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自己紹介・研究歴 (久世正弘)
自己紹介・研究歴 (久世正弘) • • 1990年学位取得(東京大学・理学系) 1990∼2003年 DESY(ドイツ電子シンクロトロン 研究所)ZEUS国際共同実験 • • 450名/12カ国 高エネルギー電子陽子衝突実験 2003年より東京工業大学(基礎物理学専攻) • 原子炉ニュートリノ振動実験Double Chooz • • 仏CNRS/CEA 160名/8カ国 LHC陽子陽子衝突加速器におけるATLAS実験 • CERN(ジュネーブ) 約3000名/38カ国 日本からは約150名/17大学・研究所 ATLAS Double Chooz ZEUS CERN LHC 素粒子実験(高エネルギー物理学)の 共同研究事情 • 大型加速器/検出器を使うため必然的に国際共同体制 • • 少なくとも数カ国/100人、大きいものは3000人 実験開始時にMoU(覚書)を交わす(研究者レベル) • • • 担当する実験装置の一部分を建設(in kind協力) ホスト研究所は実験室・居室などを提供 運転経費(電気代等)は別途common fundとして • • 研究者数で均等割で請求(学生は除く) 日本では研究費の財源は主に科研費(建設費、運転費、旅費) • 大型研究所は運営費交付金も 研究者のキャリア・国際ネットワーク • 国際共同実験のデータはメンバーが等しくアクセスできる • • 研究者の評価は論文数や1st authorではできない • • • • 論文も全員が著者となる(データの製造者)。アルファベット順。 ATLAS実験:1年間に120論文 大型コラボレーション内でのリーダーの評価 主要な国際会議でコラボレーションを代表して講演 運転サブグループ、解析サブグループのconvener等の役職経験 実験のサイクルが長い(数年∼10年以上) • 前の実験での繋がり(同じ制御室でシフトを取った仲間) が次の世代での実験でも生きる • 学振二国間共同研究など、大型グループ内での小規模ネットワーク 日仏の枠組の例:FJPPL • France-Japan Particle Physics Laboratory 現在の正式名称はTYL(湯浅年子ラボ) • • 素粒子実験で日本・フランス双方が関わるプロジェクトが参加 • • • • CNRSのLIA(国際連携バーチャルラボ)の一環 LHC、Double Choozなど欧州での実験 KEKのBファクトリー、東海のJ-PARCなど日本がホストの実験も 萌芽的な研究者交流を積極的に支援 フランス側財源はCNRS/CEA、日本はKEKが負担 • • 約30プロジェクト、予算は主に交流旅費、若手研究者派遣 年1回、フランスまたは日本で成果発表会(韓国FKPPLと合同も)