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那珂地区環境報告書(PDF形式、5602kバイト)
Site Report 環境レポート 2016 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 那珂地区 株式会社 日立ハイテクマニファクチャ&サービス 株式会社 日立ハイテクソリューションズ 水戸事業所 はじめに 地球温暖化や砂漠化、資源枯渇などに代表される地球環境問題は、人類に課せられた最重要かつ至難の課題です。世界では、国や政治・ 経済などの枠組を超え、互いに協調するグローバルな取組みが展開され、産業界や私たちの社会生活にも大きな変化をもたらしています。 日立ハイテクノロジーズ那珂地区、日立ハイテクマニファクチャ&サービス、日立ハイテクソリューションズ水戸事業所は、 「環境との 調和」を経営の最優先課題ととらえ、環境テーマに「サイエンスとテクノロジーを通してエコデザインを推進し、地球環境の保護と世界 の人々の幸福に貢献する事業所をめざす」を掲げ、事業を通じた環境活動の積極的な展開に取り組んでいます。 本報告により、当グループサイトにおける環境活動をご理解頂き、ご支援とご鞭撻を賜ることで、さらに活動を強化してまいります。 那珂グループサイト概要 那珂グループサイトでは、2004年11月にISO14001統合 認証を取得し、3社協同で環境マネジメントシステムを 推進しています。 ● ● ● ● 計測機器、情報制御システム、情報監視システム、環境・公共システム 半導体製造関連機器、電子顕微鏡など ● ● ● ● ● ●● ●● ●● ● ● 株式会社 日立ハイテクソリューションズ 水戸事業所 ● 那珂グループサイト ● ・本社、第2∼第4事業所(茨城県ひたちなか市) ・那珂西部工場(茨城県那珂市) ●● ● 臨床検査装置、検体前処理システム、サービス部品および関連機器 板金品、表面処理、各種ドキュメントなど ●● ● 株式会社 日立ハイテクマニファクチャ&サービス ● ・那珂サイト、南サイト(茨城県ひたちなか市) ・大牟田センタ(福岡県大牟田市) ・東京ソリューションラボ(神奈川県川崎市) ● ● ● 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 那珂地区 ●●●●●●●●●●● ●●● ●● ●● ● ●● 半導体計測・検査装置、電子顕微鏡、医用分析装置 ● ● ● ● ● ● 検体前処理システム、DNA分析装置 ●● ● ・水戸事業所(茨城県水戸市) ●●●●●●●●●●● ●●● ●● ●● ●● ●● ● ● ●● ● ● ● 那珂グループサイトの環境方針 環境方針 日立ハイテクノロジーズ那珂地区、日立ハイテクマニファクチャ&サービス、日立ハイテクソリューションズ水戸事業所は、 「環境との調和」を経営の最優先課 題とし、環境行動指針に基づき、理科学機器、臨床検査機器、計測機器の開発、製造、販売、サービスを通して、最先端技術の絶え間ない追求と法令の順守、 環境汚染の予防を行い、事業活動を通じて自然共生と循環型社会の実現に向け、積極的に取り組みます。 1.環境テーマ 「サイエンスとテクノロジーを通してエコデザインを推進し、 地球環境の保護と世界の人々の幸福に貢献する事業所をめざす」 (心と知恵と行動で、環境を大切にしよう) 2.環境活動項目 (1)環境マネジメントシステムを運用・維持し、継続的な改善を行います。 ① 環境教育を充実させ、人材育成と環境意識の高揚を図ります。 ② 事業所運動を通してステークホルダーとの共生を図り、地域社会の環境活動に貢献します。 ③ 環境方針と環境活動の内容は、当Grサイトで働く全ての人に周知します。 ④ 環境方針と適用範囲は、ホームページへの掲載や小冊子での配付等により、ステークホルダーへ情報開示し、積極的にコミュニケーションを図ります。 (2)本来業務に根差した環境テーマを積極的に取入れ、活動の活性化を図ります。 ① 研究・開発段階からエコデザインを適用し、 環境負荷の低減や新たな環境技術の導入を進め、 環境に優しい製品 (環境に配慮した製品) 開発を推進します。 ② グリーン・コンシューマーとして、グリーンサプライヤーの開拓と拡大に努めます。 ③ 地球温暖化防止のため、エネルギー使用量の削減に取り組みます。 (3)環境法令を順守すると共に、生物多様性保全のために自然破壊を防止し資源保護に努めます。 ① 生物多様性保全・循環型社会の形成に向け、 環境負荷低減 (廃棄物削減・梱包材削減・輸送負荷低減) と、 4R (発生抑制、 再使用、 再生利用、 修理) を推進します。 ② 法令による規制物質や日立グループによる指定物質の削減を推進します。 ③ 事業所の緑化確保に努めると共に、建屋建設時は最先端設備や高効率機器の導入を積極的に行い、低炭素化社会の実現に取り組みます。 2004年 5月19日 制定 2016年 4月 1日 改正 (株)日立ハイテクノロジーズ 那珂地区 地区長 環境管理 Environmental Management 那珂グループサイトでは、環境方針に基づいた活動内容と目標値を設定し、活動結果を「GREEN21」により評価しています。 また、事業活動に伴い使用したエネルギーや資源および排出されたCO2や廃棄物の量を把握し、削減することに努めています。 那珂グループサイト環境マネジメントプログラム 方 針 開発製品の 環境配慮 環境保全 2015年度 環境目的 目 標 環境適合製品の拡大 環境適合製品登録数:8製品 サプライチェーン 情報伝達 取引先10社への負荷低減 活動実施 廃棄物処理委託先の 廃棄物処理委託先16社の現地 適正処理状況確認 確認による適正処理状況確認 ※基準年度(1990年度): 25,295 t-CO2/年 地球温暖化の 防止 原油換算排出量 原単位*の削減 廃棄物等発生量 原単位*の削減 循環型社会の 形成 廃棄物処理委託量 原単位*の改善 目標:0.0687 kl/M¥ 基準年度比:35.2 %以上削減 登録数:8製品 達成 環境配慮設計アセスメントの実施:10 製品 取引先への環境負荷低減依頼 取引先説明会の実施 取引先11社負荷 低減活動実施 達成 取引先11社への負荷低減活動実施 廃棄物処理委託先の現地確認 による適正処理状況確認 廃棄物処理委託先 達成 16社の現地確認 廃棄物処理委託先17社の現地確認 による適正処理状況確認 ・梱包材のリユース・通い箱化 ・電子化の推進 ・発生量抑制の施策検討 ・廃棄物の分別徹底 18,983 t-CO2/年 25.0 %削減 達成 0.0668 kl/M¥ 37.0 %削減 達成 8.85 kg/M¥ 30.9 %削減 達成 目標:8.76 kg/M¥ 3.19 kg/M¥ 58.9 %削減 達成 目標:2.88 kg/M¥ 原油換算エネルギー使用量 原単位改善 目標:0.652 kl/M¥ 2016年度新規項目 ※基準年度(2005年度):2.47 m3/M¥ 水使用量原単位の把握 VOC大気排出量 原単位*の改善 ・空調機更新や省エネ機器の導入 ・CO2削減に向けた省エネ施策の履行 ・各部署による省エネ施策の履行 ・省エネ運動・啓発活動の展開 ※基準年度(2005年度): 0.1061 kl/M¥ 目標:9.55 kg/M¥以下 基準年度比:25.4 %以上削減 ※基準年度(2005年度): 12.8 kg/M¥ 目標:3.46 kg/M¥以下 基準年度比:55.5 %以上削減 ※基準年度(2005年度): 7.77 kg/M¥ 目標:0.02093 kg/M¥以下 基準年度比:62.6 %以上削減 ※基準年度(2005年度): 0.056kg/M¥ 2016年度目標 達成 新製品の環境適合製品登録 目標:19,455 t-CO2/年 基準年度比:23.1 % 以上削減 CO2排出量削減 化学物質の 管理 実 績 具体的な施策 目標:1.51 m3/M¥ 0.0178 kg/M¥ 68.2 %削減 ・作業方法の改善 ・削減啓発活動の推進 達成 化学物質大気排出量原単位の改善 15.6 g/M¥ *原単位とは売上100万円あたりの使用量もしくは排出量 2015年度 環境負荷実績 那珂グループサイトの事業活動における資源投入量と環境負荷排出量は以下のとおりです。 INPUT 電 力 OUTPUT 51,081.7 MWh 上 水 48.2 万m3 ガ ス 49.4 万m3 燃 料 43.7 kl (化学物質) (原油換算) 紙 (事務用紙 + 業務用紙(段ボール含む)) 化学物質 (PRTR 法対象物質) 排出水 化学物質 510.4 t 5.2 t 原材料 2,163.8 t 梱包材 2,151.6 t (木材) CO2 排出量 ※原材料投入量には、外部から購入する部品・半製品・製品は含みません。 (PRTR 法対象物質排出量および移動量) 廃棄物 (有価物含む) 廃棄物埋立量 26,100.9 t-CO2 41.9 万m3 1.2 t 1,714.4 t 0.2 t 環境活動評価(GREEN21) 環境活動の継続的改善と活動レベルの向上を図るために、日立グループの環境活動自己評価システム「GREEN21」を導入しています。2015年度は、環境活動の 達成度を8カテゴリー52項目に分類し、各カテゴリーの満点を100GP(グリーンポイント)とした「GREEN21-2015」による評価を行いました。 