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墓地に関するアンケート調査の結果概要
墓地に関するアンケート調査の結果概要 1.アンケート調査概要 (1)目的 近年、少子高齢化、核家族化及び個人意識の変化により、お墓に対する考え方が変わ り始め、従来の家制度にこだわらず、承継者が不要で安心して多くの人々が一緒に眠る ことができるお墓として合葬式墓地の需要が高まってきている。 このような状況を踏まえ、今後の石ケ谷墓園管理・運営方法等について検討するため の基礎資料として、合葬式墓地に関する需要や、墓地全般に関するアンケート調査を実 施し、市民ニーズの把握を行う。 (2)調査方法 ・調査対象:明石市市民 3,000 人 (住民基本台帳より無作為抽出、対象年齢 40 歳以上) ・調査方法:アンケート調査票の郵送配布・郵送回収 ・調査期間:平成 25 年 10 月 15 日~10 月 29 日(15 日間) (3)調査項目の概要 ・回答者属性 ・お墓の所有状況、所有墓地種別、管理状況 ・合葬式墓地に関する意向 (4)調査票送付数及び回答状況 ・送付数:3,000 件 ・回収数:1,214 件(回収率:40.5%) 1 2.アンケート結果概要 2-1.単純集計 2-1-1.回答者属性 (1)性別 アンケート回答者の性別は、女性が 56.3%と過半数を占め、男性は 42.8%であった。 (明石市の 40 歳以上の男女比は、男性:46.9%、女性:53.1%(平成 26 年 1 月 1 日現在))) 無回答 1.0% 男性 42.8% 女性 56.3% (N=1,214) 図 1:性別(SA) (2)年齢帯 アンケート回答者の年齢帯は、70 歳以上が最も多く、全体の 1/3 を占めた。次いで、 60 歳代が 29.1%であった。50 歳代、40 歳代は2割弱と同程度であった。 (なお、明石市 の 40 歳以上の人口比率 (母数は 40 歳以上の総人口)は、40 歳代:26.6%、 50 歳代:20.1%、 60 歳代 24.6%、70 歳代以上:28.7%である。(平成 26 年 1 月 1 日現在)) 無回答 0.8% 40歳代 17.3% 70歳以上 33.3% 50歳代 19.5% 60歳代 29.1% (N=1,214) 図 2:年齢帯(SA) 2 (3)世帯構成 アンケート回答者の世帯構成は、 「親と子の2世代」が最も多く、43.7%を占めた。次 いで、 「夫婦のみ」が 32.2%、 「単身」及び「親と子と孫の3世代」が1割前後であった。 その他 親と子 1.2% と孫の 3世代 8.9% 無回答 1.2% 単身 12.9% 夫婦のみ 32.2% 親と子の 2世代 43.7% (N=1,214) 図 3:世帯構成(SA) (4)居住地域 アンケート回答者の居住地域は、大久保町、本庁地区(明石川以西)、本庁地区(明石 川以東)が多く、それぞれ 1/4 程度ずつを占めた。次いで、魚住町が 15.7%、二見町が 8.3%であった。 (なお、明石市の 40 歳以上の居住地区比率(母数は 40 歳以上の総人口) は、本庁地区:47.8%、大久保地区:26.0%、魚住地区:16.4%、二見地区:9.8%であ る。(平成 26 年 1 月 1 日現在)) 二見町 8.3% 無回答 本庁地区 1.8% (明石川以 東) 23.8% 魚住町 15.7% 本庁地区 (明石川以 西) 24.5% 大久保町 25.9% (N=1,214) 図 4:居住地域(SA) 3 (5)市内継続居住の意向 アンケート回答者の明石市での継続居住の意向は、 「住み続けたい」が約 3/4 を占めた。 次いで、 「分からない」が2割強、 「住み続けたくない」は約3%であった。 住み続けた くない 2.9% 無回答 1.5% 分からない 21.2% 住み続け たい 74.5% (N=1,214) 図 5:市内継続居住の意向(SA) 2-1-2.墓の所有状況 (1)墓の所有状況 将来、自身が利用できる墓を所有しているかとの設問に対して、約6割が「所有して いる」と回答した。また、約4割が「所有していない」と回答した。 無回答 0.2% 所有して いない 40.2% 所有して いる 59.6% (N=1,214) 図 6:墓の所有状況(SA) 4 (2)墓地所有者の墓の管理状況等 ① 墓地の管理主体 将来、自身が利用できる墓を所有している人のうち、その墓地の管理主体は、宗教法 人が最も多く、約4割弱であった。次いで、公営が約3割であった。 