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日銀効果続く、4-6月期GDPは結果良くも悪くも17000円意識か 決算発表

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日銀効果続く、4-6月期GDPは結果良くも悪くも17000円意識か 決算発表
Weekly Market Research Report
2016年8月15日号
今週の
POINT
国内株式市場
日銀効果続く、4-6月期GDPは結果良くも悪くも17000円意識か
今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -
千葉銀行【 東証1部 8331 】ほか
テーマ別分析
「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)」でディープラーニングに関心集まるか
話題のレポート
決算発表一巡で好業績銘柄が改めて注目されよう
スクリーニング分析
新興市場銘柄への短期資金のシフトを想定
決算発表通過も物色に追い風
株式会社フィスコ
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
目次
週刊相場観測誌
Market
1
展望
今週の市場見通し
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
国内株式市場
マーケット概観
3
新興市場
4
米国株式市場
2
3
マーケットを読む
今週の分析銘柄
為替市場
米ドル/円予想レンジ
6
債券市場
債券先物・長期国債利回り予想レンジ
6
今週のポイント
7
日経平均株価
8
FISCO Selection
読者の気になる銘柄
テクニカル妙味銘柄
4
5
カテゴリー考察
5
テクノスジャパン〈3666〉東証 1 部
9
Aiming〈3911〉マザーズ
10
PCI ホールディングス〈3918〉マザーズ
11
武田薬品工業〈4502〉東証 1 部
12
エクストリーム〈6033〉マザーズ
13
三菱商事〈8058〉東証 1 部
14
千葉銀行〈8331〉東証 1 部
15
トーセイ〈8923〉東証 1 部
16
東芝〈6502〉東証 1 部
17
ナノキャリア〈4571〉マザーズ
17
セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉東証 1 部
18
キヤノン〈7751〉東証 1 部
18
テーマ別分析
19
スクリーニング分析
20
先週の話題レポート
21
信用需給動向
22
連載コラム
2
23
株式会社フィスコ
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国内株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の市場見通し
国内株式市場 マーケット概観
日銀効果続く、4-6 月期 GDP は結果良くも悪くも 17000 円意識か
■後場に日銀の ETF 買い入れへの思惑高まる
■日経平均は節目の 17000 円を意識
先週の日経平均は上昇。
週初は前週の予想を上回る雇用統計
4-6 月期の GDP が予想を上回るようだと、市場はこれを好感
の結果を受けた米国株高の流れを受けて、
買い優勢の展開で始
し、日経平均は節目の 17000 円を捉えてくることになろう。も
まった。その後は佳境を迎える決算発表のなかで参加者が限ら
っとも、予想を下回ったとしても、9 月の緩和期待が高まるほ
れたものの、日銀の ETF 買い入れに対する思惑から底堅い値動
か、日銀の ETF 買い入れによる需給要因が引き続き相場を押し
きが続き、日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れている
上げることになる。市場参加者は限られるが、価格帯別出来高
16600-16800 円のレンジを捉えた。祝日前の 10 日は原油相場
が膨らんでいる 16600-16800 円のレンジをクリアしてきてお
の下落や為替の円高基調が嫌気されたが、
日銀の ETF 買い入れ
り、薄商いの中、ショートカバーを交えた上昇が意識される。
が需給を下支える格好となり、小幅な下落にとどまった。
その他、経済スケジュールでは、15 日に米ニューヨーク連
売り込みづらい需給状況のなか、祝日明けの週末 12 日は買
銀製造業景況指数(8 月)
、米 NAHB 住宅市場指数(8 月)
、16
いが先行。オプション SQ に絡んだ商いが買い越しだったこと
日に首都圏マンション発売(7 月)
、米住宅着工件数(7 月)
、
も指数を押し上げる一因となった。買い一巡後はこう着感が強
米消費者物価指数(7 月)
、米鉱工業生産指数(7 月)
、独 ZEW
まったが、
午後に入ると日銀の ETF 買い入れへの思惑から一段
景況感指数(8 月)
、18 日に貿易統計(7 月)
、米新規失業保険
高となり、
幻になりつつあった SQ 値 16926.60 円を突破してい
申請件数、米景気先行指標総合指数(7 月)
、英小売売上高(7
る。
月)
、中新築住宅価格(7月)
、19 日に英財政収支(7 月)が予
定されている。
■4-6 月期 GDP に注目
■インテルのフォーラムで AI や VR 関連などに関心も
日経平均は後場に入り SQ 値をクリアするなど、日銀の ETF
買い入れに対する思惑が強い。
国内勢は夏休みシーズンで商い
その他、16 日にインテルの開発者向け会議「インテル・デ
が膨らみづらく、
海外勢についても同様に夏休みシーズンであ
ベロッパー・フォーラム(IDF)
」
(18 日まで、サンフランシス
り、9 月 5 日の米レイバーデーまでは本格的な資金流入は限ら
コ)が開催される。インテルは最近、ディープラーニング(深
れるとみられる。経済指標では 15 日に 4-6 月期の国内総生産
層学習)と呼ばれる AI 技術を活用すべく、半導体やソフトウ
(GDP)速報値が発表されるほか、17 日発表の7月訪日外国人
エア、およびサービスの開発に取り組むナーバナ・システムズ
観光客数、米 FOMC 議事録(7 月 26-27 日分)が公表される以
を買収する計画を発表している。また、先日、同社のエンジニ
外は、これといった材料もなく、こう着感の強い相場展開が続
アがツイッターにPC用のVRヘッドマウントディスプレー
「HTC
きそうだ。
Vive」向けの新たな奥行きセンサーアタッチメントと思われる
4-6 月期の GDP については、前期比年率+0.7%程度が市場コ
画像を投稿している。現在は削除されているが、VR 体験中も
ンセンサス。今年 1-3 月期に続いてプラス成長になる見込みだ
現実を 3D 認識するセンサーを開発しているとみられており、
が、成長率は鈍化する見通しである。個人消費の伸び期待でき
フォーラムでの発表が期待されている。AI、ディープラーニン
ないほか、企業設備投資は低い伸びにとどまる可能性などが、
グ、VR 関連などへの手掛かり材料になる可能性がありそうだ。
減速要因とみられている。
経済対策の効果を勘案しても今年度
の経済成長率は 1%を下回る低い伸びにとどまるとの見方が
増えているようである。
3
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新興市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の市場見通し
国内株式市場 新興市場
決算発表が一巡し中小型の好業績株・テーマ株を見直す流れ
■短期物色も再び中小型株に向かいやすく
マザーズ指数
今週の新興市場は、好業績株やテーマ株を見直す流れとな
ることが期待される。日本銀行の上場投資信託(ETF)買い
入れにより主力大型株優位の地合いが続き、ここまでマザー
ズ指数はさえない展開となっていたが、4-6月期の決算発表
が一巡して短期の値幅取り狙いの物色は中小型株に向かい
やすくなるだろう。
従前に極楽湯<2340>やイー・ガーディアン<6050>が好決算
を受けて人気化したが、業績好調で値動きの軽い小型株では
同様に上値追いの展開となる銘柄も出てくるだろう。また、
調整が続いていたテーマ株の一角では、決算発表でアク抜け
との見方も広がりつつある。なお、今週は8月8日に
FRONTEO<2158>、クロス・マーケティンググループ<3675>、
グリーンぺプタイド<4594>、LITALICO<6187>、17日に総医研
HD<2385>、19日に北川精機<6327>などが決算発表を予定して
いる。
LITALICO<6187>
■デファクトスタンダードなどがブックビルディング期間
IPO関連では、8月16日よりデファクトスタンダード<3545>
とベイカレント・コンサルティング<6532>のブックビルディ
ング期間となる。なお、先週はデジタルアイデンティティ
<6533>(9月14日、マザーズ)
、カナミックネットワーク<3939>
(9月14日、マザーズ)
、串カツ田中<3547>(9月14日、マザ
ーズ)
、ノムラシステムコーポレーション<3940>(9月16日、
ジャスダック)の新規上場が発表されている。
円
総医研 HD<2385>
円
4
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米国株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の市場見通し
米国株式市場
FOMC 議事録が発表予定
17 日に、7 月 26・27 日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)
■先週の動き
議事録が公開される予定となっており、注目が集まりそう
週初は前週の雇用統計が引き続き好感され、アジア・欧州
だ。7 月の FOMC では景気判断が上方修正されたほか、短期的
株がほぼ全面高となり、買いが先行。その後は株価上昇を受
な経済見通しに対するリスクが後退したとの文言が加えら
けた利益確定の売りが広がり下落した。週半ばに入り、原油
れた。利上げ時期に関して明確な手掛かりは示されなかった
相場が下落し軟調推移となったが、主要小売企業の決算内容
ものの、議事録では FOMC がどれほど経済情勢や労働市場が
が好感され反発、週間新規失業保険申請件数が予想より減少
改善すれば、利上げの実施に踏み切れると考えているのか確
したことや、原油相場の上昇も好感され、上げ幅を拡大した。
認したい。
ダウ、ナスダック総合指数、S&P500 指数は揃って過去最高値
企業決算では、ディスカウントストアの TJX(16 日)やタ
を更新した。ところが、週末にかけて 7 月の小売売上高、生
ーゲット(17 日)
、ホームセンターのホームデポ(16 日)や
産者物価指数(PPI)
、8 月ミシガン大学消費者景況感指数が
ロウズ(17 日)
、小売最大手のウォルマート(18 日)
、アパ
予想を下振れると米景気の先行き懸念が高まり、軟調推移と
レルのギャップ(18 日)など小売各社の決算に加えて、ネッ
なった。結局、週を通じて主要株価は上昇した。
トワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(17 日)や、半
導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(18 日)
、農業機
械のディア(19 日)などの決算発表が予定されている。小売
■今週の見通し
り企業決算は、先週発表したメーシーズやノードストロー
先週発表された小売売上高が予想を下ぶれたものの、雇用
統計では賃金上昇が示されており、消費活動が停滞するとは
ム、コールズの決算が好感されたほか、JC ペニーも赤字幅が
予想より縮小したことから堅調な内容が予想される。
考えにくい。今週も引き続き、企業決算と経済指標を通じて
経済指標では、8 月 NAHB 住宅市場指数(15 日)
、7 月住宅
利上げ時期や株価を占う展開となるだろう。投資家の注目は
着工・建設許可件数(16 日)
、7 月消費者物価指数(16 日)
、
8月26日にジャクソンホールで開催される年次シンポジウム
7 月景気先行指数(18 日)などが予定されている。良好な雇
でのイエレン議長の講演に集まっているが、8 月雇用統計が
用統計を受けて年内の利上げ観測が拡大しつつあるなか、消
発表されるまで利上げ時期は不透明な状態が続くと考えら
費者物価指数を通じてインフレ率がFRB の目標値に近づいて
れる。
いるかどうかに注目したいが、7 月は原油相場が下落してい
る為、物価上昇の可能性は低いだろう。
5
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為替/債権市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の為替/債券市場見通し
為替/債券市場
為替市場
米ドル・円 予想レンジ
今週のドルはもみあいか。米連邦準備制度理事会(FRB)によ
る利上げ時期を巡って、市場参加者の思惑が交錯する展開とな
りそうだ。17 日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議
事録内容(7 月 26-27 日開催分)が注目される。この時は市場
の予想通り、利上げは見送られた。
その後発表された 7 月雇用統計は堅調な内容となり、年内利