2015年度の那珂グループサイトの評価結果は、目標の658GPに対して、688GPでした。GPが低いカテゴリー(エコマネジメント(環境経営・サプライチェーン))に ついては、環境活動を強化し、継続的な改善と環境活動レベルの向上をめざします。 エコマネジメント (環境経営) 評価項目 カテゴリー 2015年度目標GP 2015年度実績GP 100 主な評価内容 ステークホルダーとの 環境協働 エコマネジメント - 環境経営 環境管理、環境会計、法規制遵守 エコマネジメント - 環境経営・製品事業戦略 1億トンCO2排出抑制、環境事業戦略 エコマネジメント - 環境経営・サプライチェーン サプライチェーンを通じた環境情報の収集と伝達 エコマインド 環境教育、環境エキスパートの育成 エコプロダクツ 製品・サービス等のアセスメント 80 60 エコマネジメント (環境経営・製品事業戦略) 40 エコファクトリー - 地球温暖化防止 CO2排出量の削減、省エネルギー努力、輸送省エネルギー エコファクトリー - 資源循環 資源循環、化学物質管理 ステークホルダーとの環境協働 情報開示、コミュニケーション、地球市民活動、生態系の保全 開発製品の環境配慮 20 エコファクトリー (資源循環) 0 エコファクトリー (地球温暖化防止) エコマネジメント (環境経営・サプライチェーン) エコマインド エコプロダクツ 目標:658GP 実績:688GP Environmental Considerations in Product Development 日立ハイテクグループは、製品・サービスによる環境への負荷を低減するために、環境に配慮した製品の開発に取り組んでいます。開発・設計時に 環境配慮設計アセスメントを実施することにより、製品・サービスの全ライフサイクルにおける環境面への配慮を評価しています。 エコデザインの導入 日立ハイテクグループは、2016年度から環境配慮設計(エコデザイン)への取組みを始めました。エコデザインは、開発段階から環境負荷の特定と改善を考慮した 製品開発を行う国際規格IEC62430に準拠した取組みで、 製品のライフサイクルごとに生じる環境負荷に対する開発目標 (環境目標) の達成度合いが評価されます。 エコデザインの導入効果は、事業に伴う環境負荷を低減させるだけに留まらず、新たな環境配慮の潮流を踏まえた製品開発プロセスを浸透させることができます。 製品のライフサイクル 素 材 生 産 流 通 使 用 回収・分解 適正処理 再使用・再利用 2015年度に開発した環境に配慮した製品の紹介 卓上大気圧顕微鏡「AeroSurf 1500」 ∼コンパクト設計で、省スペース・高い利便性を実現∼ 「AeroSurf 1500」 は、 ソフトマテリアルや生体材料など含水率が高い試料について、 大気圧下での電子顕微鏡 (SEM) 観察を実現した卓上大気圧顕微鏡です。 「AeroSurf 1500」 は、試料を真空下ではなく大気圧下に配置した状態での SEM 観察を実現しています。 試料を配置する大気圧チャンバーと真空空間になって いる SEM 内部を、 電子線を透過させ真空を封止する隔膜で分離することで、 SEM 内部の真空を保持しながら、 試料に電子線を照射し観察することが可能です。 これにより、含水試料の煩雑な前処理が不要となり、試料そのままの姿の SEM 観察を実現します。また、本装置では試料と隔膜を非接触にしているため、 通常の SEM 観察と同様に、試料の視野移動や表面観察などが可能です。さらに、従来困難であった含水試料の乾燥工程における形態の経時変化を評価 することもできます。 日立ハイテクは「AeroSurf 1500」により、科学技術および産業の発展に貢献します。 主な特長 1. ソフトマテリアルや生体材料など含水試料を、前処理をせずに大気圧下でSEM観察が可能 2. 低真空から大気(数Pa∼105Pa)まで、幅広い圧力下でSEM観察が可能 3. ES-Corrector®(電子線散乱補正)による画像改善機能を標準搭載 4. 真空引きの待ち時間がなく、試料搭載から画像観察までスピーディな観察を実現 5. 本体幅330mmのコンパクト設計で、省スペース・高い利便性を実現 卓上大気圧顕微鏡「AeroSurf 1500」 地球温暖化防止 Global Warming Prevention 那珂グループサイトでは、地球温暖化防止対策として、主要な温室効果ガスのひとつであるCO2の排出量を削減するため、LED照明や人感 センサー照明の導入、アモルファス変圧器の採用などの様々な施策を推進しています。 