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くすりのしおり 商品名:ルナベル配合錠 LD

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くすりのしおり 商品名:ルナベル配合錠 LD
くすりのしおり
内服剤
2014 年 02 月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限
に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:ルナベル配合錠 LD
主成分:ノルエチステロン(Noretisterone)
エチニルエストラジオール(Ethinylestradiol)
剤形:白色の錠剤、直径 6.5mm、厚さ 2.2mm
シート記載:(表)LUNABELL LD
(裏)ルナベル配合錠 LD、NPC31
この薬の作用と効果について
卵胞の発育を抑え排卵を抑える作用により月経時の疼痛を軽減します。
通常、月経困難症に用いられます。避妊目的には使用できません。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳癌、子宮内膜癌、子宮頸
癌およびその疑い、診断が未確定の異常性器出血、血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患ま
たは既往歴、喫煙者、片頭痛、心臓弁膜症、糖尿病、血栓性素因(家族を含む)
、抗リン脂質抗体症候群、
手術前 4 週間以内、手術後 2 週間以内、産後 4 週間以内、長期間安静状態、肝障害、肝腫瘍、脂質代謝異
常、高血圧、耳硬化症、妊娠中に黄疸・持続的なかゆみを経験したことがある。妊娠ヘルペスの既往歴が
ある。現在身長が伸びている。
・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の
一般用医薬品や食品も含めて注意してください)
。
用法・用量(この薬の使い方)
・あなたの用法・用量は<<
:医療担当者記入>>
・通常、1 日 1 錠を一定の時刻に 21 日間服用します。その後 7 日間は服薬しません(休薬期間)
。この 28
日間を 1 周期とし、出血が終わっているか継続しているかにかかわらず、29 日目から新しいシートの錠
剤で服用を開始し、以後、同様に繰り返します。必ず指示された服用方法に従ってください。
・初めてこの薬を服用する場合は、月経の第 1 日目から 5 日目の間に飲み始めます。
・万一前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに飲み忘れた 1 錠を服用し、さらに当日の分も通常通りに 1 錠
を服用してください。すなわちその日は 2 錠服用することになります。2 日以上連続して飲み忘れた場合
は気付いた時点で前日分の 1 錠を服用し、さらに当日の分も通常通りに 1 錠を服用します。その後は当初
の服薬スケジュール通り服用を継続します。
・誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
・医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
・喫煙は、静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中などの副作用の危険性を高めると報告されています。
この危険性は年齢(35 歳以上)および喫煙量(1 日 15 本以上)により増加するといわれています。した
がって、35 歳以上でこの薬を服用する場合は、禁煙することが必要です。
・長期間服用する場合には 6 ヵ月毎に、問診と検診(血圧測定、臨床検査、乳房・腹部の検査など)を受診
してください。1 年に 1 回は子宮頸部の細胞学的診断を受けるようにしてください。なお、乳癌の検査は、
自己検診を行ってください。
・月経が来ないときは医師に相談してください。2 周期続けて月経が来なかったときは、妊娠の可能性もあ
りますので、直ちに医師の診察を受けてください。
・薬を飲んでいる途中で性器から出血が起こることがあり、これを不正性器出血といいます。通常、飲み続
けるうちになくなりますが、長期間にわたって出血が続いたり、出血量が多い場合は、医師に相談してく
ださい。
・激しい下痢または嘔吐が続く場合は薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性が高くなりますので、
注意してください。
・妊娠が疑われる場合には服用を中止してください。
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の作用を弱め、不正性器出血が起こる可能性
を高めますので、セイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、頭痛、吐き気、上腹部痛、不正性器出血、希発月経(月経周期が 39 日以上)
、月経過多、
下腹部痛、過少月経(月経の出血量が極端に少ない)
、頻発月経(月経周期が 24 日以内)、乳房痛、乳房不
快感、発疹、薬疹、顔面浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬
剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・下肢の痛み・むくみ、四肢の脱力・麻痺、突然の息切れ、胸痛、頭痛、構語障害、急性視力障害 [血栓症]
・呼吸困難、蕁麻疹・かゆみ、血管浮腫(眼・口の周囲の腫れ) [アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または
薬剤師に相談してください。
保管方法 その他
・乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
・薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、
「患者向医薬品ガイ
ド」
、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。
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