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ノルウェー政務月報(2013 年 11 月) 1. 外交 (1)主な出来事 4-7 日

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ノルウェー政務月報(2013 年 11 月) 1. 外交 (1)主な出来事 4-7 日
ノルウェー政務月報(2013 年 11 月)
1. 外交
(1)主な出来事
4-7 日
ハラルド国王・ソニア王妃両陛下が、ブレンデ外相、メーラン貿
易産業大臣、アスパーケル漁業沿岸大臣と共にトルコ(アンカラ
およびイスタンブール)を公式訪問。
5-9 日
リーエン石油・エネルギー大臣が、米国ワシントンで行われた炭
素隔離リーダーシップフォーラム閣僚会合に参加。
6日
ブラットスカール副外相が、OECD 開発援助委員会(DAC)会合に
参加。
9-11 日
ブレンデ外相が、ASEM 会合参加のためインド訪問。
13-15 日
ブレンデ外相が、米国を訪問。潘国連事務総長、ケリー米国務長
官らと会談。
13 日
スカテックソーラー社は、南アフリカで、8000万NOKのノールファ
ンドを通じ、同国3万3000世帯をカバーする同国最大の太陽光発電
所が開設。ダヴィッドセン副外相が開所式に参加。
14 日
ノルウェーは、シリアの化学兵器廃棄を支援するため国連とOPCW
によって設立された信託基金に9000万NOKを拠出することを発表。
また、シリアの化学兵器輸送のために民間貨物船を提供し、ノル
ウェーのフリゲート艦による護衛をつけることを決定。
15 日
ソールベルグ首相とビル・ゲイツ氏が、グローバルヘルスに関す
るノルウェー政府とビル・メリンダ・ゲイツ財団との連携につき
会談。
15 日
ソールベルグ首相が国連ミレニアム開発目標
(MDGs)のアドボカシ
ーグループのリーダーの一人に任命される。
18-22 日
スントフト環境大臣が、ワルシャワでの COP19 に参加。
19 日
ノルウェーは、英国、米国と共に、熱帯雨林保護の連携のため、
世界銀行の気候基金に合計 2 億 8000 万ドルを支出すると発表。
19-20 日
リーエン石油・エネルギー大臣が、パリで開催された IEA 閣僚会
合に参加。
20 日
ソールベルグ首相が訪独。メルケル首相と会談。
20 日
ノルウェーは、北極諸国の研究施設と産業界の専門家ネットワー
クを設立するため最大 150 万 NOK を支援。また、リサーチカウン
シルを通じた北極海洋調査に 3000 万 NOK を支援。
21 日
ノルウェーは、世界気象機関(WMO)を通じたアフリカにおける気
1
候事業プログラムの支援額を 6000 万 NOK から 1 億 2000 万 NOK へ
倍増すると発表。
21 日
ブレンデ外相が、ミャンマーに帰還する「ビルマ民主の声」メン
バーに対して最後のスピーチ。
23-26 日
ブレンデ外相が中東(イスラエル、パレスチナ、ヨルダン)を訪
問。
24 日
ソーライデ国防大臣とブルーン=ハンセン国防軍総司令官が、ア
フガニスタンを訪問。
25 日
イサクセン教育大臣が、
ブリュッセルで開催された EU 教育大臣会
合に参加。
25 日
ノルウェーとブラジルが、石油・ガス技術の開発で連携協定を締
結。
25-26 日
サンネル自治大臣が、
ヴィリニュスで開催された EU 非公式地域大
臣会合に参加。
25-26 日
ノルウェー外務省およびノルウェーの北欧各大使館共催による
「ハイノース天然資源セミナー」がオスロにて開催。
26 日
ブラットスカール副外相が、ニューヨークで開催された持続可能
なエネルギーに関する”Se4all”会合に参加
26 日
アスパーケル漁業沿岸大臣が、EU とのサバ協議のためにブリュッ
セルを訪問。
26 日
アイハン貿易産業副大臣が、ロンドンにて関水康司国際海事機関
(IMO)事務局長と会談。
27-28 日
ブレンデ外相がロンドンを訪問。ヘイグ外相およびブラウン元首
相と会談し、王立地理学会で開催された北極関係セミナーで演説。
(2)ノルウェー政府要人による主な外国訪問
ア
ソールベルグ首相
20 日
イ
ドイツ(ベルリン)
ブレンデ外相
4-7 日
トルコ(アンカラ、イスタンブール)
9-11 日