上げ観測が再燃したが、4-6 月期の米非農業部門労働生産性が
3 四半期連続で低下(マイナスを記録)したことから、早期利
上げ観測は大幅に後退。10 年債利回りの低下を背景にドル売
りが強まった。年内の引き締めについて市場はなお懐疑的であ
り、7 月時点での FOMC での利上げの感触を探ることになろう。
ただ、原油高や株高がリスク選好的な円売り・ドル買いを促
す展開も想定しておきたい。サウジアラビアのエネルギー産業
鉱物資源相は 11 日、9 月下旬に石油輸出国機構(OPEC)非公
式会合で、市場安定に必要な措置について協議すると発言し
た。原油高が続いた場合、米国株は堅調に推移し、リスク選好
的なドル買い・円売りを促す可能性がある。
債券市場
100.00
103.00
円
【米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録】
(17 日公表予定)
7 月 26-27 日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、
予想通り利上げは見送られた。声明では、欧州連合(EU)離脱
に伴う英国の経済情勢に関する懸念が示された。雇用について
は、5 月は低調だったものの 6 月は強かったとの認識だった。
年内利上げに向けた議論の内容が注目される。
長期国債利回り予想レンジ
■今週の見通し
15 日発表される 4-6 月期国内総生産(GDP)一次速報値を見
極める展開となる。4-6 月期 GDP 一次速報値は前期比年率
+0.7%程度になると予想されている。個人消費や企業設備投資
は力強さを欠いており、1-3 月期との比較で成長率はやや鈍化
し、1%未満となる可能性が高い。
~
【日・4-6 月期国内総生産(GDP)一次速報値】
(15 日発表予定)
個人消費や企業設備投資は力強さを欠いており、1-3 月期と
の比較で成長率はやや鈍化し、1%未満となる可能性が高い。
1-3 月期の個人消費は「うるう年効果」でやや押し上げられて
おり、4-6 月期は反動減が想定されている。ただし、成長率鈍
化は織り込み済み。市場予想を下回った場合、日本銀行による
9 月追加緩和が想起されることから、円売り材料になる。
債券先物予想レンジ
■先週の動き
債券先物9月限は151円75銭から150円90銭まで下げたが、
30 年国債入札の結果を好感して下げ止まり、10 日の夜間取引
で再び 151 円 75 銭まで買われた。12 日の取引では週末前のポ
ジション調整的な売りが入ったことでやや伸び悩んだが、151
円 61 銭でこの週の取引を終えた。
円
151.40
円
~
151.90
円
-0.13
%
~
-0.08
%
日本銀行は 9 月の金融政策決定会合で、現在の金融緩和策を
総括的に検証するが、最適な金融政策を模索する方針であり、
2%物価目標の達成に向けてあらゆる策を検討していくとみら
れる。4-6 月期の GDP 成長が予想を下回る伸びにとどまった場
合、9 月追加緩和期待は高まり、長期債と超長期債の利回り上
昇は抑制されるとみられる。
債券先物 9 月限は主に 151 円台後半で推移か。長期債と超長
期債の需要減少に対する警戒感は低下しており、ドル・円相場
に大きな動きがない場合、債券先物はやや底堅い動きを続ける
ことが予想される。
6
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今週のポイント
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
マーケットを読む
今週のポイント
材料難で市場エネルギー低下も底堅い推移は継続の公算
先週の日経平均は堅調な展開となった。前週末に発表された
米雇用統計は前月に続いての大幅な上振れとなり、米国景気に
対する先行き懸念は一段と後退する格好に。為替相場では円
が高止まりしているものの、日銀の ETF 買いが下支えするとの
期待感は根強く、株式市場の買い安心感へとつながっている。
物色動向に大きな方向性は見出しにくかったが、引き続き本
格化する決算発表などに市場の関心が集中した。LIXIL、パイ
オニア、DOWA、SMC、ブラザー、ダイキン、リクルート、森永製
菓、DeNA、大手建設株などがポジティブ視された。一方、博報
堂、JDI、三菱マテ、資生堂、ブリヂストン、ダイフク、アルバック、
ネクソン、長谷工などはネガティブ視される。SCREEN などは好
決算も材料出尽し感が強まる状況となった。ほか、日機装やケ
ネディクスなどは自社株買いが評価材料とされた。
また、LINE にはアナリストの新規買い推奨の動きが相次ぎ、見
直し材料につながったほか、オリコや武田薬品などにも高評価
が観測されている。ポケモン GO が配信以来の売り上げ 2 億ド
ル突破と伝わり、任天堂関連が総じて買われる場面も見られた。
日本写真印刷は M&Aが評価され、旭化成は住宅受注の好調が
買い材料視される。一方、小野薬品は「オプジーボ」の臨床試験
結果が嫌気されて急落する場面もみられた。引き続き、大型株
が優位の状況となったが、週末には、短期資金が新興市場の中
小型株にシフトする兆しも見受けられてきている。
今週の株式市場も引き続き底堅い動きが想定される。先週末
の米国市場では、重要な経済指標が相次ぎ低調なものとなった
が、米国株の下げは限定的なものにとどまっている。今週は週
初に 4-6 月期の GDP が発表され、前期比年率0.7%増がコンセ
ンサスとなっているが、同水準にとどまるようであれば、日銀の
追加緩和策に対する期待感が再燃する可能性が高い。また、
FOMC 議事録なども注目されるが、ハト派的な内容になるとみら
れ、世界的に株式市場にとってポジティブな方向となろう。日銀
の ETF 買い入れインパクトも、引き続き日本株の売り抑制要因と
して効いていこう。
懸念されるのは物色エネルギーの低下だろう。国内外ともに
市場参加者は減少傾向になるとみられ、かつ、国内では決算発
表が一巡したことで、物色の手掛かり材料には欠ける状況であ
る。日銀の ETF 買いによるインパクトが期待される銘柄、決算発
表を受けて過度に売り込まれた銘柄のリバウンド狙いなどが中
心となるか。ほか、追加緩和期待銘柄などにも関心が向かうか
は注目。訪日外客数の発表で、インバウンド関連銘柄に注目が
向かう余地もあろう。米国ではアプライド・マテリアルズの決算発
表が予定され、半導体製造装置銘柄の動向を左右する公算も。
株式市場のボラティリティ低下が進めば、新興市場に資金シフ
トが一層進む可能性も視野に入れたい。決算発表通過によるリ
スク低下で買い安心感も強まっていくものと考える。
先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)
上昇 率上位銘柄
コード
銘柄
下落率上位 銘柄
終値(円)
騰 落 率 ( %)
コード
907.0
49.92
2428
銘柄
業種別 騰落率
終値(円)
騰 落 率 ( %)
ウ ェルネット
1,304.0
-28.70
水産・農林業
7.55
1,046.0
-28.45
機械
6.38
4201
日本合成化 学工業
6448
ブラザー工 業
1,550.0
27.78
2193
ク ックパッド
5105
東洋ゴム工 業
1,304.0
25.14
6727
ワ コム
3443
川田テクノ ロジーズ
4,265.0
22.03
4553
東 和薬品
7173
東京TYフ ィナンシャルG
3,290.0
21.22
6740
ジ ャパンディスプレ イ
9830
トラスコ中 山
5,480.0
21.10
6619
2432
ディー・エ ヌ・エー
2,935.0
20.83
4528
2201
森永製菓
738.0
20.20
6118
ア イダエンジニアリ ング
2475
WDBホー ルディングス
941.0
20.03
9375
5852
アーレステ ィ
855.0
19.92
6728
6376
日機装
838.0
18.87
6773
パイオニア
224.0
6335
東京機械製 作所
9790
福井コンピ ュータHD
6871
日本マイク ロニクス
1,254.0
上位セクター
騰 落 率 ( %)
344.0
-19.06
鉱業
5.62
4,230.0
-18.50
不動産業
5.30
153.0
-17.74
海運業
5.24
ダ ブル・スコープ
1,777.0
-14.40
金属製品
小 野薬品工業
3,070.0
-14.27
その他
723.0
-14.13
近 鉄エクスプレス
1,223.0
-13.39
ゴム製品
ア ルバック
2,757.0
-13.17
陸運業
0.73
6986
双 葉電子工業
1,590.0
-12.54
医薬品
1.19
18.52
8584
ジ ャックス
407.0
-11.52
電力・ガス業
1.46
46.0
17.95
7256
河 西工業
879.0
-11.21
建設業
2.16
2,057.0
17.81
6390
加 藤製作所
384.0
-10.90
繊維業
2.18
17.64
6048
デ ザインワン・ジャ パン
1,909.0
-10.79
輸送用機器
2.51
5.12
金融業
下位セクター
7
4.92
騰 落 率 ( %)
-1.33
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テクニカル分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
マーケットを読む
日経平均株価
官製相場によるトレンドフォロー型の地合いに
■薄商いのなか 17000 円台回復を試す展開に
前週の日経平均株価は週間ベースで 665.47 円上昇した。日銀
による ETF 買入幅の拡大を下支えに、じり高の展開に。お盆入
りで市場参加者が減少しているなか、狭いレンジでの推移とな
った。為替市場では、ドル・円は 100 円台に突入する場面も見
られたが、先物市場では目立った売りが入らず、日経平均は落
ち着いた推移に。決算関連への物色のほか、ソフトバンクグな
ど指数構成銘柄が強含む展開となった。なお、8 月限オプション
SQ 値は 16926.60 円で、推定売買金は 1100 億円ほどに留まって
いる。東証一部の売買代金も 2 兆円台前半と商いは閑散。
日足チャートでは、
7 月戻り高値 16938 円を捉える場面も見ら
れたが、商い低迷で一気に上げ幅を拡大するような強い動きは
見られなかった。価格帯別売買高で、16800 円から 17000 円手前
の商いが非常に多いことから、取引時間中にこの水準を上抜く
のは難しい。また、日銀は下落局面でしか ETF 買入を実施しな
い公算が大きいことから、前日比プラスで前場の取引を終えて
しまうと、後場は ETF 買入期待が高まらず売りが優勢となる可
能性もある。つまり、前場マイナスなら後場プラス、前場プラ
スなら後場マイナスといった相場展開が続くことで上値はおさ
えられよう。米国株高などを材料に、寄付きからギャップアッ
プで始まるような流れが欲しいところだ。
一方、週足チャートでは、上値抵抗の 26 週移動平均線が、1
年ぶりに上向きとなっている。
1 年続いた下げトレンドの転換を
迎える可能性があり、
5 月戻り高値 17251 円、
4 月戻り高値 17613
円の更新が視野に。週足の一目均衡表では、5 月戻り高値の水準
がちょうど雲下限 17237 円に当たることから、次のターゲット
として意識されよう。
足元 NT 倍率の拡大が話題となっているが、今後も日銀が ETF
の買入を実施することから、NT 倍率の縮小は考えにくい。急拡
大の背景には、日銀 ETF ラリーともいえる日経平均型の物色が
ある。官製相場だからトレンドに逆らうなという判断を下すト
レンドフォロー型の資金は今後も流入しそうだが、企業分析を
生業とし個別銘柄に投資をする機関投資家の資金は入りにくく
なるだろう。指数構成比率の高い銘柄に資金が集中する一方、
指数構成比率の低い中小型やマザーズ銘柄などは蚊帳の外とな
りそうな状況だ。今週は 16500 円から 17250 円を想定する。
一目均衡表(日経平均)
■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)
円
8
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今週の分析銘柄
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展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の分析銘柄 -1-
テクノスジャパン〈3666〉東証 1 部
IoT・AI 関連業務の拡大による成長期待
■1QはERPシステム導入支援業務を中心に増収
ERP(基幹業務システム)導入支援が主力。ビッグデータ・IoTに
注力中。2017 年3 月期第1 四半期業績は、売上高が前年同期比
53.7%増の 14.18 億円、営業利益が同 118.7%増の 1.46 億円だ
った。基幹システム及び周辺ソリューション事業は、製造業、商
社・小売業向けの ERP システム導入支援業務を中心に増収。主
力事業である基幹業務システム導入では、既存顧客の深耕、IT
投資へ意欲の高い新規顧客への積極的な営業活動を展開して
いる。
■ディープラーニング等最先端技術の調査研究進める
また、同社は将来有望なセキュリティベンチャー企業への投
資、子会社における IoT・AI 関連業務の拡大など、将来を見据え
た事業基盤の確立にも注力。フィンテック分野におけるビッグデ
