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英文法第01~22講

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英文法第01~22講
基礎からわかる英文法
第1講
英文法入門
【解答】
1
(1) ③
(2) ③
(3) ②
【解説】
(1) 「あなたはこれについてどう思いますか」
日本語の「どう」思うという言い回しにつられて④ how を選ばないこと。空所に入る
べき疑問詞は think の目的語になることができる疑問詞=疑問代名詞でなければならない。
選択肢の中で疑問代名詞は② who と③ what だが,
「人」を表す語
句を単独で think の目的語として用いることはないので,②は不可。よって正解は③となる。
(2) 「ここが,彼が学生時代に沃土書をしていた部屋です」
空所から後ろが the room を修飾する形容詞節になるだろうということを,文意から推測
する。よって,空所には形容詞節を導く接続詞の働きをする語句=関係詞が用いられると推
測できる。関係代名詞の that は前置詞と組み合わせて用いることはできないので,④は不
可。① which と ② that を用いるには,空所の後ろが「名詞が一つ足りない形」でなけれ
ばならない。read の目的語が「足りない」とすると,足りない理由は「先行詞 (the room)
と同じ名詞が関係代名詞になって節の先頭に移動したからだ」という説明が成り立たなけれ
ばならない。
「部屋を読む」ことはできないので,この説明は成り立たない。よって,この read
はここでは自動詞として用いられており,空所の後ろは「文として完全な形である」と考え
なければいけないことになる。正解は関係副詞である③ where ということになる。
(3) 「私が残念に思うのは,彼がミスをしたことではなく,彼がそれを隠したということで
ある」
It is ... that I regret. で「私が残念なのは…ということだ」という強調構文になっている。
この部分に not A but B「AではなくB」という形式で,2つの that 節 (=that he made a
mistake と that he concealed it) が並べられている。not A but B の形式も重要だが,2
つの that 節を並べていることから,等位接続詞である but を用いている点を確認したい。
選択肢の中に等位接続詞は but だけであることを確認しておこう。
1
解答
【解答】
(1) 私は混んだ電車で立っていたくなかった。
(2) 私はこれ以上混んだ電車に我慢がならなかった。
【解説】
(1) この文の stand が目的語を取っていない,つまり自動詞として用いられていることを確
認しておこう。うしろにある a crowded train には on という前置詞がついているので,
目的語として働くことはできない。よって,この stand は自動詞として用いられており,
「立つ」という意味であることが文脈から判断できる。
(2) この文の stand は後ろに目的語 (=the crowded train) を取っているので,他動詞とし
て用いられていることが分かる。他動詞 stand には「…を我慢する,…に耐える」という
意味がある。stand the crowded train で「その混雑した電車 (に乗っていること) を我慢す
る」という意味になっていることを確認すること。
【解答】
1
(1) ②
(2) ②
(3) ③
(4) ②
(5) ④
(6) ③
【解説】
(1) 「彼は15年前にこの大学を卒業した」
動詞の語法と時制の問題。まず,15年前という過去の出来事を単純に表している文なの
で,時制は過去形でOK。次に graduate という動詞の使い方だが,「大学を卒業する」と
いう日本語の表現から推測すると,graduate を他動詞として用いることができるように思
われるが,実際には graduate は目的語を取らない。graduate from A で「A (学校) を卒
業する」という使い方をすることを覚えておくこと。正解は②である。
(2) 「私は,そのプロデューサーから,ある映画スターに会う機会を与えられた」
態の問題。① given は,述語として働くことができない形なので不可。③と④だと,by the
producer が意味不明になってしまう。この文が受動態の文と考えれば,by the producer は
「そのプロデューサーによって,与えられた」とつながることがわかる。受動態の形式にな
2
基礎からわかる英文法
っている②が正解。
(3) 「バスの便がなかったので,我々は彼の家までずっと歩かなければならなかった」
分詞構文の問題。①,②は「時制を持った動詞」=「述語動詞」である。述語動詞を含む
「節」は頭に接続詞を置かなければ,文の部品として用いることはできない。There 〜 bus
service は主節の <S+V> である we had to walk の前に置かれていることから,副詞
として働く要素でなければならないので,接続詞がない節を置くことはできない。現在分詞
being ならば,接続詞なしでも副詞としてはたらくカタマリを作ることができる。同じ分詞
でも過去分詞 been は受け身の意味をもつが,自動詞である be 動詞が受け身形になること
はない。よって正解は現在分詞の③である。
(4) 「この子が,父親がミュージシャンである女の子だ」
所有格の関係代名詞の問題。まず,空所から後ろが先行詞 the girl を修飾する形容詞節で
あることを確認すること。このことで,関係詞としての用法が正しいものを求める問題であ
ることが確認できる。関係詞の問題で重要なのは,形容詞節中の名詞の数が過不足なく説明
がつくことである。単なる代名詞であれ,関係代名詞であれ,所有格は単独では名詞として
働くことができないことを思いだそう。所有格の代名詞や関係代名詞は,後ろに名詞をつけ
て,初めて1つの名刺として働くことができるという性質を持っているのだ。この文では,
whose father の形で1つの名詞として is の主語になっていると考えないと,形容詞節中の
名詞の数が説明できなくなる。他の選択肢に father とセットになって1つの名詞と考える
ことができるものはないので,正解は②ということになる。
(5) 「仮に明日死ぬとしたら,あなたは今日,何をしますか」
仮定法の問題。if 節中の were to は「仮に」と訳し,
「現実にありうるかどうかをとりあ
えず考えない」ことを表す。形式上は were to は過去形であり,主節も仮定法過去の形式
を用いる。仮定法過去で結論を述べる節の動詞の形式は <過去形助動詞+原型> となる。
正解は④。仮定法を用いた文も,疑問文の作り方は同様。この文では主語である you の前
に助動詞 would が移動することで,疑問文を作っていることも確認しよう。
(6) 「彼女は彼のことが嫌いだが,それ相当の敬意を持って彼のことを扱った」
接続詞の問題。主節の <S+V> は she treated の部分。ということは空所から like
him までが副詞節となるはず。選択肢の中で副詞節を導く接続詞は③ Although のみ。よ
って,これが正解。①の But は等位接続詞。等位接続詞が節と節を並べるには,2つの節
の間に置かれなければならない。空所の位置が like him と she treated の間であれば but
が正解となる。② However と ④ Yet は共に副詞なので,節と節をつなぐ働きはない。
3
解答
【解答】
(1) ③①⑤④②
(2) ⑤③①②④
【解説】
(1) Jim plays the piano better than any other student in his class.
比較の問題。最上級を用いた文と同じ意味を持つ文を作る際に,<比較級 than any other
単数形>という形を用いる。この問題は,この形をなぞらえればそのまま解答となる。正解
は,③①⑤④②。
(2) I’ll show you the guitar I bought in New York.
関係代名詞の省略に関する問題。まず,I’ll show you the guitar が第4文型の典型的な形
になっていることを確認しよう。次に the guitar の後ろに I bought と続いているが,ここ
が最大のポイント。
「僕がニューヨークで買った」が「ギター」を修飾していることは日本語
からもうかがえるが,与えられた語句に関係代名詞などの形容詞節を導く働きを持つ語句がな
い。このことから,関係代名詞が省略された形を用いる必要がある問題だということを見抜く
必要がある。関係代名詞が省略された後に残るのは,名詞の後に直接 <S+V> が接触して
いる形式(接触節と呼ばれることがある)である。同時に,この <S+V> の後ろが,目的
語が欠けている形になっている必要があることも確認してほしい。この文では,他動詞 buy
の過去形 bought の後ろに目的語がない。よって,the guitar I bought で「私が買ったギター」
という正しい形である。正解は,⑤③①②④である。
4
基礎からわかる英文法
第2講
SV / SVO
【解答】
(1) ②
(2) ③
(3) ①
(4) ①
(5) ④
(6) ④
(7) ③
(8) ②
【解説】
(1) 「そんな口調で再び私に話しかけるな。」
speak, say, talk には自動詞と他動詞の用法があるが、
「人に(と)話す」というときには
3語とも前置詞が必要である。②が正解。
(2) 「彼の地図を信用すべきではない。
」
目的語を続けられるのは他動詞 trust だけである。rely と depend は rely on A, depend on
A「A に頼る」と用いられる。dependent は形容詞。③が正解。
(3) 「そのクラスはその問題について議論した。」
discuss は他動詞。目的語を続ける。①が正解。
(4) 「その赤ちゃんは母親に似ている。
」
resemble は他動詞。目的語を続ける。①が正解。
(5) 「その飛行機は濃い霧の中、ロサンジェルスに近づいた。」
approach は他動詞で approach O
「O に近づく」。
get は get to A「A に着く」
、leave は leave
O「O を出発する」と用いられる。④が正解。
(6) 「その猫は1日中寝転がっている。
」
問題文には目的語がない。自動詞を用いる。lie「横になる」は自動詞で、lie – lay – lain
と変化する。問題文では3人称単数現在の形 lies が正しい。④が正解。
(7) 「彼女は赤ちゃんをベッドに寝かせた。」
問題文には目的語になる her baby がある。他動詞を用いる。lay は他動詞で、lay O「O
を横にする、寝かす」。lay – laid – laid と変化する。過去形 laid を用いる。③が正解。
(8) 「学生はそれを読み終えたとき、手を上げた。」
問題文では目的語になる his hand がある。他動詞を用いる。raise は他動詞で、raise O
「O を上げる」。raise – raised – raised と変化する。rise は自動詞で「上がる」
。②が正解。
5
解答
【解答】
(1) ①
(2) ②
(3) ④
(4) ①
(5) ①
【解説】
(1) 「私はあの種の騒がしい音楽には耐えられない。
」
空所に後に前置詞がないから他動詞を用いる。選択肢の4語とも他動詞の用法はあるが、
意味がふさわしいのは stand だけである。stand O「O に耐える」という意味である。①が
正解。
(2) 「彼らはいつも、お金について言い合いをしている。」
空所に後に with each other「お互いに」
、about money「お金について」という前置詞が
付いた語句があるので自動詞を用いる。自動詞の argue がふさわしい。②が正解。
(3) 「その列車は正午に京都を出て、1時に名古屋に着いた。」
空所の後ろに名詞 Kyoto が続いているから他動詞を用いる。leave O「O を出る」がふさ
わしい。④が正解。
(4) 「英和辞典であれば、どんな辞書でもよい。」
as long as …は副詞節。空所は自動詞でないと英文にならない。do, come, go は自動詞の
用法があるが、do「よい、間に合う」だけが意味がふさわしい。①が正解。
(5) 「そのことを彼に言ってはいけない。」
mention は他動詞で mention O about A「A について O に言う」と用いる。①が正解。
【解答】
(1) ①
(2) ③
(3) ④
(4) ③
(5) ①
【解説】
(1) 「メアリーは学校に遅刻したことを先生に謝った。」
apologize は自動詞で apologize to A for B「A に B のおわびをする」という形で用いる。
①は apologized to the teacher が正しい。①が不適切。
(2) 「私はそれについて父に聞かなければならない。
」
ask は他動詞で ask O「O に聞く」と用いる。to my father の to は不要。③が不適切。
(3) 「メアリーと私は異なる人種の出身だが、私は彼女と結婚しようと決めた。
」
6
基礎からわかる英文法
marry は他動詞で marry O「O と結婚する」と用いる。with her の with は不要。④が不
適切。なお、marry には be married to A「A と結婚している」という用法もある。
(4) 「生活費はここ5年で 14 パーセント上がった。」
raise は他動詞。問題文では目的語がないから誤りである。自動詞 rise の過去分詞 risen
が正しい。③が不適切。
(5) 「私たちは身振り手振りを用いて困難なく意志を通じ合うことができる。」
communicate は communicate with A「A と意志を通じ合う」のように自動詞で用いる。
①が不適切
7
解答
第3講
SVC / SVOC / SVOO
【解答】
(1) ③
(2) ①
(3) ④
(4) ③
(5) ①
【解説】
(1) 「彼の娘は有名なピアニストになった。」
空所に入れ文法的にも意味的にも正しくなるものは became である。a famous pianist は
補語である。③が正解。
(2) 「彼はそれほど幸せには見えなかった。」
seem の後ろには補語として形容詞が続く。seem happy で「幸せに見える」である。①
が正解。
(3) 「あなたは歯をきれいにしておかなければならない。」
keep は keep O C「O を C にしておく」と用いることがあり、問題文ではこの文型を使う。
C には形容詞を用いる。clean が正しい。④が適切。
(4) 「ジムは彼女を自分の秘書にした。
」
make O C「O を C にする」を用いると正しい英文になる。③が適切。
(5) 「このコンピュータは、先月私には1ヵ月の給料全部がかかった。」
cost は cost O(1) O(2)という文型で「O(1) に O(2)かかる」という意味になる。me を用い
る。①が適切。
【解答】
(1) ③⑤①⑥④
(2) ③①④②
【解説】
(1) My mother made a beautiful wedding dress for me.
make は make O(1) O(2)で「O(1) に O(2)を作ってやる」という意味で用いられる。この
問いでは動詞として made を用いるが me が文末にあるので、
「美しいウエディングドレス
を作った」の部分を made a beautiful wedding dress とまとめ、その後に「私に」for me
を続ける。③⑤①⑥④が正解。
(2) We kept the children quiet while their mother was sleeping.
