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酒類業界特に清酒製造業の現状と今後
調 査 酒類業界特に清酒製造業の現状と今後 お酒を良く知って楽しく、おいしく体にやさしく飲みましょう! 財団法人福島経済研究所 理 事 長 近 藤 哲 酒類業界においては、若者を中心とした消費者のライフスタイルの多様化、嗜好の多様化、健康 志向などから、販売(消費)数量が減少している。とりわけ清酒については、酒類のなかにあって 最も減少幅が大きい。 酒類販売(消費)数量についてみると、昭和50年からの統計では平成8年まで増加したが、平成8 年をピークに減少に転じている。特に清酒は昭和50年から減少しており、その減少幅も大きい。 福島県の伝統的地場産業である清酒製造業については、長期的な需要低迷により課税移出数量も 大きく低下している。年間課税移出数量で言えば昭和51年の61,859Å、平成10年には33,200Å、そして 平成21年には16,894Åまで減少して来ている。全国の順位も昭和55年の5位から平成21年は8位に 低下した。 昭和51年を100とすると平成21年は全国では39、福島県は27と全国的傾向よりも減少幅が大きく なっており、厳しさがうかがえる。 そうした中にあって、平成21年酒造年度全国新酒鑑評会において、福島県の蔵元が出品した清酒は 20銘柄が金賞を受賞し、17酒造年度以来4年ぶりに金賞受賞数日本一になった。このことは福島県の 清酒の品質の高さを全国に示した明るい話題と言える。こうした本県の日本酒の品質の高さ、おいしさ を前面に押し出して本県の日本酒のステータスを高めて行くことをスタートラインとし、この品質 向上の努力の結果を消費者目線での酒造りに活かし、実際の販売É消費につなげてゆくことが必要で ある。 福島県産酒の需要拡大には、業界全体としての幅広い取組が必要なのはもちろんであるが、福島県 民が清酒製造業は地域の米文化に根ざした伝統のある主要産業であることを再認識し、消費拡大の 意識を持つとともに、県内外の方々に福島県産酒のおいしさ、良さを声を大にしてPRすることから 始まるのではないかと考える。 そうしたことを基本に、お酒を良く知っていただき、料理との相性や楽しく、おいしい飲み方や スタイルの提案、品質の良いおいしい県産酒のイメージとブランド力づくりをおこなっていく必要が ある。 本稿では、お酒についてよく知っていただくこと、何気なく見ているお酒の表示内容についても 知っていただくことなども交え、福島県の伝統的地場産業である清酒製造業の現状を良く知っていた だいて、福島県の地場産業の活性化に資することを期待してまとめたものである。 お酒は、よく知って、上手に付き合えば体と心の休息、食事の楽しみ、会話Éお付き合いなど人生 を幅広く楽しむための素晴らしい飲み物である。 本県には、清酒以外にもお酒のメーカー、工場があり、いろいろなお酒をその時々の季節、場所、 メンバー、料理などで楽しみ、地元のお酒を上手に嗜むことで、本県のお酒の消費を広げてゆくこと が必要である。 また巻末に、お酒や日本酒についてよく知っていただくための知識やお酒に関する話題も載せたの でご覧いただきたい。 本稿では、清酒と日本酒の両方の名称を使うが、同じ意味で使用する。 16 ■ 福島の進路 2010.7 調 査 Ⅰ.酒類業界の現状 1.酒類販売(消費)数量の推移 酒類販売(消費)数量の推移 清酒 合成清酒 連続式蒸留しょうちゅう 単式蒸留しょうちゅう みりん ビール 果実酒 甘味果実酒 ウイスキー ブランデー 発泡酒 リキュール スピリッツ等 その他の醸造酒等 計 (単位:千Å) 昭和50年 平成1年 平成5年 平成8年 平成10年 平成15年 1,675 22 125 64 44 3,736 27 23 1,345 21 287 205 85 6,060 113 17 233 43 0 89 35 7 8,540 1,362 37 340 248 88 6,756 108 13 186 44 2 149 36 10 9,380 1,213 52 403 286 89 6,697 159 12 139 34 289 236 30 17 9,657 1,052 52 393 296 96 5,857 298 15 138 27 926 262 24 19 9,456 826 63 487 435 104 3,783 237 10 98 14 2,403 580 38 43 9,120 } 238 0 16 6 1 5,978 平成20年 平 成 8 年 対 平成20年増減 631 −582 51 −1 457 54 516 230 105 16 2,984 −3,713 227 68 10 −2 76 −63 9 −25 1,307 1,018 1,161 925 146 116 838 821 8,518 −1,139 (資料:国税庁) 酒類販売数量全体では、昭和50年と平成20年の比較では2,540Å増加しているが、昭和50年からの統計 では平成8年をピークとして減少傾向が続いており、平成8年と平成20年では1,139Å減少している。 特に清酒の落ち込み幅が大きい。ビールも大きく減少しているが、ビールの減少分は発泡酒や第三の ビールで増加している。第三のビールは酒税法の分類(主に原料の違い)からリキュールとその他の醸造酒 等にわかれて分類されることから、リキュールとその他の醸造酒等が大幅に増加している。 しょうちゅうについては、平成15年からは、連続式、単式を合わせると清酒を超える課税移出数量と なり増加が続いている。 特に単式蒸留しょうちゅう(いも、むぎなどの乙類)は昨今のブームを反映して増加が著しい。 ウイスキーについても減少していたがハイボールのブームで21年では増加に転じている。 。 清酒については、昭和50年と平成20年では約 1 / 3 強まで減少しており、減少に歯止めがかかっていない 2.成人1人当たり酒類販売(消費)状況 成人1人当たりの酒類販売(消費)は、平成10年度の95.1Æから平成20年度は82.5Æまで減少してきて いる。特に清酒は、平成10年度の10.6Æから平成20年度は6.1Æまで大きく減少してきている。 酒類合計販売(消費)数量の平成20年度都道府県別では、東京都が第1位で112.0Æ、第2位高知県 104.4Æ、福島県は第19位の80.6Æとなっている。 清酒では、新潟県が第1位で15.0Æ(一升びん換算で8.3本)、第2位秋田県11.1Æ(一升びん換算で 6.2本)、福島県は第5位の9.4Æ(一升びん換算で5.2本)となっている。福島県の場合ひと月当たり約四 合瓶一本となる。新潟県は、ひと月当たり約7合となる。 平成10年度と20年度の成人1人当たり酒類販売(消費)数量推移 酒類合計全国 清酒全国 酒類合計福島県 清酒福島県 (注)沖縄は含まない 平成10年度 95.1 10.6 90.6 15.6 平成20年度 82.5 6.1 80.6 9.4 (単位:Æ) 増 減 −12.6 −4.5 −10 −6.2 増減割合(10年対20年) 86.8% 57.5% 89.0% 60.3% (資料:国税庁) 福島の進路 2010.7 ■ 17 調 査 平成20年度成人1人当たりの主な酒類販売(消費)数量表(都道府県別)順位 全国上位と東北地区 都道府県 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 13 16 19 21 清 全国平均 東 京 高 知 大 阪 秋 田 新 潟 青 森 宮 崎 北 海 道 鹿 児 島 広 島 岩 手 山 形 福 島 宮 城 (単位:Æ) 酒 6.1 6.7 7.6 5.4 11.1 15 7.3 1.0 5.6 2.0 6.1 7.8 9.3 9.4 7.4 連続式蒸留 しょうちゅう 4.4 6.8 3.7 2.1 9.3 5.8 10.3 1.5 9.8 0.6 2.4 8.0 7.9 5.3 5.9 単式蒸留 しょうちゅう 5.0 4.8 5.5 5.9 2.6 2.6 2.8 21.7 1.5 28.2 7.0 3.2 2.7 4.6 3.9 ビ ー ル ウイスキー 28.9 48.9 34.9 37.0 30.4 32.1 28.5 21.5 28.3 20.4 29.0 26.1 28.0 26.5 26.1 発 泡 酒 0.7 1.2 0.5 0.7 1.0 0.9 1.1 0.2 1.1 0.2 0.5 0.8 1.0 1.0 1.3 12.7 12.4 24.7 16.6 14.7 13.5 16.4 16.8 13.7 15.9 15.8 12.5 9.9 11.2 11.8 リキュール その他含む 合 計 11.2 82.5 13.8 112.0 11.5 104.4 14.9 98.2 13.1 96.0 12.3 94.5 13.7 94.4 7.0 87.6 11.8 87.3 6.9 87.3 10.8 86.0 13.0 84.2 12.0 82.1 11.7 80.6 12.2 80.5 (注)沖縄は含まない (注)順位はその他含む合計の順位を優先した。 (資料:国税庁) 平成10年と20年の比較では、福島県は酒類全体で11%の減であるが、清酒は40%の減少となっている。 福島県は、お酒を多く飲むようなイメージがあるが酒類合計では平均の少し上、清酒は全国上位である が、清酒消費量1ヵ月四合瓶一本程度であり、平成20年の福島県の宿泊旅行者で観光目的全国9位の545 万人からすれば、各宿泊施設、飲食店等での福島県産酒の利用拡大、消費拡大を推進して行くことなどを 着実に進めることで消費を増やすことができるのではないかと考える。 また成人の半分は女性であり、女性に日本酒の良さを知ってもらって、消費に結びつけて行くかは消費 拡大の大きなカギである。 参考までに、都道府県別の清酒の25位までとしょうちゅうの25位までは次の表の通り。 平成20年度成人1人当たりの清酒、しょうちゅう販売(消費)数量表(都道府県別)順位 清 順位 酒 全 国 平 均 順位 全 国 平 均 イモや麦などのしょうちゅう 4.4 順位 森 道 10.3 9.8 1 2 全 国 平 均 鹿 宮 新 秋 潟 田 15.0 11.1 1 2 青 北 3 4 富 石 山 川 9.7 9.6 3 4 秋 岩 田 手 9.3 8.0 3 4 5 6 福 長 島 野 9.4 9.3 5 6 群 山 馬 形 7.9 7.9 7 山 形 9.3 7 東 京 8 9 島 福 根 井 8.8 8.4 8 9 埼 山 玉 梨 10 11 鳥 岩 取 手 8.1 7.8 10 11 宮 新 12 13 高 宮 知 城 7.6 7.4 12 13 栃 福 14 青 森 7.3 14 神 15 16 和 岐 山 阜 7.1 6.9 15 16 長 静 17 18 佐 東 賀 京 6.8 6.7 17 18 19 20 茨 滋 城 賀 6.5 6.5 19 20 21 京 都 6.4 21 富 山 3.2 21 福 島 4.6 22 23 山 愛 梨 媛 6.3 6.3 22 23 長 石 崎 川 3.2 2.9 22 23 山 京 梨 都 4.4 4.4 24 25 栃 群 木 馬 6.2 6.2 24 25 愛 三 知 重 2.8 2.7 24 25 静 福 岡 井 4.2 4.1 歌 ■ 福島の進路 2010.7 島 崎 28.2 21.7 熊 大 本 分 11.3 11.2 5 6 福 長 岡 崎 9.1 8.1 6.8 7 島 根 7.9 6.1 5.9 8 9 佐 広 賀 島 7.3 7.0 城 潟 5.9 5.8 10 11 山 岡 口 山 6.9 6.1 木 島 5.7 5.3 12 13 愛 大 媛 阪 6.0 5.9 川 5.1 14 鳥 取 5.6 野 岡 5.1 5.1 15 16 徳 高 島 知 5.6 5.5 千 茨 葉 城 5.0 4.8 17 18 和 香 山 川 5.1 4.9 高 大 知 分 3.7 3.7 19 20 東 兵 京 庫 4.8 4.8 海 奈 児 5.0 1 2 (注)沖縄は含まない 18 連続式蒸留しょうちゅう 6.1 (単位:Æ) 単式蒸留しょうちゅう 歌 (資料:国税庁) 調 査 清酒は東北、北陸、山陰地方が上位を占めている。意外に高知の清酒消費量が少ない。 しょうちゅうの連続式では青森、北海道、秋田など寒い地方が上位を占めているが寒冷地では強い酒が 好まれるのかと思う。単式蒸留しょうちゅうではいもしょうちゅうのメッカ鹿児島が断然トップの1位であり やはり九州の各県が上位を占めている。 ※詳細参考資料 資料編表1 平成20年度成人1人当たりの主な酒類販売(消費)数量表(都道府県別) 資料編表2 平成20年度成人1人当たり酒類販売(消費)数量都道府県順位 Ⅱ.清酒製造業の現状 1.課税移出数量の推移 1 ò 都道府県別課税移出数量推移 昭和51年 全 福 国 島 1,584,392 61,859 (単位:Å) 平成1年 平成10年 1,407,735 52,226 平成20年 1,132,520 33,200 655,402 18,379 平成21年 627,069 16,894 昭和51年比 平 成 21 年 39.6% 27.3% 平成10年比 平 成 21 年 55.4% 50.9% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 清酒は、全国そして福島県とも長期にわたって大幅に減少している。 全国ベースでは、平成21年は昭和51年の39.6%まで減少し、同じく福島県では27.3%と約4分の1まで 大幅に減少している。平成10年と平成21年でも全国55.4%、福島県50.9%と約10年で半分になっている。 特に平成1年以降の減少が大きく減少に歯止めがかかっていない状況にある。昭和51年からのスパンで みれば全国との比較でも福島県の減少幅は大きい。 資料編表3に全国の都道府県別課税移出数量を載せたが、主要産地では福島県は広島県に次いで減少幅 が大きい。 2 ò 課税移出数量の順位と主要産地É近隣県比較 福島県は昭和51年の5位から平成20年からは8位まで低下した。1位の兵庫、2位の京都は不動である が新潟の躍進と広島、福島の低下が目立つ。千葉と、山梨は酒造メーカーグループ化による変動である。 新潟県は、昭和55年までは本県の次の6位であったが、昭和60年に本県を逆転し5位となり、平成に 入ってからは全国3位を堅持している。特に、吟醸酒と本醸造酒の割合が高いのが特徴的である。 新潟県は、それまで全国的に主流であった甘口から淡麗辛口の酒造りに県をあげて取組し、まぼろしの ○○と言った風評が定着するなどその時代にマッチした方向転換が功を奏したと言える。 また、純米酒宣言を掲げた宮城県は、課税移出数量は本県より少ないが純米酒、本醸造酒数量は本県 より多いのも特徴的である。 