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自治会法人化のための手引き

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自治会法人化のための手引き
自治会法人化のための手引き
【はじめに】
これまで、自治会は、PTAや青年団などと同じく法的には通常「権利能力なき社団」
と位置づけられ、自治会名義では不動産登記等ができませんでした。
しかし、自治会では不動産等の資産を保有している場合も多く、これまでは会長名義な
どで不動産の登記等を行ってきたようです。ところが、こうした個人名義の登記は、名義
人が転居や死亡などにより自治会等の構成員でなくなった場合に、名義の変更や相続など
の問題が生じることとなります。
こうした問題に対処するために、地方自治法(以下「法」という。)の一部を改正する
法律(平成3年4月2日公布施行)において、自治会が、一定の手続きの下に法人格を取
得できる規定(法第260条の2)が盛り込まれました。
【地縁による団体とは】
法第260条の2において法人格付与の対象となるのは『地縁による団体』です。
地縁による団体は、「町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の
地縁に基づいて形成された団体」(法第260条の2第1項)と定義されており、区域に
住所を有することのみを構成員の資格としているものです。したがって、自治会のように
区域に住所を有する人は誰でも構成員となれる団体は、『地縁による団体』と考えられま
す。
これに対し、青年団や婦人会のように、構成員となるためには区域に住所を有すること
の他に性別や年齢などの条件が必要な団体や、スポーツ少年団や伝統芸能保存会のように
活動の目的が限定的に特定されている団体は、地縁による団体とは考えられません。
【法人格を得るための認可要件】
自治会が法人格を得るためには、市長の認可が必要です。この市長の認可により法人格
を得ることとなり、その他の手続き(例えば、法務局への法人登記)は一切必要ありませ
ん。
自治会が法人格を取得する目的は、不動産等を自治会名義で保有し登記等ができるよう
にすることにあるので、認可をうける自治会が、現に不動産又は不動産に関する権利等を
保有しているか、保有する予定があることが認可の前提とされています。
また、認可の要件は次の4つですが(法第260条の2第2項)、現に基盤のしっかり
した自治会にとっては、既に備わっていることが多いものと考えられます。
①
自治会の存する区域の住民相互の連絡、環境の整備、集会施設の維持管理等良好な
地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を行うことを目的とし、現にその
活動を行っていると認められること。
②
自治会の区域が、住民にとって客観的に明らかなものとして定められていること。
1
③
自治会の区域に住所を有するすべての個人(年齢、性別等は問わない)は、構成員
となることができるものとし、その相当数の者(過半数)が現に構成員となっている
こと。
④
規約を定めていること。この規約には、(1)目的、(2)名称、(3)区域、(4)事務所の
所在地、(5)構成員の資格に関する事項、(6)代表者に関する事項、(7)会議に関する事
項、(8)資産に関する事項が定められていなければなりません。(法第260条の2第3
項)
*P8∼P13の規約例を参照してください
表決権について
(規約第21条)
規約第21条第1項において、会員は各々1箇の表決権を有することが定められ
ています。これは、同一世帯であっても、会員である世帯構成員それぞれが表決権
を有することを明示したものです。
しかし、従来、自治会では世帯単位で表決権を有する考え方が一般的であったこ
とから、その一部を引き継いでいくため、21条に第2項を設け、世帯の表決権を
1票とすることができる場合の規定を設けることも可能であります。
ただし、この場合には、世帯単位で活動し意思決定を行っていることが実態とし
て地域社会で理解していただけるような軽易な事項に限られます。
したがって、規約変更、財産処分や解散の議決、代表者の代表権の制限及び委任
、監事や役員会の設置等、代表者や監事の選任などの重要事項については、同項の
