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2010年3月期 第1四半期決算説明資料 [PDF
NSG グループ 2010年3月期 第1四半期 決算報告 (2009年4月1日~6月30日) 日本板硝子株式会社 2009年8月10日 2 本 文 3 NSGグループ: 第1四半期決算 (2009年4月1日~6月30日) アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 4 要点: • 市場変動が沈静化しつつあることが反映された決算 • 構造改革施策は予定通り進捗 • 厳格なキャッシュ・マネージメントで業績悪化の影響を低減 • 直近の資金調達で返済期限プロフィールを改善 • 2009年5月に発表した通期業績見通しに変更なし 5 NSGグループ: 第1四半期決算 (2009年4月1日~6月30日) アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 6 連結損益計算書 (億円 ) 2010 年3月期 2 0 1 0 年3 月期 2 0 0 9 年3 月期 前年同期比 第1 四半期 第1 四半期 業績見通し 売上高 1,436 2,215 暖簾等償却前営業利益* 暖簾等償却費 * 営業利益 営業外損益 経常利益 特別損益 税前利益 当期純利益 (64) (46) (110) (48) (158) (11) (169) (157) 160 (59) 101 (32) 69 380 449 278 42 282 EBITDA -35% 5,800 (120) (300) (470) (570) (500) -85% *P社買収に係る暖簾・無形固定資産償却費負担を除いた 景気停滞の影響で業績は前年同期比では大きくダウン 7 営業利益差異分析 (暖簾等償却前) 200 09年3月期 第1四半期 10年3月期 第1四半期 150 100 50 0 (50) (100) (150) (億円) 合計 販売数量 /構成 販売価格 投入コスト 為替変動 コスト削減 合計 160 (163) (77) 5 (36) 47 (64) 市況悪化の影響分をコスト削減効果で一部相殺 8 営業外損益 2010年3月期第 2009年3月期第 1四半期 1四半期 (億円) (億円) 受取利息・受取配当 支払利息 持分法投資損益 雑損益 合計 6 (34) (6) (14) (48) 持分法適用会社の業績悪化が影響 20 (54) 19 (17) (32) 9 特別損益 2 0 1 0 年3 月期 2 0 0 9 年3 月期 第1 四半期 第1 四半期 (億円) (億円) 有価証券売却益 関係会社株式売却益 事業構造改善費等 その他 合計 41 1 (54) 1 (11) 構造改革施策は予定通り進捗 74 296 10 380 10 連結キャッシュフロー 2 0 1 0 年3 月期 第1 四半期 (億円) 2 0 0 9 年3 月期 第1四半期 (億円 ) 税金等調整前当期純利益 減価償却費及び暖簾償却費 運転資本の増減 利息及び税金等の支払額 関係会社株式等売却益 E C過料 その他 営業活動によるキャッシュ・フロー (169) 152 (56) (94) (41) 75 (133) 449 181 (213) (38) (74) (225) (107) (27) 固定資産の取得 関係会社株式等売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー (56) 72 (18) (2) (115) 500 385 フリーキャッシュフロー (135) 358 厳格なキャッシュ・マネージメントで業績悪化の影響を低減 11 主要財務指標 (KPI) 2 0 0 9 年6 月末 2 0 0 9 年3 月末 ネット借入(億円) 3,570 3,310 ネット借入/ EBITDA 8.1x 4.9x ネット借入/ 純資産比率 1.41 1.29 2 0 1 0 年3 月期 2 0 0 9 年3 月期 第1 四半期 第1 四半期 EBITDA/金融費用(年率換算) 営業利益率 * 3.6x 4.1x -4.5% 7.2% *P社買収に係る暖簾・無形固定資産償却費負担を除いた EBITDA減少で財務指標も悪化 12 NSGグループ: 第1四半期決算 (2009年4月1日~6月30日) アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 – 建築用ガラス事業 – 自動車用ガラス事業 – 機能性ガラス事業 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 13 需要および事業動向 • 10年3月期第1四半期の市況は、前年同期と比べると激変 • そのため、事業部門の業績分析には、09年3月期第4四半 期と対比する方がより有意義と判断 • 以下のスライドでは、09年3月期第4四半期との対比で表示 • 09年3月期第1四半期との比較は補足資料を参照ください 14 連結損益計算書 (億円 ) 2 0 1 0 年3 月期 2 0 0 9 年3 月期 前四半期比 第1 四半期 第4 四半期 売上高 1,436 1,530 -6% 暖簾等償却前営業利益* 暖簾等償却費 * 営業利益 営業外損益 経常利益 特別損益 税前利益 当期純利益 (64) (46) (110) (48) (158) (11) (169) (157) (71) (44) (115) (54) (169) (270) (439) (389) 10% 60% 42 37 14% EBITDA 4% 7% *P社買収に係る暖簾・無形固定資産償却費負担を除いた 注)2009年3月期第4四半期には、決算期統一のための調整を含む。 