福島県の清酒課税移出数量の推移と全国順位 年 度 昭和51年 昭和55年 昭和60年 平成1年 平成5年 平成10年 平成15年 平成20年 平成21年 総数量Å 全国順位 61,859 5位 63,989 5位 51,756 6位 52,226 6位 47,434 6位 33,200 7位 24,915 6位 18,379 8位 16,894 8位 1位 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 兵庫 2位 京都 京都 京都 京都 京都 京都 京都 京都 京都 3位 広島 秋田 秋田 新潟 新潟 新潟 新潟 新潟 新潟 4位 秋田 広島 広島 秋田 秋田 秋田 秋田 愛知 愛知 5位 福島 福島 新潟 広島 広島 愛知 愛知 秋田 秋田 6位 新潟 新潟 福島 福島 福島 広島 福島 千葉 千葉 7位 長野 長野 埼玉 埼玉 愛知 福島 広島 埼玉 埼玉 8位 福岡 山形 長野 長野 埼玉 千葉 埼玉 福島 福島 9位 山形 福岡 山形 愛知 長野 埼玉 千葉 広島 広島 10位 埼玉 埼玉 愛知 山形 山形 長野 長野 山梨 山梨 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 19 調 査 主要産地の課税移出数量の推移 年 度 昭和51年 昭和55年 昭和60年 平成1年 平成5年 平成10年 平成15年 平成20年 平成21年 昭 和 51 年 対 平成21年割合 平成1年対 平成21年割合 (単位:Å) 福島県 61,859 63,989 51,756 52,226 47,434 33,200 24,915 18,379 16,894 兵庫県 542,323 533,768 443,686 454,209 460,444 366,182 265,195 198,964 192,050 京都府 205,801 202,432 174,990 168,415 168,216 140,657 135,956 110,400 104,366 新潟県 49,918 52,274 52,640 65,002 77,617 73,752 61,592 48,846 46,648 秋田県 71,739 70,620 57,676 59,345 58,718 47,404 33,151 23,844 23,049 愛知県 24,651 25,040 27,183 35,866 40,239 36,249 29,907 24,040 23,600 広島県 72,903 70,404 57,668 57,703 50,642 35,790 23,194 15,798 14,717 千葉県 7,116 7,104 6,992 7,672 7,632 29,972 21,921 20,595 20,546 埼玉県 28,000 29,571 37,016 40,715 38,660 27,610 22,947 19,604 19,671 全国総計 1,596,445 1,553,821 1,342,672 1,407,735 1,396,777 1,132,520 870,957 655,402 627,069 27.3% 35.4% 50.7% 93.4% 32.1% 95.7% 20.2% 288.7% 70.3% 39.3% 32.3% 42.3% 62.0% 71.8% 38.8% 65.8% 25.5% 267.8% 48.3% 44.5% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 平成10年からの統計による清酒課税移出量の推移近隣県比較 吟醸酒 うち純米吟醸酒 純米酒 本醸造酒 一般酒 合計 うち生酒 吟醸酒比率 純米酒比率 本醸造酒比率 一般酒比率 平成10年 1,302 542 2,298 3,459 26,142 33,200 1,527 3.9% 6.9% 10.4% 78.7% 福 島 県 平成15年 平成20年 1,799 1,773 598 649 2,259 2,518 2,188 1,583 18,669 12,505 24,915 18,379 1,278 1,357 7.2% 9.6% 9.1% 13.7% 8.8% 8.6% 74.9% 68.0% 平成21年 1,768 685 2,454 1,503 11,170 16,894 1,300 10.5% 14.5% 8.9% 66.1% 平成10年 8,642 3,594 6,043 25,985 33,082 73,752 7,526 11.7% 8.2% 35.2% 44.9% 新 潟 県 平成15年 平成20年 10,589 8,549 4,494 4,498 5,301 4,160 22,781 18,990 22,921 17,147 61,592 48,846 6,370 5,277 17.2% 17.5% 8.6% 8.5% 37.0% 38.9% 37.2% 35.1% 平成21年 8,019 4,895 4,085 17,744 16,800 46,648 4,984 17.2% 8.8% 38.0% 36.0% (単位:Å) 平成10年 1,186 708 2,147 5,602 2,355 11,290 779 10.5% 19.0% 49.6% 20.9% 宮 城 県 平成15年 平成20年 1,167 935 686 633 2,859 2,720 5,163 3,836 1,638 1,429 10,826 8,920 690 692 10.8% 10.5% 26.4% 30.5% 47.7% 43.0% 15.1% 16.0% 平成21年 967 689 2,487 3,509 1,231 8,193 655 11.8% 30.4% 42.8% 15.0% 平成10年 1,379 549 3,294 7,342 35,389 47,404 2,366 2.9% 6.9% 15.5% 74.7% 秋 田 県 平成15年 平成20年 1,559 1,511 667 601 2,346 2,037 4,611 2,745 24,634 17,550 33,151 23,844 1,727 1,403 4.7% 6.3% 7.1% 8.5% 13.9% 11.5% 74.3% 73.6% 平成21年 1,552 618 2,004 2,534 16,960 23,049 1,250 6.7% 8.7% 11.0% 73.6% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 本県についても、吟醸酒、純米酒の数量、比率ともに高くなっており、特定名称酒へのシフトから高品質 の酒造りへの努力がうかがえる。 一方、一般酒比率では本県は秋田とともに高いが、徐々に比率は低下してきている。 ※詳細参考資料:資料編表3 資料編表4 都道府県別清酒課税移出数量 都道府県別清酒課税移出数量順位と増減順位 2.造り別(特定名称酒等)課税移出数量 最近は、いわゆる吟醸酒や純米酒などの特定名称酒が脚光を浴びてきているが、平成10年からは吟醸酒、 純米酒などの造り別の課税移出数量が公表されており、造り別の課税移出数量で最近の傾向等をみてみた。 平成10年(1∼12月)近隣県、主要産地清酒造り別課税移出数量 吟 福 島 秋 田 宮 城 山 形 新 潟 広 島 京 都 兵 庫 全国合計 醸 酒 1,302 1,379 1,186 2,806 8,642 2,714 5,889 7,933 59,212 うち純米吟醸酒 542 549 708 1,118 3,594 1,239 3,524 1,876 25,387 純 米 酒 2,298 3,294 2,147 2,064 6,043 1,365 4,079 13,411 62,444 本醸造酒 3,459 7,342 5,602 4,766 25,985 2,894 9,176 52,330 169,140 (単位:Å) 一 般 酒 26,142 35,389 2,355 10,495 33,082 28,816 121,514 292,508 841,724 合 計 33,200 47,404 11,290 20,130 73,752 35,790 140,657 366,182 1,132,520 うち生酒 1,527 2,366 779 2,345 7,526 1,835 7,198 18,103 67,525 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 20 ■ 福島の進路 2010.7 調 平成21年(1∼12月)近隣県、主要産地清酒造り別課税移出数量 吟 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 査 (単位:Å) 本醸造酒 一 般 酒 合 計 うち生酒 福 島 1,768 685 2,454 1,503 11,170 16,894 1,300 秋 田 1,552 618 2,004 2,534 16,960 23,049 1,250 宮 城 967 689 2,487 3,509 1,231 8,193 655 山 形 2,532 1,382 1,745 2,318 3,974 10,568 1,624 新 潟 8,019 4,895 4,085 17,744 16,800 46,648 4,984 広 島 1,381 730 1,359 1,239 10,738 14,717 1,020 京 都 3,309 2,102 2,881 3,226 94,950 104,366 2,674 兵 庫 3,215 1,186 11,396 12,809 164,630 192,050 5,969 全国合計 41,747 23,499 56,044 67,679 461,599 627,069 36,114 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 平成10年(1∼12月)近隣県、主要産地課税移出数量造り別割合 吟 福 島 秋 宮 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 (単位:%) 酒 本醸造酒 6.9% 一 10.4% 般 酒 合 78.7% 計 3.9% 1.6% 100% 田 2.9% 1.2% 6.9% 15.5% 74.7% 100% 城 10.5% 6.3% 19.0% 49.6% 20.9% 100% 山 形 13.9% 5.6% 10.3% 23.7% 52.1% 100% 新 潟 11.7% 4.9% 8.2% 35.2% 44.9% 100% 広 島 7.6% 3.5% 3.8% 8.1% 80.5% 100% 京 都 4.2% 2.5% 2.9% 6.5% 86.4% 100% 兵 庫 2.2% 0.5% 3.7% 14.3% 79.9% 100% 全国合計 5.2% 2.2% 5.5% 14.9% 74.3% 100% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 平成21年(1∼12月)近隣県、主要産地課税移出数量造り別割合 吟 福 島 秋 宮 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 (単位:%) 酒 本醸造酒 14.5% 一 8.9% 般 酒 合 66.1% 計 10.5% 4.1% 100% 田 6.7% 2.7% 8.7% 11.0% 73.6% 100% 城 11.8% 8.4% 30.4% 42.8% 15.0% 100% 山 形 24.0% 13.1% 16.5% 21.9% 37.6% 100% 新 潟 17.2% 10.5% 8.8% 38.0% 36.0% 100% 広 島 9.4% 5.0% 9.2% 8.4% 73.0% 100% 京 都 3.2% 2.0% 2.8% 3.1% 91.0% 100% 兵 庫 1.7% 0.6% 5.9% 6.7% 85.7% 100% 全国合計 6.7% 3.7% 8.9% 10.8% 73.6% 100% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 平成10年(1∼12月)近隣県、主要産地清酒造り別課税移出数量全国順位 吟 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 本醸造酒 一 般 福 島 11位 13位 6位 11位 秋 田 8位 12位 4位 5位 3位 宮 城 12位 8位 7位 6位 43位 山 形 4位 6位 8位 8位 14位 新 潟 1位 1位 2位 2位 4位 広 島 5位 5位 14位 14位 6位 京 都 3位 2位 3位 3位 2位 兵 庫 2位 3位 1位 1位 1位 酒 7位 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 21 調 査 平成21年(1∼12月)近隣県、主要産地清酒造り別課税移出数量全国順位 吟 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 本醸造酒 一 般 福 島 5位 9位 7位 10位 8位 秋 田 7位 10位 8位 5位 5位 宮 城 12位 8位 6位 3位 32位 山 形 4位 3位 9位 6位 16位 新 潟 1位 1位 3位 1位 6位 広 島 8位 6位 11位 13位 9位 京 都 2位 2位 5位 4位 2位 兵 庫 3位 4位 1位 2位 1位 酒 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 1 ò 吟醸酒 吟醸酒は、平成10年全国で59,212Åから平成21年41,747Åまで減少している。福島県は、平成10年 1,302Åから平成21年1,768Åと増加しており、吟醸酒の割合が高くなってきている。順位では平成10年の 11位から平成21年は5位まで上がってきている。 特定名称酒が良く知られるようになってきて、吟醸酒ブームと言われるようになってきているが、全国 ベースでは減少しており、清酒消費の構造的問題がうかがえる。 2 ò 純米酒 純米酒は、平成10年全国で62,444Åから平成21年56,044Åまで減少しているが減少割合は全体の中では 小さい。福島県は、平成10年2,298Åから平成21年2,454Åと増加している。順位では平成10年の6位から 平成21年は7位となった。 3 ò 本醸造酒 本醸造酒は、平成10年全国で169,140Åから平成21年67,679Åまで減少している。福島県は、平成10年 3,459Åから平成21年1,503Åと半分以下まで減少している。 4 ò 一般酒 一般酒は、平成10年全国で841,724Åから平成21年461,599Åまで減少している。福島県は、平成10年 26,142Åから平成21年11,170Åと半分以下まで減少している。 順位では、平成10年の7位から平成21年は8位となっている。 福島県でみれば、本醸造酒と一般酒が吟醸酒と純米酒にシフトしているが、清酒全体の減少をカバー するまでには及ばない。 5 ò 特徴的な点 宮城県は、昭和61年から「みやぎ純米酒の県」を宣言し、純米酒造りとイメージの統一に取り組んでおり その成果が上がってきている。 課税移出数量全体に占める特定名称酒の割合は、宮城県が85%と本県の34%、新潟の64%、山形の62% を超え、全国最高レベルに達するまでになった。この背景としては、大きい蔵元が少なく、他県の酒に蹂躙 されていた市場をなんとかしようとして「みやぎ純米酒の県」を宣言し取り組んだことによるものである。 造り別の課税移出数量や順位を見ると、本県をはじめとして東北、新潟が酒どころであり、特に今人気 が出てきている特定名称酒のメッカであると言える。 22 ■ 福島の進路 2010.7 調 ※詳細参考資料:資料編表5 査 平成10年都道府県別清酒造り別課税移出数量 資料編表6 平成10年都道府県別清酒造り別課税移出数量比率 資料編表7 平成10年都道府県別清酒造り別課税移出数量と順位 資料編表8 平成21年都道府県別清酒造り別課税移出数量 資料編表9 平成21年都道府県別清酒造り別課税移出数量比率 資料編表10 平成21年都道府県別清酒造り別課税移出数量と順位 3.輸出の推移 清酒の輸出数量は着実に増えており、海外へ向けての販売努力による日本酒の評価が高まってきている ことを裏付けている。 国別では、アメリカが最も多くなっており、ここ数年では韓国の急上昇が著しくなってきており注目に 値する。 韓国では、日本式居酒屋の人気が高く、日本酒は韓国の焼酎に比べてアルコール度数が低く、瓶なども 高級感があり飲みやすいことなどから人気が高く、消費も増えている。 清酒の主な国別輸出数量の推移 国 別 (単位:Å) 平成8年 平成10年 平成15年 平成18年 平成19年 平成20年 アメリカ 1,401 1,491 2,204 3,354 3,852 台湾 5,827 4,001 2,191 1,991 1,700 1,626 香港 933 734 1,026 877 1,006 1,213 カナダ 393 240 468 490 484 530 1,529 韓国 3,843 29 33 133 665 1,069 イギリス 288 287 248 292 333 321 中国 132 56 314 426 468 482 シンガポール 311 214 208 222 302 306 97 93 78 92 118 135 オーストラリア ブラジル その他含む合計 17 21 86 76 122 344 10,402 8,089 8,269 10,269 11,334 12,151 (資料:日本酒造組合中央会HP 原資料は財務省「日本貿易統計」) 4.清酒製造業の経営 1 ò 経営分析比率 主要、近隣産地の主要経営分析比率は下表の通りである。 平成20年度の主要、近隣産地の清酒製造業の主要経営分析比率 総利益率 営業利益率 一般管理 販売費率 実金融費用 比 率 (単位:%、千円) 人件費率 自己資本 比 率 自己資本対 借入金比率 従業員1人 当たり売上高 福 島 30.8 −1.3 32.0 2.8 27.2 19.3 323.0 15,110 秋 田 30.6 0.2 30.4 −1.3 25.2 71.3 26.7 19,772 山 形 32.9 3.0 30.0 1.8 29.3 48.3 80.3 16,279 宮 城 24.8 0.3 24.6 1.1 25.9 52.1 62.1 19,653 新 潟 36.0 11.7 24.3 0.5 21.1 76.4 18.8 29,431 京 都 40.8 −1.4 42.2 0.1 14.9 68.6 21.4 38,546 兵 庫 37.8 −1.3 39.2 0.0 15.2 52.8 43.7 48,738 愛 知 38.3 2.8 35.5 1.1 19.0 43.6 87.3 26,505 広 島 33.7 −0.1 33.8 −0.9 27.2 78.5 16.3 19,195 全国総計 36.1 1.8 34.3 0.8 21.4 50.2 65.8 24,485 (資料:国税庁) 福島の進路 2010.7 ■ 23 調 査 福島県の課題は、収益率、自己資本比率、従業員一人当たりの売上高の少なさなどに表れている。 