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（株）プラネット アドベンチャー 西田恵理子さん と サイクル ジャーナリスト Cycling tour 青木陽子さん が走った ロンドンで楽しむサイクリングルート テムズ川の素敵な景色を楽しむ リッチモンドのTerrace Gardensを出発し、途 中テムズ川を渡りHampton Court Palaceまで 行ったら、再びRichmond Park経由でTerrace Gardensまで戻るという約23kmのコース。 http://ridewithgps.com/routes/6623349 サイクリングツアー ロンドンの公園を楽しむ 新しい旅の楽しみ方の提案 〝イギリス自転車旅のススメ〟 2 Marylebone駅から出発し、Hyde Parkを通り Battersea Parkへ。そして、テムズ川を右手に見 ながら、Richmond Parkまで行くという約20キ ロのコース。 http://ridewithgps.com/routes/6623363 西田恵理子さんオススメの コッツウォルズのサイクリングルート Kiftsgate Court Gardens ● 3 ● Hidcote Maner Farm チッピング カムデン 1 1コッツウォルズでのツアー実現のために自転車で現地を下見中の西田さん。 2自転 車を小さく折り畳んで電車で次の目的地へ移動する。イギリスをはじめ欧州ではこうし た光景も頻繁に目にする。3自転車は現地でレンタルする旅行者も多い。電車での乗り 降りでは、サイクリスト同士助け合いも。 4 A4 旅行こそ人生最大の楽しみという方も多いことでしょう。旅は非日常に身を浸すことでリフレッシュするもの。 そのために、普段生活している場から離れる、つまり旅に乗り物はつきものです。 電車、自動車、飛行機などがすぐに思い浮かびますが、自転車を頭に描く人は、 日本ではまだ少ないのでは? 一方で、自転車での旅は、世界に目を向けると、欧米を中心に愛好家はとても多いです。 そんな世界的に魅了される人が多いサイクリングツアーにチャレンジするには……。 日本のサイクリングツアー企画の先駆的な人物、西田恵理子さんに話を聞いてみました。 A4 29 ● あなたの 新境地を 開く 24 A4 モートン・イン・ A44 マーシュ ● Upper Slaughter ストウ・オン･ ●ザ・ ウォルド Lower Slaughter ● ● ボートン・オン・ザ・ウォーターから途中 マトロック駅 で通過するLower SlaughterからUpper Slaughterまでは素敵な道が続く。道中の フットパスは自転車では通行が難しいの A615 で、細い車道を走ること。車も少なく小川 の流れる風景を見ながら走るのも楽しい。 Church St 途中でLords of the Manor Hotelに立ち寄 って、アフタヌーンティーをするのも楽しStarkhomes Rd みの一つ。 リバー・キャッスル A6 ● ボー トン･オン･ザ・ウォーター Lords of the Manor Hotel Upper Slaughter, Upper Slaughter GL54 2JD +44（0）1451 820 243 http://www.lordsofthemanor.com/ ガーデニング好きなら、ゴール近くのチッピン グ・カムデンから少し先にあるナショナルトラ ストが管理するHidcote Manor Gardenや、 Kiftsgate Court Gardensもぜひ訪れたい。 http://www.nationaltrust.org.uk/hidcote/ http://www.kiftsgate.co.uk/ ロードバイク クロスバイクなど 自分にあったものを 見つけてください Riber Castle サイクルジャーナリスト 青木陽子（あおき・ようこ）さん 神奈川県鎌倉市出身。国際基督教大学 （ICU）卒業。二玄社『NAVI』、婦人画報社（現 Riber Rd ハースト婦人画報社）『ラ・ヴィ・ドゥ・トランタン』などを経て1999年に女性サイト Ln Hearthstone cafeglobe.comの創刊編集長に。