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中期経営戦略
中期経営戦略 2003年3月4日 株式会社リコー 代表取締役社長 桜井 正光 本日お話させていただく内容 Ⅰ. 中期基本戦略の概要 Ⅱ. 主要戦略 1)事業戦略展開(画像関連分野) ①BC変換 ②高速機拡販 ③ソリューション展開 2)地域戦略 ①米州 ②欧州 ③中国 ④画像関連事業での国内外売上比率 3)その他事業の戦略 4)技術戦略 Ⅲ. 業績見通し BC変換 :BlackからColorへの変換 1 Ⅰ. 中期基本戦略の概要 '96 '97 '99 '98 '00 '01 '02 ■CS経営 経営 ■事業構造変革 主要戦略 ①BC 変換 主要戦略 ①BC変換 ②高速機拡販 ③ソリューション展開 ■デジタル強化 ■MFP強化 強化 '04 第14次中経 次中経 第13次中経 次中経 第12次中経 次中経 '03 ■海外事業強化 地域戦略 ①米州 ②欧州 ③中国 「いつでもどこでも 働くお客様」に対し て、生産性向上・知 識創造を提供する ■技術力の更なる強化 技術戦略 ①基盤事業の成長、強化 ②新規事業の開拓 ③要素技術 BC変換 :BlackからColorへの変換 MFP :Multi Function Printer CS :Customer Satisfaction(顧客満足) ■全社構造改革 Ⅱ.主要戦略 (価値と顧客の拡大) 収益源 プリンティング ソリューション 2F ネットワーク 接続機器 ユースウェア 3F ネットワーク・機器 の保守サポート ドキュメント ソリューション サプライ・サービス・サポート 《《 《 新たな価値の提供(顧客囲い込み、付加価値向上) 4F ドキュメント ソリューション プリンティング ソリューション B C 変 換 高 速 機 拡 販 顧客ベースの拡大 世界5極展開 ・大手 ・新ルート ・新たなニーズへの対応 1F スタンドアロン 機器 ・ネット販売 既存 主要戦略 BC変換 :BlackからColorへの変換 顧客の拡大 》》》 新規 事業の選択と集中、効果的な経営資源の配分 経営体質の強化 2 Ⅱ-1)事業戦略展開(画像関連分野) 大目的 主要戦略 TDVの の 最大化 BC変換 変換 高速機拡販 高速機拡販 顧客ニーズ ・カラー化 ・高速化 ・ワンストップ ・ト-タル ソリューション プリンティング プリンティング ソリューション ソリューション 販 売 戦 略 商 品 戦 略 技 術 戦 略 構 造 改 革 ドキュメント ドキュメント ソリューション ソリューション 世界5極展開 TDV:Total Document Volume BC変換 :BlackからColorへの変換 1)1)- ①事業戦略「BC変換」について(1) ● モノクロ機置き換え可能なカラー機をフルラインアップ化し マーケットシェア拡大 市場規模 新たなカラー 市場を創造 カラー 専用機 戦略 カラー機 『BC変換』 変換』 戦略 ●コストパフォーマンス ●最強エンジン ●高いマーケットカバレッジの活用 <目標> <目標> カラー機 カラー機 シェアNo.1 シェア シェアNo.1 シェア モノクロ機 ~ ~ 過去 現在 将来 BC変換 :BlackからColorへの変換 3 1)1)- ①事業戦略「BC変換」について(2) ● カラー機ラインアップの充実強化 これまでの狙いの市場、投入機種 中大手のお客様 フロア、 センター 集中 部門 共有 グループ 共有 スモール グループ 共有 重点化領域 現状および、今後の狙いの市場、機種投入 中小のお客様 中大手のお客様 フロア、 センター 集中 高速 モノクロMFP モノクロ 部門 共有 高速カラーLP 高速カラーLP 中速カラー PPC/ PPC/MFP 低速カラーLP 低速カラーLP 低速カラー PPC/ PPC/MFP モノクロLP モノクロ モノクロ PPC/ /MFP グループ 共有 スモール グループ 共有 ビジネス パーソナル ビジネス パーソナル PPC:普通紙複写機 MFP:Multi Function Printer BC変換の 変換の 対象 中小のお客様 高速 カラーMFP MFP カラー 高速カラーLP 高速カラーLP 高速カラー PPC/ PPC/MFP 中速カラーLP 