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「地域密着型金融」推進の取組状況について
「地域密着型金融」推進の取組状況について 平成27年6月 目 次 ◇ 「地域密着型金融」の取組み概要 - 1 ◇ 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮 - 3 2.地域の面的再生への積極的な参画 - 13 3.地域やお客さまに対する積極的な情報発信 - 16 南都銀行は「Yoshino Heartプロジェクト」と「木づかい運動」を応援しています。 「地域密着型金融」の取組み概要 当行は、お客さまとともに成長し、地域金融機関として永続的に発展していくためには、「地域経済の 活性化」が不可欠であると考えています。こうした考え方のもと、経営ビジョンとして「活力創造銀行」を掲げ、 営業地域の活力を創造する銀行をめざし、地域密着型金融に取り組んでいます。 新たな事業展開 海外進出 販路拡大 お客さま 経営改善 事業承継・相続 事業再生 観光振興 営業店 本部専門セクション 課題抽出 情報共有 バリュー開発部 支援・渉外グループ 元気企業 サポート室 各種ニーズ把握による ソリューション (課題解決)の提案 信頼の構築 情報の共有 日常的、継続的な訪問 ソリューションの提案、帯同 訪問等総合サポート 審査部 公務・地域活力創造部 地域活性化 企画グループ ASIA業務グループ 香港駐在員 事務所 上海駐在員 事務所 企業サポート室 地方創生 プロジェクトチーム 連携 外部専門家、外部機関等 (外部専門家) (外部機関) o税理士 o地方公共団体 o弁護士 o経済産業局 o監査法人 o中小企業診断士 等 o商工会議所 oJETRO(日本貿易振興機構) o中小企業再生支援協議会 o他金融機関 o地域経済活性化支援機構 等 1 「地域密着型金融」の取組み概要 地域向け貸出の状況 「地域」の定義:当行の地元営業地域である奈良県、大阪府、兵庫県、京都府、和歌山県、三重県の合計 中小企業等向け貸出金残高(単位:億円) 総貸出金と地域向け貸出金残高(単位:億円) 30,000 29,839 20,000 30,887 24,802 18,725 18,920 26年3月 27年3月 25,728 10,000 20,000 総貸出金 26年3月 地域向け貸出金 27年3月 個人向け貸出金残高(単位:億円) 奈良県内貸出金シェア(単位:%) 10,000 100 9,753 9,544 16.8 80 0.1 8.4 都銀 60 9,000 40 20 8,000 26年3月 (ゆうちょ銀行、農協等除く) 信金 信託 17.6 地銀 都銀 8.3 26.0 25.7 当行 当行 当行 当行 48.5 48.1 26年3月 27年3月 0.1 27年3月 0 地域預金の状況 総預金と地域の預金残高(単位:億円) 奈良県内預金シェア(単位:%) 100 47,024 45,970 46,652 80 45,621 16.5 3.9 3.9 都銀 45,000 60 40 20 信金 信託 地銀 (ゆうちょ銀行、農協等除く) 16.9 3.7 3.9 都銀 26.4 25.9 当行 当行 49.1 49.2 26年3月 27年3月 40,000 総預金 26年3月 0 地域の預金 27年3月 2 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮 お取引企業の ライフステージ等 当行が提供する ソリューション(例) 【記載頁】 創業・新規事業展開 創業支援、新事業展開支援 海外ビジネス展開 国際化支援 P.5~6 成長段階における 更なる飛躍 ビジネスマッチング P.7~8 P.4 経営改善支援、事業再生支援 P.8~10 新ビジネス・成長分野の支援 P.11 新手法による資金需要への 対応 P.11 事業承継サポート M&Aアドバイザリー P.12 経営改善 事業再生、業種転換 事業承継 3 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 創業支援・新事業展開支援 ビジネスプラン事業化支援PROJECT「<ナント>サクセスロード」 創業・新事業展開向け融資制度「<ナント>事業化支援ファンド80」 ◆ビジネスプラン事業化支援PROJECT「<ナント>サクセスロード」 o創立80周年記念事業の一環として26年度に実施。 