公営墓地 30.7 村(財産区)墓地 18.0 宗教法人墓地 38.4 民営墓地 9.0 分からない 4.0 無回答 0.7 (N=724) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 (%) 図 7:墓地の管理主体(MA) 注1)回答には、墓地を複数所有する者が含まれる。 注2) 「割合」は、墓地所有者数である 724 件を母数とした数値。 ② 墓地の所在地域 将来、自身が利用できる墓を所有している人の墓地の所在地は、明石市内が最も多く、 6割程度を占めた。次いで、兵庫県内が約3割弱であった。 明石市内 60.5 兵庫県内 28.5 その他の都道府県 11.3 無回答 0.4 (N=724) 0.0 20.0 40.0 図 8:墓地の所在地域(MA) 注1)回答には、墓地を複数所有する者が含まれる。 注2) 「割合」は、墓地所有者数である 724 件を母数とした数値。 5 60.0 80.0 (%) ③ 墓地の年間管理料 将来、自身が利用できる墓を所有している人の墓地の年間管理料は、「払っていない」 が最も多く、約4割強を占めた。次いで、「5千円未満」が約2割強、「5千円以上~1 万円未満」が約2割弱であった。 5千円未満 22.2 5千円以上~1万円未満 18.2 1万円以上~1万5千円未満 6.5 1万5千円以上 3.6 払っていない 42.4 その他(不明、一括支払い等) 4.1 無回答 3.3 (N=724) 0.0 20.0 40.0 60.0 (%) 図 9:墓地の年間管理料(MA) 注1)回答には、墓地を複数所有する者が含まれる。 注2) 「割合」は、墓地所有者数である 724 件を母数とした数値。 ④ 墓地の年間管理料の妥当金額 将来、自身が利用できる墓を所有している人で、墓地の年間管理料を「払っていない」 と回答した人のうち、管理料を払う必要が生じた場合の妥当金額(年額)は、 「5千円以 上6千円未満」が最も多く、約2割強であった。次いで、「1万円以上1万5千円未満」 が 17.3%であった。 無料 1円以上 千円未満 千円以上 2千円未満 2千円以上 3千円未満 3千円以上 4千円未満 4千円以上 5千円未満 5千円以上 6千円未満 6千円以上 7千円未満 7千円以上 8千円未満 8千円以上 9千円未満 1万円以上 1万5千円未満 1万5千円以上 2万円未満 2万円以上 その他 無回答 (N=307) 3.9 0.7 5.2 5.2 6.8 0.7 21.8 0.7 3.6 0.0 17.3 1.0 3.3 4.2 25.7 0.0 10.0 20.0 30.0 (%) 図 10:墓地の年間管理料の妥当金額(FA) 注1) 「割合」は、墓地所有者で、現在年間管理料を支払していないと回答した 307 件を母数とした数値。 注2)価格幅をもって回答されたものは、その平均値を採用した。 (例:1,000~2,000 円=1,500 円) 注3) 「その他」は、不明、その他費用を含む等であった。 6 ⑤ 墓地所有者の満足度 ⅰ 墓地所有者の満足度 将来、自身が利用できる墓を所有している人のうち、所有している墓地の満足度につ いては、約 2/3 が「満足している」と回答した。逆に「満足していない」と回答したの は、7.2%であった。 無回答 満足して 5.0% いない 7.2% どちらとも 言えない 22.8% 満足して いる 65.1% (N=724) 図 11:墓地所有者の満足度(SA) ⅱ 墓地所有者の不満足の理由 所有している墓地について、 「満足していない」と回答した人の理由としては、「自宅 から遠い」が約8割強、次いで、「交通の便が悪い」が約6割弱であった。 管理費用が高い 13.5 交通の便が悪い 57.7 自宅から遠い 82.7 緑や眺望等の環境が良くない 11.5 園内の清掃等の管理状況が 良くない 9.6 その他 25.0 無回答 3.8 (N=52) 0.0 50.0 100.0 (%) 図 12:墓地所有者の不満足の理由(MA) 注1) 「割合」は、墓地所有者で、現状、所有している墓地に満足していないと回答した 52 件を母数とした 数値。 7 ⑥ 墓地所有者の墓に関する心配事 墓地所有者の心配ごとについては、約4割弱が「特にない」と回答した一方、1/3 程 度が「墓の管理について子孫に面倒をかけるのではないか」と心配していた。 墓を管理する親族がいないため、 無縁墓にならないか 16.4 墓の管理主体が破綻しないか 4.3 墓の維持管理費用が高い 2.8 墓の管理について子孫に 面倒をかけるのではないか 34.3 特に心配することはない その他 38.5 2.2 無回答 13.7 (N=724) 0.0 20.0 40.0 60.0 (%) 図 13:墓地所有者の墓に関する心配事(MA) 注1) 「割合」は、墓地所有者数である 724 件を母数とした数値。 (3)非墓地所有者の意向 ① 非墓地所有者の今後の墓地の必要性 現在、墓地を所有していない人のうち、今後、自身又は家族の墓地が「必要としてい る」のは、56.1%であった。逆に「必要としていない」のは、40.8%であった。 無回答 3.1% 必要として いない 40.8% 必要として いる 56.1% (N=488) 図 14:非墓地所有者の今後の墓地の必要性(SA) 8 ② 非墓地所有者の墓地を必要とする理由 現在、墓地を所有していない人で、今後、墓地を必要としている人の理由としては、 「生前に自分の墓を建てたい」が 36.1%であった。なお、 「その他」125 件の回答のうち、 「自分や家族の将来のため」との回答が 65 件あった。 納める遺骨がある 10.9 生前に自分の墓を建てたい 36.1 その他 45.6 無回答 8.0 (N=274) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 (%) 図 15:非墓地所有者の墓地を必要とする理由(MA) 注1) 「割合」は、非墓地所有者数で墓地を必要としている 274 件を母数とした数値。 ③ 非墓地所有者の希望する墓地の管理主体 現在、墓地を所有していない人で、今後、墓地を必要としている人が希望する墓地の 管理主体は、 「公営」が最も多く 54.0%であった。次いで、 「どこでも良い」が 35.0%で あった。 無回答 5.8% どこでも 良い 35.0% 宗教法人 墓地 3.6% 公営墓地 54.0% 民営墓地 1.5% (N=274) 図 16:非墓地所有者の希望する墓地の管理主体(SA) 9 ④ 非墓地所有者の墓地取得に当たって重視する条件 現在、墓地を所有していない人で、今後、墓地を必要としている人が、墓地の取得に 当たって重視する条件は、「墓地使用料や管理費等の費用」が 73.4%と最も多く、次い で、「交通の利便性・立地条件」が 67.5%であった。 墓地使用料や管理費等の費用 73.4 交通の利便性・立地条件 67.5 緑や静けさや眺望などの環境 23.0 管理・経営主体の安定性 54.4 宗派を問わず利用できること 区画面積が広いこと 48.2 4.0 その他 1.5 無回答 1.5 (N=274) 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0(%) 図 17:非墓地所有者の墓地取得に当たって重視する条件(MA) 注1) 「割合」は、非墓地所有者数で墓地を必要としている 274 件を母数とした数値。 ⑤ 非墓地所有者の墓地を必要としない理由 現在、墓地を所有していない人で、今後、墓地を必要としていない人の理由としては、 「子供や子孫に負担をかけたくない」が 53.8%で最も多かった。次いで、 「自分の死後、 墓の面倒を見る人がいない」が 30.7%であった。なお、 「その他」の回答として、 「別の 埋葬・納骨方法を予定している」との回答が 11 件あった。 子供や子孫に負担をかけたくない 53.8 墓は必要ないという信条 19.1 自分の死後、墓の面倒を見る人がいない 30.7 墓の取得に費用がかかる 25.6 その他 16.1 無回答 4.0 (N=199) 0.0 20.0 40.0 60.0 (%) 図 18:非墓地所有者の墓地を必要としない理由(MA) 注1) 「割合」は、非墓地所有者数で墓地を必要としていないと回答した 199 件を母数とした数値。 10 2-1-3.合葬式墓地に関する意向 (1)合葬式墓地の必要性 合葬式墓地の必要性について、「必要」と回答したのは 43.3%であり、 「不要」と回答 した 7.3%を大きく上回った。 無回答 14.6% 分からない 16.3% 必要 43.3% (N=1,214) どちらでも 良い 18.5% 不要 7.3% 図 19:合葬式墓地の必要性(SA) (2)合葬式墓地の利用意向 ① 市が合葬式墓地を整備した場合の利用の意向 市が合葬式墓地を整備した場合の利用の意向について、 「利用したい」又は「検討した い」と前向きな回答をしたのは、合わせて 39.4%であった。一方、「利用しない」と回 答したのは、23.9%であった。 その他 1.7% 無回答 11.4% 利用し たい 17.8% 分からない 23.6% 検討したい 21.6% 利用しない 23.9% (N=1,214) 図 20:市が合葬式墓地を整備した場合の利用の意向(SA) 11 ② 合葬式墓地を利用したいと回答した方の意向 ⅰ 合葬式墓地を利用したい理由 市が合葬式墓地を整備した場合、合葬式墓地を利用したいと回答した人の理由として は、「管理(供養)が容易」が 62.0%、次いで、 「金銭的負担が少ない」が 50.9%、「墓の 継承者がいない」が 49.5%であった。 