ゴ ッ ホ の 描 い た ゴッホが描いた織物農家 ゴッホが描いた教会 ゴッホが移り住んだ町 ゴッホが描いた風車 懸 案 事 項 は 解 決 し た の で 、 ま ず ゴ ッ ホ ミ ュ ー ジ ア ム を 見 る こ と ( 3 ) ヌ エ ネ ン Nuenen ヌエネン ゴッホミュージアム た 町 で 、 ゴ ッ ホ が こ の 町 を 好 ん で 住 ん で い た こ と が よ く 分 か る 。 31 2015年4月7日(火) 内装は洒落ているし、お客もお洒落? 芸術的なアピタイザーに食べるのをためらう 夕 食 は 大 満 足 で 、 B & B に 戻 り 眠 る こ と に し た 。 オ ラ ン ダ の 料 理 は 侮 れ な い と い う 感 じ だ 。 し く 出 て く る も の 全 て 完 食 し て し ま っ た 。 こ れ は 旅 の 最 初 か ら 、 出 て く る 料 理 も 飾 り 付 け が す ご く 芸 術 的 だ し 、 味 も 最 高 に 美 味 洒 落 て い る し 、 働 い て い る 人 も き び き び し て 凄 く 感 じ が よ い 。 る と は 思 わ な か っ た が 、 入 っ て み る と 、 イ ン テ リ ア ・ 調 度 品 が ラ ン に 行 く こ と に し た 。 こ ん な 田 舎 の 町 に い い レ ス ト ラ ン が あ エビのフライも美しい器に入って・・・ 豚のサラダ? ラムのステーキも柔らかい 野菜の彩りが美しい 町 を 十 分 楽 し ん だ 後 、 B & B の 奥 さ ん が 紹 介 し て く れ た レ ス ト ( 4 ) ヌ エ ネ ン の レ ス ト ラ ン 32 2015年4月8日(水) B&Bの庭 こ ん な 洒 落 た 朝 食 は 初 め て だ 。 バスケットに入った朝食 が 一 杯 で す ご く 美 味 し い 。 セ ッ ト し て 食 べ る 。 温 か い パ ン や ハ ム 、 新 鮮 な 果 物 ・ ジ ュ ー ス ス ケ ッ ト に 入 れ て 置 い て く れ て い た 。 そ れ を 部 屋 の テ ー ブ ル に 朝 起 き て B & B の 庭 を ブ ラ ブ ラ し て い る と 、 ち ゃ ん と 可 愛 い バ れ て 置 い て く れ る と の こ と だ B & B の 朝 食 は 、 朝 7 時 半 に 玄 関 ド ア の 前 に バ ス ケ ッ ト に 入 ( 1 ) B & B の 朝 食 第 6 日 目 オ ラ ン ダ 中 東 部 豪華な朝食 33 2015年4月8日(水) 飽 き る こ と は な い 。 夕日と麦まく人 「洗濯女のいるアルルのラングロワ橋」 き な 「 夜 の カ フ ェ テ ラ ス 」 、 「 夕 日 と 麦 ま く 人 」 「 「 洗 濯 女 の 象 が 異 な る が そ の 迫 力 は 筆 舌 に 尽 く し が た い 。 そ し て 私 が 大 好 し た 最 初 の 頃 の 作 品 で 、 私 が こ れ ま で 見 た ひ ま わ り と は 少 し 印 れ た ひ ま わ り 」 が あ っ た 。 こ の 絵 は ゴ ッ ホ が ひ ま わ り を 描 き 出 中 に 入 る と 、 こ の 美 術 館 が 最 初 に 集 め た ゴ ッ ホ の 絵 「 4 輪 の 枯 今 回 是 非 訪 ね た い と 思 っ て い た と こ ろ だ 。 揃 っ て い る と 言 わ れ る ク ロ ー ラ ー ミ ュ ー ラ ー 美 術 館 が あ り 、 こ こ か ら 10 分 ほ ど 歩 く と 、 ゴ ッ ホ の 絵 が 世 界 で 2 番 目 に 多 く 自 然 博 物 館 に な っ て お り 、 こ の 地 方 の 生 物 が 展 示 し て あ る 。 ( ゴ ッ ホ の 森 ) に 行 く こ と に し た 。 こ の 森 は 朝 食 を 堪 能 し て 、 今 日 の ハ イ ラ イ ト で あ る ホ ー ヘ ・ フ ェ ル ウ ェ ( 2 ) ク ロ ー ラ ー ミ ュ ー ラ ー 美 術 館 Kröller Müller Museum い る ア ル ル の ラ ン グ ロ ワ 橋 」 な ど な ど 、 い つ ま で 見 て い て も 見 ・ 絵 を 見 て い る と 子 供 達 が 一 生 懸 命 何 か メ モ を し て い る 。 授 業 の De Hoge Veluwe 一 環 で 美 術 館 に 来 て い る よ う だ 。 こ う い う 教 育 を し て い る か ら ・ オ ラ ン ダ 人 は 美 的 感 覚 が 優 れ て い る の だ ろ う 。 4輪の枯れたひまわり 夜のカフェテラス 34 2015年4月8日(水) 跳ね橋 道 が 続 き 、 運 河 が あ っ た り 、 跳 ね 橋 が あ っ た り 、 桜 の 花 が 咲 い 次 の 目 的 地 ギ ー ト ホ ー ル ン へ の 道 は 、 あ ま り 車 の 通 ら な い 田 舎 シ ー ズ ン 、 オ ラ ン ダ に は 日 本 人 が 沢 山 来 て い る よ う だ 。 観 光 バ ス が 数 台 止 ま っ て い て 日 本 人 の 団 体 が い た 。 や は り こ の ホ ー へ フ ェ ル フ ェ の 森 の レ ス ト ラ ン で 昼 食 を と っ て い る と 、 ・ 桜の花が満開だ て い た り し て 、 ド ラ イ ブ し て い る だ け で も 楽 し く な る 。 ( 2 ) ギ ー ト ホ ー ル ン へ の 道 車が2台しか乗れないような小さなフェリー 35 2015年4月8日(水) 子供は真剣そのもの 子 供 が 真 剣 に 船 の ハ ン ド ル を 握 っ て い る 様 子 が 何 と も 可 愛 い 。 広 い 入 り 江 に 入 っ て く る と 、 小 さ な 子 供 に 操 縦 を 任 せ た り し て 、 し い 家 が 建 ち 並 び 目 を 奪 わ れ る 。 に し た 。 細 い 運 河 を 縫 う よ う に し て 進 ん で い く と 、 周 り に は 美 折 角 こ こ ま で 来 た の で 、 1 時 間 の ボ ー ト ツ ア ー に 乗 り 込 む こ と チ ケ ッ ト を 売 っ て 操 縦 し て ガ イ ド も し て い る よ う だ 。 の 店 か ら ボ ー ト ツ ア ー が 出 て い る が 、 何 れ も 家 族 経 営 で 息 子 が ギ ー ト ホ ー ル ン は 、 運 河 が 複 雑 に 入 り 組 ん だ 美 し い 町 だ 。 多 く ( 3 ) ギ ー ト ホ ー ル ン Giethoorn ボートは細い運河を進んでいく あ っ と い う 間 に 1 時 間 が 過 ぎ て 、 出 発 地 点 に 戻 っ て き た 。 水の上に家が浮かんでいる 36 ギートホールンの運河 入り江の畔の家 37 2015年4月8日(水) 何とも気高いニワトリ そ し て 庭 に 出 て み る と 美 し い 花 が 咲 い て い て 、 そ こ に は 見 た こ と も い え な い 風 情 が あ り 、 調 度 品 も ベ ッ ド も 素 晴 ら し い 。 い な か っ た が 、 門 か ら 家 に 続 く 道 は 素 敵 だ し 、 茅 葺 き の 家 は 何 こ こ は 今 回 の 旅 で 一 番 安 い 宿 ( 85 ユ ー ロ ) で 、 あ ま り 期 待 し て か な と 心 配 し て い る と よ う や く 農 家 が 見 え て き た 。 の B & B に 向 か う と ど ん ど ん 田 舎 に 入 っ て き て 、 こ れ で い い の ギ ー ト ホ ー ル ン の 運 河 め ぐ り を 堪 能 し て 、 パ ー ス ロ ー ( 4 ) パ ー ス ロ ー の B & B De Paasloërhof と も な い く ら い 気 高 く て 品 が あ っ て 美 し い 二 羽 の ニ ワ ト リ が 、 paasloo ベランダ 仲 良 く 餌 を つ い ば ん で い た 。 パースロー 茅葺きのB&B 38 2015年4月8日(水) スポーツセンターのレストラン お客はほとんどいない 味 し い の だ 。 オ ラ ン ダ の 料 理 を 見 直 し た 。 で 食 べ た よ り 美 味 し い 。 オ ラ ン ダ と い う の は こ ん な 田 舎 で も 美 こ れ は 田 舎 の 料 理 ど こ ろ か 、 ド イ ツ の 古 城 ホ テ ル の レ ス ト ラ ン を 頼 ん だ け れ ど 、 一 口 食 べ て ビ ッ ク リ 。 る わ け な い と 思 っ て 、 適 当 に エ ビ や 鮭 、 そ れ に ト マ ト の ス ー プ エビ料理 キノコスープ 鮭料理 トマトスープ お 客 は ほ と ん ど い な い し 、 こ ん な 田 舎 の 村 で 美 味 し い も の が あ る ス ポ ー ツ セ ン タ ー の レ ス ト ラ ン で 食 べ る こ と に し た 。 B & B で は 夕 食 は 出 な い の で 、 隣 に あ る テ ニ ス や ゴ ル フ が で き 39 2015年4月9日(木) 犬が愛らしい イースターの飾り付け 美 味 し い 。 こ の チ ー ズ は わ ざ わ ざ チ ー ズ 屋 が 売 り に 来 る そ う だ 。 最 高 。 更 に チ ー ズ は 自 分 で ス ラ イ ス す る か ら し っ と り し て い て 届 け ら れ た 焼 き た て で 、 ク ロ ワ ッ サ ン 、 イ チ ゴ を 載 せ た パ ン も 朝 食 も 、 オ レ ン ジ ジ ュ ー ス は 絞 り た て 、 パ ン は パ ン 屋 さ ん か ら イ ー ス タ ー で 飾 り 付 け も 素 敵 だ 。 ベ ッ ド 、 調 度 品 、 全 て が 完 璧 で 趣 味 が い い 。 ま た 今 日 は 丁 度 B & B の お ば さ ん は ご く 普 通 の お ば さ ん だ け れ ど 、 お 庭 、 浴 室 、 ( 1 ) B & B の 朝 食 第 7 日 目 オ ラ ン ダ 北 部 テーブルには美味しい料理が一杯 40 2015年4月9日(木) 美しい田園風景が続く このあたりは葦が群生している さ ぞ か し 大 変 な こ と だ ろ う 。 比 較 に な ら な い ほ ど の 大 屋 根 で 、 こ ん な 屋 根 を 葺 き 替 え る の は 人 が 屋 根 の 上 で 茅 を 葺 い て い る よ う だ 。 日 本 の 茅 葺 き の 家 と は 一 体 何 を し て い る の だ ろ う と 、 車 を 止 め て 覗 い て み る と 、 男 二 の 家 が あ っ て 、 そ の 屋 根 の 上 で 何 か 人 が 作 業 し て い る 。 い 田 園 風 景 を 楽 し み な が ら ド ラ イ ブ し て い る と 、 大 き な 茅 葺 き パ ー ス ロ ー か ら オ ラ ン ダ 北 端 の ラ ウ エ ル ス 湖 に 向 か っ て 、 美 し ( 2 ) ラ ウ エ ル ス 湖 へ の 道 巨大な茅葺きの家を葺き替えるのは大仕事だろう 41 2015年4月9日(木) 歩 し て い る 。 すぐ横は北海だ 厳 し い 冬 が 終 わ り 、 太 陽 の 日 差 し が 嬉 し い の だ ろ う か 、 羊 は の や 葦 が 群 生 し て い る 。 し て い る 土 手 は 幅 が 広 く て 延 々 と 続 い て お り 、 周 り に は ヒ ー ス ラ ウ エ ル ス 湖 ( 世 界 遺 産 ) は 海 水 の 湿 地 帯 で 、 海 と の 境 界 を な て 、 ク ル ー ザ ー や ヨ ッ ト も 多 数 見 か け る 。 ラ ウ エ ル ス 湖 に 近 づ い て く る と 、 港 に は 沢 山 の 車 が 止 ま っ て い ( 3 ) ラ ウ エ ル ス 湖 Lauwersmeer 巨大な土手には多くの人が ん び り と 草 を 食 ん で い る し 、 多 く の 人 が 家 族 連 れ で 海 岸 線 を 散 今日の北海は静まりかえっていた 42 2015年4月9日(木) 単 な 食 事 を と り ヒ ン デ ル ー ペ ン に 向 か う こ と に し た 。 こ ん な こ と を し て い る と 、 あ っ と い う 間 に 昼 過 ぎ で 、 こ こ で 簡 け な い か と 心 配 だ っ た が 事 な き を 得 た 。 る こ と に し た 。 こ の 時 他 の 人 が や っ て き て 、 ト イ レ の ド ア を 開 が な い の で 、 前 の 人 が 出 る の を 待 っ て 戸 が 閉 ま ら な い う ち に 入 な い 。 隣 の コ ン ビ ニ で 両 替 を お 願 い す る が し て く れ な い 。 仕 方 う に な っ て い る が 、 1 ド ル 硬 貨 し か な く て 入 れ た が ド ア は 開 か そ の 後 、 駅 の 公 衆 ト イ レ に 入 ろ う と す る と 50 セ ン ト を 入 れ る よ よ り レ ー ト が よ か っ た 。 世 の 中 、 何 が 幸 い す る か 分 か ら な い 。 チ ケ ッ ト の お か げ で 手 数 料 が た だ に な り 、 ア メ リ カ で 両 替 す る 両 替 所 で ド ル を ユ ー ロ に 換 金 で き て 一 安 心 。 こ の 時 、 先 ほ ど の 道 駅 の 隣 に あ る 両 替 所 に 行 き な さ い と 言 わ れ て し ま っ た 。 で は 両 替 で き な い 。 両 替 手 数 料 無 料 チ ケ ッ ト を あ げ る か ら 、 鉄 と い っ て 銀 行 の 近 く ま で 連 れ て 行 っ て く れ た 。 と こ ろ が 、 銀 行 仕 方 が な い の で 男 性 を つ か ま え て 尋 ね る と 、 分 か り に く い か ら 町 の 中 心 地 に 車 を 止 め て 、 銀 行 を 探 す が な か な か 見 つ か ら な い 。 