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2004年08月13日号

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2004年08月13日号
金融市場 Today’s Viewpoint
Weekly
(04/08/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
4∼6月期GDP成長率は国内民間需要の伸びも同率で前期比+0.4%にとどまった。原油市況もWTI
が4
5㌦/バレル超えとなり、実質購買力低下による景気へのマイナス効果が懸念される。株安も加わり、国債利回
りは急低下しているが、原油高の転嫁から物価上昇圧力が当面続くことが予想されることに注意したい。
「今週の分析」
は、①米国の金融政策、②機械受注と設備投資見通しを取り上げたので御覧いただきたい。
また、次週号には改訂経済見通しを掲載する予定である。
市場の動き
(
04/8/9∼8/13 午後)
発表経済指標と 日本:4∼6月期GDPは事前予想平均:1%程度に対し、前期比+0.4%(前年同期
重要ニュース
比+4.4%)。民需の伸びも+0.4%。なお、当社予想は+0.5%であった。また、7月
企業物価指数は石油、鉄鋼、石油化学の上昇率が高まり、前年同月比+1.6%に上
昇。
東京高裁が三菱東京 FG とUFJ グループの経営統合交渉中止の仮処分を取り消し
たことを受け、両グループは05年10月に「全面統合」する「基本合意」を12日に締結。
米国:10日の連邦公開市場委員会(FOMC)
で政策金利であるフェデラルファンド・レー
ト(FF レート)の誘導水準を0.25%引き上げ1.5%へ。今後も超低金利政策の修正を進
めていく方針を示唆。経済統計では、7月小売売上高が+0.7%、自動車除くベースで
+0.2%と前月の減少に続き、消費伸び悩みの観測。
株式 相場
WTI 先物45㌦/バレル超えの 原油高騰、雇用の伸び悩み(7月非農業部門雇用者
米国株安やGDP成 が僅か+3.2万人増)を受けた米国経済の減速懸念、ハイテク銘柄への業績弱気な
長 率 の 下 ブレな ど 見通しから、ニューヨーク株式相場は下落基調。
から、日経平均は
10800円割れ
そうした中、わが国上場企業の四半期業績開示は好調で、05年3月期経常増益
率も+16.2%へ+3%の上方修正(日経新聞8月13日朝刊)。前述のGDPの高い
成長率予想も期待要因となり、日経平均株価は11,000 円前後で底固く推移したが、
実際のGDPが予想に比べかなり下ブレだったことから、週末を10757円20銭で終
った。前週末比:
▲2.0%安。TOPIX も前週末比:▲0.9%安の1,096.81ポイント。
東証33業種中、上昇は11業種。銀行、情報通信、卸売などが上昇したが、電機、輸
送用機器、精密などハイテクの下落が大きい。
債券 相場
6日発表の米国・非農業部門雇用者が小幅増加にとどまったことから、前週末の
新発 10年国債は6 長期金利低下の地合を引継ぎ、週明け9日の債券相場は堅調スタート。長期−超長
月4日以来の1.6% 期が買われ、新発10年国債利回りが1.63%に低下するなど、イールドカーブがフラ
割れで越週
ット(勾配が平坦)化。その後は、機械受注やGDPの発表、および12日の5年 国債入
札を控え様子見となった。クーポンが▲0.1%引き下げられ0.8%となった5年債入札
は平均落札利回り0.774%と順調に通過し、需給不安が薄らいだ。
さらに前述のように週末13日はGDP成長率の下ブレ、内外株安を受け、債券相
場が上昇(利回り低下)し、新発10年国債利回りは1.56%で終った。1.6%を割り込
んだのは6月4日以来。
無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。
ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected]
Phone 03-3243-7355
農林中金総合研究所
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金融市場 Today’s Viewpoint
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(04/08/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
なお、日銀・金融政策決定会合では全員一致で緩和の現状維持決定。会合後
会見で福井総裁は、7月22日講演で、ゼロ金利と量的緩和の両解除の合体論と
受け止められたことに関して、「出口は見えていない」としながらも「過大に供給してい
る流動性吸収と金利の問題の両側面を考えながら、工夫をしながらやっていく必要」
「金利と量とを分離して考えるのがおかしい」とコメント。
為替 相場
米国の雇用統計(非農業部門雇用者の低迷)を受け、前週末のニューヨーク外為
雇用統計、FOMC、
市場でドル円相場は一時110円/㌦割れまでドル下落・円上昇。しかし、週明けは
GDP 発表などイベント
FOMC を控えドル買い戻しからドル反発。FOMC での利上げ、強気の景気コメント
を経過。円安へ
を受け、ドル買いから111円台前半の円安となった。IMF の日本経済強気見通し
や三菱・UFJ の経営統合を材料に一時、戻す場面もあったが、週末のわが国GDP
発表を受け、一段、円が下落し13日午後は111円台後半の動きとなっている。
↑
↓
1,000
500
0
▲ 500
売 ▲ 1,000
り
▲ 1,500
越
▲ 2,000
し
▲ 2,500
04/6/2
(円)
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
国債相場の動向
(10年国債先物期近,円)
債券相場下落→
外資系証券の寄り付き前売買動向
11,000
10,800
売買動向は非公開後は複数のインターネットによる情報
に基づており、未確認情報であることを了解されたい。
04/6/16
04/6/30
04/7/14 04/7/29
10,600
10,400
04/8/12
外資系証券 寄り付き売買動向(左軸:プラスは買い越し)
日経平均株価(右軸)
(円/㌦)
106
133.0
Bloomberg データから農中総研作成
1.95
1.90
1.85
134.0
1.80
1.75
1.70
135.0
135.5
債
先
日
足
1.65
1.60
136.0
2004/6/22
1.55
2004/7/2
2004/7/12
2004/7/22
2004/8/1
2004/8/11
ドル・円外為相場
20日移動平均
108
円
高
106
107
108
109
109
110
110
111
113
(新発10年国債利回:%)
