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説明会資料
市街地整備課・文化課・保育課・道路河川整備課 旧栃木市役所本庁舎・旧栃木中央(第一)小学校跡地の整備について (地方都市リノベーション事業) 1.目 的 多くの地方都市では、人口の減少や少子高齢化に伴う市街地の空洞化が課題となっ ています。本市も例外ではなく、特に、栃木駅周辺の中心市街地ではその傾向が顕著 にみられ、地域の活力の低下が危惧されています。 中心市街地の活力の低下は、市全体にも影響することから、魅力・活力・賑わいを 生み出す都市機能を集約し、「持続可能なまちづくり=都市の再構築」を進めていく 必要があります。 そこで、中心市街地の大規模な遊休地である、旧栃木市役所本庁舎跡地と旧栃木中 央(第一)小学校跡地を活用し、様々な機能を持つ施設を集約して配置することで、 中心市街地に魅力・活力・賑わいを創出し、まちなかの活性化を図ります。 2.経 過 ○「まちなか土地利用調査」の実施 両跡地の活用にあたっては、平成24・25年度に「まちなか土地利用調査」を実 施し、市民の皆様のご意見等をいただきながら、地域の魅力の向上や、中心市街地の 活性化・定住人口の増加等につながる土地利用について検討し、方向性を決定しまし た。 ※「まちなか土地利用調査」とは・・・ 「まちなか土地利用検討委員会」(自治会や商工団体等の各種団体の代表者、学 識経験者、公募委員で構成)を設置し、パブリックコメントの実施等により検討 を重ね、大規模遊休地等の土地利用の方針をまとめたものです。 ○「地方都市リノベーション事業」の導入 両跡地の整備にあたっては、栃木駅周辺の中心市街地を「とちぎ蔵の街周辺地区」 として位置づけ、「都市再生整備計画」を策定し、国の交付金事業を活用しながら都 市の再構築(リノベーション)を図る「地方都市リノベーション事業」を導入し進め ていくこととしました。 1 「とちぎ蔵の街周辺地区」の区域 3.整備する施設 旧栃木市役所本庁舎跡地 ① (仮称)文化芸術館【新築】 ② (仮称)文学館【旧別館を改修】 旧栃木中央(第一)小学校跡地 ③ (仮称)地域交流センター【旧校舎を改修】 ④ (仮称)統合保育園【新築】 ⑤ 市道 11178 号線【新設】 施設配置のイメージ 2 4.各施設等の概要 ① (仮称)文化芸術館・② (仮称)文学館 【背景】 ・本市は、栃木県発祥の地であり、数多くの文学者、芸術家、歴史的功労者を輩出 している歴史・文化・芸術が息づくまちですが、この市の魅力を発信するために 必要な規模や機能を持った展示スペースや、収蔵庫を持った施設がないため、 十分に伝えきれていない状況にあります。 ・市の歴史を象徴し、国の登録有形文化財である旧栃木市役所別館(旧栃木町役場 庁舎)は、市民の方々や観光客などからも親しまれている貴重な建物であり、文 化財として適切な保存・活用を図っていく必要があります。 ① (仮称)文化芸術館 ・歴史・文化・芸術のまちづくりの拠点施設として新築します。 ・美術館としての機能を担い、市ゆかりの芸術家等の作品の展示のほか、多彩な テーマによる企画展示を行います。 ・市民の方々による文化芸術活動の発表の場を設けます。 ・作品づくりの講座等、参加・体験型の多様なワークショップ(講座)や講演会を 開催します。 想定規模 延床面積:約 3,000~3,300 ㎡ 常設展示室、企画展示室、市民ギャラリー、収蔵庫、 想定配置諸室 講座・研修室、多目的室、飲食スペース 3 等 ② (仮称)文学館 ・旧栃木市役所別館(旧栃木町役場庁舎)を改修して再整備します。 ・市ゆかりの文学者(山本有三、吉屋信子、柴田トヨ等)や歴史的功労者、市の通 史等を紹介する拠点施設とします。 ・市の歴史的資産である旧別館を文化財として保存活用し、建物の魅力を紹介しま す。 想定規模 想定配置諸室 延床面積:約 1,040 ㎡(2階建て) ※増築分を除く面積:約 932 ㎡ 展示室、多目的スペース、資料室 【参考】旧栃木市役所別館 等 平面図 しやk 平面図(3階) 1階 2階 ※旧栃木市役所別館の平面図であり、 (仮称)文学館完成後の平面図ではありません。 ※ (仮称)文化芸術館・(仮称)文学館については、現在、基本計画の策定及び基 本設計を進めています。 