適用は認められません。
なお、同項を適用する場合においても、世帯内の会員の表決権を剥奪することは
認められないため、世帯で表決権を取りまとめるためには、誰か1人に表決権を委
任することとなります。
認可までの手続き
【認可申請手続き】
認可を求める自治会は、総会において認可を申請する旨の決定を行った上で、代表者が
認可の申請書類を揃えて市長に対し認可を申請することになります。
認可申請書
法施行規則第18条に定める「様式第1号」
以下①∼⑥の書類を添付
①
規約
(前述④)
②
認可を申請することについて総会で議決したことを証する書類
認可を申請する旨を決定した総会の議事録で、議長及び議事録署名人2名以上の
署名・押印があるもの
③
構成員の名簿
氏名及び住所の記載
④
保有資産目録又は保有予定資産目録
⑤
良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を現に行っていることを
記載した書類
2
総会に提出された年度事業報告書、収支決算書、事業計画書、収支予算書等の活
動実績を示す書類
⑥
申請者が代表者であることを証する書類
(1)申請者を代表者に選出する旨の議決を行った総会の議事録で、議長及び議事録署
名人2名以上の署名・押印があるもの(②議事録とあわせて記載してください)
(2)申請者が代表者となることを受諾した旨の承諾書で、申請者本人の署名・押印が
あるもの(就任承諾書)
以上の書類を、2部提出してください。
【認可】
市では、提出された申請書類を審査し、当該自治会が認可の要件に該当していると認め
るときには、市長による認可を行い、あわせて認可を行った旨を告示することとなってお
り、この告示をもって自治会は法人格を取得したこととなります。
3
認可後の手続き
【告示事項の変更】
認可を受けた自治会の告示事項に変更があったときは、代表者が必要書類を添えて届出
を行わなければなりません。
告示事項は、名称、規約に定める目的、区域、事務所、代表者の氏名及び住所など法施
行規則第19条に規定されている事項です。
通常、必要と思われるのは代表者の変更に伴う届出で、届出書に代表者の就任承諾書
(代表者本人の署名・押印があるもの)、代表者を変更する旨の議決を行った総会の議事
録(議長及び議事録署名人2名以上の署名・押印があるもの)を添付して下さい。なお、
代表者の任期が満了した時は、再任された場合でも届出が必要です。つまり、代表者の任
期が1箇年の場合には、毎年届け出をする必要があるということです。
また、告示事項の変更が、規約変更を伴う場合には、規約変更の認可後に改めて告示事
項の変更を届けることとなります。
【規約の変更】
規約を変更する場合には、市長の認可が必要となります。
この規約変更の認可申請は、規約変更認可申請書(様式第4号)に、規約変更の内容及
び理由を記載した書類並びに当該規約変更を総会で議決したことを証する書類(議長及び
議事録署名人2名以上の署名・押印のある議事録)を添付して行ってください。
なお、規約変更の際には、総会前に必ず市役所市民生活課と変更案の事前協議を行って
下さい。
【印鑑登録】
法人化された自治会は自治会長印を印鑑登録することができます。これは個人の印鑑を
印鑑登録するのと同じようなものです。法人化された自治会でも、登録されている自治会
もあれば、登録していない自治会もありますが、法務局に不動産登記をする場合には印鑑
登録された印を押印する必要があります。
登録は無料ですが、登録する自治会長印と代表者個人の実印が必要で、原則として代表
者本人におこなっていただく必要があります。
【印鑑登録証明書】
印鑑登録をおこなった自治会長印が公的に登録された印鑑であることを証明(1通20
0円)いたします。なお、印鑑登録証明書は登録申請を行った当日から発行することがで
きます。
印鑑登録証明書の交付請求には登録を受けた自治会長印が必要で、原則として代表者本
人におこなっていただく必要があります。
4
【地縁団体台帳証明書】
不動産登記申請書に添付することが必要とされる、団体の住所証明書及び代表者の資格
証明書については、市が作成する地縁団体台帳の写し(1通200円)による証明書とな
ります。地縁団体台帳証明書の交付は誰でも請求することができますが、請求者個人の印
