...

人口の動き 下鳥新村

by user

on
Category: Documents
21

views

Report

Comments

Transcript

人口の動き 下鳥新村
新潟地区情報紙
(4)第 48 号
平成 28 年 4 月 15 日
平成 28 年 4 月 15 日
新潟地区情報紙
第 48 号(1)
下鳥新村
下鳥新村の方は、田、13町1反3畝26歩、畑、1町1反7畝24歩、宅地、5反
5畝25歩で両村の耕地、地籍は入り組んで整然と分かれていないのである。
下鳥村と下鳥新村(新田)が些細なことで反目し争いを生じていることは、互いに不
利益であることから、両村はもと通り合併して、親睦を図り安堵すべきものと希望が湧
き起こり、明治18年(1885)現在の戸数、人口は下鳥村、戸数23戸、人員144人。下鳥新村の戸数、9戸、人員
59人である。
なお、合併後の戸数は32戸、人口203人、反別合計は46町4反6畝 23 歩であった。
大面、小栗山、黒坂、元町を結ぶ東方の山通り道に対する下通り道付近に開発された村であった所から、下通り村と
呼ばれていたものが現在の文字を当てられるようになったものである。大正4年刊行の南蒲原郡誌に郷土の偉人、大橋
一蔵を下通り村の人と紹介しているから下鳥の文字が正式に使用され始めたのはいつからであろうか。
一方、江戸時代の初期から下鳥の文字が用いられている。この村は、開村当時は現在地から東方(旧火葬場付近とい
う)に位置していたが、何時の頃からか現在地に移動したものと言い伝えられている。その時期はおそらく下鳥の溜池
造成後のことと推定される。
見附市史史料に発表の源川徹郎氏の下鳥村の稲作用水確保に関しての貴重な古文書研究の成果が発表されている。
遥か室町時代の開村以来の下鳥村、梅田村、下鳥新田は、その水源を新潟村の山地の城の越、水落しの両谷に求め、
その用水路は黒坂、小栗山地内を通りさらに新潟村600間(けん)を通って下鳥地内に達していた。この下鳥江は途
中まで新潟村と同一水路であり、黒坂分岐点で水量を新潟村と分けていたが黒坂以降でも400間もの長い道中を新潟
村の水田を割って流れて来る水下の村なので、水源の谷浅く、水量も貧しく旱天には干し上がってしまう用水路であっ
た。
元禄年間(1688~1703)に下鳥江出入(事件)のあったことが記録されているが、その事件とは往古より水利権を主
張する下鳥他2ヶ村と新潟村との生活をかけた激しい水争いの事件である。また、明和2年(1765)小浜領下鳥村、指
出村、梅田村、出雲崎領下鳥新村、池之端領桜森村の5ヶ村と村松領新潟村、東新潟村、西新潟村、松之木新田の4ヶ
村の用水溜井争いがあったが、この係争というのは下鳥村他4ヶ村は稲作用水万年不足の村であったために他領である
新潟村山地内に(用水溜池・用水堤)を築かせてもらいたいと頼み込んだが拒絶されて訴訟になったのである。
江戸時代にあっては他領に水源を求めることがいかに難しいことであったかを、この事件は教えてくれている。
古い記録によると、県内では稲作用水のための溜池築造が寛文年間(1661~1672)頃から各地で盛んに行われるよう
なったとある。今も残る下鳥村の約1町歩の用水堤もこの時代に造られたものと言われている。土木機械などまったく
無かった当時においては大変な決意と血のにじむ人海戦術による一大土木事業であったと想像される。
下鳥村開村当時には刈谷田川の支流かどうか、現在の下鳥の西側直近を梅田、田之尻村へと流れており、当時小村で
あった新潟村耕地の80%は、この川水で賄い得たのであるが、後代に至り川の流路と思われる変更と開田拡大のため
に新潟村は極端な用水不足に陥り、もともと水量の貧しい下鳥江用水に着目し流血の奪い合いに発展したのである。
下鳥では溜池完成後も全耕地を潤すことは不可能なことであって、慢性的な用水不足に悩まされ、春の苗代の苗が伸
びて田植えを始めたくても旱天(ひでり)のために田植えが出来ず、降雨を望み慈雨
人口の動き
を待って一族総出で田植えをしたという。
2016.4.1 現在
さらに、せっかく田植えをしても用水不足や旱天で田にヒビ割れを生じ田の草取り