133.5
107
112
利
回
り
134.5
←債券相場上昇
買 (万株)
2,500
い
2,000
越
1,500
し
111
円
安
50日移動
平均
114
2004/06/14 2004/06/28 2004/07/12 2004/07/26 2004/08/09
112
113
114
Bloomberg dataから農中総研作成 最終日は15:30分
相 場 材 料
米 国 雇 用 統 計 、FOMC や 日 本 の G D P 発 表 というイベントが終わり、日 米 企 業 の 四 半 期 業 績
発 表 も山 を越 した。原 油 市 況 以 外 、月末まで材料に乏しい 。露 石 油 最 大 手 ユコスの破綻・輸
出 停 止 の 懸 念 か ら高 値 更 新 もありえるが、テロ不安 を含 め最悪シナリオを織 り込 み つつある。
ロシア当局がユコス接収などに踏み込めば、供 給 不 安 は 後 退 し原 油 下 落 へ 転 じるのだが・・・。
(渡部喜智)
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主な出来事 (
8 / 6 ∼ 8 / 13)
月日
8月6日(金)
8月7日(土)
8月8日(日)
8月9日(月)
政治・
財政
・経済財政諮問会議、郵政民営化
をめぐる集中審議を続行し、「基
本方針の骨子」をまとめる
・人事院、04年度の国家公務員
一般職給与について、行政職の
月給とボーナスをともに据え置く
よう内閣と国会に勧告
・河村文科相、市町村の独自判断
で「6・3制」を変更可能にすること
を柱とした義務教育制度の抜本
的改革案をまとめる
・陸上自衛隊の「第三次イラク復
興支援群」の第一陣約140人がイ
ラクへ出発
・福井県の関西電力美浜原発が
蒸気漏れ事故発生、政府は危機
管理センターに連絡室を設置
・環境省の炭谷事務次官、環境税
を税制改正で要望する方針表明
・民主党の岡田代表、小沢前代表
代行と会談、訪米のため臨時国
会の召集日に欠席したことを陳謝
8月10日(火)
・小泉首相、郵政民営化議論につ
いて、9月上旬には結論を出すよ
う指示
・亀井農相、BSEに伴い禁輸とな
っている牛肉をめぐる日米協議に
ついて、決着時期が遅れる可能
性を示唆
・金融審議会、金融一体課税の拡
大などを提言した論点メモを公表
8月11日(水)
・北朝鮮による拉致問題などをめ
ぐる日朝実務者協議が北京で開
幕(12日まで)
・川口外相、パキスタンのムシャラ
フ大統領と会談し、98年の核実
験以来停止していた円借款を再
開すると表明
8月12日(木)
・日朝実務者協議、日本人拉致被
害者の新情報ないまま終了
8月13日(金)
経済・
金融
・日立製作所と松下電器産業、薄型
テレビ用の大型液晶パネルを共同生
産することで基本合意
海外・
その他
・イラク駐留米軍、イラク中南部のイスラ
ム教シーア派聖地ナジャフでサドル師
が率いる民兵およそ300人を殺害
・UFJホールディングス、大株主のト ・サッカーのアジア・カップ決勝戦、日本
ヨタ自動車や日本生命保険にも出資 が中国を3―1で破り2連覇
を要請する方針との報道
・三井住友FG、5000億円以上の出資
に応じることなどを柱とした統合計画
案をUFJに送付したことを明らかに
・みずほコーポレート銀行、長期プラ
イムレート(企業向け最優遇貸出金
利)を現行の年1.80%から0.05%引き
下げ、年 1.75%に
・武田薬品工業、化成品 、動物薬な
ど5つの多角化事業から全面撤退す
ることを決定
・イラク中南部のナジャフで米軍とシー
ア派民兵による戦闘が激化
・中国人民銀行(中央銀行)、インフレ率
が7? 9月期に加速し、10?12月期に鈍
化するとの見通しを明らかに
・イスラム教シーア派の反米指導者サド
ル師、アラウィ首相が要求したナジャフ
からの撤退を拒否、徹底抗戦の構え
・OPECのプルノモ議長、9月の総会
で、実際の生産量に合わせて公式生産
枠を引き上げる可能性があると発言
・日銀・政策委・金融政策決定会合、 ・米連邦準備制度理事会(FRB)連邦公
当座預金残高目標を現状の「30兆 開市場委員会(FOMC)、フェデラルファ
∼35兆円程度」で据え置き決定
ンド (FF)金利の誘導目標を0.25ポイン
・日本銀行の福井総裁、定例会見で ト引き上げ、1.50%に
新しい日銀券の発行期日は11月1日 ・トルコのイスタンブールにある二つの
と表明
小規模ホテルで同時爆発
・ダイエーの主力取引行3行、ダイエ ・ブッシュ米大統領、米CI
A新長官にポ
ーに対して、産業再生機構を活用す ーター・ゴス下院情報特別委員長を指
るように通告したとの報道
名したと発表
・プロ野球のオリックスと近鉄、球団
合併の基本合意書に調印
・東京高裁、UFJホールディングスと ・韓国のイ・ヘチャン首相、韓国中部の
三菱東京FGの信託部門統合交渉の コンジュ・ヨンギ地域を首都移転先とし
差し止めを命じた東京地裁の仮処分 て選定したと発表
決定を取り消 し
・ロシアのエネルギー庁長官、石油大手
・JFEスチール、中国・華南地区最大 ユコスの口座凍結が解除されなけれ
の鉄鋼メーカー、広州鋼鉄企業集団 ば、同社の石油生産が今月中にも停止
(広州市)と合弁で高炉建設へ
するとの見通しを表明
・サウジアラビア、日量130万バレルの
原油増産の声明を発表
・三菱東京フィナンシャル・グループ ・韓国銀行、金融政策決定会合で、政
とUFJグループ、経営統合の基本合 策金利を0.25%引下げ、過去最低水準
意書を締結
となる3.50%にすることを決定
・米ヒューレット・パッカード5∼7月期決
算、市場予測下回る
・04年4―6月期の実質GDP、前期比 ・米グーグル、インターネットなどを介し
比0.4%増(年率換算1.7%増)
て新規株式公開の入札開始
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(入札結果:価格競争入札のみ)
入札日
名称
発行予定額
応募額
割当額
8月11日(水)
政府短期証券(13週)
5.4兆円
1,425兆6731.4億円
5兆4,148.4億円
8月12日(木)
5年利付国債
2.0兆円
5兆8,300億円
1兆9,829億円
今週の注目ポイ
ン
ト
月日
政治日程等
国内経済指標等
8月16日(月)
・毎月勤労統計(6月確報)
・発受電速報(7月)
・首都圏・近畿圏マンション販売(7月)
・景気動向指数(6月改定値)
8月17日(火)
8月18日(水)
・第15回食品安全委員会、農
薬専門調査会
8月19日(木)
8月20日(金)
8月21日(土)
8月22日(日)
・移動電話国内出荷(6月)
・対内対外証券投資(先週分)
・工作機械受注額(7月確報)
・日米保険協議(東京都内)
・第4回食品安全委員会、器
具・容器包装専門調査会
・第3次産業活動指数(6月)
・電力需要実績(7月速報)
・粗鋼生産(7月)
・コンビニエンスストア売上高(7月)