8
基礎からわかる英文法
動詞は kept。「子供たちを静かにさせた」は kept the children quiet とまとめる。while
は their mother was sleeping を導く。③①④②
【解答】
(1) ③
(2) ④
(3) ①
(4) ①
(5) ④
【解説】
(1) 「大気を正確に測ることができれば、天気予報官の仕事はたやすくなるだろう。
」
空所の後に weather forecasters’ jobs と easier という O と C が続いている。この文型を
とり、かつ意味が合うのは make である。③が正解。
(2) 「彼らは健を会議の議長に選んだ。
」
choose は choose O C「O を C に選ぶ」と用いる。④が正解。
(3) 「これらの本は若い人に大きな害をもたらす。」
do は do O(1) O(2)で「O(1) に O(2)をもたらす」という意味で用いられる。do を用いる。
①が正解。
(4) 「床屋は私の髪をあまりにも短く切った。
」
空所は my hair の様子を説明する語だから補語。補語に形容詞を用いる。short が正しい。
①が正解。
(5) 「『ジーンが新しい仕事を得たというのを知っていますか。』
『いや、彼女はそれにつ
いて私たちになにも言いませんでした。
』
」
us と nothing という目的語を2つとるものは、選択肢の動詞では told である。④が正解。
【解答】
(1) ③
(2) ②
【解説】
(1) 「この前のピアノコンサートでのホワイトさんの演奏はすばらしかった。聴衆はアンコ
ールを要求した。」
9
解答
was の後ろには補語が続く。副詞 excellently ではなく、形容詞 excellent を用いる。③が
不適切。
(2) 「彼は部屋の窓を開けたままにしておいたので、その中はとても寒かった。
」
leave は leave O C「O を C のままにしておく」と用いる。C には形容詞を用いる。opening
ではなく open が正しい。②が不適切。
【解答】
(1) ③②④①
(2) ⑤①④②③
(3) ②④③⑤①
(4) ④②③①
(5) ②③①④
【解説】
(1) The court found him guilty of stealing money.
問題の日本文を、「法廷は彼がお金を盗んだ罪があることがわかった」と言い換えて考え
る。動詞は「わかった」found を用いる。find O C「O が C であるとわかる」の文型を用い
O には him を置き、その後に guilty of stealing money を続ける。③②④①が正解。
(2)
Why did you make your shirt so dirty?
主語 you の後ろに、
「ワイシャツをそんなに汚す」make your shirt so dirty を続ける。⑤
①④②③が正解
(3) I feel sleepy because I didn’t sleep well last night.
「眠い」は feel sleepy。feel の後ろは補語で形容詞を用いる。その後に because が導く節
を続ける。「眠れなかった」は I didn’t sleep。②④③⑤①が正解。
(4) How much do I owe you?
owe O(1) O(2)「O(1) に O(2)を借りている」を用いる。O(2)は How much として文頭に
来ている。O(1)には you を置く。④②③①が正解。
(5) His visit saved me the trouble of calling him.
問題の日本文を「彼の訪問は私に彼に電話する手間を省かせた」と言い換えて考える。save
O(1) O(2)「O(1) に O(2)を省かせる」を用いる。動詞 saved の後ろに O(1)として me を用い、
O(2)には the trouble of calling him を用いる。②③①④が正解。
10
基礎からわかる英文法
第4講
S V O C : C の様々な形
【解答】
(1)
④
(2)
③
(3)
②
(4) ②
(5) ④
【解説】
(1)
「母は私に手紙を書くようにと言った。」
tell は tell O to do「O に…するように言う」と用いる。④が正解。say, speak, talk
は人を目的語にできない。人を用いる時は,前置詞を人の前に置く。
(2)
「私は家族がタバコを吸うのを全く許しません。」
allow は allow O to do「O が…するのを許す」と用いる。to smoke が正しい。③が
正解。
(3)
「私たちは彼女が潔白であると信じている。」
believe は believe O to be C「O が C であると信じている」と用いる。O に her を置
く。②が正解。
(4)
「赤ちゃんを泣かしておいてはいけない。お腹がすいているに違いない。」
O doing を続けられるのは leave だけである。leave は leave O doing「O を…させお
く」と用いる。②が正解。
(5)
「これを配達してもらいたい。
」
Oの this「これ」と C に使われる deliver には受身の関係があるので,過去分詞
delivered を用いる。want O done は「O が…されることを望む→O を…してもらいた
い」である。④が正解。
【解答】
(1)
⑤①④③②
(2) ②④①③
【解説】
(1)
The teacher told the students to read the book during the summer vacation.
「その本を読むようにと言った」の部分を並べる。
「言った」は told。tell O to do「O
に…するように言う」を用いる。O に the students を置き,to read the book を続ける。
⑤①④③②が正解。
11
解答
(2)
When he opened his eyes, he found himself lying on the floor.
動詞は日本語では表されていない found を用いる。find O doing「O が…しているの
に気づく」を用いて,「自分が横たわっているのに気づいた」と表す。O には himself
を置き,その後に lying on the floor を続ける。②①④③が正解。
【解答】
(1)
①
(2)
③
(3) ④
(4) ③
(5) ②
【解説】
(1)
「スーザンはその仕事を4月1日前にしてもらう必要がある。」
need O C の文型である。the work「その仕事」と C の部分は「その仕事が行われる」
という受身の関係があるので、過去分詞 done を用いる。①が正解。
(2)
「彼はなんていったの。」
「私に結婚してくださいと頼んで、私は受け入れたの。」
ask は ask O to do「O に…してくださいと頼む」と用いられるから、to marry を選
ぶ。そして marry は marry O「O と結婚する」と用いるから、2つを合わせて to marry
が正しい。③が正解。
(3)
「彼はその少年がその店から本を盗んでいるのを見つけた。」
catch は catch O doing「O が…しているのを見つける」で用いる。stealing が正しい。
④が正解。
(4)
「雇い主が日夜ずっと働かせているので、彼らはとても疲れた。
」
keep O doing「O を…させておく」を用いたものが文意に適する。③が正解。
(5) 「車掌は泣いている赤ちゃんが、寝台車に一人ほっておかれているのに気づいた。」
find O C「O が C であるのに気づく」の文型である。a crying baby「泣いている赤ち
ゃん」は「一人ほっておかれている」というのが文意としてふさわしいので、過去分詞
left を用いる。②が正解。
【解答】
(1)
①
(2)
④
12
基礎からわかる英文法
【解説】
(1)
「私たちは彼がその店の前の持ち主であると思ったが、そうではなかった。
」
think は think O (to be) C「O が C だと思う」と用いる。was は誤り。thought him (to
be) the previous owner と用いるのが正しい。①が不適切。
(2)
「警察の行為は、その都市の市民が警察に抵抗するようにさせた。」
compel は compel O to do「O が…するようにさせる」と用いる。resisting は to resist
が正しい。resisting を現在分詞と考え the citizens あるいは the city を修飾すると考え
ると文意が通らない。④が不適切。
【解答】
(1)
②⑤①④③
(2) ②⑤③①④
(3) ③①④②⑤
(4) ③②⑤①④
【解説】
(1)
I could not persuade him to follow my suggestion.
「説得することができなかった」は could not persuade。persuade O to do「O に…
するよう説得する」を用いて、O に him を置き、to follow my suggestion を続ける。
②⑤①④③が正解。
(2)
When I arrived at the station, I found my train gone.
「電車が行ってしまっているのがわかった」の部分をまとめる。主語 I に続けて動詞
found を用いる。find O C の文型で O には my train, C には gone を置く。
過去分詞 gone
は受け身ではなく完了を表している。②⑤③①④が適切。
(3)
This card allows you to withdraw up to $100 a day.
動詞に allows があることに注目する。日本文を「このカードはあなたが1日につき
100ドルまでお金をおろすことを許す」と言いかえて考える。allow O to do「O が…
することを許す」の形を用い、O には you, to do には to withdraw up to $100 a day を
用いる。③①④②⑤が適切。
(4)
When you get out of your car, you shouldn’t leave the engine running.
主語は you。
「…したままにしてはいけない」には shouldn’t leave を用いる。leave O
doing「O を…するままにしておく」を用いて O には the engine, doing には running
を置く。③②⑤①④が正解。
13
解答
第5講
S V+前置詞/S V O+前置詞
【解答】
(1) ②
(2) ③
(3) ③
(4) ①
【解説】
(1) 「彼はガンで苦しんでいる。」
suffer from A「A で苦しむ」。 from は原因を表す。②が正解。
原因を表す from を用いた熟語
die from A「A で死ぬ」
result from A「A から結果として生じる」
be tired from A「A で疲れる」
(2) 「私は本物のダイヤモンドと偽物の区別がつかない。
」
tell A from B「A と B を区別する」
。from は分離を表す。③が正解。tell A from B と同じ
意味の熟語としては,know A from B, distinguish A from B がある。
分離を表す from を用いた熟語
prevent A from B「A が B するのを妨げる」
separate A from B「B から A を引き離す,A と B とを区別する」
(3) 「先生が小さな声で話したので,私は言っていることが分からなかった。
」
make out A「A を理解する」
。③が正解。副詞の out は「外へ」という意味から「最後ま
で,完全に」という意味になった。make out A「A を理解する」は,この out を用いた熟語
である。
「最後まで,完全に」の意味の out を用いた熟語
work out A「A(問題など)を解く」
hear out A「A を最後まで聞く」
(4) 「あなたは私の助けに頼ることはできない。」
rely on A「A に頼る」。②が正解。on は接触が基本の意味であるが,そこから依存の意味
も生じた。
依存の意味の on を用いた熟語
count on A
depend on A
14
基礎からわかる英文法
be dependent on A
rest on A
すべて「A に頼る」という意味。
【解答】
(1) ②⑤①④③
(2) ③②④①
(3) ④②③⑤①
【解説】
(1) These photos remind me of our holiday in Nagano.
動詞 remind に注目して,問題の日本文を「これらの写真は長野での休日を思い出させる」
と言いかえて考える。remind A of B「A に B を思い出させる」を用いる。A に me を置き,
B に our holiday in Nagano を置く。②⑤①④③が正解。
remind A of B「A に B を思い出させる」の of は「~について」という意味を表す。
同じ意味の of を用いた熟語
inform A of B「A に B を知らせる」
convince A of B「A に B を信じさせる」
(2) The passengers blamed the railroad company for the delay.
blame A for B「B の責任は A にあるとする」を用いる。A に the railroad company を,
B に the delay を置く。③②④①が正解。
blame A for B の for は原因・理由の意味を表す。accuse A of B も同じ意味を表す。
原因・理由の for を用いた熟語
admire A for B「B のために A に感心する」
apologize to A for B「B のことで A に謝る」
(3) This train will take you to Yokohama in an hour.