現在はフリーエディター、ジャーナリストとしてロンドン を拠点に活動中。自転車についての記事も多数発信している。『プラネットアドベンチャ ー』のイギリスツアーでは、西田さんと共にコース造成を行うなど、深く関わっている。 『プラネットアドベンチャー』が目指す感動のツアー 「日本でもサイクリングツアーを広めたい」と『プラネットアドベンチャー』を 立ち上げた。「自転車のレースや大会はあっても、ツアーはほとんどありませ ん」という西田さん。パイオニアにつきものの苦労に敢えて挑戦し、起業に踏 み切ったのは、自ら海外のサイクリングツアーに数多く参加し、その魅力の虜 になったためだ。初めてのアメリカ・ユタ州のキャニオン・ランドを巡るツア ーでは「マウンテンゴートが岩の上を飛ぶように走ったり、私の横を大きな鳥 が通って、『あれ何～』と走りながら叫んだら、後ろにいた参加者が『野生の 七面鳥だよ～』とか教えてくれたり。ワクワクする毎日でした」。こんな体験 ができるのは自転車旅以外ではできないだろう。自らが深く心酔しているから こそ、ツアー参加者に大きな感動を届けられるのかもしれない。 105 ミスター・パートナー もっと多くの人に気軽にサイクリング を楽しんでいただきたい、そんな思い から同社では、女性や中高年の方々 のスポーツ自転車デビューを応援す る講習会を開催している。まずはご自 分のイメージにあう自転車に試乗し ていただき、徐々に無理なく距離を伸 ばしていくというもの。レンタル自転 車込みで1,000円からという低価格で 実施中。詳しくは左記HPで。 103（3352）8107 http://www.mrpartner.co.jp イギリスと自転車、双方の 魅力を相乗効果で味わう旅 （株）プラネットアドベンチャー 東京都渋谷区神泉町12番５号 ジェイパーク渋谷神泉601 TEL&FAX 03・3462・1507 携帯TEL 090・3535・4491 東京都知事登録旅行業 第2-6794号 https://planetadven ture.co.jp/ 新潟県出身。結婚後、夫の転勤に伴ってイギリスに移り、 現地で通訳や翻訳、日本語講師などの仕事に従事。約7年 間の海外生活を経て帰国。コンサルティング会社で広報 業務に携わる。その傍ら、2002年から趣味でトライアスロ ンを始め、国内外のレースやサイクリングツアーを経験。 2014年に「（株） プラネットアドベンチャー」 を立ち上げた。 「苦労して丘を越え、絵に描いた ような石造りの教会やレンガ造り の茅葺き屋根が見えたときの感動 は、本当に素晴らしいものです」 イギリスのコッツウォルズ地方 を自転車で回った際のことを感懐 を込めてこう語るのは、西田恵理 子さん。昨年、国内外のサイクリ ングツアーを企画・開催する会社 『プラネットアドベンチャー』を 興した彼女の言葉から、イギリス 自転車旅に惹かれたＭＰ編集部。 読者に〝イギリス自転車旅のスス メ〟をお届けしようと、西田さん に詳しくお話をうかがうことに。 プロフィールを見ていただけれ ばわかるとおり、イギリスと自転 車の魅力を知り尽くしている西田 さん。当然ながら、自社でイギリ スサイクリングツアーを計画し、 昨年 月に下見に赴いています。 その際のパートナーは、著名なサ イクルジャーナリストで英国在住 の青木陽子さん。共にコッツウォ ル ズ の ス ト ラ ト フ ォ ー ド・ア ポ ン・エイボンからチッピングカム デンまでのルートなど、ツアーに と考えたコースを走ったそう。 「ロンドンのテムズ川沿いも走り ました。ハンプトンコートからず っと素敵なサイクリングロードが あって……」 どれもロケーションとしては申 し分なし。今すぐにでもツアー参 加者を募りたいそうですが、現在 円安なので、為替が落ち着き、適 正な価格でツアーを提供できるの を待っているとか。募集開始が待 望されます。 12 （株）プラネットアドベンチャー代表 西田恵理子（にしだ・えりこ）さん ロンドンの主要駅で最近よく見かける光景。ロンドンだけでな く、自転車を現地で借りて週末にサイクリングを楽しむ人も増 えているようだ。ロンドン近郊ではテムズ川沿いやコッツウォ ルズ地方、さらに北に行きノースヨークシャーやスコットラン ドまで遠乗りして楽しむ人もいる。 [email protected] 2015. 10. 10 発売号 104