インド(ニューデリー)
13-15 日
米国(ワシントン DC、ニューヨーク)
23-26 日
中東(イスラエル、パレスチナ、ヨルダン)
27-28 日
英国(ロンドン)
2
ウ
スントフト環境大臣
18-22 日
エ
ポーランド(ワルシャワ)
メーラン貿易産業大臣
4-7 日
トルコ(アンカラ、イスタンブール)
18 日
スイス(ジュネーヴ)
オ
リーエン・石油・エネルギー大臣
5-9 日
米国(ワシントン DC、ミシシッピー)
19-20 日
フランス(パリ)
カ
ブラットスカール副外相
6日
フランス(パリ)
12-13 日
アイスランド(レイキャビク)
20-21 日
ポーランド(ワルシャワ)
26-27 日
米国(ニューヨーク)
キ
アスパーケル漁業沿岸大臣
5-7 日
トルコ(アンカラ、イスタンブール)
26 日
ベルギー(ブリュッセル)
ク
ボー国防副大臣
11 日
ケ
英国(ロンドン)
イサクセン教育大臣
12-13 日
米国(ワシントン DC)
25 日
ベルギー(ブリュッセル)
コ
ヘルゲセン首相府国務大臣
18-19 日
サ
サンネル自治大臣
25-26 日
シ
ベルギー(ブリュッセル)
リトアニア(ヴィリニュス)
ダヴィッドセン副外相
3
11-14 日
ス
ソーライデ国防大臣
22 日
セ
ブラジル(リオデジャネイロ)
ハラルド国王・ソニア王妃両陛下
4-7 日
タ
アフガニスタン(カブール、マザーリシャリーフ)
フォステルヴォル石油・エネルギー副大臣
25 日
ソ
南アフリカ(カルクブルト)
、モザンビーク
トルコ(アンカラ、イスタンブール)
ホーコン皇太子殿下
21 日
英国(ロンドン)
(2)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧内は会談相手)
4日
ヴェスタゴー・フェロー諸島漁業大臣(アスパーケル漁業沿岸大
臣)
4日
ブラント・ユニセフ事務局次長(ブラットスカール副外相)
4日
クリスチャンドッティル国務大臣(ソールヴィーク=オルセン運
輸通信大臣)
11 日
ダマンキ欧州委員(海事・漁業担当)
(アスパーケル漁業沿岸大臣、
ヘルゲセン首相府国務大臣)
14 日
Thant Myint-U 氏(ミャンマー人知識人、ペーデルセン副外相)
15 日
UN Women (スタブ副外相)
15 日
ビル・ゲイツ氏(ソールベルグ首相、ホイエ保健福祉大臣、ブラ
ットスカール副外相)
15 日
クラーク国連開発計画事務局長(ソールベルグ首相)
15 日
Janez Lenarcic 欧州安全保障協力機構・民主制度・人権事務所
(ODIHR)所長(ブレンデ外相)
21 日
スレッテン EFTA 監視局代表(元駐 EU ノルウェー代表部大使)
(ヘ
ルゲセン首相府国務大臣)
21 日
ビルマ民主の声(ブレンデ外相)
22 日
エッティンガー欧州委員(エネルギー担当)
(リーエン石油・エネ
ルギー大臣、ヘルゲセン首相府国務大臣)
28 日
フランスマン・南アフリカ副外相(ペーデルセン副外相)
29 日
ミカエル・メルキオ師(ノルウェー・ユダヤ教ラビ長、元イスラ
4
エル社会・ディアスポラ大臣)
(ブレンデ外相)
2.内政
(1) 主な出来事
【5 日】環境会議「ゼロ・コンフェレンス」開催
政府および環境 NGO 等を中心に行われた環境会議「ZERO-conference」にて、
ソールベルグ首相が新政権の環境政策について演説。基本的には前政権を踏襲
しつつも、炭素価格の世界価格設定と、国際的な気候変動枠組条約の義務化な
どを主張。また、より積極的な欧州政策を展開し、2030 年に向けたエネルギー・
気候枠組に関する EU の活動に影響を与えていくとした。
【8 日】新政権が 2014 年修正予算案を国会に提出
10月14日に前政権が国会に提出していた予算案を、新政権が一部修正した上
で改めて国会に提出。主な特徴は、道路及び鉄道インフラ整備関連予算、医療・
老人介護関連予算、教育・研究関連予算、警察・公安関連予算の増加と、総合
的な課税水準を引き下げ。
【11 日】首相がノルウェー国家安全保障局(Norwegian National Security
Authority: NSM)訪問
ソールベルグ首相が、ソーライデ国防大臣、ホクハリ首相府副大臣、グラテ