take に注目する。take A to B「A を B に連れて行く」と用いるので,問題の日本文を「こ
の列車は,あなたを1時間で横浜に連れて行きます」と言いかえて考える。will take の後ろ
に you を置き,to Yokohama を続ける。「1時間で」は in an hour。④②③⑤①が正解。
take A to B の to は到達を表す。
同じ意味の to を用いた熟語
get to A「A に到着する」
lead to A「A に至る」
occur to A「(考えが)A の心に浮かぶ」
15
解答
【解答】
(1) ①
(7) ④
(2) ②
(3) ①
(4) ④
(5) ②
(6) ②
(8) ③
【解説】
(1) 「彼はついに,父親が死んだショックを克服した。」
get over A「A を克服する」と同じ意味を表すのは,overcome。①が正解。
get over A の over は「越える」という意味である。「A を越えた所に着く」 から A を克
服するという意味になる。
同じ意味の over を用いた熟語
take over A「A を引き継ぐ」
look over A「A 越しに見る」
(2) 「その学生は目撃した事故について話した。」
refer to A は「A に言及する,A について話す」である。mention が同じ意味。②が正解。
to は「~に」であるが,自動詞と他動詞の区別を間違えて使ってしまうことが多い。
他動詞と自動詞で同じ意味になるもので注意すべきもの。
他動詞
自動詞
reach A「A に着く」
=get to A
oppose A「A に反対する」
=object to A
mention A「A に言及する」 =refer to A
answer A「A に答える」
=reply to A
左側の他動詞に to を付けてしまいがちである。
(3) 「私たちはその実験でおこりうる間違えを考慮しなかった。
」
allow for A は「A を考慮する」。take into consideration が同じ意味。①が正解。
allow for A の for は「~について」という意味である。
同じ意味の for を用いた熟語
make allowance for A「A を考慮する」
account for A「A の説明をする」
(4) 「母は私が困っていたときは,しばしば私を支えてくれたものだった。」
stand by A は「A を支える」
。support が同じ意味。④が正解。
16
基礎からわかる英文法
stand by A は「A のそばに立つ」から「A を支える」という意味になる。
(5) 「私は吉永小百合は世界で最良の女優の一人だと思う。」
look on A as B は「A を B とみなす,A を B と思う」という意味。regard が同じ意味。
②が正解。
look on A as B = regard A as B = think of A as B である。
(6) 「私の父は若いときに,つらい生活を経験した。」
go through A は「A を経験する」である。experience が同じ意味を表す。②が正解。
go through A は「A を通って行く」から「A を経験する」という意味になる。
「通って」という意味の through を用いた熟語。
get through A「A を終える」
(7) 「どうしてあなたは態度を変えたのですか。」
bring about A は「A を引きおこす」という意味。cause が同じ意味。④が正解。
about は「周辺に」という意味。bring about A「A を周辺に持ってくる」→「A を引き起
こす」と考える。come about は自動詞で「起こる,生じる」
(8) 「この国の将来に大きな影響を与えるかもしれない事件を調べるために,委員会が設け
られた。」
look into A は「A を調べる」という意味。investigate が同じ意味。③が正解。
into は「~の中へ,中を」という意味。look into A「A の中をじっと見る」から「A を調
べる」という意味になる。
同じ意味の into を用いた熟語
inquire into A「A を調査する」
gaze into A「A を覗き込む」
【解答】
(1) ③
(2) ①
(3) ②
【解説】
(1) 「私は彼女にその話は真実であると納得させようとした。」
convince は convince A of B「A に B について納得させる」と用いる。③の with は of が
正しい。③が不適切。
convince A of B については基本問題2(1)の解説を参照。
(2) 「私は2ヶ月前にイングランドにその本を注文したが,まだ届いていない。」
17
解答
日本語の類推から間違えやすい熟語である。order A from B「注文して B から取り寄せる」
から「A を B に注文する」となる。①が不適切。
(3) 「ここに着く時間を私にお知らせください。」
inform は inform A of B「A にBを知らせる」と用いる。②が不適切。
基本問題2(1)の解説を参照。
【解答】
(1) ①④③⑥②⑤
(2) ④①③②
(3) ②⑤③①④
(4) ④①②⑤③
【解説】
(1) He often attributes his failure to bad luck.
attribute A to B「Aは B のせいだと考える」を用いる。A に「自分の失敗」his failure
を,B には「不運」bad luck を置く。①④③⑥②⑤が正解。
attribute A to B の to は所属・帰属の意味。
この意味の to を用いた熟語
belong to A「A に属している」
peculiar to A「A に特有だ」
(2) He cleared the roof of the snow.
clear A of B「A から B を取り除く」を用いる。A には the roof, B には the snow を置く。
A と B を間違え逆にしやすいので注意すること。④①③②が正解。
clear A of B の of は分離を表す。
分離を表す of を用いた熟語
rob A of B「A から B を奪う」
cure A of B「Aの B を治す」
deprive A of B「A から B を奪う」
relieve A of B「A から B を取り除く」
(3) Introduction of the computer system called for a complete reorganization of the
company.
call for A「Aを要求する,必要とする」を使う。問題の日本語を「コンピュータシステム
の導入は,会社の完全な再組織化を必要とした」と言いかえて考える。called for の後ろに
「会社の完全な再組織化」a complete reorganization of the company を続ける。②⑤③①
④が正解。
18
基礎からわかる英文法
call for A の for は願望・欲求を表す。
同じ意味の for を用いた熟語
long for A「A を切望する」
wait for A「A を待つ」
search for A「A を探し求める」
(4) I took it for granted that you knew the fact.
take A for B「A を B と思う」を用いる。A は「あなたがその事実を知っていること」で
あるが,形式目的語の it を用いて that you knew the fact は文末に置く。B には granted を
置く。④①②⑤③が正解。
take A for B の for は交換・代用を表す。
同じ意味の for を用いた熟語
exchange A for B「A を B と交換する」
substitute A for B「B の代わりに A を用いる」
19
解答
第6講
受動態
【解答】
(1)
①
(2)
④
(3) ③
(4) ③
(5) ②
【解説】
(1)
「あのスケッチはレオナルド・ダ・ビンチによって描かれた。」
draw は他動詞で「~を描く」。
「スケッチ」は「描かれる」のだから受動態を用いる。
過去分詞 drawn を入れる。①が正解。
(2)
「勝者の名前がカップに金の文字で書かれていた。」
write は他動詞で「~を書く」。主語の「名前」は
「書かれる」のだから受動態 was written
を用いる。④が正解。
(3)
「あなたの手荷物は明日,あなたのところへ送られます。」
send は他動詞で「~を送る」。「荷物」は「送られる」のだから受動態を用いる。助
動詞 will の後ろだから,be sent を用いる。③が正解。
(4)
「この部屋にはコンピュータが 50 台あり,大部分が今,使われている。」
動詞 use は他動詞で「~を使う」
。受動態を用いる。are being used は受動態の進行
形であり,文意も成り立つ。②は to が不要。③が正解。
(5)
「アメリカの価値については多くのことが書かれてきている。」
write は他動詞で「~を書く」。主語は「多くのこと」であるから,受動態を用いる。
②だけが受動態である。受動態の完了形は文意にあう。②が正解。
【解答】
(1)
②④①③
(2) ④②③①
【解説】
(1)
These dirty dishes cannot be cleaned with water alone.
英文の主語は These dirty dishes である。日本文を「この汚れた皿は水だけではきれ
いにされえない」と言いかえて,英文は受動態を用いる。助動詞 cannot の後ろに be
cleaned を置く。前置詞 with は water の前に置く。②④①③が正解。
(2)
Potatoes were being cooked in the kitchen by the girls.
20
基礎からわかる英文法
主語は Potatoes。
「料理されていた」は過去進行形の受動態にして,were being cooked
と並べる。④②③①が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
③
(3) ②
(4) ①
(5) ②
(6) ②
【解説】
(1)
「私の家の前で道路を作っているので、最近勉強に集中するのが難しい。」
because に導かれる副詞節(because … house)の主語は a road。動詞 build は他動詞
で「~を作る」。受動態で用いる。is being built は進行形の受動態である。③が正解。
(2) 「もしDDTのような化学薬品が昆虫を抑えるために使われるなら、環境に深刻な
問題が生じるかもしれない。」
副詞節(If … insects)の主語は chemicals。動詞 use は他動詞で「~を使う」だから、
受動態で用いる。③の are used だけが受動態である。to は to control という不定詞の
to。③が正解。
(3)
「カバンが盗まれてしまったので、できるだけ早く警官を見つけなければならな
い。」
副詞節(because …)の主語は my bag。動詞 steal は「~を盗む」という他動詞なので
受動態を用いる。has been stolen という完了形の受動態が文意にあう。
was being stolen
「盗まれつつあった」という進行形を受動態では文意にあわない。②が正解。
(4) 「大部分の主都とは異なり、ワシントンは政府の職員に住む場所を提供するために
建設された。
」
主語は Washington D.C.。動詞 construct は「~を建設する」という他動詞だから、
受動態にする。①の was constructed が正しい。②は it が不要。③は were to が間違っ
ている。①が正解。
(5)
「パーティーの音楽はとても音が大きくて、遠くからでも聞こえた。」
主語は The music。動詞 hear は他動詞で「~が聞こえる」であるから、受動態で用
いる。②が正解。
(6)
「私の後ろを誰かが歩いている。後をつけられていると思う。」
空所の部分の主語は we。follow は「~の後をつける」という他動詞。現在つけられているという内
21
解答
形の受動態にする。②が正解。
【解答】
(1)
②
(2)
④
(3) ④
【解説】
(1) 「学生がこの学校に入るときには、こうした規則を学生は守らなければならない。」
文の主語は These regulations。observe は他動詞で「~を守る」。受動態で ought to be
observed と用いる。②が不適切。
(2)
「どうしたんだい。
」
「ヘビにかまれてしまった。」
第2文の主語は I。動詞 bite は「~をかむ」という他動詞。by a snake「ヘビに」と
いう語句があるから、受動態 have been bitted が適切である。④が不適切。
(3) 「もし仕事をどこか他の所でもっと安い金額で行うことができるなら、仕事はその
場所へ移動されるべきだ。」
主節(it … place)の主語 it は「仕事」。send は「~を移動する」だから、受動態で用
いる。should be sent の形が正しい。④が不適切。
【解答】
(1)
⑤①④⑥③②
(2)
①④②⑤③
【解説】
(1)
Many novels have been written by him and read all over the world.
主語 Many novels に続く動詞は「書かれ」と「読まれている」の2つがある。
「書か
れ」は現在完了の受動態が適切である。have been written とし、by him をこの部分に
続ける。「読まれている」も現在完了の受動態であるが、have been は前の部分と共通
するので read だけを書けばよい。⑤①④⑥③②が正解。
(2)
Before the invention of printing, everything had to be written by hand.
「手で書かれなければならなかった」の部分をまとめる。「書かれなければならなか
った」は had to の後ろに受動態 be written を置く。
「手で」は by hand。①④②⑤③が
正解。
22
基礎からわかる英文法
第7講
SVOO, SVOC,句動詞の受動態
【解答】
(1)
①
(2)
④
(7)
①
(8)
③
(3) ②
(4) ③
(5) ④
(6) ③
【解説】
(1)
「私は何の質問もされなかった。」
ask は能動態では ask O(1) O(2)「O(1)に O(2)をきく」という文型で用いる。問題文
は O(1)を主語にした受動態。動詞の後ろには O(2)の any questions が残る。①が正解。
(2)
「その写真は私に与えられた。
」
The photo
「その写真」
が主語だから,他動詞 give「~に…を与える」は受動態 was given
で用いる。「~に」は to me と to を付けて後ろに置かれている。④が正解。
(3)
「彼は親切な人だとは考えられない。」
受動態の動詞の後ろに a kind man が続いているから,能動態では S V O C の文型で
使われる動詞の受動態であると考えられる。意味から判断して S V O O の受動態とは考
えられない。S V O C で使うことができるのは consider である。be considered C は「C
と考えられる」という意味。②が正解。
(4)
「彼の死は,数年間秘密にされていた。」
受動態の動詞の後ろに形容詞 secret が続いているので,能動態で S V O C の文型で
使われ動詞であると考えられる。keep O C「O を C にしておく」の受動態と判断でき
る。be kept C は「C にしておく」という意味。③が正解。
(5)
「昨日,私は外国人に日本語で話しかけられた。」
句動詞 speak to A「A に話しかける」の受動態である。to は必ず用いる。④が正解。
(6)
「その女の子はジョンに見られた。」
look は能動態では look at A「A を見る」で用いられる。受動態になったときに,at
は欠かせない。John の前には「~に」の by が必要。③が正解。
(7)
「彼は同僚によく言われない。
」
speak well of A「A のことをよく言う」の受動態である。be spoken well of のように
用いる。「~に」の by も必要。①が正解。
(8)
「私は笑いものにされていた。
」
make a fool of A「A を笑いものにする」の受動態。be made a fool of の形になる。③
23
解答
が正解。
【解答】
(1)
④
(2)
②
(3) ②
(4) ②
(5) ③
(6) ④
(7) ④
【解説】
(1)
「この慣習は長いこと廃止されたままである。」
do away with A「A を廃止する」の受動態。be done away with の形になる。問題文
では現在完了で用いられている。④が正解。
(2)
「そんなふうにふるまえば,確実にみんなに軽蔑されるだろう。
」
look down on A「A を軽蔑する」の受動態。②が正解。
(3)
「見て。玄関に犬がいる。ドアが開けられたままだったにちがいない。」
leave は能動態では leave O C
「O を C のままにしておく」と用い,leave the door open
となる。ここでは open は形容詞。受動態は be left open である。②が正解。
(4)
「この本で日本人の生活様式について明確な考えがえられるでしょう。」
能動態ならば this book will give you a clear idea …となる。受動態では be given を
用いる。②が正解。
(5)
「その子供がおぼれるのを救った女の子は,勇気にたいして賞を贈られた。
」
with an award と with が用いられていることに注意。with と共に用いられるのは
present であり,能動態では present O with A「O に A を贈る」となる。present を用
いた受動態である。③が正解。
(6)
「彼の家は昨日,彼の留守中にどろぼうが入った。」
into に注意する。break into A「A に侵入する」の受動態である。④が正解。
(7)
「その運転手は具体的な証拠がなかったがその事故で告訴された。」
accuse は能動態の表現では accuse O of A「O を A で告訴する」と用いる。これの受
動態である。④が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
③
24
基礎からわかる英文法
【解説】
(1) 「パーティーのためにワインを買ってある。このワインは冷やしておかなければい
けない。」
第2文の must kept が不適切。助動詞の後ろだから原形でなければならない。
「冷や
しておかなければならない」という文意が適切だから,This wine must be kept cool.
