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緊急時対応マニュアル
2016 年度東京大学教養学部 オリエンテーション委員会 クラスオリ必携 緊急時対応マニュアル 問題が発生したら 委員会室: 03-5454-6983 守衛室: 03-5454-6666 まで連絡 オリ合宿期間中 24 時間受付 科 類 組 1. 救急救命法・応急処置 1-1. 救急救命法・応急処置フローチャート チャート中の番号は、次ページからの各項の番号に対応しています。 新入生・オリターが突然倒れてしまった! 周囲の人に知らせる YES ①意識はあるか 救急車を NO 要請する ②呼吸はあるか 判断に 10 秒以上かけない NO AED を 用意する YES ④気道を確保し、 ⑧回復体位を取 らせる ⑥心肺蘇生法 (③胸骨圧迫 + ④気道の確保 +⑤人工呼吸) 気道の確保・人工呼吸は省略可能 ⑥心肺蘇生法 +⑦AED ②呼吸はあるか 判断に 10 秒以上かけない YES NO 必要に応じて救 救急車を 急車を要請する 要請する 声をかけ続け、 ④気道の確保 + 意識を保たせる ⑤人工呼吸 救急車を待つ 1 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 新入生・オリターが怪我をしてしまった! 周囲の人に知らせる NO YES ①意識はあるか 出血量に関わらず前ページ の、意識がない場合に準拠 大出血があるか YES (大出血がある場合⑨止血法も併用 するが⑥心肺蘇生法を優先する) 救急車を要請する NO 必要であれば救急車を要請する ⑨出血部位の止血 ⑩RICE 処置 必要に応じて病院に連れて行く、あるいは救急車を待つ 新入生・オリターがのどをつまらせてしまった! 周囲の人に知らせる YES 咳を続ける よう促す 救急車を 要請する 声や強い咳が出せるか NO ⑪背部叩打法・腹部突き上げ法・ 意識がなくなった時 胸部突き上げ法 AED を 用意する ⑥心肺蘇生法 + ⑦AED 必要に応じて病院に連れて行く、あるいは救急車を待つ 少しでも迷ったら 119 番通報をして指示を仰いでください。 緊急時対応マニュアル 2016 2 1. 救急救命法・応急処置 1-2. 救急救命法・応急処置 ①意識の有無の確認 まず、肩を軽く叩きながら大声で呼びかけます(おい、 ○○(名前)等) 。 それに反応(うめく ・ 目を動かす等でも良い)があればいいですが、 反応がない場合は、 「意識がない」と判断します。 意識がない場合、周囲の人に救急車と AED の手配を依頼して、傷病 者の呼吸を確認してください。余裕があれば、救急隊の動線や救急車 の駐車場所などを確保してください。 意識の有無を確認する際、傷病者の体を揺すってはいけません。 また、反応の有無について迷った場合は、119 番通報をして、職員 の指示を仰いでください。 ②呼吸の有無の確認 呼吸の状態は、胸や腹部の呼吸運動を観察することで判断します。 ただし、この判断に 10 秒以上時間をかけてはいけません。呼吸がな い場合、ただちに胸骨圧迫を行います。 また、しゃくりあげるような不規則な呼吸は、死戦期呼吸といって 正常な呼吸ではありません。自信がなければ呼吸なしと判断してくだ さい。 ③胸骨圧迫(心臓マッサージ) 呼吸がない場合、ただちに次ページの手順で胸骨圧迫を行います。 強く、速く、中断を最小限にして胸骨圧迫を行うことが基本です。 なお、救助者が複数いる場合には 1 ~ 2 分ごとに交代し、疲労によ る効果の減少を最小限にとどめる他、正しくできているかを互いに見 合ってください。 3 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 1. 傷病者を仰向けに寝かせて、傷病者の胸の横にひざまずきます。 2. 両手を組むようにし、胸の真ん中(乳頭線上)に掌底を合わせ、 肘を伸ばし、脊柱に向かって垂直に体重をかけるようにして押し ます。(図 1-3 参照) この際、胸が 5cm 程度沈むように圧迫します。ある程度強く圧 迫する必要がありますが、胸が 6cm 以上沈まないよう注意して ください。 3. 圧迫後速やかに力を緩め、胸が元の位置に戻ったら再度押します。 これを1分間に 100 回から 120 回のペースで繰り返します。 