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桂 文治 襲名披露公演
2012 秋 Vol.76 IKUNARA SHIRANEBA 公益財団法人 津山文化振興財団季刊誌 国産ミュージカルの最高傑作と 称賛された衝撃作が津山に!! 2012 年 秋∼冬の催し物のご案内(P5∼6) ワイドインフォメーション(P7) エリアインフォメーション(P8) 10 月∼12 月 イベントカレンダー(P9∼10) ■ミュージカルをとことん楽しもう またミュージカルは舞台以外のメディア(映画、テレビ、 テーマパークにおけるアトラクションなど)上で展開される ことも大きな特徴です。まだ比較的新しい演劇形式である ため、その方向性やスタイル、音楽においては、定まった形 式が決まっておらず、聾唖者(ろうあしゃ)の手話やパペット を取り入れたり、前衛的な試みがいつも行われており、素晴 らしい成果を上げています。 ミュージカルの上演形式としては一幕または二幕からな ります。ダンス・歌唱・楽曲の各要素の比率や構成には特 に定まった形式はなく、レビューのように踊り中心のものか ら、ストレートプレイに近いものまで、さまざまな形式の作 品が存在します。台詞や歌のないダンスのみで構成された 作品や、サーカスのような他の作品との融合、シェイクスピ アなどの古典劇のミュージカル化など、さまざまな形式の ミュージカルがあります。 津 山 文化 振 興 財 団では、秋 から冬にかけて、二つの ミュージカルを上演します。一つは劇団スイセイ・ミュージカ ル「楽園」、もう一つは劇団四季ファミリーミュージカル「ガ ンバの大冒険」です。 ■ミュージカル『楽園』 時は遡り、1941年のハレイワ。日系二世の川村星司は、 ある晩、森でハワイアンの女性レイラーニと出会います。人 種の壁を乗り越え、惹かれあっていく二人。そんな兄を見守 りながら治子も家族とともに平穏な日々を過ごしていまし た。しかし、戦争の暗い影は容赦なく忍び寄ってきます。 12月7日、日本軍による真珠湾攻撃が勃発しました。太 平洋戦争の中をどう生きていくのか、それぞれの決断を強 いられます。時代に翻弄された人々の結末はどうなる…。 秋です。 「芸術の秋」です。今回は、 「総合芸術」の呼び 声高い、 「ミュージカル」について紹介しましょう。 芝居、歌、ダンスがそれぞれ独立したものではなく、一体 となって劇的効果を高めているのがミュージカルの特徴で す。通常の演劇の中に演出として劇中歌が入っているものと は異なります。 ミュージカルは全編を通じて一貫したストーリーが進行 するブックミュージカルと、ストーリーが ないブックレス ミュージカル(またはコンセプトミュージカル)に分けられま す。通常ミュージカルと言えば、大半はブックミュージカルを 指します。代表作としては『マイ・フェア・レディ』『屋根の上 のヴァイオリン弾き』『サウンド・オブ・ミュージック』『ショ ウ・ボート』などがあります。ブックレスミュージカルの代表 例としては『CATS』や『コーラスライン』などがあります。 台詞も全て音楽にのせて歌うオペラ形式のミュージカル もあり、こちらはポップオペラというジャンルと重なります。 代表的な作品に『オペラ座の怪人』や『ジーザス・クライス ト・スーパースター』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』があ ります。 これは日系二世の視点から描かれた、新しいミュージカ ルです。 『楽園』と言われるハワイの知られざる一面を浮き 彫りにすべく、平和を願い、懸命に生きる姿を描き、 「愛」と は何かを訴えた感動作となっています。 日本の大学でハワイ史の講師をしている亜矢子は、取材 のためハワイにやって来ました。そこで、運命に引き寄せら れるように日系二世の女性、川村治子と出会います。彼女 が語ったハワイで起こった悲しい出来事とは…。 ◀ 1 ▶ ミュージカル評論家の瀬川昌久は、この作品を「戦前の 日本人ハワイ移民の苦労の歴史とハワイ先住民とのふれあ いを通じて、ハワイの美しい風景や、伝統的な舞踏祭典の エキゾチックな風味を鮮明に描いた感動的な作品である」 と絶賛します。 この作品を手がけるのは劇団スイセイ・ミュージカル。 1995年の発足から今年で17年。長崎ハウステンボスでの 公演を始め、各地で活発な活動を展開しています。 過去の公演実績としては、 『サウンド オブ ミュー ジック』『フットルース』『FAME』『夢のタイムリミット』 『プリマ・ドンナ』『ピアニスト』『夢があるから!』『広い 宇宙の中で』などがあり、いずれも高い評価を得てきまし た。 