海外経済指標等
・米 ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)
・米 ガソリン小売り価格(先週分)
・米
・米
・米
・EU
・独
・米
・EU
・米
・米
・米
・米
・EU
消費者物価(7月)
住宅着工・建設許可(7月)
鉱工業生産・設備稼働率(7月)
鉱工業生産(6月)
ZEW景況感指数(8月)
住宅ローン申請指数(先週分)
消費者物価(7月)
失業保険新規申請件数(先週分)
景気先行指数(7月)
フィラデルフィア連銀製造業指数(8月)
北米半導体製造装置BBレシオ(7月)
経常収支(6月)
・環境と経済を考えるタウンミーティング(京都)
国債・
短期証券の入札予定
入札日
(04年8月)
入札対象国債
8月17日(火)
30年利付国債
5,000億円
8月17日(火)
割引短期国債(1年)
1.7兆円
8月18日(水)
政府短期証券(13週)
5.4兆円
8月24日(火)
20年利付国債
8月25日(水)
政府短期証券(13週)
8月26日(木)
2年利付国債
国内企業決算発表-(16日)三井海洋開発、昭光通商、旭テクノグラス、東海カーボン (17日)シチズン時計、日本化学工業、
マブチモーター (18日)西友、旭硝子、アルプス技研、帝国繊維、ソーテック (19日)楽天、応用地質、建設技術研究所、大 多喜
ガス、三菱鉛筆、アサツー ディケイ (20日)ロイヤル、三陽商会、立川ブラインド工業、東京ソワール、工藤建設
米国企業決算発表-(16日)ロウズ (17日)アプライド・マテリアルズ、ディーア、ホーム・デポ、JCペニー、ネットワーク・アプライ
アンス、ステープルズ (18日)ヒューレット・パッカード、インテュイット、メドトロニック (19日)シエナ、フット・ロッカー、ギャップ、リ
ミテッド・ブランズ、ノードストロム、ノーテル・ネットワークス、ノベル
(公表資料に基づき木村作成)
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<来週以降発表予定の経済指標予想>
6 月 の 第 三 次 産 業 活 動 指 数 ・全 産 業 活 動 指 数 【8 月 2 0日 (金 ) 8:5 0】
< 当 社 予 測 > 第 三 次 産 業 :前 月 比 0.5 % (5月 :▲1.0% )、全 産 業 :同 0 .1% (5月 :▲ 0.7% )
天候不順や前月の休日数の反動から個人サービス業などの業種は低下するものの、ソフトウェアなどの
情報通信業や卸売・小売業、金融保険業などの業種が上昇すると思われるため、第三次産業活動指数
は前月比+0.5%と、小幅ながら2ヶ月ぶりにプラスになると見られる。
また、鉱工業生産指数(6月:前月比▲1.3%)などを含めた全産業活動指数は、同 +0.1%と2ヶ月ぶりのプ
ラスを予想。
なお、4 ∼6月期の第三次産業活動指数は前期比+0.8%、全産業活動指数は同+1.0%と、いずれも2期
ぶりに上昇すると予想する。(木村)
7 月 の 貿 易 統 計 【公 表 日 未 定 (通 常 20 日 過 ぎ に 発 表 ) 8:5 0】
< 当 社 予 測 > 出 超 額 :原 系 列 7 , 7 0 0億 円 (6月 :1兆1 , 4 4 2 億 円 )
中国の景気抑制と米国の個人消費の低迷により、アジアの生産拠点向け輸出が伸び悩んできた。その
ため、7月の輸出額は5兆円、前年同月比+7.7%と2004年で最も低い前年比の伸びを見込む。輸入は、輸
入数量の増加に加え、輸入物価指数(7 月)が前年同月比+4.9 %上昇していることから、前年同月比
+9.6%の4兆2,300億円を想定。この結果、輸出額と輸入額の差額(貿易黒字)は同▲3 %の7,700億円を
見込む。(田口)
(注)▲は減少・低下を示す。何もない場合は増加・
上昇。
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<今週の指標分析・注目点>
頭打ち感が醸成されつつある設備投資動向
∼機械受注統計(6月)・工作機械受注統計(7月)より∼
9日に発表された6月の機械受注統計に
よれば、設備投資の先行指標とされ る民需
(船舶・電力を除く)は前月比+3.9%と2ヶ月
(10億円)
(10億円)
機械受注・工作機械受注の推移
110
工作機械受注
(左目盛)
100
1,200
機械受注:船舶・電力を除く民需
(右目盛)
1,150
1,100
ぶりに増加。事前見通しでは4∼6月期は前
90
期比▲3.2%と2期連続の減少計画だった
80
1,000
が、実績は同+10.3 %と大幅に増加、達成
70
950
率も114.1%と2期ぶりに100%を上回った。
60
同時に公表された7∼9月期見通しでは前
50
期比+1.8%と2期連続で増加する見通しで
40
900
850
800
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
750
1997年
ある。ただし、この数字は、6月の実績値に
対して7∼9月は前月比▲0.05%のペースで
1,050
(資料)内閣府、日本工作機械工業会 (備考)機械受注は3ヶ月移動平均
あればクリアできること、しかもこの予測値
を作成するに当たっては、単純集計(前期比▲3%程度)に対し、過去3四半期の平均達成率である105.0%を掛
け合わせることでプラスになっており、先行きについては頭打ち感が反映されている可能性がある。
また、関連指標として7月の工作機械受注を見ると、表面上は前年比+43.0%であり、5∼6月の同+50%超から
は伸び率が鈍化しているものの、極めて高い伸びであることは間違いない。しかし、季節調整をしてみると、前月
比では▲1.5%(当社試算)と2ヶ月連続してマイナスとなっている。機械受注と工作機械受注は極めて連動性の
高い統計でもあり、設備投資動向がピークを迎えつつある可能性を示唆している。
世界景気と生産・輸出動向
120
105
この数年は、「世界景気→輸出数量→
生産→設備投資 」というような因果関係
115
110
100
に基づいて国内景気が動いてきたが、
OECD景気先行指数などからは世界経済
105
100
95
95
の成長モメンタムが低下している可能性
が指摘できる。実際に、輸出数量はやや
90
90
85
製造工業生産指数(左目盛)
機械受注(民需、左目盛)
OECD景気先行指数(全体、右目盛)
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
85
1998年
80
鈍化し始めている兆候が見られる。一方
で、好調な企業収益や設備老朽化は設
備投資の更新需要の下支えとなっている。
景気拡大期間を予測する上で、今後の設
輸出数量指数(左目盛)
OECD景気先行指数(米国、右目盛)
備投資動向に大きく注目したい。
(南 武志)
(資料)内閣府、財務省、経済産業省、OECD
