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27年5月センターニュース - 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
第 63 号 平成27年8月4日 青森センターニュース 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 青森研究開発センター 管理部総務課 〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字表舘2番地166 Tel : 0175-71-6500(代) http://www.jaea.go.jp/04/aomori/index.htm ●六ヶ所核融合研究所 ・ITER遠隔実験センター 国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)の三つ目の事業であるITER遠隔実験センター (REC)は、全体計画が日欧間で合意され、本格的に活動を開始しました。RECは、六ヶ所サイト(青 森県)とITERサイト(フランス、サンポール・レ・デュランス)を高速のインターネットで結び、六ヶ 所サイトからITERの実験参加を可能とする施設を構築することが目的です。このため、RECには、 遠隔実験を行う仕組みのソフトウエアや遠隔によるデータ解析を行うソフトウエア、実験施設の制御室 に相当する遠隔実験室、高速で大量のデータを取り扱えるネットワークや大規模なデータ保管装置など が必要となります。 RECは、これまで、遠隔実験を行う仕組みのソフトウエアや遠隔データ解析を行うソフトウエアの 開発を行い、平成27年度から遠隔実験室の整備に着手します。また、ITERによる本格的な遠隔実 験に先行して、欧州の核融合実験装置を使った遠隔実験の実証や、JT-60SAを用いた遠隔実験の実 証を通じて、技術的な課題を克服してゆく予定です。 1 青森センターニュース 63 号 ・IFMIFワークショップ 5月20日~22日にイタリアENEAブラジモネの情報センターにおいて、第7回IFMIFワー クショップが開催されました。六ヶ所サイトからの7名を含む約40名の専門家が出席し、日本のB A活動として実施してきたリチウムターゲットおよび照射モジュールに関する工学実証試験や設計活 動に関して報告を行い、活発な議論が行われました。また、これまでのBA活動の成果をもとに、日 欧の将来計画として、リチウムターゲットを利用した核融合炉研究開発用の強力中性子源計画につい て、日欧それぞれから報告があり、今後の協力体制等に係る議論が行われました。 第7回IFMIFワークショップ参加者(イタリアENEAブラジモネの情報センター) ● むつ事務所 ・むつ事務所周辺の環境美化活動 環境美化活動の一環として、5月28日にむつ事務所長以 下26名の職員が、関根施設及び施設周辺道路の清掃活動を 行いました。缶・ビン・ペットボトル、ガラスなど、犬小屋といっ た変わった粗大ゴミもあり、軽トラックで3~4台分のゴミ 拾いのかいもあり、綺麗な道路にすることができました。 清掃活動に汗を流す職員 ● トピックス ・ 2015たのしむべ!フェスティバルに参加 六ヶ所村大石総合運動公園において、5月9日~10日に 「2015たのしむべ!フェスティバル」(六ヶ所村主催)が 開催されました。来場者の皆様に核融合の原理や研究開発に ついて理解を深めて頂くとともに、BA活動の事業説明、超伝 導の実験、太陽望遠鏡を用いての太陽観察、缶バッチ作りを 行いました。両日とも天気に恵まれ、約630人の方にご来 場いただきました。 会場の様子 2 青森センターニュース 63 号 ● むつ科学技術館 むつ科学技術館では、5月2日~6日のゴールデンウィーク期 間中、つくってたいけん工作教室「プロペラシューターをつくろ う!」の他、 「ドナルド・ダッグ」などのお子様向けのシアター上映、 また、3日からは理科実験・観察「超低温の世界を調べよう」「ド ライアイスの不思議を調べよう」を毎日開催致しました。 約500人の親子連れで賑わいました。 TEL:0175-25-2091 理科実験・観察「超低温の世界を調べよう」 URL:http://www.jmsfmml.or.jp/msm.htm 3