o創業、新事業展開を目指す法人・個人から寄せられた応募総数159件のビジネスプラン の中から表彰5プラン(賞金50万円、事業化にかかる費用を当行が100万円を限度に支援) 特別賞3プラン(賞金50万円)を贈呈。 o現在、事業化に向けた支援を実施中。 ◆ 創業・新事業展開向け融資制度「<ナント>事業化支援ファンド80」 o地域経済の活性化を図ることを目的として、創業・新事業展開を目指すお客さまを資金面で 支援する融資制度「<ナント>事業化支援ファンド80」を創設。 o27年3月末で6件、80百万円の融資を実行。 ※28年3月まで取扱期限を延長。 創業・新事業展開向け融資制度 「<ナント>事業化支援ファンド80」 ビジネスプラン事業化支援PROJECT 「<ナント>サクセスロード」 4 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 国際化支援 主な取組み ◆海外ビジネスサポート、外為取引支援体制 連携 日本貿易保険 名南経営コンサルティング リース会社 フォーバル 支援 上海駐在員事務所 ま 香港駐在員事務所 さ サポート 客 バリュー開発部 ASIA業務グループ お 国内・海外銀行 損害保険会社 日本貿易振興機構 (JETRO)等 南都経済研究所 ◆お取引先のグローバル化への対応 <アジアへの拠点等展開> 南都銀行本店 上海駐在員事務所 タイ・バンコック バンコック銀行へ行員派遣 (平成24年12月より) 提 携 香港駐在員事務所 <外銀10行と提携> (カバー地域) ◇中国工商銀行 ⇒ 中 国 ◇中国銀行 ⇒ 中 国 ◇バンコック銀行 ⇒ タ イ ◇ANZ銀行 ⇒ ベトナム ◇ベトコムバンク ⇒ ベトナム ◇ベトナム投資開発銀行⇒ ベトナム ◇スタンダード チャータード銀行 ⇒ アジア全域 ◇バンクネガラ インドネシア ⇒ インドネシア ◇インドステイト銀行 ⇒ インド ◇メトロポリタン銀行 ⇒ フィリピン ベトナム・ホーチミン ベトナム投資開発銀行へ行員派遣 (平成27年6月より) インドネシア・ジャカルタ バンクネガラインドネシアへ行員派遣 (平成26年5月) 5 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 国際化支援(続き) 主な取組み ◆海外ビジネスサポートにかかる業務提携先の拡充 o東南アジア地域でのビジネスへのサポートを一段と強化するため新たにベトナム投資 開発銀行(ベトナム)と新たに提携。 業種 提携数 提携先 <取引先企業の進出先> 海外銀行 10 中国工商銀行、中国銀行、ANZ銀行、バンコック銀行 スタンダードチャータード銀行、バンクネガラインドネシア インドステイト銀行、メトロポリタン銀行、ベトコムバンク ベトナム投資開発銀行 欧米他, 7% その他アジア, 5% 国内銀行 1 みずほ銀行 コンサルティング会社 2 フォーバル 、名南経営コンサルティング リース会社 3 三井住友ファイナンス&リース、東京センチュリーリース 三菱UFJリース 保険会社 3 東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパ ン日本興亜 その他 3 日本貿易保険、セコム、綜合警備保障 合計 22 <海外販路拡大に対する支援> ビジネス交流会・商談会の開催(平成26年度) 開催日 11/21 開催地 名称 バンコク バンコク交流会 主催/共催 当行 東南 アジア 26% 中国 62% <海外進出案件に対するサポート> 取引先に対するサポート件数(平成26年度) 参加数 担当 44名 国内 サポート件数 862件 12/19 3/3 中国・広州 上海 地銀合同セミナー ・交流会@広州 当行含む 香港進出地銀13行 関西5行合同セミナー&交流 当行含む 会 上海・蘇州進出地銀5行 (バリュー開発部ASIA業務グループ) 95社 130名 154社 188名 香港・上海駐在員事務所 510件 バンコック銀行 307件 バンクネガラインドネシア派遣行員 合計 1,679件 ◆アセアン地域への行員派遣を拡充 o当行取引先のアセアン地域進出ニーズの高まりに対し、同地域への行員派遣を 拡充し、現地進出企業へのサポート・情報提供の充実を図っている。 