鑑(実印である必要はありません)が必要です。
【不動産登記手続き】
法人格を得た自治会の不動産登記の手続きは、一般の法人による不動産登記と同一であ
り、これまで個人名義で登記していた自治会保有の資産を、認可を受けた自治会名義に所
有権移転登記するもので、その原因は「委任の終了」となります。
また、登記申請書に添付することが必要とされる、団体の住所証明書及び代表者の資格
証明書については、市が作成する地縁団体台帳の写し(1通200円)による証明書とな
ります。なお、不動産登記の際には、不動産の評価額に応じた登録免許税が必要です。登
記に関しての詳しいことは、法務局へお問い合わせください。
津地方法務局四日市支局
353−4365
三栄町4-21
自治会法人化についてのお問い合わせは
市役所 市民文化部 市民生活課 市民活動安全係
TEL 354−8179
FAX 354−8316
E-mail:[email protected]
5
自治会法人化
手続きの流れ
○自治会法人化の方針決定
↓
必ず市役所市民生活課と事前協議してください。
○必要書類作成の準備
規約(改正)案の作成
区域の設定(確定)
会員名簿の作成
○総会による議決
地縁による団体認可申請の件
規約(改正)の件
役員選出の件〔新(改正後)規約に基づく選出〕
○申請書類の作成
認可申請書
規約
認可を申請することについて総会で議決したことを証する書類(総会議事録)
構成員の名簿
保有資産目録又は保有予定資産目録
良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を現に行っていること
を記載した書類(前年度決算書・事業報告書、当年度予算書・事業計画書)
申請者が代表者であることを証する書類(総会議事録、就任承諾書)
○申請書類の提出(2部)
↓
○申請書類の審査
※認可要件
①地域的な共同活動を目的とし、現に活動していること。
②区域が、住民にとって客観的に明らかなものであること。
③区域に住所を有するすべての個人は構成員になることができ、
その相当数が現に構成員となっていること。
④規約を定めていること。
○認可
↓
代表者への通知(認可書)
○告示
※告示事項(抜粋)
①名称
②規約に定める目的
○地縁団体台帳の整備
※告示内容を台帳化
③区域
④事務所
⑤代表者の氏名及び住所
│
⑨認可年月日
6
認可後の諸手続き
印鑑登録∼印鑑登録証明
○自治会長印の登録申請
↓
○自治会長印の登録
(無料)
↓
○印鑑登録証明書交付請求
↓
認可地縁団体印鑑登録証明書
○証明書の交付
手数料(1通200円)必要
※交付には登録する(された)自治会長印と代表者個人の実印が必要です。
地縁による団体の証明
○証明書の交付請求
↓
地縁団体台帳の写し
○証明書の交付
手数料(1通200円)必要
※交付には請求者個人の印鑑が必要です。
代表者・事務所の変更
○告示事項変更届出
告示事項変更届出書
就任承諾書
変更を総会で議決したことを証する書類(総会議事録)
○告示
規約の変更
○規約変更案の作成
市役所市民生活課との事前協議
↓
○申請書類の作成
規約変更認可申請書
変更の内容及び理由を記載した書類
変更を総会で議決したことを証する書類(総会議事録)
○申請書類の提出(2部)
↓
○審査・認可(認可書)
※告示事項の変更を伴う場合には、この後告示事項変更届出が必要となります。
(名称、目的、区域、事務所など)
7
年
月
日
四日市市長
認可を受けようとする地縁による
団体の名称及び事務所の所在地
名
称
所在地
代表者の氏名及び住所
認
可
氏
名
住
所
申
請
印
書
地方自治法第260条の2第1項の規定により、不動産又は不動産に関する権利等を保
有するために認可を受けたいので、別添書類を添えて申請します。
(別添書類)
1
規約
2
認可を申請することについて総会で議決したことを証する書類
3
構成員の名簿
4
保有資産目録又は保有予定資産目録
5
良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を現に行っていることを
記載した書類(事業報告書、事業計画書、決算書、予算書等)
6
申請者が代表者であることを証する書類
8
○○町自治会規約
第1章
総則
(目的)
第1条
本会は、区域内の会員相互の連絡、環境の整備、集会所その他施設の維持管理等