図 1(左上図):胸骨圧迫部位 図 2(上図):両手の組み方と力を 加える位置 図 3(左図):胸骨圧迫の方法 (いずれも七尾鹿島消防本部「心肺 蘇生法」(http://www.nanaka-fd. jp/boujyou/kyukyu_sinpaisosei. html)より引用(2016/3/2)) 緊急時対応マニュアル 2016 4 1. 救急救命法・応急処置 ④気道の確保 1. 傷病者を仰向けに寝かせて、顔を横から見る位置にひざまずきま す。 2. 救助者は肘をつき、一方の手は傷病者の額にあて、他方の手の指 先を、下あごの先の硬い部分にあてます。 この際、あごの下の軟らかい部分を指で圧迫しないようにしてく ださい。 3. あご先を持ち上げ、頭を後方に傾けて顔がのけぞるような姿勢に します。(図 4 参照) 図 4:気道確保の方法 (北海道医師会「応急手当 Web 救急蘇生法 気道確保と回復体位」 ( h t t p : / / w w w . h o k k a i d o . m e d . o r. j p / firstaid/sosei/t004kidou.html) よ り 引 用 (2016/3/2) ) ⑤人工呼吸 1. 気道の確保 ( ④参照 ) がなされていることを確認します。 2. あご側の手で気道を確保し、額に添えていた手で傷病者の鼻をつ まみ鼻孔を塞ぎます。 3. 大きく空気を吸い込んだ後に口を傷病者の口にあて、空気が漏れ ないようにします。 4. 1 秒程かけて、傷病者の胸が軽く膨らむ程度に息を吹き込みます。 5. 胸が十分膨らんだら口を離し、息が吐き出されるのを確認します。 (図 5 参照) 5 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 図 5:人工呼吸の方法(岩手県高度救命救急センター「岩手医科大学医学部救急 医学講座 蘇生法 人工呼吸」 (http://ccm.iwate-med.ac.jp/page06_08.html)より引用(2016/3/2)) 自分の頬・耳を傷病者の口に近づけて、呼気・咳を確認したり、胸 の動きを見て人工呼吸が効果的に行われていることを常に確かめま す。 呼びかけへの応答や目的のある仕草があるが、呼吸がない、または 不十分な場合は 1 分間に約 10 回の割合で人工呼吸を行います。 この際、 意識があるかどうかに常に注意を払うようにしてください。 息が吹き込めない(抵抗がある)時には、 気道がまだ閉塞しています。 気道を十分に確保しているにも関わらずそのような場合には異物が詰 まっている可能性があります。口を大きく開けさせ固形の異物が気道 に視認できる場合には指で掻き出します。 胸骨圧迫と共に人工呼吸を行う場合には、 胸骨圧迫 30 回→人工呼吸 2 回のサイクルで行ってください。 (→⑥心肺蘇生法) この際、人工呼吸による胸骨圧迫の中断時間が 10 秒以下となるよ うにしてください。 また、不慣れで自信がない場合や、抵抗感がある場合は省略しても 構いません。それよりも胸骨圧迫を優先してください。 緊急時対応マニュアル 2016 6 1. 救急救命法・応急処置 ⑥心肺蘇生法 心肺蘇生法を効果的に行うには胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせて 行いますが、人工呼吸の手順に自信がない場合や、抵抗感がある場合 は人工呼吸を行う必要はありません。 以下に、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせて行う場合の手順を掲載 します。 1. ①意識の確認、②呼吸の確認を行い、意識・呼吸がないことを確 認します。 2. ③胸骨圧迫を 30 回行います。 3. 30 回目の圧迫後すぐに、⑤人工呼吸を 2 回行います。 人工呼吸後すぐに 2 に戻り、胸骨圧迫を行います。 (図 6 参照) この際、人工呼吸を行っている時間が 10 秒以下となるように注 意します。 ◇◇心肺蘇生法はいつまで続けるべきか 心肺蘇生法は、呼びかけへの応答や目的のある仕草などの反応か、 普段通りの呼吸が確認できない限り中断しないでください。 反応はないものの、普段通りの呼吸が確認できた場合は、④気道を 確保し、⑧回復体位をとらせます。 