デ ン と い う 大 き な 町 に 立 ち 寄 る こ と に し た 。 て き た 。 ど こ か で ユ ー ロ を 手 に 入 れ な い と ま ず い の で 、 リ ワ ー ド イ ツ で ユ ー ロ に 換 え る こ と が で き な か っ た の で 現 金 が 不 足 し オ ラ ン ダ の B & B で は 、 ほ と ん ど が 現 金 し か 受 け 取 ら な い し 、 オランダのコロッケ リワーデンの町 リワーデンのレストラン この銀行なら両替できると思ったが・・・ ( 4 ) リ ワ ー デ ン で の 両 替 43 2015年4月9日(木) ま っ た 。 買ってしまったグラスファウエルの作品 産 店 で 売 っ て い る 安 っ ぽ い 作 品 と は 異 な っ て 、 す ご く 格 調 が 高 素 晴 ら し い フ ォ ー ク ア ー ト の 作 品 が 並 ん で い た 。 そ こ ら の お 土 そ し て 彼 が 店 に 入 っ て い く の に つ ら れ て 入 っ て い っ た 。 中 に は た 。 グ ラ ス フ ァ ウ エ ル と い う フ ォ ー ク ア ー ト の 制 作 者 だ 。 道 路 脇 に 車 を 止 め て 歩 い て 行 く と 、 店 先 に お じ さ ん が 座 っ て い ヒ ン デ ル ー ペ ン は 細 い 運 河 が 流 れ て い る 小 さ く て 美 し い 町 だ 。 ( 5 ) ヒ ン デ ル ー ペ ン Hindeloopen グラスファウエルのお店 く で 素 敵 な の で 、 つ い 玄 関 に 飾 る ウ エ ル カ ム ボ ー ド を 買 っ て し グラスファウエルのお店 44 2015年4月9日(木) 港にはヨットやボートが数多く停泊している 港の側のベンチではお年寄りがひなたぼっこ な 芸 術 家 は 4 時 ま で し か 仕 事 を し な い の だ 。 残 念 ! が 一 番 と い う こ と で 、 再 度 お 店 に 行 っ て み る と 既 に 閉 店 。 こ ん 町 を ブ ラ ブ ラ 見 て 回 っ た 結 果 、 や は り グ ラ ス フ ァ ウ エ ル の 作 品 り と ひ な た ぼ っ こ し て い る 。 何 と も 長 閑 で 豊 か な ん だ ろ う 。 ト や ボ ー ト が 停 泊 し て い る 。 港 の ベ ン チ で は お 年 寄 り が の ん び 回 る こ と が で き る 。 町 に は 運 河 が 縫 う よ う に 走 り 、 港 に は ヨ ッ ヒ ン デ ル ー ペ ン は 小 さ な 美 し い 町 で 1 時 間 も 歩 け ば 全 て 見 て カ 66 と こ リ 歳 し の 。 で た お リ が 店 タ 戸 の イ は す ア 閉 ぐ し ま 隣 て っ に も て マ う い イ 作 る ネ 品 。 フ は 他 ィ 作 の ッ っ お サ て 店 ー い で の な 彼 お い の 店 と こ が の と あ こ を る と 尋 の で ね で ガ る 入 ッ と ろ 、 う 運河が町を縫うように通っている 45 46 ヒンデルーペンの町 47 2015年4月9日(木) 晶 で 、 こ れ に よ り 洪 水 の 心 配 が な く な っ た と い う こ と だ 。 で い る の だ 。 こ の 堤 防 は 、 水 と 戦 う オ ラ ン ダ 人 の 知 恵 と 汗 の 結 州 と フ リ ー ス ラ ン ト 州 の 間 を 、 長 さ 32 ㎞ 幅 90 m の 道 路 で 繋 い ア フ ス ラ ウ ト ダ イ ク と い う 堤 防 道 路 で 、 北 ホ ラ ン ト で 橋 で も な さ そ う だ し 不 思 議 に 思 っ て い た 。 後 で 調 べ て み る と 、 に 向 か う こ と に し た 。 途 中 、 海 の 上 を 延 々 と 走 る の ヒ ン デ ル ー ペ ン は 十 分 堪 能 し て 、 今 日 の 宿 泊 地 デ ン ・ ウ フ ェ ル ( 6 ) デ ン ・ ウ フ ェ ル の B & B Villa Nieuwland デ ン ・ ウ フ ェ ル の B & B は 海 岸 沿 い に あ り 、 す ぐ そ こ は 海 だ 。 Den Oever 草を育む羊たち 海 辺 に 歩 い て 行 く と 、 羊 が の ん び り 草 を 食 ん で い て 、 海 に 沈 む Afsluitdijk デン・ウフェルのB&B 夕 日 が 美 し い 。 こ ん な 景 色 を ゆ っ く り 楽 し め る の は 最 高 だ 。 デン・ウフェルの夕日 48 2015年4月9日(木) い も よ ら な か っ た 。 かなり賑わっていた アスパラスープ れ い に 平 ら げ て し ま っ た 。 オ ラ ン ダ が こ ん な に 美 味 し い と は 思 た 美 味 。 食 べ る の は 無 理 と 思 っ て い た け れ ど 、 い つ の 間 に か き た こ と が な い く ら い 大 き な 真 子 が お 腹 に 入 っ て い て 、 こ れ が ま い 。 し か し 圧 巻 は ヒ ラ メ 料 理 。 身 は プ リ プ リ し て い る し 、 食 べ 最 初 に 生 牡 蠣 、 小 エ ビ の サ ラ ダ が 出 て き た け れ ど 何 れ も 美 味 し い う の で 料 理 し て も ら う こ と に し た 。 g の ヒ ラ メ を 皿 に 載 せ て き て 、 こ れ は 時 価 だ け れ ど 美 味 し い と て き た が 、 何 か 新 鮮 で 美 味 し い 魚 が 食 べ た い と い う と 、 8 0 0 ウ エ イ タ ー が 、 日 本 人 と 思 っ て か 、 5 種 類 の 魚 の 料 理 を 勧 め 小エビのサラダ オランダの生牡蠣 大きなヒラメ料理 スターター こ こ も 田 舎 だ か ら と 大 し た こ と な い と 思 っ て い た の が 大 間 違 い 。 夕 食 は 、 B & B の 奥 さ ん が 紹 介 し て く れ た 海 辺 の レ ス ト ラ ン 。 49 2015年4月10日(金) 濃霧で何も見えない え な い が 、 ア ル ク マ ー ル に 着 く 頃 に は 晴 れ て き て 、 車 を 町 の 駐 こ れ を 是 非 見 た く て B & B を 早 々 に 発 っ た 。 朝 は 濃 霧 で 何 も 見 毎 週 金 曜 日 の 朝 は ア ル ク マ ー ル で 伝 統 的 な チ ー ズ 市 が 行 わ れ る 。 ド サ ー フ ィ ン を す る と い う か ら た だ 者 で は な い 。 サ ー フ ィ ン が 得 意 で 、 日 本 の 御 前 崎 で 1 ヶ 月 滞 在 し て ウ イ ン が 、 搾 り た て の オ レ ン ジ ジ ュ ー ス が 美 味 し い 。 こ こ の 奥 さ ん は 、 今 日 の B & B の 朝 食 は 8 時 か ら 。 料 理 は 目 立 っ た も の は な い ( 1 ) ア ル ク マ ー ル Alkmaar デン・ウフェルの教会 車 場 に 止 め て チ ー ズ 市 の 開 か れ る 広 場 に 向 か っ た 。 第 8 日 目 オ ラ ン ダ 中 部 アルクマールの町はチーズ市で賑わっている 50 2015年4月10日(金) おばあちゃんも売っていた チ ュ ー リ ッ プ 畑 を 見 る た め に ヘ ト ・ サ ン ト ’t Zand 民族衣装の可愛い娘さん に 向 か っ た 。 い る 。 お 昼 は カ フ ェ で 軽 い サ ン ド イ ッ チ と コ ー ヒ ー で 済 ま せ 、 ア ル ク マ ー ル は な か な か お し ゃ れ な 町 で 、 お 店 の 商 品 も 洒 落 て よ う に 売 れ て い る 。 い 娘 さ ん が チ ー ズ を バ ス ケ ッ ト 入 れ て 売 り に き て 、 そ れ が 飛 ぶ の 荷 台 で 運 ん で い っ た の だ ろ う 。 そ し て 、 民 族 衣 装 を 着 た 可 愛 い る 。 多 分 、 昔 は チ ー ズ を 秤 で 量 っ て 売 買 し 、 チ ー ズ 職 人 が こ 職 人 が そ の 中 か ら 8 個 を 荷 台 に 載 せ て 、 2 人 が か り で 運 ん で な 塊 の チ ー ズ ( 10 ㎏ く ら い ) が 何 百 個 も 並 べ て あ り 、 チ ー ズ 方 に 行 く こ と が で き た 。 よ く 見 て み る と 広 場 の 真 ん 中 に は 大 き 広 場 に 行 く と 人 だ か り で 何 も 見 え な い が 、 そ の う ち 何 と か 前 の チーズ職人がチーズを軽快に運んでいる 51 2015年4月10日(金) 昔は船でも運んでいた この台車は重い~ こんな秤で計量していた 子供も楽しそう 可愛い娘さんがチーズを売っている 52 2015年4月10日(金) 水仙が一面に広がっている ぎ る の だ 。 そ れ で も 一 面 に 広 が る お 花 畑 は カ ラ フ ル で 美 し く 、 ヒ ヤ シ ン ス の よ う だ 。 や は り 4 月 中 旬 で は チ ュ ー リ ッ プ は 早 す す 限 り 広 が っ て 見 え る が ど う も チ ュ ー リ ッ プ で は な く 、 水 仙 や ヘ ト ・ サ ン ト に 車 を 止 め て 歩 い て 行 く と 、 紫 や 黄 色 の 花 が 見 渡 た の で も う 一 度 行 く こ と に し た 。 の た め に 何 も 見 え な か っ た 。 し か し お 昼 こ と に な る と 晴 れ て き 朝 ア ル ク マ ー ル に 来 る 途 中 、 ヘ ト ・ サ ン ト は 通 っ て き た が 濃 霧 ヘ ト ・ サ ン ト に は 世 界 最 大 の チ ュ ー リ ッ プ 畑 が あ る と 言 わ れ る 。 ( 2 ) ヘ ト ・ サ ン ト ’t Zand ヒヤシンスが満開 十 分 満 足 し て 今 日 の B & B に 向 か う こ と に し た 。 チューリップには早すぎたが一面にお花畑が広がる 53 2015年4月10日(金) が 収 集 し た 奥 行 き の あ る 別 棟 に 案 内 し て く れ た 。 中 に 入 っ て み る と 外 か ら さ か ガ ん と ー 思 ミ う ン ほ の が ど 指 出 普 示 て 通 に き の 従 て 民 っ 、 家 て 横 に ネ の 着 ッ ド い ク ア た に を 。 入 開 玄 っ け 関 て て の い 、 ブ く 間 ザ と 口 ー 、 は を こ 狭 押 れ い す が け と B れ お & ど ば B 変 な の で 、 少 し 北 の ネ ッ ク と い う 小 さ な 町 に 泊 ま る こ と に し た 。 東 京 の 首 都 高 速 を 走 っ て い る よ う だ 。 ア ム ス テ ル ダ ム 市 内 は 大 ア ム ス テ ル ダ ム 近 郊 は 高 速 道 路 は 入 り 組 ん で い る し 車 が 多 く て 、 ( 3 ) ネ ッ ク の B & B B&B Les Oliviers は 想 像 で き な い く ら い 素 敵 な イ ン テ リ ア で 、 Nora 素敵な庭 趣 味 の い い 陶 器 ・ 小 物 が 所 狭 し と 並 べ て あ る 。 そ し て 更 に 奥 は Nora ネックのB&Bは左のドアから入る 庭 に 繋 が っ て い て 、 こ れ ま た ご 主 人 が 美 し く 手 入 れ を し て い る 。 ネックのB&B 54 2015年4月10日(金) し て 、 お 礼 を 言 っ て 早 々 に 引 き 上 げ る こ と に し た 。 自 分 の カ ー ド で 支 払 っ て く れ た 。 助 か っ た ~ 女 性 に 代 金 を 渡 そ ん な バ カ な ~ と 、 途 方 に 暮 れ て い る と 、 そ の 女 性 が 見 か ね て こ こ の パ ー キ ン グ は オ ラ ン ダ の カ ー ド し か 駄 目 だ と の こ と 。 ど う し よ う も な い の で 、 家 族 連 れ で 来 て い た 女 性 に 相 談 す る と 、 何 で ~ と 何 度 も 繰 り 返 す が 全 く 受 け 付 け る 気 配 が な い 。 い の で V I S A カ ー ド を 入 れ る が カ ー ド が 拒 絶 さ れ る 。 エ ッ ! 算 機 で 払 お う と す る が コ イ ン を 入 れ る と こ ろ が な い 。 仕 方 が な で 楽 し ん で い る 。 1 時 間 ほ ど ブ ラ ブ ラ し た 後 、 駐 車 場 料 金 を 精 こ こ は ヒ ー ス が 生 い 茂 る 広 々 と し た 公 園 で 、 家 族 連 れ が 池 の 畔 を 歩 く こ と に し た 。 し て 何 と か ト ゥ イ ス ケ に 辿 り 着 き 、 駐 車 場 に 車 を 止 め て 散 策 路 来 た け れ ど 、 ど こ か 分 か ら な い 。 仕 方 な く 周 り の 人 に 聞 い た り お ば さ ん が 書 い て く れ た 地 図 に 従 っ て 20 分 ほ ど 走 っ て 近 く ま で と い う 自 然 の 美 し い と こ ろ が あ る と い う の で 行 く こ と に し た 。 B & B の に 聞 く と 、 車 で 10 分 ほ ど の と こ ろ に ト ゥ イ ス ケ B & B に 着 い た の が 3 時 で 、 夕 食 ま で に は ま だ 少 し 時 間 が あ る 。 トゥイスケは自転車の人も トゥイスケは家族連れで楽しんでいる 彼女が助けてくれた 木立の中を散歩する ( 4 ) ト ゥ イ ス ケ Het Twiske オ ラ ン ダ の 地 方 の 公 園 の 駐 車 場 で こ ん な こ と が あ る の な ら 、 観 Nora 光 客 の 少 な い と こ ろ は や ば く て 行 け な い 。 