(注)輸出数量、製造工業生産は2000年基準。機械受注は2000年=100とした指数化。
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<今週の指標分析・注目点>
FFレート誘導水準は0.25%引き上げられ1.50%へ
∼緩和的金融政策を慎重なペースで解除できるというスタンスを継続∼
FRBは8月10日のFOMC(連邦公開市場委員会)で、FFレート誘導水準を0.25%引き上げ1.50%とすることを決
定した。(図)2004年4-6月期GDP統計や7月の雇用統計など予想外に弱い経済指標の発表が相次いだ直後でも
あり、FRBのアクションが大変注目されるところであったが、結果的に利上げは実施され、「慎重に状況をみなが
ら緩和的な政策を解除することは可能である」というスタンスも継続となった(表)。
FRBは「生産の増加が緩やかになり雇用情勢の改善が減速した」ことについては、「相当程度エネルギー価格
の大幅な上昇が原因」であり、「物価上昇は一過性の要因を反映しているもの」とみている。さらに、「今回政策決
定後も金融政策のスタンスは引き続き緩和的であり、力強い生産性の上昇とともに、経済活動を支える」との見
方を表明している(表)。とはいえ、前回6月30日のFOMCの時点と比較して景気拡大力が弱まったことは明らかで
ある。年内にFOMCは9月21日、11月10日、12月14日の三回が予定されている。今後緩和政策の解除が大きな流
れではあるが、各々のFOMCでは、その時点での景気・物価情勢を熟慮したうえでの慎重な政策決定がなされる
であろう。
(永井 敏彦)
図 米国FFレート誘導目標水準・FRBのリスク評価の推移
(%)
6.5
6.0
イン
フレ
配慮
中立
経済の弱さ配慮
経
済
の
弱
さ
配
慮
5.5
5.0
リ
ス
ク
評
価
4.5
4.0
3.5
転換点
2002/3/19
3.0
2.5
2.0
転換点
2000/12/19
経
済
の
弱
さ
配
慮
中立
転換点
2002/11/6
持続的経済成長達成及び物価安定に
関するリスク、及び今後の金融政策の
方向性についてコメント。直近三回につ
いては、下表のとおり。
転換点
2003/5/6
転換点
2002/8/13
2003/6/25
以降
1.50%
1.5
04/07
04/04
04/01
03/10
03/07
03/04
03/01
02/10
02/07
02/04
02/01
01/10
01/07
01/04
01/01
00/10
1.0
は、リスク判断を差し控えたもの(地政学上のリスクに伴う不透明感のため)資料:FRB Press Release より農中総研作成
表 FOMC声明文の内容
表 FOMC声明文の内容
FFレート誘導水準
情勢判断
リ
ス
ク
判
断
持続的経済成長達
成に関するリスク(今
後数四半期)
2004年5月4日
2004年6月30日
2004年8月10日
据え置き(1.00%)
0.25%引き上げ1.25%
0.25%引き上げ1.50%
生産は堅調な速度で拡大している。雇
生産は堅調な速度で拡大している。雇 用市場の状況も改善している。直近の
用も上向いたようだ。最近発表となった
物価上昇率はやや高くなっているが、
物価指標は多少強含んでいたが、長期
最近数ヶ月にみられた物価上昇の一部
的インフレ期待は十分に抑制された状
は、一過性の要因によるものとみられ
態にあるようだ。
る。
上振れリスク≒下振れリスク
物価安定に関するリ 物価安定という目標に対するリスクは
スク
均衡に向かった。
生産の増加は緩やかになり、雇用市場の
状況の改善が減速した。改善が緩やかに
なったことは相当程度、エネルギー価格
の大幅な上昇が原因になっているようだ。
しかしながら、経済は今後力強い拡大を
取り戻すとみられる。
物価上昇率が今年やや上向いたが、上昇
分は一過性の要因を反映しているとみら
れる。
同左
同左
インフレ率が高まる可能性≒
インフレ率が低下する可能性
同左
慎重に状況をみながら緩和的な政策を
解除することは可能である。
今後の金融政策に関す 慎重に状況をみながら緩和的な金融政 それにもかかわらず、経済見通しの変
る表現
策を解除することは可能である。
化があれば、物価安定維持という目標
達成に必要の範囲内で、それに沿った
対応をとる。
同左
(この政策決定後も、金融政策のスタンス
は引き続き緩和的であり、力強い生産性
の上昇とともに、経済活動を支えるであろ
う。)
資料:FRB Press Releaseより農中総研作成
無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。
ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected]
Phone 03-3243-7355
農林中金総合研究所
7/14
金融市場 Today’s Viewpoint
Weekly
(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
内外金融市場データ
日付
04/06/21
04/06/22
04/06/23
04/06/24
04/06/25
04/06/28
04/06/29
04/06/30
04/07/01
04/07/02
04/07/05
04/07/06
04/07/07
04/07/08
04/07/09
04/07/12
04/07/13
04/07/14
04/07/15
04/07/16
04/07/19
04/07/20
04/07/21
04/07/22
04/07/23
04/07/26
04/07/27
04/07/28
04/07/29
04/07/30
04/08/02
04/08/03
04/08/04
04/08/05
04/08/06
04/08/09
04/08/10
04/08/11
04/08/12
04/08/13
(農中総研 調査第二部 国内経済金融班作成)
長期金利
短期金利
金 利
みずほ
債先
スワップ
新発10
コーポ
無担保
10年物
レート
年国債
新発5年
コール
期近価
5年物
利回
金融債
翌日物
格
(円−円)
利回
仲値
TIBOR
TIBOR 金利先物
LIBOR円
ユーロ円
ユーロ円 (利回り)
3ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
中心限月
1.845
1.850
1.880
1.910
1.835
1.835
1.830
1.780
1.860
1.795
1.780
1.775
1.805
1.755
1.805
1.775
1.750
1.770
1.800
1.770
休場
1.760
1.780
1.785
1.805
1.805
1.835
1.850
1.820
1.850
1.880
1.845
1.785