この表で特徴的なことは、秋田、広島も収益性は低いが、自己資本比率は高いこと。 新潟県の営業利益率の高さは特筆すべきものがあり、一人当たり売上高も全国ブランドの大手蔵を持つ 兵庫、京都は別としても高い。 2 ò 販売先別課税移出数量 販売先を地域別でみると、福島県は県内47.3%と全国平均よりは高いが、近隣では、宮城、新潟、山形 の自県割合が高い。兵庫、京都を除く割合では、福島県の自県割合は低くなる。 自局とは管轄する国税局内を言うが、秋田は東北地区への販売割合が多くなっているのが特徴的である。 福島県内の料飲店で秋田の有名ブランド銘柄を良く見かけるのもうなずける。秋田の酒の東北地区シェア が高いこと、福島県内でも多く見受けられることなどを考えると、福島県は自県のシェアを高める余地は まだまだあると考える。 業態別では、福島県は卸売業者へ8割強を販売しているが秋田や広島に比べると低く宮城や新潟と比べる と高い、小売業者への販売は全国平均より高いが、新潟、山形、宮城と比べると低い。また、消費者への 販売が平均よりは多い。 平成20年度主要、近隣産地の清酒製造業の販売先別課税移出数量 地 自 福 島 秋 田 山 形 宮 城 新 潟 京 都 兵 庫 愛 知 広 島 全 国 計 ※兵庫、京都除く ※ 3 ò 域 県 47.3 35.4 54.0 62.2 55.0 8.3 9.6 43.3 65.0 32.7 56.1 別 自 局 8.4 21.2 9.8 6.0 8.2 17.1 21.4 31.6 10.0 15.9 12.2 割 他 合 局 44.3 43.4 36.2 31.8 46.8 74.6 69.0 25.1 25.0 51.4 31.7 兵庫、京都除くは、全国ブランドの多い両地区を除外して算出した参考値 (単位:%) 業 卸売業者 82.7 95.3 75.7 82.1 69.0 98.7 98.2 91.7 90.6 86.7 75.2 態 別 割 小売業者 13.8 3.3 19.6 15.7 29.3 0.9 1.2 7.1 7.1 11.2 21.3 合 消 費 者 3.5 1.4 4.7 2.2 1.7 0.5 0.6 1.2 2.3 2.0 3.5 (資料:国税庁) 福島県の清酒製造業数 福島県では、現在64の蔵元で清酒を製造している。 福島県酒造組合の資料による蔵元、銘柄は末尾に掲載した。 Ⅲ.清酒製造業の課題 1.現状の課題 1 ò 業界全体 酒類全体の消費量が減少する中で、特に清酒の落ち込みは大きく、どうやって歯止めをかけるかが最大 の課題。 日本酒は、日本古来の酒であり、全国の地方、地方でその伝統や文化とともに生きてきたものであり 地方ごと、蔵元ごとに独自の酒造りをしてきたことで全体的な統一行動がとりにくかった。 日本酒については、特定名称種は8種類あるうえ生一本などの表示やその製造方法などにより種類も 多く、特長や違いがわかりにくい面が多い。最近は、吟醸酒や純米酒など知られてきているが、まだまだ 清酒ひとくくりでしか理解されていない面も見られ、清酒の表示方法にわかりやすさの工夫が必要なので はないか。 24 ■ 福島の進路 2010.7 調 査 健康志向やカロリー問題でも清酒の間違ったイメージがある面もあり、間違ったイメージの払拭に力を 入れる必要がある。 飲食店や宿泊施設などで料理との相性や飲み方を示しているところはまだまだ少ないのが現状であり 日本酒の楽しみ方などのPR不足感は否めない。 2 ò 福島県 福島県において以前は、灘や伏見への桶売り、北関東É首都圏への供給元として造れば売れる時代が あったことも事実である。 そうした歴史的背景もあり、福島県産酒の多くを占めている一般酒の消費の落ち込みが大きいという 構造的問題も抱えている。 福島県産酒の目指すべき方向性をどのように形成し、イメージアップ、ブランド力の向上にどのように 取組するかも課題。 県内の飲食店、旅館、ホテルにおいて、県産酒を積極的に使っているところもあるが、県外のお酒を 使っているところも数多く見られ、地元、地域に対する販売努力についての見直しが必要なのではないか。 蔵元、流通業者、飲食店、宿泊施設などとの共存、連携策はどうなのかなどの課題も見える。 Ⅳ.清酒製造業における取組事例 福島県においては、県産酒の品質向上を目指し各蔵元が努力した結果、平成21年酒造年度全国新酒鑑評 会において、福島県の蔵元が出品した清酒は20銘柄が金賞を受賞し、17酒造年度以来4年ぶりに金賞受賞 数日本一になった。 きらめき 福島県として、酒造好適米「夢の香」の開発や「うつくしま夢酵母」 、 「うつくしま 煌 酵母」を誕生させる などの取組を行っている。 <酒造好適米「夢の香> 従来の「五百万石」より優れた品種を開発するために、福島県農業試験場において、平成3年に 八反錦1号を母に、出羽燦々を父として人口交配を実施し、その後の優良個体や系統の選別を行い、 10年の歳月と莫大な費用を費やし、各種の特性を調査しながら育成された。 もろみ 「夢の香」は五百万石同様の心白を有しかつ同等の大粒米であり、吸水性が良く、醪で溶けやすい 軟質米。 <うつくしま夢酵母> 平成3年に誕生。低酸性で、発酵力が強めの酵母。香りはバナナÉメロン系。 現在も純米酒などに広く使われている。 <うつくしま煌酵母> 清酒鑑評会用の出品酒などにも使用できる香りの高い吟醸用酵母が欲しいとの要請から、平成15年 に開発に着手し平成20年に開発に成功。 煌酵母は3種類あり、 C10 イチゴÉリンゴ系の香りが極めて強く、華やかな香りが特徴。女性や初めて日本酒を飲む方 におすすめ R50 2種類の香りを楽しめ、発酵力が強く、辛口の酒に最適。日本酒を飲みなれた方におすすめ。 G30 香りのバランスが良く、高級酒の製造向け。上品な清酒がお好みの方におすすめ。 出典:福島県酒造組合資料より 以上を読むとこれを使った日本酒をのんでみたくなりませんか。 福島の進路 2010.7 ■ 25 調 査 日本酒造組合中央会では東京都西新橋の日本酒造会館に日本の酒情報館を設け、全国のお酒の紹介や 各地の酒造組合のパンフレット、お酒に関する資料などを備え、ホームページにはお酒の紹介やお酒に まつわる話を掲載し、いろいろなイベントを開催するなど情報の発信と需要喚起に力を尽くしている。 福島県酒造組合や各地域の酒造組合でも地酒まつりなどのイベントを開催したり、独自の冊子を作成 したりして、県産酒の需要拡大に努力しており、福島県酒造組合では、今年の8月27日には東京渋谷の セルリアンタワー東急ホテルで[ふくしま美酒体験 in 渋谷「 JIZAKE FESTIVAL 」]を開催すること など、県産酒の消費拡大に力を入れている。 Ⅴ.清酒製造業の展望と今後の需要喚起 酒類業界全体では、今後の人口減少社会、高齢化社会、飲酒に対する自律的規制等にあって需要が増える とは考えにくいことから現状をどう維持して行くかが課題。 清酒についても、全体のマーケットの成長については厳しいものがあることを前提として戦略を立てる 必要がある。 数量の落ち込みはなだらかながらもまだ続くと思われるが、付加価値の高い商品で売上金額規模を維持 する方向を目指してゆくことになるのではないか。 1 ò 業界全体 まずは、清酒をもっとよく知ってもらう努力が大切であり、消費者Éお客様にお酒の特徴、飲み方など をわかりやすく示すことが求められる。清酒をよく知るPRツールも沢山あるが、それらがあることを 知ってもらうことが大切であり、HPやそれらのPRツールをどう知らせるかが大切。 いろいろな年代層の嗜好を分析し、ニーズに合ったバリエーションの日本酒の開発とわかりやすい品質 表示を行う。 成人1人当たりの酒類販売(消費)量と清酒の販売(消費)量については前述したが、成人の半分は女性 が占めており、女性に日本酒をよく知ってもらい、飲みやすさや飲み方の提案を行うなどの女性マーケット 開拓が重要である。たとえば、缶チューハイやハイボールに学ぶことがあるのではないか。甘めのにごり 酒のサイダーわりやフルーツわりなどで日本酒のアルコール度数をおさえ、飲みやすくしてPRすること などが考えられる。また、美容効果もあると言われることから、美容面の話題などのPRも必要である。 なぜかつくられてしまった清酒のマイナスイメージである健康面についての正しい理解と、健康に気を 使った飲み方のPRを行う。 「和らぎ水」の薦めをもっと広く知らせる。――「和らぎ水」の効能については後記。 2 ò 福島県 金賞受賞日本一のPRで高品質の福島の酒を大々的に知ってもらう活動を行い、そうしたことを基本と して、高めた技術を応用し消費者がある程度気軽に購入できる価格の日本酒を消費者目線で開発する。 吟醸酒や純米酒で日本酒の奥の深さ、おいしさを知って飲んでもらうとともに、価格の面などから日常 的にある程度の量が飲まれる本醸造酒、一般酒のレベルアップと飲み方の提案、PRも必要である。 県内の飲食店、旅館、ホテル等向けのおいしい飲み方の冊子やプロモーションビデオ、PRポスターの 作成。 郷土料理との相性の研究É開発と提案そして発信。 インターネットの活用による県産酒のPRと販売促進。インターネットは見てもらわなければ効果が ないので、県内の行政機関や、企業、観光案内、宿泊施設などのホームページと酒造組合のホームページ をリンクさせることをすすめる。 26 ■ 福島の進路 2010.7 調 査 首都圏での県産酒祭りなどのイベント、キャンペーンの継続と広く知ってもらう努力。 各地の道の駅などを活用して地元の酒の情報発信を行うこと。 今も実施しているところもあるが、主要な駅での地酒飲み比べ処の設置とPR。 造り手や造っている場所などについて写真を使って美味しい酒造りをわかりやすく伝える努力。 「夢の香」、「うつくしま夢酵母」、「うつくしま煌酵母」使用のわかりやすい表示とそれを使った県産酒 のPRと、安全É安心な酒造りのPR。 Ⅵ.まとめ まとめとして言えば、次にあげた日本酒の持つ5つのチカラを広く、着実に知らしめて行くことがこれ からの清酒の消費低下への歯止めになると考えるし、需要喚起のキーワードであると考える。 これを蔵元、酒販卸、小売店、飲食店、旅館Éホテルなどの宿泊施設などが協力してお客様に知って いただくための努力が大切である。 日本酒だけが持つ5つのチカラ The Power of SAKE You will appreciate the secrets of SAKE 細やかな季節感を体現 洗練された伝統・文化 多様で連綿と続く地域性 自由自在な楽しみ方 健康・美容群抜く効能 日本酒造組合中央会資料より 福島県の清酒の需要は低迷しているが、高品質の酒造りの努力も実ってきており、活かせるものは出来 てきていることから、需要喚起はそれをどう活かすかにかかってくる。 県内の飲食店、宿泊施設での県産酒のウエイトをすこしでも高めれば減少に歯止めがかかり、反転増加 も期待できる。そのためには、県産酒のブランドイメージの方向づくりとブランド力の向上について、 業界全体、福島県ハイテクプラザ、卸、小売、飲食店、宿泊施設などが協力し合って取り組むことが求め られる。 また、各蔵元がそれぞれの個性を生かしながら努力して来たいい酒造りについて更なる不断の努力を 積み重ねながら、高品質で安定した酒造りを行うとともに消費者、飲み手目線での酒造りに生かし、その 良さをわかってもらう営業努力と発信を粘り強く地道に継続して行くことが大切である。 最も大切なことは、福島県民が、自ら本県の酒の良さを知って県産酒にもっと目を向け、消費し、県 内外においしさ、良さを発信して行くことである。 健康で明るく楽しい乾杯は県産酒で! いろいろなお酒を地元の食材、料理で楽しみましょう。 福島の進路 2010.7 ■ 27 調 査 お酒を知っておいしく、楽しむためのコーナー 1.酒税法における酒類の分類及び定義 酒税法における酒類の分類及び定義 品 目 定義の概要(酒税法第3条第7号から第23号まで) *米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの(アルコール分が22度未満のもの) 清酒 *米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させてこした もの(アルコール分が22度未満のもの) *アルコール、しょうちゅう又は清酒とぶどう糖その他政令で定める物品を原料として製造 合成清酒 した酒類で清酒に類似するもの(アルコール分が16度未満でエキス分が5度以上等のもの) 連続式蒸留しょうちゅう *アルコール含有物を連続式蒸留機により蒸留したもの(アルコール分が36度未満のもの) 単式蒸留しょうちゅう *アルコール含有物を連続式蒸留機以外の蒸留機により蒸留したもの(アルコール分が45度 以下のもの) *米、米こうじにしょうちゅう又はアルコール、その他政令で定める物品を加えてこした みりん もの(アルコール分が15度未満でエキス分が40度以上等のもの) *麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの(アルコール分が20度未満のもの) ビール *麦芽、ホップ、水及び麦その他政令で定める物品を原料として発酵させたもの(アルコー ル分が20度未満のもの) *果実を原料として発酵させたもの(アルコール分が20度未満のもの) 果実酒 *果実に糖類を加えて発酵させたもの(アルコール分が15度未満のもの) 甘味果実酒 *果実酒に糖類又はブランデー等を混和したもの *発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて発酵させたアルコール含有物を蒸留した ウイスキー もの ブランデー *果実若しくは果実及び水を原料として発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの 原料用アルコール *アルコール含有物を蒸留したもの(アルコール分が45度を超えるもの) 発泡酒 その他の醸造酒 *麦芽又は麦を原料の一部とした酒類で発泡性を有するもの(アルコール分が20度未満の もの) *穀類、糖類等を原料として発酵させたもの(アルコール分が20度未満でエキス分が2度 以上等のもの) スピリッツ *上記のいずれにも該当しない酒類でエキス分が2度未満のもの リキュール *酒類と糖類等を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの 粉末酒 *溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のもの 雑酒 *上記のいずれにも該当しない酒類 2.特定名称の清酒の表示 特定名称の清酒とは、吟醸酒、純米酒、本醸造酒をいい、それぞれ所定の要件に該当するものにその 名称を表示することができます。 吟 醸 酒……精米歩合60%以下の白米と米麹および水、またこれらと醸造アルコールを原料として吟味 して造った酒で、固有の香味および色沢が良好なものです。 純 米 酒……白米と米麹および水を原料として造った酒で、香味および色沢が良好なものです。文字 どおり、お米だけで造られた酒です。 本醸造酒……精米歩合70%以下の白米と米麹および水、またこれらと醸造アルコールを原料として造った 酒で、香味および色沢が良好なものです。 28 ■ 福島の進路 2010.7 調 査 なお、特定名称は、原料、製造方法等の違いによって8種類に分類されます。 使用原料 精米歩合 こうじ米の 使用割合 香味等の要件 ぎんじょうしゅ 米、米こうじ、 醸造アルコール 60%以下 15%以上 吟醸造り、固有の香味、 色沢が良好 だいぎんじょうしゅ 米、米こうじ、 醸造アルコール 50%以下 15%以上 吟醸造り、固有の香味、 色沢が特に良好 米、米こうじ − 15%以上 香味、色沢が良好 米、米こうじ 60%以下 15%以上 吟醸造り、固有の香味、 色沢が良好 米、米こうじ 50%以下 15%以上 吟醸造り、固有の香味、 色沢が特に良好 特別 純 米酒 米、米こうじ 60%以下又は特別な製造 方法(要説明表示) 15%以上 香味、色沢が特に良好 ほんじょうぞうしゅ 米、米こうじ、 醸造アルコール 70%以下 15%以上 香味、色沢が良好 とくべつほんじょうぞうしゅ 米、米こうじ、 醸造アルコール 60%以下又は特別な製造 方法(要説明表示) 15%以上 香味、色沢が特に良好 特定名称 吟醸酒 大吟 醸 酒 じゅんまいしゅ 純 米酒 じゅんまいぎんじょうしゅ 純 米吟 醸 酒 じゅんまいだいぎんじょうしゅ 純 米大吟 醸 酒 とくべつじゅんまいしゅ 本 醸 造酒 特別本 醸 造酒 精米歩合とは 精米歩合とは、白米のその玄米に対する重量の割合をいいます。精米歩合60%というときには、玄米の 表層部を40%削り取ることをいいます。 