男 性
927 人(±0)
が素手で出来ず泣く泣く鎌で田の草を取ったこともあったという。現在の人達には想
女 性
983 人(-2)
像すら出来ない程の苦労話を聞いている。
総人口 1,910 人(-2)
悪条件下にあった下鳥も昭和2年(1927)6 月 28 日、切なる農民の念願であった昭
世帯数 553 世帯(±0)
和江用水が完工し、通水が開始されてからは刈谷田川の水を用水として利用できるよ
※( )は前月比
うになり、旱天に泣くことのない美田地帯と生まれ変わったのである。
町内別人口・世帯数
天保2年(1645)越後国中石高調では、下鳥村、320石余、新潟村、200石余、
片桐村、460石余と記載されており当時の新潟村は下鳥村と比較していかに小村で
人 口
世帯数
町 名
(人)
(世帯)
あったかが推察できる。
白銀町
慶長年間(1596~1614)の新潟村の戸数は32軒であったという。新潟村はその後、
124
40
松の木町
73
21
沼沢地、河川跡地を開墾して急速に耕地、戸数ともに増加しさらに隣接小字を併合し
東
町
134
31
四ツ屋町
116
33
西の上町
110
33
西の下町
68
23
千刈町
474
153
小栗山町
196
56
指出町
204
52
下鳥町
145
41
片桐町
266
70
見附市「住民基本台帳」登録データ
て大戸数の村に成長したのである。
ふるさとセンター長
斎藤勝
記
参考・転載文献
(故郷地名散歩(見附編)昭和 57 年 佐野宗作編集)
(角川日本地名大辞典 新潟県地名 昭和 53 年 角川書店)
(日本歴史地名大系 新潟県地名 昭和 50 年 平凡社)(見附市史編集資料第 2 集 見附市史編集委員会 昭和 51
年(見附市史史料1 見附市史編集委員会 昭和 56 年)
4 月 22 日 花祭り(保育園)
5 月 15 日 定期総会(コミュニティ)
17 日 遠足(中学校)
28 日
卒園式(保育園)
5 月 20 日 親子バス遠足(保育園)
21 日 大運動会(小学校)
22 日 敬老会(区長会)
◆編集・発行◆
こみゅにてぃ ほっと新潟 事務局・新潟公民館
〒 9 5 4 - 00 07 見 附 市 下 鳥 町 1 5 2 番 地 7
Tel/Fax:0258-62-2305
晴天のもと、4 月 10 日(日)見附市一斉春のクリーン作戦が行われました。59 回目を迎えるこの春
の行事に、今年も新潟地区においては子ども達をはじめ 200 名を超える参加者がありました。参加者か
らは、例年よりゴミの量は少ないとの声もありましたが、空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻に弁
当の容器など様々なゴミが袋いっぱいに・・・。
きれいな場所にはごみを捨てにくいもの。また、きれいな場所は住む人にとっても、訪れる人にとっ
ても気持ちがいいものです。いつもでも自然豊かできれいな新潟地区であり続けるために、今後も皆様
のご協力をお願いいたします
主管:きれいなまちをつくる会 共催:こみゅにてぃほっと新潟 こども未来部会
新潟地区情報紙
(2)
第 48 号
平成 28 年 4 月 15 日
【収入】
項目
内訳
予算額
備考
市、本部助成金
119,900
団員負担金
303,720
来賓祝儀
75,000
14,617
コミュニテ
ィ助成金
消防協力費
地区会費
97,800
お茶・ジュース
お菓子
200 円×489 戸
雑収入
会費等
16,360
消防団祭り売上金等
合計
805,606
内訳
分団忘新年会
会議費
こみゅにてぃ
ほっと新潟
予算額
部長、班長以上
副分団長以上
59,000
副分団長以上
消防団祭
13,482
屋台仕入分
フェスティ
バル
10,000
花火代
市防災訓練
会議
見附市幹部
会議
助成金
10,000
講習会派遣費
分団長
視察研修費
互助会費
57,000
助成金
169,347
9,842
雑費・差入れ等
13,477
来年度繰越金
150,734
合計
805,606
退団者記念品等
予算額
備考
市助成金
団員負担金
分団演習