が正しい。③が不適切。
(2) 「日本は経済大国だとしても,将来の世界の指導者であると考えることができるだ
ろうか。」
consider は consider O (to be) C「O を C と考える」と用いる。受動態の場合は be
considered (to be) C である。③の being は不適切である。be considered (to be) a future
world leader が正しい形。③が不適切。
【解答】
(1)
⑤①②③④
(2) ②⑤①④③
(3) ②⑥①④③
(4) ⑤④②③①
【解説】
(1)
The baby will be taken good care of by nurses.
The baby が主語になっているから,日本文を「赤ちゃんは看護師によって十分に世
話をされます」と言いかえて考える。take good care of A「A を十分に世話する」を受
動態にして用いる。will の後ろに be taken good care of と続ける。⑤①②③④が正解。
(2)
She left home five years ago, and has never been heard of since.
「何の消息もありません」は hear of A「A の消息を聞く」を受動態 A be heard of に
して用いる。主語は文頭の She であるから動詞以下の部分をまとめる。完了形の否定文
であるから has never been heard of とする。②⑤①④③が正解。
(3)
She was always spoken ill of by her classmates.
「A の悪口を言う」は speak ill of A。受動態にすると A be spoken ill of。was always
に spoken ill of と続け,その後に「級友たちに」by her classmates を置く。②⑥①④
③が正解。
(4)
This city is supplied with much water from the dam.
supply は supply O with A「O に A を供給する」と用いる。O である this city を主
語にした受動態の文にする。This city の後ろに is supplied with much water を続ける。
supply は supply O for A「A に O を供給する」という言い方もあるが,A が this city
25
解答
にあたるので,この問題文では使えない。⑤④②③①が正解。
26
基礎からわかる英文法
第8講
by 以外の前置詞を用いる受動態など
【解答】
(1)
④
(2)
④
(8)
①
(9)
④
(3) ②
(4) ②
(5) ②
(6) ③
(7) ②
【解説】
(1)
「机の上は,ほこりでおおわれていた。」
be covered with A「A でおおわれている」と with を用いる。④が正解。
(2)
「彼女は彼を話を聞いてショックをうけた。」
shock は他動詞で「~にショックを与える」という意味である。ショックを与えられ
る人を主語にすれば,受動態を用いる。「ショックを与えられる」=「ショックをうけ
る」であるから,日本語では受動態では訳さない。①は時制が間違っている。④が正解。
(3)
「私は歴史に関心がある。」
be interested in A「A に関心がある」と in を用いる。②が正解。
(4)
「彼は昨日,車の事故でけがをした。」
hurt は他動詞で「~にけがをさせる」という意味である。けがをする人を主語にす
る場合は,be hurt と受動態を用いる。「けがをさせられる」=「けがをする」である。
②が正解。
(5)
「私たちの市は,世界中に美しさで知られている。」
be known for A「A で知られている」と用いる。②が正解。
(6)
「彼らは食事の席に座っていた。」
seat は他動詞で「~を座らせる」という意味。「座っている」という意味を表すため
には受動態 be seated を用いる。③が正解。
(7)
「彼が正しいと考えるならば,間違っている。」
mistake は他動詞で「~を間違える」という意味。「間違っている」という意味を表
すときは,過去分詞形 mistaken を用いる。②が正解。
(8)
「この規則は幾通りにも読める。」
read は「読む」ではなく「~に読める」という意味で使われることがある。この read
を用いる。能動態であるが,受動態の意味を表す。①が正解。
(9)
27
「健と良子は8月に婚約した。
」
解答
<get + 過去分詞>で受動態として用いられる。④が正解。
【解答】
(1)
④
(2)
②
(3) ③
(4) ④
(5) ②
(6) ③
(7) ④
【解説】
(1)
「昨日ここで交通事故が起こったが,幸いにも誰も死ななかった。」
kill は他動詞で「~を殺す」という意味。
「死ぬ」という意味を表すには get killed あ
るいは be killed を用いる。④が正解。
(2)
「メアリーはその結果に満足しているようだった。」
satisfy は他動詞で「~を満足させる」。
「満足する」という意味を表すときは受動態に
する。「A に満足する」は be satisfied with A と表す。②が正解。
(3)
「私はカサを忘れて,家へ帰る途中にわか雨にあった。」
catch は他動詞で「~をとらえる」という意味。
「にわか雨にあう」と言うときは,get
caught in a shower と表す。「~の中にとらえられる」と理解できる。③が正解。
(4)
「その列車は7時までに到着すると思われていたが,2時間以上も遅れた。
」
delay は他動詞で「~を遅らせる」という意味。「遅れる」と言うときは,受動態 be
delayed を用いる。④が正解。
(5)
「多くの学生が地域社会のボランティアの仕事にかかわっている。」
be involved in A で「A にかかわっている」を用いる。②が正解。
(6)
「彼の娘の一人は,金持ちと結婚していた。」
marry は be married to A で「A と結婚している」という意味を表す。③が正解。
(7)
「このポップシンガーの新しいアルバムは,ちょうど今,とても売れている。」
アルバムは「売られる」のであるが,sell は能動態で受動の意味を表す。④が正解。
【解答】
(1)
①
(2)
①
(3) ③
【解説】
(1)
「その列車は,スキー場へ向かう若者で込んでいた。
」
28
基礎からわかる英文法
「込んでいる」は be crowded。①が不適切。
(2)
「彼はサッカーをしているときにけがをして,病院に運ばれた。
」
「けがをする」は get injured。①が不適切。
(3) 「そのサッカーの試合はとても接戦だったので,私たちはみんな興奮して大声で叫
んだ。」
「興奮する」は get excited。③が不適切。
【解答】
(1)
③①⑤②
(2) ②⑥①④③
【解説】
(1)
Cold products like ice cream and cola sell well on the beach in summer.
「浜辺でよく売れる」の部分を並べる。「製品」は売られるのであるが sell は能動態
で用いる。「よく売れる」は sell well。「浜辺で」は on the beach。③①⑤②が正解。
(2)
Ozawa has been absorbed in music from his earliest years.
「音楽に熱中していた」の部分をまとめる。
「A に熱中する」は be absorbed in A。こ
れを現在完了形で用いて has been absorbed in music とする。②⑥①④③が正解。
29
解答
第9講
疑問文,They say などの受動態
【解答】
(1)
Is, spoken
(5)
is, believed
(2) Who, were, by
(6) is, said, to, be
(3) What , is, called
(7)
(4)
It, is, said
is, known, to, have
【解説】
(1)
(a)
「カナダではフランス語を話しますか。」
(b) 「フランス語はカナダで話されますか。」
疑問詞のない疑問文の受動態である。(b)では受動態の動詞 is spoken の is を主語
French の前に出す。(a)の they はカナダにいる人々を指す代名詞であるから,受動態に
したときには by them は不要である。
(2)
(a)
「誰があなたにここへ来る道を教えてくれたのですか。」
(b) 「あなたは誰によってここへ来る道を教えられたのですか。
」
(a)は Who が主語である。(b)は「誰によって」と尋ねる。Who … by?の言い方を用い
る。you の前には be 動詞の were を用いる。疑問詞だけを文頭に置いた場合は,Whom
はほとんど用いられない。
(3)
(a)
「この魚を何と呼びますか。」
(b) 「この魚は何と呼ばれますか。」
(a)では What は補語である。call O C「O を C と呼ぶ」の C が What である。O は
this fish である。(b)では this fish を主語にした受動態にする。C の What はそのまま
文頭に置く。is は主語 this fish の前に置く。
(4)
「イギリス人は保守的だとしばしば言われる。」
(a)の文では that 節(that … conservative)が目的語であるが,(b)で受動態にしても
that 節を文頭に置くことはできない。形式主語 It を文頭に置き,受動態の動詞 is said
を用いる。
(5)
(a)
「私たちは彼が試験に受かったと信じている。」
(b) 「彼が試験に受かったと信じられている。」
(a)の文では that 節(that … examination)が目的語である。(b)ではこの that 節を主語
として文頭に置くことはできない。形式主語 It を文頭に置き,受動態の動詞 is believed
を続ける。
30
基礎からわかる英文法
(6)
「彼女は偉大な芸術家だそうだ。」
(a)の that 節(that … artist)の主語 she を文の主語にした書きかえができる。She に
is said to be を続ける。
(7)
(a)
「私たちは彼がアジアをよく知っていることを知っている。
」
(b) 「彼はアジアをよく知っていると知られている。
」
(a)の that 節(that … Asia)の主語 he を文の主語した書きかえができる。He に is
known to have を続ける。
【解答】
(1)
②
(2)
③
(3) ④
【解説】
(1)
「いつ,誰によってこの会社は設立されましたか。」
疑問詞を用いた受動態の疑問文である。
「誰によって」は by が後ろにないから疑問詞
の前に置き by whom とする。②が正解。
(2)
「誰がその教授にほめられたのか知っていますか。」
who に導かれる疑問詞節(who … professor)が know の目的語になっている。節の主
語は who である。by the professor「その教授に」があるから,動詞は受動態の was
praised を用いる。③が正解。
(3)
「彼は偉大な音楽の才能を持っていると考えられている。」
空所の後ろに to have が続いているから think を能動態では使えない。think は不定詞
を目的語に取れないからである。④の受動態だけが使うことができる。He is thought to
have で「持っていると考えられている」という意味になる。④が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
①
【解説】
(1) 「警察はどのようにして爆弾がその建物に気づかれずに置かれたのかを調査してい
る。」
31
解答
how により導かれる節(how … noticed)は目的語の節。節の主語は a bomb「爆弾」で
ある。「爆弾」は「置かれる」のだから受動態 were placed を用いる。③が不適切。
(2)
「彼は村人全員に正直な人だと思われているが,私は彼が正直ではないと思う。」
be thought to の to は不定詞として用いられる。to being ではなく to be が正しい。
①が不適切。
【解答】
(1)
④①③⑤②
(2) ①⑤②④③
(3) ④②③①
【解説】
(1)
What kind of programs are favored by Japanese audience?
「どんな番組が」を主語にした文にする。「どんな番組」は kind「種類」を用いて,
What kind of programs とする。これに受動態の動詞 are favored を続ける。④①③⑤
②が正解。
(2)
Do you know what this animal is called in English?
「この動物が英語で何と呼ばれているか」の部分をまとめる。what に導かれる名詞
節を know の目的語にする。what の後ろは<主語 + 動詞>の語順。this animal is
called とし,in は English の前に置く。①⑤②④③が正解。
(3)
Prices are expected to rise higher and higher.