必要な諸室や機能については、8~9月に開催した市民ワークショップや、関 係団体への意見照会、今後実施予定のパブリックコメントによる、市民の皆様か らのご意見等を踏まえながら検討していきます。 4 ③ (仮称)地域交流センター 【背景】 ・現在、栃木地域における市民活動や生涯学習活動等拠点として、市民会館が利用 されています。しかし、当該建物は老朽化が進んでおり、活動の新たな拠点とな る施設が求められています。 ・市民会館や、その近隣のコミュニティセンター等の利用件数は増加傾向にあり、 今後とも、市民活動の活発化が想定されます。 ・旧栃木中央(第一)小学校の校舎を改修して、(仮称)地域交流センターとして 再整備します。 ・地域の方々の交流拠点、市民活動や生涯学習活動を支援する拠点施設とします。 ・公民館としての機能を担います。(現在の栃木公民館を移転の予定) 想定規模 延床面積:約 5,300 ㎡(4階建て) 会議室、調理室、学習室、音楽スタジオ、 想定配置諸室 和室、軽運動室、関係団体の事務室 等 ※(仮称)地域交流センターについては、現在、基本設計を進めています。 必要な諸室や機能については、今後、アンケート等を実施し検討していきます。 【参考】旧栃木中央(第一)小学校 平面図(3階) ※旧栃木中央(第一)小学校の平面図であり、(仮称)地域交流センター完成後の平面図ではありません。 5 ④(仮称)統合保育園 【背景】 ・中心市街地においても、少子高齢化の傾向は顕著であり、まちなかに若い世代の 定住促進を図る必要があります。 ・近隣にあるいりふね保育園・そのべ保育園は、老朽化が進んでおり、子どもた ちの安全の確保と良好な保育環境の整備が必要です。 ・いりふね保育園・そのべ保育園を統合して新築します。 ・まちなかでの子育て支援機能の強化を図り、子育て世代のまちなか居住を促進 します。 想定規模 延床面積:約 1,463 ㎡(1階建て) 0~5 歳児保育室、延長保育・一時預かり室、 想定配置諸室 遊戯室、ランチルーム 等 ※(仮称)統合保育園については、設計が終了し、10月より建設工事が始まり ます。 (仮称)統合保育園 完成イメージ 6 ⑤市道の整備 ・旧栃木中央(第一)小学校敷地南側に市道 11178 号線を新設します。 ・(仮称)統合保育園や(仮称)地域交流センターへの、安全で快適な交通を確保 します。 ・幅員 9.5m、延長約 200mとし、片側(北側)に歩道を設けます。 ※市道については、現在、測量設計を行っています。 横断図 9.5m 北 側 ( 保 育 園 側 ) 2.5m 歩道 0.5m 路 2.75m 車道 肩 2.75m 1.0m 車道 路 南 側 肩 ○各施設の集約的配置による効果 ・歴史的・文化的施設、市民活動支援施設、子育て施設を集約して配置することによ る相乗効果により、さらなる地域の活性化を図ります。 ○周辺拠点との連携 ・旧栃木市役所本庁舎跡地・旧栃木中央(第一)小学校跡地は、「蔵の街」と「嘉右 衛門町重要伝統的建造物群保存地区」の間に位置することから、各観光地区を結ぶ 回遊ルートの拠点として、交流人口の増加を図り、まちの賑わいや活力を創出しま す。 7 5.事業のスケジュール ○事業期間:平成28年~32年度(5か年) 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 ①②(仮称)文化芸術館・文学館 基本計画・設計 実施設計 本体工事 本体工事 外構工事 ③(仮称)地域交流センター 基本設計 実施設計 本体工事 外構工事 ④(仮称)統合保育園 本体工事 外構工事 ⑤市道 11178 号線 測量設計 工 事 ○(仮称)統合保育園 の建設工事の開始について 今年度10月より、(仮称)統合保育園の建設工事が始まります。 本体工事:平成28年10月5日~平成29年9月19日(予定) 外構工事:平成29年度 ※工事車両については、旧栃木中央小学校敷地南側の道路より進入します。 (仮称)統合保育園 工事車両の進入経路 ○(仮称)文化芸術館整備にかかる、旧栃木市役所本庁舎・旧第二別館の解体工事に ついて (仮称)文化芸術館の建設工事が平成30年度より開始されることに先立ち、 平成29年度より旧栃木市役所本庁舎・旧第二別館の解体工事が始まります。 解体工事の設計:平成28年度 解体工事 :平成29年度 8