ータ解析ニーズの高まりを受けて、シリコンバレーを始めとした
売買単位
100
株
8/12 終値
2200
円
目標株価
2420
円
業種
情報・通信
ディープラーニング等最先端技術の調査研究を進めている。株
価はボトム圏での推移が続いているが、200 日線が支持線として
機能。足下では 25 日線が支持線に変わりつつあり、出遅れ修正
の展開に期待。目標株価は 75 日線レベルの 2420 円とする。
★リスク要因
一目均衡表の雲下限レベルの抵抗。
3666:日足
200 日線が支持線として機能してい
る。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3連
4,197
23.4%
449
441
29.3%
272
182.13
2014/3連
4,179
-0.4%
390
406
-7.9%
244
47.89
2015/3連
4,093
-2.1%
443
462
13.8%
286
56.21
2016/3連
4,678
14.3%
580
598
29.4%
394
78.00
2017/3連予
5,532
18.3%
685
690
15.4%
433
43.42
9
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Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の分析銘柄 -2-
Aiming〈3911〉マザーズ
大感謝祭と自社株買いを支援材料に人気アプリの中国配信開始を引き続き評価
■人気アプリの中国配信開始を引き続き評価
スマホ向けオンラインゲームの企画・開発・運営を手掛ける。今
週は 15 日の 4-6 月期の GDP(速報値)、17 日の米 FOMC 議事
録公表以外は指標面での材料が乏しく、個別材料を評価する展
開となろう。そのような中、芸能人やプロゲーマーを迎え、新作ゲ
ームの紹介や対戦企画を盛り込んだ 7 時間の生放送「Aiming
FES」を 19 日に控える同社に注目したい。また、同放送による関
心の高まりで、スマートフォン向けアプリ『剣と魔法のログレス い
にしえの女神』の中国本土での配信開始の評価継続も期待され
よう。
売買単位
100
株
8/12 終値
564
円
目標株価
650
円
業種
情報・通信
で大幅減益となった 7 月29 日の決算通過で悪材料出尽くし感が
あり、自己株式の取得がストレートに評価されやすい状態である
と考えられる。株価は 7 月29 日に年初来安値をつけてから、リバ
ウンド基調となっている。目標株価は 8 月 12 日の終値から約
15%上昇した 650 円とする。
■自己株式の取得発表が支援材料に
12 日の大引け後に、取得可能な株式総数 100 万株(発行済株
式総数(自己株式を除く)に対する割合 2.89%)、取得価格総額6
億円を上限とする自己株式の取得を発表している。前年同期比
★リスク要因
短期資金の逃げ足の速さ。
3911:日足
7月29日につけた年初来安値からは
リバウンド基調。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/12連
1,577
188.3%
-626
-632
-
-641
-
2013/12連
2,626
66.5%
-278
-283
-
-210
-
2014/12連
6,527
148.6%
350
340
-
552
19.09
2015/12連
12,168
86.4%
2,883
2,853
739.1%
1,907
57.79
2016/12連予
-
-
-
-
-
10
-
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Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の分析銘柄 -3-
PCI ホールディングス〈3918〉マザーズ
自動運転やフィンテック、ドローンなどテーマ性多彩
■第3四半期営業利益の進捗率は83.6%
組込み系・業務系のシステム開発請負のほか、ソフト製品の自
社開発、IT技術者派遣等を展開。自動車・建機向け制御ソフト開
発などに実績。2016 年9 月期第3 四半期業績については、売上
高が前年同期比6.5%増の 62.68 億円、営業利益が同8.6%増の
4.85 億円だった。通期計画に対する第 3 四半期営業利益の進捗
率は 83.6%となる。主要事業の業績については、参入障壁が高
いとされる自動車産業向け組込み系であるエンベデッドソリュー
ション事業のほか、ビジネスソリューション事業が好調。
売買単位
100
株
8/12 終値
2280
円
目標株価
2600
円
業種
情報・通信
キーワードとする IoT/IoE ソリューション分野に注力しており、成
長期待が大きい。株価はボックスレンジを形成しつつ、緩やかな
リバウンド基調を継続している。足下ではレンジ下限に位置して
おり、リバウンドを意識したタイミングとなろう。目標株価はレンジ
上限レベルの 2600 円とする。
■IoT/IoEソリューション事業の成長期待
また、IoT/IoE ソリューション事業については、事業計画に沿っ
て順調に拡大している。「車車間通信(V2X)」、「テレマティク
ス」、「自動運転」、「デジタルサイネージ」、「再生エネルギー」、
「情報セキュリティ」、「フィンテック」、「ロボット」、「ドローン」等を
★リスク要因
一目均衡表の雲の中での推移で強弱感対立。
3918:日足
ボックスレンジを形成。足下では 75
日線が上値抵抗に。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
2012/9連
2,616
19.8%
2013/9連
6,782
159.3%
2014/9連
6,906
2015/9連
2016/9連予
営業利益
経常利益
-
前期比
当期利益
1株益(円)
28
-
7
663.37
22
36
28.6%
383
33441.36
1.8%
178
436
1111.1%
449
35449.70
7,853
13.7%
547
544
24.8%
330
235.11
8,450
7.6%
580
580
6.6%
360
106.81
11
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Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の分析銘柄 -4-
武田薬品工業〈4502〉東証 1 部
業績ボトムアウトを先取りして見直しの動きに
■アナリストの見方にも変化の兆し
先週、米系証券の一角が投資判断を買い推奨に格上げしてい
る。それまで、カバレッジアナリストは多かったものの、買い推奨
としている証券会社はほとんどなかった。アクティブファンドなど
の投資家がほとんど保有していなかった銘柄とも位置づけられよ
う。今回のような動きは、今後他社にも広がっていく可能性があ
り、それに伴う機関投資家の資金流入なども想定されてこよう。17
年3 月期は、合弁会社設立に伴う事業譲渡益の計上により、表面
的に増益となる見通しだが、特殊要因の一巡によって、来期は減
益に転じると想定されている。医薬品の特許切れの影響などによ
る収益縮小は依然として継続している状況だ。ただ、経営資源の
再配置、コスト削減策などの効果が奏効して、実質的には今期が
収益の底になる可能性もあり、今回の格上げの動きは、こうした
状況を織り込みにいくきっかけへとつながっていくものと判断し
たい。
売買単位
100
株
8/12 終値
4808
円
目標株価
5300
円
業種
医薬品
■株価の出遅れ感は強い
昨年高値との比較では 28%下落した水準と、株価の出遅れ感
は強い状況にある。全般的なディフェンシブ売りの流れも一巡
し、リバウンドの動きを強めてこよう。5 月戻り高値レベル 5300 円
を目標株価とする。
★リスク要因
短期的な減配リスクなどは完全に拭い切れず。
4502:日足
25 日線と 75 日線のゴールデンクロス
も接近へ。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
2013/3連I
1,557,005
3.2%
64,994
133,068
-50.8%
148,583
188.21
2014/3連I
1,691,685
8.6%
139,274
158,851
19.4%
106,658
135.10
2015/3連I
1,777,824
5.1%
-129,254
-145,437
-
-145,775
-
2016/3連I
1,807,378
1.7%
130,828
120,539
-
80,166
102.26
2017/3連I予
1,720,000
-4.8%
135,000
132,500
9.9%
88,000
112.31
12
1株益(円)
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Vol. 180 Weekly
2016 08 15
今週の分析銘柄 -5-
エクストリーム〈6033〉マザーズ
第 1 四半期の好決算や今後の期待材料に注目
■ゲームなどのソフトウエア開発サービスを提供
ゲームやデジタルコンテンツなどの企画、開発業務を行うクリ
エイター、エンジニアを抱え、法人向けにゲームなどのエンター
テインメントソフトウエア開発サービスを提供するソリューション事
業と、個人向けにゲームサービスを提供するコンテンツプロパテ
ィ事業を展開する。ただ、ソリューション事業では WEB 系顧客の
開拓も順調に進捗しており、足元では売上の 3 割強が非ゲーム
系顧客となっている。8 月 12 日引け後に発表した第1 四半期(16
年 4-6 月)決算は営業利益が 1.11 億円だった。
売買単位
100
株
8/12 終値
1938
円
目標株価
2400
円
業種
サービス
ットネストも寄与した。なお、決算説明資料にある「大手ゲームパ
ブリッシャーとの協業案件が具体化」との記載が期待材料となり、
ゲーム株物色の流れが向かう展開も想定される。当面の目標株
価は年初来高値を窺う 2400 円とする。
■第1四半期は高進捗、大手との協業も具体化
前年同期の単体実績(0.05 億円の赤字)から大幅に改善し、前
四半期比でも 19.3%増と拡大が続いている。通期計画に対する
進捗率が約 34%と高い点も評価されよう。人材ソリューションサ
ービスが順調に伸長しているほか、今年 4 月に子会社化したウィ
★リスク要因
戻り待ちの売り圧力の強さ。
6033:日足
決算発表を控え 75 日線水準からリバ
ウンド。前週末の上昇で 25 日線を突
破している。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3単
1,160
39.6%
77
81
35.0%
48
2014/3単
1,332
14.8%
2
2
-97.5%
-27
2015/3単
1,667
25.2%
185
176
8700.0%
109
115.03
2016/3単
2,403
44.2%
188
185
5.1%
120
102.00
2017/3連予
3,441
-
326
327
-
210
85.67
13
10978.51
-
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2016 08 15
今週の分析銘柄 -6-
三菱商事〈8058〉東証 1 部
原油価格の反発継続に期待して
■1Qは大手5社のうち唯一純利益増益に
NY 原油価格が、反発基調を強めていることから注目したい。石
油輸出機構(OPEC)のサダ議長が、9 月 26-28 日にアルジェリア
で、非公式会合を国際エネルギーフォーラムに合わせて開催す
ると発表した。その後、サウジアラビアのエネルギー相が「市場
安定のための行動について話し合う可能性がある」とコメントした
ことから、増産凍結への期待感が高まり原油価格は 1 バレル 44
ドル台と、買戻しが優勢となっている。資源関連銘柄の一角であ
る同社は、前期に銅や鉄鉱石権益などで大規模な減損処理を実
施。ただ、17.3 期1Q は、豪原料炭事業が 5 四半期ぶりの黒字転
換となるなど純利益で増益を果たしている。住友商事など大手 4
社がそろって減益となったなか、唯一の増益で着地したことか
ら、足元の株価は年初来高値更新に迫る強い動きが見られる。
原油価格の反発基調が強まれば、上値追いの展開も期待できよ
う。
売買単位
100
株
8/12 終値
2075.0
円
目標株価
2300.0
円
業種
卸売り
■中期的な下げトレンドからの転換へ
3月の年初来高値2104.0円に迫っている。週足チャートでは26
週移動平均線を上放れており中期的な下げトレンドからの転換
を試す格好に。昨年 10 月戻り高値の 2300 円を意識へ。
★リスク要因
円高推移で内需株物色の展開となった場合。
8058:日足
200 日移動平均線を上抜き、強い上
昇が継続。
(百万円)
会計期
売上高
2013/3連I
6,009,887
8.0%
-
442,726
-3.5%
323,457
196.45
2014/3連I
7,635,168
27.0%
-
531,954
20.2%
361,359
219.30
2015/3連I
7,669,489
0.4%
-
574,722
8.0%
400,574
246.39
2016/3連I
6,925,582
-9.7%
-