「…する見込みである」は be expected to do を用いる。are expected to とし,to に
続けて動詞 rise を用いる。④②③①が正解。
32
基礎からわかる英文法
第 10 講
現在形・過去形・未来を表わす表現
【解答】
(1)
③
(2)
②
(3)
④
(4) ①
(5) ②
(6) ②
(7) ④
【解説】
(1) 「私は最近,昼食には普通,サンドイッチを食べる。」
these days「最近」は現在形,現在完了形とともに用いる。本問では現在形 eat が正
しい。③が正解。
(2) 「光は音よりも速く進む。」
問題の英文は時間と無関係な事実を表している。この場合は現在形を用いる。②が正
解。
(3) 「彼は 10 年前,この学校で日本語を教えていた。」
ten years ago「10 年前」があるから過去の出来事である。過去形 taught を用いる。
④が正解。
(4) 「先週,彼は京都で旧友に会った。」
last week「先週」があるから過去の出来事である。過去形 saw を用いる。①が正解。
(5) 「美紀は明日の朝,事務所にいるでしょう。
」
tomorrow morning「明日の朝」があるから未来の出来事である。未来を表わす will
be が正しい。is going to は to の後ろに be が無いので誤りである。②が正解。
(6) 「そのうちに雨がやんだら散歩に行きませんか。」
「雨がやむ」のは未来のことであるが,条件を表わす副詞節では動詞の現在形を用い
る。stops が正しい。②が正解。
(7) 「田中さんは今,外出しています。いつ事務所に戻ってくるかわかりません。
」
when が導く節は know の目的語の名詞節である。内容は未来であるので,未来を表
わす will be を用いる。④が正解。
【解答】
33
解答
(1)
②
(2)
①
(3)
③
(4) ②
(5) ②
(6) ④
【解説】
(1) 「彼女はいつも,寝るすぐ前にテレビを見る。」
習慣として繰り返されている動作を表わす内容である。watches を用いれば現在の習
慣的動作を表わす。②が正解。
(2) 「ロンドン行きの始発列車がふつう何時に出るか知っていますか。
」
usually があるので現在の繰り返される動作を表していると考えられる。現在形を用
いる。①が正解。
(3) 「私は子供のとき3年間中国に住んでいましたが,中国語を全く話すことができま
せん。」
「子供のとき」という過去のことで,
「3年間」という期間が述べられているので lived
が正しい。③が正解。
(4) 「とても長い間彼には会ったことがなかったが,彼が入って来たときすぐに彼だと
わかった。」
文意から判断して過去のある1時点での出来事である。
過去形 recognized が正しい。
②が正解。
(5) 「彼はまだ事務所に来ていません。彼が着いたらすぐに,折り返しお電話させます。」
彼が着くのは未来のことであるが,As soon as …は時を表わす副詞節なので現在形
arrives を用いる。②が正解。
(6)
「もしもっと暖かくなれば,今日の午後は野球をします。」
文意から判断して未来の内容である。条件を表わす副詞節なので現在形を用いる。④
が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
④
【解説】
(1) 「私は父から宇宙について多くのことを学んだ。ある日父は,木星は太陽系で一番
大きな星であると私に言った。」
木星が最大の星であるのは時間と無関係の事実である。was ではなく現在形 is を用い
る。③が不適切。
(2)
「今晩家に着いたら宿題をします。」
34
基礎からわかる英文法
when …は時を表わす副詞節であるので未来のことでも現在形を用いる。will get は
get が正しい。④が不適切。
【解答】
(1)
③①④②⑤
(2) ⑤②④①③
【解説】
(1)
My mother had a cold and stayed in bed last week.
「風邪をひいた」had a cold, と「寝込んだ」stayed in bed の部分を and でつなげる。
③①④②⑤が正解。
(2)
I am going to visit my aunt in Hokkaido this summer.
未来を表わす am going to を用いる。to の後ろに visit my aunt を置く。⑤②④①③
が適切。
35
解答
第 11 講
進行形
【解答】
(1)
②
(2)
③
(3)
④
(4) ③
(5) ②
【解説】
(1) 「見て。犬が土手を走っている。
」
文意から現在目の前で進行中の動作であると考えられる。is running が正しい。②が
正解。
(2) 「『ジムは今何をしているのですか。』『公園でテニスをしています。』」
現在進行形で今何をしているのか聞いている問いに対する答えであるので,現在進行
形 is playing が正しい。③が正解。
(3) 「私が台所に入って行ったとき,彼女は朝食を食べていた。」
「入って行った」という過去のある時において彼女がしていた動作を表わしているの
で過去進行形 was eating が正しい。④が正解。
(4) 「あなたがそこに着くときには,おそらく雪が降っているでしょう。」
文意から判断して未来のことである。未来進行形 will be snowing を用いる。③が適
切。
(5) 「彼は祖父に似ている。」
resemble「似ている」は状態を表わす動詞であるので進行形には出来ない。resembles
が正しい。②が正解。
【解答】
⑤④①③②
【解説】
My brother is leaving Fukuoka for Tokyo by bullet train tomorrow morning.
leave A for B「A を出て B に向かう」を用いる。未来の内容であるが現在進行形を用
いて表わすことができる。is leaving として,その後に Fukuoka for Tokyo を続ける。
⑤④①③②が正解。
36
基礎からわかる英文法
【解答】
(1)
②
(2)
④
(3)
①
(4) ④
(5) ③
(6) ④
【解説】
(1) 「彼女は歌が素晴らしく上手であるが、今はかなりひどい。のどの調子が悪いので
はないかと思う。」
今歌っている様子について述べているので、現在進行形を用いる。②が正解。
(2) 「私がシャワーをあびていたときに、誰かがドアをノックした。」
私は過去のある時に「シャワーをあびていた」と考えるのが文意に適している。was
having が正しい。④が正解。
(3) 「ジムは普段は朝食のときコーヒーを飲むが,今朝はお茶を飲んでいる。」
空所は普段飲んでいることを表す部分なので現在形を用いる。①が正解。
(4) 「彼女が昨晩電話をかけてきたとき,私は食事をしていた。」
過去のあるときにおける進行中の動作を表わす内容が適切であるので過去進行形を
用いる。④が正解。
(5)
「私はこの前の日曜日にハイキングに行った。湖では多くの人が泳いでいた。」
過去のあるときにおける進行中の動作を表わすのが,文意として適切である。③が正
解。
(6) 「『順子が何をしているか知っていますか。
』
『そうねえ,ちょっと前に彼女を見かけ
たとき,本を読んでいました。』」
質問の文は現在進行形であるが,答えは過去のある時のことを述べていると考えられ
る。過去進行形を用いる。④が正解。
【解答】
(1)
③①⑤②④
(2) ②④①③
(3) ④①③②
【解説】
(1)
The builders are beginning to lay the foundations of the new house.
「始めている」は are beginning。この後に「土台を作る」lay the foundations を不
37
解答
定詞を用いて続け,are beginning to lay the foundations とする。③①⑤②④が正解。
(2)
Taro is always making silly mistakes.
「いつもしている」は現在進行形を用いる。is always making とする。making の後
ろには「ばかげた間違い」
silly mistakes を置く。並べると always making silly mistakes
となる。②④①③が正解。
(3)
Jim awoke as the train was stopping at a large station.
「…のときに」は as が導く副詞節にする。
「止まりかけていた」は過去進行形を用い
て was stopping とする。as the train was stopping と並べる。④①③②が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
①
【解説】
(1) 「今晩7時ころには彼に電話をしないでください。そのときには彼は夕食を食べて
います。」
前半の命令文から未来のことを述べていると考えられる。was having ではなく will
be having が正しい。③が不適切。
(2)
「この犬は鈴木さん一家のものですが,食べ物をもらおうと私の家にきます。」
belong to A「A のものである」は状態を表わす動詞であるので進行形にはできない。
is belonging は belongs でなければならない。①が不適切。
38
基礎からわかる英文法
第 12 講
完了形①:現在完了
【解答】
(1)
③
(2)
④
(3) ③
(4) ①
【解説】
(1) 「カンガルーを見たことがありますか。」
文頭に Have があるから現在完了にする。過去分詞 seen が正しい。③が正解。
(2) 「メアリーは今日はいません。北海道へ行っています。
」
他の所へ行ってここにいないことは have gone to を用いて表わす。本問では has gone
が正しい。④が正解。have been to は「行ったことがある」
,
「行ってきたところだ」と
いう意味であるので不適切。
(3) 「彼女は生まれてからずっと東京に住んでいるが,東京タワーへ行ったことがない。」
「行ったことがない」とするのが文意として適切である。have been to を用いて she’s
(=she has) never been to とするので been を入れる。③が正解。
(4) 「ジミーはこの前の火曜日から学校を休んでいる。」
継続を表わす現在完了形にすると文意が成り立つ。①が正解。
【解答】
(1)
have, passed
(2)
dead, for
【解説】
(1)
(a)
「ジェーンは3年前に私たちの町に来て,いまでもここに住んでいる。
」
(b) 「ジェーンが私たちの町に来て3年がたちます。
」
(b)は「3年がたつ」とすれば(a)と同じ意味になる。現在完了形 have passed を用い
る。have, passed が正解。
(2) 「ウエストンさんが亡くなってほぼ8年になります。」
(b)は直訳すれば「8年間死んだ状態を続けている」となる英文にする。has been dead
for almost eight years がその意味を表わす。dead, for が正解。
39
解答
【解答】
(1)
①
(2)
(3) ②
②
(4) ②
(5) ④
【解説】
(1) 「『本屋の隣にあるあのイタリア料理店は新しいですか。』
『いえ,今まで1年以上開
業していると思います。
』」
文意から考え現在完了で「開業している」とするのが適切である。it’s (=it has) been
open が正しい。①が正解。
(2) 「どこへ行ってきたのですか。かなり長い間、探していたんですよ。」
have と共に用いられる過去分詞は been, come であるが,have been「行ってきた」
で文意が成り立つ。②が正解。
(3) 「激しい降雨のために野菜の値段が,ここ2ヶ月間,日々上昇している。」
現在完了形と共に用いるものとしては,期間を表わす for the last two months「ここ
2ヶ月間」が適切である。②が正解。
(4) 「いつその帽子を買ったのですか。あなたにとてもよく似合っています。」
「いつ」という時を聞く when は現在完了と共には用いられない。問題の英文では過
去の時を聞いているので過去の疑問文が正しい。②が正解。
(5) 「電話がほとんど1分間鳴り続けています。なぜだれか出ないんですか。」
現在まで「鳴り続けている」という文意が適切である。現在完了進行形 has been
ringing を用いる。④が正解。
【解答】
(1)
has, been
(2)
since
【解説】
(1)
(a)
「昨日は涼しくて快適で,今日も涼しくて快適だ。」
(b) 「昨日から涼しくて快適だ。」
(a)の内容は現在完了形を用いて表わすことができる。has, been が正解。
(2)
(a)
「最後に彼女に会ったとき,彼女は赤ちゃんだった。」
(b) 「彼女が赤ちゃんのときに私は彼女に会ったが,それから彼女に会っていなか
った。」
40
基礎からわかる英文法
「それから」since then とすれば文意が通じる。since が正解。
【解答】
(1)
④①⑤②③
(2) ②④①③
【解説】
(1)
We have known each other since we were junior high school students.
「私たちは中学生のときから,知り合いである。」
動詞は現在完了形の have known。その後に目的語として each other を置く。since
で副詞節を導く。④①⑤②③が正解。
(2)
My parents have been married for twenty five years.
「私の親は結婚して 25 年になる。」
動詞は現在完了形の have been married とする。for は twenty five years の前に置く。
②④①③が正解。
41
解答
第 13 講
完了形②:過去完了・未来完了
【解答】
(1)
②
(2)
①
(3)
④
(4) ④
(5) ①
(6) ③
【解説】
(1) 「私が教室に着いたとき,授業はすでに始まっていた。
」
「私が教室に着いた」という過去の時までに完了していたことを表わすから,過去完
了形 had already begun を用いる。②が正解。
(2) 「彼は私に,以前アメリカへ行ったことがないと言った。」
「言った」という過去の時を基準にしてその時までの経験を表わすから,過去完了形
had never been を用いる。①が正解。
(3) 「前の日に雨が降ったので,道路はぬかるんでいた。」
「ぬかるんでいた」という過去の時より前に雨がふったのだから過去完了形 had
rained を用いる。④が正解。
(4) 「ブラウンさんが昨日売った車は,以前は彼のおじのものだった。
」
「売った」という過去の時より前におじさんのものであったのだから,過去完了形
had belonged を用いる。④が正解。
(5) 「私たちが 30 分くらい野球をしていたら,雨が非常に激しく降り始めた。」
「降り始めた」という過去の時を基準にして,それまで動作を継続していたのである
から過去完了進行形 had been playing を用いる。①が正解。
(6) 「来年のこの時までで,私の親は結婚して 20 年になる。」
未来のある時を基準にして,そのときまでに継続していることを表わすから未来完了
形 will have been married を用いる。③が正解。
【解答】
(1)
②
(2)
①
(3)
②
(4) ④
(5) ③
(6) ③
(7) ①
【解説】
42
基礎からわかる英文法
(1) 「私がついに彼に連絡がとれたとき,すでに他の人が彼にそのニュースを話してい
た。」
「連絡がとれた」という過去の時を基準にして,そのときに完了していたのであるか
ら,過去完了形 had already told を用いる。②が正解。
(2) 「その囚人は,数年間刑務所に入っていた後で,釈放された。」
「釈放された」という過去の時までに刑務所に入っていたのだから,過去完了形 had
been を用いる。①が正解。
(3) 「私たちが締め切りまでにその仕事を終わらせなかったので,支配人は怒った。」
「怒った」という過去の時までに終わらせなかったのだから,過去完了形 hadn’t
finished を用いる。②が正解。
(4) 「列車が到着したときに,私たちはほとんど 30 分待っていた。」
「到着した」という過去の時までに待つという動作を継続していたのだから,過去完
了進行形 had been waiting を用いる。④が正解。
(5) 「先日学校で起こったことを友達に話したとき,彼らは本当に衝撃を受けた。
」
「話した」という過去の時を基準にして,それより前に起こったことであるから過去
完了形 had taken を用いる。③が正解。
(6) 「来月までで,彼女はこの大学で 20 年間英語を教えていたことになる。」
「来月」という未来の時までの動作の継続を表わすためには未来完了進行形 will have
been teaching を用いる。③が正解。
(7) 「3年間その会社で働いたあと、彼女はその仕事をやめる決心をした。」
「決心をした」という過去の時までに働いていたのであるから,過去完了形 had worked を用い
【解答】
(1)
④⑤①③②
(2) ⑤②④①③
(3)
③①②④
【解説】
(1)
I had been to London three times before I visited it last year.