55 2015年4月10日(金) ネックの跳ね橋 ラ ン と 間 違 っ て 入 っ て し ま っ た よ う だ 。 と り あ え ず ピ ザ と エ ビ い と 聞 い て い た が 空 い て い た の で 驚 い た が 、 ど う も 隣 の レ ス ト 夕 食 は B & B か ら 歩 い て 数 分 の イ タ リ ア レ ス ト ラ ン 。 予 約 し な 驚 き だ 。 ム と い う 大 都 会 の 近 く に こ ん な 美 し い と こ ろ が あ る と い う の は 橋 も あ り 、 ま さ に オ ラ ン ダ の 田 舎 と い う 感 じ だ 。 ア ム ス テ ル ダ で 、 運 河 の 畔 に 美 し い 家 が 建 ち 並 ぶ 。 多 く の 町 で 見 ら れ る 跳 ね 夕 食 前 に 少 し ネ ッ ク の 町 を 歩 く こ と に し た 。 ネ ッ ク は 静 か な 町 ( 5 ) ネ ッ ク Neck イタリアレストラン 料 理 を 頼 ん で 今 日 の 夕 食 を 終 え た 。 ネックの町並み 56 2015年4月11日(土) バ ス 停 に は 無 料 の パ ー キ ン グ が あ る の で 、 こ こ に 車 を 置 い て 国 ネ ッ ク の 近 く の バ ス 停 か ら ア ム ス テ ル ダ ム に は バ ス で 15 分 。 ス 停 ま で 車 で 誘 導 し て あ げ る と い う の で お 願 い す る こ と に し た 。 を 見 る こ と に し た 。 こ の こ と を さ ん に 伝 え る と 、 彼 女 が バ が 、 予 定 を 変 更 し て 、 ア ム ス テ ル ダ ム で レ ン ブ ラ ン ト と ゴ ッ ホ 今 朝 は め ず ら し く 雨 。 ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス に 行 く つ も り だ っ た ア ッ プ ル パ イ が こ れ ま た 美 味 し い 。 こ れ ま で の 朝 食 で 最 高 だ 。 な ハ ム と チ ー ズ 、 そ れ に タ ッ プ リ の フ ル ー ツ 、 更 に は 手 作 り の 朝 食 は 、 焼 き た て の パ ン と 見 た だ け で 高 級 と 分 か る 美 味 し そ う ホ テ ル な ど に は 泊 ま る 気 も し な い 。 り 贅 沢 な も の だ 。 こ れ で 朝 食 付 き で 95 ユ ー ロ だ か ら 町 の 高 級 こ こ は 1 部 屋 し か な い の で 、 家 1 軒 を 占 有 し て い る こ と に な る と い う の で 早 速 い た だ く こ と に し た 。 と ン 寝 、 か 心 ら 地 美 の さ 味 よ ん し い が そ ベ す う ッ ぐ な ド に 香 で 声 り の を が 快 か 漂 適 け っ な て て 眠 き く り て る か 、 。 ら 朝 庭 覚 食 を め の ブ る 用 ラ と 意 ブ 、 が ラ 隣 で し の き て キ て い ッ い る チ Nora 立 美 術 館 、 ゴ ッ ホ 美 術 館 を 見 て 、 バ ス に 乗 っ て 戻 っ て く る 。 こ Nora れ が ア ム ス テ ル ダ ム を 観 光 す る に は 一 番 と い う こ と だ 。 着 い た 。 ( 1 ) B & B の 朝 食 第 9 日 目 オ ラ ン ダ 中 部 5 分 も す る と バ ス が 来 て 、 10 時 に は ア ム ス テ ル ダ ム 中 央 駅 に B&Bでの豪華な朝食 57 2015年4月11日(土) アムステルダム中央駅 や 、 フ ェ ル メ ー ル の 「 ミ ル ク を 注 ぐ 女 」 な ど を 堪 能 し た 。 そ れ 10 分 も す れ ば 中 に 入 る こ と が で き て 、 レ ン ブ ラ ン ト の 「 夜 警 」 に 多 く の 人 が 並 ん で い る 。 先 に チ ケ ッ ト を 買 っ て お い た の で 、 ま ず は 国 立 美 術 館 ( ラ イ ス ク ) Rijksmuseum レンブラント「夜警」 に し て も こ こ は 日 本 人 が 多 い の に は 驚 い た 。 に 向 か っ た が 、 既 購 入 し 、 ト ラ ム に 乗 っ て 美 術 館 め ぐ り を す る こ と に し た 。 す ぐ に イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン で 美 術 館 と ト ラ ム の 1 日 チ ケ ッ ト を ゴ シ ッ ク 建 築 の 傑 作 で 、 東 京 駅 の モ デ ル に な っ た と 言 わ れ る 。 ア ム ス テ ル ダ ム 中 央 駅 に 10 時 過 ぎ に は 着 い た 。 こ の 建 物 は ネ オ ( 2 ) ア ム ス テ ル ダ ム オランダ国立美術館 58 2015年4月11日(土) か な ? ? ? ん な の 似 合 う し ま っ た 。 こ ダ ナ を 買 っ て ゴ ッ ホ の バ ン そ し て 記 念 に 、 広重の模写 「雨中の橋」 が 、 ゴ ッ ホ の 黄 色 の 家 の メ モ 帳 が あ っ た の で 買 う こ と に し た 。 P C 電 源 を ホ テ ル に 忘 れ て き た の で 、 旅 の メ モ が 書 け な か っ た た 広 重 は 本 当 に す ご い 。 日 本 人 と し て こ れ 以 上 の 栄 誉 は な い 。 回 初 め て 広 重 の 模 写 「 雨 中 の 橋 」 を 見 た 。 ゴ ッ ホ に 模 写 を さ せ ゴ ッ ホ が 浮 世 絵 の 影 響 を 受 け た と い う こ と は 知 っ て い た が 、 今 ま わ り 」 は や は り 圧 倒 さ れ る し 、 「 黄 色 い 家 」 も す ご く い い 。 ゴ ッ ホ 好 き の 私 と し て は 最 高 の 贅 沢 だ 。 5 年 ぶ り に 見 た 「 ひ ゴ ッ ホ 美 術 館 は 、 ゴ ッ ホ の 作 品 が 世 界 一 揃 っ て い る と い う か ら は 3 ~ 4 時 間 は 待 っ て い る だ ろ う 。 チ ケ ッ ト を 持 っ て い て 1 時 間 半 待 ち だ か ら 、 持 っ て い な い 人 が ら 待 っ て い る と 、 1 時 過 ぎ に や っ と 入 る こ と が で き た 。 チ ケ ッ ト 所 持 の 列 に 並 ぶ が 一 向 に 進 む 気 配 が な い 。 半 ば 諦 め な ゴッホ美術館にて ゴッホ美術館は長蛇の列 ゴッホの黄色の家のメモ帳 ゴッホ作「ひまわり」 11 時 半 頃 、 隣 接 す る ゴ ッ ホ 美 術 館 に 向 か う が 、 長 蛇 の 列 だ 。 59 2015年4月11日(土) に 着 い た 。 こ こ か ら す ぐ に 風 車 の 村 ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス に 向 か い 、 4 時 に ん の お か げ で 、 本 当 に ス ム ー ズ に 往 復 す る こ と が で き た 。 中 央 駅 に 行 く と 、 す ぐ に バ ス が 出 発 す る と い う の で 飛 び 乗 っ さ て 、 3 時 半 に は 車 を 駐 車 し た バ ス 停 に 戻 る こ と が で き た 。 Nora 水鳥が沢山いる は B & B ゴ ッ ホ 美 術 館 は 3 時 頃 に は 見 終 わ っ て 、 そ の 後 す ぐ に ト ラ ム で ( 3 ) ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス Zaanse Schans 周りには湿地帯が広がっている こ の B & B は 風 車 保 存 地 区 の 中 心 地 に あ り 、 風 車 に は 明 日 い て Heerlijck Slaapen op de Zaanse Schans 数 分 で 行 く こ と が で き る 。 風車が美しい 60 2015年4月11日(土) て 絶 好 の シ ャ ッ タ ー チ ャ ン ス に な っ て き た 。 緑の風車 灰色の風車 先 ほ ど ま で 雨 が 降 っ て い た け れ ど 、 歩 い て い る う ち に 晴 れ て き 人 や 中 国 人 の 団 体 も 数 多 く 見 か け る 。 の 生 活 が 感 じ ら れ る レ ト ロ ・ ス ポ ッ ト と し て 人 気 が あ り 、 日 本 て い る こ と か ら 「 緑 の 町 」 と 呼 ば れ 、 17 ~ 18 世 紀 の オ ラ ン ダ 散 策 す る こ と に し た 。 こ の 村 は 独 特 の 緑 の 家 屋 や 風 車 が 集 ま っ 夕 食 ま で に は 少 し 時 間 が あ る の で 、 ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス の 村 を 運河沿いには緑の家屋が建ち並ぶ 61 62 ザーンセ・スカンス 63 2015年4月11日(土) 晴 ら し い 。 お店は賑わっていた 窓からの景観も美しい の 景 色 も 美 し く て 大 満 足 。 や は り オ ラ ン ダ の 料 理 は な か な か 素 料 理 は 魚 の コ ー ス を 注 文 し た が す ご く 美 味 し い 。 そ し て 窓 か ら 着 替 え る の は 邪 魔 く さ い の で こ の ま ま で 食 べ る こ と に し た 。 ル な 感 じ で 、 ブ レ ザ ー で も 着 て き た 方 が よ か っ た 。 し か し 今 更 な い よ う に 見 え た の で 普 段 着 で 出 か け た と こ ろ 、 中 は フ ォ ー マ デザート ホタテのサラダ 素敵なレストラン 魚のメイン デ ィ ナ ー は B & B の 隣 に あ る レ ス ト ラ ン 。 外 見 は 大 し た こ と は ( 4 ) ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス の レ ス ト ラ ン 64 2015年4月11日(土) 車 の 風 景 も す ご く 素 敵 だ 。 B&Bの部屋 窓からの風景が素晴らしい 外 は 丁 度 太 陽 が 沈 む 頃 で 夕 日 が 美 し い 。 窓 か ら な 眺 め る 池 や 風 と い う 感 じ だ が 、 広 々 し て い る し 木 の 温 も り が 心 地 よ い 。 夕 食 を 終 え て 部 B & B に 帰 る と も う 9 時 。 部 屋 は 木 造 の 屋 根 裏 ( 5 ) ザ ー ン セ ・ ス カ ン ス の B & B 窓からの夜景 65 2015年4月12日(日) 風車の側におじさんがいる おじさんが風車を回している 観 光 客 が ウ ロ ウ ロ し 始 め た の で 早 々 に 発 つ こ と に し た 。 こ の 後 、 9 時 に は 大 型 バ ス が 押 し か け て 、 日 本 人 や 中 国 人 の の 手 入 れ も な か な か 大 変 だ 。 ま っ て い た け れ ど 、 こ れ か ら 回 す 準 備 を し て い る よ う だ 。 風 車 げ る と 、 お じ さ ん が 風 車 を 手 で 回 し て い る 。 夜 の 間 は 風 車 は 泊 に 浸 る こ と が で き て 本 当 に 気 持 ち が よ い 。 ふ と 風 車 の 袂 を 見 上 た 。 こ の 時 間 帯 は 観 光 客 が ほ と ん ど い な い の で 、 静 か な 雰 囲 気 朝 早 く 目 が 覚 め た の で 、 朝 食 の 前 に 風 車 の 写 真 を 撮 る こ と に し ( 1 ) ザ ー ン ス ・ ス カ ン ス の 朝 第 10 日 目 オ ラ ン ダ 中 部 ザーンセ・スカンス 水鳥が餌を求めて飛び交っている 66 2015年4月12日(日) る 予 定 だ 。 は 、 沢 山 の 子 供 連 れ が 春 の 日 差 し を 楽 し ん で い る 。 見 た こ と も な い よ う な 大 き な ウ サ ギ が 跳 び は ね て お り 、 客 席 で こ の 時 期 は チ ュ ー リ ッ プ に は 少 し 早 い の で 残 念 だ が 、 草 原 に は 、 ん が 飲 み 物 や パ ン を 売 り に 来 る 。 田 園 風 景 を 眺 め な が ら の の ん び り し た 鉄 道 の 旅 で 、 可 愛 い 娘 さ ホ ー ル ン を 出 発 し て 、 メ デ ン ブ リ ッ ク に 向 か っ た 。 S L は 7 両 編 成 で 1 車 両 に 20 人 ほ ど が 乗 れ る 小 さ な も の だ が 、 本 当 に オ ラ ン ダ の 駐 車 シ ス テ ム に は 困 っ た も の だ 。 は 無 料 と の こ と で 助 か っ た 。 V I S A カ ー ド が 使 え な い と は 、 い 。 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン で 相 談 し た ら 、 今 日 は 日 曜 で 駐 車 料 金 駐 車 場 は 、 今 回 も 現 金 は 使 え な い し 、 V I S A カ ー ド も 使 え な 買 っ て 、 慌 て て S L に 乗 り 込 ん だ 。 ジ ャ ス ト タ イ ミ ン グ だ 。 ら 出 発 す る と い う の で 、 駐 車 場 に 車 を 止 め て 、 往 復 チ ケ ッ ト を に 参 加 す る よ う だ 。 改 札 で 聞 く と 、 10 時 40 分 に は 駅 の 裏 側 か 駅 を ウ ロ ウ ロ し て い る と 日 本 人 旅 行 者 が い て 、 ど う も S L の 旅 に し た 。 