米の胚芽や表層部には、たんぱく質、脂肪、灰分、ビタミンなどが多く含まれ、これらの成分は、清酒 の製造に必要な成分ですが、多過ぎると清酒の香りや味を悪くしますので、米を清酒の原料として使う ときは、精米によってこれらの成分を少なくした白米を使います。ちなみに、一般家庭で食べている米は、 精米歩合92%程度の白米(玄米の表層部を8%程度削り取ります。)ですが、清酒の原料とする米は、 精米歩合75%以下の白米が多く用いられています。特に、特定名称の清酒に使用する白米は、農産物検査 法に基づく農産物規格規定によって、3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米した ものに限られています。 こうじ米とは こうじ米とは、米こうじ(白米にこうじ菌を繁殖させたもので、白米のでんぷんを糖化させることが できるもの)の製造に使用する白米をいいます。 なお、特定名称の清酒は、こうじ米の使用割合(白米の重量に対するこうじ米の重量の割合をいい ます。)が、15%以上のものに限られています。 醸造アルコールとは 醸造アルコールとは、でんぷん質物や含糖質物を原料として発酵させて蒸留したアルコールをいいます。 もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高く、 「スッキリした味」となります。さらに、アルコール の添加には、清酒の香味を劣化させる乳酸菌(火落菌)の増殖を防止するという効果もあります。 吟醸酒や本醸造酒に使用できる醸造アルコールの重量(アルコール分95度換算の重量によります。)は、 白米の重量の10%以下に制限されています。 吟醸造りとは 吟醸造りとは、吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵 させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造することをいいます。 吟醸酒は、吟醸造り専用の優良酵母、原料米の処理、発酵の管理からびん詰É出荷に至るまでの高度に 完成された吟醸造り技術の開発普及により商品化が可能になったものです。 福島の進路 2010.7 ■ 29 調 査 3.その他の特徴による種類 普通種 一番多く飲まれている日本酒、ワインにたとえればテーブルワインにあたるお酒で口当たりがさっぱり としていて、気軽に味わえる慣れ親しんだ風味といえるでしょう。米É米麹É醸造アルコール等を原料と しています。 生酒 もろみをしぼったあと、一切加熱処理をしない、しぼりたての風味をもったお酒です。生貯蔵酒は生酒 の状態でいったん貯蔵し、出荷前に一度だけ熱処理をしたものです。 原酒 もろみをしぼったあと、水を加えないお酒で、アルコール分は18%∼20%ぐらいの濃厚なお酒です。 生酒をはじめ長期貯蔵の古酒など、さまざまなタイプの原酒があります。 古酒(長期貯蔵酒) 日本酒は数ヵ月∼1年ほど貯蔵熟成させながら出荷するのが普通ですが、3年、5年、10年と長期間 貯蔵熟成させた古酒も商品化させるようになりました。吟醸酒のようなタイプの酒も、長期間熟成させる ことでまろやかな風味の酒になります。 にごり酒 発酵を終えたもろみを目の粗い布やふるいでこしたお酒です。白く濁っていてもろみの風味を味わう ことができます。とくに火入れ(加熱殺菌)していないにごり酒は、酵母や酵素が生きているので発泡性 があり、活性酒と呼ぶ場合もあります。 4.おいしいお燗の「こつ」 日本酒は世界でも類を見ない、味わいの深さと飲む温度帯の幅広さを持っています。室温でもよし、 冷やしてもよし、お燗でもよし、これらどの温度帯でも味わいのバランスを崩すことがありません。 特にお燗は冬には身体を温め、夏でも暑気払いになるなど、その効果は見逃せません。味にふくらみが 出て、味わう満足感も向上する燗酒。 「おいしい日本酒の温度」とは? お燗(さまざまな温度に温めて)は、日本酒の真骨頂です。まるいふくらみと旨味が現れてきます。 ただし徳利が手に持てないほど熱くすると辛くなりすぎる傾向が見られます。 表現と温度 温度 飛び切り燗 とびきりかん 熱燗 あつかん 上燗 じょうかん ぬる燗 ぬるかん 人肌燗 ひとはだかん 日向燗 ひなたかん 室温 しつおん 涼冷え すずびえ 30 ■ 55℃以上 ほぼ50℃ ほぼ45℃ ほぼ40℃ ほぼ35℃ ほぼ30℃ ほぼ20℃ ほぼ15℃ 花冷え はなびえ ほぼ10℃ 雪冷え ゆきびえ ほぼ5℃ 福島の進路 2010.7 香りや味わいの特徴 温度などの目安 香りが強まる。 持てないほどではないが、 辛口になる。 持った直後に熱いと感じる。 香りがシャープになる。 熱く感じる。徳利から湯気が 味わいは切れ味のよい辛口になってくる。 見える。 香りがきりっと締まる。 数秒間持つとやや温かい。 味わいはやわらかさと引き締まりが感じられる。 注ぐと湯気が立つ。 香りが最も大きくなる。 体温と同じぐらいの感じ。 ふくらみのある味わいに。 熱いとは思わない程度。 米や麹のよい香りに。 体温より少し低い。 さらさらとした味わいに。 「ぬるいな」と感じる程度。 香りがひき立ってくる。 体温よりは低い印象。温度が なめらかな味わいに。 高いとも低いとも感じない。 いわゆる常温。かつての土間の温度。 手に持つとほんのりとした 香りはやわらかく、味わいもソフトな印象。 冷たさが伝わってくる程度。 冷蔵庫から出してしばらく経った温度。 ひんやりとしてはっきりした 香りは華やかさをもち、味わいはとろみがある。 冷たさを感じる。 冷蔵庫に数時間入れて置いた温度。 ビンに触れるとすぐに冷たさ 香りはやや閉じ気味で、器の中で香りが開く。 が指に伝わる。 まとまりのある細やかな味わい。 氷水に浸して充分に引き締めた冷たさ。 冷たく、冷気が見え、ビンに 香りはあまり立たない。味わいは冷たい感触に隠れ 結露が生じる。 る傾向にある。 調 やわ 査 みず 5.「和らぎ水」のすすめ ú{ðÆ«Ç«uaç¬ v 「和らぎ水」とは、日本酒を飲みながら飲む水のこと。 合間に水を飲めば、気分すっきり、深酔いしません。 酔いを和らげる水、だから「和らぎ水」 。 u¨ àËv±êÅ¡ú©ç[¢mç¸ 「和らぎ水」はカラダにやさしい飲み方です。 水を飲むことで、お酒のアルコール分が下がり、酔いの速度がゆっくりと緩やかになります。 また、お水でひと呼吸置くので、飲み過ぎない点もうれしいですね。 洋酒にチェィサーという飲み方があるように、日本酒にも水というスタイル、覚えておきましょう。 Æ«Ç« ÅÌÐÆ¿A Tü¡µ よりおいしく飲んで、食べる。 そのためにも「和らぎ水」は有効です。 合間に飲む水で、口の中をリフレッシュ。 舌の感覚を鈍らせないので、次の一杯や料理の味を鮮明にします。 お酒や肴がいっそうおいしく味わえますね。 äÁèäÁ½èÂë¬ÌÄÑ 「和らぎ水」には特定の銘柄はありませんが、おいしい水であることが条件。 日本酒の源である仕込み水を選ぶというのも、おすすめです。 心身への健康効果や美容効果がいっそう注目されている日本酒。 ゆったりくつろいで楽しめば、その恩恵はさらに高まります。 「和らぎ水」でまたひとつ、日本酒の世界が広がりそうですね。 6.「お酒が美味しくのめる雰囲気」って、あるんだろうか? いろいろな効果が期待できる飲酒に、さらにいっそう楽しむための工夫があったら、その効果も倍増 することでしょう。これは酔いの研究をするための実験の話ですが、鼠が自らの意思でお酒を飲む仕掛け を作るのに大変苦労しました。 無理に飲ませたり注射するのでは、自然の酔いにはならないんです。試行錯誤の末、おそらくこれは 世界でも初めての成功例だと思いますが、落ち着いた色彩の所で、多少照明を暗めに、室温を少し低く する、そして、雄と雌を一緒にしてあげる。すると鼠は自分から飲みだし、自然に酔い始めました。 人間にとっても、これはまったく同じことがいえます。つまり、お酒は落ち着いた雰囲気で、決して 一人ではなく、仲間(できれば異性)と一緒に、気楽に、料理を食べながら飲むこと。それが最もおいしい 飲み方ということになります。 ただし、お互いに無理強いやイッキ飲みはしないし、させない。適量をそれぞれのペースで楽しみたい ものです。 出典:日本酒造組合ホームページ読物日本酒、健康Q&A12より。 回答者は、医学博士古村節男氏 ※お酒を知っておいしく、楽しむためのコーナー資料出典:国税庁HP、日本酒造組合中央会資料、広島 県酒造組合資料、伏見酒造組合資料 福島の進路 2010.7 ■ 31 調 査 詳細資料編 表1 平成20年度成人1人当たりの主な酒類販売(消費)数量表(都道府県別) 都道府県 東 清 酒 連続式蒸留 しょうちゅう 単式蒸留 しょうちゅう ビ ー ル ウイスキー 発 (単位:Æ) 泡 酒 リキュール その他含む 合 計 京 6.7 6.8 4.8 48.9 1.2 12.4 13.8 112.0 神 奈 川 4.5 5.1 2.9 23.9 0.8 10.3 11.3 71.5 千 葉 5.0 5.0 3.2 21.8 0.8 9.9 11.6 70.2 山 梨 6.3 5.9 4.4 26.1 0.8 9.2 8.7 76.6 埼 玉 4.9 6.1 2.8 20.5 0.8 9.7 11.4 69.7 茨 城 6.5 4.8 3.5 23.3 0.8 8.9 9.9 71.0 栃 木 6.2 5.7 3.0 22.1 0.7 8.4 9.0 66.0 群 馬 6.2 7.9 2.5 23.0 0.9 10.6 10.4 72.0 長 野 9.3 5.1 4.0 26.6 0.7 9.2 9.5 76.4 新 潟 15 5.8 2.6 32.1 0.9 13.5 12.3 94.5 大 阪 5.4 2.1 5.9 37.0 0.7 16.6 14.9 98.2 京 都 6.4 1.7 4.4 30.7 0.6 14.2 10.8 82.1 兵 庫 5.7 2.0 4.8 26.5 0.6 14.8 11.9 79.6 奈 良 5.8 1.6 4.0 19.2 0.4 12.4 9.5 64.3 和 歌 山 7.1 2.3 5.1 26.0 0.4 14.8 11.2 79.7 滋 賀 6.5 1.6 4.0 22.0 0.4 10.7 8.9 65.4 北 海 道 5.6 9.8 1.5 28.3 1.1 13.7 11.8 87.3 宮 城 7.4 5.9 3.9 26.1 1.3 11.8 12.2 80.5 岩 手 7.8 8.0 3.2 26.1 0.8 12.5 13.0 84.2 福 島 9.4 5.3 4.6 26.5 1.0 11.2 11.7 80.6 秋 田 11.1 9.3 2.6 30.4 1.0 14.7 13.1 96.0 青 森 7.3 10.3 2.8 28.5 1.1 16.4 13.7 94.4 山 形 9.3 7.9 2.7 28.0 1.0 9.9 12.0 82.1 愛 知 5.0 2.8 3.9 30.2 0.6 13.0 11.3 79.2 静 岡 6.2 5.1 4.2 26.0 0.7 10.3 10.0 73.6 三 重 5.6 2.7 3.8 22.0 0.4 10.3 8.8 84.0 岐 阜 6.9 2.4 3.9 23.8 0.4 10.6 9.1 68.0 石 川 9.6 2.9 4.0 32.0 0.6 13.0 11.2 85.5 福 井 8.4 1.9 4.1 30.5 0.4 13.5 9.2 80.0 富 山 9.7 3.2 3.6 31.8 0.6 13.0 11.4 84.4 広 島 6.1 2.4 7.0 29.0 0.5 15.8 10.8 86.0 山 口 5.8 2.6 6.9 25.3 0.4 14.8 8.6 76.8 岡 山 6.2 2.0 6.1 21.6 0.5 12.2 10.1 70.7 鳥 取 8.1 2.5 5.6 25.7 0.5 14.0 10.9 80.8 島 根 8.8 2.6 7.9 25.9 0.4 12.3 8.3 80.6 香 川 6.1 2.4 4.9 27.1 0.5 12.0 10.8 76.9 愛 媛 6.3 2.5 6.0 28.8 0.4 14.1 10.0 81.2 徳 島 5.8 2.0 5.6 22.6 0.4 12.3 8.4 67.5 高 知 7.6 3.7 5.5 34.9 0.5 24.7 11.5 104.4 福 岡 4.9 1.9 9.1 27.6 0.5 15.0 9.3 80.1 佐 賀 6.8 1.7 7.3 24.4 0.3 13.5 7.7 72.3 長 崎 4.9 3.2 8.1 24.3 0.3 13.4 7.6 73.1 熊 本 3.0 2.1 11.3 25.0 0.3 15.2 7.9 80.1 大 分 4.9 3.7 11.2 24.9 0.6 13.9 8.1 80.1 鹿 児 島 2.0 0.6 28.2 20.4 0.2 15.9 6.9 87.3 宮 崎 1.0 1.5 21.7 21.5 0.2 16.8 7.0 87.6 全国平均 6.1 4.4 5.0 28.9 0.7 12.7 11.2 82.5 (注)沖縄は含まない 32 ■ 福島の進路 2010.7 (資料:国税庁) 調 表2 順位 1 平成20年度成人1人当たり酒類販売(消費)数量都道府県順位 都道府県 東 その他含む 合 計 都道府県 清 酒 (単位:Æ) 都道府県 京 112.0 新 潟 15.0 青 連続式蒸留 しょうちゅう 都道府県 森 10.3 鹿 道 9.8 田 9.3 児 単式蒸留 しょうちゅう 島 28.2 宮 崎 21.7 熊 本 11.3 11.2 2 高 知 104.4 秋 田 11.1 北 3 大 阪 98.2 富 山 9.7 秋 4 秋 田 96.0 石 川 9.6 岩 手 8.0 大 分 5 新 潟 94.5 福 島 9.4 群 馬 7.9 福 岡 9.1 6 青 森 94.4 長 野 9.3 山 形 7.9 長 崎 8.1 7 宮 崎 87.6 山 形 9.3 東 京 6.8 島 根 7.9 8 北 海 道 87.3 島 根 8.8 埼 玉 6.1 佐 賀 7.3 9 鹿 児 島 87.3 福 井 8.4 山 梨 5.9 広 島 7.0 10 広 島 86.0 鳥 取 8.1 宮 城 5.9 山 口 6.9 11 石 川 85.5 岩 手 7.8 新 潟 5.8 岡 山 6.1 12 富 山 84.4 高 知 7.6 栃 木 5.7 愛 媛 6.0 13 岩 手 84.2 宮 城 7.4 福 島 5.3 大 阪 5.9 14 三 重 84.0 青 森 7.3 神 川 5.1 鳥 取 5.6 15 京 都 82.1 和 山 7.1 長 野 5.1 徳 島 5.6 16 山 形 82.1 岐 阜 6.9 静 岡 5.1 高 知 5.5 17 愛 媛 81.2 佐 賀 6.8 千 葉 5.0 和 山 5.1 歌 海 査 奈 歌 18 鳥 取 80.8 東 京 6.7 茨 城 4.8 香 川 4.9 19 福 島 80.6 茨 城 6.5 高 知 3.7 東 京 4.8 20 島 根 80.6 滋 賀 6.5 大 分 3.7 兵 庫 4.8 21 宮 城 80.5 京 都 6.4 富 山 3.2 福 島 4.6 22 福 岡 80.1 山 梨 6.3 長 崎 3.2 山 梨 4.4 23 熊 本 80.1 愛 媛 6.3 石 川 2.9 京 都 4.4 24 大 分 80.1 栃 木 6.2 愛 知 2.8 静 岡 4.2 25 福 井 80.0 群 馬 6.2 三 重 2.7 福 井 4.1 26 和 山 79.7 静 岡 6.2 山 口 2.6 長 野 4.0 27 兵 庫 79.6 岡 山 6.2 島 根 2.6 奈 良 4.0 28 愛 知 79.2 広 島 6.1 鳥 取 2.5 滋 賀 4.0 29 香 川 76.9 香 川 6.1 愛 媛 2.5 石 川 4.0 30 山 口 76.8 奈 良 5.8 岐 阜 2.4 宮 城 3.9 31 山 梨 76.6 山 口 5.8 広 島 2.4 愛 知 3.9 川 2.4 岐 阜 3.9 山 2.3 三 重 3.8 歌 32 長 野 76.4 徳 島 5.8 香 33 静 岡 73.6 兵 庫 5.7 和 34 長 崎 73.1 北 道 5.6 大 阪 2.1 富 山 3.6 35 佐 賀 72.3 三 重 5.6 熊 本 2.1 茨 城 3.5 36 群 馬 72.0 大 阪 5.4 兵 庫 2.0 千 葉 3.2 37 神 川 71.5 千 葉 5.0 岡 山 2.0 岩 手 3.2 38 茨 城 71.0 愛 知 5.0 徳 島 2.0 栃 木 3.0 39 岡 山 70.7 埼 玉 4.9 福 井 1.9 神 川 2.9 40 千 葉 70.2 福 岡 4.9 福 岡 1.9 埼 玉 2.8 41 埼 玉 69.7 長 崎 4.9 京 都 1.7 青 森 2.8 42 岐 阜 68.0 大 分 4.9 佐 賀 1.7 山 形 2.7 43 徳 島 67.5 神 川 4.5 奈 良 1.6 新 潟 2.6 44 栃 木 66.0 熊 本 3.0 滋 賀 1.6 秋 田 2.6 45 滋 賀 65.4 鹿 島 2.0 宮 崎 1.5 