「私は昨年ロンドンを訪れる前に3回そこへ行ったことがあった。
」
動詞は過去完了形の had been。had been to London「ロンドンへ行ったことがあっ
た」とまとめ,その後に three times「3回」を置く。④⑤①③②が正解。
(2)
I had been studying French for only one year when I went to Paris.
「パリへ行ったとき,私はフランス語を1年しか勉強していなかった。」
動詞は過去完了進行形の had been studying。この後に French を置く。for は thirty
43
解答
years の前に置く。⑤②④①③が正解。
(3)
I lost my necklace my mother had given to me for my birthday.
「母が誕生日に私にくれたネックレスをなくしてしまった。」
動詞は過去完了形の had given。give O to A「O を A に与える」を用いて,given の
後ろに it to me を置く。③①②④が正解。
【解答】
(1)
②
(2)
③
【解説】
(1) 「高校時代にケビンは自分のソフトウエアの会社を始めようと夢見ていたが、物事
は彼が計画していたようにはうまくいかなかった。」
「夢見ていた」のは「高校時代」という過去の時であるから過去形 dreamed を用い
る。②が不適切。
(2) 「読み終えたら、その雑誌を私に貸していただけないでしょうか。
」
when 節は副詞節なので、未来のことでも現在完了を使う。③が不適切。
44
基礎からわかる英文法
第 14 講
準動詞と述語動詞
【解答】
(1)
①
(2)
②
(3) ②
(4) ①
【解説】
(1)
「1日に 10 マイル歩くことは大変な活動だ。」
Walking ten miles a day(S) is(V) a heavy work(C).の文型である。S になるのは動名
詞である。①が正解。
(2)
「1日に 10 マイル歩いて,彼はついにここに着いた。
」
Walking ten miles a day は分詞構文で,he finally arrived here を修飾している。②
が正解。
(3)
「彼は歌を歌っている。」
is singing は現在進行形で,singing は現在分詞である。②が正解。
(4)
「彼の仕事は歌を歌うことだ。
」
His job(S) is(V) singing a song(C).の文型。singing a song は補語で,singing は動名
詞である。①が正解。
【解答】
(1)
④
(2)
⑤
(3) ③
(4) ①
(5) ⑤
【解説】
(1)
「私は吠えている犬にがまんができない。
」
a barking dog の部分で,barking は名詞 dog を修飾している形容詞の働きをしてい
る。④が正解。
(2)
「トムはいつものように急いでいたとき,すべってころんでしまった。」
hurrying as usual は分詞構文である。⑤が正解。
(3)
「久美の夢はポピュラー歌手になることだ。」
Kumi’s dream(S) is(V) to be a pop singer(C).の文型。to be a pop singer は補語であ
る。③が正解。
(4)
45
「サッカーをするのは私には面白い。」
解答
Playing soccer(S) is(V) fun(C) for me.の文型。Playing soccer は主語。①が正解。
(5)
「公園でサッカーをしているとき,健はひざにけがをした。」
Playing soccer in the park は分詞構文。⑤が正解。
【解答】
(1)
(2)
④
(7)
①
(3) ②
③
(8)
(4) ④
(5) ①
(6) ⑤
⑤
【解説】
(1)
「国によっては,いまだに頭に物を載せて運ぶ女性に出くわすことがありうる。」
carrying thins on their heads は名詞 people を修飾している。④が正解。
(2)
「世界で最も重要な仕事の一つは,国家間の平和を達成することである。」
One of … in the world(S) is (V) to achieve … the nations(C).の文型。③が正解。
(3)
「部屋に入ったとき,彼女は服を脱ぎ始めた。」
she(S) started(V) taking … off(O)の文型。②が正解。
(4)
「私は水に飛び込みたいという衝動にかられた。」
to dive into water は名詞 impulse を修飾している。④が正解。
(5)
「英語で議論することは日本人の学生にはかなり難しい。」
Discussing … English(S) is(V) … difficult(C) …の文型。①が正解。
(6)
「賢治は歌ったり口笛を吹いたりしながら,田舎の道を車で走っていた。」
singing and whistling は分詞構文。Kenji … road を修飾している。⑤が正解。
(7) 「あらゆる分野で男性のほうが女性より優れていると言うことは,あまりにも単純
である。」
To say … field(S) is(V) … simplistic(C).の文型。①が正解。
(8)
「多くの国では,『大丈夫』ということを身ぶり手ぶりで示すためには,親指と人
さし指を一緒につないで円を作るのが普通である。」
to gesture … ‘okay’の後ろに S V がある文が続いているので,to gesture … ‘okay’は
副詞的修飾語句である。⑤が正解。
46
基礎からわかる英文法
【解答】
(1)
②
(2)
②
(3) ①
(4) ①
【解説】
(1)
「ジェームズは,娘が自分のことだけを考えるような女の子にならないようにし
た。」
from は前置詞である。前置詞の後ろには名詞,動名詞を置く。become は動詞の原形・
現在形であるので becoming にしなければならない。②が不適切。
(2)
「ホテルに最後に着いた客は 11 時にチェックインした。
」
reach は動詞の原形・現在形である。checked という動詞の過去形があるのでこれが
述語動詞である。reach the hotel は guests を修飾する不定詞 to reach にする。②が不
適切。
(3)
「健は,久美が入学試験に受かったので驚いた。」
leaning は surprised を修飾するようにしないと英文が成り立たない。to learn なら
ば surprised を修飾できる。①が不適切。
(4)
「靴を磨くのをやめて,朝食を食べに来なさい。」
clean は動詞の原形であるから,Finish の後ろには置けない。動名詞 cleaning の形で
なければならない。①が不適切。
47
解答
第 15 講
動名詞の働きと形
【解答】
(1)
(2)
④
(3)
③
①
(4) ④
(5) ①
(6) ④
(7) ②
【解説】
(1)
「顔色が悪いわね。たっぷり睡眠をとらなくちゃダメよ。夜遅くまで起きている
のは体によくないわ。」
空所を含む (
) up late は文の主語になる。選択肢の語で主語になるのは動名詞の
staying である。④が正解。
(2)
(
「子供たちは昨夜,テレビで野球の試合を見て楽しんだ。」
) a baseball game は動詞 enjoyed の目的語になる。選択肢の語で目的語になる
のは動名詞の watching である。③が正解。
(3)
(
「彼はお客をくつろがせるのがとても上手だ。」
) his guests comfortable は前置詞 with の目的語である。動名詞 making を用い
る。①が正解。
(4)
(
「私の気晴らしはポピュラー音楽を聞くことです。」
) to pop music は補語になる。to があるから listen to を動名詞にした listening to
が正しい。④が正解。
(5)
「私は勉強しているときに話しかけられるのは好きではない。」
talk to A「A に話しかける」の受動態 be talked to を動名詞にすれば like の目的語に
なる。being talked to が正しい。①が正解。
(6)
「彼女は若いころ怠けていたのを恥じている。」
選択肢で前置詞 of の目的語になるのは動名詞を用いた having been である。④が正解。
完了形の having been は動詞 is が現在であるので過去のことを表わす。
(7)
「あなたの誕生日のパーティーに行かなくてすいません。」
前置詞 for の目的語となるのは選択肢のなかでは動名詞を用いたものである。not は
doing の前に置くので not coming が正しい。②が正解。
48
基礎からわかる英文法
【解答】
(1)
①
(2)
②
(3) ③
(4) ④
(5) ②
【解説】
(1)
「彼にそんな失礼な態度でああしたことを話されるのは好きではない。」
like の目的語になるものを選ぶ。by him「彼に」に注意すると being told「彼に話さ
れる」という受動態を用いれば意味が通る。①が正解。
(2)
「彼の上司は昼食代を支払うと言いはった。」
選択肢の語・句で前置詞 on の後ろに置くことができるのは動名詞 paying である。
②が正解。
(3)
「彼はあの高校を卒業したことを誇りにしている。」
選択肢の語・句で,前置詞 of の後ろに置くことができるのは動名詞を用いた having
graduated である。③が正解。
(4)
「パーティーで彼女を見つけられなくてがっかりした。」
選択肢の語句で前置詞 at の後ろに置くことができるのは,動名詞を用いたもので
ある。not は doing の前に置くので not finding が正しい。④が正解。
(5)
「キーボードを見ないで打つことができますか。」
選択肢の語・句で前置詞 without の後に置けるのは動名詞である。④の受動態は間違い。
②が正解。
【解答】
(1)
④①⑤②③
(2) ④②①③
(3) ③④⑤②①
(4)
①④③②
【解説】
(1)
Please do not enter without knocking on the door.
「入ってこない」は do not enter。
「ドアをノックしないで」は前置詞 without の後
ろに動名詞 knocking を置き,without knocking on the door とまとめる。④①⑤②③
が正解。
(2)
The greatest mistake he ever made was not marrying her.
「彼女と結婚しなかったことだ」の部分をまとめる。動詞 was の後ろは動名詞を用いて
49
解答
補語にする。否定語 not は marring her の前に置く。④②①③が正解。
(3)
I sincerely apologize to you for not having written for such a long time.
apologize to A for B「A に B のおわびをする」を用いる。to の後ろには you を置く。
「手紙を書かなかった」は完了形の不定詞 having written の前に否定語 not を置く。
③④⑤②①が正解。
(5)
I don’t like the idea of having to work on weekends.
「働かなければならないという考え」の部分は the idea …で表わす。the idea of の
後ろに「働かなければならない」を動名詞を用いて having to work とまとめる。
①④③②が正解。
50
基礎からわかる英文法
第 16 講
動名詞の意味上の主語と慣用表現
【解答】
(1)
paying
(2) my (あるいは me), paying
(3)
the, house, being
【解説】
(1)
「彼は勘定を払うと言いはった。」
insist that S V …と insist on doing の書きかえである。文の主語 He と動名詞 paying
の意味上の主語が同じであるので,意味上の主語は示さない。paying が正解。
(2)
「彼女は私に勘定を払うようにと言いはった。」
文の主語 She と動名詞 paying の意味上の主語が異なるので,意味上の主語を示す。
意味上の主語は所有格 my,あるいは目的格 me で示す。my(あるいは me), paying が正解。
(3)
「彼女は家が狭すぎると不平を言った。」
complain that S V と complain of doing の書きかえである。the house was は the house
being にする。意味上の主語 the house は無生物なのでそのままの形を用いる。the, house,
being が正解。
【解答】
(1)
②
(2)
①
(3) ③
【解説】
(1)
on doing で「…するとすぐ」。「学校を卒業するとすぐ」は On leaving school である。
②が正解。
(2)
feel like doing で「…したい気がする」。「外出したくない」は don’t feel like going out。
①が正解。
(3)
when it comes to A で「A ということになると」。A に speaking English を置く。
③が正解。
51
解答
【解答】
(1)
③
(2)
②
(3)
③
(4) ④
【解説】
(1)
「私は娘が利己的なのを恥ずかしく思っている。」
前置詞 of の後ろには動名詞 being を用いる。意味上の主語 my daughter は being の前
に置く。③が正解。
(2)
「私は息子があの大学で勉強したのを誇りにしている。」
選択肢の語句で,前置詞 of の後ろに置けるのは動名詞を用いた my son having studied
である。my son は意味上の主語。①の having studying は文法的にありえない形。
②が正解。
(3)
「私の姉は私が独力でその問題を解決するようにと言いはった。
」
insist は insist on 名詞/doing, あるいは insist that S V の文型で用いる。④の that
節の受動態は誤りである。動名詞に意味上の主語が付いた on my solving が正しい。
③が適切。
(4)
「女性がフルタイムで働くという考えは,この国では比較的新しい。」
前置詞 of の後ろは名詞か動名詞を置く。空所の後ろの full-time とのつながりを考え
ると,women working full-time が正しい。④が適切。
【解答】
(1)
①
(2)
④
【解説】
(1)
「地震がいつ起こるかは分からない。」
There is no doing「…することができない」を用いる。no telling が正しい。①が
正解。
(2)
「私は彼のおかしな帽子に笑わざるをえなかった。」
cannot but do = cannot help doing「…せずにはいられない」である。laughing が
正しい。④が正解。
52
基礎からわかる英文法
【解答】
(1)
②①④③
(2) ③①④②⑤
(3) ⑤①③④②
(4)
④①③⑤②
【解説】
(1)
She apologized to me for her baby crying all night.
apologize to A for B「A に B のことをわびる」を用いる。to の後ろには me を
置き,for の後ろには意味上の主語 her baby を示した her baby crying を置く。②①④
③が正解。
(2)
It is no good talking with her over the matter.