10 時 半 に は ホ ー ル ン の 鉄 道 駅 に 着 い た 。 今 日 は ま ず 、 S L が 走 っ て い る と い う ホ ー ル ン の 町 に 行 く こ と メデンブリックの駅 ミニSL 途中の駅の風景 列車は田園を走っていく ( 2 ) ホ ー ル ン Hoorn 12 時 に は メ ン デ ブ リ ッ ク に 着 い て 、 日 本 人 は こ こ か ら バ ス で 次 Medemblik の 目 的 地 に 向 か う よ う だ が 、 13 時 20 分 の 列 車 で ホ ー ル ン に 戻 67 2015年4月12日(日) う こ と に し た 。 こ こ か ら は 次 の 目 的 地 ブ ル ッ ク ・ イ ン ・ ワ ー タ ー ラ ン ド に 向 か 景 も 異 な り 、 14 時 ま で の あ っ と い う ま の 旅 だ っ た 。 ホ ー ル ン へ は 同 じ 経 路 で 戻 っ た が 、 進 行 方 向 が 反 対 に な る と 風 発 時 刻 が 近 づ い て き た の で 駅 に 急 ぐ こ と に し た 。 こ ん な 様 子 を 見 て い る と あ っ と い う 間 に 時 間 が 経 ち 、 列 車 の 出 と 船 が 共 存 し て い る の だ 。 車 は 跳 ね 橋 が 降 り る ま で 停 車 す る 。 運 河 の 多 い オ ラ ン ダ で は 車 車 が 通 る 時 は 、 船 は 跳 ね 橋 が 上 が る ま で 停 船 し 、 船 が 通 る 時 は 、 み て い る と 、 ど う も 跳 ね 橋 が 上 が っ て い て 車 が 通 れ な い よ う だ 。 レ ス ト ラ ン の 前 で は 車 が 渋 滞 し て い る の で 、 ど う し た の か な と 出 る こ と に し た 。 さ す が に こ こ は あ ま り 美 味 し く な く て 、 食 事 は 早 々 に 済 ま せ て あ ま り ゆ っ く り で き な い の で サ ン ド イ ッ チ と ス ー プ を 頼 ん だ が 、 最 初 は 空 い て い た が 、 12 時 半 頃 に な る と す ご く 混 ん で き た 。 ト ラ ン が あ っ た の で こ こ で 昼 食 を 取 る こ と に し た 。 い う 感 じ の お 店 が 並 ん で い て 、 海 辺 の 近 く に カ ジ ュ ア ル な レ ス メ デ ン ブ リ ッ ク 駅 か ら 港 の 方 に 歩 い て 行 く と 、 い か に も 田 舎 と 跳ね橋が閉じるのを待っている メデンブリックのレストラン 跳ね橋が開いて船が通る 列車内で買った名物のマフィン ( 3 ) メ デ ン ブ リ ッ ク 68 2015年4月12日(日) が 広 が る 美 し い 町 だ 。 は 木 の 靴 に 花 が 飾 っ て あ っ た り し て 、 オ ラ ン ダ な ら で は の 景 観 町 中 の 細 い 道 を 入 っ て い く と 、 池 の 畔 の お し ゃ れ な 家 の 外 壁 に し い 家 並 み が 並 ん で い る と い う の で 行 く こ と に し た 。 ブ ル ッ ク ・ イ ン ・ ワ ー タ ー ラ ン ド は ホ ー ル ン の す ぐ 近 く で 、 美 ( 4 ) ブ ル ッ ク イ ン ・ ワ ー タ ー ラ ン ド Broek in Waterland 木靴に花が植えてある が い い と 聞 い て い た の で 、 そ ち こ の 町 を 一 回 り し て か ら 、 次 は ザ ー ン ス ・ ス カ ン ス の B & B の ・ ブルック・イン・ワーターランドの池 お ば さ ん に 、 マ ル ケ ン Marken ら に 向 か う こ と に し た 。 ブルック・イン・ワーターランドの美しい家並み 69 2015年4月12日(日) イチゴとマフィン 前 と い う の に 露 店 の 魚 の フ ラ イ も 買 っ て 食 べ て し ま う 。 こ ん な 味 し そ う に 食 べ て い た の で つ い 買 っ て し ま っ た 。 そ の 後 、 ご 飯 港 で は 、 オ ラ ン ダ の た こ 焼 き 器 ? で 焼 い た マ フ ィ ン を 子 供 が 美 げ で こ れ を 日 本 に 持 っ て 帰 る の に 難 儀 し た 。 チ ュ ー リ ッ プ が 可 愛 く て 、 18 本 も 衝 動 買 い し て し ま っ た 。 お か マ ル ケ ン の 町 に 入 っ て い く と 土 産 物 店 が 沢 山 あ り 、 木 で で き た い る と 、 ま る で 海 の 上 を 走 っ て い る よ う な 感 覚 に と ら わ れ る 。 港 町 で 、 2 ㎞ も 続 く 堤 防 の 橋 で 繋 が っ て い て 、 車 で 橋 を 通 っ て マ ル ケ ン は ア ム ス テ ル ダ ム 北 東 20 ㎞ の 半 島 の 先 端 に あ る 美 し い ( 5 ) マ ル ケ ン Marken 木でできたチューリップ と こ ろ で は 何 で も 美 味 し い 。 マルケンの町の美しい家並み 70 2015年4月12日(日) 部 屋 に 泊 ま っ て き た の で 少 し ガ ッ カ リ し て し ま う 。 な い 。 今 回 の 旅 は こ れ ま で ず っ と 田 舎 の B & B の 広 く て 美 し い 部 屋 は ま さ に ビ ジ ネ ス ホ テ ル と い う 感 じ で 、 狭 く て 全 く 愛 想 が い し ヘ ル シ ー な 感 じ が す る 。 手 頃 だ 。 味 も そ ん な に 悪 く な い た の か 分 か ら な く な る の で 、 目 印 と な る 看 板 の 写 真 を 撮 っ て 車 を 止 め た 場 所 の 番 号 が ど こ に も な い 。 こ れ で は ど こ に 車 を 置 こ れ で 8 ユ ー ロ だ か ら 値 段 も ブ ル ま で 持 っ て き て く れ た 。 仕 方 が な い の で 、 車 を U タ ー ン さ せ て 何 と か 駐 車 を 済 ま せ た が 、 5 分 も 待 つ と 、 女 の 子 が テ ー 下 駐 車 場 に 止 め る と の こ と だ 。 私 は 焼 き そ ば を 選 択 し た が 、 止 め て フ ロ ン ト で 聞 い た と こ ろ 、 隣 の ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト の 地 テ ル の 駐 車 場 に 迷 い 込 ん で し ま っ た 。 そ こ で ホ テ ル の 前 に 車 を せ て 調 理 し て く れ る 。 と こ ろ が 、 ホ テ ル の 駐 車 場 が ど こ に あ る の か 分 か ら ず 、 隣 の ホ ス の ど れ か を 選 択 、 牛 肉 鶏 肉 ・ エ ビ の ど れ か を 選 択 、 野 菜 を 理 今 店 日 の 夕 で 食 食 も べ シ る ン プ こ ル と に に 行 し こ た う 。 と こ 思 の い 店 、 は テ 、 イ う ク ど ア ん ウ ソ ト バ の 中 ラ 華 イ 料 ・ 10 種 類 く ら い か ら 5 つ を 選 択 、 香 辛 料 を 辛 い も の か ら 醤 油 味 も 降 り る と こ ろ を 間 違 っ て ウ ロ ウ ロ し て し ま う 。 そ れ で も そ の ・ ま で 色 々 あ る 中 か ら 選 択 す る よ う な シ ス テ ム で 、 そ れ ら を 合 わ う ち 何 と か ホ テ ル に 辿 り 着 い た 。 Wok こ ん な 料 理 が オ ラ ン ダ で 繁 盛 駐 車 場 を 出 た 。 こ の あ た り が ど う も オ ラ ン ダ は 不 親 切 だ 。 ・ し て い る の は よ く 分 か る 。 や っ と チ ェ ッ ク イ ン し て 、 部 屋 に 荷 物 を 運 ん で 一 安 心 。 し か し と い う 大 都 会 の 近 く な の で 、 高 速 道 路 が 複 雑 に 入 り 組 み 、 何 度 ガ ー ミ ン に ホ テ ル を セ ッ ト し て 走 っ て 行 く が 、 ア ム ス テ ル ダ ム パ ー で フ ル ー ツ と パ ン を 買 い 込 ん だ 。 イ ン テ ル ホ テ ル を 予 約 し た 。 ン タ ー ネ ッ ト で 、 ア ム ス テ ル ダ ム 北 西 20 ㎞ の ザ ー ン ダ ム に あ る お き た か っ た の で 、 旅 の 前 に 予 定 し な か っ た 。 そ こ で 、 前 日 イ 今 日 の 宿 泊 は 、 ア ム ス テ ル ダ ム の 日 程 を あ る 程 度 フ リ ー に し て 食 べ て き た の で 、 明 日 の 朝 は 簡 単 に 済 ま せ る こ と に し て 、 ス ー 今 日 は 日 曜 日 な の で そ れ も 閉 ま っ て い る 。 こ れ ま で い い も の を 町 と い っ て も こ の あ た り に は シ ョ ッ ピ ン グ 街 が あ る だ け だ が 、 そ れ で も 気 を 取 り 直 し て 、 夕 食 を 食 べ に 町 に 出 る こ と に し た 。 ( 6 ) ザ ー ン ダ ム の ホ テ ル Wokの焼きそば 71 2015年4月13日(月) 朝日が水仙を照らしている は 少 し 時 期 が 早 く て 5 分 咲 き 程 度 だ ろ う 。 し か し 水 仙 、 ヒ ヤ ホ フ に は 、 7 0 0 万 本 の チ ュ ー リ ッ プ が あ る と い わ れ る が 、 今 て 、 朝 日 が 花 と 緑 を 照 ら し て す が す が し く 感 じ る 。 キ ュ ー ケ ン 中 に 入 っ て い く と 、 さ す が に こ の 時 間 に は 人 が ほ と ん ど い な く チ ェ ッ ク ア ウ ト し て 、 キ ュ ー ケ ン ホ フ に は 10 時 頃 着 い た 。 昨 日 買 っ て き た ブ ド ウ や ナ シ を 部 屋 で 食 べ て 、 ホ テ ル を 早 々 に ( 1 ) キ ュ ー ケ ン ホ フ Keukenhof 民族衣装の女性が迎えてくれた シ ン ス 、 ラ イ ラ ッ ク 、 ク ロ ッ カ ス 等 が 満 開 で 、 桜 も 美 し い 。 第 11 日 目 オ ラ ン ダ 中 西 部 水仙やヒヤシンスが美しいカーブを描いて咲いている 72 2015年4月13日(月) に 向 か う こ と に し た 。 ヒヤシンスが果てしなく続く 結 局 3 時 間 歩 き 詰 め で 、 十 分 堪 能 し た の で 次 の 目 的 地 ハ ー グ レ ス ト ラ ン で シ チ ュ ー を 食 べ る こ と に し た 。 歩 く の で く ま な く 歩 く こ と が で き る 。 お 昼 は 少 し 早 め に 園 内 の 花 が 現 れ て く る 。 そ し て 、 ハ イ キ ン グ 用 の ガ ー ミ ン を 見 な が ら そ れ に し て も キ ュ ー ケ ン ホ フ は 広 大 で 、 ど こ を 歩 い て も 美 し い 増 え て き た の で コ ー ヒ ー と ケ ー キ で 一 休 み す る こ と に し た 。 そ の う ち 観 光 バ ス が 押 し 寄 せ て 、 中 国 人 、 日 本 人 の 団 体 が 急 に 一つ絵でも描いてみましょうか チューリップも沢山咲いていた 73 74 キューケンホフ 75 2015年4月13日(月) の 力 と い う の は す ご い 。 は 、 ド ミ ニ ク ・ ア ン グ ル 作 「 ド ー ソ ン ヴ ィ ル 伯 爵 夫 人 」 だ 。 こ れ ま で 一 度 も 外 部 に 貸 し 出 し さ れ な か っ た も の で 、 最 高 傑 作 こ こ で 同 時 に 開 催 さ れ て い た の が フ リ ッ ク コ レ ク シ ョ ン 展 だ 。 タ ッ チ ま で 見 る こ と が で き た て 感 激 だ 。 り の 少 女 」 。 ほ と ん ど 人 も い な い し 、 じ っ く り フ ェ ル メ ー ル の こ こ の ハ イ ラ イ ト は 何 と い っ て も フ ェ ル メ ー ル の 「 真 珠 の 耳 飾 10 分 も 町 中 を 歩 い て い く と 、 マ ウ リ ッ ツ ハ イ ス 美 術 館 に 着 い た 。 た の で 方 向 を 間 違 う こ と は な い 。 こ と に し た 。 ハ イ キ ン グ 用 ガ ー ミ ン に 目 的 地 を セ ッ ト し て お い 仕 方 が な い の で 、 大 き な ビ ル の 駐 車 場 に 車 を 止 め て 歩 い て 行 く 美 術 館 に は な か な か 辿 り 着 く こ と が で き な い 。 ハ ー グ は 大 き な 町 で 、 ト ラ ム が 走 っ て い て 、 マ ウ リ ッ ツ ハ イ ス キ ュ ー ケ ン ホ フ か ら 30 分 も 走 る と ハ ー グ に 入 っ て き た 。 真珠の耳飾りの少 ハーグの町 ドミニク・アングル ドーソンヴィル伯爵夫人 マウリッツハウス美術館 ( 2 ) マ ウ リ ッ ッ ツ ハ イ ス 美 術 館 Mauritshuis こ の 絵 も 見 て い る と 魅 入 ら れ て し ま う よ う な 気 が す る か ら 、 絵 Hague な り 見 私 い が る に 。 た こ と い と っ 。 が て 日 で 海 本 き 外 で る で は と 絵 柵 い を に う 見 遮 こ る ら と こ れ だ と 、 。 の 人 近 楽 混 眼 し み の み に 私 は 押 に 、 さ は 20 れ こ ㎝ て れ ま こ は で う 本 近 は 当 づ い に い か あ て ・ フ ェ ル メ ー ル を 堪 能 し て デ ル フ ト に 向 か う こ と に し た 。 