この影響を除いたベースで売上は11%の増収となる。 市場変動が沈静化しつつあることを反映 15 営業利益差異分析 (暖簾等償却前) 0 09年3月期 第4四半期 10年3月期 第1四半期 (20) (40) (60) (80) (100) (億円) 合計 販売数量 /構成 販売価格 投入コスト 為替変動 コスト削減 合計 (71) 11 (38) 9 2 23 (64) 販売価格下落分を数量増とコスト削減で相殺 16 事業別売上高 1,440億円 自動車 その他地域 6% 機能性ガラス 10% 建築用ガラス 欧州 23% 自動車 日本 6% 自動車 北米 9% 建築用ガラス 北米 4% 自動車 欧州 24% 建築用ガラス その他地域 5% 建築用ガラス 日本 13% 17 世界の板ガラス業界生産能力と稼働率 余力 需要 設備稼働率 百万㌧ 60 100% 50 95% 40 90% 30 85% 20 80% 10 0 75% 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 (暦年) 18 建築用ガラス事業 (09年3月期第4四半期との比較) 欧州 日本2 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 百万ユーロ 226 250 百万ユーロ 230 25 150 15 5 50 5 (50) (5) (150) (15) (20) (250) 売上高 (25) 億円 300 200 30 243 25 20 183 15 10 5 0 100 0 (100) (5) (10) (7) (13) (200) 売上高 暖簾等償却前営業利益1 • 季節性の数量増も価格低下で、売上高は横ばい • 一部原燃料安効果はあったものの、販売価格低下により 営業赤字 億円 (15) (20) 営業利益 • 数量減で売上高は減少 • 数量減が構造改革効果を相殺し、営業赤字拡大 注: 1暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 2 2009年3月期第4四半期は決算期末統一のための調整を除いている。 19 建築用ガラス事業 (09年3月期第4四半期との比較) 北米 その他地域 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 百万ドル 80 百万ドル 7.5 65 百万ドル 80 百万ドル 7.5 74 69 6.2 5.7 60 53 4.9 60 5.0 5.0 3.8 40 40 2.5 20 2.5 20 0.0 0 売上高 暖簾等償却前営業利益* • 市場価格低下もソーラー関連の数量増で売上高は増加 • 稼働率低下と価格低下で営業利益は減少 0.0 0 売上高 暖簾等償却前営業利益* • 南米市場では、コスト上昇、価格低下、数量減で営業 利益は減少 • 東南アジアでは、輸出の数量増が国内市場の低迷を 補い、営業赤字が縮小 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 20 ソーラービジネスの概要 • ソーラービジネス関連売上高は前年同期比で20%増加 • 直前の第4四半期との比較ではほぼ横ばい • 景気不安定で短期的には変動含み • 再生可能エネルギーの拡大や政府支援を背景に、潜在 需要は大きく、中期見通しは明るい 21 世界の自動車組み立て台数実績と見通し CAGR = 年平均成長率 (百万) 地域別 予想成長率 2007-2012年 0.7% CAGR 80 CA 4.2% 70 GR 中 国 (9.9%) 東 欧 (1.0%) 1.4% CAGR 60 南 米 (5.0%) 50 そ の 他 の ア ジ ア 諸 国 (5.0%) 40 そ の 他 地 域 (4.8%) 30 北 米 (-3.4%) 20 西 欧 (-3.9%) 10 日 本 (-1.1%) 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 0 (暦年) 2008年5%減、2009年20%減、2010年11%増の見通し 22 自動車用ガラス事業 (09年3月期第4四半期との比較) 欧州 日本 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 百万ユーロ 