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宇部市立見初小学校 - 宇部市情報教育ネットワーク

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宇部市立見初小学校 - 宇部市情報教育ネットワーク
見初小学校における彫刻教育
~彫刻教育を通して宇部の精神を育てる~
宇部市立見初小学校
彫刻教育推進事業について
 目的
①宇部市の財産である彫刻に対する愛着を深める。
②鑑賞や造形、共同制作や発表を通じて、
「表現する」基礎的な力を身に付ける。
彫刻教育推進事業について
 実施方法
各学年の担当教員と、ときわミュージアム学芸
員が協議を行い授業案を検討し授業を創造する。
彫刻の特徴や歴史をただ学ぶだけではなく、各
学年の教育目標や課題、さらに学年の系統性を
意識し児童の発達段階に応じた授業を模索した。
授業内容について
 各学年の授業概要
年間のカリキュラムを年度当初に検討・実施
1・2年生
3年生
4年生
5年生
6年生
ときわ公園の植物を使った彫刻制作
プチビエンナーレをつくろう
共同制作・鋳造の体験
野外彫刻の設置体験
UBEビエンナーレ子どもガイド
作家とのコラボ授業
など
授業の実際について
 『2分の1成人式
記念メダルをつくろう』
彫刻の主な技法のひとつである「鋳造」を学び
ながら、2分の一成人式で両親にあてた感謝の記
念メダルを制作した。
授業の実際について
 『UBEビエンナーレ鑑賞授業』
ときわミュージアムの学芸員の解説による、
UBEビエンナーレの出品作品の鑑賞授業。各
学年で実施し、その後の様々な彫刻授業へ展開。
授業の実際について
 『UBEビエンナーレ子どもガイド』
UBEビエンナーレ会場で一般の来場者向け
のガイドツアーを実施する授業。
市内でガイドボランティアを行っている方を
講師に迎え、ガイドの基本から作品の紹介の仕
方まで学び、自身の言葉でガイドを実施した。
授業の実際について
 『UBEビエンナーレ子どもガイド』
応募作品展での模型のガイド
本展での実物制作のガイド
※各回とも、UBEビエンナーレの関連イベントとしてチラシに掲載
され、一般の来場者もガイドツアーに参加した。
授業の実際について
 『作家とのコラボレーション授業』
平成24年度からは、UBEビエンナーレの
出品作家とコラボレーションした授業を実施。
作家と一緒にアート作品を制作した。
授業の実際について
 『つなぐ思い出の学校』(平成24年度)
授業にあわせ、校内に作家の作品も設置。作
家の作品鑑賞や共同制作など、複合的な授業と
なった。
授業の実際について
 『デカルコマニーをつくろう』(平成25年度)
ときわミュージアムで開催した企画展を鑑賞
し、関連する技法を使った作品を制作した。完
成作品は、ときわミュージアムに展示した。
授業の実際について
 『UBEビエンナーレ出品作品制作』(平成25年度)
第25回UBEビエンナーレの出品作品「1
925~2013~」を、作家の指導のもと共
同制作を行った。
授業の実際について
 『UBEビエンナーレ出品作品制作』(平成25年度)
作品は、ときわ公園をミニチュアサイズで再
現するというもので、児童は小さな野外彫刻制
作に取り組んだ。
成果について
 彫刻教育は本校の特色ある教育活動に定着
 彫刻教育はふるさと学習
 芸術にふれることは、情操教育
 作家さんとの出会いはキャリア教育
 多様なものの見方や感じ方、表現する力の育成
図画工作の授業を豊かにし、彫刻を通じて、
宇部市の歴史や文化、そして宇部の精神(ここ
ろ)を学ぶとともに、児童の「表現する力」を
養うことができた。
今後の取組について
 世界ジャンボリーの交流を彫刻教育で実施
 特色ある学校づくり
→見初小=彫刻教育
→コミュニティスクールで保護者や地域を
巻き込みながら、さらに充実を図る。
なぜ、「宇部市は彫刻の町」なの
かを、誇りをもって自分の言葉で
語れる子どもを育てていきたい。
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