「…と話し合っても無駄だ」の部分をまとめる。It is no good doing「…しても無駄であ
る」を用いて is no good talking with とする。③①④②⑤が正解。
(3)
Do you think this book is worth paying for?
「この本は金を払う価値がある」の部分をまとめる。this book に続けて,be worth
doing「…する価値がある」を用いて,this book is worth paying for とまとめる。
⑤①③④②が正解。
(4)
I’m not accustomed to seeing such a horrible movie.
「そんな…を見るのになれていない」の部分をまとめる。「慣れていない」は
be accustomed to doing「…するのに慣れている」を用いる。to の後ろに seeing
such a を続ける。④①③⑤②が正解。
53
解答
第 17 講 to 不定詞の名詞的用法/形容詞的用法
【解答】
(1)
④②①③
(5)
④①⑤③②
(2)
(3) ③②④①
③②①④
(4) ③⑤②①④
【解説】
(1)
It is our duty to be good students.
「よい生徒であることは」が主語であるが,It があるので It を形式主語として,その
後に「私たちの義務である」is our duty を続ける。duty の後ろに真の主語 to be good
students を置く。④②①③が正解。
(2)
She decided to join the tennis club.
動詞は「決めた」decided。目的語として「テニスクラブに加入すること」to join the
tennis club を置く。③②①④が正解。
(3)
The best way is to do one thing at a time.
動詞は is。その後に補語として「1度に1つのことをすること」to do one thing at a
time を続ける。③②④①が正解。
(4)
Thomas Cook was the first man to form a travelling company.
日本文を「トマス・クックは旅行会社を設立した最初の人である」と言い換えて考え
る。「最初の人」the first man の後ろに形容詞的用法の不定詞 to form a travelling
company を置く。the first man は不定詞の意味上の主語である。③⑤②①④が正解。
(5)
He didn’t keep his promise to take me to the concert.
「約束を守る」は keep his promise。promise の後ろに形容詞的用法の不定詞を用いて「コンサー
to the concert を続ける。④①⑤③②が正解。
【解答】
(1)
①
(2)
④
(3)
④
(4) ③
(5) ②
54
基礎からわかる英文法
【解説】
(1)
「彼は人々とコミュニケーションをとる能力を失った。」
選択肢のなかで名詞 the ability の後ろに続けられるのは形容詞的用法の不定詞であ
る。①が正解。
(2)
「彼女は一緒に遊ぶ友達を探している。」
選択肢のなかで someone の後ろに続けられるのは形容詞的用法の不定詞。play with
someone をもとにして考える。someone to play with と with が必要である。④が正解。
(3)
「自分自身と家族の健康にほとんど注意を払わないのは賢明ではない。」
形式主語 It を用いた文が英文として正しい。③は were が誤り。④が正解。
(4)
「私たちには、処理しなければならない問題がたくさんある。」
a lot of problems を修飾するのは to 不定詞である。deal with a lot of problems をも
とにして考える。a lot of problems to deal with という表現になる。③が正解。
(5)
「その翻訳家は自分が言いたいことを表現するのは難しいと思った。」
it は形式目的語。it が指す真の目的語は不定詞 to explain である。③のように受動態
では文法的に誤り。②が正解。
【解答】
(1)
to
(2)
with
(3)
time
【解説】
(1)
「他人の悪口を言うような」が「人」を修飾するようにする。形容詞的用法の不定詞
を用いるため to を入れる。関係代名詞 who では,the man who speaks としなければ
ならないから使えない。to が正解。
(2)
「筆記用具」は「書くもの」と言いかえてみる。write with something をもとにして
考える。something to write with とする。with が正解。
(3)
「…する時間だ」は it is time to do である。空所には time を入れる。time が正解。
【解答】
55
解答
(1)
④①⑤③②
(2) ②①④③
(3) ②①④③⑤
(4)
①④②③⑤
【解説】
(1)
Young people do not know what it is like to be poor.
「貧困がどのようなものか」の部分をまとめる。it is like A to be poor で「貧困は A
のようなものである」となるから,A を what にして節の最初に置き,what it is like to
be poor とする。④①⑤③②が正解。
(2)
I looked for someone to take her place.
「彼女の代わりをする人」の部分をまとめる。「人」someone の後ろに「彼女の代わ
りをする」take her place を形容詞的用法の不定詞にして用いる。②①④③
(3)
When we are in a crowded store, it is often hard to find someone to wait on us.
「対応してくれる人を見つける」というまとまりを作る。不定詞の名詞的用法を用い
て to find someone とし、
「応対してくれる人」は someone に形容詞的用法の不定詞 to
wait on us を続ける。②①④③⑤が正解。
(4)
It seems that he lost the key to open the door with.
「そのドアを開ける鍵をなくした」という部分をまとめる。「失くした」lost の後ろ
に「そのドアを開ける鍵」を置く。形容詞的用法の不定詞を用い、the key to open the
door with とする。open the door with the key をもとにして考える。
56
基礎からわかる英文法
第 18 講
to 不定詞の副詞的用法
【解答】
(1)
②
(2)
④
(3)
②
(4) ③
(5) ④
(6) ②
【解説】
(1)
「暑い午後には,私たちはたいてい,泳ぐために湖に行く。」
文の仕組みから判断して,空所には副詞語句が使われる。副詞的用法の不定詞 to swim
「泳ぐために」だけが正しい。②が正解。
(2)
「遅れてすいません。大雪で列車が遅れてしまいました。」
感情の原因を表す副詞的用法の不定詞を用いる。④が正解。
(3)
「そんな間違いをするなんて,君は不注意に違いない。」
判断の根拠を表す副詞的用法の不定詞を用いる。②が正解。
(4)
「駅までずっと走ったが,列車は出てしまっていた。
」
「…しただけだった」という結果を表す不定詞を用いる。③が正解。
(5)
「6月の試験に受かるために,もっと一生懸命勉強するつもりです。」
目的を表す in order to do「…するために」を用いる。④が正解。
(6)
「この辞書は見つけるのが難しい」
to find は形容詞の範囲を限定して用いられている。選択肢の語では hard だけがこう
した用法で用いられる。②が正解。
【解答】
(1)
③⑤②④①
(2) ④①⑤③②
(3)
④①②③
【解説】
(1)
Do you need more information to make a final decision?
「必要ですか」は Do you need。need の後ろに「もっと情報」more information を置
く。
「最終決定をするために」は目的を表す副詞的用法の不定詞を用いて to make a final
57
解答
decision とまとめる。③⑤②④①が正解。
(2)
Both of them came to the front door to see us off.
「玄関まで来た」は came to the front door。「私たちを見送るために」は目的を表す
副詞的用法の不定詞を用いて to see us off と表す。④①⑤③②が正解。
(3)
What a fool she was to trust such a man!
「彼女はなんてばかだったのだろう」は感嘆文を用いて What a fool she was。「そん
な男を信用するなんて」は判断の根拠を表す副詞的用法の不定詞を用いて to trust such
a man とまとめる。④①②③が正解。
【解答】
(1)
②
(2)
④
【解説】
(1)
「彼は締め切りに間に合わせるために真夜中まで働いた。」
「…するために」は in order to do, so as to do を用いる。②の so は in が正しい。②
が不適切。
(2)
「あの男といっしょに働くことはほとんど不可能だ。
」
文末の him は主語の that man を指すが,不定詞では前に出ているものを指す言葉を
書かない。him は余分である。④が不適切。
【解答】
(1)
found
(2)
as, to
(3)
to, be
(4) to, swim, in
【解説】
(1)
「彼女は急いで家に帰ったが,家は全焼していた。」
only to find は結果を表す副詞的用法の不定詞で「わかっただけだ」という意味を表
す。(b)は接続詞 but が用いられているので She hurried に合わせて find の過去形 found
を用いる。found が正解。
(2)
「彼女は家族の助けとなるよう,パートタイムで働き始めた。」
(a)では so that …「…するために」が用いられている。不定詞を使って表すなら so as
to do を用いる。as, to が正解。
(3)
「100 歳まで生きる人はほとんどいない。
」
58
基礎からわかる英文法
(b)は結果を表す副詞的用法の不定詞を用いる。to, be が正解。
(4)
「この川は泳ぐのが危険だ。」
(a)の構文では不定詞句の中の動詞あるいは前置詞の目的語を主語にした文に書きか
えることができる。this river が主語になるので to swim in が残る。to, swim, in が正
解。
59
解答
第 19 講
to 不定詞の諸形態/意味上の主語
【解答】
(1)
④
(2)
②
(3)
②
(4) ④
(5) ①
【解説】
(1)
「太郎は先月,入院していたようだ。」
seems は現在であるが,入院は先月のことである。過去の内容を不定詞で表すときは
完了形の不定詞 to have been を用いる。④が正解。
(2)
「その委員会の影響は増大しているようだ。」
to の後ろには原形が置かれるから be growing が正しい。進行形の不定詞である。②
が正解。
(3)
「私は子供のように扱われるのが好きではない。」
to の後ろには原形が置かれる。treat と be が原形であるが,意味は「扱われる」とい
う受動態の意味であるので to be treated という受動態の不定詞を用いる。②が正解。
(4)
「釣りに行きたければ行っていい。」
want の後ろには,省略しないなら to go fishing が置かれる。go fishing は省略して
to だけを使うことができる。④が正解。
(5)
「要点を聞き洩らさないようにします。」
「…しないように」という否定の意味を表すには to の前に not を置く。①が正解。
【解答】
(1)
①⑤③②④
(2) ②①④③
【解説】
(1)
It is dangerous for children to swim here.
形式主語 It に「危険です」is dangerous を続ける。その後に真の主語「子供がここ
で泳ぐのは」を置く。不定詞の意味上の主語「子供が」は for children で表わし,for
children to swim here とまとめる。①⑤③②④が正解。
(2)
We made room for her to sit.
「彼女が座るように」の部分をまとめる。目的を表す副詞的用法の不定詞を用いる。
60
基礎からわかる英文法
「彼女が」は意味上の主語として for her と表わし,to sit の前に置く。②①④③が正解。
【解答】
(1)
③
(2)
③
(3)
④
(4) ②
(5) ③
【解説】
(1)
「私たちはあなたが一人でそこへ行くのはとても危険だと思った。」
形式目的語 it は「あなたが一人でそこへ行くこと」を指す。you の前には for を置く。
very の後ろには補語を置くが,「あなたが一人でそこへ行くこと」がどうであるかを述
べるので形容詞 dangerous が適切である。③が適切。
(2)
「私はこの文書をファックスで送ってもらいたい。」
want は want O to do「O が…するのを望む」の文型で用いられる。this document
「この文書」は「送られる」のであるから受動態の不定詞 to be sent を用いる。③が正
解。
(3)
「パリは芸術家が仕事をするのには良い場所である。
」
an artist「芸術家」は不定詞 to work in の意味上の主語である。for を用いる。④が
正解。
(4)
「老婦人が太郎の前にたっていたので,太郎は眠っているふりをした。」
pretend は pretend to do「…するふりをする」という用法で用いる。①と②で動詞の
原形が用いられているが,意味でふさわしいのは be sleeping「眠っている」である。
②が正解。
(5)
「母が窓を開けてはいけないと言ったのに,その少年は開けた。
」
told him not to open it が省略しない表現であるが,open it は省略して代不定詞 to
で表すことができる。③が正解。
【解答】
(1)
④①③⑤②
(2) ④②①③
【解説】
(1)
61
It was impossible for me not to think of her.
解答
It が形式主語であり「彼女のことを考えまいとしても」を真の主語とする。not to think
of her と並べる。me と for が残るが,日本文から「私が考えまいとする」と理解できる
から,不定詞の意味上の主語として for me を to の前に置く。④①③⑤②が正解。
(2)
He speaks French only when he has to.