全く回復の兆しが現れない場合でも、救急車が来るまでは心肺蘇生 法を続けてください。 図 6:胸骨圧迫の方法 ( 七 尾 鹿 島 消 防 本 部「 心 肺 蘇 生 法 」 (http://www.nanaka-fd.jp/ boujyou/kyukyu_sinpaisosei. html)より引用(2016/3/2) ) 7 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 ⑦ AED の利用 *駒場キャンパス内の AED 設置場所は p.17 に掲載してあります。 傷病者の意識がない場合、心肺蘇生法と並行して AED の手配を行い ます。AED が到着したら、ただちに以下の手順で AED を利用します。 1. AED の電源を入れます。 (ふたを開けると自動で電源が入るもの もあります。) 2. 電極パッドに記載されている絵を参考に、電極パッドを傷病者の 胸部に装着します(図 7 参照)。この際、汗などをよくふき取り、 皮膚に電極パッドを密着させるようにしてください。また、この 間も可能な限り心肺蘇生法を継続してください。 3. AED の音声指示に従って操作を行います。 4. AED が心電図の自動解析をしている間、誰も傷病者に触れないよ うに注意を喚起します。 5. AED が除細動適応の音声指示を行った場合には、通電ボタンを押 します。この際も、誰も傷病者に触れないように注意を喚起し、 安全確認を行います。 6. その後も AED の音声指示に従って行動します。救急隊が到着する まで電極パッドをはがしたり、AED の電源を切ったりしないよう にしてください。 図 7:電極パッドの装着位置 (北海道医師会「応急手当 Web 救 急蘇生法 AED」 (http://www.hokkaido.med. or.jp/firstaid/sosei/t007aed. html)より引用(2016/3/2) ) 緊急時対応マニュアル 2016 8 1. 救急救命法・応急処置 ⑧回復体位 呼吸・脈拍はあるが意識がない場合、吐瀉物などが気道をふさいで しまう危険性があります。 それを回避するため、以下のようにして回復体位をとらせます。 1. 傷病者の四肢をまっすぐに整え、傷病者を横向きにします。 2. 下側の腕を前に伸ばし、上側の腕を曲げて、上側の手をあごの下 に入れ、手の甲に顔をのせます。 3. 下あごを頭部方向に引き、気道を確保します。そして、口元を地 面に向けます。 4. 姿勢を安定させるため、上の足の膝を曲げて、膝が地面と接触す るようにします。 重要な点は、 ・横向きに寝かせること ・上側の手をあごの下に入れること ・上の足の膝を曲げさせること の3つです。(図 8 参照) ただし体のどこかに重大な怪我がある場合は、無理のないよう体勢 を動かしてください。 また、回復体位をとらせた後も、呼吸の有無など、傷病者の状態を 注意深く確認し続けるようにしてください。 図 8:回復体位 (北海道医師会「応急手当 Web 救急蘇生法 気道確保と回復体位」 (http://www.hokkaido.med. or.jp/firstaid/sosei/t004kidou. html)より引用(2016/3/2) ) 9 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 ⑨止血法 大出血がある場合には、止血が必要になります。基本的には、以下 の直接圧迫止血法を用いて止血します。 1. 傷病者・救護者双方の感染防止のため、使い捨てのプラスチック 手袋、なければきれいなビニール袋を手袋の代用品として用意し ます。 2. 清潔で、出血部位を覆うのに十分な厚みと大きさのあるきれいな ガーゼやハンカチを用意します。そして、その上から手で出血部 位を強く圧迫します。 (図 9 参照) すぐにガーゼやハンカチを用意できない場合は、手袋やビニール袋 を装着した手で圧迫、または傷病者自身で圧迫させます。 また、出血部位を心臓より高い位置に保てる場合、その位置で圧迫 を行うと止血効果が高まります。 傷口に異物がある場合、異物を直接押さえることがないように、異 物の脇か反対側を圧迫します。 