良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を行うことを目的とし、次の
事業を行う。
(1)
会員相互の連絡事務に関すること。
(2)
地域の生活環境の改善及び向上に関すること。
(3)
会員の福利厚生に関すること。
(4)
集会所、その他施設の運営に関すること。
(5)
その他、目的を達成するために必要なこと。
(名称)
第2条
本会は、○○町自治会と称する。
(区域)
第3条
本会の区域は別表に定める区域とする。
(事務所)
第4条
本 会 の 事 務 所 は 、 四 日 市 市 ○ ○ 町 ××番 地 に 置 く 。
第2章
会員
(会員)
第5条
本会の会員は、第3条に定める区域に住所を有する個人とする。
(会費)
第6条
会員は、総会において別に定める会費を納入しなければならない。
(入会)
第7条
第3条に定める区域に住所を有する個人で本会に入会しようとする者は、別に定
める入会申込書を会長に提出しなければならない。
2
本会は、前項の入会申込みがあった場合には、正当な理由なくこれを拒んではならな
い。
(退会等)
第8条
会員が次の各号のいずれかに該当する場合には退会したものとする。
(1) 第 3 条 に 定 め る 区 域 内 に 住 所 を 有 し な く な っ た 場 合
(2) 本 人 よ り 別 に 定 め る 退 会 届 が 会 長 に 提 出 さ れ た 場 合
2
会員が死亡し、又は失踪宣告を受けたときは、その資格を喪失する。
9
第3章
役員
(役員の種別)
第9条
本会に、次の役員を置く。
(1)
会
長
(2)
副会長(書記兼務)
1人
(3)
副会長(会計兼務)
1人
(4)
監
2人
事
1人
(会計監査)
(役員等の選出)
第 10条
会長及び副会長は、会員の中から選挙により選出し、総会にて決定する。
2
監事は、会長が委嘱し、総会にて決定する。
3
監事と会長、副会長は、相互に兼ねることはできない。
(役員の職務)
第 11条
2
会長は、本会を代表し、会務を総括する。
副会長(書記兼務)は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は会長が欠けたとき
は、その職務を代行する。また、会務を記録するとともに、本会の決定事項、報告事項
を会員に周知する。
3
副会長(会計兼務)は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は会長が欠けたとき
は、その職務を代行する。また、本会の出納事務を処理し、会計事務に関する帳簿及び
書類を管理する。
4
監事は、次に掲げる業務を行う。
(1)
本会の会計及び資産の状況を監査すること。
(2)
会長、副会長及びその他の役員の業務執行の状況を監査すること。
(3)
会計及び資産の状況又は業務執行について不整の事実を発見したときは、これを
総会に報告すること。
(4)
前号の報告をするため必要があると認めたときは、総会の招集を請求すること。
(役員の任期)
第 12条
役員の任期は、1年とする。ただし、再任を妨げない。
2
補欠により選任された役員の任期は、前任者の残任期間とする。
3
役員は、辞任又は任期満了の後においても、後任者が就任するまでは、その職務を行
わなければならない。
第4章
総会
(総会の種別)
第 13条
本会の総会は、通常総会及び臨時総会の二種とする。
(総会の構成)
10
第 14条
総会は、会員をもって構成する。
(総会の権能)
第 15条
総会は、この規約に定めるもののほか、本会の運営に関する重要な事項を議決す
る。
(総会の開催)
第 16条
2
通常総会は、毎年度決算終了後3カ月以内に開催する。
臨時総会は、次の各号のいずれかに該当する場合に開催する。
(1)
会長が必要と認めたとき。
(2)
全会員の5分の1以上から会議の目的たる事項を示して請求があったとき。
(3)
第 11条 第 5 項 第 4 号 の 規 定 に よ り 、 監 事 か ら 開 催 の 請 求 が あ っ た と き 。
(総会の招集)
第 17条
2
総会は、会長が招集する。
会長は、前条第2項第2号及び第3号の規定による請求があったときは、その請求の
あった日から30日以内に臨時総会を招集しなければならない。