1.730
1.685
1.630
1.640
1.665
1.645
1.560
0.0792
0.0792
0.0792
0.0792
0.0792
0.0792
0.0908
0.0908
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
休場
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0900
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
0.0892
133.95 1.058
1.029
133.90 1.065
1.030
133.80 1.075
1.049
133.70 1.074
1.051
134.45 0.999
0.981
134.33 1.022
0.999
134.55 1.001
0.976
135.10 0.995
0.929
134.50 1.002
0.980
135.30 0.930
0.905
135.25 0.938
0.910
135.45 0.917
0.896
135.32 0.928
0.909
135.49 0.922
0.900
134.97 0.959
0.933
135.30 0.936
0.913
135.50 0.926
0.903
135.32 0.966
0.929
135.09 0.987
0.948
135.49 0.949
0.920
休場
休場
休場
135.76 0.923
0.900
135.39 0.957
0.937
135.47 0.957
0.939
135.10 0.993
0.973
135.10 0.993
0.971
134.74 1.018
1.004
134.71 1.022
1.016
135.09 0.989
0.983
134.85 1.014
1.009
134.58 1.042
1.034
134.73 1.040
1.023
135.36 0.982
0.966
135.84 0.946
0.939
136.25 0.903
0.910
136.71 0.873
0.867
136.72 0.878
0.872
136.38 0.918
0.903
136.64 0.893
0.879
137.23
0.826
(Bloomberg データから作成) 0.001
0.001
0.001
0.002
0.001
0.001
0.001
0.002
0.001
0.002
0.001
▲ 0.002
▲ 0.005
0.002
0.002
0.002
0.002
▲ 0.003
0.001
0.001
休場
0.002
▲ 0.005
0.001
0.001
0.000
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.002
0.002
0.001
▲ 0.002
0.000
0.053 0.098 0.345
0.053 0.098 0.345
0.051 0.098 0.350
0.051 0.098 0.340
0.051 0.098 0.310
0.051 0.098 0.315
0.053 0.104 0.295
0.053 0.104 0.285
0.053 0.105 0.305
0.053 0.105 0.270
0.051 0.105 0.255
0.051 0.105 0.245
0.053 0.105 0.255
0.051 0.105 0.255
0.051 0.105 0.265
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0.051 0.105 0.260
0.051 0.105 0.270
0.051 0.105 0.285
0.050 0.105 0.270
0.051 休場
休場
0.051 0.105 0.260
0.051 0.105 0.270
0.053 0.105 0.275
0.053 0.105 0.290
0.053 0.105 0.300
0.053 0.105 0.310
0.051 0.105 0.310
0.051 0.104 0.295
0.051 0.104 0.305
0.051 0.103 0.310
0.051 0.101 0.305
0.053 0.100 0.280
0.051 0.100 0.275
0.051 0.100 0.260
0.050 0.100 0.240
0.051 0.100 0.240
0.050 0.100 0.250
0.050 0.100 0.250
0.100 0.220
外国為替
円ドル
ユーロ
・スポッ
円 ス
ユーロ・
ト
ドル・ ポット
レート
レート
スポット
東京
レート 東京
17:00
17:00
現在
現在
108.72
1.209 131.11
108.49
1.208 131.27
108.71
1.208 131.46
107.97
1.210 130.42
107.70
1.213 130.83
107.77
1.217 131.52
108.61
1.215 131.82
108.69
1.216 132.38
108.07
1.218 131.58
109.02
1.215 132.48
108.70
1.229 133.74
109.40
1.229 134.45
108.65
1.237 134.18
108.89
1.236 134.73
108.27
1.239 134.33
107.73
1.242 134.05
108.53
1.236 133.93
109.26
1.237 134.95
109.58
1.236 134.99
109.62
1.234 135.35
休場
1.241 休場
108.44
1.241 134.52
108.61
1.229 134.06
109.67
1.226 134.37
109.89
1.218 134.23
109.64
1.215 133.33
109.69
1.218 133.62
111.03
1.202 133.99
111.68
1.203 134.94
111.67
1.206 134.30
110.96
1.208 133.99
110.92
1.202 133.46
111.32
1.201 133.85
111.04
1.206 134.14
111.62
1.205 134.51
110.38
1.226 135.58
110.63
1.228 136.03
111.25
1.223 135.90
110.63
1.226 135.76
111.89
1.219 136.39
内外株価指数
日経平均
(225種)
11,600.16
11,581.27
11,580.56
11,744.15
11,780.40
11,884.06
11,860.81
11,858.87
11,896.01
