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低線量モニタリングポスト1台の指示値の一時的な上昇について 平成 19

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低線量モニタリングポスト1台の指示値の一時的な上昇について 平成 19
平成19年7月31日
低線量モニタリングポスト1台の指示値の一時的な上昇について
平 成 19 年 7 月 30 日 午 前 2 時 26 分 、1・2 号 機 中 央 操 作 室 に お い て 、発
電 所 敷 地 周 辺 に 8 台 あ る 低 線 量 モ ニ タ リ ン グ ポ ス ト * 1 の う ち 、1 台( No.6
モニタリングポスト)の指示値の上昇を示す警報が発生しました。
こ の た め 、当 該 モ ニ タ リ ン グ ポ ス ト の 指 示 計 を 確 認 し た と こ ろ 、約 40~
70 ナ ノ グ レ イ / 毎 時 * 2 ( 通 常 値 ) か ら 上 昇 傾 向 ( 最 大 で 約 160 ナ ノ グ レ
イ/毎時)を示していることがわかりました。なお、指示値はまもなく低
下しました。
この間、当該モニタリングポストを除く7台の低線量モニタリングポス
トならびにすべての高線量モニタリングポストの指示値に有意な変動はな
く 、各 排 気 筒 モ ニ タ * 3 の 指 示 値 に も 異 常 が な い こ と か ら 、今 回 発 生 し た 指
示値の上昇は、発電所の運転による影響ではないと判断しました。
その後の調査において、当該モニタリングポストの信号伝送回路に設置
された、アナログ信号をデジタル信号に変換する装置内の基板に故障が認
められたことから、指示値の上昇は当該基板の不良によるものと推定いた
しました。
こ の た め 、当 該 基 板 を 取 り 替 え る と と も に 、本 日 午 前 7 時 30 分 、当 該 モ
ニタリングポストの健全性を確認しました。
なお、当該基板の不良の原因は、偶発的に発生した故障によるものと推
定しております。
本事象につきましては、警報発生から点検・復旧までの間、当該モニタ
リングポストが正しく測定されていなかったものと判断しております。
以
*1
上
モニタリングポスト
発電所敷地周辺に設置され、空間線量率を測定する機器。
モニタリングポストは低線量用と高線量用の2種類あり、それぞれ8台ある。
*2
ナノグレイ/毎時
1 時 間 あ た り の 空 気 中 の 放 射 線 量 を あ ら わ す 単 位 。 ナ ノ は 10 億 分 の 1 の こ と 。
*3
排気筒モニタ
建物内の空気や復水器を真空にしておくための排ガスが環境へ放出される排気
中の放射線を測定する装置。
No.1MP
モニタリングポスト
No.2MP
中央操作室
検出器
No.3MP
警報
No.4MP
No.5MP
局 舎
指示計
変換装置
当該装置内の基板に
不良が認められた
No.6MP
伝送装置
伝送装置
No.7MP
No.8MP
モニタリングポスト配置図
モニタリングポスト信号伝送回路概略図
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