...

平成28年9月14日 ECHONETコンソーシアム 海外推進WG・EVPS SWG

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

平成28年9月14日 ECHONETコンソーシアム 海外推進WG・EVPS SWG
ECHONET CONSORTIUM
資料3ー2
ECHONETコンソーシアム普及委員会海外推進WG
EVPS SWGにおけるEVPS仕様の検討
平成28年9月14日
ECHONETコンソーシアム
海外推進WG・EVPS SWG
1
ECHONET CONSORTIUM
海外推進WG・EVPS SWG設置要領
1.目的
–
–
–
国内においては、官民連携において関連する規格や関連するビジネスユースケースの検討が進んでいる
。ECHONETコンソーシアムにおいても、経済産業省・JSCAスマートハウス・ビル標準・事業促進検討会に
積極的に参加、電気自動車充電器クラス(Release H)、電気自動車充放電器クラス(Release H)の仕様策定
を進めてきた。
一方、海外においても、EVのみならず車載電池(EV、PHV、FCV等)の普及と共に充電、充放電の接続点
となる充電器・充放電器の位置づけが高まって来た。
そこで、 ECHONETコンソーシアムにおいては、海外推進WGにEVPS SWGを設置し、海外環境の変化を
受けての電気自動車充電器クラス(Release H)、電気自動車充放電器クラス(Release H)に関して、HEMS
のみならずVPPなど多様な外部システムとの連携を視野に入れた取るべき技術的アプローチを考える。
2.組織体制
–
–
ECHONETコンソーシアムは、EVPSが国際機器であるという認識に基づき、普及委員会 (委員長:望月
昌二【三菱電機】)に海外推進WG EVPS SWG(座長:梅嶋真樹【コンソーシアム顧問】)を設置。
SWGメンバーは、エコーネットコンソーシアム会員を中心にオブザーバーにより構成。主なメンバーとして、
これまでコンソーシアムにおいて電気自動車充電器クラス(Release H)、電気自動車充放電器クラス
(Release H)検討の中心的役割を果たしてきた、機器メーカー、ネットワーク事業者、電力会社、関係団体
により構成。
3.スケジュール
–
–
初回会合を平成28年6月22日に実施、海外環境の変化を受けたEVPSのプロパティ案、システムシーケン
ス案の検討を行い、年内を目途に中間報告を取りまとめる。
検討結果は、資源エネルギー庁・エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス検討会に設置される検
討の場に提出、自動車会社、関係団体をはじめとした関係者と幅広く議論を行う。
2
ECHONET CONSORTIUM
本SWGにおける車載電池の充電器、充放電器検討における想定
想定①:EVのみならず多様な車載電池(EV、PHV、FCV等)への普及を想定する。
–
現在のECHONET Lite規格では、電気自動車充電器クラス(Release H)、電気自動車充放電器クラス
(Release H)が存在する。
想定②:アグリゲーターサーバーやHEMS等の外部システムは、EVPS経由で車
載電池との間でIEC規格(下記図参照)を用いた通信を行う。
−
EVと電力グリット網との接続を検討するIEC15118規格が存在するが、IEC61851(CHAdeMO)を本検討の
スコープとする。
想定③:外部システムから見た場合、可能な限り定置用蓄電池と同等に車載電池
を充電器、充放電器(EVPS)を介して扱えることを基本姿勢とする。
外部システム
≪CHAdeMO≫
ISO/IEC61851
-1 General
-23 DC Station
-24 Communication
≪ECHONET Lite≫
ISO/IEC14543-4-3
HEMS、
アグリゲーターサーバ等
外部システム
HEMSコントローラ等GW機
能を有する機器
車載バッテリー
EVPS
【EV充電器
及び
EV充放電器】
外部システム
PVパワコン等宅内機器
3
ECHONET CONSORTIUM
現在の検討状況【1】
1.
車載電池の充電器、充放電器におけるECHONET Liteプロパティに車載バッ
テリー実効容量(AC端・kWh値)、EVとの接続状態の応答を必須プロパティと
して追加してはどうか。
– 車載バッテリーの実効容量(AC端・kWh値)測定は、エネルギーリソースとして車載電池を活
用するうえで必須である。
– 現在の実装では、EVPSはEVを充電する・充電しないに関わらず、EVPSがEVに接続されると
ロックがかかるようになっている。よって、ロックがかかっているということをホストへ送信する
ことで、接続状態とすることが可能ではないか。
– 外部システムからEVPSを経由して都度接続状態を確かめることは、車載電池の消耗で車側
に過度な負担がかかることもあり、実装上の留意が必要である。
2.
必須プロパティとして追加後の実装を考えた場合、既存・新規を含む全ての
車載電池が対応することは難しく、対象となる車両を限定する事で車載電池
がエネルギーリソースとして即時活用可能になるのではないか。
– 現行の充放電器のECHONET Lite規定では、車載電池の放電可能容量、使用容量値等のプ
ロパティは、充放電器(EVPS)に接続されたEVから出力される場合に必須プロパティとされて
いる。EVが応答できない状況にある場合、不可応答を返すと規定されているので、実装済み
の車両を特定すれば、実効容量(AC端・kWh値)換算が可能である。
4
ECHONET CONSORTIUM
現在の検討状況【2】
3.
サービス拡張を考えた場合、充電器、充放電器(EVPS)の個体識別だけでは
なく、車両自体の個体識別が出来ることが必要ではないか。
– 一つの充電器、充放電器(EVPS)に複数の車両が接続されたときの利用者課金等を考えると、
車両を識別できるIDをEV側が返してくれることが望ましい。
4.
今後はERAB検討会傘下のECHONET Lite WGにおいて、EVPOSSA等外部
機関と共同で検討することが重要ではないか。
– 車載電池の充電器、充放電器(EVPS)側における実効容量(AC端・kWh値)計算方式等の整理
が必要。
– 現行のCHAdeMO規格は、電池容量を出力することは必須ではない。
全ての車載蓄電池を対象とした場合、EVPOSSA・JAMA・CHAdeMOの3団体と協議との協議
が必要であるが、まずはEVPOSSAとの協議を開始。
– 言葉の定義(実効容量、SOC値など)を統一することが実装を支援すると考えられる。
– IEC61851(CHAdeMo)のデータフォーマットをIEC14543-4-3(ECHONET Lite)のデータフォーマ
ットに正しく変換する方法を検討する。
5
Fly UP