3
総会を招集するときは、会議の目的たる事項及びその内容並びに日時及び場所を示し
て、開会の日の5日前までに文書をもって通知しなければならない。
(総会の議長)
第 18条
総会の議長は、その総会において、出席した会員の中から選出する。
(総会の定足数)
第 19条
総会は、会員の2分の1以上の出席がなければ、開会することができない。
(総会の議決)
第 20条
総会の議事は、この規約に定めるもののほか、出席した会員の過半数をもって決
し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
(会員の表決権)
第 21条
2
会員は、総会において、各々1個の表決権を有する。
前項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる事項を除き、会員の表決権は、会員の所
属する世帯の会員数分の1とすることができる。
(1)
規約の変更
(2)
財産処分及び解散の議決
(3)
代表者の代表権の制限及び委任
(4)
監事や役員会の設置等
(5)
代表者や監事の選任
(6)
その他重要事項
(総会の書面表決等)
第 22条
やむを得ない理由のため総会に出席できない会員は、あらかじめ通知された事項
11
について書面をもって表決し、又は他の会員を代理人として表決を委任することができ
る。
2
前 項 の 場 合 に お け る 第 19条 及 び 第 20条 の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、 そ の 会 員 は 出 席 し た
ものとみなす。
(総会の議事録)
第 23条
2
総会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければならない。
(1)
日時及び場所
(2)
会員の現在数及び出席者数(書面表決者及び表決委任者を含む)
(3)
開催目的、審議事項及び議決事項
(4)
議事の経過の概要及びその結果
(5)
議事録署名人の選任に関する事項
議事録には、議長及びその会議において選任された議事録署名人2人以上が署名押印
をしなければならない。
第5章
役員会
(役員会の構成)
第 24条
役員会は、監事を除く役員をもって構成する。
(役員会の権能)
第 25条
役員会は、この規約で別に定めるもののほか、次の事項を議決する。
(1)
総会に付議すべき事項
(2)
総会の議決した事項の執行に関する事項
(3)
その他総会の議決を要しない会務の執行に関する事項
(役員会の招集等)
第 26条
2
役員会は、会長が必要と認めたとき招集する。
会長は、役員の4分の1以上から会議の目的である事項を記載した書面をもって招集
の請求があったときは、役員会を招集しなければならない。
3
役員会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び審議事項を記載した書面をも
って、少なくとも5日前までに通知しなければならない。
4
会長は、必要があると認めたときは、役員会に組長等の出席を求めることができる。
(役員会の議長)
第 27条
役員会の議長は、会長がこれに当たる。
(役員会の定足数等)
第 28条
役 員 会 に は 、 第 19条 、 第 20条 、 第 22条 及 び 第 23条 の 規 定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に
おいて、これらの規定中「総会」とあるのは「役員会」と、「会員」とあるのは「役員
」と読み替えるものとする。
12
第6章
資産及び会計
(資産の構成)
第 29条
本会の資産は、次の各号に掲げるものをもって構成する。
(1)
別に定める財産目録記載の資産
(2)
会費
(3)
活動に伴う収入
(4)
資産から生ずる果実
(5)
その他の収入
(資産の管理)
第 30条
本会の資産は、会長が管理し、その方法は役員会の議決によりこれを定める。
(資産の処分)
第 31条
本 会 の 資 産 で 第 29条 第 1 号 に 掲 げ る も の の う ち 別 に 総 会 に お い て 定 め る も の を 処
分し、又は担保に供する場合には、総会において3分の2以上の議決を要する。
(経費の支弁)
第 32条