-92,823
-
-149,395
-
-
250,000
157.75
2017/3連I予
前期比
-
営業利益
-
経常利益
-
前期比
-
当期利益
14
1株益(円)
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2016 08 15
今週の分析銘柄 -7-
千葉銀行〈8331〉東証 1 部
セクター内では好決算目立ち、需給妙味も強い
■相対的な好決算や自社株買いを評価
銀行セクター内では第 1 四半期決算での好業績が目立った銘
柄である。第 1 四半期純利益は前年同期比 4%増の 185 億円と
なり、各行がマイナス金利政策導入などで苦戦する中、数少ない
増益決算銘柄となっている。加えて、会社側の計画は上期 351
億円で通期が 665 億円であり、上半期に比重が掛かっている。こ
うしたなかで、上半期計画比 5 割超の進捗もポジティブに受け止
められよう。不動産賃貸業向けや住宅ローンなど貸出金残高の
増加、法人関連手数料の増加、与信関連での戻入益計上などが
好決算の背景となっている。また、自己株式取得もポジティブサ
プライズであった。取得株数1200 万株、取得価額50 億円を上限
に、8 月 5 日から 8 月 31 日までを取得期間としている。4 月以降
に既に50億円の自己株式取得を行っており、継続的な自己株式
取得は株主還元への強い意識の現われとも捉えられる。
売買単位
1000
株
8/12 終値
556
円
目標株価
628
円
業種
銀行
とって、今期決算で 3000 億円以上の減益要因になるとの調査結
果を公表している。こうした調査結果は、マイナス金利政策の転
換につながる可能性もあり、銀行株にとってプラスに作用する可
能性も。 4 月 25 日高値 628 円を目標株価とする。
★リスク要因
銀行株は全体相場の動向に左右されやすい。
■マイナス金利政策転換への期待も
金融庁では日銀のマイナス金利政策が 3 メガ銀行グループに
8331:日足
4 月高値を起点とする下落トレンド突
破で上昇に弾み。
(百万円)
会計期
経常収益
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3連
222,704
0.3%
-
72,759
8.7%
44,152
50.88
2014/3連
217,995
-2.1%
-
78,201
7.5%
46,438
54.29
2015/3連
224,266
2.9%
-
84,244
7.7%
57,033
68.02
2016/3連
228,693
2.0%
-
85,556
1.6%
55,444
67.03
76,500
-10.6%
52,000
63.98
2017/3連予
-
-
-
15
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2016 08 15
今週の分析銘柄 -8-
トーセイ〈8923〉東証 1 部
緩和期待再燃で好業績不動産株として注目
■首都圏を中心に不動産流動化を手掛ける
首都圏を中心に展開する独立系の総合不動産会社。中古不動
産の価値を高めて投資家に販売する不動産流動化事業が主力
で、不動産開発や不動産賃貸、不動産ファンド・コンサルティン
グも手掛ける。15 日の国内総生産(GDP)発表後に日銀による追
加緩和期待がさらに強まるとみられるなか、不動産株に注目が集
まると想定。関連銘柄の一角として業績堅調な同社に注目した。
同社は今期含め5 期連続で2 桁営業増益(13年11 月期37.0%、
14 年 11 月期 42.1%、15 年 11 月期 23.9%、16 年 11 月期予想
30.6%、いずれも前期比)となっている。
■大型案件の売却益で利益予想を上方修正
7 月には、第2 四半期累計(2015 年12 月-2016 年5 月)決算発
表と同時に通期(2016年11月期)利益予想を上方修正している。
大型開発案件である南青山商業施設の売却益が牽引したほか、
売買単位
100
株
8/12 終値
772
円
目標株価
850
円
業種
不動産
当該物件のリーシング費用が想定を下回ったことが要因。なお、
配当予想も 18 円→22 円に増額修正している。株価は足元で調
整しているが 5 日線が下値支持として意識されよう。目標株価は
直近高値水準の 850 円に設定する。
★リスク要因
GDP ポジティブサプライズによる追加緩和期待後退。
8923:日足
5 日線が下値支持線、75 日線が上値
抵抗線としてそれぞれ意識される。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/11連I
24,195
-2.3%
2,856
2,218
40.9%
1,465
3207.00
2013/11連I
35,070
44.9%
3,909
3,217
45.0%
2,003
42.99
2014/11連I
49,981
42.5%
5,560
4,663
44.9%
2,874
59.53
2015/11連I
43,006
-14.0%
6,891
6,040
29.5%
4,135
85.66
2016/11連I予
53,562
24.5%
9,000
8,026
32.9%
5,266
109.08
16
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Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
読者の気になる銘柄
東芝 東証 1 部〈6502〉/NAND 事業の収益性改善など一段の評価余地も
先週末は買い優勢の展開になっ
た。4-6 月期の営業損益が 200 億円程
度の黒字に転換したとの観測報道が
材料視された。6 四半期ぶりの黒字と
なる。
人員削減などのリストラ効果が
収益を押し上げたほか、
半導体や原子
力事業が堅調に推移したもよう。
引け後には正式に決算を発表して
いる。
営業利益は 201 億円と観測報道
どおりの着地となり、
上半期計画は従
来予想比で 500 億円の上方修正を行
っている。通期計画は据え置きだが、
8月以降の為替前提を1ドル=110円か
ら 100 円に変更しており、
為替を除く
実質ベースでは上方修正されている。
決算数値にはサプライズはないもの
の、NAMD の利益率の急速な改善など、
一段の評価ポイントもある。
脆弱な財
務体質などリスクは残るものの、
情報
開示姿勢への評価も高まると見られ、
一段の上昇余地はあると判断したい。
円
(株)
ナノキャリア マザーズ〈4571〉/中小型株への資金シフト期待からも注目
日本化薬による転移・再発乳癌を対
象とした NK105 の Phase3 試験などが
嫌気されて足元の株価は低迷、10 日
に発表した第 1 四半期でも赤字幅が
前年同期比で拡大する形となった。足
元における新興市場銘柄に対する市
場の関心も薄れなども低パフォーマ
ンスにつながっていた印象。
ただ、週末には一部で投資判断格上
げの動きなどが観測されている。NC6004 など主力開発品の進捗は順調で、
現在のマーケットの反応は行き過ぎ
と判断のもよう。先週末にかけては、
1 部市場の大型株から新興市場の中小
型株に資金がシフトする兆しも見ら
れ始めている。中心となる SOSEI など
の堅調な動きが継続すれば、同社など
への関心も高まっていく可能性は高
いと判断されよう。なお、NK105 は承
認されても、当社のロイヤルティ収入
は年間数億円程度であったとみられ、
影響は限定的と考えられている。
円
(株)
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今週のテクニカ
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
セブン&アイ・ホールディングス
日足の一目均衡表では、雲上限レベル
で推移している(点線・四角 A)
。遅行
スパンが好転していること(点線・丸 B)
や、転換線が基準線を捉えていることな
どから、雲上放れを期待したいところ
だ。昨年 11 月の高値 5868 円を起点とし
た上値抵抗ラインの突破となれば、春先
にもみ合った 4800 円レベルが意識され
よう。
キヤノン
今週のテクニカル妙味銘柄
東証 1 部 〈3382〉
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
B
A
東証 1 部 〈7751〉
日足チャートでは 25 日移動平均線レ
ベルでのもみ合いとなっているが、6 月
安値 2780 円をつけた後はやや下値を切
り上げている。日足の一目均衡表では、
雲への突入を試す格好にある(点線・四
角 A)
。遅行スパンが好転していること
で(点線・丸 B)
、反発基調が強まる可
能性も。基準線をサポートに、切り下が
る雲上限 3000 円レベルの突破を期待し
たい。
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
A
B
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テーマ別分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
カテゴリー考察
テーマ別分析
「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)」でディープラーニングに関心集まるか
■インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)開催
16 日にインテルの開発者向け会議「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)
」
(18 日まで、サンフランシスコ)が開催され
る。インテルは最近、ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる AI 技術を活用すべく、半導体やソフトウエア、およびサービ
スの開発に取り組むナーバナ・システムズを買収する計画を発表している。また、先日、同社のエンジニアがツイッターに PC 向
け VR ヘッドマウントディスプレー「HTC Vive」向けの新たな奥行きセンサーアタッチメントと思われる画像を投稿している。現
在は削除されているが、VR 体験中も現実を 3D 認識するセンサーを開発しているとみられており、フォーラムでの発表が期待され
ている。AI、ディープラーニング、VR 関連などへの手掛かり材料になる可能性がありそうだ。そこで AI、ディープラーニングに
関連する銘柄を取り上げる。
■主なディープラーニング関連銘柄一覧(人工知能関連銘柄)
コード
2158
2193
2327
2349
2468
2737
3655
3666
3680
3694
3744
3773
3776
3905
3914
4326
4689
4716
4736
4739
4812
4813
6050
6098
6425
6501
6506
6701
6702
6753
6902
7203
7911
7912
8056
8306
8316
8725
9432
9433
9437
9468
9613
9861
9984
銘柄
FRONTEO
クックパッド
新日鉄住金ソリューションズ
エヌアイデイ
ヒュートレック
トーメンデバイス
ブレインパッド
テクノスジャパン
ホットリンク
オプティム
サイオステクノロジー
アドバンスト・メディア
ブロードバンドタワー
データセクション
JIG−SAW
インテージホールディングス
ヤフー
日本オラクル
日本ラッド
伊藤忠テクノソリューションズ
ISID
ACCESS
イー・ガーディアン
リクルートホールディングス
ユニバーサルエンターテインメント
日立製作所
安川電機
NEC
富士通
シャープ
デンソー
トヨタ
凸版印刷
大日本印刷
日本ユニシス
三菱UFJフィナンシャル・グループ
三井住友フィナンシャルグループ
MS&ADインシュアランスグループHD
NTT
KDDI
NTTドコモ
カドカワ
NTTデータ
吉野家ホールディングス
ソフトバンクグループ
ポイント
人の思考と行動を自動解析する人工知能を開発
IBMのワトソンが考案したレシピがサイトに掲載
人工知能を活かした画像処理技術を開発中
人工知能関連の技術を有するベンチャー企業に出資
「しゃべってコンシェル」をNTTドコモに提供
IoT/M2Mにも適用可能なセンサーなどが拡大中
人工知能とビッグデータ解析を活用した人材採用
子会社で人工知能製品「scorobo」をクラウド提供
人工知能のネット事業での活用などで学会誌を執筆
デバイス管理サービスはIoT/M2Mの普及で商機拡大
機械学習技術を搭載したITオペレーション分析製品
音声認識分野は人工知能技術と関連性が深い
IoT関連事業を次なる事業の柱として注力中
人工知能の技術を活用した画像解析サービス
IoTビッグデータ技術を応用して人工知能を研究へ
子会社が人工知能に基づくデータ解析サービス提供
人工知能を活用した音声認識エンジンをアプリ導入
人工知能を搭載したナレッジベースを提供
高性能半導体を使ったITシステムで電通大と連携
イノベーション推進室で人工知能を研究中
人工知能技術を活用した商品推奨サービス
IoTクラウド統合ソリューションを提供
人工知能型の画像認識システムをサービス提供
人工知能を活かしたLINE対話エージェントを開発
人工知能を活かした会話エンジン「CAIWA」を提供
ビッグデータから学習する企業システムで実績あり