群 馬 2.5 46 奈 良 64.3 宮 崎 1.0 鹿 島 0.6 北 道 1.5 奈 (注)沖縄は含まない 海 奈 児 歌 児 奈 海 (資料:国税庁) 福島の進路 2010.7 ■ 33 調 査 表3 都道府県別清酒課税移出数量 昭和51年 東 (単位:Å) 平成1年 平成10年 平成20年 2,386 2,183 28.1% 平成10年比 平 成 21 年 京 7,757 7,878 神 奈 川 3,231 3,761 2,296 1,533 1,382 42.8% 60.2% 千 葉 7,116 7,672 29,972 20,595 20,546 288.7% 68.6% 山 梨 9,527 9,322 7,692 13,021 13,262 139.2% 172.4% 埼 玉 28,000 40,715 27,610 19,604 19,671 70.3% 71.2% 茨 城 17,538 20,922 13,799 10,008 9,665 55.1% 70.0% 栃 木 14,248 17,762 11,915 7,802 7,749 54.4% 65.0% 群 馬 11,810 12,739 8,357 4,639 4,318 36.6% 51.7% 長 野 42,729 36,098 24,004 12,725 11,902 27.9% 49.6% 新 潟 49,918 65,002 73,752 48,846 46,648 93.4% 63.2% 大 阪 8,778 12,185 6,256 2,341 2,138 24.4% 34.2% 京 都 205,801 168,415 140,657 110,400 104,366 50.7% 74.2% 兵 庫 542,323 454,209 366,182 198,964 192,050 35.4% 52.4% 奈 良 8,294 12,931 7,401 3,652 3,565 43.0% 48.2% 和 歌 山 8,072 8,833 5,289 2,566 2,355 29.2% 44.5% 滋 5,118 昭和51年比 平 成 21 年 平成21年 42.7% 賀 7,046 7,558 4,427 2,112 2,065 29.3% 46.6% 北 海 道 35,085 19,171 13,337 6,464 6,033 17.2% 45.2% 宮 城 13,464 12,170 11,290 8,920 8,193 60.9% 72.6% 岩 手 22,830 16,648 12,620 6,071 5,746 25.2% 45.5% 福 島 61,859 52,226 33,200 18,379 16,894 27.3% 50.9% 秋 田 71,739 59,345 47,404 23,844 23,049 32.1% 48.6% 青 森 17,237 13,085 9,324 5,530 5,305 30.8% 56.9% 山 形 33,992 28,047 20,130 10,961 10,568 31.1% 52.5% 愛 知 24,651 35,866 36,249 24,040 23,600 95.7% 65.1% 静 岡 9,283 8,813 7,127 4,580 4,397 47.4% 61.7% 三 重 11,158 11,029 7,372 2,737 2,567 23.0% 34.8% 岐 阜 19,712 21,156 13,980 6,820 6,526 33.1% 46.7% 石 川 18,127 20,372 16,919 8,307 7,832 43.2% 46.3% 福 井 7,842 8,278 6,066 3,461 3,243 41.4% 53.5% 富 山 13,384 16,511 15,061 4,171 3,842 28.7% 25.5% 広 島 72,903 57,703 35,790 15,798 14,717 20.2% 41.1% 山 口 12,236 7,504 4,775 2,163 2,201 18.0% 46.1% 岡 山 19,905 17,467 11,463 4,336 3,953 19.9% 34.5% 鳥 取 9,284 6,187 3,193 1,346 1,258 13.6% 39.4% 島 根 12,934 9,825 6,443 2,845 2,690 20.8% 41.8% 香 川 10,440 9,049 5,360 1,851 1,717 16.4% 32.0% 愛 媛 12,274 12,956 8,326 3,159 2,910 23.7% 35.0% 徳 島 4,060 5,166 3,565 901 734 18.1% 20.6% 高 知 16,461 14,575 13,119 6,742 6,416 39.0% 48.9% 福 岡 37,312 24,273 24,919 8,453 8,061 21.6% 32.3% 佐 賀 13,698 9,908 7,434 3,602 3,404 24.9% 45.8% 長 崎 7,785 5,509 3,518 1,333 1,300 16.7% 37.0% 熊 本 11,533 8,197 6,899 2,671 1,640 14.2% 23.8% 大 分 10,432 9,929 12,313 4,494 4,213 40.4% 34.2% 32.4% 32.0% 39.6% 55.4% 鹿 児 島 0 0 0 0 0 宮 崎 584 768 591 214 189 沖 縄 0 0 12 13 8 全 国 計 1,584,392 1,407,735 1,132,520 655,402 627,069 66.7% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 34 ■ 福島の進路 2010.7 調 表4 都道府県別清酒課税移出数量順位 順位 昭 和 51 年 (単位:Å) 平 成 21 年 査 都道府県別清酒課税移出数量増減順位(減少順) (単位:Å) 順位 昭和51年 平成21年 増減数量 1 兵 庫 542,323 兵 庫 192,050 1 兵 庫 542,323 190,050 −350,273 2 京 都 205,801 京 都 104,366 2 京 都 205,801 104,366 −101,435 3 広 島 72,903 新 潟 46,648 3 広 島 72,903 14,717 −58,186 4 秋 田 71,739 愛 知 23,600 4 秋 田 71,739 23,049 −48,690 5 福 島 61,859 秋 田 23,049 5 福 島 61,859 16,894 −44,965 6 新 潟 49,918 千 葉 20,546 6 長 野 42,729 11,902 −30,827 7 長 野 42,729 埼 玉 19,671 7 福 岡 37,312 8,061 −29,251 8 福 岡 37,312 福 島 16,894 8 山 形 33,992 10,568 −23,424 9 北 海 道 35,085 広 島 14,717 9 北 海 道 35,085 6,033 −23,183 10 山 形 33,992 山 梨 13,262 10 岩 手 22,830 5,746 −17,084 11 埼 玉 28,000 長 野 11,902 11 岡 山 19,905 3,953 −15,952 12 愛 知 24,651 山 形 10,568 12 青 森 17,237 5,305 −11,932 13 岩 手 22,830 茨 城 9,665 13 石 川 18,127 7,832 −10,295 14 岡 山 19,905 宮 城 8,193 14 佐 賀 13,698 3,404 −10,294 15 岐 阜 19,712 福 岡 8,061 15 島 根 12,934 2,690 −10,244 16 石 川 18,127 石 川 7,832 16 高 知 16,461 6,416 −10,045 17 茨 城 17,538 栃 木 7,749 17 山 口 12,236 2,201 −10,035 18 青 森 17,237 岐 阜 6,526 18 熊 本 11,533 1,640 −9,893 19 高 知 16,461 高 知 6,416 19 富 山 13,384 3,842 −9,542 20 栃 木 14,248 北 海 道 6,033 20 愛 媛 12,274 2,910 −9,364 21 佐 賀 13,698 岩 手 5,746 21 岐 阜 19,712 10,568 −9,144 22 宮 城 13,464 青 森 5,305 22 香 川 10,440 1,717 −8,723 23 富 山 13,384 静 岡 4,397 23 三 重 11,158 2,567 −8,591 24 島 根 12,934 群 馬 4,318 24 埼 玉 28,000 19,671 −8,329 25 愛 媛 12,274 大 分 4,213 25 鳥 取 9,284 1,258 −8,026 26 山 口 12,236 岡 山 3,953 26 茨 城 17,538 9,665 −7,873 27 群 馬 11,810 富 山 3,842 27 群 馬 11,810 4,318 −7,492 28 熊 本 11,533 奈 良 3,565 28 大 阪 8,778 2,138 −6,640 29 三 重 11,158 佐 賀 3,404 29 栃 木 14,248 7,749 −6,499 30 香 川 10,440 福 井 3,243 30 長 崎 7,785 1,300 −6,485 31 大 分 10,432 愛 媛 2,910 31 大 分 10,432 4,213 −6,219 32 山 梨 9,527 島 根 2,690 32 和 歌 山 8,072 2,355 −5,717 33 鳥 取 9,284 三 重 2,567 33 東 京 7,757 2,183 −5,574 34 静 岡 9,283 和 歌 山 2,355 34 宮 城 13,464 8,193 −5,271 35 大 阪 8,778 山 口 2,201 35 滋 賀 7,046 2,065 −4,981 36 奈 良 8,294 東 京 2,183 36 静 岡 9,283 4,397 −4,886 37 和 歌 山 8,072 大 阪 2,138 37 奈 良 8,294 3,565 −4,729 38 福 井 7,842 滋 賀 2,065 38 福 井 7,842 3,243 −4,599 39 長 崎 7,785 香 川 1,717 39 徳 島 4,060 734 −3,326 40 東 京 7,757 熊 本 1,640 40 新 潟 49,918 46,648 −3,270 41 千 葉 7,116 神 奈 川 1,382 41 神 奈 川 3,231 1,382 −1,849 42 滋 賀 7,046 長 崎 1,300 42 愛 知 24,651 23,600 −1,051 43 徳 島 4,060 鳥 取 1,258 43 宮 崎 584 189 −395 44 神 奈 川 3,231 徳 島 734 44 山 梨 9,527 13,262 3,735 45 宮 崎 584 宮 崎 189 45 千 葉 7,116 20,546 13,430 46 鹿 児 島 0 沖 縄 8 47 沖 0 鹿 児 島 0 縄 鹿児島と沖縄は除く 鹿 児 島 0 0 0 沖 0 8 13 縄 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 35 調 査 表5 平成10年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量 吟 東 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 (単位:Å) 本醸造酒 一 般 酒 合 計 うち生酒 京 618 280 669 1,019 2,813 5,118 621 神 奈 川 309 123 123 421 1,443 2,296 211 2,173 千 葉 1,125 226 966 2,077 25,803 29,972 山 梨 337 209 341 1,261 5,753 7,692 341 埼 玉 476 182 1,836 3,647 21,651 27,610 1,695 茨 城 733 408 945 1,225 10,896 13,799 712 栃 木 611 330 648 1,328 9,328 11,915 526 群 馬 476 231 336 1,744 5,800 8,357 521 長 野 1,335 637 1,843 4,238 16,589 24,004 1,751 新 潟 8,642 3,594 6,043 25,985 33,082 73,752 7,526 大 阪 877 432 278 831 4,270 6,256 595 京 都 5,889 3,524 4,079 9,176 121,514 140,657 7,198 兵 庫 7,933 1,876 13,411 52,330 292,508 366,182 18,103 奈 良 702 381 1,165 673 4,861 7,401 440 和 歌 山 421 92 476 232 4,160 5,289 298 滋 賀 352 111 495 547 3,033 4,427 490 北 海 道 773 335 3,067 2,077 7,420 13,337 1,735 宮 城 1,186 708 2,147 5,602 2,355 11,290 779 岩 手 1,012 415 1,214 1,401 8,992 12,620 1,183 福 島 1,302 542 2,298 3,459 26,142 33,200 1,527 秋 田 1,379 549 3,294 7,342 35,389 47,404 2,366 青 森 468 194 1,685 1,323 5,848 9,324 730 山 形 2,806 1,118 2,064 4,766 10,495 20,130 2,345 愛 知 1,165 420 924 3,118 31,042 36,249 1,454 静 岡 929 473 865 2,142 3,192 7,127 991 三 重 600 336 282 939 5,551 7,372 448 岐 阜 963 216 1,275 2,924 8,818 13,980 1,257 石 川 1,783 441 1,848 7,805 5,483 16,919 979 福 井 825 391 198 1,828 3,216 6,066 425 富 山 2,323 1,459 294 4,805 7,640 15,061 653 広 島 2,714 1,239 1,365 2,894 28,816 35,790 1,835 山 口 297 40 215 486 3,777 4,775 279 岡 山 879 513 532 1,392 8,660 11,463 701 鳥 取 379 232 168 160 2,486 3,193 141 島 根 491 252 437 234 5,280 6,443 301 香 川 306 67 196 921 3,938 5,360 432 愛 媛 1,345 615 169 403 6,408 8,326 487 徳 島 265 111 101 333 2,866 3,565 119 高 知 1,141 575 1,256 1,705 9,017 13,119 779 福 岡 1,090 491 1,400 1,598 20,830 24,919 850 佐 賀 358 149 173 946 5,957 7,434 258 長 崎 89 24 58 340 3,031 3,518 131 熊 本 1,128 767 655 626 4,492 6,899 707 大 分 370 80 588 671 10,685 12,313 318 鹿 児 島 0 0 0 0 0 0 0 116 宮 崎 11 0 26 157 396 591 沖 縄 0 0 0 12 0 12 0 総 計 59,212 25,387 62,444 169,140 841,724 1,132,520 67,525 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 36 ■ 福島の進路 2010.7 調 表6 平成10年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量比率 吟 東 査 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 本醸造酒 一 般 酒 合 計 京 12.1% 5.5% 13.1% 19.9% 55.0% 100% 