祝儀等
75,000
消防協力費
地区会費
97,800
雑収入
会費等
合計
120,000
300,000
200 円×489 戸
0
743,534
【支出】
内訳
会議費
予算額
備考
新旧幹部会
議
50,000
各部幹部以上
市防災訓練
会議
見附市幹部
30,000
副分団長以上
60,000
副分団長以上
10,000
分団演習反省会他
会議
その他会議
分団演習費
280,000
歓送迎会
助成金
分団長研修
視察費
10,000
講習会派遣費
互助会費
57,000
助成金
10,000
防火座談会
57 人×1,000 円
楽しいアトラクション、おいしい飲み物や食べ
物をご用意して、皆様のお越しをお待ちしており
ます。是非お誘いあわせの上お越しください。
分団運営費
272,724
歓送迎会
詳しい内容については、後日
各町内のこども未来部会員に
てお知らせします。
150,734
備考
40,000
0
分団演習費
防火座談会
内訳
項目
【支出】
【支出】
項目
項目
前年度繰越金
分団演習
第 48 号(3)
≪平成 28 年度収支予算≫
【収入】
178,209
前年度繰越金
分団運営費
属】第 4 分団 2 部
小栗山町
【氏 名】石田 尚也
【ひとこと】
今年度より消防団の一員として
お世話になります。団員の皆様と
協力して地域の役に立てるよう頑
張ります。
よろしくお願いします。
≪平成 27 年度収支決算≫
新潟地区情報紙
主催 区長連絡協議会
【所
新入団員 1 名を迎え、いよいよ 28 年度の
スタートとなりました。
今年度の分団演習は、7 月 3 日(日)午後
からです。災害を想定した訓練は下鳥町で行
い、その後小学校の体育館で分団演習を行い
ます。下鳥町の皆さんのご理解、ご協力をお
願いいたします。
また、詳細につきましては、今後ほっと通
信でもお知らせします。
平成 28 年 4 月 15 日
雑費・その他
合計
諸橋さんの
また、4 月 7 日(木)には平
成 28 年度入学式が行われ、13
名の新しい新小っ子が新潟小
学校に仲間入りしました。今年
度 新 潟 小 学 校 の 児 童 数 は 77
名。新しいランドセルに新しい
教科書、新しい先生に新しいお
友達・・・すべてが新しいもの
ぞろいでうれしそうな姿が印
象的でした。素晴らしい6年間
になりますように!
170,000
57 人×1,000 円
66,534
743,534
新潟駐在所発
3 月 24 日(木)新潟小学校で 6 年生 23 名が卒業式を迎えました。
保護者や在校生が見守る中、太田校長から、一人ひとりが堂々とし
た姿で卒業証書を受け取りました。曇り空の寒い日でしたが、卒業
式を終え、最後の教室に別れを告げる頃には、清々しい青空にかわ
り、在校生に見送られながら、6 年間の思い出がいっぱい詰まった
学び舎を巣立っていきました。
大きなつぶやき
4 月 7 日新潟駐在所管内に居住する 80 歳代の女性に対し、
義理の息子を名乗り「会社のお金や書類を入れたかばんをなくした。200 万円を用立ててくれないか。
部下が金を取りに行く。」と言って、現金をだまし取る特殊詐欺の被害が発生しました。特殊詐欺の中
でも典型的なオレオレ詐欺の手口です。
防犯のポイント
オレオレ詐欺
○「携帯電話番号が変わった」「声がおかしい」は 100%詐欺!
発 生‼
○「電話でのお金の話」は、詐欺を疑い、必ず家族や警察に連絡!
○「確認」・「連絡」前にはお金は振り込まない!渡さない!
28 年度若葉スポーツ少年
団の活動がはじまりまし
た。今年の若葉は、3 年生
~6 年生合わせて部員 10
名。
3 月 26 日(土)には、今
年度初となる合同練習会
&練習試合が行われました。当日は初心者を含め 7 名でのスタート。
先輩が抜け今年初めての試合に、最初は少々緊張気味の子ども達で
したが、そこは地元で唯一の少年野球チーム、先日卒団したばかり
の先輩が助っ人に加わり、準備は OK!ファインプレーも随所に出ま
した。試合には負けてしまいましたが、最後まであきらめずに、そ
して元気いっぱいがんばりました。
Fly UP