図 9:直接圧迫止血法 (日本赤十字社「活動内容・実績 を知る 救急法等の講習 講習の内 容について 多量の出血」 (http://www.jrc.or.jp/activity/ study/safety/bleed/)より引用 (2016/3/2) ) 緊急時対応マニュアル 2016 10 1. 救急救命法・応急処置 ⑩ RICE 処置 大出血がないけがの場合、救急処置として、以下の RICE 処置を行 います。RICE 処置はどの順で行っても構いません。 (図 10 参照) 出血がある場合には、RICE 処置の前に適宜、傷口の洗浄や直接圧迫 止血法による止血などを行います。 R…Rest(安静) 患部をそれ以上悪化させないために、患部とその周辺の動きを抑え ます。必要に応じて包帯による固定なども行います。 I…Ice(冷却) 患部やその周辺を氷や氷水を用いて冷却します。これによって血管 を収縮させ、出血や炎症を抑えます。 患部が無感覚となるまで冷やし続けます。目安は 15 分から 20 分で す。患部に再度熱感が出てきたら冷却を再開します。 C…Compression(圧迫) 患部やその周辺を伸び縮みする包帯などを巻いて覆います。血管や 周囲の組織に圧迫が加わることで、それ以上腫れることを防ぐのが目 的です。 E…Elevation(挙上) 患部を高くします。できれば、心臓より少し高い位置にします。出 血を防ぎ、腫れを抑えることが目的です。 図 10:RICE 処置の一例 (東京大学身体運動科学研究室 編 (2015)『教養としての身体運 動・健康科学』東京大学出版会 p.229 より引用) 11 緊急時対応マニュアル 2016 1. 救急救命法・応急処置 ⑪気道異物への対応 以下のどれを行っても構いません。 (図 11,12 参照) 傷病者が倒れていない場合 ◇◇腹部突き上げ法 1. 傷病者の背後から腹部に両腕を回し、握りこぶしを作ります。 2. 傷病者のみぞおちとへその間に握りこぶしをあて、腹部を手前上 方に突き上げます。 ◇◇背部叩打法 頭を腕より低くした状態で前腕にのせてうつ伏せにして、背部の中 央部を叩打します。 傷病者が倒れている場合 ◇◇腹部突き上げ法 1. 傷病者を仰向けにして傷病者の太ももにまたがります。 2. 両手を重ねて、傷病者のみぞおちとへその間に握りこぶしをあて、 腹部を手前上方に突き上げます。 ◇◇背部叩打法 救護者はひざまずき、傷病者を自分の方に向けて横向きにして背部 の中央部を叩打します。 腹部突き上げ法を行った場合は、臓器損傷の有無を確認するため、 異物が出た場合であっても、必ず、病院に連れて行って医師の診察を 受けてください。 胸部突き上げ法は、腹部突き上げ法とほぼ同じですが、握りこぶし をあてる位置が胸の真ん中(③胸骨圧迫で圧迫する箇所と同じ位置) になります。 緊急時対応マニュアル 2016 12 1. 救急救命法・応急処置 図 11:腹部突き上げ法(岩手県高度救命救急センター「岩手医科大学医学部救急 医学講座 蘇生法 分泌物、異物による気道閉塞と異物除去」 (http://ccm.iwate-med.ac.jp/page06_10.html)より引用(2016/3/2)) 図 12:背部叩打法(岩手県高度救命救急センター「岩手医科大学医学部救急医学 講座 蘇生法 分泌物、異物による気道閉塞と異物除去」 (http://ccm.iwate-med.ac.jp/page06_10.html)より引用(2016/3/2)) 13 緊急時対応マニュアル 2016 2. 緊急時対応 裏表紙の、緊急時対応フローチャートも参考にしてください。 キャンパス内の AED の位置は p.17 に記載されています。 2-1. キャンパス内で傷病者が発生した場合 1. 周囲の人に協力を求めてください。 2. 必要に応じて、救急車の要請・AED の手配・応急処置を並行して 行い、救急車が来たら救急隊員の指示に従ってください。 3. 委員会室(03-5454-6983)と守衛室(03-5454-6666)の両方 に連絡してください。保健センターに連れて行く場合には、駒場 保健センター(03-5454-6831)にも事前に連絡してください。 余裕があれば、これらは 2 と並行して行ってください。 4. 新入生・オリターに指示があるまで待機するように伝えてくださ い。また、負傷者にはオリター 2 名以上が付き添ってください。 5. 当委員会からの指示に従ってください。 