11,721.49
11,541.71
11,475.27
11,384.86
11,322.23
11,423.53
11,582.28
11,608.62
11,356.65
11,409.14
11,436.00
休場
11,258.37
11,433.86
11,285.04
11,187.33
11,159.55
11,031.54
11,204.37
11,116.84
11,325.78
11,222.24
11,140.57
11,010.02
11,060.89
10,972.57
10,908.70
10,953.55
11,049.46
11,028.07
10,757.20
最終日(為替レート)
は15:30現在。
無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。
農林中金総合研究所
8/14
TOPIX
終値
1,165.25
1,162.31
1,156.16
1,168.96
1,172.44
1,186.60
1,187.01
1,189.60
1,188.42
1,173.55
1,156.53
1,148.99
1,139.88
1,135.00
1,146.92
1,161.68
1,166.47
1,151.49
1,151.12
1,151.16
休場
1,139.53
1,153.76
1,144.31
1,135.29
1,126.93
1,114.39
1,129.64
1,121.98
1,139.30
1,135.64
1,127.03
1,114.76
1,116.85
1,107.12
1,101.57
1,105.02
1,121.11
1,117.22
1,096.81
海外金利
その他
米国
NY
NYダウ
財 務 省 LIBOR
独国
ナスダック
工業株
証券
ドル 10年物 金 先 物
総合
30種平均
10年物 3ヵ月 国債利回 ・
期近
国債利回
10,371.47
10,395.07
10,479.57
10,443.81
10,371.84
10,357.09
10,413.43
10,435.48
10,334.16
10,282.83
休場
10,219.34
10,240.29
10,171.56
10,213.22
10,238.22
10,247.59
10,208.80
10,163.16
10,139.78
10,094.06
10,149.07
10,046.13
10,050.33
9,962.22
9,961.92
10,085.14
10,117.07
10,129.24
10,139.71
10,179.16
10,120.24
10,126.51
9,963.03
9,815.33
9,814.66
9,944.67
9,938.32
9,814.59
1,974.38
1,994.15
2,020.98
2,015.57
2,025.47
2,019.82
2,034.93
2,047.79
2,015.55
2,006.66
休場
1,963.43
1,966.08
1,935.32
1,946.33
1,936.92
1,931.66
1,914.88
1,912.71
1,883.15
1,883.83
1,917.07
1,874.37
1,889.06
1,849.09
1,839.02
1,869.10
1,858.26
1,881.06
1,887.36
1,892.09
1,859.42
1,855.06
1,821.63
1,776.89
1,774.64
1,808.70
1,782.42
1,752.49
4.684
4.717
4.696
4.644
4.646
4.735
4.686
4.581
4.563
4.459
4.455
4.474
4.474
4.470
4.456
4.445
4.470
4.480
4.480
4.349
4.351
4.444
4.466
4.444
4.430
4.485
4.613
4.583
4.575
4.475
4.449
4.424
4.418
4.400
4.220
4.256
4.289
4.271
4.254
4.242
1.56
1.56
1.57
1.59
1.58
1.59
1.60
1.61
1.60
1.60
1.58
1.58
1.58
1.59
1.59
1.60
1.60
1.61
1.62
1.63
1.63
1.63
1.65
1.66
1.66
1.66
1.67
1.68
1.69
1.70
1.69
1.70
1.70
1.71
1.71
1.67
1.68
1.71
1.71
4.342
4.362
4.363
4.299
4.325
4.370
4.371
4.318
4.320
4.262
4.259
4.259
4.236
4.232
4.235
4.220
4.267
4.258
4.258
4.197
4.196
4.214
4.283
4.251
4.247
4.270
4.289
4.298
4.273
4.216
4.200
4.191
4.178
4.152
4.074
4.079
4.065
4.093
4.072
4.052
394.00
395.00
395.00
403.10
402.90
401.00
392.80
393.00
396.40
398.70
休場
393.00
402.70
408.20
407.90
408.40
402.30
405.60
404.40
406.80
405.80
402.10
397.30
395.30
390.50
390.30
387.00
389.00
387.00
391.00
391.70
394.00
392.20
392.30
399.80
400.70
400.00
395.50
394.30
WTI
期近
OPEC
バス
ケット
価格
37.63 34.65
38.11 34.36
37.44 34.24
37.80 34.10
37.42 33.95
36.24 33.07
35.66 32.50
37.05 32.68
38.74 34.00
38.39 34.75
休場
34.88
39.65 35.58
39.08 35.47
40.33 35.91
39.96 36.05
39.50 35.83
39.44 35.13
40.97 35.79
40.77 36.58
41.25 36.81
41.64 36.89
40.86 36.49
40.73 36.16
41.46 36.60
41.76 36.96
41.44 37.02
41.84 37.27
42.90 37.95
42.75 37.94
43.80 38.69
43.82 39.04
44.15 39.33
42.83 39.29
44.41 39.55
43.95 39.67
44.84 40.04
44.52 40.00
44.80 40.08
45.50 N.A.
N.A.