墓の継承者がいない 49.5 金銭的負担が少ない 50.9 管理(供養)が容易 62.0 公営管理である 46.3 宗派を問わず利用できる 42.6 その他 5.1 無回答 1.4 (N=216) 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 (%) 図 21:合葬式墓地を利用したい理由(MA) 注1) 「割合」は、合葬式墓地を利用したいと回答した 216 件を母数とした数値。 ⅱ 利用したい合葬式墓地の方式 市が合葬式墓地を整備した場合、合葬式墓地を利用したいと回答した人のうち、その 方式の意向は、 「一定期間(5~10 年)遺骨を保管後、共同埋葬」が 39.4%、次いで、「最 初から遺骨を共同埋葬」が 36.1%であった。 一定期間 (10~20年) 遺骨を保管 後 共同埋葬 14.4% 無回答 その他 6.0% 4.2% 一定期間 (5~10年) 遺骨を保管 後共同埋葬 39.4% 最初から 遺骨を 共同埋葬 36.1% (N=216) 図 22:利用したい合葬式墓地の方式(SA) 12 ③ 合葬式墓地を利用しないと回答した方の意向 ⅰ 合葬式墓地を利用しない理由 市が合葬式墓地を整備した場合、合葬式墓地を利用したくないと回答した人の理由と しては、 「今利用中の墓地を継続利用」が 65.5%と突出して多かった。 通常の墓地を希望 19.0 共同埋葬に抵抗がある 16.6 今利用中の墓地を継続利用 65.5 その他 7.9 無回答 7.9 (N=290) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 (%) 図 23:合葬式墓地を利用しない理由(MA) 注1) 「割合」は、合葬式墓地を利用しないと回答した 290 件を母数とした数値。 13 2-1-4.代表的な意見等 ① 合葬式墓地に関する意見等 ・いずれ必要になる墓地について心配していた。公営の合葬式墓地が出来たら嬉し い。子供たちに負担をかけず旅立ち、そして他の方々と一緒に永眠できるのは私 の理想。 ・単身や夫婦のみの世帯も多く、また、以前にくらべると葬祭に対する意識も変化 しているため、費用のかからない合葬式墓地の考えは良いと思う。 ・現在墓を所有しているが、承継者がいずれいなくなるため、永代供養してもらえ る寺にお願いしようと思って探している。合葬式墓地だとたくさんの方に見守っ てもらえるため安心。合葬式墓地が早くできるよう祈っている。 ・世間体、親族等のことを考えると、まだまだ従来の墓が重んじられていると思う。 合葬式の埋葬に踏み切るのは難しい所があるが、承継者に負担もかかるので、難 しい問題であると思う。 ・現在所有している墓から合葬式墓地への移転がスムーズに行えるようにしてもら えると良いと思う。 ・他人との共同埋葬には抵抗がある。 ・合葬式には賛成であるが、どのような宗派も一緒というのは抵抗がある。 ・合葬式墓地でも良いが、交通の便が良く、常時墓参できるところが良い。 ・合葬式墓地の生前予約ができれば安心。 ・合葬式墓地の遺骨の保管期間については、本人や遺族の希望を取り入れるなど、 自由度を高くしてもらいたい。 ② 合葬式墓地以外の形態の要望 ・個人的には散骨を希望している。そのようなシステムがもっと簡単で、費用がか からないようになれば良いのですが。 ・樹木葬が良い。先祖と暗い墓の壺の中にねむるのは寂しそう。 ③ その他の意見等 ・明石市の墓園を利用したいと思っている。整備、拡張を希望する。 ・現在所有している墓地に満足しているわけではなく、墓地についてのあり方を検討 中である。今、葬儀、墓地、仏壇についての考え方が大きく変わろうとしており、 子供との話し合いが必要と感じている。 14 2-2.クロス集計 2-2-1.合葬式墓地に関する意向 (1)年齢帯と合葬式墓地の意向 ① 年齢帯 × 合葬式墓地の必要性 年齢帯別の合葬式墓地の必要性についてみると、 「50 歳代」が 55.7%と最も「必要」 と考えており、逆に、 「70 歳代以上」は「必要」が 33.7%と最も少なく、 「不要」が 10.6% と最も多かった。 