産業用ロボットで人工知能の応用が期待される
大量の文書を解析して自動分類する人工知能を開発
人工知能を活用した手書き文字認識技術を開発
人工知能「ココロエンジン」を製品に導入
ガソリンエンジン制御技術に人工知能の技術を応用
子会社が人工知能活用の特許情報評価ソフトを開発
ネット広告と人工知能を組み合わせた販促支援事業
人工知能を使ったプラットフォームを構築中
DNPと提携して人工知能アイデア創出システム開発
AMIと提携し顧客対応バーチャルエージェント開発
オペレーターの応対業務にIBMのワトソンを導入
オペレーターの応対業務にIBMのワトソンを導入
ビッグデータや人工知能を収益化する研究中
人工知能「エモパー」搭載スマホを発売
「しゃべってコンシェル」には人工知能技術も
脳全体の計算機能の再現へ人工知能研究所を設立
人工知能を活用した言語処理技術等を研究開発
人工知能に基づく店舗向けO2Oアプリ会社と提携
IBMと人工知能サービス事業で提携
8/12
株価(円)
730.0
1,046.0
1,809.0
3,255.0
813.0
1,801.0
901.0
2,200.0
471.0
4,165.0
625.0
718.0
186.0
665.0
6,540.0
1,670.0
447.0
6,120.0
1,192.0
2,441.0
1,930.0
597.0
998.0
4,065.0
2,844.0
488.2
1,450.0
256.0
448.0
106.0
4,056.0
6,000.0
891.0
1,039.0
1,380.0
529.0
3,377.0
3,044.0
4,874.0
3,240.0
2,719.5
1,324.0
5,300.0
1,473.0
6,353.0
出所:フィスコ作成
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スクリーニング
展望
週刊相場観測誌
Market
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
カテゴリー考察
スクリーニング分析
新興市場銘柄への短期資金のシフトを想定
■決算発表通過も物色に追い風
日銀の ETF 買い入れ枠拡大に伴い、売り方は売り込みにくくなった一方、買い方は上値追いを手控えて押し目買いに徹底する動
きにもなってきた。結果、主力大型株のボラティリティは徐々に低下する方向になっている。こうしたなか、ここまで低パフォー
マンスが続いていた新興市場には、ボラティリティを求めた短期資金が徐々に流入していく可能性が高いと考える。ちょうど決算
発表も一巡し、業績変動リスクにさらされる局面が通過したことも、新興市場銘柄物色に対する安心感へとつながる公算。とりわ
け、アナリスト評価の高い好ファンダメンタルズ銘柄、売買が大きく落ち込んでいない銘柄に関心を高めたい。
なお、スクリーニング要件としては、1.マザーズ、ジャスダック上昇銘柄、2.3 ヶ月以内にアナリストの買い推奨が確認された
銘柄、3、5 日売買代金平均が 25 日売買代金平均の 80%以上。
■アナリスト評価の高い新興市場銘柄
25日売買
代金
(百万円)
8/12株価
(円)
時価総額
(億円)
2121 ミクシィ
3655
3081
2157 コシダカHD
1948
374
2303 ドーン
2366
84
2483 翻訳センター
3190
54
2782 セリア
7640
2897
3187 サンワカンパニ
372
59
19 いちよし
3798 ULS-G
929
57
19 いちよし
コード
銘柄
3857 ラック
947
253
4293 セプテーニHD
2700
749
4348 インフォコム
1299
374
17490
2955
4565 そーせい
5389 UBS、いちよし、みずほ
36 UBS、いちよし
468 岩井コスモ
5 岩井コスモ
1163 SMBC日興、UBS
88 いちよし、岩井コスモ
1367 三菱、いちよし
138 SMBC日興
26377 SMBC日興、いちよし、シティ、みずほ
4585 UMNファーマ
1164
115
4849 エンJPN
2028
1008
6145 日特エンジ
1180
214
32 いちよし
6157 日進工具
2089
131
6 いちよし
6166 中村超硬
1113
52
379 岩井コスモ
6256 ニューフレア
4850
582
95 モルガン
6324 ハーモニック
3110
2947
6890 フェローテック
1348
417
7157 ライフネット
買い推奨証券会社
186 いちよし、野村
579 SMBC日興、三菱UFJ
361 ゴールドマン、みずほ
190 三菱UFJ
377
189
9 野村
7521 ムサシ
1457
116
7 いちよし
7774 J・TEC
1190
483
7779 サイバダイン
2055
2822
8909 シノケンG
2214
396
73 みずほ
3200 岩井コスモ、シティ、野村、SMBC日興
266 三菱UFJ
出所:フィスコアプリなどより作成
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先週の話題レポー
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
カテゴリー考察
先週の話題レポート
決算発表一巡で好業績銘柄が改めて注目されよう
■景気敏感株から内需株へ物色の裾野が広がるか
3 月期決算企業の第 1 四半期決算発表が一巡。岡三証券では、個別企業の株価動向は、会社が発表した業績と市場予想との単純
比較だけではなく、今後の成長性や上方修正に対する可能性を睨んだものに移りつつあるとみている。
夏の休暇前で投資家のポジション調整などが進むなかで、足元は下落が目立っていた景気敏感株が買い戻され、地合いが弱含む
場面でも底堅く推移していた内需株が売りに押されるなど「巻き戻し」の動きが目立った。また、市場予想ほど業績が落ち込まな
かった銘柄が上昇した一方、好業績を発表したにもかかわらず、目先の材料出尽くし感などから急落する銘柄も散見された。
ただ、先週末にかけては景気敏感株への買い戻しが一巡しつつあり、下落が目立った内需株の一角が下げ止まる動きを見せてい
る。今後は、利益確定売りに押された好業績銘柄にも、再び注目が集まるとの見解を示している
■8/5~8/10 で良好な第 1 四半期決算を発表した主な銘柄(岡三証券)
コード
銘柄
16/3期
第1四半期
営業利益
(百万円)
17/3期
第1四半期
営業利益
(百万円)
前年
同期比
伸び率
(%)
17/3期
第1四半期
市場予想
営業利益
(百万円)
市場予想
との
乖離率
(%)
17/3期
通期予想
営業利益
(会社、従来)
17/3期
通期予想
営業利益
(会社、今回)
通期予想
に対する
進捗率
(%)
1720 東急建設
2,549
8,130
218.9
-
-
12,000 ⇒
12,000
67.8
2264 森永乳
4,447
7,296
64.1
-
-
16,400 ⇒
16,400
44.5
6448 ブラザー
16,406
21,107
28.7
11,550
45,000 ⇒
48,500
43.5
2,754
7,239
162.9
-
18,000 ⇒
18,000
40.2
4516 日新薬
636
4,424
595.6
2,950
50.0
11,500 ⇒
11,500
38.5
1860 戸田建
4,387
6,733
53.5
3,000
124.4
18,500 ⇒
18,500
36.4
61.1
85,000 ⇒
85,000
35.7
15,000 ⇒
15,000
34.9
1333 マルハニチロ
1812 鹿島
82.7
-
11,653
30,365
160.6
18,850
2270 雪印メグ
3,731
5,239
40.4
-
1893 五洋建
4,119
7,427
80.3
4,400
68.8
21,500 ⇒
21,500
34.5
9432 NTT
358,757
487,395
35.9
416,000
17.2
1,430,000 ⇒
1,430,000
34.1
6412 平和
11,453
13,287
16.0
11,300
17.6
39,000 ⇒
39,000
34.1
5706 三井金
5,173
7,019
35.7
5,026
39.7
21,000 ⇒
21,000
33.4
6367 ダイキン
60,643
71,165
17.4
59,950
18.7
220,000 ⇒
220,000
32.3
4021 日産化
9,426
9,508
0.9
7,450
27.6
29,700 ⇒
29,700
32.0
8086 ニプロ
5,476
9,257
69.0
6,500
42.4
30,200 ⇒
30,200
30.7
532
3,586
574.1
-
12,000 ⇒
12,000
29.9
20,388
22,889
12.3
18,155
26.1
77,000 ⇒
77,000
29.7
2181 テンプHD
6,561
9,257
41.1
6,737
37.4
30,000 ⇒
31,700
29.2
1824 前田建
3,851
4,867
26.4
3,900
24.8
17,300 ⇒
17,300
28.1
5631 日製鋼
9005 東急
-
-
出所:岡三証券
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信用需給動向
週刊相場観測誌
Market
展望
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2016 08 15
カテゴリー考察-信用需給動向
Market Data
三菱商事は決算評価で取り組みに厚みが増す
信用残高 金額ベース 単位:百万円
5 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、買い残高が 869
億円増の 2 兆 2419 億円、売り残高が 291 億円減の 6055
億円だった。買い残高が 2 週ぶりに増加、売り残高が 3
週連続で減少している。買い方の信用評価損益率は
-14.73%から-15.59%に悪化。売り方の評価損益率が
+0.57%から+1.58%に改善している。信用倍率(買い残
高÷売り残高)は 3.34 倍から 3.70 倍に上昇している。
この週(1-5 日)の日経平均株価は 314.82 円安の
16254.45 円だった。日本銀行による ETF 買い入れ増額と
いった前週の政策決定会合の結果を受けて、指数インパ
クトが大きい値がさ株などには思惑的な資金が流入する
など、インデックスに絡んだ商いが中心だった。しかし、
信用倍率(倍)
予想を下回る米経済指標や原油相場の下落に加えて、日
本国債を売る動きから 10 年債利回りが 6 月下旬以来の水
準まで上昇したことや円相場が 1 ドル 100 円台をつける
なか、リスク回避の流れに向かわせた。
個別では損保JPNK<8630>の信用倍率が 1.68 倍から
0.34 倍と売り長の需給状況に。株価は高値圏でのもち合
いが続いており、買い方の利益確定に対して、新規売り
が積み上がっている。三菱商事<8058>の信用倍率は 5.50
倍から 1.85 倍に取り組みに厚みが増している。第 1 四半
期純利益は 34.5%増と堅調な業績を手掛かりにリバウン
ド基調が強まっており、買い方の利益確定に対して、新
規売りが積み上がっている。
取組みが改善した銘柄
コード
市場
銘柄
8/12終値
(円)
信用買残
(8/5:株)
信用売残
(8/5:株)
信用倍率
(8/5:倍)
信用買残
(7/29:株)
信用売残
(7/29:株)
信用倍率
(7/29:倍)
8630
東証1部 損保JPNK
3,289.0
123,000
359,200
0.34
468,300
278,200
1.68
8058
東証1部 三菱商
2,075.0
1,935,900
1,044,400
1.85
2,705,700
491,500
5.50
8358
東証1部 スルガ銀
2,317.0
26,300
504,300
0.05
47,100
421,500
0.11
8276
東証1部 平和堂
1,964.0
71,700
644,400
0.11
46,500
224,000
0.21
5122
東証1部 オカモト
1,261.0
106,000
1,190,000
0.09
156,000
935,000
0.17
3668
東証1部 コロプラ
1,788.0
3,025,500
1,270,700
2.38
3,033,000
707,500
4.29
7956
東証1部 ピジョン
9983
東証1部 ファーストリテイ
4755
9433
2,740.0
692,100
369,100
1.88
683,900
203,100
3.37
38,080.0
155,200
401,000
0.39
167,100
252,400
0.66
東証1部 楽 天
1,234.5
2,199,200
1,620,000
1.36
2,409,100
1,109,000
2.17
東証1部 KDDI
3,240.0
327,700
351,900
0.93
451,200
305,100
1.48
8031
東証1部 三井物
1,295.0
5,375,900
1,253,600
4.29
5,699,200
879,500
6.48
8698
東証1部 マネックスG
270.0
3,025,800