劇団スイセイ・ミュージカルでは、 「感動は劇場にいるす べての人と一緒につくる」という精神を基本理念としていま す。 『楽園』津山公演でも必ずや大きな感動をもたらしてく れることでしょう。ぜひ、皆さんお揃いでおいでください。 また、この作品で、カレア役を務める植月美帆は、津山市 の出身です。彼 女は津山市内で暮らす子どもの頃から ミュージカルの魅力に取り付かれました。彼女は、津山 《風と光と心の劇場》実行委員会に所属し、ミュージカル の舞台に立ちました。ミュージカル『黒媛物語』では主役の 黒媛役を演じています。 ⇒公演情報はP5へ ∼植月美帆さんからのメッセージ∼ 皆さん、こんにちは。私、植月美帆は毎日、長崎ハウステ ンボスのステージに立たせていただいています。 いよいよ『楽園』津山公演のチケットも発売となり、私も 毎日ショーをしつつも、 『楽園』の台本を読んでイメージト レーニングをしているところです。 『楽園』津山公演がこんな にも早く実現して、とても感謝 しています。応援ありがとうご ざいます。 元 気 に 、前 向 きに 毎 日を 突っ走っています。11月11日に は、津山の皆様に会えることを 励みにがんばります。どうぞ、 よろしくお願いします。 ◀ 2 ▶ (公財)津山文化振興財団設立20周年記念事業 桂 文治 襲名披露公演 11月21日㈬ 18:00開場 18:30開演 津山文化センター大ホール 11月21日㈬、津山文化センター大ホールにて、楽語 会「桂 平治 改メ 十一代 桂 文治 襲名披露公 演」が開かれます。 「桂 文治十一代目」って、どういうこと?そして、 それを襲名する桂 平治さんて、どういう人?この誌面 で少し説明してみましょう。 ◆由緒ある名跡 「桂 文治(かつら ぶんじ) 」は、由緒ある江戸落語 の名跡。元々は上方落語の名跡でしたが、3代目以降は 東西に分裂し、5代目以降は江戸落語の名跡となりまし た。そして、その名跡は東西落語界を含めた桂一門の宗 家でもあります。 元々落語は、大道や社寺の境内で簡素な小屋を掛けて 演じられていましたが、初代文治(1773∼1815)は、 神社の境内に、初めて常打寄席を開いて興行したとされ ています。そこで、上方落語中興の祖、寄席の開祖でも あるといわれています。そこから「桂 文治」の名跡は 連綿と受け継がれ、十代文治(1924∼2004)が十代目 を襲名したのが1979年。今回、33年ぶりの文治襲名で、 「文治」の名跡が消えて8年ぶりの復活となります。 ◆文治って、どんな人? 十一代文治は大分県宇佐郡院内町出身。 (本人がUSA 出身だと言ったら笑ってあげましょう)1986年、十代 文治に入門。芸に励み、1990年、二ツ目に昇進、二代 目平治を名乗ります。そして、1999年には真打に昇進 しました。 根っから明るい性格で、高座でも私生活でもいつも笑 いを巻き起こします。「師匠にはホントよく怒られまし た」前座のころ、師匠は来ないだろうと寄席を休んだと ころ、師匠にバレてしまい、師匠に嘘をついて「俺は嘘 は嫌いなんだ」と殴られたという。「後にも先にも師匠 に殴られたのは私だけ。それが自慢といえば自慢」と、 殴られたことも笑いにしています。文治は日常生活も着 物姿で通していることでも知られています。二ツ目のこ ろから和服だという。「うちの師匠も年中、着物だっ た。靴は二ツ目のころから一足も持っていない」と、 着物での生活は徹底しています。 今回、津山公演でゲスト出演する落語芸術協会の桂歌 桂 歌丸 春風亭昇太 丸会長は「平治さんという人は陽気な人で、前の文治さ んよりも派手だと思う。楽屋が陽気になり、うるさくな ることもある。休むと楽屋が寂しくなって、楽屋から彼 に電話をしたこともある」と親しみを込めて話していま す。 桂 文治は、平治時代に3度、津山で公演していま す。今回の襲名披露公演では、前出の桂歌丸に加え、春 風亭昇太、江戸家まねき猫、春風亭昇々がゲスト出演 し、にぎやかに襲名を祝います。ぜひ、足をお運びくだ さい。 ◀ 3 ▶ ⇒公演情報はP5へ ■ 鳥越 由美 (とりごえ ゆみ) ■ 津山市上河原 ■ ピアニスト 美作大学・短期大学非常勤講師 くらしき作陽大学非常勤講師 (前回の萩原勇一さんから) 作陽音楽大学(現くらしき作陽大学)卒業。大学のほか、プライベートでも 後進の指導にあたる一方で、最近では演奏活動にも力を入れています。今年3 第8回津山国際総合音楽祭にも出演しました 月には、チェコのシュターミッツ弦楽四重奏団とコンサートを開き、新しいこ とにどんどん挑戦したいと思うようになりました。9月には、蒜山野外アート「平田敦展」オープニングイべントとしてリ サイタルを開きます。