本会の経費は、資産をもって支弁する。
(事業計画及び予算)
第 33条
本会の事業計画及び予算は、会長が作成し、毎会計年度開始前に、総会の議決を
経て定めなければならない。これを変更する場合も、同様とする。
2
前項の規定にかかわらず、年度開始後に予算が総会において議決されていない場合に
は、会長は、総会において予算が議決される日までの間は、前年度の予算を基準として
収入支出を行うことができる。
(事業報告及び決算)
第 34条
本会の事業報告及び決算は、会長が事業報告書、収支決算書、財産目録等として
作成し、監事の監査を受け、毎会計年度終了後3カ月以内に総会の承認を受けなければ
ならない。
(会計年度)
第 35条
本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
第7章
規約の変更及び解散
(規約の変更)
第 36条
この規約は、総会において総会員の4分の3以上の議決を得、かつ四日市市長の
認可を受けなければ変更することはできない。
(解散)
第 37条
本 会 は 、 地 方 自 治 法 第 260条 の 20の 規 定 に よ り 解 散 す る 。
13
2
総会の議決に基づいて解散する場合は、総会員の4分の3以上の承諾を得なければな
らない。
(残余財産の処分)
第 38条
本会の解散のときに有する残余財産は、総会において総会員の4分の3以上の議
決を得て、本会と類似の目的を有する団体に寄付するものとする。
第8章
雑則
(備付け帳簿及び書類)
第 39条
本会の事務所には、規約、会員名簿、認可及び登記等に関する書類、総会及び役
員会の議事録、収支に関する帳簿、財産目録等資産の状況を示す書類その他必要な帳簿
及び書類を備えておかなければならない。
(委任)
第 40条
この規約の施行に関し必要な事項は、総会の議決を経て、会長が別に定める。
附
則
1
この規約は、平成
年
月
日から施行する。
2
本 会 の 設 立 初 年 度 の 事 業 計 画 及 び 予 算 は 、 第 33条 の 規 定 に か か わ ら ず 、 設 立 総 会 の 定
めるところによる。
3
本 会 の 設 立 初 年 度 の 会 計 年 度 は 、 第 35条 の 規 定 に か か わ ら ず 、 設 立 認 可 の あ っ た 日 か
ら平成
4
年
月
日までとする。
こ の 規 約 の 施 行 時 に お け る 役 員 の 任 期 は 、 第 12条 第 1 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 平 成
年
月
日までとする。
14
別
表(例)
○○町自治会規約第3条に定める区域
四日市市○○町字△△1から49まで、59から242の1まで、242の4、24
2 の 7 か ら 2 7 8 の 3 ま で 、 ○ ○ 町 字 ××の 区 域 の 全 部 、 ○ ○ 町 字 △ ×5 7 8 か ら 6 1
4まで、616の1、616の2、620の3から698の7まで、699から71
4まで
以下余白
15
自治会〇〇総会議事録
1
開 催 日 時
平成
2
会
3
会
数
名
4
出席会員数
名
5
議 事 事 項
月
日
午後
時から
時まで
場
員
(うち委任状出席
第1号議案
地縁による団体認可申請の件
第2号議案
自治会規約の件
第3号議案
6
年
名)
役員選任の件
議案経過の概要及び議案別議決の結果
本総会の議長選任を諮ったところ、満場一致により
氏を選任した。
続いて、議長挨拶後、議案の審議に入った。
第1号議案
地縁による団体認可申請の件
認可申請について説明したところ、異議なく承認された。
第2号議案
自治会規約の件
異議なく承認された。
第3号議案
役員選任の件
別表のとおり役員を選任した。
7
議事録署名人選出について(2名)
議事録署名人に次の者を選任した。
氏
氏
以上をもって、本総会の議案審議を終了したので、閉会を宣し解散した。
この議事録が正確であることを証するため、議長並びに議事録署名人は、次に
署名捺印する。
平成
年
月
日
自治会〇〇総会
議
長
議事録署名人
同
16
印
印
印
別表
自治会
会
副
長
会
長
書
記
会
計
監
事(会計監査)
監
事(会計監査)
17
役員名簿
自治会加入者名簿
(NO.