中速カラーLP 中速カラー PPC/ PPC/MFP 低速カラーLP 低速カラーLP モノクロLP モノクロ モノクロ PPC/ /MFP LP:レーザープリンター 1)1)- ②事業戦略「高速機拡販」について ● 競争力のある高速機でのマーケットシェア獲得とTDVの拡大 複写速度 ← 複写機セグメント別シェア 高速機 過去 中速機 現在 将来 ●コストパフォーマンス ●カラー ●ソリューション <目標> <目標> 高速機 高速機 シェアNo.1 シェア シェアNo.1 シェア 低速機 TDV:Total Document Volume マーケットシェア(ワールドワイド) → 4 1)1)- ③事業戦略「ソリューション展開」について(1) ●重点領域 ●大手顧客 ●官公庁/学校 ●特定業種・業務 ●ソリューション展開成功のための要件 4.サポート&サービスの信頼性 3.提案/構築能力 2.オープン&モジュール化対応 1.製品の基本機能、信頼性 1)1)- ③事業戦略「ソリューション展開」について(2) ● 「MFP+P」のソリューションによるTDVの拡大 PVの獲得 CVの 維持・拡大 カラーLP ●カラー化 MFP + ●プリンティング ●ドキュメント ●複合化 ソリューション ソリューション ・高効率 ・高生産性 ・TCO分析 TCO分析 ・TCO削減 TCO削減 ・業務ワークフロー 改善 PVの獲得 コピーボリューム(CV) プリントボリューム(PV) MFP+P: Multi Function Printer +プリンター TDV: Total Document Volume LP:レーザープリンター TCO:Total Cost of Ownership 5 1)1)- ③事業戦略「ソリューション展開」について(3) ドキュメントボリューム 「MFP+ MFP+P」による ドキュメントソリューション 強化によりTDV の 強化によりTDVの 拡大を狙う プリントボリューム(PV プリントボリューム(PV ) MFP出力ボリューム (PV+CV) プリンティングソリューション による『TCO 削減』 による『TCO削減』 のニーズに対応 コピーボリューム(CV) ▲ 現在 MFP+P:Multi Function Printer+プリンター TDV: Total Document Volume TCO:Total Cost of Ownership 1)1)- ③事業戦略「ソリューション展開」について(4) ● 大手顧客へのソリューション提供 顧客ニーズ ●業務生産性向上提案 ●TCO削減 ●機器稼動レポート提供 ●電子商取引対応 ●全世界への機器設置 ●世界均一サービス提供 必要な能力・仕組み 顧客ニーズを汲み取り、的確 な提案、システム構築を行なう 能力 ワールドワイドのサービス& サポート体制 TCO:Total Cost of Ownership 6 1)1)- ③事業戦略「ソリューション展開」について(5) ● GMA (Global Major Account)商談件数/成約件数推移 商談件数/成約件数推移 ←件数 商談件数 成約件数 00上 00上 00下 00下 01上 01上 01下 01下 02上 02上 2)2)- ①地域戦略「米州」 ハイボリュームユーザー獲得によるTDVの拡大 ●大手顧客との取引拡大 ・直売、直サービス体制強化 ・ソリューション販売体制強化 複写機マーケットシェアNo.1獲得 獲得 複写機マーケットシェア カラーレーザープリンタートップクラスのシェア獲得 TDV:Total Document Volume 7 2)2)- ②地域戦略「欧州」 MIFカバレッジの拡大によるTDVの獲得 ● リコーグループ(RICOH、 、NRG、 、Lanier) )各社の リコーグループ( 強みを活かした展開 ● 大手顧客との取引拡大 複写機マーケットシェアNo.1維持・拡大 維持・拡大 複写機マーケットシェア カラーレーザープリンタートップクラスのシェア獲得 MIF:Machine in Field(市場設置台数) TDV:Total Document Volume 2)2)- ③地域戦略「中国」 30年間の実績を活かした 戦略的中国事業の拡大 販売:中国市場での複写機マーケットシェアNo.1の維持、拡大 の維持、拡大 販売:中国市場での複写機マーケットシェア ●代理店網の充実・強化 ●直売、直サービス体制の強化 ●大手顧客との取引拡大 生産:「集約生産拠点」としてのコスト競争力の更なる強化 ●部品の生産技術力強化 開発:技術開発拠点としての本格的な活用 ●ソフト開発力強化 ●モディファイ設計力強化 8 2)2)- ④画像関連事業での国内外売上比率 画像ソリューション+ネットワークI/Oでの海外売上比率 画像ソリューション+ネットワーク での海外売上比率70% での海外売上比率 リコー売上 中国・その他 欧州 米州 日本 海外 国内 I/O:入出力 過去 現在 将来 3)3)- ①その他事業の戦略「半導体」 画像事業での競争力強化 ●画像機器用LSI 特定セグメントでのトップシェアを目指した事業展開 ●アナログ分野(社内生産) 携帯機器用電源IC 移動体通信端末用 アナログワンチップLSI トップシェア製品の維持と市場及び製品バリ エーションの拡大により安定成長を実現する 携帯電話の3方式でシェア1位を目指す ●デジタル分野(生産ファブレス) PCインターフェイスLSI 光ディスク用LSI グローバル展開による顧客拡大を図る ビジネスの主軸をCD ビジネスの主軸をCD系から CD系からDVD 系からDVD系にシフトする DVD系にシフトする 9 3)3)- ②その他事業の戦略「光ディスク」 デファクトスタンダード確立を目指した事業展開 完成品ドライブ ・ DVD+RW/ /+Rの高速化、高容量化の の高速化、高容量化の 標準化展開によるアプライアンス性の高い 製品開発 ・ 最適な生産アライアンスによるフレキシブル な事業展開 ドライブ用キーパーツ セットメーカーへのDVD+RW/ /+Rドライブ ドライブ セットメーカーへの キーパーツ供給によるトップシェアの維持と 完成品ドライブと合わせたボリューム効果に よるコストダウンの推進 メディア 最適な生産アライアンスによるコスト競争力 の強化 4)技術戦略について ●最強エンジン ・PF( (プラットフォーム) (プラットフォーム&モジュール)計画の展開 プラットフォーム)戦略・P&M( 戦略・ プラットフォーム モジュール)計画の展開 ・最強モジュールの開発(高耐久・高信頼・超精密) ●光メモリー ・DVDシステムの小型化/高速化 システムの小型化/高速化 ●オフィスシステム ・画像/データ融合による次世代オフィス提案 ●環境技術 ・革新的省エネ技術 ・循環型社会実現を目指したリサイクル技術 ●フォトニクス ・機器内データ処理の高速化 ・光制御デバイスの研究開発 10 Ⅲ.業績見通し (単位:億円) 01年度 年度 国内 海外 売上高 02年度 年度 04年度 年度 実績 構成比 見通し 構成比 伸び率 9,026 7,696 16,723 54% 46% 8,950 51% -0.8% 8,430 49% 9.5% 17,380 目標 構成比 3.9% 10,000 50% 10,000 50% 20,000 営業利益 1,296 7.8% 1,380 7.9% 6.4% 1,800 9.0% 税前利益 1,139 6.8% 1,251 7.2% 9.8% 1,600 8.0% 当期利益 616 3.7% 732 4.2% 18.8% 900 4.5% 125.1円 121.7円 120円 125.1円/$ 121.7円/$ 120円/$ 120.4円 110.6円 円/EURO 110円 120.4円/EURO 110.6 110円/EURO ROE 10.4% 12.0% ROA 6.4% 8.5% 株主資本比率 34.5% 40.0% FCF 1,865億円( 1,500 1,500億円( 億円(’021,865億円(’99億円( 99-’01 99- 01) 01) 億円( 02-’04 02- 04) 04) ※ROE:株主資本当期利益率、ROA:総資本税引前利益率、FCF:フリー・キャッシュ・フロー 本資料に記載されているリコーの計画・見通しのうち歴史的事実でな いものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点で入手 可能な情報から得られたリコーの経営者の判断に基づいております。 実際の業績は、さまざまな重要な要素により、これら業績見通しとは 大きく異なる結果となり得ることを御承知おき下さい。 11 12