3,765,400
0.80
3,154,500
2,627,500
1.20
7272
東証1部 ヤマハ発
1,935.0
1,547,600
887,200
1.74
2,210,700
851,500
2.60
5713
東証1部 住友鉱
1,341.5
2,545,000
1,784,000
1.43
2,972,000
1,430,000
2.08
2127
東証1部 M&A
6,350.0
229,100
163,800
1.40
253,300
124,700
2.03
22
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連載コラム
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
連載コラム
コラム:人民元はどこまで下げるか
昨年夏の「中国ショック」を覚えているでしょうか。中国の通
ると、足元では 1 つの節目を迎えているように思えます。昨年
貨安誘導により、人民元は 1 ドル=6.2 元付近から 4%超下
8 月時点では、6.2 元だった人民元について、中国当局は輸出
落。中国経済は通貨安が必要なほど悪化しているとの憶測を
業者を支援するために最大 10%の切り下げが必要と考えて
呼び、国際金融市場を混乱に陥れました。中国人民銀行は
いたフシがあります。6.2 元を 10%切り下げると 6.8 元です。一
「国内外の経済情勢を踏まえると、人民元が持続的に下落す
方、市場関係者は6.7元が元安政策の「出口」とみていました。
る根拠はない」と強弁していましたが、この1年間で8%下落し
年初の混乱後の元高を経て 4 月以降は再び元安方向に振れ
ています。人民元の国際化に向けたこの 1 年を振り返るととも
ており、7 月 18 日には約 6 年ぶりの安値となる 6.7030 元を付
に、今後の人民元の値動きを考えてみましょう。
け、ちょうどそのぐらいの水準に到達しています。
「中国ショック」は、6 月 15 日に上海総合株価指数が 5178.19
この 1 年間の人民元の値動きを追ってみると、ある法則が浮
ポイントの高値を付けた後の急落がきっかけでした。14 営業
かび上がってきます。大体 3 カ月かけて 4-5%元安にした後
日で実に 30%程度もの大きな下げを記録。この時は、中国政
は次の 3 カ月で 2-3%元高方向に戻し、またその水準から 3
府や金融当局は投資家に対し株式の売却に一定の規制をか
カ月かけて 4-5%元安にした後、さらに次の 3 カ月で 2-3%元
けるなど、株安に対応していました。が、それも束の間、8 月
高方向に戻すというパターンです。このペースにより、6.2 元だ
11 日から 3 日連続で人民元の対ドル基準値を切り下げまし
った相場は1年かけて6.7元まで元安が進みました。米連邦準
た。これで中国経済の悪化への懸念が強まり、欧米やアジア
備制度理事会(FRB)による利上げ時期の後ずれや英国の欧
の株式市場では売りが売りを呼ぶ世界同時株安につながりま
州連合(EU)離脱問題などが多少は影響した可能性もありま
した。
すが、チャートからはその痕跡は見つけられません。
中国政府や当局の介入や利下げなどにより、混乱はいった
この法則に従えば、10 月ぐらいには 6.55 元まで元高方向に
ん収束しました。しかし、2016 年に入ると、年初から再び対ド
戻し、来年にかけて 6.9 元まで元安が進むと推測できます。た
ル基準値を切り下げ、5 営業日で 6.50 元から 6.60 元付近まで
だ、10 月は、国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)採用
下落。国際金融市場に再び混乱が広がりました。その後、春
に伴う組み入れ開始のタイミングです。管理フロート制から変
先にかけて人民元高に振れたほか、上海総合株価指数が
動相場制に移行するのであれば、人民元が各国通貨と自由
2600 ポイント台まで下落し、大底を打ったことで中国発の混乱
に取引できる「ハードカレンシー」化は不可避です。今後はオ
は鎮静化に向かいました。それ以降、中国の経済指標は低調
フショア市場とオンショア市場の一本化や交換性を高めるなど
にもかかわらず「織り込み済み」とされ、市場の反応も限定的
の人民元の改革が見込まれ、各国の人民元保有ニーズが高
になりました。
まることを考慮すれば、元高に振れやすくなります。10 月以降
人民元はどこまで下落するのか――中国の当局者でない
に元安基調が続くとしても、ペースは緩やかになるのではな
いでしょうか。
のでわかりませんが、人民元の国際化のスケジュールを考え
23
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今週のマーケットデータ
週刊相場観測誌
Market
1
2
3
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
スケジュール
レーティング
投資主体別売買動向
資料編
今週のMarket Data
経済カレンダー
2-4
決算カレンダー
5
格上げ・買い推奨
6
格下げ・売り推奨
7
総括コメント
8
市場別データ
9
10
4
新規上場銘柄
結果とスケジュール
5
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証 1 部)
11-12
雲下抜け銘柄(東証 1 部)
13
1
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Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
経済カレンダー - 1
Market Data
8 月 15 日~8 月 19 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
8月15日
月
時間
内容
08:50 GDP速報値(4-6月)
11:30 亜・タイGDP(4-6月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行が保有する国庫短期証券の銘柄別買入額
20:25 ブ・週次景気動向調査
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)
23:00 米・NAHB住宅市場指数(8月)
27:00 ブ・貿易収支(週次)
印・株式市場は祝日のため休場(独立記念日)
中・資金調達総額(7月、15日までに)
中・マネーサプライ(7月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(7月、15日までに)
8月16日
火
05:00 米・対米証券投資収支(6月)
13:00 首都圏マンション発売(7月)
15:30 印・卸売物価指数(7月)
17:00 業態別の日銀当座預金残高(7月)
17:30 英・物価統計(7月)
18:00 独・ZEW期待調査(8月)
18:00 欧・貿易収支(6月)
18:00 欧・ZEW期待調査(8月)
21:30 米・住宅着工件数(7月)
21:30 米・住宅建設許可件数(7月)
21:30 米・消費者物価コア指数(7月)
22:15 米・鉱工業生産指数(7月)
22:15 米・設備稼働率(7月)
米・アトランタ連銀総裁が講演
豪・決算発表 BHPビリトン
8月17日
水
07:45 NZ・失業率(4-6月)
08:50 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(日本銀行)
16:00 訪日外国人客数(7月)
17:30 英・失業率(7月)
17:30 英・ILO失業率(4-6月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
決算発表 ドンキホHD
米・セントルイス連銀総裁が講演
米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(7月26・27日分)
米・決算発表 シスコシステムズ、アナログ・デバイセズ
欧・決算発表 ABNアムロ
中・決算発表 テンセント
2
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2016 08 15
経済カレンダー - 2
Market Data
8 月 15 日~8 月 19 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
8月18日
木
時間
内容
08:50 貿易収支(7月)
08:50 対外対内証券売買(先週)
10:30 豪・失業率(7月)
10:30 中・住宅価格指数(7月)
17:00 欧・経常収支(6月)
17:30 英・小売売上高(7月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(8月)
22:45 米・消費者信頼感指数(先週)
22:45 米・景気期待指数(8月)
23:00 米・景気先行指数(7月)
米・NY連銀総裁が記者会見
米・サンフランシスコ連銀総裁が講演
米・決算発表 ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、ギャップ
欧・欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨公表(7月21日分)
欧・決算発表 ネスレ
中・決算発表 レノボ
亜・フィリピンGDP(4-6月)
8月19日
金
10:00 銅電線出荷統計(7月)
13:30 全産業活動指数(6月)
15:00 独・生産者物価指数(7月)
21:30 加・小売売上高(6月)
21:30 加・消費者物価指数(7月)
亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表
3
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展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
スケジュール
日米主要経済指標のポイント
■(日)4-6 月期国内総生産速報値
15 日(月)午前 8 時 50 分発表予定
(予想は前期比年率+0.7%) 個人消費や企業設備投資は力強さを欠いており、1-3 月期との比較で成長率はやや鈍化し、1%
未満となる可能性が高い。1-3 月期の個人消費は「うるう年効果」でやや押し上げられており、4-6 月期は反動減が想定されて
いる。設備投資については、為替相場の円高反転でやや伸び悩むことが予想されている。外需もややさえない状況となる見込み。
新興国経済の成長鈍化の影響は残されており、輸出はマイナスとなる公算が大きい。
-------------------------------------------------------------------■(米)7 月消費者物価コア指数
16 日(火)午後 9 時 30 分発表予定
(予想は前年比+2.3%) 参考となる 6 月実績は前月比+0.2%、前年比では+2.3%。帰属家賃は+0.3%。医療費や教育費、航空
運賃の値上がりがコアの物価上昇率を押し上げた。7 月については、6 月とほぼ同水準になるとみられており、前年比では+2.3%
と予想される。為替相場の変動(ドル高・ポンド安)の影響は小さい見込み。
-------------------------------------------------------------------■(米)7 月住宅着工件数
16 日(火)午後 9 時 30 分発表予定
(予想は 117.5 万戸) 参考となる 6 月実績は前月比+4.8%の 118.9 万戸で市場予想を上回る結果となった。住宅市場は堅調に
推移しており、7 月の数字に大きな変動が生じる可能性は低いとみられる。住宅ローン金利の水準が低位で推移していることや
雇用情勢の改善は支援材料になっている。
-------------------------------------------------------------------■(米)7 月鉱工業生産
16 日(火)午後 10 時 15 分発表予定
(予想は前月比+0.2%) 参考となる 6 月実績は前月比+0.6%。2 カ月ぶりの上昇で市場予想を上回った。自動車製造の増加が
貢献しており、電気・ガスは+2.4%、鉱業は+0.2%。7 月については 6 月の設備稼働率が上昇していることから、伸び率は 6 月
実績に近い数字になる可能性があり、市場予想をやや上回るとの見方もある。
-------------------------------------------------------------------■(日)7 月貿易収支
18 日(木)午前 8 時 50 分発表予定
(予想は、+2398 億円) 参考となる 6 月実績は+6931 億円。黒字額は市場予想の 5000 億円程度を上回った。輸出入額はいずれ
も減少したが、原油価格の下落によって輸入額の減少はより大きな減少となった。7 月の輸出入額は伸び悩む見込みだが、原油
安は続いており、一定水準の貿易黒字は確保される見込み。
-------------------------------------------------------------------4
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決算カレンダー