バンコック銀行(タイ)、バンクネガラインドネシア(インドネシア)、ベトナム投資開発銀行(ベトナム)へ行員を派遣 6 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) ビジネスマッチング 展示型マッチングフェア、個別商談会を通じたマッチング機会の提供 ◆<ナント>ものづくり元気企業マッチングフェア2014 o地域経済の活性化に貢献することを目的に、出展企業の自社製品・技術のPRの場 として新たなビジネスマッチング機会を提供。 o今回は会場に「6次産業化コーナー」や「知財ビジネスマッチングコーナー」等を併設し、 新たな事業に向けた情報を提供。 ◇開 催 日:26年12月2日(火) ◇会 場:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター (グランフロント大阪北館) ◇出展企業:136社/団体 ◇来場者数:約1,140名 ◆ <ナント>「食」と「モノ」の商談会 in 大阪/東京 取引先企業の関西・首都圏における販路開拓・拡大と奈良をはじめ関西の食材や 特産品のPRを目的として開催。 <ナント>「食」と「モノ」の商談会 in 大阪 ◇主催:当行 ◇開 催 日:26年9月5日(金) ◇会 場:ヒルトンプラザウエスト (大阪市北区) ◇売り手企業:50社(当行取引先) ◇参加バイヤー:26社 <ナント>「食」と「モノ」の商談会 in 東京 2015 ◇主催:奈良県、大和証券、当行 ◇開 催 日:27年2月13日(金) ◇会 場:大和コンファレンスホール (東京都千代田区) ◇売り手企業:46社(当行取引先) ◇参加バイヤー:26社 ◆ 地方銀行フードセレクション2014 「食品・農産物」を取扱う取引先が、国内外から来場するバイヤーに対し、試食、試飲を 通じて自社商品のPRを行う大規模食品展示会。 当行を含む地方銀行38行が主催し、 26年11月11日~12日に幕張メッセで開催。当行からは取引先9社が出展。 7 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) ビジネスマッチング(続き) お取引先のビジネスマッチングニーズへの取組み ◆ 本店内にビジネスマッチング担当者を配置し、お取引先の販売・仕入・外注・提携等 のニーズや情報を1ヵ所に集約し、紹介候補企業を発掘する等個別企業間のマッチング に対応。 ◆ 「ものづくりB2Bネットワーク」を利用したビジネスマッチング機会の提供 ものづくりに関する受発注ニーズ(部品発注、加工依頼、試作依頼等)を一括して受付け、 それらのニーズに的確に対応できるものづくり企業を紹介する為に、大阪府と34金融 機関 (26年9月末現在)が連携し運営する窓口。(大阪府以外の企業も参加可) 180 160 140 120 件 100 数 80 60 40 20 0 156 112 164 151 112 108 100 ( ) 61 23年度 24年度 大阪府下企業等からの発注情報 25年度 26年度 営業店から寄せられた受注希望 経営改善支援、事業再生支援 主な取組み ◆企業サポート 専門のノウハウを持った審査部 企業サポート室のスタッフが、経営改善計画の策定などに ついて助言や支援を実施。また、中小企業再生支援協議会の活用や、日本政策投資銀行・ 日本政策金融公庫・商工組合中央金庫と業務協力協定を締結するなど、公的機関との連携 によるサポート体制を整えている。 ■奈良まほろば再生ファンドへの参加 抜本的な事業の再構築を必要としている奈良県及びその周辺地域を経営基盤とする地元 中小企業の早期再生を図り、地域経済の活性化に寄与することを目的として、当行を含む 6金融機関が参加。 