平成
総
年
月
)
日現在
数
名
組
氏
名
現
住
所
18
摘
要
保 有 資 産 目 録
自治会
平成
1
不
動
年
月
日現在
産
(1)所有権を有する不動産
ア
建
物
名
イ
土
延床面積
所
在
地
所
在
地
所
在
地
地
地
2
称
目
面
積
不動産に関する権利等
(1)所有権以外の権原により保有している不動産
権
原
不動産の種類
(2)地域的な共同活動を行うためのその他の資産
資
産
の
種
類
19
及
び
数
量
保 有 予 定 資 産 目 録
平成
1
不
動
月
自治会
日現在
産
不動産の種類
2
年
保有予定不動産の
取得予定時期
購入等の相手方
不動産に関する権利等
資産の種類
権
原
権原取得の予定時期
20
保有予定不動産の所在地
就 任 承 諾 書
平成
自治会
私は、平成
年
月
年
月
日
御中
住
所
氏
名
日開催の
印
自治会
任されたので、会長に就任することを承諾します。
21
総会において選
自治会法人化と市税、県税
「地縁による団体=自治会」が法人格を取得した場合、不動産等の資産の保有が可能と
なる一方、新たに法人として、下記の市税及び県税が関係することとなります。
1.法人の市民税
四日市市では四日市市税条例第51条第1項第3号の規定に基づき、収益事業(地方税法施行令第
47条
注①
注①)を行わない場合、申請により均等割を減免できることとなります。
収益事業
地方税法施行令47条に規定する33業種
物品販売業、不動産販売業、金銭貸付業、物品貸付業、不動産貸付業、製造業
、
通信業、運送業、倉庫業、請負業、印刷業、出版業、写真業、席貸業、旅館業
料理店業その他の飲食店業、周施業、代理業、仲立業、問屋業、鉱業、土石採
取業、浴場業、理容業、美容業、興行業、遊技所業、遊覧所業、医療保健業、
技芸教授業、駐車場業、信用保証業、無体財産権提供業
収益事業を行う場合には下記により課税されることとなります。
法人税割
国税である法人税額
×
13.5%
(旧楠町所在の平成17年2月7日以降に終了する事業年度分から平成22年
3月31日までに終了する事業年度分の法人等の法人税率は12.3%)
均等割
年間
5 万円
2.法人の県民税・事業税
市と同様に県でも三重県県税条例第37条第1項第3号の規定に基づき、収益事業を行わない場
合には、納期限の7日前までに申請することにより均等割を減免することが出来ます。
法人税法上の収益事業を行っている場合には、下記により課税されます。
法人県民税
法人事業税
法人税割
国税の法人税額×5%又は5.8%
均等割
年間2万円
国税の所得金額×5%、7.3%、9.6%の段階税率
3.固定資産税・都市計画税
四日市市税条例第71条第1項第4号の規定に基づき、地縁団体が所有する不動産につ
いて、その用途、利用状況により、税の減免ができることがあります。
4.不動産取得税
不動産の取得に対して、県税である不動産取得税に関して、その用途、利用状況によ
り、税の減免ができることがあります。
22
〔問い合わせ先〕
法人市民税については
四日市市財政経営部 市民税課 諸税係
TEL 354−8133
FAX 354−8309
固定資産税・都市計画税については
四日市市財政経営部 資産税課 管理償却資産係
TEL 354−8139
FAX 354−8309
法人県民税、法人事業税、不動産取得税については
三重県四日市県税事務所 課税二課
TEL
23
352−0576
FAX
352−0579
法人市民税免除申請書
平成
年
月
日
四日市市長
所在地
地縁団体名(自治会名)
代表者(印)
下記の事由により、法人市民税均等割額の免除を四日市市税条例第51条の規定により申
請します。
記
免除事由
地方税法施行令47条に規定する収益事業を行わない地方自治法
第260条の2第1項の認可を受けた地縁による団体
(四日市市税条例第51条第1項第3号の規定に該当)
免除税額
50,000
円
ただし、減免事由が消滅した場合は、直ちに申告します。
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