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2016 08 15
決算カレンダー
Market Data
※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。
日付
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月16日
8月16日
8月16日
8月17日
8月17日
8月18日
8月19日
8月19日
コード
1711
1966
2158
3042
3224
3249
3276
3639
3675
4594
4653
4766
6096
6187
6786
8072
8147
8737
8746
8747
8951
8964
9435
3227
3296
9439
2385
7532
8987
3076
6327
銘柄
省電舎
高田工
FRONTEO
セキュアヴェイ
Gオイスター
産業ファ(08/16)
日本管理
ボルテージ
クロスマーケG
グリンペプ
ダイオーズ
ピーエイ
レアジョブ
LITALICO
RVH
出版貿
トミタ
あかつき本社
第一商品
豊商事
日本ビルF(08/16)
フロンティアRE(08/16)
光通信
MidCity
日本リート
MHグループ
総医研
ドンキホーテH
Jエクセレント
あいHD
北川精機
上場部名
東証2部
東証2部
マザーズ
ジャスダックG
マザーズ
東証REIT
東証1部
東証1部
マザーズ
マザーズ
東証1部
東証2部
マザーズ
マザーズ
東証2部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証2部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証REIT
東証REIT
東証1部
東証REIT
東証REIT
ジャスダックS
マザーズ
東証1部
東証REIT
東証1部
ジャスダックS
時刻
日付
コード
銘柄
上場部名
時刻
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
11:00
15:00
15:00
15:00
15:00
16:00
12:00
15:00
17:00
15:00
15:00
16:00
15:00
15:00
5
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
レーティング
格上げ・買い推奨
格上げ・買い推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
8月8日
証券会社
8月10日
8月12日
社名
レーティング
目標株価(円)
いちよし
3857
ラック
B→A格上げ
ゴールドマン
3938
LINE
買い新規
5200
みずほ
3309
積水ハウスR
買い新規
165000
3466
ラサールロジ
買い新規
127000
2269
明治HD
B+→A格上げ
11500
4186
応化工
B→A格上げ
3700
4536
参天薬
A新規
1900
東海東京
3635
コーエーテクモ
OUTPERFORM新規
2200
野村
4578
大塚HD
NEUTRAL→BUY格上げ
4700→6000
シティ
4502
武田
2→1格上げ
5800→7400
ドイツ
3938
LINE
BUY新規
4800
みずほ
3938
LINE
買い新規
5200
メリルリンチ
3938
LINE
買い新規
-
岩井コスモ
6151
日東工器
B+新規
岡三
5975
東プレ
中立→強気格上げ
三菱
7832
バンナムHD
NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ
いちよし
7521
ムサシ
B→A格上げ
-
ゴールドマン
8174
日ガス
強い買い新規
4000
野村
8585
オリコ
BUY新規
250
岩井コスモ
8月9日
コード
6
-
2500
3060→3600
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
レーティング
格下げ・売り推奨
格下げ・売り推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
8月8日
8月9日
8月10日
8月12日
証券会社
コード
社名
レーティング
目標株価(円)
SMBC日興
2371
カカクコム
2→3格下げ
シティ
6740
JDI
2H→3H格下げ
野村
4528
小野薬
BUY→NEUTRAL格下げ
6200→3800
みずほ
4528
小野薬
買い→中立格下げ
6000→3000
岡三
6952
カシオ
強気→中立格下げ
6500
9021
JR西日本
強気→中立格下げ
いちよし
3395
サンマルクHD
A→B格下げ
岩井コスモ
4977
ニッタゼラチン
A→B+格下げ
野村
8616
東海東京
BUY→NEUTRAL格下げ
岡三
9468
カドカワ
強気→中立格下げ
三菱
2428
ウェルネット
OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ
大和
2193
COOK
2→3格下げ
野村
6728
アルバック
BUY→NEUTRAL格下げ
7
2300→1750
200→150
650→510
2850→1250
3632→3510
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-600
8
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2016/8/1
2016/7/25
2016/7/19
2016/7/11
事業法人
2016/7/4
2016/8/1
2016/7/25
2016/7/19
2016/7/11
2016/7/4
信託銀
2016/6/27
2016/6/20
2016/4/4
2016/8/1
2016/7/25
2016/7/19
2016/7/11
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
外国人
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/3/28
2016/3/22
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
2016/6/13
2016/6/6
1000
2016/5/30
0
2016/5/23
1500
200
2016/5/16
2000
400
2016/5/9
2500
600
2016/5/2
800
2016/4/25
1000
2016/4/18
単位:億円
2016/4/11
-700
2016/4/4
-600
2016/4/4
-300
2016/3/28
-200
2016/3/22
-100
2016/3/28
単位:億円
2016/3/22
200
2016/3/7
-6000
2016/3/14
-5000
2016/3/14
-4000
2016/2/29
-2000
2016/3/7
-2000
2016/3/14
-1000
2016/2/22
0
2016/2/29
6000
2016/3/7
-3000
2016/2/15
2000
2016/2/22
1000
2016/2/15
8000
2016/2/29
単位:億円
2016/2/22
2016/8/1
2016/7/25
2016/7/19
2016/7/11
2016/6/6
2016/6/13
2016/6/20
2016/6/27
2016/7/4
2016/7/11
2016/7/19
2016/7/25
2016/8/1
3000
2016/2/15
2016/8/1
2016/7/25
2016/7/19
投信
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/23
生・損保
2016/7/11
2016/5/9
2016/5/16
2016/2/15
2016/2/22
2016/2/29
2016/3/7
2016/3/14
2016/3/22
2016/3/28
2016/4/4
2016/4/11
2016/4/18
2016/4/25
2016/5/2
2016/5/9
2016/5/16
2016/5/23
2016/5/30
個人
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/13
2016/6/20
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/15
展望
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/22
2016/3/28
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/15
週刊相場観測誌
Market
投資主体別売買動向 - 1
総括コメント
外国人投資家は総合で売り越しに転じる
じた。また、個人投資家は 2406 億円と買い越しに転じた。
8 月第 1 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 6848 億円と売り越しに転じた。現物についても売り越しに転
その他、事法は 739 億円、信託は 1460 億円と買い越し継続となった。投信は 496 億円、生・損保は 178 億円と買い越しに転じ
た。都地銀は 355 億円と売り越しに転じた。自己は TOPIX 先物買いの、現物、225 先物売りで 1342 億円と買い越し継続となった。
この週の裁定残は、ネットベースで 1671 億円減少の 3411 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 1.90%の下落へ。
単位:億円
4000
2000
0
-4000
-6000
-10000
-8000
-12000
-14000
6000
単位:億円
100
0
5000
4000
3000
-400
2000
-500
1000
0
-1000
4000
単位:億円
1400
1200
3500
3000
-200
500
-400
-500
0
株式会社フィスコ
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
投資主体別売買動向 - 2
市場別データ
単位:億円
日付
現
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/04/25
84
1,013
▲892
▲151
368
▲233
▲90
▲313
16/05/02
▲890
2,617
▲3,143
▲113
322
117
79
578
16/05/09
▲1,866
▲137
568
289
648
▲138
262
237
16/05/16
▲47
▲1,301
22
▲265
1,308
148
▲122
179
16/05/23
1,229
▲1,104
▲705
▲293
802
▲118
▲87
158
16/05/30
▲116
349
▲1,462
▲250
1,150
▲172
▲94
512
16/06/06
▲4,946
295
2,236
▲205
871
78
▲9
1,489
16/06/13
▲1,965
1,934
▲2,208
563
3,533
15
50
213
16/06/20
▲1,397
355
▲1,301
238
261
15
27
1,251
16/06/27
▲2,536
▲119
105
606
20
▲605
▲167
2,283
16/07/04
▲1,908
1,692
▲1,749
▲372
442
▲297
▲76
1,526
16/07/11
2,756
▲4,990
3,512
▲463
124
▲611
▲161
▲57
16/07/19
312
387
▲1,262
▲147
88
▲181
▲71
660
16/07/25
222
▲988
788
▲355
76
▲308
16
506
16/08/01
▲424
2,238
▲4,587
▲27
705
23
▲12
1,726
単位:億円
日付
T
O
P
I
X
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/04/25
439
▲57
18
▲292
4
66
72
▲216
16/05/02
991
▲64
▲922
▲28
▲0
188
20
▲175
16/05/09
1,307
108
▲1,118
▲189
0
7
▲37
▲143
16/05/16
▲488
▲8
605
▲55
3
▲110
18
52
16/05/23
▲259
▲3
65
198
3
48
1
▲161
16/05/30
690
▲1
480
▲370
▲6
▲115
▲19
▲706
16/06/06
3,789
11
▲2,728
367
25
▲560
15
▲942
16/06/13
2,610
6
▲1,874
▲261
▲0
▲288
17
▲300
16/06/20
1,002
24
▲588
88
77
62
5
▲601
16/06/27
1,319
87
▲1,448
▲174
50
372
11
▲400
16/07/04
2,480
▲57
▲88
▲922
▲0
▲20