百万ユーロ 20 300 252 億円 100 億円 90 90 10 16 226 15 200 0 12 0 10 (100) 100 (10) 5 0 0 売上高 暖簾等償却前営業利益* • 主要市場の買換え支援措置で新車向けガラス(OE)の数量 は改善 • 構造改革施策の効果が徐々に顕在化 • 補修用ガラス(AGR)市場は慎重ながら楽観的な見通し (12) (18) (200) 売上高 (20) 営業利益 • 売上横ばいだが徐々に改善の兆しあり • 業務改善とコスト削減で赤字幅縮小 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 23 自動車用ガラス事業 (09年3月期第4四半期との比較) 北米 その他地域 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 百万ドル 百万ドル 20 200 124 百万ドル 百万ドル 100 20 81 136 64 10 100 10 50 10 0 0 0 0 (10) (100) (10) (6) (15) (20) (200) 売上高 暖簾等償却前営業利益* • カーメーカーの生産台数回復により、新車向けガラス (OE)の売上が改善 • 補修用ガラス(AGR)の数量は比較的好調に推移 • 営業赤字は主として稼働率の低下とGM・クライスラ ー破綻による (50) (10) 売上高 営業利益 • 新車向けガラス(OE)市場の改善で売上増加 • コスト管理改善で利益に寄与 • 原燃料高が営業利益に影響 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 24 機能性ガラス事業 製品別売上内訳 (10年3月期Q1) 中小型液晶用薄板ガラス 29% 複合プリンター用光レンズ 18% タイミングベルト用 ゴムコード 13% 電池用セパレータ 10% その他 18% エアフィルタ 12% 25 世界のプリンター・スキャナー等の市場 (百万ユニット) 160 140 120 100 レーザー 80 60 40 インクジェット 20 0 2007 2008 インクジェット複合機能プリンター EP単機能プリンター ファクシミリ (暦年) 2009 2010 インクジェット単機能プリンター EP複合機能プリンター スキャナー 出所: JEITA & NSG予想 26 ディスプレイタイプ別世界の携帯電話市場 (百万ユニット) 1,200 1,000 800 600 400 200 0 2006 2007 TFT (暦年) C-STN 2008 2009 BW-STN 2010 OLED 出所: NSG予想 27 機能性ガラス事業 • (09年3月期第4四半期との比較) 市場のファンダメンタルズ好転で、 回復の兆しあり 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 億円 億円 20 200 150 • • タイミングベルト用ゴムコードと電池 用セパレータの市場は自動車市場 の好転で健全化 プリンターおよびスキャナー用部品 は、家電需要の増加に伴い回復 130 10 100 0 0 0 (5) • ディスプレイ市場は中国で回復も、 他の地域は依然として低迷 (100) 売上高 営業利益 (10) 注): 09年3月期第4四半期は、子会社の決算期変更の影響を除くため、 3か月分の売上高40億円を除いている 28 NSGグループ: 第1四半期決算 アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 29 構造改革施策 • 2009年4月~6月期に1,100人を削減し、累計人員削減数 は5,600人に。最終削減目標は6,700人。 • 構造改革費用として予定通りの54億円を計上。 • 今下期は構造改革施策の効果がさらに顕在化する見通し。 • 構造改革は今期末までにはほぼ完了予定。 30 NSGグループ: 第1四半期決算 (2009年4月1日~6月30日) アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 31 資金調達および負債状況 • 既に発表した通り、2009年7月1日に300億円の優先株を発行 (優先配当率9.25%、7年期限) • 2009年7-8月に475億円の借入を実施 • 新たな借入の平均コストはTIBORプラス2.2%であり、現在の 利率にすると約2.8% • 加重平均借入返済期限は4.4年 32 NSGグループ: 第1四半期決算 (2009年4月1日~6月30日) アジェンダ • 決算概要 • 需要および事業状況 • 構造改革施策 • 資金調達 • まとめ 33 まとめ • 市場変動が沈静化しつつあることが反映された決算 • 負債の返済期限プロフィールが改善 • 構造改革施策は予定通り進捗 • コスト削減効果と市況改善で下期は業績回復が見込め、来期 からは収益成長実現へ • 2009年5月発表の通期業績見通しに変更なし 34 ご注意 • 当資料の業績見通しは、当社が現時点で入手可能 な情報及び合理的であると判断する一定の前提に もとづいており、実際の業績は見通しと異なる可能 性があります。 • その要因の主なものとしては、主要市場(欧州、日 本、北米、アジア等)の経済環境及び製品需給の変 動、為替相場の変動等があります。 日本板硝子株式会社 35 補足資料 36 事業部門別・地域別売上高(2010年3月期第1四半期) (億円 ) 建築用ガラス 自動車用ガラス 機能性ガラス その他 日本 183 90 91 11 欧州 304 333 14 18 北米 63 132 4 0 その他地域 72 79 42 0 合計 622 634 151 29 合計 375 669 199 193 1,436 37 暖簾等償却前 営業利益 (2010年3月期第1四半期) (億円 ) 建築用ガラス 自動車用ガラス 機能性ガラス その他 日本 (13) (12) (4) (11) 欧州 (26) 21 1 (28) 北米 5 (15) 0 0 その他地域 5 10 3 0 合計 (29) 4 0 (39) 営業利益率 -5% 1% 0% 合計 営業利益率 (40) -11% (32) -5% (10) -5% 18 9% (64) -4% -4% 38 暖簾等償却後 営業利益 (2010年3月期第1四半期) (億円 ) 建築用ガラス 自動車用ガラス 機能性ガラス その他 日本 (13) (12) (4) (11) 欧州 (43) 6 1 (27) 北米 2 (20) 0 0 その他地域 2 6 3 0 合計 (52) (20) 0 (38) 営業利益率 -8% -3% 0% 合計 営業利益率 (40) -11% (63) -9% (18) -9% 11 6% (110) -8% -8% 39 建築用ガラス事業 (09年3月期第1四半期との比較) 欧州 日本 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 百万ユーロ 百万ユーロ 500 50 億円 30 300 40 226 355 200 230 250 億円 183 20 25 10 100 0 0 0 0 (2) (10) (100) (13) (20) (250) 売上高 (25) 暖簾等償却前営業利益* (20) (200) 売上高 営業利益 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 40 建築用ガラス事業 北米 その他地域 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 百万ドル 百万ドル 90 80 (09年3月期第1四半期との比較) 10 78 70 100 90 80 65 60 50 4.9 40 百万ドル 5 3.4 30 百万ドル 20 90 74 13.1 70 60 50 40 10 30 20 20 10 0 0 売上高 暖簾等償却前営業利益* 3.8 10 0 0 売上高 暖簾等償却前 営業利益 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 41 自動車用ガラス事業 (09年3月期第1四半期との比較) 欧州 日本 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 百万ユーロ 百万ユーロ 400 60 億円 億円 20 200 141 333 48 90 100 252 9 10 40 0 0 200 16 20 (10) (100) (12) 0 売上高 0 暖簾等償却前営業利益* (20) (200) 売上高 営業利益 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 42 自動車用ガラス事業 北米 その他地域 10年3月期 Q1 09年3月期 Q4 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 百万ドル 200 (09年3月期第1四半期との比較) 百万ドル 191 20 百万ドル 百万ドル 150 20 18.5 136 110 10 100 100 81 0 0 10 50 (3.8) (10) (100) (15.0) (200) 売上高 10 (20) 暖簾等償却前営業利益* 0 0 売上高 暖簾等償却前営業利益* 注: 暖簾償却はピルキントン買収関連のみ 43 機能性ガラス事業 (09年3月期第1四半期との比較) 10年3月期 Q1 09年3月期 Q1 億円 200 150 億円 190 20 150 15 12 100 10 50 5 0 0 0 売上高 営業利益 44 前提為替レート 10年3月期 第1四半期 09年3月期 第1四半期 09年3月期 期中平均為替レート: 円/英ポンド 151 207 174 円/ユーロ 132 163 145 円/米ドル 97 105 101 円/英ポンド 160 212 140 円/ユーロ 136 167 130 円/米ドル 96 105 98 期末為替レート: 45