76 2015年4月13日(月) 牛乳を注ぐ女 ん な 作 品 も 書 い て い た の か と 驚 か さ れ る 。 折 角 来 た の で 記 念 に 、 を 見 る こ と が で き る と い う 。 こ れ を 見 る と 、 フ ェ ル メ ー ル は こ あ っ た 。 こ こ で は 本 物 で は な い が 、 フ ェ ル メ ー ル の 全 て の 作 品 古 い 教 会 を 見 な が ら 歩 い て 行 く と 、 フ ェ ル メ ー ル セ ン タ ー が こ こ に 車 を 止 め て 町 を 散 策 す る こ と に し た 。 入 っ て い く と 、 運 良 く 川 沿 い の 道 に 駐 車 ス ペ ー ス が あ っ た の で ル メ ー ル が 生 ま れ た 町 で あ り 、 デ ル フ ト 焼 き も 有 名 だ 。 町 に デ ル フ ト は オ ラ ン ダ の 古 都 で 石 畳 の 落 ち 着 い た 町 だ 。 ま た フ ェ ( 3 ) デ ル フ ト Delft デルフト焼き フ ェ ル メ ー ル の 「 牛 乳 を 注 ぐ 女 」 を 買 う こ と に し た 。 デルフトの町 77 2015年4月13日(月) ホテル サヴェルベルグ の よ う な 野 菜 料 理 、 子 牛 、 エ ス カ ル ゴ と 蛙 の リ ゾ ッ ト 、 ロ ブ ス 今 日 の デ ィ ナ ー は 久 し ぶ り に 本 格 的 な フ ラ ン ス 料 理 。 タ マ ネ ギ て い て 、 黒 鳥 や ア ル ル が 泳 ぎ 回 っ て い る 。 あ る 。 ホ テ ル 近 辺 は 高 級 住 宅 街 で 、 ホ テ ル の 周 り は 公 園 に な っ シ ュ ラ ン の 星 を 獲 得 し た ホ テ ル レ ス ト ラ ン ・ サ ヴ ェ ル ベ ル グ が 小 さ な 町 が あ り 、 こ こ に 18 世 紀 の 貴 族 の 旧 邸 宅 を 利 用 し 、 ミ デ ル フ ト か ら 15 ㎞ の と こ ろ に フ ォ ー ル ブ ル グ ( 4 ) ホ テ ル サ ヴ ェ ル ベ ル グ Hotel Savelberg タ ー 、 何 れ も 最 高 に 美 味 し い 。 今 日 が オ ラ ン ダ 最 後 の デ ィ ナ ー Voorburg ホテルの庭園 だ が 、 オ ラ ン ダ で は 何 れ も 美 味 し か っ た 。 と い う エスカルゴと蛙のリゾット タマネギのような野菜料理 ロブスター 子牛 78 2015年4月14日(火) わ ず か 4 人 を 載 せ た ボ ー ト は 、 風 車 の 側 を 通 り な が ら 運 河 を わ れ て い る だ け あ っ て 、 自 然 で 素 朴 で よ り 素 晴 ら し く 感 じ る 。 て そ の 美 し さ が 目 立 っ た が 、 キ ン デ ル ダ イ ク の 風 車 は 現 在 も 使 ザ ー ン ス ・ ス カ ン ス は か な り 観 光 化 さ れ て い て 、 風 車 が 新 し く れ て い る と の こ と だ 。 キ ン デ ル ダ イ ク に は 、 19 基 の 風 車 が あ り 、 16 基 は 未 だ に 使 わ 切 符 を 買 う と す ぐ に 出 発 す る と い う の で ボ ー ト に 飛 び 乗 っ た 。 り 、 こ こ か ら 風 車 見 学 の ボ ー ト も 出 て い る こ と が 分 か っ た 。 こ こ か ら 町 の 方 に 戻 っ て い く と 、 ツ ー リ ス ト オ フ ィ ス が 見 つ か て い る 人 が 未 だ い る の だ 。 は 「 私 有 地 」 と 書 い た 看 板 が 立 て て あ る 。 風 車 を 使 っ て 生 活 し と り あ え ず 車 を 止 め て 、 風 車 の 方 に 歩 い て 行 く が 、 風 車 の 前 に の 運 河 の 向 こ う に は 多 数 の 風 車 が 見 え る 地 点 ま で や っ て 来 た 。 車 が ほ と ん ど 見 あ た ら な い 。 そ の ま ま 走 っ て 行 く と 、 遙 か 彼 方 世 界 遺 産 の 町 キ ン デ ル ダ イ ク に 入 っ て い く が 、 風 ( 1 ) キ ン デ ル ダ イ ク Kinderdijk 上 っ て い き 、 一 番 先 の 風 車 の 地 点 か ら 引 き 返 す だ け だ が 、 運 河 Kinderdijk を 見 渡 す 風 車 の 景 観 は 素 晴 ら し い 。 第 12 日 目 オ ラ ン ダ 南 西 部 、 ベ ル ギ ー 運河の向こうには沢山の風車が立ち並んでいる 79 80 キンデルダイク 81 82 キンデルダイク 83 2015年4月14日(火) ボートは風車の側を上っていく おじさんが親切に教えてくれた い た 。 の ん び り し た 空 間 が 嬉 し い 。 出 発 地 点 に 戻 る 途 中 、 水 鳥 の 親 子 が 一 列 に 並 ん で 悠 悠 と 泳 い で は る か に 人 が 少 な く て 、 ゆ っ く り 見 学 で き る の が よ い 。 の 人 が 押 し か け る よ う だ 。 そ れ で も ザ ー ン ス ・ ス カ ン ス よ り は 沢 山 の 中 国 人 が 歩 き 出 し た 。 こ こ は 世 界 遺 産 だ か ら や は り 多 く ボ ー ト に 乗 っ て い る 間 に バ ス が 到 着 し 、 運 河 沿 い の 遊 歩 道 に は 水鳥の親子が運河を上っていく 84 2015年4月14日(火) 交 っ て い た 。 運河を楽しむ人達 行 き 交 い 、 観 光 客 で 賑 わ っ て い る 。 そ し て マ ル ク ト 広 場 に は レ に 古 い 建 物 が 建 ち 並 ぶ 。 町 に 張 り 巡 ら さ れ た 運 河 に は ボ ー ト が ブ ル ー ジ ュ ( 世 界 遺 産 ) の 町 は 名 の ご と く 橋 が 多 く 、 石 畳 の 道 見 て 回 る こ と に し た 。 入 っ た と こ ろ 、 美 味 し く な く て ガ ッ カ リ 。 気 を 取 り 直 し て 町 を 結 局 1 時 過 ぎ に ブ ル ー ジ ュ に 着 き 、 適 当 な と こ ろ で カ フ ェ に 途 中 昼 食 を と り た か っ た が 、 食 べ る と こ ろ が 全 く 見 当 た ら な い 。 次 に 、 北 の ベ ニ ス と い わ れ る ブ ル ー ジ ュ に 向 か う こ と に し た 。 ( 2 ) ブ ル ー ジ ュ Brugge 馬車が行き交う ス ト ラ ン や 土 産 物 店 が 数 多 く あ り 、 観 光 客 を 乗 せ た 馬 車 が 行 き ブルージュ マルクト広場 85 2015年4月14日(火) 辿 り 着 く の は な か な か 大 変 だ 。 ブルージュ教会 広場では見たことがない楽器を演奏していた 通 規 制 が 多 い し 、 住 所 も い い 加 減 な と こ ろ が あ る の で 宿 泊 地 に 前 回 の 旅 、 ザ ル ツ ブ ル グ で も そ う だ っ た が 、 大 き な 古 い 町 は 交 辿 り 着 い た 。 路 を 指 示 し た の で 、 そ れ に 従 っ て 進 ん で い っ て 何 と か B & B に 点 を 直 接 緯 度 経 度 で ガ ー ミ ン に セ ッ ト す る と 、 何 と か 正 し い 経 ン は 違 う 場 所 に 誘 導 し て し ま う 。 仕 方 が な い の で 、 B & B の 地 し か し 、 B & B は 細 い 路 地 に あ っ て 、 住 所 を 設 定 し て も ガ ー ミ な い の で 、 近 く の お 店 で 聞 い て や っ と 見 つ け た 。 に 行 っ て み た が 、 何 故 か そ こ に は 建 物 が な い 。 探 し て も 分 か ら 今 日 の B & B の 場 所 を 確 認 し よ う と 思 い 、 ガ ー ミ ン の 指 す 場 所 ブルージュの運河と鐘楼 86 2015年4月14日(火) に 運 び 込 ん だ 。 そ れ に し て も こ の 部 屋 は 調 度 品 が 中 世 の も の か 、 そ ん な こ と を 思 い な が ら 、 狭 い 階 段 を 使 っ て 荷 物 を 2 階 の 部 屋 い と い う の は い か が な も の か と 思 う 。 ゲ ス ト が 来 て 隣 の 部 屋 に い る の に 、 顔 も 見 せ な い 、 挨 拶 も し な い う こ と だ ろ う 。 画 家 な の で 気 む ず か し い こ と は 予 想 さ れ る が 、 す る 時 は に 隣 は の 部 屋 に と い 話 る を の し に た 挨 い 拶 と に 伝 出 え て た こ 。 な に か も っ か た か 。 わ 一 ら 体 ず ど 、 う 少 し 前 に 下 見 に 来 た 時 に 若 い 女 の 子 が い た の で 、 チ ェ ッ ク イ ン 家 が 経 営 し て い る ら し い 。 は 、 17 世 紀 に 建 て ら れ た 古 い 建 物 で 、 と い う 画 チ ェ ッ ク イ ン す る こ と に し た 。 B & B ニ ュ イ ・ ブ ラ ン シ ェ Nuit も の す ご く 古 く て 、 曰 く あ り げ な 彫 刻 も 彫 っ て あ り 。 な か な か David が 描 い た グ ロ テ ス ク な 絵 が 掲 げ て あ る し 、 こ う い う 部 屋 に は 泊 ま る こ と は で き な い 。 Blanche た だ 、 廊 下 に は David 部 屋 の 大 き な ス ク リ ー ン に は D V D を 映 し 出 せ る よ う に な っ て David の 評 価 が 非 常 に 高 い 。 何 故 そ ん い る 。 こ れ ら は 何 か ア ン バ ラ ン ス な よ う な 気 が す る 。 David の 評 価 点 は 大 抵 実 は こ の B & B は Bookin.com な に 高 い の か 不 思 議 な 気 が す る 。 Booking.com 信 頼 で き る が 、 時 々 不 可 解 な こ と も あ る 。 ブ ル ー ジ ュ の 町 は 一 応 見 た の で 、 車 を B & B の 横 に 持 っ て き て ( 3 ) ブ ル ー ジ ュ B & B B&Bは17世紀の建物 87 部屋 中世の窓 部屋の柱の彫像 ベッド支柱の彫像 B&Bニュイ・ブランシェの部屋 88 2015年4月14日(火) の 小 さ な 袋 を 買 っ た 。 ス の 店 に 溢 れ て い た 。 チ ョ コ レ ー ト を 少 し 買 い 、 娘 に は レ ー ス い る と 、 ベ ル ギ ー の 特 産 品 で あ る 、 チ ョ コ レ ー ト の 店 と B & B に 帰 る に は 少 し 早 い の で 、 ブ ル ー ジ ュ の 町 を 見 て 歩 レ い ー て 、 真 っ 暗 に な る と 、 こ の B & B は 更 に 気 味 悪 く な る の で 、 少 し 早 地 の 人 に 聞 か な い と 駄 目 だ 、 通 り 、 何 れ も 大 し て 美 味 し く な い 。 や は り 美 味 し い と こ ろ は 現 料 理 は オ マ ー ル 貝 、 牛 シ チ ュ ー 、 そ れ に 魚 介 料 理 だ 。 懸 念 し た ラ ン に 入 る こ と に し た 。 な い 。 い ろ い ろ 迷 っ た あ げ く 、 大 き な テ ラ ス の 大 衆 的 な レ ス ト レ ス ト ラ ン は 沢 山 あ る け れ ど 、 ど こ が 美 味 し い か は 全 く 分 か ら 探 し て 食 べ る こ と に し た 。 仕 方 が な い の で 、 マ ル ク ト 広 場 に 出 て 、 美 味 し そ う な と こ ろ を 本 け デ 当 れ ィ は ど ナ 、 ー 彼 を ど に 女 こ 聞 は ア で き ル 食 た バ べ か イ れ っ ト ば た で い け 美 い れ 味 の ど し か 、 い 、 一 と B 回 こ & も ろ B 顔 を の も 全 女 見 く の せ 知 子 な ら に い な 聞 。 い い 。 た David め に 帰 っ て 眠 る こ と に し た 。 牛シチュー マルクト広場のレストラン 魚介料理 オマール貝 ( 4 ) ブ ル ー ジ ュ の デ ィ ナ ー 89 2015年4月15日(水) さ れ た 教 会 や 町 は な か な か 素 敵 だ 。 目玉焼きはうまくできていた 中世の木のテーブルで朝食 朝 は 少 し 時 間 が あ る の で 町 を ブ ラ ブ ラ 見 て 歩 く が 、 朝 日 に 照 ら れ る が 、 朝 食 は な か な か 美 味 し か っ た 。 こ こ に も 変 な 絵 が 置 い て あ る 。 料 理 は 昨 日 の 女 の 子 が 運 ん で く 策 す る こ と に し た 。 朝 食 は 1 階 の ダ イ ニ ン グ ル ー ム で 取 る が 、 が 朝 日 に 映 え て 神 々 し い 。 朝 食 に は 少 し 時 間 が あ る の で 町 を 散 朝 、 教 会 の 鐘 で 目 が 覚 め る 。 窓 か ら の 景 観 は 素 晴 ら し く 、 教 会 ( 1 ) ブ ル ー ジ ュ の 朝 第 13 日 目 ベ ル ギ ー B&B 90 2015年4月15日(水) 窓から見える教会は朝日に照らされ神々しい マルクト広場も朝日に照らされて素敵だ 91 2015年4月15日(水) ブルージュ市庁舎の中 ブルージュの古い地図 あ っ と い う 間 に 11 時 で 、 ゲ ン ト に 向 か う こ と に し た 。 ら れ て い て 、 当 時 の ブ リ ュ ー ジ ュ の 繁 栄 が 伺 え る 。 