神 奈 川 13.5% 5.4% 5.4% 18.3% 62.8% 100% 千 葉 3.8% 0.8% 3.2% 6.9% 86.1% 100% 山 梨 4.4% 2.7% 4.4% 16.4% 74.8% 100% 埼 玉 1.7% 0.7% 6.6% 13.2% 78.4% 100% 茨 城 5.3% 3.0% 6.8% 8.9% 79.0% 100% 栃 木 5.1% 2.8% 5.4% 11.1% 78.3% 100% 群 馬 5.7% 2.8% 4.0% 20.9% 69.4% 100% 長 野 5.6% 2.7% 7.7% 17.7% 69.1% 100% 新 潟 11.7% 4.9% 8.2% 35.2% 44.9% 100% 大 阪 14.0% 6.9% 4.4% 13.3% 68.3% 100% 京 都 4.2% 2.5% 2.9% 6.5% 86.4% 100% 兵 庫 2.2% 0.5% 3.7% 14.3% 79.9% 100% 奈 100% 良 9.5% 5.1% 15.7% 9.1% 65.7% 和 歌 山 8.0% 1.7% 9.0% 4.4% 78.7% 100% 滋 賀 8.0% 2.5% 11.2% 12.4% 68.5% 100% 北 海 道 5.8% 2.5% 23.0% 15.6% 55.6% 100% 宮 城 10.5% 6.3% 19.0% 49.6% 20.9% 100% 岩 手 8.0% 3.3% 9.6% 11.1% 71.3% 100% 福 島 3.9% 1.6% 6.9% 10.4% 78.7% 100% 秋 田 2.9% 1.2% 6.9% 15.5% 74.7% 100% 青 森 5.0% 2.1% 18.1% 14.2% 62.7% 100% 山 形 13.9% 5.6% 10.3% 23.7% 52.1% 100% 愛 知 3.2% 1.2% 2.5% 8.6% 85.6% 100% 静 岡 13.0% 6.6% 12.1% 30.1% 44.8% 100% 三 重 8.1% 4.6% 3.8% 12.7% 75.3% 100% 岐 阜 6.9% 1.5% 9.1% 20.9% 63.1% 100% 石 川 10.5% 2.6% 10.9% 46.1% 32.4% 100% 福 井 13.6% 6.4% 3.3% 30.1% 53.0% 100% 富 山 15.4% 9.7% 2.0% 31.9% 50.7% 100% 広 島 7.6% 3.5% 3.8% 8.1% 80.5% 100% 山 口 6.2% 0.8% 4.5% 10.2% 79.1% 100% 岡 山 7.7% 4.5% 4.6% 12.1% 75.5% 100% 鳥 取 11.9% 7.3% 5.3% 5.0% 77.9% 100% 島 根 7.6% 3.9% 6.8% 3.6% 81.9% 100% 香 川 5.7% 1.3% 3.7% 17.2% 73.5% 100% 愛 媛 16.2% 7.4% 2.0% 4.8% 77.0% 100% 徳 島 7.4% 3.1% 2.8% 9.3% 80.4% 100% 高 知 8.7% 4.4% 9.6% 13.0% 68.7% 100% 福 岡 4.4% 2.0% 5.6% 6.4% 83.6% 100% 佐 賀 4.8% 2.0% 2.3% 12.7% 80.1% 100% 長 崎 2.5% 0.7% 1.6% 9.7% 86.2% 100% 熊 本 16.4% 11.1% 9.5% 9.1% 65.1% 100% 大 分 3.0% 0.6% 4.8% 5.4% 86.8% 100% 100% 鹿 児 島 宮 崎 1.9% 0.0% 4.4% 26.6% 67.0% 沖 縄 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 100% 総 計 5.2% 2.2% 5.5% 14.9% 74.3% 100% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 37 調 査 表7 平成10年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量と順位 順位 吟 醸 酒 吟醸酒のうち純米吟醸酒 純 米 (単位:Å) 酒 本 醸 造 酒 一 般 酒 1 新 潟 8,642 新 潟 3,594 兵 庫 13,411 兵 庫 52,330 兵 庫 292,508 2 兵 庫 7,933 京 都 3,524 新 潟 6,043 新 潟 25,985 京 都 121,514 3 京 都 5,889 兵 庫 1,876 京 都 4,079 京 都 9,176 秋 田 35,389 4 山 形 2,806 富 山 1,459 秋 田 3,294 石 川 7,805 新 潟 33,082 5 広 島 2,714 広 島 1,239 北 海 道 3,067 秋 田 7,342 愛 知 31,042 6 富 山 2,323 山 形 1,118 福 島 2,298 宮 城 5,602 広 島 28,816 7 石 川 1,783 熊 本 767 宮 城 2,147 富 山 4,805 福 島 26,142 8 秋 田 1,379 宮 城 708 山 形 2,064 山 形 4,766 千 葉 25,803 9 愛 媛 1,345 長 野 637 石 川 1,848 長 野 4,238 埼 玉 21,651 10 長 野 1,335 愛 媛 615 長 野 1,843 埼 玉 3,647 福 岡 20,830 11 福 島 1,302 高 知 575 埼 玉 1,836 福 島 3,459 長 野 16,589 12 宮 城 1,186 秋 田 549 青 森 1,685 愛 知 3,118 茨 城 10,896 13 愛 知 1,165 福 島 542 福 岡 1,400 岐 阜 2,924 大 分 10,685 14 高 知 1,141 岡 山 513 広 島 1,365 広 島 2,894 山 形 10,495 15 熊 本 1,128 福 岡 491 岐 阜 1,275 静 岡 2,142 栃 木 9,328 16 千 葉 1,125 静 岡 473 高 知 1,256 千 葉 2,077 高 知 9,017 17 福 岡 1,090 石 川 441 岩 手 1,214 北 海 道 2,077 岩 手 8,992 18 岩 手 1,012 大 阪 432 奈 良 1,165 福 井 1,828 岐 阜 8,818 19 岐 阜 963 愛 知 420 千 葉 966 群 馬 1,744 岡 山 8,660 20 静 岡 929 岩 手 415 茨 城 945 高 知 1,705 富 山 7,640 21 岡 山 879 茨 城 408 愛 知 924 福 岡 1,598 北 海 道 7,420 22 大 阪 877 福 井 391 静 岡 865 岩 手 1,401 愛 媛 6,408 23 福 井 825 奈 良 381 東 京 669 岡 山 1,392 佐 賀 5,957 24 北 海 道 773 三 重 336 熊 本 655 栃 木 1,328 青 森 5,848 25 茨 城 733 北 海 道 335 栃 木 648 青 森 1,323 群 馬 5,800 26 奈 良 702 栃 木 330 大 分 588 山 梨 1,261 山 梨 5,753 27 東 京 618 東 京 280 岡 山 532 茨 城 1,225 三 重 5,551 28 栃 木 611 島 根 252 滋 賀 495 東 京 1,019 石 川 5,483 29 三 重 600 鳥 取 232 和 歌 山 476 佐 賀 946 島 根 5,280 30 島 根 491 群 馬 231 島 根 437 三 重 939 奈 良 4,861 31 埼 玉 476 千 葉 226 山 梨 341 香 川 921 熊 本 4,492 32 群 馬 476 岐 阜 216 群 馬 336 大 阪 831 大 阪 4,270 33 青 森 468 山 梨 209 富 山 294 奈 良 673 和 歌 山 4,160 34 和 歌 山 421 青 森 194 三 重 282 大 分 671 香 川 3,938 35 鳥 取 379 埼 玉 182 大 阪 278 熊 本 626 山 口 3,777 36 大 分 370 佐 賀 149 山 口 215 滋 賀 547 福 井 3,216 37 佐 賀 358 神 奈 川 123 福 井 198 山 口 486 静 岡 3,192 38 滋 賀 352 滋 賀 111 香 川 196 神 奈 川 421 滋 賀 3,033 39 山 梨 337 徳 島 111 佐 賀 173 愛 403 長 崎 3,031 40 神 奈 川 309 和 歌 山 92 愛 媛 169 長 崎 340 徳 島 2,866 41 香 川 306 大 分 80 鳥 取 168 徳 島 333 東 京 2,813 42 山 口 297 香 川 67 神 奈 川 123 島 根 234 鳥 取 2,486 43 徳 島 265 山 口 40 徳 島 101 和 歌 山 232 宮 城 2,355 44 長 崎 89 長 崎 24 長 崎 58 鳥 取 160 神 奈 川 1,443 45 宮 崎 11 鹿 児 島 0 宮 崎 26 宮 崎 157 宮 媛 崎 396 鹿 児 島 0 46 鹿 児 島 0 宮 崎 0 鹿 児 島 0 沖 縄 12 47 沖 縄 0 沖 縄 0 沖 縄 0 鹿 児 島 0 沖 縄 0 総 計 59,212 総 計 25,387 総 計 62,444 169,140 総 計 841,724 総 計 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 38 ■ 福島の進路 2010.7 調 表8 平成21年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量 吟 東 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 査 (単位:Å) 本醸造酒 一 般 酒 合 計 うち生酒 京 315 213 494 496 879 2,183 319 神 奈 川 274 149 232 212 664 1,382 237 千 葉 596 253 604 492 18,854 20,546 817 山 梨 217 129 4,977 518 7,550 13,262 206 埼 玉 446 151 1,166 1,352 16,708 19,671 1,342 茨 城 607 412 756 380 7,922 9,665 543 栃 木 668 414 863 777 5,441 7,749 435 群 馬 355 198 350 1,122 2,491 4,318 752 長 野 1,678 990 1,320 1,957 6,946 11,902 1,580 新 潟 8,019 4,895 4,085 17,744 16,800 46,648 4,984 大 阪 445 240 212 353 1,127 2,138 244 京 都 3,309 2,102 2,881 3,226 94,950 104,366 2,674 兵 庫 3,215 1,186 11,396 12,809 164,630 192,050 5,969 奈 良 550 429 980 468 1,567 3,565 316 和 歌 山 259 128 489 82 1,526 2,355 214 滋 賀 339 237 333 255 1,137 2,065 339 北 海 道 435 240 1,326 801 3,470 6,033 607 宮 城 967 689 2,487 3,509 1,231 8,193 655 岩 手 613 337 850 743 3,539 5,746 785 福 島 1,768 685 2,454 1,503 11,170 16,894 1,300 秋 田 1,552 618 2,004 2,534 16,960 23,049 1,250 青 森 581 346 1,615 619 2,491 5,305 411 山 形 2,532 1,382 1,745 2,318 3,974 10,568 1,624 愛 知 878 573 589 972 21,161 23,600 1,598 静 岡 1,003 605 890 1,699 805 4,397 968 三 重 497 341 287 465 1,318 2,567 278 岐 阜 827 331 978 1,306 3,415 6,526 607 石 川 1,009 520 3,570 1,575 1,678 7,832 549 福 井 1,078 532 225 803 1,137 3,243 332 富 山 873 580 195 792 1,982 3,842 200 広 島 1,381 730 1,359 1,239 10,738 14,717 1,020 山 口 834 714 240 189 938 2,201 156 岡 山 342 198 443 841 2,327 3,953 326 鳥 取 286 220 212 88 672 1,258 93 島 根 359 246 297 118 1,915 2,690 276 香 川 156 64 189 311 1,061 1,717 194 愛 媛 505 234 165 165 2,074 2,910 237 徳 島 116 30 100 132 386 734 84 高 知 733 533 893 806 3,985 6,416 722 福 岡 478 269 897 527 6,160 8,061 304 佐 賀 313 177 314 478 2,299 3,404 200 長 崎 57 16 58 259 928 1,300 70 熊 本 164 125 193 301 982 1,640 158 大 分 115 36 316 303 3,479 4,213 107 鹿 児 島 0 0 0 0 0 0 0 32 宮 崎 4 0 17 35 134 189 沖 縄 0 0 0 8 0 8 0 総 計 41,747 23,499 56,044 67,679 461,599 627,069 36,114 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 39 調 査 表9 平成21年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量比率 吟 東 醸 酒 うち純米吟醸酒 純 米 酒 本醸造酒 一 般 酒 合 計 京 14.4% 9.8% 22.6% 22.7% 40.3% 100% 神 奈 川 19.8% 10.8% 16.8% 15.3% 48.0% 100% 100% 千 葉 2.9% 1.2% 2.9% 2.4% 91.8% 山 梨 1.6% 1.0% 37.5% 3.9% 56.9% 100% 埼 玉 2.3% 0.8% 5.9% 6.9% 84.9% 100% 茨 城 6.3% 4.3% 7.8% 3.9% 82.0% 100% 栃 木 8.6% 5.3% 11.1% 10.0% 70.2% 100% 群 馬 8.2% 4.6% 8.1% 26.0% 57.7% 100% 長 野 14.1% 8.3% 11.1% 16.4% 58.4% 100% 新 潟 17.2% 10.5% 8.8% 38.0% 36.0% 100% 大 阪 20.8% 11.2% 9.9% 16.5% 52.7% 100% 京 都 3.2% 2.0% 2.8% 3.1% 91.0% 100% 兵 庫 1.7% 0.6% 5.9% 6.7% 85.7% 100% 奈 良 15.4% 12.0% 27.5% 13.1% 44.0% 100% 和 歌 山 11.0% 5.4% 20.8% 3.5% 64.8% 100% 滋 賀 16.4% 11.5% 16.1% 12.3% 55.1% 100% 北 海 道 7.2% 4.0% 22.0% 13.3% 57.5% 100% 100% 宮 城 11.8% 8.4% 30.4% 42.8% 15.0% 岩 手 10.7% 5.9% 14.8% 12.9% 61.6% 100% 福 島 10.5% 4.1% 14.5% 8.9% 66.1% 100% 秋 田 6.7% 2.7% 8.7% 11.0% 73.6% 100% 青 森 11.0% 6.5% 30.4% 11.7% 47.0% 100% 山 形 24.0% 13.1% 16.5% 21.9% 37.6% 100% 愛 知 3.7% 2.4% 2.5% 4.1% 89.7% 100% 静 岡 22.8% 13.8% 20.2% 38.6% 18.3% 100% 三 重 19.4% 13.3% 11.2% 18.1% 51.3% 100% 岐 阜 12.7% 5.1% 15.0% 