金融市場 Today’s Viewpoint
Weekly
(04/8/13) 農林中金総合研究所0 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
12,800
12,600
12,400
12,200
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
11,000
10,800
10,600
10,400
(円)
日経平均株価の日足グラフ
20日移動平均線
20日移動平均-5%
100日移動平均線
2004/06/01
2004/06/15
12,800
12,600
12,400
12,200
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
11,000
10,800
10,600
10,400
20日移動平均+5%
50日移動平均線
2004/06/29
2004/07/13
2004/07/29
東証一部 出来高
出来高 株数
(億株)
21
2004/08/12
出来高 金額
(千億円)
24.000
19
22.000
出来高 株数
出来高 金額
17
20.000
18.000
15
16.000
13
14.000
11
12.000
9
10.000
7
8.000
5
6.000
2004/06/01
2004/06/15
2004/06/29
ユーロ・
円外為相場
2004/07/13
2004/07/29
2004/08/12
130
(
逆目盛:
$/EURO)
1.17
131
1.18
132
132
1.19
133
133
1.20
1.20
134
134
1.21
1.21
135
135
1.22
1.22
136
1.23
137
1.24
138
1.25
2004/06/14 2004/06/28 2004/07/12 2004/07/26 2004/08/09
Bl
oomberg データから農中総研作成
(
円/ユーロ)
130
50日移動
平均
131
136
137
円
安
円
高
20日移動
平均
138
2004/06/14 2004/06/28 2004/07/12 2004/07/26 2004/08/09
Bloomberg dataから農中総研作成
ユーロ・ドルの為替動向
1.17
ド
ル
高
1.18
50日移動
平均
20日移動
平均
1.19
ド
ル
安
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農林中金総合研究所
9/14
1.23
1.24
1.25
金融市場 Today’s Viewpoint
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(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
日本国債のイ-ルドカーブ(週末)
(%)
2.5
04/08/13
04/08/06
04/07/30
04/07/16
2.0
1.5
1.0
0.5
Bloomberg データから農中総研作成
格付け・イールド・カーブ(残存5年債)
(利回り:%)
1.7
2004/8/13
1.6
2004/8/6
1.5
2004/7/30
2004/7/2
1.4
2004/5/28
1.3
1.2
1.1
1.0
0.9
Bloombergデ−タから農中総研作成
0.8
R&I 格付
0.7
AAA
AA
A
BBB
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農林中金総合研究所
10/14
2 0年
1 5年
1 0年
9年
8年
7年
6年
5年
4年
3年
2年
1年
6 ヶ月
3 ヶ月
0.0
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(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
内外経済指標の動向
<国
内>
以下、内外経済指標の動向は、Bl
o
o
mbergデータから農中総研作成
対外証券投資(8/2∼8/6)
(10億円)
2,500
(10億円)
1200
対内証券投資(8/2∼8/6)
2,000
700
1,500
1,000
200
500
-300
0
-500
債券
株
-1,000
-1,500
2004/2/20
2004/4/16
2004/6/11
-800
2004/8/6
株
債券
-1300
2004/2/20
2004/4/16
2004/6/11
2004/8/6
外国株は1,190億円の買い越し(7週連続)、外国債券は18,5 日本への証券投資について、株は538億円の買い越し(2週連
90億円の買い越し(2週ぶり)。
続)、債券も1,077億円の買い越し(3週ぶり)。
(%)
-3.2
(%)
5.0
貸出動向:前年比(7月)
-3.4
マネーサプライ:前年比(7月)
M2+CD
広義流動性
4.0
-3.6
-3.8
3.0
-4.0
-4.2
2.0
-4.4
1.0
-4.6
0.0
-4.8
-5.0
02/1
02/7
03/1
03/7
04/1
-1.0
04/7
02/1
7月の貸出・資金吸収動向(速報)によると、全国の銀行・信用
金庫の貸出平均残高は前年同月比▲3.2%減。6月の同3.
7%減からマイナス幅が縮小。
(%)
15
機械受注(6月、船舶・電力を除く)
02/7
03/1
03/7
04/1
04/7
7月のM2+CD(現金、預金と譲渡性預金の合計)は前年同月
比+1.9%となり、2ヶ月ぶりに伸び率が拡大。また、郵便貯金
などを含む広義流動性は同+3.8%で、前月に比べ伸び率が
縮小。
(%)
30
(%)
60
10
20
55
5
10
50
0
0
景気ウォッチャー調査(7月)
45
40
-5
-10
-10
前月比(左軸)
01/12
02/6
02/12
-20
30
-30
25
前年比(右軸)
-15
03/6
03/12
35
04/6
6月の機械受注・民需(船舶・電力を除く)は、前月比+3.9%
と2ヶ月ぶりの増加となった。製造業は4月に大きく伸びた反動
で同▲2.8%と2ヶ月連続で減少した。
現状判断DI
02/1
02/7
03/1
先行き判断DI
03/7
04/1
04/7
7月の景気ウォッチャー調査の現状判断DIは前月比+2.9ポイ
ントの54.3(3ヶ月ぶりの上昇)。一方、2、3ヶ月先を見る先行
き判断DIは同▲0.7ポイントの53.4(3ヶ月連続の低下)。厳し
い残暑が予想されるため秋物への懸念などから先行き低下。
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(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
(10億円)
(%)
経常収支(6月)
2,500
国内企業物価指数(6月)
2.0
1.5
1.0
2,000
0.5
0.0
1,500
-0.5
-1.0
1,000
-1.5
原系列
季調値
500
0
01/12
-2.0
-3.0
02/6
02/12
03/6
03/12
(%)
02/1
04/6
6月の経常黒字額は前年同月比+15.7%増の1兆2,809億円
(12ヶ月連続の増加)。一方、季節調整済値では前月比▲30.
