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7.1 Thunderbird の起動・終了
第7章 電子メール(Thunderbird) 7.1 Thunderbird の起動・終了 電子メール(E-mail)は、Web ページの閲覧とともにインターネットで利用できる代表的なサービスです。電子メールを使うとわずか数 分でメッセージを相手に送ることができるほか、文章や画像などのファイルを添付して送ったり、同じメッセージを複数の人に送ったり 便利な使い方ができます。 1.Thunderbird の起動 (1)画面の一番下にあるタスクバーの「スタート」ボタンをクリックします。 (2)「すべてのプログラム」を選択します。 (3)表示されたメニューから「Mozilla Thunderbird」を選択します。 (4)パスワード(ポータルやログインと同じ)を入力し、[OK]をクリックします。 (5)Thunderbird が起動し、初期ウィンドウが表示されます。 2.Thunderbird の環境設定 一般に電子メール用のソフトを初めて使用する場合は、自分のメールアドレスやメールサーバの名前などの自分のメールの送受信 に必要な環境設定が必要です。横浜キャンパスの演習室のパソコンは、このような環境設定をパソコン使用開始時のログオン時に 自動的に行うように設定されています。したがって、演習室のどのパソコンを使っても自分固有のパソコンのように使用できます。なお、 自分の PC や別の WebMail サービスにおいて、送受信を行う場合は転送設定や SMTP 設定が必要になります。 3.Thunderbird の終了 (方法 1)タイトルバーの右上の ボタンをクリックします。 (方法 2)メニューバーの「ファイル」から、「終了」を選択します。 Campus System Guide 2014 - 73 7.2 電子メールの受信 1.メールの受信 自分に届いたメールは、東京都市大学のメールサーバ(mail.tcu.ac.jp)の自分専用のメールボックスの中に保存されています。自 分に届いたメールがあるかどうかをチェックし、届いたメールをパソコンで表示できるようにすることをメールの受信と呼びます。 メールを受信する手順は次の通りです。 (1)初期ウィンドウの左欄にある「受信箱」を選択します。受信メールの一覧が初期ウィンドウの右上の欄に表示されます。 (2)メニューバーの「受信」ボタンをクリックします。(図 7-1) (3)パスワードを入力します。 (4)新たにパソコン側で受信したメールは、図 7-2 のように表示されます。 (5) 「メールリスト表示欄」で読みたいメールのリスト行をクリックすると、下の「メール本文表示欄」に本文が表示されます。 ※大学のメールアドレス宛てに届いたメールは自宅のパソコンや携帯電話に転送することもできます。 詳しくは 7.9 の「電子メールの転送設定」を参照してください。 2.受信メールに添付されたファイルを保存する 受信したメールにファイルが添付されている場合、添付ファイルを保存することが出来ます。 (1)ファイル名にマウスポインタを合わせ、右クリックします。 (2)表示されるメニューから、[名前を付けて保存]をクリックします。 (3)「名前を付けて保存」ウィンドウが開くので、保存する場所を指定して、[保存]ボタンをクリックします。 ここを クリックします。 図 7-1 メールの受信操作 読みたいメールの 件名をクリック メールの内容ファイ ルが表示される 添付ファイルの一覧 図 7-2 受信メールの表示 74 - Campus System Guide 2014 第7章 電子メール(Thunderbird) 7.3 電子メールの送信 1.送信メールの作成 送信メールを新規に作成するにはメニューバーの「新規メール作成」ボタンをクリックします(図 7-3)。図 7-4 に示す送信メールウィン ドウが開きます。 送信メールを作成する手順は次のとおりです。 (1)「宛先」欄に送信相手のメールアドレスを記入します。 複数のメールアドレスを記入する場合は、複数の宛先欄を使うか、”,”(半角のカ ンマ)で区切ります。アドレス帳を活用する方法は 7.7 節を参照してください。 (2)「件名」欄にメールの題名を記入します。内容が端的にわかる件名にしましょう。 (3)下の欄にメールの本文を記入します。本文は、シグニチャー(署名)の上に挿入 図 7-3 「作成」ボタン する形で書きます。 メールを書くときは、次のことに注意しましょう。 ■かならず宛名を書き、初めに名乗りましょう。 ■半角のカタカナは使用できません。 『アイウエオ』のような通常のカタカナを全角カタカナ文字とい 宛先(To) います。これに対して『アイウエオ』のように幅の狭いカタカナを半 角カタカナ文字といいます。