20.0% 52.3% 100% 石 川 12.9% 6.6% 45.6% 20.1% 21.4% 100% 福 井 33.2% 16.4% 6.9% 24.8% 35.1% 100% 富 山 22.7% 15.1% 5.1% 20.6% 51.6% 100% 広 島 9.4% 5.0% 9.2% 8.4% 73.0% 100% 山 口 37.9% 32.4% 10.9% 8.6% 42.6% 100% 岡 山 8.7% 5.0% 11.2% 21.3% 58.9% 100% 鳥 取 22.7% 17.5% 16.9% 7.0% 53.4% 100% 島 根 13.3% 9.1% 11.0% 4.4% 71.2% 100% 香 川 9.1% 3.7% 11.0% 18.1% 61.8% 100% 愛 媛 17.4% 8.0% 5.7% 5.7% 71.3% 100% 徳 島 15.8% 4.1% 13.6% 18.0% 52.6% 100% 高 知 11.4% 8.3% 13.9% 12.6% 62.1% 100% 福 岡 5.9% 3.3% 11.1% 6.5% 76.4% 100% 佐 賀 9.2% 5.2% 9.2% 14.0% 67.5% 100% 長 崎 4.4% 1.2% 4.5% 19.9% 71.4% 100% 熊 本 10.0% 7.6% 11.8% 18.4% 59.9% 100% 大 分 2.7% 0.9% 7.5% 7.2% 82.6% 100% 鹿 児 島 宮 崎 2.1% 0.0% 9.0% 18.5% 70.9% 100% 沖 縄 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 100% 総 計 6.7% 3.7% 8.9% 10.8% 73.6% 100% (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 40 ■ 福島の進路 2010.7 調 表10 平成21年(1∼12月)都道府県別清酒造り別課税移出数量と順位 順位 吟 醸 酒 吟醸酒のうち純米吟醸酒 純 米 査 (単位:Å) 酒 本 醸 造 酒 一 般 酒 1 新 潟 8,019 新 潟 4,895 兵 庫 11,396 新 潟 17,744 兵 庫 164,630 2 京 都 3,309 京 都 2,102 山 梨 4,977 兵 庫 12,809 京 都 94,950 3 兵 庫 3,215 山 形 1,382 新 潟 4,085 宮 城 3,509 愛 知 21,161 4 山 形 2,532 兵 庫 1,186 石 川 3,570 京 都 3,226 千 葉 18,854 5 福 島 1,768 長 野 990 京 都 2,881 秋 田 2,534 秋 田 16,960 6 長 野 1,678 広 島 730 宮 城 2,487 山 形 2,318 新 潟 16,800 16,708 7 秋 田 1,552 山 口 714 福 島 2,454 長 野 1,957 埼 玉 8 広 島 1,381 宮 城 689 秋 田 2,004 静 岡 1,699 福 島 11,170 9 福 井 1,078 福 島 685 山 形 1,745 石 川 1,575 広 島 10,738 7,922 10 石 川 1,009 秋 田 618 青 森 1,615 福 島 1,503 茨 城 11 静 岡 1,003 静 岡 605 広 島 1,359 埼 玉 1,352 山 梨 7,550 12 宮 城 967 富 山 580 北 海 道 1,326 岐 阜 1,306 長 野 6,946 13 愛 知 878 愛 知 573 長 野 1,320 広 島 1,239 福 岡 6,160 14 富 山 873 高 知 533 埼 玉 1,166 群 馬 1,122 栃 木 5,441 15 山 口 834 福 井 532 奈 良 980 愛 知 972 高 知 3,985 16 岐 阜 827 石 川 520 岐 阜 978 岡 山 841 山 形 3,974 17 高 知 733 奈 良 429 福 岡 897 高 知 806 岩 手 3,539 18 栃 木 668 栃 木 414 高 知 893 福 井 803 大 分 3,479 19 岩 手 613 茨 城 412 静 岡 890 北 海 道 801 北 海 道 3,470 20 茨 城 607 青 森 346 栃 木 863 富 山 792 岐 阜 3,415 21 千 葉 596 三 重 341 岩 手 850 栃 木 777 群 馬 2,491 22 青 森 581 岩 手 337 茨 城 756 岩 手 743 青 森 2,491 23 奈 良 550 岐 阜 331 千 葉 604 青 森 619 岡 山 2,327 24 愛 媛 505 福 岡 269 愛 知 589 福 岡 527 佐 賀 2,299 25 三 重 497 千 葉 253 東 京 494 山 梨 518 愛 媛 2,074 26 福 岡 478 島 根 246 和 歌 山 489 東 京 496 富 山 1,982 27 埼 玉 446 大 阪 240 岡 443 千 葉 492 島 根 1,915 28 大 阪 445 北 海 道 240 群 馬 350 佐 賀 478 石 川 1,678 29 北 海 道 435 滋 賀 237 滋 賀 333 奈 良 468 奈 良 1,567 30 島 根 359 愛 媛 234 大 分 316 三 重 465 和 歌 山 1,526 31 群 馬 355 鳥 取 220 佐 賀 314 茨 城 380 三 重 1,318 32 岡 山 342 東 京 213 島 根 297 大 阪 353 宮 城 1,231 33 滋 賀 339 群 馬 198 三 重 287 香 川 311 滋 賀 1,137 1,137 山 34 東 京 315 岡 山 198 山 口 240 大 分 303 福 井 35 佐 賀 313 佐 賀 177 神 奈 川 232 熊 本 301 大 阪 1,127 36 鳥 取 286 埼 玉 151 福 井 225 長 崎 259 香 川 1,061 37 神 奈 川 274 神 奈 川 149 大 阪 212 滋 賀 255 熊 本 982 38 和 歌 山 259 山 梨 129 鳥 取 212 神 奈 川 212 山 口 938 39 山 梨 217 和 歌 山 128 富 山 195 山 口 189 長 崎 928 40 熊 本 164 熊 本 125 熊 本 193 愛 媛 165 東 京 879 41 香 川 156 香 川 64 香 川 189 徳 島 132 静 岡 805 42 徳 島 116 大 分 36 愛 媛 165 島 根 118 鳥 取 672 43 大 分 115 徳 島 30 徳 島 100 鳥 取 88 神 奈 川 664 長 44 長 崎 57 崎 16 長 崎 58 和 歌 山 82 徳 島 386 45 宮 崎 4 鹿 児 島 0 宮 崎 17 宮 崎 35 宮 崎 134 46 鹿 児 島 0 宮 崎 0 鹿 児 島 0 沖 縄 8 鹿 児 島 0 47 沖 0 沖 縄 0 沖 0 鹿 児 島 0 沖 0 縄 縄 縄 (資料:日刊経済通信社酒類食品統計月報) 福島の進路 2010.7 ■ 41 調 査 ÓµÜÌðê Nihonmatsu 二本松 福島 Fukushima 1 有限会社 金水晶酒造店 2 株式会社 檜物屋酒造店 3 大七酒造 株式会社 http://homepage3.nifty.com/kinsuisho/index.html E-mail:kinsuisho29@nifty.com 4 http://www.daishichi.com E-mail:info@daishichi.com き ん す い し ょ う ほとんどが地元で飲まれる、 地酒の中の地酒です。 http://www.daiteng.com E-mail:daitengu@coral.plala.or.jp じ ゅ ん ま い き も と せ ん こ う な り 福島の水と米と自然豊かな環境が 生んだ、 自慢のお酒です。 大天狗酒造 株式会社 だ い て ん ぐ 全国随一の生 造りと独自の 超扁平精米技術で世界に躍進します。 創業は明治5年。家宝の天狗の面が 名前の由来。天狗が創った旨い酒。 〒960-1241 福島市松川町字本町29 TEL:024-567-2011 FAX:024-567-5449 〒964-0905 二本松市松岡173 TEL:0243-23-0164 FAX:0243-22-3163 ●金水晶 ●大吟醸 金水晶 ●純米酒 金水晶 〒964-0902 二本松市竹田1-66 TEL:0243-23-0007 FAX:0243-23-0008 〒969-1136 本宮市本宮字九縄18 TEL:0243-33-2017 FAX:0243-33-2018 ●千功成 ●黒塚 ●千輪咲 ●霞の天地 ●大七 箕輪門 ●大七 皆伝 ●極上生 ●大七 生 ●生 梅酒 ●清酒 大天狗 ●みずいろのまち もとみや ●福まごころ ●智恵子の花霞 ●都の春 二本松 Nihonmatsu 人気酒造 5 郡山 Koriyama 奥の松酒造 6 株式会社 有限会社 http://www.okunomatsu.co.jp E-mail:info@okunomatsu.co.jp http://www.ninki.co.jp E-mail:info@ninki.co.jp 佐藤酒造店 8 E-mail:fujinoi@cg.mbn.or.jp [email protected] じ ゅ ん ま い だ い ぎ ん じ ょ う に ん き い ち 吟醸しか造らない蔵。 手づくりでしか造らない蔵。 7 株式会社 ふ じ の い 大自然の豊かな恵みと卓越した技が 酒造りの新しい歴史を刻む。 有限会社 渡辺酒造本店 http://www.yukikomachi.co.jp E-mail:www@yukikomachi.co.jp ゆ き こ ま ち みちのくの天地の恵みを一心に 受けて醸し出された芳醇なる清酒です。 地元米で、おいしい地酒を追求し醸造。 芳醇で豊かな味わいです。 〒964-0974 二本松市小高内51 TEL:0243-23-2091 FAX:0243-23-2098 〒964-0866 二本松市長命69 TEL:0243-22-2153 FAX:0243-22-2011 〒963-8071 郡山市富久山町久保田字久保田5 TEL:024-922-1763 FAX:024-922-1763 〒963-0922 郡山市西田町三町目字桜内10 TEL:024-972-2401 FAX:024-971-3007 ●人気一黒人気純米吟醸 ●人気一大吟醸 ●人気一麦人気 ●人気一芋人気 ●純米大吟醸 ●大吟醸雫酒 十八代伊兵衛 ●純米大吟醸スパークリング ●全米吟醸 ●藤乃井 ●山びこ ●宝永 ●栄楽 ●雪小町 ●類蔵(るいぞう)焼酎 郡山 Koriyama 9 佐藤酒造 10 株式会社 E-mail:[email protected] 有限会社 仁井田本家 11 有限会社 12 笹の川酒造 株式会社 玄葉本店 http://www.sasanokawa.co.jp E-mail:[email protected] http://www.kinpou.co.jp/ E-mail:[email protected] き ん ぽ う し ぜ ん し ゅ み は る こ ま さ さ の か わ あ ぶ く ま 日本三大桜のひとつ滝桜の町で 昔ながらの手法で酒造りをつづけています。 自然米による酒造りで 「日本の田んぼを守る酒屋」を目指します。 田村市唯一の酒蔵です。 丁寧な酒造りを心がけております。 明和2年(1765年)創業。良好な麹造りを 基本に酒造り一筋に励んでいます。 〒963-7766 田村郡三春町字中町67 TEL:0247-62-2816 FAX:0247-62-2881 〒963-1151 郡山市田村町金沢字高屋敷139 TEL:024-955-2222 FAX:024-955-5151 〒963-4312 田村市船引町船引字北町通41 TEL:0247-82-0030 FAX:0247-82-0020 〒963-0108 郡山市笹川1-178 TEL:024-945-0261 FAX:024-945-7559 ●三春駒 ●愛姫(めごひめ)●滝桜(たきざくら) ●梅桃桜の里(みはるのさと)●三春ダム(みはるダム) ●金寳 自然酒 ●自然酒 山廃燗誂 ●純米料理酒 旬味 ●穏 純米大吟醸 ●穏 特別純米 ●あぶくま ●奥州鶴 ●笹の川 ●大吟醸 明和蔵 ●吟醸 ほろ酔 ●特別純米 山桜 郡山 Koriyama 須賀川 Sukagawa 13 若関酒造 14 廣戸川酒造店 株式会社 15 E-mail:[email protected] さ か み ず き 自然に恵まれた風土の蔵元で じっくりとした酒づくりを行なっています。 株式会社 寿々乃井酒造店 E-mail:[email protected] ひ ろ と が わ 自然の恵みを糧とする酒を造り、 手造り製法を守る伝統の酒蔵。 す ず の い 大自然の懐で醸す、 伝承の美酒。 〒963-8846 郡山市久留米2-98 TEL:024-945-0010 FAX:024-945-0011 〒962-0503 岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47-1 TEL:0248-82-2022 FAX:0248-82-2107 〒962-0501 岩瀬郡天栄村大字牧ノ内字矢中1 TEL :0248-82-2021 FAX :0248-82-2071 ●大吟醸さかみずき ●若関純米酒 ●若関本醸造 ●若関本格 ●若関たる酒 ●若関生貯蔵酒 ●廣戸川 ●羽鳥湖 ●稲華かたり ●夢の香 ●千紅万紫 ●寿々乃井 ●寿月(純米) ●天栄山 42 ■ 福島の進路 2010.7 16 若清水酒造 株式会社 E-mail:[email protected] し き の は な 250年前、創業以来からの銘柄で 山裾から湧き出る泉を仕込水に使用。 〒963-8112 石川郡平田村大字北方字寺屋敷18 TEL:0247-54-2019 FAX:0247-54-3108 ●和泉式部 ●若清水 ●四季の花 調 東白川 17 株式会社 藤田屋本店 白河 18 合名会社 E-mail:[email protected] 藤井酒造店 19 豊国酒造 合資会社 http://www.safins.ne.jp/~nango/ E-mail:[email protected] ふ く に ぎ わ い 八溝山の伏流水、良質の米、 杜氏の技の三位一体の酒がモットー。 査 20 合名会社 E-mail:[email protected] 大谷忠吉本店 http://www.hakuyou.co.jp E-mail:[email protected] あ ず ま と よ く に な ん ご う 風土を映したような、 なめらかな 優しい口あたりの酒質が特徴です。 は く よ う 天保年間創醸。伝承の古典醸法に 則った手づくりの淡麗な美酒。 創業明治12年。地元の米、水、人にこだわり、 目立たない素朴な酒を醸す。 〒963-6131 東白川郡棚倉町大字棚倉字鉄炮町25 TEL:0247-33-2145 FAX:0247-33-5635 〒963-5203 東白川郡矢祭町戸塚41 TEL:0247-46-3101 FAX:0247-46-3610 〒963-8305 石川郡古殿町大字竹貫字竹貫114 TEL:0247-53-2001 FAX:0247-53-2070 〒961-0905 白河市本町54 TEL:0248-23-2030 FAX:0248-23-2062 ●福賑榮(ふくにぎわい) ●荒ぶる ●さくらしみず ●南郷 ●うらら ●矢祭山 ●東豊国 ●純米酒 超 ●大吟醸 幻 ●生貯 生きな酒 ●辛口 ●白陽 ●生一気 ●登龍 白河 21 千駒酒造 22 大谷醸造 株式会社 株式会社 23 白河醸造 株式会社 24 有賀醸造 合資会社 http://arinokawa.net E-mail:[email protected] E-mail:[email protected] E-mail:[email protected] せ き の ま さ む ね た に の こ し せ ん こ ま あ り の が わ 近年、低アルコール活性酒を開発し、 純米・生マッコリとして好評を得ている。 原料米に特にこだわり、小さい蔵ならではの 手をかけた酒作りです。 白河地方産米と那須連峰の清冷な 伏流水とで、地酒の風味を生かした清酒。 