2-2. キャンパス内で大地震が発生した場合 1. 教室内にいる場合、すぐオリエンテーションを中止し、机の下に もぐるなどして身の安全(特に頭部)を確保してください。この 際、慌てて教室外などに飛び出さないようにしてください。また、 可能であればドアを開けて出口を確保してください。 集合時など、屋外にいる場合は、かばんなどで頭を保護し、でき る限り建物から離れてください。 2. 揺れが収まったら、オリターは負傷者がいないかどうか確認して、教 室内が安全であると判断できる場合は教室内に待機してください。 教室内が危険である場合は、新入生を誘導してラグビー場に避難 してください。なお、駒場の教室はすべて耐震構造です。 万が一負傷者が発生した場合には、応急処置を行い、委員会室 緊急時対応マニュアル 2016 14 2. 緊急時対応 (03-5454-6983)と守衛室(03-5454-6666)にその旨を連絡 してください。また負傷者にはオリター 2 名以上が付き添ってく ださい。 3. 駒場アラート等を用いた教養学部からの指示がある場合は教養学 部からの指示、ない場合は当委員会からの指示に従います。 2-3. オリ合宿中に傷病者が発生した場合 1. 周囲の人に協力を求めてください。 2. 必要に応じて、救急車の要請・AED の手配・応急処置を並行して 行い、救急車が来たら救急隊員の指示に従ってください。 3. 委員会室(03-5454-6983)と守衛室(03-5454-6666)の両方 に連絡してください。その際、科類、クラス、傷病者の氏名・学 生証番号・容態、行った応急処置、傷病者が発生した場所、通報 者の氏名・連絡先を伝えてください。 観光施設などで傷病者が発生した場合は、その施設の事務所にも 連絡してください。 4. 傷病者が保険に加入している場合、保険会社へ連絡してください。 なお、新入生は全員、生協の国内旅行総合保険に加入しています。 傷病者が新入生である場合、大学生協事故センター(0120-250980)へ連絡してください。 その際、大学生協名、オリ合宿期間、加入代表者名、傷病者の氏名・ 住所・連絡先、事故の日時・概要を伝えてください。 ◇◇3,4 は、余裕があれば 2 と並行して行ってください。 5. オリ合宿参加者に対し、指示があるまで待機するように伝えてく ださい。 ◇◇貸し切りバスの移動中に傷病者が発生した場合 オリ長とオリター 2 名以上が傷病者に付き添ってください。 15 緊急時対応マニュアル 2016 2. 緊急時対応 副オリ長は連絡の取れる場所で待機し、残りの参加者はバス内で 待機してください。 ◇◇公共交通機関で移動中に傷病者が発生した場合 オリ長とオリター 2 名以上が傷病者に付き添ってください。 副オリ長は残りのオリ合宿参加者を引率し、連絡が取れる広い場 所で待機してください。 ◇◇宿泊施設で傷病者が発生した場合 オリ長とオリター 2 名以上が傷病者に付き添ってください。 副オリ長は残りのオリ合宿参加者とともに、指示があるまで宿泊 施設内で待機してください。 ◇◇観光施設などで傷病者が発生した場合 オリ長とオリター 2 名以上が傷病者に付き添ってください。 副オリ長は残りのオリ合宿参加者を引率し、連絡が取れる広い場 所で待機してください。 6. 当委員会からの指示に従い、行動してください。 2-4. キャンパス内 AED マップ 次ページにキャンパス内の AED の位置を記載しております。 緊急時にご活用ください。 (東京大学環境安全本部「資料 AED 設置場所 駒場Ⅰ」 (http://kankyoanzen.adm.u-tokyo .ac.jp/data/aed/komaba1_gakugai_aed.pdf) を元に作成(2016/3/4) ) また、AED 設置場所は図 13 のような マークで示されていることがあります。 図 13:AED マーク (心肺蘇生法委員会 (http://www.qqzaidan.jp/ AED/)よりダウンロード) 緊急時対応マニュアル 2016 16 2. 