ィ法務副大臣、ローショルデ法務副大臣らと共に、ノルウェー国家安全保障局
を訪問し、同局の安全対策やデータ攻撃に対するオペレーションセンターなど
を視察した。首相は、「既にすばらしい調整機能が稼働していることを確認し
た。他方同時に、安全保障・危機対応領域間でのさらなる調整や訓練の余地も
ある。右分野は現政権での主要優先分野である」と述べた。
【11 日】政府年基金グローバル戦略理事会が報告書を提出
政府年基金グローバル戦略理事会が、責任ある投資実践についての報告書を
財務省に提出。同報告書では、ノルウェー中央銀行のコーポレートガバナンス
に基づいた活動原則のさらなる明確化、リスクとリターンの関係に関するさら
なる調査、さらなる透明化などが提言された。
【12 日】LO と NHO が交通インフラ整備で共通プラットフォームに合意
クリスティアンセン LO(労働組合連合)理事長とルンド NHO(ノルウェー経
営者連盟)理事長が、インフラ整備に関する共通プラットフォームを発表。LO
と NHO は、都市の集中的交通インフラと、都市と地方を結ぶ交通システムの整
5
備に関する国家交通計画の主旨に合意した。交通インフラ整備は、新政権の政
策の中でも高い優先事項となっている。
【19 日】ペーデルセン副外相のヒルケネス、アルタ訪問
ペーデルセン副外相が、ヒルケネスとアルタを訪問し、ハイノース・ロジス
ティックセンター、バレンツ事務局、ソールヴァランゲル鉱山など、ノルウェ
ー極北政策に関連する地方関係施設を訪問した。20 日には、同副外相はアルタ
で同地研究者や産業界代表と会談し、同地で行われたノルウェー・リサーチカ
ウンシル主催の極北会議で、政府の極北政策に関する演説を行った。
【19 日】ブレンデ外相がトロンハイム訪問
ブレンデ外相は、トロンハイムのノルウェー科学技術大学(NTNU)および
Sintef(ノルウェー産業科学技術研究所)を訪問し、ノルウェーにおける国際
的研究環境およびノルウェーのイノベーションを見学した。同大学では「地政
学的な変動期におけるノルウェー」と題する講演を行い、また同大学薬学部で
は、NTNU と産業界の連携事業がグローバルヘルス分野で世界的に与える影響に
ついて議論した。
【19 日】ソールベルグ首相の地方遊説
ソールベルグ首相は、12 日および 19 日に地方遊説を実施。訪問先はベルゲン
市、オース市、フェル市、グラン市、リレハンメル市、ハーマル市などで、目
的は政権プラットフォームに挙げられている「社会のセーフティネットの強化」
を視察すること。政府は、健康問題や薬物問題、精神病などの理由で労働市場
に復帰が難しい人々のセーフティネット整備を優先事項とし、こうした人々の
労働復帰促進と雇用整備を重視している。
【20 日】石油関係製造業の成長に関する報告書提出
石油・エネルギー省は、リュスタ・エネルギー社(石油ガス関係コンサルタ
ント会社)が同省に提出したノルウェー石油関連製造業に関する調査報告書(ノ
ルウェー語・全96頁)を公開。同報告書によれば、ノルウェーの石油開発に関
係する製造およびサービスを扱う企業は約1300社にわたり、合計16万2000人の
従業員を抱えており、これらの企業の全体の売上高は、2012年には4610億NOKに
達した。また、これらの企業の2012年の海外売り上げは、約1860億NOKで、2011
年比15パーセントの増であった。ノルウェー大陸棚以外では、ノルウェーの石
油関係製造業の重要な市場は、英国、ブラジル、韓国である。
6
(2) 各政党支持率
2013 年 11 月における各政党支持率(主要各紙およびメディアの 10 世論調査の
平均)。(http://www.aardal.info/partibarometre.html)
政党支持率
2013 年 11 月
前回総選挙(2013 年 9 月)
得票率
保守党(H)
28.0%
26.8%
進歩党(FrP)
14.4%
16.3%
自由党(V)
5.3%
5.2%
キリスト教民主
5.5%
5.6%
32.1%
30.8%
左派社会党(SV)
4.1%
4.1%
中央党(Sp)
5.0%
5.5%
環境党緑(MDG)
3.2%
2.8%
党(KrF)
労働党(Ap)
(了)
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