▲25
▲1,373
16/07/11
▲2,530
63
2,479
▲37
3
▲103
▲35
101
16/07/19
▲571
76
509
▲138
▲2
▲53
79
108
16/07/25
▲262
▲39
▲630
61
▲0
171
409
320
16/08/01
1,808
163
▲1,421
▲185
4
60
▲413
▲171
単位:億円
日付
日
経
平
均
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/04/25
▲147
106
2,860
▲2,588
8
▲39
▲106
16/05/02
585
116
▲1,621
819
1
0
89
▲333
49
16/05/09
1,546
▲135
▲2,478
1,244
7
▲101
▲218
130
16/05/16
▲231
11
▲208
616
▲16
▲20
127
▲285
16/05/23
▲802
▲20
1,238
▲436
▲19
▲10
151
▲44
▲18
16/05/30
689
24
▲433
▲224
30
▲10
▲69
16/06/06
1,640
▲61
▲1,752
▲189
▲17
206
▲19
232
16/06/13
925
257
▲1,531
487
11
0
▲30
▲163
16/06/20
10
7
2,497
▲1,583
▲91
2
▲214
▲386
16/06/27
516
▲447
▲964
732
▲74
▲112
410
141
16/07/04
1,232
507
▲182
▲1,001
34
0
▲385
▲296
16/07/11
▲488
▲663
2,822
▲998
▲20
▲543
175
▲28
16/07/19
346
0
1,757
▲1,817
▲23
▲79
79
▲285
16/07/25
965
314
▲34
▲1,297
11
▲13
150
▲86
16/08/01
▲42
5
▲840
708
30
95
70
▲95
9
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
※
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
新規上場銘柄
結果とスケジュール
データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。
証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。
銘柄名
デファクトスタンダード
コード
市場
上場日
仮条件
(円)
3545
東M
8/31
1,500~1,630
公募株数
(株)
売出株数
(株)
1,100,000
公募価格
(円)
0
初値
(円)
-
主幹事
8/12終値
(円)
-
大和
-
-
野村
-
事業内容: ブランド・ファッションに特化した自社運営サイト「ブランディア」及び他社提携の EC サイトを通じた宅配買取、販売
ベイカレント・コンサルティング
6532
東M
9/2
2,100~2,360
50,000
11,680,400
-
事業内容: (1)戦略・ビジネスコンサルティング、(2)ITコンサルティング、(3)システムインテグレーション、を主たるサービスとした総合コンサルティングファーム
デジタルアイデンティティ
6533
事業内容:
カナミックネットワーク
東M
9/14
-
130,000
230,500
-
-
みずほ
-
運用型広告、SEOコンサルティング、クリエイティブサービスを主要サービスとするデジタルマーケティング事業、アプリの企画・開発・運営を行う
ライフテクノロジー事業
3939
東M
9/14
-
54,000
166,000
-
-
野村
-
250,000
112,500
-
-
大和
-
342,000
134,500
-
-
みずほ
-
事業内容: 医療・介護分野に特化したクラウドサービス事業及びそれに付随するサービス
串カツ田中
3547
東M
9/14
-
事業内容: 串カツ居酒屋「串カツ田中」の直営及び、FC運営事業
ノムラシステムコーポレーション
3940
JQ S
9/16
-
事業内容: SAP ERP の導入コンサルティグ及び保守ービス等のERPソリューシ ョン事業
10
株式会社フィスコ
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展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
雲上抜け銘柄(東証1部)
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
1414
ショーボンド
4560
4146.25
4552.5
1419
タマホーム
504
421.25
491
1712
ダイセキS
1289
1222.5
1172.5
1762
高松G
2437
2327.25
2419.5
1870
矢作建
957
841.5
930
2181
テンプHD
1747
1634.5
1632.5
2201
森永菓
738
609
552
2206
グリコ
6070
6015
6000
2207
名糖産
1321
1295.5
1305.5
2217
モロゾフ
429
423.25
422.5
2281
プリマハム
348
303
344.5
2331
ALSOK
5530
5450
4880
2335
キューブシステ
630
543.25
627
2531
宝HLD
899
838.5
864
25935
伊藤園第1種優先株
1885
1824
1881.5
2599
ジャパンF
1142
1122.5
1134.5
2809
キユーピー
3100
2682.5
2945.5
2810
ハウス食G
2398
2227.5
2322.5
2904
一正蒲鉾
1122
979
1060.5
2910
ロックフィルド
1482
1460.25
1387.5
3064
MRO
3015
2842.25
2761
3148
クリエイトSD
2565
2531.75
2179.5
3191
ジョイフル本田
2518
2293.5
2392.5
3421
稲葉製作
1288
1180.25
1274.5
3443
川田TECH
4265
3637.25
3878.5
3655
ブレインパッド
901
696.5
863
3865
北越紀州
760
693.75
699.5
3877
中越パ
216
192
215
3950
ザ・パック
2809
2804.25
2785
4008
住友精化
739
668.5
730.5
4095
日パーカライ
1300
1086.5
1224.5
4201
日本合
907
765
790
4206
アイカ工
2512
2241.5
2428
4212
積水樹脂
1546
1502.75
1528.5
4221
大倉工
328
317.25
326
4471
三洋化成
885
860.25
872
4619
日特塗
1089
1004.75
986
4658
日本空調
557
544.5
516
4687
TDCソフト
700
636
648
4722
フューチャー
758
728.5
744.5
4751
サイバーエージ
5920
4986.25
5690
4767
TOW
650
640.25
626.5
4819
Dガレージ
1920
1913
1892
4956
コニシ
1221
1194.25
1172.5
5261
リソル
312
302.75
302.5
5332
TOTO
3960
3678.25
3773.5
5358
イソライト工業
236
211.25
232
5631
日製鋼所
501
400
462
5851
リョービ
465
454.25
456
5902
ホッカンHD
328
309
310.5
5988
パイオラックス
6160
6037.5
6132.5
6013
タクマ
936
916
888.5
6028
テクノプロHD
3235
3146.25
3212.5
6098
リクルートHD
4065
3561.25
3752.5
6151
日東工器
2471
2337.75
2404.5
6217
津田駒
123
107
120.5
6262
ペガサス
521
471.75
519.5
6268
ナブテスコ
2781
2235
2757
6272
レオン自機
700
693.75
679.5
6301
コマツ
2208
1817.25
2099
6340
渋谷工業
1940
1595.75
1847.5
6345
アイチコーポ
808
776.5
739
6361
荏原製
562
512
531
6419
マース
2049
1949.25
2037.5
6436
アマノ
1590
1519.25
1557.5
6448
ブラザー
1550
1309.75
1544
6459
大和冷
927
878
867
6744
能美防災
1514
1411.25
1428
6841
横河電
1400
1312.75
1376
6920
レーザーテック
1639
1256.75
1469
11
株式会社フィスコ
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展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
雲上抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
7242
KYB
395
7913
図書印
7971
東リ
8142
トーホー
7971
東リ
319
8142
トーホー
2320
8194
ライフコーポ
3015
8772
アサックス
1508
8928
穴吹興産
250
9432
NTT
4874
9602
東宝
3055
9742
アイネス
9746
TKC
9759
9948
9984
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
327.75
377.5
7825
ダンロップス
994
897.5
988.5
488
486.5
439.5
7961
兼松日産
154
146
150.5
319
312.25
308.5
8081
カナデン
964
903
937.5
2320
2250.75
2294.5
8151
東陽テクニカ
1048
1026
1044
312.25
308.5
8081
カナデン
964
903
937.5
2250.75
2294.5
8151
東陽テクニカ
1048
1026
1044
2802.25
2897
8283
PALTAC
2141
2047
2140.5
1436.5
1475.5
8923
トーセイ
772
679.25
753.5
239.25
245
9046
神電鉄
365
354.25
364.5
4816.25
4505.5
9435
光通信
8230
7697.5
8195
3043.25
3035.5
9717
ジャステック
1017
943.25
1004.5
1146
1057.25
1136.5
9743
丹青社
831
813
773.5
3090
2973
2961.5
9749
富士ソフト
2735
2422.75
2375
NSD
1650
1605.5
1606
9861
吉野家HD
1473
1445.75
1440
アークス
2596
2365
2495
9974
ベルク
4190
4081.25
3960
ソフトバンクグ
6353
5443.5
5980
9997
ベルーナ
684
596.25
632.5
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株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 180 Weekly
2016 08 15
一目均衡表雲抜け銘柄
雲下抜け銘柄(東証1 部)
雲下抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
1871
PS三菱
4046
大阪ソーダ
4528
小野薬
4826
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
353
382.5
コード
銘柄
384
2428
ウェルネット
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
1304
1494.5
1461.5
660.5
412
427.25
428
4344
ソースネクスト
530
541.5
3070
3759.5
3401
4555
沢井薬
7260
7675
7480
CIJ
449
451.75
527.5
6101
ツガミ
465
467.75
584.5
6490
日ピラ工
957
974.75
1001
6706
電気興
465
517.25
539.5
6800
ヨコオ
577
580
639.5
7990
グローブライ
1530
1537.25
1746
8111
ゴルドウイン
5300
5328.75
5310
8584
ジャックス
9428
クロップス
506
512.75
508
9719
SCSK
407
419.25
506.5
4115
4563.75
4177.5
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