8 平成25年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 経営改善支援、事業再生支援(続き) 主な取組み ◆条件変更等への対応状況 <中小企業者> <住宅資金借入者> 27年3月末 累計 先数 (先) 申込み 債権数 (件) 27年3月末 累計 金額 対申込み (百万円) 先数 (先) 債権数 (件) 12,728 27,454 100.0% 769,056 うち実行 11,956 25,815 94.0% 726,471 うち謝絶 274 659 2.4% 22,481 うち謝絶 83 うち審査中 166 360 1.3% 5,951 うち審査中 10 うち取下げ 332 620 2.3% 14,152 うち取下げ 221 241 申込み 金額 対申込み (百万円) 1,201 1,301 100.0% 22,471 887 960 73.8% 16,225 89 6.8% 1,778 11 0.9% 160 18.5% 4,307 うち実行 ◆経営改善支援取組み・条件変更先に対するフォローアップ態勢 金融円滑化に関する当行のコンサルティング区分・内容 コンサルティング区分(【1】~【5-2-2】 重点取組事項 【1】経営改善支援先 中小企業再生支援協議会・認定支援機関活用による実抜計画策定 【2】非メイン経営改善計画受入先 計画進捗不芳時、中小企業再生支援協議会・認定支援機関活用を提言 フォローアップ先 【3】事業計画策定支援先 【3-1】実抜計画策定を目指す先 認定支援機関活用による実抜計画(経営改善支援先)への引き上げ 【3-2】事業計画モニタリングを継続する先 モニタリング過程を通じて実抜計画策定の可能性を検討 【4】条件変更モニタリング先 認定支援機関、経営サポート会議活用による事業計画策定支援先への引き上げ 【5】事業の持続可能が見込まれない先 【5-1】条件変更をしても返済見込のない先 経営者の再起に資する方策の提言 【5-2-1】休・廃業中であるが完済の見込める先 資金繰り相談に真摯に対応 【5-2-2】休・廃業中で完済の見込めない先 経営者の再起に資する方策の提言 ◆条件変更先のフォローアップへの取組み ⇒oコンサルティング区分別に経営改善支援取組みの方針を明確化 o事業計画策定支援先のうち、計画モニタリングにより経営改善支援先に上方 遷移可能な先を選定し経営改善計画策定に取組む o条件変更モニタリング先は、改善施策実施状況のモニタリングにより事業計画 策定支援先に上方遷移可能な先を選定し事業計画策定に取組む 9 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 経営改善支援、事業再生支援(続き) 主な取組み ◆経営改善支援の取組み状況 【26年4月~27年3月】 期初債務者数 A 正 常 先 ① 要 うち そ の 他 要 注 意 先 ② 注 意 先 うち 要 管 理 先 ③ うち 経 営 改 善 支 援 取 組 α の う債 務 者 区 分 がランクアップした み 先 α 先 数 β 1 5 ,0 8 2 11 2 ,1 8 8 136 α の うち 債 務 者 区 分が変化しなかっ た 先 γ α の うち 再 生 計 画 を策定した先数 δ 4 7 9 114 130 120 5 1 3 2 破 綻 懸 念 先 ④ 1 ,0 6 3 83 19 62 69 実 質 破 綻 先 ⑤ 67 1 1 0 1 破 綻 先 ⑥ 61 小 計 (② ~ ⑥ の 計 ) 合 計 0 0 3 ,4 9 9 225 30 179 202 1 8 ,5 8 1 236 30 183 209 ◆外部機関の活用 ⇒ 事業再生、業種転換、事業承継、廃業等の支援や債務者間の調整が必要な場合 には、中小企業再生支援協議会等を積極的に活用。 保証協会 10 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 新ビジネス・成長分野の支援 主な取組み 医療・介護関連事業 医療・介護関連への融資残高 医療介護支援体制 病院・診療所 (億円) 介護施設 医療機関 474 病院 診療所 新規先 既先 県内 県外 介護関連事業所 700 ◆介護老人福祉施設 ◆介護老人保健施設 ◆グループホーム ◆介護付有料老人ホーム等 361 58 523 602 614 75 80 526 533 26/3末 27/3末 53 52 415 470 308 0 <当行> 22/9末 協働支援活動 【バリュー開発部】 医療経営士 介護福祉経営士 <外部機関> 支援 営業店 連携 ◆業務提携先 ◆当行グループ会社等 セミナー名 25/3末 医療機関専用融資商品の取扱い 当行主催のセミナーを通じ、経営情報の提供を実施 開催日 24/3末 開催場所 