緊急時対応 18号館共通事務室 野球場門 (北門) 野球場 温室 3号館 17号館 5号館 ラグビー場 12号館 18号館 弓道場 格技場 7号館 10号館 第一グラウンド 学生会館 ポンプ室 トレーニング 体育館 テニスコート 工事門 コミュニケーションプラザ 北館2階事務室 第1体育館ロビー :緊急避難場所 :AED設置場所 学生会館事務室 裏門 第一体育館 炊事門 数理科学研究棟玄関 柏蔭舎 駒場池 男女共同参画支援施設 (東大駒場地区保育所) シャワー棟 全学共同利用施設 第二体育館 キャンパスプラザ A棟 B棟 和館 正門守衛所 数理科学研究科棟 矢内原公園 駒場図書館 コミュニケーションプラザ C棟 (駒場小空間・ 北館 書籍部 多目的ホール) 購買部 南館 (生協食堂) イタリアン トマト 梅林門 初年次活動 センター 21 KOMCEE East 101号館 駒場博物館 バレーボールコート アドミニストレーション棟 (学際交流棟) 8号館 21 KOMCEE West 新学生会館 9号館 東口 正門 守衛所 1号館 銀 杏 並 木 屋外トイレ 生協フード 11号館 掲示板 情報教育棟 京王井の頭線 駒場東大前駅 102号館 保健センター 講堂 13号館 駒場国際教育研究棟 6号館 噴水広場 14号館 2号館 西口 坂下門 駒場ファカルティ・ハウス (国際学術交流会館) 16号館 15号館 テニスコート テニスコート 3号館西口 三昧堂 西門 第二グラウンド ファカルティ ・ハウス玄関 保健センター 緊急時対応マニュアル 2016 17 2. 緊急時対応 2-5. 謝辞 本マニュアルを執筆するにあたり、東京大学大学院総合文化研究科・ 准教授の今井一博先生に内容のチェックをしていただき、適切な助言 をいただきました。また、今井一博先生は救急救命実習の依頼も快諾 してくださいました。ここに深く感謝の意を表します。 2-6. 参考文献 本マニュアルの執筆にあたり、とりわけ以下の文献を参考にさせていただきました。 また、この他に教養学部から配布された『安全テキスト(抜粋) 』 、 『地震が発生したら』 を参考にさせていただきました。 [1] 一般社団法人日本蘇生協議会(2015)「JRC 蘇生ガイドライン 2015(オンライ ン版)」より「第 1 章 一次救命処置」,<http://www.japanresuscitationcouncil.org/ wp-content/uploads/2016/02/1_BLS.pdf>、 「第 2 章 成人の二次救命処置」,<http:// www.japanresuscitationcouncil.org/wp-content/uploads/2016/02/2_ALS. pdf>、「第 7 章 ファーストエイド ,<http://www.japanresuscitationcouncil.org/wpcontent/uploads/2016/02/7_FA.pdf>(参照 2016-3-5) [2] 三上剛人編(2013)『緊急・応急処置 Q&A ーもしもの時に必ず役立つ!』日本 看護協会出版会 [3] 釘宮豊城(2003)「目撃者による心肺蘇生法」,『順天堂医学』49(3),pp.336342, 順天堂医学会 [4] 山本利春(2012)『防ごう!治そう!スポーツのケガー予防と応急処置』河出書 房新社 緊急時対応マニュアル(第 2 回オリター連絡会議配付資料) 2016 年 3 月 24 日発行 発行者 2016 年度東京大学教養学部オリエンテーション委員会 東京都目黒区駒場 3-8-1 東京大学構内キャンパスプラザ A 棟 103 号室 TEL:03-5454-6983 FAX:03-3466-1865 E-mail:[email protected] URL:http://www.a103.net/ori/2016/visitor/ 緊急時対応マニュアル 2016 18 3.緊急時対応フローチャート 事故 / 傷病者発生! 救急救命・ 応急処置 オリ合宿中 オリエンテーション委員会 保険会社に連絡する。 と守衛室に連絡する。 観光施設などの場合、施設 の事務所にも連絡する。 指示があるまで待機。 オリ長とオリター 2 名以上 が傷病者に付き添う。 副オリ長は連絡のとれる場 所で待機。 オリエンテーション委員会 の指示に従う。 緊急時連絡先 119(緊急通報用電話番号) 03-5454-6983(オリエンテーション委員会) 03-5454-6666(守衛室) 0120-250-980(大学生協事故センター) 03-5454-6831(駒場保険センター) ◇新入生は全員、生協の国内旅行総合保険に加入しています。