那珂地区でエコファクトリー & エコオフィスセレクト継続認定 日立グループは、事業活動による環境負荷を低減するため、エネルギー、廃棄物、化学物質などの分野に おいて目標を定めて取り組んでいて、高いレベルで環境に配慮した事業所を「エコファクトリー&オフィス セレクト」と認定し、環境に配慮したモノづくりの推進と活動の活性化に役立てています。 那珂地区(茨城県ひたちなか市)では、総合棟に再生可能エネルギー(太陽光パネル)50kW設置により、 2012年度から 「エコオフィスセレクト」 の継続認定、 また、 那珂地区全体では、 エネルギー原単位改善や廃棄物 の最終処分率0.1%未満、 電子マニフェスト100%登録などにより、 2013年度から 「エコファクトリーセレクト」 の継続認定を受けています。今後もさらに、エネルギー利用効率向上のため、高効率な空調機器への更新 やLED照明器具の導入、トイレへの人感センサー導入など、環境 に配慮した取り組みを積極的に行ってまいります。 総合棟 那珂地区 調達棟で二重屋根設置 大牟田センタ クリーンルーム空調設備の更新 調達棟の屋根は金属製の折板で構成されていて、暑い夏場は直射 日光から伝わる灼熱温により屋根上の温度は80℃以上にも達し、 室温上昇の要因となっていました。この室温の上昇を抑制する ために、空調設備の設定温度を下げることで、多大な電力を消費 していました。そこで、屋根 の高温化 対 策として、二重 屋根を 採用し、 2016年8月に設置しました。 二重屋根とは、 折板屋根の上面 に遮熱効果のある高密度のメッシュシートを設置するもので、 日光 を遮断するとともに、 風の流れで熱気を排出し、 夏場の急激な温度 上昇の抑制を実現します。 グループ会社で二重屋根を設置した事例があり、建屋全体で空調 消費電力の20 30%の省エネ効果が得られています。 今後も、 夏場に室温が上昇する他の建屋にも設置を拡大し、 更なる 省エネルギー活動を推進していきます。 大牟田センタのクリーンルーム空調設備は、重油焚きボイラー蒸 気により加湿制御を行っていました。重油焚きボイラーは電熱式 加湿制御方式と比較して燃焼ガスが発生するため、環境に対する 負荷が高くなります。また、ボイラーの老朽化による故障が頻発 することによって、クリーンルームの温湿度が環境条件から逸脱 して生産が停止するリスクがありました。そこで、2015年8月に クリーンルーム空調設備をボイラー式加湿から電熱式加湿に更新 しました。設備を新しくすることで、重油焚きボイラーの燃焼ガス をゼロ化させ、年間100t以上のCO 2を削減することができたと ともに、安定したクリーンルーム環境の実現により、生産停止や 重油火災・流出事故のリスクを排除することができました。 今後も、 定期的に環境負荷の低い生産設備に更新していくことで、環境に 配慮した工場をめざしていきます。 施工前 施工後 ボイラー重油タンク 電熱式加湿設備 日立ハイテクマニファクチャ&サービス LED照明切替えの推進 日立ハイテクソリューションズ 水戸事業所 空調機制御によるデマンドオーバー対策を実施 日立ハイテクマニファクチャ&サービスでは、省エネ施策の一環と して、2012年度からLED照明への切替えに取り組んでいます。 2012年度から2014年度のLED照明の切替え率は17%でしたが、 2015年度は約1,000台の切替えを実施し、 切替え率は50%に達し ました。LED照明への切替えにより、会社全体の約5%、年間約 143MWhの省エネ効果が得られ、約72tのCO2削減を実現するこ とができました。さらに、2018年度までにすべての照明をLEDに 切り替える計画を立てています。 日立ハイテクソリューションズ 水戸事業所では、工場全体の最大 デマンド電力(最大使用電力量)を監視し、オーバーが予想される 場合に空調機のコンプレッサを制御して、空調の消費電力を低減 することで、 最大デマンド電力を抑えることができるシステムを導入 しました。空調機30台(全空調機の約4分の1)を接続して運用 しています。これまで、デマンドオーバー警報の放送と手動による 空調機停止で対応していましたが、本システムを導入したことで、 最大デマンド電力を超える前に、空調機のコンプレッサを自動で OFFにすることができ、デマンドオーバーを未然に防止することが 可能となりました。 水戸事業所 外部管理センター 空調機室外機 受電電力量計 専用サーバー ・制御データ管理 ・メンテナンス ・運用アドバイス ← 稼働情報 専用回線 WAN 切替え前 切替え後 空調機監視 制御装置 制御信号 → 社内ネットワーク ・効果確認 ・制御/メンテナンス 資源の循環利用 那珂グループサイトでは、事業活動に伴う廃棄物の発生量を抑制するとともに、発生した廃棄物を最大限再資源化し、資源の循環利用を促進するよう努めてい ます。