聖 書 に 登 場 す る 聖 人 や 、 ブ ル ー ジ ュ の 歴 史 上 の 重 要 人 物 像 で 飾 そ の 後 、 14 世 紀 に 建 て ら れ た ゴ シ ッ ク 建 築 の 市 庁 舎 に 入 る と 、 の 朝 食 用 に ブ ド ウ や イ チ ゴ を 買 い 込 む こ と に し た 。 見 て い る だ け で も 楽 し い 。 あ ま り に も 美 味 し そ う な の で 、 明 日 花 を 沢 山 売 っ て い る 。 朝 市 は す ご く 賑 わ っ て い て 活 気 が あ り 、 ブドウを買込んだ イチゴ ホワイトアスパラ ウナギも売っている ト ア ス パ ラ 、 ト マ ト 、 ジ ャ ガ イ モ な ど の 野 菜 、 そ れ か ら 美 し い ブ ド ウ 、 ブ ル ー ベ リ ー 、 バ ナ ナ な ど の 果 物 や 、 キ ノ コ 、 ホ ワ イ マ ル ク ト 広 場 で は 、 朝 市 を や っ て い た 。 イ チ ゴ 、 リ ン ゴ 、 ナ シ 、 92 2015年4月15日(水) 寧 に 説 明 し て く れ る と こ ろ は 珍 し い 。 よ ほ ど 自 分 の 家 に 誇 り を こ れ ま で い ろ ん な と こ ろ に 泊 ま っ て い る が 、 建 物 内 部 を 懇 切 丁 だ が 、 ナ ポ レ オ ン の 軍 服 は 青 色 だ か ら 違 う の だ と 教 え て く れ た 。 を 着 て い る ね と 言 う と 、 ベ ル ギ ー の 軍 服 は お 尻 の と こ ろ が 緑 色 易 を し て い る 様 子 を 描 い て い る 。 私 が ナ ポ レ オ ン の よ う な 軍 服 居 間 に は 大 き な 絵 が 飾 っ て あ っ て 、 ベ ル ギ ー 人 と ト ル コ 人 が 交 部 屋 に 案 内 す る 前 に 建 物 を す ご く 丁 寧 に 案 内 し て く れ た 。 我 々 を 案 内 し て く れ た 男 性 は す ご く ナ イ ー ブ で 優 し い 感 じ で 、 の 邸 宅 で 、 玄 関 口 の 執 務 室 を 見 た だ け で も そ の 豪 華 さ が 伺 え る 。 ベ ル ハ ー ゲ ン は ゲ ス ト ハ ウ ス と い う だ け あ っ て 、 も と も と 公 爵 な と 思 い な が ら チ ェ ッ ク イ ン を 済 ま せ た 。 閉 じ ら れ て す ご く 狭 い 。 こ れ で は 車 を 自 由 に 出 し 入 れ で き な い 案 内 し て も ら っ た が 、 こ の 駐 車 場 は 地 下 に あ り 、 シ ャ ッ タ ー で 道 路 に 車 を 止 め て 、 レ セ プ シ ョ ン に い た 素 敵 な 男 性 に 駐 車 場 に ら ア プ ロ ー チ す る と 、 難 な く B & B に 着 く こ と が で き た 。 ガ ー ミ ン が う ま く 案 内 で き な い 。 仕 方 が な い の で 町 の 反 対 側 か Guesthouse Verhaegen 持 っ て い る の だ ろ う 。 に 行 こ う と す る と 、 道 路 が 工 事 中 で 、 ゲ ン ト の 町 は 12 時 頃 に は 着 い た が 、 今 日 の 宿 泊 ベ ル ハ ー ゲ ン 居間には巨大な絵画 ゲストハウス ベルハーゲン ベルギー人とトルコ人の交易の様子 素敵な執務室 ( 2 ) ゲ ン ト の ゲ ス ト ハ ウ ス 93 2015年4月15日(水) て 、 そ の 後 で 、 そ こ で デ ィ ナ ー を 食 べ る こ と に し た 彼 が い い レ ス ト ラ ン を 紹 介 し て く れ た の で 、 ま ず は 町 を 見 学 し だ プ に 。 グ 巨 レ 大 ー な ド ミ し ラ て ー く が れ 張 た っ ら て し あ い り 。 超 昨 豪 日 華 の 。 不 ジ 気 ュ 味 ニ な ア 部 ス 屋 イ と ー は ト 大 に 違 ア い ッ 部 屋 は 王 侯 貴 族 が 寝 る よ う な 素 敵 な ベ ッ ド だ し 、 浴 室 は 壁 全 面 が 行 き 届 い て い る と い う 感 じ だ 。 性 ば か り 4 人 で 管 理 し て い る よ う だ が 、 ど こ か ら ど こ ま で 手 庭 は イ ギ リ ス 様 式 で き れ い に 手 入 れ が し て あ る 。 こ の 建 物 は 男 よ う な 気 分 だ 。 的 に 開 く よ う に な っ て い て 、 ま る で ア リ バ バ の 「 開 け ご ま 」 の カ ー ド を 壁 の 横 の セ ン サ ー 部 に 触 れ る と 、 大 き な 木 の 扉 が 自 動 出 入 り で き る よ う に な っ て い る 。 大きな木の扉が自動的に開く 王侯貴族のようなベッド イギリス様式のお庭 浴室には巨大なミラー と 入 れ な い の が 少 し 邪 魔 く さ く て 嫌 だ が 、 裏 口 は 自 分 で 自 由 に 正 面 玄 関 は 常 時 閉 ま っ て い て 、 ベ ル を 押 し て 開 け て も ら わ な い 94 2015年4月15日(水) 聖バーフ大聖堂 人 の 団 体 に 出 会 っ た 。 そ の 中 に は 和 服 の 女 性 が い た 。 こ ん な と 運 河 ク ル ー ズ を 楽 し ん で い る 。 町 を ブ ラ ブ ラ し て い る と 、 日 本 ゲ ン ト の 中 心 地 に も 大 き な 運 河 が 流 れ て い て 、 多 く の 観 光 客 が 近 辺 に は 中 世 の 石 造 り の 美 し い 家 並 み が 続 い て い る 。 ど 歩 く と 、 ま ず 聖 バ ー フ 大 聖 堂 が 目 に 入 っ て く る 。 そ し て そ の ら の 歴 史 建 造 物 も 数 多 く 残 っ て い る 。 ゲ ス ト ハ ウ ス か ら 10 分 ほ ゲ ン ト は 、 ブ ル ー ジ ュ と 並 ぶ フ ラ ン ド ル 地 方 の 古 都 で 、 中 世 か ( 3 ) ゲ ン ト Gent ゲントの運河 こ ろ ま で 和 服 で 来 る と は 大 し た も の だ 。 ゲントの中世の家並み 95 2015年4月15日(水) ら せ て も ら っ た 。 古い郵便ポスト 中世の騎士と お 城 の 前 に は 騎 士 の 姿 を し た 衛 兵 が い た の で 、 一 緒 に 写 真 を 撮 ま 残 っ て い る こ と に 継 が る の だ ろ う 。 を 残 し て い こ う と い う 姿 勢 が 、 中 世 の 町 ゲ ン ト の よ さ を そ の ま 城 の 側 に 古 く て 赤 い ポ ス ト が 見 つ か っ た 。 こ の よ う に 昔 の も の 探 す こ と に し た 。 町 を ウ ロ ウ ロ 歩 き 回 っ た と こ ろ 、 フ ラ ン ド ル こ の 町 に は 、 昔 の 赤 い 郵 便 ポ ス ト が あ る と い う の で そ の 場 所 を フランドル城 96 運河の畔には若いカップルがくつろいでいる 中世の屋内肉市場では大きなハムがぶら下がっていた 97 2015年4月15日(水) この時期のホワイトアスパラは最高 エビと貝 満 足 し て ゲ ス ト ハ ウ ス に 戻 っ た 。 エ ビ と 貝 の 煮 込 み と ホ ワ イ ト ア ス パ ラ 、 ど ち ら も 美 味 し く て 、 ま せ る こ と に し た 。 入 る の に 少 し 不 安 な の で 、 広 場 の レ ス ト ラ ン で 早 め に 食 事 を 済 遅 く な る と 暗 く な っ て 、 ゲ ス ト ハ ウ ス の 裏 玄 関 の ド ア を 開 け て ン に 行 っ た が 、 何 と 7 時 半 か ら し か 開 か な い と い う 。 あ ま り 7 時 に な っ た の で 、 ゲ ス ト ハ ウ ス で 教 え て も ら っ た レ ス ト ラ 広場のレストランではビールを飲みながら春の日差しを楽しんでいる 98 2015年4月16日(木) こ こ は ブ リ ュ ッ セ ル か ら 近 い こ と も あ り 、 バ ス も 来 て い て 日 本 し て い て 、 人 も 少 な い の で 却 っ て い い よ う な 気 も す る 。 り に も 作 ら れ た 感 じ が し た 。 し か し こ こ は 自 然 で 、 こ ぢ ん ま り キ ュ ー ケ ン ホ フ の チ ュ ー リ ッ プ は 素 晴 ら し か っ た け れ ど 、 あ ま ど が 植 え て あ り 、 丁 度 満 開 を 迎 え て 素 晴 ら し い 。 と 、 お 庭 に は 1 0 0 万 本 の チ ュ ー リ ッ プ 、 水 仙 、 ク ロ ッ カ ス な な と こ ろ に 駐 車 場 が あ る 。 そ こ に 車 を 止 め て お 城 に 入 っ て い く グ ル ー ト 城 は す ご く 田 舎 の 小 さ な 町 の 片 隅 に あ り 、 野 原 の よ う 第 12 回 国 際 フ ラ ワ ー 展 示 会 が 開 か れ て い た 。 セ ル の 南 に あ る 、 グ ル ー ト 城 に 向 か う こ と に し た 。 こ こ で は す べ て が 素 晴 ら し く て 気 持 ち よ く チ ェ ッ ク ア ウ ト し て ブ リ ュ ッ チ ゴ と ブ ド ウ 。 す ご く 美 味 し く て こ れ で 十 分 だ 。 ン ト で 買 っ て き た ケ ー キ と 、 ブ ル ー ジ ュ の 朝 市 で 買 っ て き た イ す る の で 節 約 す る こ と に し た 。 そ こ で 、 今 日 の 朝 食 は 、 昨 夜 ゲ ゲ ス ト ハ ウ ス の 朝 食 は 、 単 な る コ ン チ ネ ン タ ル で 20 ユ ー ロ も ( 1 ) グ ル ー ト 城 Kasteel van Groot-Bijgaarden 人 観 光 客 も 見 か け た が 、 さ ほ ど 多 く な い の で 気 に な ら な い 。 第 14 日 目 ベ ル ギ ー グルート城 Kasteel van Groot-Bijgaarden 99 100 グルート城のチューリップ 101 102 グルート城のチューリップ 103 2015年4月16日(木) ま く 行 っ た 。 お庭 お庭 か げ で 、 こ こ で は チ ュ ー リ ッ プ を 堪 能 す る こ と が で き て 万 事 う て 水 仙 や ク ロ ッ カ ス を 楽 し ん だ が 、 そ の 後 で ベ ル ギ ー に 来 た お 今 回 は 、 オ ラ ン ダ に 先 に 行 っ た た め 、 チ ュ ー リ ッ プ に は 早 す ぎ ら し い 眺 望 だ 。 す る と 、 お 城 や 庭 が 見 渡 せ て 、 全 容 が 把 握 で き て な か な か 素 晴 し い 景 観 だ と い う の で 、 早 速 狭 い 階 段 を 伝 っ て 登 る こ と に し た 。 撮 っ て い る と 側 に い た オ ラ ン ダ 人 が 、 そ こ の 塔 を 登 る と 素 晴 ら お 城 の 庭 園 は 広 く て 、 歩 い て 回 る と 30 分 は か か る 。 写 真 を グルート城 104 2015年4月16日(木) 向 か う こ と に し た 。 な っ た 。 料 理 も 美 味 し く て 満 足 し て 、 次 の 目 的 地 ハ ー レ ボ ス に 彼 が 言 う 通 り 、 1 時 頃 に な る と や は り 混 ん で き て 席 は 満 席 と そ の う ち 彼 女 が 来 て 2 人 で 楽 し そ う に 食 事 を し て い た 。 い る と の こ と で 、 こ の レ ス ト ラ ン は す ご く い い と 言 っ て い た 。 1 人 で 暇 そ う に し て い た の で 声 を か け る と 、 こ の 近 く に 住 ん で 飲 ん で い る が 、 ど う も 誰 か を 待 っ て い る よ う だ 。 な 男 性 が 1 人 で 座 っ て き た 。 彼 は と り あ え ず ビ ー ル を 注 文 し て コ ロ ッ ケ と ハ ン バ ー グ を 注 文 し て 待 っ て い る と 、 す ぐ 隣 に 素 敵 ガ ラ ガ ラ 。 今 日 は 日 差 し が 暖 か い の で 、 ベ ラ ン ダ に 陣 取 っ た 。 レ ス ト ラ ン に 入 っ た の が 12 時 少 し 前 だ っ た の で 、 レ ス ト ラ ン は 昼 食 を 取 る こ と に し た 。 ゆ っ く り お 花 を 楽 し ん で 、 グ ル ー ト 城 に 隣 接 す る レ ス ト ラ ン で ハンバーグ グルート城隣接のレストラン コロッケ 右奥の男性が隣に座ってきた ( 2 ) グ ル ー ト 城 で の 昼 食 105 2015年4月16日(木) 黄色い花 え て き た 。 更 に 奥 ま で 車 を 進 め 、 駐 車 場 に 車 を 止 め て 遊 歩 道 を に 直 行 す る と 、 森 の 中 の 細 い 道 が 続 き 、 紫 の 花 が あ ち こ ち に 見 ハ ー レ に 着 い た の が 午 後 2 時 過 ぎ 。 ハ ー レ ボ ス ( ハ ー レ の 森 ) ギ ー を 訪 ね る と い う ル ー ト を 取 っ た 。 計 回 り に 走 る こ と に し て 、 最 初 に オ ラ ン ダ を 回 り 、 最 後 に ベ ル 絨 毯 に 覆 わ れ る と こ ろ が あ る ら し い 。 こ の 花 を 見 る た め に 反 時 に か け て ブ ル ー ベ ル が 一 面 に 咲 き 誇 り 、 森 全 体 が 神 秘 的 な 紫 の ブ リ ュ ッ セ ル の 南 の ハ ー レ と い う 町 に は 、 4 月 後 半 か ら 5 月 ( 3 ) ハ ー レ ボ ス Hallebos 白い花 歩 い て 行 く と 、 森 の 中 に は 至 る 所 に ブ ル ー ベ ル が 咲 い て い る 。 