〒961-0903 白河市年貢町15-1 TEL:0248-23-3057 FAX:0248-22-0259 〒961-0014 白河市借宿株木59 TEL:0248-25-1121 FAX:0248-25-2288 〒961-0943 白河市金屋町41 TEL:0248-23-3031 FAX:0248-22-3570 〒961-0303 白河市東釜子字本町96 TEL:0248-34-2323 FAX:0248-34-2140 ●千駒 千駒大吟醸 ●純米大吟醸 ●吟醸酒 ●純米吟醸酒 ●純米酒 ●本醸造酒 ●谷乃越 ●関の正宗 ●有の川 ●やまぶき ●左馬 ●陣屋 ●虎マッコリ ●霧の華 白河 25 合名会社 阿武隈川上流の豊富な伏流水で 作られた喉ごし爽快な端麗なる酒。 会津喜多方 大木代吉本店 27 小原酒造 株式会社 26 夢心酒造 株式会社 http://www.yumegokoro.com E-mail:[email protected] し ぜ ん ご う 28 ゆ め ご こ ろ 合資会社 喜多の華酒造場 E-mail:[email protected] http://www.oharashuzo.co.jp E-mail:[email protected] き た の は な く ら し っ く 酒の喜多方、喜多の華。小さな 造り酒屋が丁寧に醸造しています。 醸造の可能性に挑戦し、 自然の恵みを醸して参ります。 良い水、良い米、良い風土が醸し出す 蔵の町喜多方の酒 モーツァルトを聴いて育った醪から まろやかで香り高い酒ができる。 〒969-0213 西白河郡矢吹町本町9 TEL:0248-42-2161 FAX:0248-42-2162 〒966-0072 喜多方市字北町2932 TEL:0241-22-1266 FAX:0241-25-7177 〒966-0074 喜多方市字南町2846 TEL:0241-22-0074 FAX:0241-22-0094 〒966-0862 喜多方市字前田4924 TEL:0241-22-0268 FAX:0241-22-0268 ●自然郷 ●自然郷一貫造り ●自然郷シトラスセント ●こんにちは料理酒 ●夢心 ●奈良萬 ●蔵粋 ●無 過 ●紅寒梅 ●ピチピチ ●スリム300 ●ミニスリム ●喜多の華 ●蔵太鼓 ●金澤屋 ●星自慢 ●雪の香 ●蔵馬車 会津喜多方 29 合資会社 大和川酒造店 http://www.yauemon.co.jp/ E-mail:[email protected] や ま と か わ 寛政二年創業、飯豊山伏流水と 地元産酒米で酒を醸す。 30 合資会社 清川商店 31 http://www.kiyokawa.info E-mail:[email protected] 合資会社 吉の川酒造店 有限会社 峰の雪酒造場 http://minenoyuki.com/ E-mail:[email protected] あ い づ よ し の が わ き よ か わ 1631年創業、喜多方最古の酒蔵。 32 E-mail:[email protected] み ね の ゆ き 販売数量の98%以上を喜多方で売り、 地元の人に愛される酒蔵。 四方の春慶雲燗たり峰の雪 という俳句より酒銘とした。 〒966-0861 喜多方市字寺町4761 TEL:0241-22-2233 FAX:0241-22-2223 〒966-0818 喜多方市字二丁目4659 TEL:0241-22-0233 FAX:0241-22-1001 〒966-0819 喜多方市字一丁目4635 TEL:0241-22-0059 FAX:0241-22-0791 〒966-0802 喜多方市字桜が丘一丁目17 TEL:0241-22-0431 FAX:0241-22-0432 ●大和川 ●カスモチ原酒弥右衛門 ●純米大吟醸酒星眼回 ●大吟醸山田錦 ●純米弥右衛門 ●純米にごり月あかり ●会津清川 ●雪樹花(ゆきはな) ●槽前(ふなまえ) ●会津吉の川 ●善内 ●美禄の森 ●花織 福島の進路 2010.7 ■ 43 調 査 会津喜多方 Aizu Kitakata 33 ほまれ酒造 株式会社 34 笹正宗酒造 株式会社 http://www.aizuhomare.jp/ E-mail:[email protected] http://www.sasamasamune.com E-mail:[email protected] あ い づ ほ ま れ 35 栄川酒造 合資会社 さ さ ま さ む ね 喜多方名水を仕込み水に、 豊かな味わいのある酒造りがモットー。 36 合資会社 E-mail:[email protected] 会津錦 E-mail:[email protected]/ あ い づ に し き う ま が ん べ い 1818年創業。常に本物を追求し、 東日本で純米酒をいち早く製造。 現代人の味志向に合った酒造りを モットーに飲み易さと味わい 山紫水明の地で、最新の技術に よって醸し出された芳醇な酒。 〒966-0902 喜多方市松山町村松字常盤町2706 TEL:0241-22-5151 FAX:0241-24-4600 〒966-0931 喜多方市上三宮町上三宮字籬山675 TEL:0241-24-2211 FAX:0241-23-1575 〒969-4406 耶麻郡西会津町野沢本町甲1184 TEL:0241-45-2013 FAX:0241-45-2742 〒969-4311 喜多方市高郷町西羽賀2524 TEL:0241-44-2144 FAX:0241-44-2901 ●会津ほまれ ●巽蔵 ●ならぬことはならぬものです ●造り酒屋のゆず酒 ●笹正宗 ●美味燗倍 ●はしご酒 ●ちどりあし ●富国論 ●会津錦 ●会津只見川 会津若松 37 花春酒造 Aizu Wakamatsu 38 名倉山酒造 株式会社 株式会社 http://nagurayama.jp/ E-mail:[email protected] http://www.hanaharu.co.jp E-mail:[email protected] 40 杜氏・蔵人の技が醸し出す 酒質にこだわった、 きれいなあまさ。 合資会社 辰泉酒造 http://www.tatsuizumi.co.jp E-mail:[email protected] E-mail:[email protected] か い し ゅ う い ち な ぐ ら や ま は な は る 「会津のよさは酒の良さ」を キャッチフレーズに愛飲されています。 39 山口 合名会社 創業寛永二十年(西暦1644)以来360年余の 歴史と伝統を持ち、良質な酒造りをモットーにしています。 き ょ う の は な 「清洌と芳醇」 会津の米と水を活かしきる手づくりの酒。 〒965-0065 会津若松市神指町大字中四合字小見前24-1 TEL:0242-22-0022 FAX:0242-37-2100 〒965-0817 会津若松市千石町2-46 TEL:0242-22-0844 FAX:0242-24-6179 〒965-0031 会津若松市相生町7-17 TEL:0242-25-0054 FAX:0242-24-6533 〒965-0034 会津若松市上町5-26 TEL:0242-22-0504 FAX:0242-22-0503 ●花春 ●荒城の月 ●大吟醸 ●月弓 ●原蔵 ●善き哉 ●月弓かほり ●会州一 ●儀平 ●純米吟醸 京の華 ●純米 会津流 ●特別純米辰泉 夢の香 会津若松 41 榮川酒造 Aizu Wakamatsu 42 鶴乃江酒造 株式会社 株式会社 http://www.eisen.jp E-mail:[email protected] E-mail:[email protected] 磐梯の名水と会津の蔵人、良質の 酒造米で丹念に仕込んだお酒です。 「和醸良酒」をモットーに会津杜氏と 酒造技能士の母娘の技術の粋。 E-mail:[email protected] http://www.sake-suehiro.jp/ E-mail:[email protected] あ い づ ち ゅ う じ ょ う え い せ ん 44 石橋酒造場 43 末廣酒造 株式会社 く ん た か す え ひ ろ 創業1850年、歴史と伝統を継承しながら、 日々新たなテーマに挑戦。 会津の地酒をお届け致します。 純米25年秘蔵酒を一度御賞味下さい。 〒969-3302 耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11 TEL:0242-73-2300 FAX:0242-73-2586 〒965-0044 会津若松市七日町2-46 TEL:0242-27-0139 FAX:0242-27-0339 〒965-0861 会津若松市日新町12-38 TEL:0242-54-7788 FAX:0242-54-4548 〒965-0851 会津若松市御旗町3-18 TEL:0242-27-0313 FAX:0242-27-0313 ●特醸酒 ●大吟醸榮四郎 ●純米吟醸 ●本醸造 ●会津中将 ●鶴乃江 ●ゆり ●永寳屋 ●末廣 ●大吟醸玄宰(げんさい) ●大吟醸舞 ●伝承山廃純米末廣 ●末廣生酒 ●末廣会津高田梅酒 ●薫鷹 ●昭華菊 ●会津灘 会津若松 Aizu Wakamatsu 45 橋庄作酒造店 47 磐梯酒造 株式会社 46 宮泉銘醸 株式会社 http://homepage3.nifty.com/sakeshou/ E-mail:[email protected] あ い づ む す め http://www.miyaizumi.co.jp/ E-mail:[email protected] 48 E-mail:[email protected] あ い づ み や い ず み ば ん だ い さ ん 合資会社 稲川酒造店 http://www.sake-inagawa.com E-mail:[email protected] い な が わ 地の米・地の人・地の手法による の酒造りを目指す純米蔵。 土産土法(どさん どほう) 伝統にこだわりながらも、時代を先取る 酒造りをモットーに取り組んでいます。 麗峰磐梯山の伏流水を仕込水に 頑固な会津杜氏が醸し出す本物の地酒。 嘉永元年創業以来品質第一の 伝統を守り続けております。 〒965-0844 会津若松市門田町一ノ堰755 TEL:0242-27-0108 FAX:0242-27-0108 〒965-0872 会津若松市東栄町8-7 TEL:0242-27-0031 FAX:0242-27-0032 〒969-3301 耶麻郡磐梯町大字磐梯字金上壇2568 TEL:0242-73-2002 FAX:0242-73-2028 〒969-3122 耶麻郡猪苗代町字新町4916 TEL:0242-62-2001 FAX:0242-65-2167 ●磐梯山 ●会津桜 ●稲川金紋本醸造 ●稲川純米大吟醸 ●稲川大吟醸 ●稲川にごり酒 ●七重郎(赤ラベル)●七重郎(青ラベル) ●会津娘 ●無為信 ●花佐久良 44 ■ 福島の進路 2010.7 ●会津宮泉 ●会津宮泉 大吟醸 ●古典 写楽 ●本格焼酎 玄武 ●会津宮泉 純米酒 ●会津宮泉 鬼ごろし 調 査 会津両沼 Aizu Ryonuma 49 曙酒造 合資会社 50 豊国酒造 合資会社 http://www.tenmei.co.jp E-mail:[email protected] 51 合資会社 廣木酒造本店 52 合資会社 白井酒造店 http://aizu-toyokuni.com E-mail: [email protected] い っ し ょ う せ い し ゅ ん ば ん だ い ほ う い ず み か わ し ん じ つ 会津の小さな小さな酒蔵から、 命ある酒を皆様へ。 第25回特選街 「日本酒コンテスト」グランプリ受賞。 圧倒的な旨さを持つ酒。 創業240年。伝統の技をもとに 旨い酒造りを目指します。 〒969-6537 会津坂下町字戌亥乙2 TEL:0242-83-2065 FAX:0242-82-3883 〒969-6536 河沼郡会津坂下町字市中一番甲3554 TEL:0242-83-2521 FAX:0242-83-2742 〒969-6543 河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574 TEL:0242-83-2104 FAX:0242-83-4772 〒969-6251 大沼郡会津美里町永井野字中町1862 TEL:0242-54-3022 FAX:0242-54-4867 ●一生青春 大吟醸 ●曙 ●天明 ●吟醸酒 真実 ●大吟醸酒 学十郎 ●純米大吟醸 夫婦さくら ●泉川 ●飛露喜 ●萬代芳 ●金菊 ●風が吹く 会津田島 Aizu Tajima 53 国権酒造 54 会津酒造 株式会社 55 開当男山酒造 株式会社 E-mail:[email protected] http://www.kokken.co.jp E-mail:[email protected] こ っ け ん 56 花泉酒造 合名会社 http://www.hanaizumi.ne.jp E-mail:[email protected] http://otokoyama.jp/ ず い し ょ う は な い ず み か い と う お と こ や ま あ い づ 県内でも雪深い南会津で「正直な酒」を モットーに丁寧に醸しております。 身体にやさしい 日本酒をめざしております。 寒冷地の風土で味を求めて ひたすらに酒造りに取り組んでおります。 奥会津豪雪地に創業し、昔ながらの 頑固な製法で造っております。 〒967-0004 南会津郡南会津町田島字上町甲4037 TEL:0241-62-0036 FAX:0241-62-3878 〒967-0006 南会津郡南会津町永田字穴沢603 TEL:0241-62-0012 FAX:0241-62-0923 〒967-0005 南会津郡南会津町中荒井字久宝居785 TEL:0241-62-0023 FAX:0241-62-0073 〒967-0631 南会津郡南会津町界字中田646-1 TEL:0241-73-2029 FAX:0241-73-2566 ●國権 ●一吉 ●てふ ●會津 ●田島 ●あらばしり ●山の井 ●里の泉 ●雪灯り ●開当男山 ●開当 ●久宝居 ●南会津郷 ●瑞祥花泉 ●花泉純米酒 ●花泉原酒 ●花泉本醸造 ●花泉辛口 ●花泉にごり酒 四家酒造店 59 太平桜酒造 合資会社 いわき Iwaki 57 山宗酒造 58 株式会社 合名会社 60 鷺酒造店 http://ww35.tiki.ne.jp/~iwaki-syuzou/ http://www.sake-iwaki.com E-mail:[email protected] て ん た く 心にはうごきながら、言葉には 言い難い思いを託す酒を醇す蔵。 ゆ め の か お り じ ゅ ん ま い げ ん し ゅ ま た べ え じっくりと酒好きの方の 納得のゆく酒造りを心がけております。 いわきの小さな小さな酒蔵です。 せ い ふ く 日本酒本来の旨さを備えたお酒。 四季折々にご愛飲いただけます。 〒970-8026 いわき市平字南町29 TEL:0246-25-2312 FAX:0246-25-2312 〒973-8408 いわき市内郷高坂町中平14 TEL:0246-26-3504 FAX:0246-26-3560 〒972-8317 いわき市常磐下湯長谷町町下92 TEL:0246-43-2053 FAX:0246-42-2939 〒974-8261 いわき市植田町中央1-4-4 TEL:0246-62-2003 FAX:0246-62-1239 ●天宅 ●閼伽井獄 ●又兵衛 上撰 ●大吟醸 又兵衛 ●純米酒又兵衛 いわき郷 ●特別純米酒 ふくみ ●夢の香 純米原酒 ●本醸造 太平桜 ●純米酒 いわきろまん ●清福 相双 61 Sousou 株式会社 上田本家 62 株式会社 馬場酒造本店 E-mail:[email protected] て ん の う ざ ん 63 株式会社 鈴木酒造店 64 株式会社 冨沢酒造店 http://www.iw-kotobuki.co.jp E-mail:[email protected] い わ き こ と ぶ き た の し み し ら ふ じ 阿武隈山脈第二の高峰日山 (通称・天王山)より拝受した。 旧相馬藩御用達創業280年伝統の 手造りで全国鑑評会金賞受賞蔵。 水と環境にこだわり、自然と調和した 酒造りを目指しています。 地元の杜氏と蔵人が守る、 創業三百年の歴史を持つ酒蔵です。 〒979-1521 双葉郡浪江町大字権現堂字新町15 TEL:0240-35-2001 FAX:0240-34-3998 〒979-1512 双葉郡浪江町大字北幾世橋字大町21 TEL:0240-35-2041 FAX:0240-24-0059 〒979-1522 双葉郡浪江町大字請戸字東向10 TEL:0240-35-2337 FAX:0240-35-3107 〒979-1472 双葉郡双葉町大字新山字北広町8 TEL:0240-33-2017 FAX:0240-33-2017 ●磐城壽 ●土耕ん醸 ●白冨士 ●水明 ●酔郷(焼酎) ●天王山 ●天王山しぼりたて原酒 ●楽實 ●三郎 ●楽山 (出典:福島県酒造組合「ふくしまの酒」) 福島の進路 2010.7 ■ 45