「話さなければならないとき」の部分をまとめる。接続詞 when に導かれる副詞節に
する。when の後ろに he has to と並べ得る。to の後ろの speak French は省略できる。
④②①③が正解。
【解答】
(1)
④
(2)
②
(3)
③
【解説】
(1)
「彼は3年間パリに滞在していたそうだ。
」
(a)の is said という現在と was staying という過去の時間の関係を(b)の表現で表すた
めには完了形の不定詞を用いる。to have been staying という完了進行形の形が正しい。
④が正解。
(2)
「彼女が通るように彼は脇にどいた。」
(a)の副詞節 so that she could pass を不定詞を用いて表すには,意味上の主語を付け
た副詞的用法の不定詞 for her to pass という形にする。②が正解。
(3)
「彼女は約束を忘れていたふりをした。」
(a)の pretended という過去と had forgotten という過去完了の時間の関係を表すには,
(b)では完了形の不定詞 to have forgotten を用いる。③が正解。
62
基礎からわかる英文法
第 20 講
be + to 不定詞/疑問詞 + to 不定詞
【解答】
(1)
④
(2)
③
(3)
④
(4) ②
(5) ②
【解説】
(1)
「あなたは私たちが戻るまで,この家にいなければいけません。
」
You を主語にして後に to が続けられるのは are だけである。命令を表わしている。
④が正解。
(2)
「来月東京に引っ越す予定です。」
動詞の原形 move を続けられるのは are to だけである。予定を表わしている。move
には名詞もあるが,どの選択肢の語・語句とも結びつかない。③が適切。
(3)
「彼は二度と日本に戻ることはなかった。
」
was の後ろに置くことが出来るのは be to do を用いた④だけである。be never to do
は過去形で用いられ「二度と…しなかった」という運命を表す。④が正解。
(4)
「彼は私に地下鉄の切符の買い方を尋ねた。」
how は節を導くか,how to do の形で使われて,目的語になる。選択肢では how to buy
の形が正しい。この問題文では①のような受動態にはできない。②が正解。
(5)
「人生において初めて,私は何をしたらいいのか分からなかった。」
what to do だけが文法的に正しい。②が正解。
【解答】
(1)
was, to
(2)
to
(3)
whether, to
【解説】
(1)
「昨夜は空には星ひとつ見えなかった。」
(a)の could に対応する表現を入れる。可能を表す was to を入れればよい。was, to が
正解。
(2)
「我々はいつ話すべきかを学ばなければならない。」
when to do「いつ…すべきか」を用いる。when が正解。
(3)
63
「彼は大学に行くか行かないかを決めていない。」
解答
whether to do … or not「…するかしないか」を用いる。whether, to が正解。
【解答】
(1)
④
(2)
②
(3)
②
(4) ①
【解説】
(1)
「その鳥はその地域では見つけられなかった。」
可能を表す be to do を用いる。「鳥」は「見つけられる」のだから受動態にする。④
が正解。
(2)
「部屋をきちんときれいにしておかなければいけませんか。」
to keep の前に置くことができるのは Are だけである。問題文の be to do は義務を表
す。②が正解。
(3)
「私はこの問題について弁護士と相談しようかどうか考えていた。」
whether or not to do「…するかどうか」を用いる。or not は whether の直後に置く
こともできる。②が正解。
(4)
「彼女は何を話したらいいのか分かっていた。」
what to say で「何を話したらいいのか」である。③が正解。talk は他動詞用法もあ
るが,まれにしか使われず,目的語も一部の名詞に限られているので,この問題では適
切ではない。
【解答】
(1)
③
(2)
①
【解説】
(1)
「そのような特別な場合にはどんな種類の服を着るべきかについて彼に言いなさ
い。」
what kind of cloths to wear で what kind of cloths が wear の意味上の目的語となる
ので,wear it の it は使えない。③が不適切。
(2) 「私たちは駅で彼女と会う予定だったが,人ごみの中で彼女に会い損ねた。
」
文意は「会う予定だった」という予定の意味が適切である。would be to meet という表
64
基礎からわかる英文法
現はない。were to meet が正しい。①が不適切。
【解答】
(1)
④①③②⑤
(2) ②⑤④③①
(3)
①④③⑤②
(4) ⑤④①②③
【解説】
(1)
John is a very smart student. He seems to know how to solve the problem.
「知っているようだ」seems to know の後ろに「その問題の解き方」を置く。how to
do「…する仕方」を用いて how to solve the problem とまとめる。④①③②⑤が正解。
(2)
We should talk more seriously about when to start the project.
「いつその計画を始めるか」は when to do を用いて,when to start the project。talk
は talk about A「A について議論する」と用いるから,about の後ろに when to start the
project を置く。
(3)
The conference is to be held on September 10.
「予定である」は is to。
「開かれる」は受動態で be held として to の後ろに置く。on
は September 10 の前に置く。①④③⑤②が正解。
(4)
I knew what to say but didn’t know how to say it.
「何を言えばよいか」は what to say。
「が,判らなかった」は but didn’t know。know
の後ろに「どう言えばよいのか」how to say it を置く。⑤④①②③が正解。
65
解答
第 21 講
独立不定詞/原形不定詞
【解答】
(1)
②
(2)
④
(3)
③
(4) ②
(5) ①
【解説】
(1)
「率直に言うと,私は君の話し方が好きではない。」
独立不定詞 to be frank with you「率直に言うと」を用いる。②が正解。
(2)
「実を言えば,その本はまだ読んでいない。」
独立不定詞 to tell the truth「実を言えば」を用いる。④が正解。
(3)
「私の後ろの生徒たちが話をしていたので,先生が話すのが聞こえなかった。」
知覚動詞 hear は hear O do「O が…するのが聞こえる」という文型で用いる。speak
が正しい。③が正解。
(4)
「彼に後であなたに折り返し電話をさせましょうか。
」
使役動詞 have は have O do「O に…させる」という文型で用いる。call が正しい。
②が正解。
(5)
「母は私に1日に1個より多くアイスクリームを食べさせない。
」
<V O do>の文型で用いることが出来るのは let だけである。let O do で「O に…させ
る」。admit, get, permit は< V O to do>の文型で用いる。①が正解。
【解答】
(1)
②④①③
(2)
①④③②
【解説】
(1)
He made me repeat his instruction.
使役動詞 make は make O do の文型で用いる。O に me を用い,その後に「彼の指
示をくり返し言う」repeat his instruction を置く。②④①③が正解。
(2)
How could you let him run away like that?
「彼を…させることができたのか」の部分を並べる。could you に続けて,使役動詞
let を用い let him と並べる。①④③②が正解。
66
基礎からわかる英文法
【解答】
(1)
②
(2)
④
(3)
③
(4) ①
(5) ③
(6) ④
【解説】
(1)
「そのアメリカ人は9人の大統領が生まれ,そして去るのを見てきたと言った。」
had seen は知覚動詞 see の過去完了形。知覚動詞 see は see O do で用いるから,come
and go が正しい。②が正解。
(2)
「まず第一に,英語の文の語の順番は私の母語のものとは異なる。」
独立不定詞 to begin with「まず第一に」が正しい。④が正解。
(3) 「彼女の親は長いこと『だめだ』と言っていたが,ついに彼女がヨーロッパへ行く
ことを認めた。」
her go と her の後ろが原形になっていること,そして文意は許可を表していると考え
られるので let を用いる。③が正解。
(4) 「言うまでもなく,あなたは手紙を書くよりも直接彼に会いに行く方が礼儀正しい
だろう。」
独立不定詞 needless to say「言うまでもなく」が正しい。①が正解。
(5)
「私の後ろの彼の足音のために,私はもっと速く歩くことになった。」
使役動詞 make が用いられているので me の後ろには原形 walk を置く。③が正解。
(6)
「明日までにあなたの答えを私に知らせてください。
」
命令文である。me know と me の後ろに原形 know を置くことができるのは let だけ
である。④が正解。
【解答】
(1)
let
(2)
made
【解説】
(1)
「ジョンの親はジョンが日本で勉強するのを許すだろう。」
allow O to do は「O が…するのを許す」。(b)では him の後ろに原形 study が用いら
れている。let がこの文型で用いられ,
「許す」という意味を表す。let が正解。
(2)
67
「そのセールスマンは久美にその契約書に署名させた。」
解答
force O to do は「O に(無理やり)…させる」という意味。Kumi の後ろに原形 sign が用いられ
ら,make O do を用いる。made が正解。
【解答】
(1)
②①③④
(2)
④①③②
【解説】
(1)
Who did you have correct this composition?
日本文を「あなたは誰にこの作文を直してもらいましたか」と言い換えて考える。have
O do「O に…してもらう」を用いる。O は疑問詞 Who になり文頭にでている。did you
have correct と並べる。②①③④が正解。
(2)
We listened to her play the piano at the concert.
listen to O do「O が…するのを聞き入る」を用いる。listened to her play と並べる。
④①③②が正解。
68
基礎からわかる英文法
第 22 講
動名詞と to 不定詞
【解答】
(1)
④
(2)
③
(3)
①
(4) ③
(5) ④
(6) ①
(7) ④
【解説】
(1)
「スーザンは9時までに英語の作文を書き終えた。」
finish は動名詞を目的語とする。④が正解。
(2)
「明かりをつけてくださいませんか。とても暗くなってきています。」
選択肢のなかで動名詞を目的語とする動詞は mind だけである。mind は「気にする,
嫌がる」という意味で,Would you mind doing?は「…するのを嫌がりますか」→「…
していただけませんか」という意味になる。③が正解。
(3)
「夜9時以後にユリに電話をするのは避けるべきだ。
」
avoid は動名詞を目的語とする。①が正解。
(4)
「彼には以前どこかで会った覚えがある。
」
文意から「…したことを覚えている」とするのが適切である。動名詞を目的語とする。
③が正解。
(5)
「出発するとき傘を持っていくのを忘れないようにしなさい。」
「…することをわすれないようにしなさい」とするのが適切である。不定詞を目的語
とする。④が正解。
(6)
「あなたが休んでいるときにじゃまをするつもりはありませんでした。」
mean は不定詞を目的語とする。①が正解。
(7)
「ジョンは私が外国にいっている間,犬の世話をしましょうと申し出た。」
offer は不定詞を目的語とする。④が正解。
【解答】
(1)
②
【解説】
69
(2)
③
(3)
③
(4) ①
(5) ②
(6) ②
(7) ③
解答
(1) 「医者は私にこれ以上卵を食べないようにと忠告したので,私は卵を買うのをやめ
た。」
stop は動名詞を目的語とする。②が正解。
(2) 「テストはどうでしたか。」
「わかりません。何らかの理由で,今月末まで結果を発
表するのが延期されたんです。」
put off は動名詞を目的語とする。③が正解。
(3)
「医者は彼に健康のためにタバコをやめるようにと言った。」
tell は tell O to do の文型で用いる。give up は動名詞を目的語にする。③が正解。
(4)
「彼は罰せられるのを免れた。
」
escape は動名詞を目的語にする。文意としては「罰せられる」が適切であるから受動
態の動名詞 being punished を用いる。①が正解。
(5)
「私はパーティーへ行って,新しく来た人に会うのが本当に楽しい。」
enjoy は動名詞を目的語にする。問題文では going と meeting の2つの動名詞が目的
語になっている。②が正解。
(6)
「隣の人に電話をして,アパートのドアを調べてもらったほうがいいでしょう。」
「そんなことをしなくてもいいよ。出かけるとき,鍵をかけた覚えがあるよ。」
文意は「鍵をかけたのを覚えている」が適切である。動名詞を目的語にする。②が正
解。
(7)
「彼はタバコをやめようと決心した。」
make up one’s mind to do で「…しようと決心する」。give up と refuse では動名詞
smoking を目的語にとるのは give up。この2つから考え to give up が正しい。③が正
解。
【解答】
(1)
③
(2)
②
【解説】
(1)
「彼はレポートを書くのに忙しかったので,旅行に行くのをさらに1週間延期し
た。」
postpone は動名詞を目的語とする。③の to go は going が正しい。③が不適切。
(2)
「地球温暖化について話をするだけなのはやめて,何かをし始めよう。」
文意は「話をするだけなのはやめて」が適切である。to talk は talking が正しい。stop
70
基礎からわかる英文法
to talk では「手を休めて話をする」という意味になってしまう。②が不適切。
【解答】
(1)
⑤②③①
(2)
②①⑤③
【解説】
(1)
Sachiko continued to live with her parents even after her marriage.
動詞は continued。continue は to 不定詞も動名詞も目的語とすることができる。
continued to live, continued living のいずれも正しいが,選択肢を一つ使わないとする
と continued to live とまとめる。live の後ろに with を置く。⑤②③①が正解。
(2)
Mr. Sasaki has promised to pay the money back tomorrow.
「約束した」は has promised。promise は不定詞を目的語とするので,promised の
後ろには to pay the money を置く。②①⑤③が正解。
71
Fly UP