ブルーベル これがハーレの森に密生している 106 2015年4月16日(木) ル を 満 喫 し て 、 次 の 目 的 地 に 向 か っ た 。 ア イ フ ォ ン の 動 画 で も 撮 影 し て お い た 。 1 時 間 半 ほ ど ブ ル ー ベ こ れ は 凄 い ~ と 感 動 し な が ら シ ャ ッ タ ー を 押 し 続 け 、 更 に は 、 周 り 3 6 0 度 全 て が 紫 の 絨 毯 の 素 晴 ら し い と こ ろ を 見 つ け た 。 今 回 は ブ ル ー ベ ル に 狙 い を つ け て ど ん ど ん 奥 に 進 ん で い く と 、 ま っ て い た が 、 早 朝 の ブ ル ー ベ ル は 昨 日 よ り 素 晴 ら し く 見 え る 。 め 再 度 ハ ー レ ボ ス に 向 か っ た 。 朝 早 い の に 既 に 数 台 の 車 が 止 翌 朝 、 朝 食 を 済 ま せ て す ぐ に チ ェ ッ ク ア ウ ト し 、 写 真 を 撮 る た ハ ー レ の 町 で 久 し ぶ り に 中 華 料 理 、 焼 き そ ば を 食 べ た 。 た の で 、 ハ ー レ ボ ス へ の ア ク セ ス を 優 先 し て 予 約 し た 。 夕 食 は に 案 内 し て く れ た 。 ハ ー レ の 目 的 は ブ ル ー ベ ル を 見 る こ と だ っ 今 日 の 宿 は ハ ー レ の B & B で 、 人 の よ さ そ う な お じ さ ん が 部 屋 明 日 ま た 来 る こ と に し て 、 今 日 は 2 時 間 ほ ど で 引 き 上 げ た 。 セ ッ ト し て お い た の で 迷 う こ と は な い 。 あ ま り 素 晴 ら し い の で し か し 今 回 は 大 丈 夫 。 ハ イ キ ン グ 用 の ガ ー ミ ン に 駐 車 場 を 予 め な く な る 。 こ れ で は 妖 精 に 魅 入 ら れ て 道 に 迷 っ て し ま う 男 だ 。 が ら ど ん ど ん 奥 に 入 っ て い く と 、 自 分 が ど こ に い る の か 分 か ら 森 の 小 道 は ま る で 迷 路 の よ う に 入 り 組 ん で い て 、 写 真 を 撮 り な で 来 て い る 人 も 少 な く て 、 森 を 独 占 し て い る よ う な 気 分 だ 。 員 の 家 族 を 見 か け た が 、 さ す が に ほ と ん ど が オ ラ ン ダ 人 の よ う こ ろ と は 思 っ て い た け れ ど 、 期 待 以 上 に 素 晴 ら し い 。 日 本 駐 在 イ ン タ ー ネ ッ ト に あ る 通 り 、 ま さ に 紫 の 絨 毯 だ 。 素 晴 ら し い と 枯れ葉の小道の周り360度全てが紫で覆われている 107 108 ハーレボス(ハーレの森) 109 110 ハーレボス(ハーレの森) 111 2015年4月17日(金) ジ ュ で 見 か け た 着 物 姿 の 日 本 人 女 性 が い た 。 何 と こ こ も ツ ア ー 買 い 、 お 城 の 周 り の 美 し い 景 色 を 楽 し ん で い る と 、 ブ リ ュ ー 去 年 来 た 時 に 買 っ た チ ョ コ レ ー ト 屋 に 立 ち 寄 り チ ョ コ レ ー ト を こ れ で は 台 無 し だ 。 プ は 魚 臭 く て 魚 料 理 も 美 味 し く な い 。 グ ル メ の 町 デ ル ビ ュ イ が し 美 味 し い と 思 っ た が 、 出 て き た ア ス パ ラ は 生 ゆ で だ し 、 ス ー フ レ ン チ レ ス ト ラ ン で 昼 食 を 取 る こ と に し た 。 こ こ な ら さ ぞ か ロ し て し ま っ た 。 そ れ で も 何 と か 12 時 前 に は 到 着 し 、 素 敵 な な か っ た の で 、 目 的 地 と は 違 う と こ ろ に 着 い て し ま い 、 ウ ロ ウ と こ ろ が 、 ガ ー ミ ン に デ ュ ル ビ ュ イ の 場 所 を う ま く セ ッ ト で き の ド ラ イ ブ と な っ た 。 道 を 通 る こ と に な り 、 春 の ベ ル ギ ー の 田 舎 を 十 分 満 喫 し な が ら 白 く な い け れ ど 、 デ ュ ル ビ ュ イ に 立 ち 寄 る こ と に し た の で 一 般 直 接 ド イ ツ に 向 か っ て い れ ば 、 ア ウ ト バ ー ン を 通 っ て あ ま り 面 で 立 ち 寄 り 昼 食 を と る こ と に し た 。 の ド ラ イ ブ だ が 、 去 年 行 っ た デ ュ ル ビ ュ イ の 町 が 途 中 に あ る の 今 日 は ベ ル ギ ー ・ ハ ー レ か ら ド イ ツ ・ ラ イ ン 古 城 ま で 3 0 0 ㎞ ( 1 ) デ ュ ル ビ ュ イ Durbuy の ル ー ト に 入 っ て い る の だ 。 第 15 日 目 ベ ル ギ ー ・ ド イ ツ デュルビュイのレストラン 112 デュルビュイの町 デュルビュイのお城と散策路 113 2015年4月17日(金) こ と が で き る と は 思 わ な か っ た 。 ベルギー 桜が満開だ が 丁 度 桜 の 時 期 。 そ れ に し て も ベ ル ギ ー で ソ メ イ ヨ シ ノ を 見 る 日 本 を 出 る 時 は 桜 の 時 期 だ っ た け れ ど 、 ベ ル ギ ー や ド イ ツ は 今 い く と 、 長 閑 な 田 園 風 景 が 広 が り 、 ド ラ イ ブ し て い て も 楽 し い 。 ベ ル ギ ー か ら ド イ ツ へ の 道 も 幹 線 道 路 は 避 け て 一 般 道 を 走 っ て ( 2 ) ベ ル ギ ー 田 園 風 景 ベルギーの田園風景 114 2015年4月17日(金) 部屋は豪華 荷 物 は ベ ル ボ ー イ が 運 ん で く れ る と い う の で 一 安 心 。 部 屋 が 4 階 と い う の で ガ ッ ク リ 。 こ れ は 駄 目 だ と 思 っ て い る と や っ と の 思 い で チ ェ ッ ク イ ン し た が 、 エ レ ベ ー タ ー が な い の に 物 を 運 ぶ だ け で も 大 変 だ 。 の は 午 後 5 時 。 こ の ホ テ ル は 高 台 に あ る の で レ セ プ シ ョ ン に 荷 古 城 ホ テ ル シ ョ ー ン ブ ル グ Burghotel auf Schönburg ホテルの入口 い 部 。 屋 に 入 る と 少 し 狭 い け れ ど 、 調 度 品 が す ご く 豪 華 で 素 晴 ら し に 着 い た 風 景 を 楽 し み な が ら ド ラ イ ブ し た の で 、 オ ー バ ー ヴ ェ ー ゼ ル の ( 3 ) オ ー バ ー ヴ ェ ー ゼ ル 古 城 ホ テ ル 古城ホテル ショーンブルグは高台の上にある 115 2015年4月17日(金) く つ ろ い で い た 。 桜が見事に咲いていた ホテルには橋を渡っていく ま た レ セ プ シ ョ ン の 横 に は 豪 華 な 部 屋 が あ り 、 宿 泊 者 は こ こ で は 外 で 読 書 を し た り お 茶 を 飲 ん だ り し て 楽 し ん で い た の だ ろ う 。 途 中 に は 書 斎 が あ り 、 下 に 降 り る 床 屋 も あ る 。 あ る 。 昔 の 貴 族 満 開 で 美 し い 。 の 下 の 谷 の 方 に あ り 、 か な り 階 段 を 降 り て い く 。 こ こ で も 桜 が 夕 食 ま で 少 し 時 間 が あ る の で 庭 を 歩 く こ と に し た 。 庭 は ホ テ ル の チ ッ プ を 渡 し て お い た 。 た の は お じ い ち ゃ ん で フ ラ フ ラ の 様 子 。 も う 可 哀 想 で せ め て も 先 に 部 屋 に 上 が っ て 待 っ て い る と 、 4 階 ま で 荷 物 を 運 ん で き 庭には大きなチェスがおいてあった 116 庭に続く書斎にて レセプションの横の豪華な部屋 117 2015年4月17日(金) い デ ィ ナ ー だ っ た 。 部屋からの景観 、 7 時 半 に は 誰 も い な か っ た け れ ど 部屋からの景観 8 時 半 に は 満 席 。 素 晴 ら し 肉 が 出 て き て 、 美 味 し い け れ ど 多 す ぎ て 食 べ ら れ な い 。 今 日 は コ ー ス 料 理 を 頼 ん だ と こ ろ 、 ア ス パ ラ ガ ス の ス ー プ や 豚 く つ か あ る よ う で 奥 の 方 に 案 内 し て く れ た 。 と り あ え ず 服 を 着 替 え て 行 っ て み る と 、 ダ イ ニ ン グ ル ー ム は い な か っ た の で 、 今 日 は 予 め 予 約 し て お い た 。 豚肉 付きだし デザート 8時半には満席 こ の 前 は 古 城 ホ テ ル で は 予 約 し て い な く て デ ィ ナ ー が 食 べ ら れ ( 4 ) 古 城 ホ テ ル の デ ィ ナ ー 118 2015年4月18日(土) 安 心 し て 任 す こ と が で き た 。 場 ま で 運 ん で く れ た 。 今 日 の ベ ル ボ ー イ は 若 い 男 性 だ っ た の で そ の う ち 、 ベ ル ボ ー イ が 4 階 か ら 荷 物 を 下 ろ し て き て 、 駐 車 け て 歩 い て 他 の 城 に 行 く そ う だ 。 日 本 の 女 性 は た く ま し い ! 泊 し た と の こ と 。 今 日 は 駅 の ロ ッ カ ー に 荷 物 を 預 け て 90 分 か 回 っ て お り 、 こ の ホ テ ル が あ ま り に い い の で 予 定 を 変 更 し て 連 人 女 性 が い た の で 声 を か け る と 、 1 人 で 2 週 間 か け て 古 城 を 朝 食 を 終 え て チ ェ ッ ク ア ウ ト す る 時 、 レ セ プ シ ョ ン に 若 い 日 本 の は な か な か 難 し い も の だ 。 一 緒 に な り 何 や ら 騒 が し い 。 小 さ な 子 供 を 連 れ て の 旅 行 と い う 別 の 部 屋 に 入 っ て し ま っ た 。 少 し 経 つ と 、 駐 在 員 の 子 供 連 れ が 朝 食 は 昨 日 と 同 じ 部 屋 の よ う だ っ た が 、 ど こ か 分 か ら な く な り た 。 朝 日 に 照 ら さ れ 崖 の 上 に 立 つ ホ テ ル は す ご く 素 敵 だ 。 朝 食 の 前 に 時 間 が あ っ た の で ホ テ ル の 周 り を 散 歩 す る こ と に し ( 1 ) 古 城 ホ テ ル の 朝 第 16 日 目 ド イ ツ 朝日に照らされた古城ホテル 119 2015年4月18日(土) こんな道を降りていく 岩の間から美しい花が咲いていた ほ ど 遅 く て 、 ロ ー プ ウ エ イ で は 20 分 か か る が 、 歩 い て 15 分 で は 歩 い て 下 る こ と に し た 。 こ こ の ロ ー プ ウ エ イ は 信 じ ら れ な い ほ ど い い 写 真 は 撮 れ な い 。 そ れ で も 何 枚 か 写 真 を 撮 っ て 、 今 回 今 日 は 快 晴 で ラ イ ン の 眺 め は 素 晴 ら し い が 、 朝 は 逆 光 で 思 っ た か な い と い う の で 10 分 ほ ど 待 ち 、 一 番 乗 り で 頂 上 に 着 い た 。 ボ ッ パ ー ド の リ フ ト 乗 り 場 に 着 く が 、 リ フ ト は 10 時 か ら し か 動 一 度 見 に 行 く こ と に し た 。 返 す だ け な の で 、 ま ず は ボ ッ パ ー ド の ラ イ ン 川 の 景 観 を 、 も う 今 日 の 予 定 は 、 夕 刻 ま で に フ ラ ン ク フ ル ト 空 港 に レ ン タ カ ー を ( 2 ) ボ ッ パ ー ド Boppard 下 山 す る こ と が で き た 。 ボッパードの景観 120 2015年4月18日(土) 請 求 さ れ た の で 腹 が 立 っ て い た が 今 回 は う ま く 行 っ た 。 と が で き た 。 前 回 は ガ ソ リ ン を 満 タ ン に で き ず 1 0 0 ド ル 近 く ハ ー ツ レ ン タ カ ー が す ぐ 横 に あ っ た の で 難 な く 車 を 返 却 す る こ だ っ た 。 本 当 に 危 機 一 髪 で 、 何 事 も な く て よ か っ た 。 が 、 気 が つ か な け れ ば 車 に 当 て ら れ 大 け が を し て い た と こ ろ 側 を 車 が 猛 ス ピ ー ド で 駆 け 抜 け た 。 危 険 を 感 じ て 動 き を 止 め た そ し て 、 ガ ソ リ ン を 満 タ ン に し て い る 時 、 私 の わ ず か 数 セ ン チ 辿 り 着 い た 。 に ガ ソ リ ン ス タ ン ド を セ ッ ト し て 、 何 と か ガ ソ リ ン ス タ ン ド に そ の 後 、 バ ゲ ッ ジ と お 土 産 を 全 て ホ テ ル に 運 び 込 み 、 ガ ー ミ ン り あ え ず 車 を 駐 車 場 に 入 れ て チ ェ ッ ク イ ン す る こ と に し た 。 に は 2 時 半 に 着 き 、 ホ テ ル の 駐 車 場 に 案 内 し て く れ た の で 、 と ガ ー ミ ン に 、 ヒ ル ト ン ホ テ ル を セ ッ ト し て 走 っ て 行 く と 、 空 港 れ な い 。 が 最 悪 で ガ ッ ク リ 。 な か な か 飛 び 込 み で は 美 味 し い も の は 食 べ こ こ で 一 休 み し て イ タ リ ア ン 料 理 を 食 べ た 。 