40歳代(N=210) 51.0 50歳代(N=237) 5.7 55.7 60歳代(N=353) 5.5 41.6 70歳以上(N=404) 5.7 33.7 合計(N=1,214) 10.6 必要 7.2 20% 不要 14.8 4.3 18.1 5.9 17.8 13.9 10.8 27.2 18.5 40% どちらでも良い 17.1 24.1 14.6 43.3 0% 21.9 16.3 60% 14.6 80% 分からない 100% 無回答 図 24:年齢帯 × 合葬式墓地の必要性 ② 年齢帯 × 合葬式墓地の利用意向 年齢帯別の合葬式墓地の利用の意向についてみると、「利用したい」と回答したのは、 「70 歳以上」が最も多く 19.8%であったが、 「利用したい」又は「検討したい」とを合 わせて前向きな回答についてみると、合わせて 34.4%と最も少なかった。また、「利用 したい」又は「検討したい」と前向きな回答をしたのは、「40 歳代」が最も多く、合わ せて 44.8%であった。 なお、 「利用しない」と回答したのは、全年齢帯とも 25%前後であった。 40歳代(N=210) 13.3 50歳代(N=237) 18.6 60歳代(N=353) 17.8 70歳以上(N=404) 19.8 合計(N=1,214) 17.8 0% 利用したい 31.4 23.3 25.3 24.1 21.5 検討したい 24.9 23.3 21.6 20% 23.6 25.5 14.6 20.8 23.9 40% 利用しない 1.5 23.6 60% 分からない 図 25:年齢帯× 合葬式墓地の利用意向 15 1.4 2.9 27.6 80% その他 3.84.6 0.6 9.6 20.0 1.7 11.4 100% 無回答 (2)世帯構成と合葬式墓地の意向 ① 世帯構成 × 合葬式墓地の必要性 世帯構成別の合葬式墓地の必要性についてみると、 「必要」との回答が最も多かったの は、「親と子の2世代」で 48.7%、次いで、「夫婦のみ」で 44.8%であった。「単身」は 29.9%と最も少なかった。また、「不要」との回答については、「親と子と孫の3世代」 が最も多く、15.7%であった。 単身(N=157) 29.9 夫婦のみ(N=391) 44.8 親と子2世代(N=530) 不要 16.8 22.2 7.2 20% 13.0 13.0 どちらでも良い 21.4 18.5 40% 9.8 13.9 42.9 43.3 0% 14.3 17.9 15.7 14.3 7.1 14.3 合計(N=1,214) 30.6 21.7 6.8 35.2 その他(N=14) 21.0 6.1 48.7 親と子と孫3世代(N=108) 必要 6.4 12.1 16.3 60% 分からない 14.6 80% 100% 無回答 図 26:世帯構成 × 合葬式墓地の必要性 ② 世帯構成 × 合葬式墓地の利用意向 世帯構成別の合葬式墓地の利用の意向についてみると、 「利用したい」と回答したのは 「夫婦のみ」の世帯が最も多く 22.0%であった。また、「利用したい」又は「検討した い」と前向きな回答をしたのも「夫婦のみ」の世帯が最も多く、合わせて 43.7%であっ た。 一方、 「利用しない」と回答したのは、 「親と子と孫3世代」が最も多く 32.4%であっ た。 単身(N=157) 17.8 夫婦のみ(N=391) 22.0 親と子2世代(N=530) 親と子と孫3世代(N=108) 14.0 24.7 9.3 20.4 その他(N=14) 7.1 7.1 合計(N=1,214) 17.8 利用したい 検討したい 22.9 21.7 16.4 0% 23.6 23.5 0.511.0 24.3 24.7 2.37.5 21.3 42.9 20% 利用しない 28.6 23.9 40% 3.7 13.0 0.0 14.3 23.6 60% 分からない 図 27:世帯構成× 合葬式墓地の利用意向 16 20.4 21.2 32.4 21.6 1.3 80% その他 1.711.4 100% 無回答 (3)非墓地所有者の合葬式墓地に関する意向 ① 非墓地墓地所有 × 合葬式墓地の必要性 墓地を所有していない人の合葬式墓地に関する意向として、 「必要」と回答したのが 55.5%あり、単純集計の43.3%を上回った。 無回答 7.4% 分から ない 17.0% 必要 55.5% どちらでも 良い 17% 不要 3.1% (N=488) 図 28:非墓地所有者 × 合葬式墓地の必要性 ② 非墓地所有 × 合葬式墓地の利用意向 墓地を所有していない人の合葬式墓地を整備した場合の利用意向について、 「利用した い」又は「検討したい」と回答したのが、合わせて59.6%あり、単純集計の 39.4%を上回った。 その他 ・無回答 6% 利用したい 28.9% 分からない 23.6% 利用しない 10.7% 検討したい 30.7% (N=488) 図 29:非墓地所有者 × 合葬式墓地の利用意向 17