商品名:メディカルローン『+』(プラス) ・最大2億円・最長20年の長期融資に対応可能 特徴 ・新規開業資金にも対応可能 ・万が一に備え団体信用生命保険のセットも可能 テーマ 26年11月13日、17日 <ナント>医療セミナー 奈良・大阪 平成26年度診療報酬改定の影響と今後の経営戦略について 27年3月11日、18日 <ナント>介護セミナー 奈良・大阪 平成27年度介護報酬改定のポイントと今後の経営戦略について 新手法による資金需要への対応 主な取組み ◆ABL(動産・売掛金担保融資)を活用した資金需要への対応 o不動産担保や保証に依存しない融資として、活用を積極的に推進 o本部に動産評価アドバイザー4名を配置し、営業店をサポート o平成27年3月時点で、ABL取扱い先数は46先(26年3月末比+23先) 11 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 1.お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(続き) 事業承継サポート、M&Aアドバイザリー 主な取組み オーナーの高齢化に伴い事業承継を経営課題とする企業が年々増加するなか、後継者 への円滑な承継に向けたアドバイスや、M&Aを活用した事業引継ぎ支援を実施。 ◆事業承継サポート ■主な支援内容 現状の認識 後継者への円滑な経営権(自社株式)の移転に関する支援 事業承継方法の検討 安定した経営権の確立に向けた支援 事業承継プランの策定 グループ企業の円滑な事業承継に向けた資本政策に関する 支援 事業承継の実施 親族への 承継 経営陣等への 承継 第三者への 承継(M&A) 株式上場 親族外の経営陣等への承継に関する支援 第三者への承継(M&A)に関する支援 次世代を担う後継者を対象とした「後継者育成講座」の開催 (主催:有限責任監査法人トーマツ 後援:当行) ◆M&Aアドバイザリー 以下メニューの提供により、後継者不在等の理由で親族への事業承継が困難な企業と、事業拡大を 目指す企業とのマッチングを実施し、「企業の存続と発展」を支援。 M&A に関する相談 戦略・スキーム 策定の支援 候補先の 選定・アプローチ 条件 交渉の 支援 基本合意 の締結支援 デューデリ ジェンス の支援 最終契約 の締結 支援 【事業承継・M&A支援体制】 お客様 営業店 支援 連携 連携 外部専門機関 等 バリュー開発部 営業店とバリュー開発部の連携による「事業承継・M&A支援実績」の推移 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 事業承継支援先数 122先 167先 107先 159先 M&A支援先数 48先 39先 58先 74先 12 クロージング 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 2.地域の面的再生への積極的な参画 「地方創生」に向けた取組み 主な取組み ◆地方創生プロジェクトチームの創設 地方公共団体による地方版総合戦略の策定および円滑な実施等に対し、積極的に 参画し、情報提供等の協力を行い、地域の活性化に貢献することを目的に「公務・ 地域活力創造部」内に「地方創生プロジェクトチーム」を創設。 ◆地域経済活性化支援機構(REVIC)等との連携 o平成27年3月、当行、地域経済活性化支援機構(REVIC)、日本政策投資銀行、 リサ・パートナーズとの4社間で、「奈良県の観光活性化に関する連携協定」を締結。 o今後、4社間での連携・協力のもと、奈良県における観光活性化ファンドの組成・ 活用等を検討し、県内の観光産業の発展を通した地域活性化を支援する。 奈良県の観光活性化 に関する連携協定 PPP/PFI事業への積極的な参画 主な取組み ◆PFI事業等の地方公共団体連携プロジェクトへの参画 ◆PPP(官民連携)のための支援 「公有資産マネジメント・PPP/PFIセミナー」等の開催 ※1 「PPP」(Public Private Partnership):公民が連携して公共サービスの提供を行う スキームのこと。 ※2 「PFI」(Private Finance Initiative):PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備 等の促進に関する法律)に基づき民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、より 効率的な質の高い公共事業を実施する手法。 13 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 2.地域の面的再生への積極的な参画(続き) 観光支援 主な取組み ◆「奈良県観光活性化ファンド(仮)」の組成検討 奈良県の観光活性化に関する連携協定を締結したREVIC等3社と協議し、県内で観光 活性化ファンドを活用する地域を選定のうえ、観光資源(ソフト・ハード)の見直しや地域 観光活性化モデルの策定を行う。 ◆観光客誘致の増強 o観光関連事業者向けセミナー「観光力創造塾」の開催。 「奈良」の魅力を高め、国内外からの観光客を奈良県に誘致することを目的に、観光関連 事業者を対象に開催。 第1回(26年3月19日) テーマ「本気で観光、頑張りますか?」 約110名参加 第2回(26年7月17日) テーマ「『食』で奈良を盛り上げよう!」 約120名参加 第3回(27年1月27日) テーマ「誘客に秘策あり!」 約125名参加 o観光サイト「ええ古都なら」による情報発信。 o当行OBによるボランティアグループ「ナント・なら応援団」による奈良県下の社寺等での 現地観光ガイド。 農・林業の活性化支援 主な取組み ◆「ナント6次産業化サポートファンド」の設立 平成26年9月、当行エリア内の6次産業化に取組む事業者に対するサポートの一環として、 農林漁業成長産業化支援機構、南都リースと共同で同ファンドを設立。 今後、6次産業化事業体への出資等を通じて、事業の付加価値向上による地域の活性化 および雇用の創出に取組む。 ◆ 「Yoshino Heartプロジェクト」への支援 吉野産の杉やヒノキ等の木材を利用した木製品に冠する「Yoshino Heart」というブランド の普及を通じて、間伐材を含む吉野産材の利用を促進。 ◆奈良県産材のPR o吉野産割り箸や吉野材を使ったPR用店頭配付品や間伐材を活用した吉野3.9ペーパーの 冊子類への活用など「木づかい」の必要性を周知。 o平成27年3月、吉野材を利用した「木製ラック」を125ヵ店に設置。 14 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 2.地域の面的再生への積極的な参画(続き) CSR(企業の社会的責任)の推進 主な取組み ◆「吉野の桜を守る会」への協力 近年立ち枯れなどの衰退が目立つ吉野山のシロヤマザクラを守るため官民を挙げて 設立された「吉野の桜を守る会」に特別会員として参加。同会に対しては金銭面の支援に 留まらず、各種イベントへのボランティア・スタッフの派遣など活動面からも積極的に支援。 募金活動への協力 シロヤマザクラの種拾い ボランティアの風景 ◆地域における金融経済教育の普及 o地元中学校・大学等への講師派遣、銀行見学の受入れ o「全国高校生金融経済クイズ選手権“エコノミクス甲子園”」奈良大会開催 o養護学校への講師派遣や職場実習の受入を通じ、学習・就業を支援。 地元中学校の生徒さんによる銀行見学 「エコノミクス甲子園」奈良県大会 15 平成26年度「地域密着型金融」の具体的な取組み 3.地域やお客さまに対する積極的な情報発信 主な取組み ◆ホームページ(http://www.nantobank.co.jp/)での掲載 o地域密着型金融(トップページに掲載)⇒当行の地域密着型金融の取組状況を掲載 oWEB<ナント>元気企業マッチングフェア(「法人のお客さま」に掲載) (http://www.business-nanto.com/) ⇒26年12月に開催した「<ナント>ものづくり元気企業マッチングフェア2014」 のオープンサイト o金融円滑化への取組みについて ご相談窓口(トップページに掲載) ⇒中小企業融資、住宅ローンの利用者のご返済等の相談専用窓口の連絡先を掲載 ◆ディスクロージャー誌、ミニディスクロージャー誌での掲載 o地域密着型金融の推進 〔ディスクロージャー誌〕 o地域の皆さまとともに o地域社会への貢献(CSRへの取組み) 当行ホームページ WEB<ナント>元気企業マッチングフェア ディスクロージャー誌 「地域密着型金融の推進」 16