5%と大幅減。
消費者態度指数(7月)
51
前月比(原数値の前月比)
前年比
-2.5
02/7
03/1
03/7
04/1
04/7
7月の国内企業物価は前月比+0.4%。電力の夏季料金適用
(寄与度は0.22%)、石油製品価格上昇(同0.06%)などが押し
上げ要因。なお、前年比では+1.6%と5ヶ月連続での上昇。
2.0
(%)
GDP成長率(前期比:4∼6月期)
1.5
49
1.0
47
0.5
45
0.0
43
-0.5
41
実質(季調済)
名目(季調済)
-1.0
39
-1.5
37
-2.0
02/10
03/2
03/6
03/10
04/2
04/6
00.1∼3
01.1∼3
02.1∼3
03.1∼3
04.1∼3
7月の東京都の消費者態度指数は大きく落ち込んだ前月分から 4∼6月期の実質GDPは前期比+0.4%と、5四半期連続のプラ
4.7上昇の50.3。構成するすべての項目で改善が見られた。
ス成長。民間消費が同+0.6%と03年度下期から減速し、民間
設備投資は同横ばいであった。前期比成長率に対する内外需
寄与度はそれぞれ0.1%、0.3%。
(
件)
1800
倒産動向(商工リサーチ調べ:7月)
(%)
20
15
10
5
1700
1600
1500
0
-5
1400
-10
-15
-20
1300
1200
1100
1000
02/01
02/07
03/01
倒産件数(左軸)
03/07
04/01
-25
-30
04/07
前年比(右軸)
東京商工リサーチによると、7月の企業倒産件数は前年比▲1
8.4%の1,123件で23ヶ月連続して前年を下回った。
(2000年=100)設備稼働率指数の動向(
6月)
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
-4
-5
01/12
(%)
104
102
100
98
96
94
92
鉱工業生産 前月比(左軸)
90
稼働率(
右軸)
88
86
02/6
02/12
03/6
03/12
04/6
鉱工業生産確報(6月)は前月比▲1.3%、速報値と変わらず。
製造工業稼働率指数(季節調整値)は前月から▲1.5%ポイン
ト低下の101.7。
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(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
<米
国>
新規失業保険申請件数(8月8日週)
(千人)
440
420
(千人) (%)
3,800
2.0
3,600
1.5
週次 小売売上高
(ITSC-UBSW 小売調査、8月7日週)
320
2,800
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
-2.0
300
2,600
-2.5
04/02/17
400
3,400
380
3,200
360
3,000
340
03/8
03/10
04/1
週次
04/4
4週移動平均
04/7
(%)
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0.1
3.1
0
04/03/30
04/05/11
前週比(左軸)
失業保険継続受給者(右軸)
04/06/22
04/08/03
前年比(右軸)
前週比▲4千人減の33.3万人。4週移動平均は33.9万人。失業 今週は前週比+0.1%、4週連続して前週を上回ったが小幅な上
保険継続受給者(8/1日週)は前週比▲5千人減の289.6万人。 昇に止まる。前年比は+3.1%増。小売売上高は、伸び悩んでい
るようだ。
米国の完全失業率(7月)
(千人)
(%)
6.3
6.2
6.1
6.0
5.9
5.8
5.7
5.6
5.5
5.4
330
280
230
180
130
80
30
-20
-70
03/7
03/10
04/1
04/4
非農業部門雇用者変化:前月比
04/7
週平均労働時間・平均時間給
(7月、単位:千人)
0.5
33.9
0.4
33.7
0.3
0.2
33.8
33.7
0.1
0.0
33.6
-0.1
-0.2
33.5
03/7
03/11
平均時間給(左軸)
製造業雇用者変化:前月比
完全失業率
04/3
04/7
週労働時間(
右軸)
失業率は前月から0.1%pt低下の5.5%。非農業部門雇用者は前月か 平均時給は前月比+0.3%。週平均労働時間は33.7時間。
ら+3万2千人増でBN予測+24万人増を下回った。特に小売と金融・保健
が減少に転じた。製造業雇用者数は前月から+1万人増。
(10億㌦)
消費者信用残高(6月)
(
10億㌦)
(%)
2,100
30
1.6
2,050
25
1.4
20
2,000
15
1,950
10
1,900
5
1,850
0
1,800
-5
02/6
02/12
消費者信用残高(左軸)
03/6
03/12
04/6
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
-0.2
消費者信用残高(前月比・右軸)
6月の消費者信用残高は、前月66億㌦増の2兆38億㌦。
卸売在庫(6月、前月比%)
03/7
03/10
04/1
04/4
04/7
前月比+1.1%、前年比+7.1%。耐久財の在庫は前月比+1.4%。パ
ソコンなどが積みあがっているようだ。非耐久財は同+0.6%。
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(04/8/13) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ)
非農業部門労働生産性
(04年4-6月期)
(%)
前月比(%)
2.0
10.0
1.90
8.0
(
%)
3.00
1.5
2.00
1.0
輸入物価指数(7月、前月比)
前年比(%)
8.0
7.0
6.0
5.0
1.00
6.0
0.5
4.0
0.00
4.0
2.90 -1.00
0.0
2.0
-2.00
-0.5
0.0
-3.00
-1.0
02/6
02/12
03/6
非農業部門労働生産性(
左軸)
03/12
04/6
3.0
2.0
1.0
0.0
03/9
単位労働費用(右軸)
03/11
04/1
前月比(左軸)
04/3
04/5
04/7
前年比(
右軸)
非農業部門労働生産性は、前期比+2.9%、単位労働費用は同1.9%。 輸入物価指数は、前月比+0.2%、前年比+5.5%上昇。石油を除いた
輸入物価指数は前年比+2.6%上昇。
(%)
2.5
月次 小売売上高 (7月、前月比%)
(
%)
企業在庫(6月、前月比%)
1.0
2.0
0.8
1.5
0.6
1.0
0.7
0.4
0.5
0.2
0.0
0.0
-0.5
-0.2
-1.0
-0.4
03/7
03/9
03/11
04/1
全体売上高
04/3
04/5
04/7
自動車除く売上高
-0.6
03/7
03/10
04/1
04/4
全体売上高で前月比+0.7%。自動車を除く売上高は同+0.2%の増。 前月比+0.9%、前年比+5.3%。
原油高に冷夏も影響し、低調。6月の全体売上高は、前月比▲1.1%か
ら同▲0.5%へ上方修正された。
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