し か し こ こ の ピ ザ な い 。 仕 方 が な い の で 、 か な り 大 回 り し て ビ ン ゲ ン に 向 か い 、 を 通 り た か っ た が 、 途 中 工 事 中 で ガ ー ミ ン の 指 示 が う ま く 行 か ボ ッ パ ー ド か ら フ ラ ン ク フ ル ト に 行 く の に 、 ラ イ ン 川 沿 い の 道 ( 3 ) レ ン タ カ ー 返 却 ビンゲン ライン川の景観 121 2015年4月18日(土) 本 当 に 安 く て 美 味 し か っ た 。 夕 食 は 、 の 最 上 階 の バ フ ェ 形 式 の レ ス ト ラ ン で 食 べ る た 。 ( 日 本 で 食 べ る と す ご く 美 味 し か っ た ) 外 れ に な っ た の で 75 % 引 き の 1 ユ ー ロ で 売 っ て い た の で 買 っ こ と に し た 。 こ こ で は イ ー ス タ ー エ ッ グ の チ ョ コ レ ー ト が 季 節 次 に に 行 っ て 、 地 下 で ベ ル ギ ー の チ ョ コ レ ー ト を 買 う わ な く て 断 念 。 よ う だ 。 靴 の 方 は 気 に 入 っ た も の が あ っ た け れ ど 、 サ イ ズ が 合 い と の こ と 。 や は り こ ち ら に 済 ん で い て も あ ま り 遠 出 は し な い と を 話 す る と 、 オ ラ ン ダ の チ ュ ー リ ッ プ も 見 に 行 っ た こ と が な 住 ん で い る と の こ と 。 私 が オ ラ ン ダ ・ こ と に し た 。 ス テ ー キ 、 サ ラ ダ 、 デ ザ ー ト が 付 い て 15 ユ ー ロ 。 Gallaria ・ そ の 後 、 鉄 道 に 乗 っ て ホ テ ル に 帰 り 、 オ ラ ン ダ ベ ル ギ ー の 旅 Gallaria も 無 事 終 え た 。 ベ ル ギ ー と 旅 し て き た こ 日 本 女 性 が い て 声 を か け た と こ ろ 、 ド イ ツ 人 と 結 婚 し て 20 年 間 メ フ ィ ス ト の 靴 を 見 た か っ た の で 、 メ フ ィ ス ト 専 門 店 に 入 る と 、 ク フ ル ト の 町 に 出 か け る こ と に し た 。 車 も 返 却 し て 気 が 楽 に な っ た の で 、 今 度 は 鉄 道 に 乗 っ て フ ラ ン ( 4 ) フ ラ ン ク フ ル ト フランクフルトでは八重悪rが満開だった 122 2015年4月19日(日),20日(月) 成 田 で 乗 り 換 え 、 伊 丹 に は 翌 日 夕 刻 着 き 、 無 事 旅 を 終 え た 。 で 帰 途 に つ い た 。 ら カ フ ェ で コ ー ヒ ー を 飲 み 、 そ の 後 空 港 に 戻 り 、 7 時 の J A L 中 央 駅 へ 歩 く 途 中 、 今 回 の 旅 の 思 い 出 を ゆ っ く り か み し め な が 多 分 一 人 旅 だ と 思 う が 、 本 当 に 日 本 女 性 は 活 動 的 だ 。 中 央 駅 に 戻 る こ と に し た が 、 そ の 時 も ま だ じ っ と 坐 っ て い た 。 で ベ ン チ に 座 っ て い る 。 私 は 1 時 間 く ら い こ こ で 過 ご し て か ら 、 と 、 隣 の ベ ン チ に 何 や ら 曰 く あ り げ な 若 く て 美 し い 女 性 が 1 人 広 場 の ベ ン チ に 坐 っ て 、 大 道 芸 人 の 芸 を ぼ ん や り と 眺 め て い る た が 、 や は り 美 味 し か っ た 。 の 最 後 の ラ ン チ は や は り ソ ー セ ー ジ と ビ ー ル と い う こ と で 食 べ フ ラ ン ク フ ル ト の ア ル ト シ ュ タ ッ ト に 久 し ぶ り に 行 き 、 ド イ ツ れ ど 、 今 は 新 芽 が ま ぶ し い く ら い だ 。 め に フ ラ ン ク フ ル ト に 着 い た 時 は 、 ま だ 芽 吹 い て い な か っ た け フ ラ ン ク フ ル ト は 暖 か く 、 ま さ に 春 爛 漫 で 桜 が 満 開 だ 。 4 月 初 鉄 道 で フ ラ ン ク フ ル ト に 行 き 、 時 間 を 潰 す こ と に し た 。 夜 7 時 の 便 な の で か な り 時 間 が あ る 。 ホ テ ル に 荷 物 を 預 け て 、 第 17 ・ 18 日 目 帰 国 オランダから持ち帰った木でできたチューリップ 123 ヒ ン デ ル ー ペ ン や ヌ エ ネ ン の 素 朴 な 景 観 も す ご く よ か っ た 。 こ の 他 に も 、 ギ ー ト ホ ー ル ン の 運 河 の 景 観 は 素 晴 ら し か っ た し 、 他 に も 、 ヌ エ ネ ン の B & B も 素 敵 だ っ た し 、 ゲ ン ト の ゲ ス ト ハ す る 。 し か し 、 ベ ル ギ ー ・ グ ル ー ト 城 の チ ュ ー リ ッ プ の 方 が 自 ヒ ヤ シ ン ス な ど が 見 事 に ア レ ン ジ さ れ て い て 、 見 る も の を 圧 倒 観 光 化 が 進 み す ぎ て い る が 、 数 百 万 本 の チ ュ ー リ ッ プ ・ 水 仙 ・ 3 番 目 に よ か っ た の は や は り キ ュ ー ケ ン ホ フ だ ろ う か 。 こ こ は ル 部 の ン だ 屋 ま だ 。 か ま ろ ら 残 う の っ 。 景 て こ 観 素 こ が 敵 は 素 だ 老 晴 。 夫 ら 食 婦 し 事 の く は 経 、 決 営 泊 し だ ま て が っ 美 、 て 味 中 よ し 世 か い の っ と お た は 城 と 言 の 言 え 雰 え な 囲 る い 気 ホ が が テ 、 そ 溶 け 込 ん で い る と こ ろ が す ご く よ か っ た 。 3 番 目 に よ か っ た の は 、 ド イ ツ の 古 城 ホ テ ル リ ー ベ ン シ ュ タ イ 19 基 の 風 車 が 未 だ 日 常 的 に 使 わ れ て お り 、 風 車 が 日 常 の 風 景 に こ こ は 、 ザ ー ン ス ・ ス カ ン ス の よ う に は 観 光 化 さ れ て お ら ず 、 ま で 我 々 を 送 っ て く れ た り し て す ご く 親 切 だ っ た 。 次 に よ か っ た の は 、 オ ラ ン ダ の キ ン デ ル ダ イ ク の 風 車 だ ろ う 。 部 屋 の イ ン テ ア リ ア が 素 敵 で 、 朝 食 も よ か っ た 。 し か も バ ス 停 次 に よ か っ た の は 、 ネ ッ ク の B & B 。 こ こ は 普 通 の 民 家 だ が 、 ル ー ベ ル の 絨 毯 が 本 当 に 素 晴 ら し く て 感 激 し た 。 ボ ス だ 。 こ こ は 密 か に 一 番 期 待 し て い た と こ ろ で 、 神 秘 的 な ブ 地 、 朝 食 、 全 て の 点 に お い て 最 高 だ っ た 。 今 回 の 旅 で 一 番 よ か っ た の は 、 何 と い っ て も ベ ル ギ ー の ハ ー レ 農 家 の B & B で 、 一 番 安 い に も か か わ ら ず 、 イ ン テ リ ア 、 居 心 晴 ら し い も の だ っ た 。 特 に 素 晴 ら し か っ た の は 、 パ ー ス ロ ー の キ ー だ っ た 。 そ れ か ら 、 今 回 は B & B に 多 数 泊 ま っ た が 、 こ の ほ と ん ど が 素 し た が 、 オ ラ ン ダ に 入 っ た こ ろ か ら 晴 天 続 き で 、 本 当 に ラ ッ 旅 の 直 前 ま で オ ラ ン ダ ・ ベ ル ギ ー は 雨 続 き で 、 少 し 天 気 は 心 配 て い る こ と が よ く 分 か っ た 。 オ ラ ン ダ の 景 観 や 家 並 み を 見 て 、 オ ラ ン ダ 人 の 美 的 感 覚 が 優 れ フ ラ ン ク フ ル ト に 戻 る 、 総 走 行 距 離 2 5 0 0 ㎞ の 旅 と な っ た 。 入 り 、 オ ラ ン ダ を 一 周 し て ベ ル ギ ー に 入 り 、 そ こ か ら 南 下 し て 今 回 の 旅 は 、 ド イ ツ ・ フ ラ ン ク フ ル ト か ら 北 上 し て オ ラ ン ダ に こ れ ほ ど 多 く 見 る こ と が で き る の は オ ラ ン ダ な ら で は で あ り 、 ロ ー ラ ー ミ ュ ー ラ ー 美 術 館 も す ご く よ か っ た 。 ゴ ッ ホ の 絵 が ま た 、 絵 画 で は 何 と い っ て も ゴ ッ ホ 美 術 館 が よ か っ た し 、 ク ・ ウ ス も 素 晴 ら し か っ た 。 然 で よ り い い か も し れ な い 。 お わ り に 124 な こ と に な る 。 両 方 が 使 え な い の で は 外 国 旅 行 者 は ど う し よ う も な い 。 こ の こ 田 舎 の 駐 車 場 で 現 金 も V I S A カ ー ド も 使 え な か っ た こ と だ 。 間 が 生 き て い る と い う こ と で は な い だ ろ う か と 思 っ た り す る 。 感 動 を 与 え て く れ る 。 心 が と き め き 感 動 す る と い う こ と が 、 人 い つ も な が ら 旅 と い う の は 、 と き め き を 覚 え さ せ て く れ る し 、 今 回 の 旅 で 困 惑 し た こ と を 少 し 挙 げ て み よ う 。 一 番 困 っ た の は 、 方 が な い 。 む し ろ オ ラ ン ダ の 方 が グ ル メ で は な い か と 思 っ て し ま う 。 で も そ ん な に 美 味 し い と は 感 じ な か っ た 。 今 回 の 旅 の 印 象 で は 、 こ ん な 状 況 で は 、 こ れ か ら は 1 人 で 旅 を す る こ と は 怖 く て 仕 い ず れ に し ろ 、 物 忘 れ に つ い て は 何 回 旅 し て も な く な ら な い 。 ル ビ ュ イ で は ひ ど い 料 理 が 出 て き た し 、 ブ リ ュ ー ジ ュ や ゲ ン ト こ れ ま で ベ ル ギ ー は 美 食 の 国 と い わ れ そ う 信 じ て い た が 、 デ ュ つ い た 。 を ト ラ ン ク に 載 せ な い で 出 発 し か け た が 、 こ れ は さ す が に 気 が ム ニ エ ル は こ れ ま で 食 べ た 魚 の 中 で も 最 高 の も の だ っ た 。 か っ た し 、 デ ン ・ ウ フ ェ ル の 港 の レ ス ト ラ ン で 食 べ た ヒ ラ メ の か っ た 。 ヌ エ ネ ン の レ ス ト ラ ン で 食 べ た 料 理 は す ご く 美 味 し 結 局 1 個 な く し て し ま っ た 。 後 は 、 車 に 乗 る 時 に 、 バ ゲ ッ ジ ン セ ン ト は チ ェ ッ ク し て い る つ も り だ が 、 や は り 見 落 と し て 、 次 の 忘 れ 物 は 電 源 コ ン セ ン ト 。 チ ェ ッ ク ア ウ ト す る 時 に 壁 の コ う 印 象 を 持 っ て い た が そ れ が 誤 り で あ る と い う こ と が よ く 分 く 断 ら れ た 。 し か し 、 レ ス ト ラ ン の 様 子 を 見 て い る と 席 は 何 と レ ス ト ラ ン で 食 べ よ う と し た が 、 予 約 が な い と い っ て に べ も な な 大 い 源 い 変 だ だ 。 に が 。 な 、 途 る こ 中 し れ で 、 を 気 お 忘 が 金 れ つ の る い 計 と て 算 P 、 も C ホ で が テ き 使 ル な え に い な 送 し く っ 、 な て 旅 り も の 、 ら 記 ホ っ 録 テ て も ル 何 付 の と け 予 か ら 約 し れ も の そ し て 今 回 も 相 変 わ ら ず 忘 れ 物 を し た 。 最 大 の 忘 れ 物 は P C 電 、 清 水 と は 駐 車 す る 時 に 細 心 の 注 意 を 払 っ て お か な い と 、 時 に は 大 変 料 理 に つ い て は 、 オ ラ ン ダ と い う 国 は さ し て 美 味 し く な い と い か 作 れ た は ず だ 。 こ れ も 顧 客 無 視 の 典 型 だ ろ う 。 ス だ ろ う 。 ホ テ ル そ の も の は 悪 く な い が 、 デ ィ ナ ー を ホ テ ル の そ れ と も う 一 つ 挙 げ れ ば 、 ド イ ツ の 古 城 ホ テ ル ラ イ ン フ ェ ル こ と が あ る 。 ダ は 交 通 量 が 多 い の で 、 高 速 道 路 の 車 線 変 更 も 時 と し て 難 し い て 、 宿 泊 者 を 大 事 に し て い る と は 思 え な い 。 が 全 く 挨 拶 し な い し 、 ま さ に 泊 め て や っ て い る と い う 感 じ が し ウ ス 。 こ こ は 建 物 は 中 世 そ の も の で す ご く 魅 力 的 だ が 、 ホ ス ト こ の 中 で 、 最 悪 の ホ テ ル は 何 と い っ て も ブ ル ー ジ ュ の ゲ ス ト ハ 出 口 で 他 の 車 と 交 錯 し て 少 し 危 険 な こ と に な る 。 そ れ と オ ラ ン と だ 。 1 車 線 の ラ ウ ン ド ア バ ウ ト し か 走 っ た こ と が な け れ ば は 、 時 と し て も の す ご く 大 き く て 、 2 車 線 以 上 あ る と い う こ 次 に 戸 惑 っ た こ と は 車 の 運 転 で 、 オ ラ ン ダ の ラ ウ ン ド ア バ ウ ト 125