インターネットの世界では、半角カ 件名(Subject) タカナ文字の使えない文字コードを使うことが多く、受信する側 で別の文字に文字化けする可能性が大きいからです。半角の 英数字は大丈夫です。 本文 ■本文は、半角 60 文字(全角で 30 文字)前後で改行しましょう。 ワープロの文章のように、記入欄の右端まで本文を書いて自 動的に折り返すような長い文章の書き方はしてはいけません。 段落や文の途中であっても、全角 30 文字前後で改行するよう 図 7-4 送信メールウィンドウの表示 にします。受信側で読みやすくするためです。 2.メールを送信する メールの作成を終えたら、メニューバーの「送信」ボタンをクリックします。パソコンから大学のメールサーバーに送信され、相手のメー ルサーバに届けられます。必要に応じてパスワード入力を求めるウィンドウが表示されますので、メールのパスワードを入力してくださ い。 3.送信メールの一時保存 作成したメールを下書きとして一時保管する場合は、「保存」ボタンをクリックします。 Campus System Guide 2014 - 75 4.送信メールにファイルを添付する 送信メールにファイルを添付する手順は、次のとおりです。 (1)[新規作成]ボタンをクリックして、「メッセージの作成」ウィンドウに宛先、件名、本文を入力します。 (2)[添付]ボタンをクリックして、[ファイル]を選択します。 (3)添付するファイルを選択して、[開く]をクリックします。 [送信]ボタンをクリックすると、メールが送信されます。 尚、サイズの大きなファイルは添付してはいけません。添付ファイル のサイズは送付しても迷惑にならないファイルは相手によって違い ますが、相手によって違いますが、一般的には 1MB 程度、大きくても 10MB であれば概ね問題ありません。また、メールサーバ側でも添 付ファイルの容量制限を行っています。 ※ファイルのサイズが大きいと、送受信に時間が掛かるため、相手 にも迷惑を掛けてしまいます。 ※ワープロや表計算の文書ファイルは、通常はサイズが小さいので 問題ありません。 添付したファイル名が表示されます。 ※画像ファイルの場合、比較的サイズの小さい GIF 形式(*.gif)や JPEG 形式(*.jpeg、*.jpg)などは問題になりにくいですが、ビットマ ップ形式(*.bmp)は一般にサイズが大きく、添付には向いていませ 図 7-5 ファイルの添付 ん。また、最近のデジタルカメラで撮影した画像はファイルが大きくな りがちです。これらの場合添付する前に必ず画像ファイルのサイズを 確認し、サイズが大きい場合には、添付する前に Photoshop などの ソフトを使用して小さいサイズになるよう変換しましょう。 ※動画ファイル(*.avi、*.mov など)や音声ファイル(*.wav など)は添付しない方がよいでしょう。 76 - Campus System Guide 2014 第7章 電子メール(Thunderbird) 7.4 電子メールを同時に送信 1.「Cc:」の利用 電子メールでは、本来の宛先以外の人に送信し、できたら参考までに読んでもらいたい場合があります。そのようなときには、「Cc:」 機能を使います。「Cc:」は”carbon copy”の略です。電子メールの写しを送りたい人のメールアドレスは「Cc:」欄に記入します。以下に その手順を示します。 (1)メインウィンドウで「作成」ボタンをクリックします。 (2)「作成」ウィンドウから、まず「宛先」欄に送信先のアドレスを1つ入力します。 (3)「宛先」欄に送信先のアドレスを1つ入力します。 (4)つぎに Enter キーを押すと、アドレスの追加欄が表示されます。そこに CC を行う宛先を入力します。 (5)宛先欄の下向き矢印ボタンをクリックし、「Cc:」を選択します。(図 7-6) 図 7-6 「Cc:」欄を表示する 本文中にも「Cc:一郎さん」のように、写しの送付先を記入しましょう。受け取った人がそのメールが自分宛なのか、写しを受け取っ ただけなのかあるいは間違って送られてきたものなのかを識別しやすくするためです。 2.「Bcc:」の利用 「宛先」欄や「Cc:」欄に記入したメールアドレスは、それを受け取った全員が、同じメールがほかの誰に送られているかを知ることが できます。 受け取った本人以外に知られないでメールの写しを送りたい場合は「Bcc:」欄を使います。「Bcc:」は”blind carbon copy”の略で す。プルダウンメニュー(図 7-6)で BCC が選択できます。 ※「Bcc:」欄に自分自身のメールアドレスを書いて、確認用に受信している人もいます。 Campus System Guide 2014 - 77 7.5 電子メールの返信 1.メールの返事の作成 受信したメールに対して返事を作成して送信することを、「メー ルの返信」といいます。 メールの返事を作成する手順は次のとおりです。 ①返信したいメールをクリック (1)図 7-7 ウィンドウの左の欄にある「受信トレイ」を選択します。 (2)右の上欄に表示された受信メールリストの中から返信したい ②「返信」ボタンをクリック メールの行をクリックします。 (3)メニューバーの「返信」ボタンをクリックします。 (4)図 7-8 のようにメールの返事を作成するための返信メールウィ 図 7-7 返信メールの作成手順 ンドウが開きます。 返信ウィンドウでは、新しくメールを書く場合と違い、既に入力され ②「送信」ボタンをクリック ている箇所があります。 *「宛先」(To)欄には、相手のメールアドレスが既に入力されていま す。 *「件名」(Subject)欄には、「Re:+元のメールの件名」が既に入力 されています。 ①返信用文章を入力 ※「Re:」は、このメールが返事であることを意味しています。 *本文の欄には、元のメールの文章が引用されています。 ※引用部分の行には「>」の記号がついています。不要な部分はで きるだけ削除しましょう。特に相手の署名は、必要ないので削除 します。 *「>」の記号がない行を作り、そこに相手のメールに対する返事を 書いていきます。 2.メールの返事を送信する メールの返事を書き終えたら、メニューバーの[送信]ボタンをクリッ クすると、作成した返信メールがメールサーバに送信されます。 78 - Campus System Guide 2014 下の欄には元の 受信メール本文が 表示されます。 図 7-8 返信メールウィンドウの表示 第7章 電子メール(Thunderbird) 7.6 電子メールの整理 受信した電子メールが多くなると、読みたいメールを一覧から探すことがだんだん難しくなってきます。そのような場合は一覧の中 にいくつかのフォルダを作り、受信したメールを分類して整理しましょう。ここでは例として、東京都市大学の学生や教職員から送ら れてきたメールを、専用のフォルダにまとめてみます。 1.フォルダを作る まず、「受信トレイ」の中に「TCU」というフォルダを作ります。 (1)「受信箱」を選択します。 (2)「ファイル」→「フォルダ」→「新規作成」を選択します。(図 7-9) (3)「受信箱」の下に新しいフォルダが作成されるので、名前を「TCU」としま す。 2.受信メールをフォルダに入れる 図 7-9 メールフォルダの作成 右上のメール一覧の中から、移動したいメールを左側の[TCU]フォルダにドラ ッグ&ドロップします。 3.受信メールを自動的に分類する [TCU]フォルダを作ったあとでは、東京都市大学の学生 や教職員から送られてきたメールを受信した際に、自動的 に[TCU]フォルダに入れるように設定することが出来ます。 そうすればドラッグ&ドロップでフォルダに入れる手間が省け ます。 設定の方法は、次のとおりです。 (1)「ツール」→「メッセージフィルタ」→「新規」をクリックし ます。(図 7-10) (2)「ルールの編集」ダイアログボックスが開くので、「ルール」 タグを選択し、「条件」を図 7-15 のように設定あるいは入力 図 7-10 メッセージフィルタ します。 (3)条件の設定が終わったら、下の「OK」ボタンをクリック します。(図 7-11) (4)新しく作成したルールがルール一覧に表示されます。 これで、設定は終了です。 次回の受信から、東京都市大学 の学生や先生からのメール(差出人のメールアドレス に”tcu.ac.jp”が含まれるメール)は自動的に「TCU」フォルダ に振り分けられます。 振り分けの条件は、上記以外にもさまざまな設定が可能で す。 図 7-11 ルールの編集で条件等を設定する Campus System Guide 2014 - 79 7.7 アドレス帳の利用 友達の住所や電話番号を手帳に書き留めるのと同じように、メールソフトにもアドレス帳という機能があります。よく送信する宛先のメ ールアドレスをアドレス帳に登録しておくと、その次からはアドレス帳の一覧から名前を選ぶだけでメールアドレスを入力することが出 来ます。 1.メールからアドレスを登録する 受信メールの差出人をアドレス帳に登録するには、次のようにします。 受信メールリストの上で右クリックし、メニューから「差出人をアドレス帳に 追加」を選択します。(図 7-12) この時点でアドレス帳に登録されます。 図 7-12 「差出人をアドレス帳」に追加する 2.アドレス帳を使って宛先を入力する アドレス帳に登録された人にメールを送るには、次のようにします。 (1)「作成」ボタンをクリックします。 (2)「送信メールウィンドウ」→「ツール」→「アドレス帳」をクリックします。 (3)「アドレス帳」が開くので、一覧(個人用・記録用)から送信先を選択し、宛先欄にドラッグ&ドロップします。 (4)宛先欄に選択したメールアドレスが記入されます。 図 7-13 アドレス帳からメール送付先の追加 80 - Campus System Guide 2014