また、中間処理後の残渣を含めた最終処分量をゼロに近づけ、環境への負荷を最小限にする取り組みを進め、日立グループが定めるゼロエミッション 基準(当該年度最終処分率0.5%未満)を那珂グループ全サイトで達成しています。 使用済み梱包材のリサイクル推進 ペットボトル分別によるワクチンボランティア 那珂地区では循環型社会をめざした活動として、 廃棄物の国内循環型リサイクルに積極的に取り 組んでいます。部品納 入の梱包に使用された ビニール類をリサイク ルした 廃 棄 物 回 収 用 ポリ袋やクリアファイ ルを作製し、那珂地区 梱包ビニール類をリサイクル 内で使用しています。 した再生ポリ袋 那珂地区は、ペットボトルを分別回収し、資源として売却しています。 この売却益を「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ寄付することで、ワク チンおよび関連機器を開発途上国の子どもたちに届けるボランティア活動に参加しています。 認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会 ペットボトルの 分別廃棄を行う 原材料として売却し 売却益を受取る 売却益を寄付する 子どもたちへ 地域・社会とともに 那珂グループサイトでは、環境活動の情報開示や社員のボランティア活動参加などを通じて、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーション促進に努めています。 盛夏祭で環境コーナーを開設 「日立ハイテクやさとの森」育林活動 2016年8月5日 (金) 、 那珂地区において盛夏祭 (※) を開催しました。 展示 ブースでは、環境への取り組みを紹介する環境コーナーや環境に配慮 した製品である卓上電子顕微鏡(TM3030シリーズ)を使用した観察 コーナーなどを設置して、従業員の家族や周辺にお住まいの方など多く の皆様に、那珂地区の取り組みへの理解を深めていただきました。環境 コーナーでは、 子どもたちを対象に、 那珂地区内で廃棄されたビニール類 をリサイクルしたペレット(3∼5mm程度の粒状の再生原料)を使用した お絵描き体験を行いました。 今後もステークホルダーの皆様とのコミュニ ケーションを深める機会を設けてまいります。 地球温暖化防止・生物多様性保全等の環境保全への貢献を目的として、 林野庁の 「法人の森林」 制度を利用し、 茨城県石岡市に約2.3haの国有林 を借り受けています。 「日立ハイテクやさとの森」と命名し、2005年から 60年計画で育林活動に取り組んでいます。 2015年11月28日 (土) に、 樹木 の枝を切り落とす「枝打ち」を、茨城森林管理署と芳賀地区森林組合の 協力のもと、社員有志とその家族が実施しました。枝打ちで余分な枝を 切り落とすことで、節がなく丈夫な木材に育てることができます。また、 やさとの森に昨年度に取り付けた巣箱にスズメが巣を作り、ひなが誕生 していました。来年度以降も、育林作業を継続的に実施していきます。 (※)那珂地区敷地内を一般開放し、地域住民の方々や近隣の子どもたちとの 交流を深める催し。 ペレットお絵描きに集中しています ミクロの世界に興味津津な子どもたち 設置した巣箱に可愛いひなを発見 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 〒105-8717 東京都港区西新橋 1-24-14 TEL(03)3504-7111 <URL>http://www.hitachi-hightech.com/jp/ 那珂グループサイト 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 那珂地区 〒312-8504 茨城県ひたちなか市市毛 882 番地 TEL(029)273-2111 <URL>http://www.hitachi-hightech.com/jp/ 株式会社 日立ハイテクマニファクチャ&サービス 〒312-0033 茨城県ひたちなか市市毛 1040 番地 TEL(029)276-6340 <URL>http://www.hitachi-hightech.com/hms/ 株式会社 日立ハイテクソリューションズ 水戸事業所 〒319-0316 茨城県水戸市三湯町 500 番地 TEL(029)257-5100 <URL>http://www.hitachi-hightech.com/hsl/