近現代音楽中心のプログラムで、新境地を開きたいと思っています。 今後のもう一つの夢は、地元の子どもたちにも、オーケストラとの共演ができるような機会を設けて、お手伝いしたいと いうことです。 毎回、アーチストが、お友だちつながりで登場します。 アーチストバトン No,24 ◀ 4 ▶ 自由精神とその後 71 ﹁鏡山事件﹂ 敷に来たことにはいきさつがあるんじゃ。 女 どんないきさつ? 男 当時の藩主、第6代松平周防守は、分家から 入った人で、藩の内外から軽く見られがちじゃった。 せめて夫人は周防守に近いところから迎えようという 家 老 の 考 え で 、 第3 代 周 防 守 康 映 ︵ や す て る ︶ の ひ い 孫にあたる津和野藩主亀井茲親︵これまさ︶の娘を迎 えた。このとき、亀井家からお付女中としてきたのが 落合沢野じゃったんじゃ。 女 みちはどうじゃったん? 男 老女の沢野が難しい性格じゃから、家中の取り 締まりや指導もうまくいかんじゃろうという配慮か ら、中老格として、江戸で容姿、才能、諸芸にすぐれ た女性を募って、選ばれたのが岡本みちじゃった。み ちの親は、浪人岡本佐五右衛門じゃ。 女 じゃあ、下女のさつは? 男 長府毛利家の足軽の娘じゃ。みちの召使として 召し抱えられたんじゃが、体格がよく、色浅黒く、力も 強くて武芸もできるという女丈夫じゃった。しかし、 心だてはやさしく、よく主人のみちにつかえて、みち も本当の姉妹のようにいつくしんだと言われとる。 女 主人の仇を討ったあとは、どうなったの? 男 取り調べを受けた結果、さつはお咎めなしと なって、むしろ女ながらよく主人の仇を討ったとし て、その忠節を称賛され、その後、中老格に昇進した んじゃ。また、みちの父親に請われて養女になっと る。 歳のとき、同じ松平家に仕える神尾主膳と結婚 し、晩年は浜田に帰って、 歳の天寿を全うしたそう じゃ。葬られたのが鏡山じゃったから、この事件は鏡 山事件と呼ばれるようになったんじゃ。 女 ちょっと忠臣蔵に似とるけど、なんで天下に知 られるほど有名になったん? 男 事件をもとに、色恋を加え、加賀騒動のお家 乗っ取りもとり入れたりした浄瑠璃の作品になり、ま たそれをもとにした歌舞伎にもなって、大評判になっ たからじゃ。タイトルは、加賀見山旧錦絵︵かがみや まこきょうのにしきえ︶という。続編も出たりしと る。最近では池波正太郎も小説にしとるらしい。 女 ウサイン・ボルトのように、伝説になったん じゃなぁ。 27 佐野綱由 男 今日は、江戸時代、石見国浜田藩江戸屋敷で起 こった、有名な鏡山事件について話そうか。 女 以前、津山と浜田は関係があるという話があっ たけど、その話は津山と関係があるん? 男 いや、津山とは関係がないなぁ。でも、いまで も津山には浜田から移住してきた人たちがかなりい て、浜田の歴史も引き継いでいる部分もあるから、全 国的に有名なこの事件と、もう一つ、会津屋八右衛門 事件ぐらい知っとってもええと思うよ。会津屋の方は いま話題沸騰中の韓国との国境﹁竹嶋﹂をめぐる事件 じゃ。 女 まず鏡山事件についてじゃな。 男 享 保9 年 ︵1 7 24 ︶4 月3 日 、 浜 田 藩 江 戸 屋 敷で女同士の殺人事件が起こった。この日、藩主松平 周防守康豊夫人つきの中老、岡本みち︵ 歳︶が、急 用で藩主から呼びつけられ、急いで草履をはいたと き、間違えて、老女の落合沢野の草履をはいてしもう たんじゃ。藩主じきじきの呼び出しじゃから、よっぽ どあわてとったんじゃろう。沢野はこれを知って怒 り、みちを罵倒し、しつこく侮辱したんじゃ。挙句の 果てに﹁親が浪人などすれば、娘の心まで卑しゅうな るものかな﹂と親や家名までののしられた。この時 代、武家の家では、親や家名を辱められるということ は、恥じて死ぬしかないんじゃ。みちは、急いで親に 手紙をしたため、下女の松田さつ︵ 歳︶に親元に届 けるように命じて、自害した。さつは、みちの尋常で ない強い口調に胸騒ぎを感じながら、いったん使いに 出たものの、途中で屋敷に引き返してみると、案の 定、主人・みちの変わり果てた姿があった。さつは、 すぐに主人の仇を討とうと決心し、沢野のところへ 行って、主人が急病だと偽り、みちの部屋へ誘い入れ て、短刀で一突き、見事沢野を刺し殺した。 女 みちと沢野は以前から仲が悪かったん? 男 老女の沢野は、 歳過ぎで、偏屈で頑固、短気 で無理ばかり言って、たくさんの奥女中を困らせ、み んなに敬遠されとったらしい。ただ、沢野がこのお屋 60 24 21 コ ラ ム 津山の歴史的人物をめぐるシッタカブリ男とシャキシャキ女の会話 E V E N T G U I D E (公財)津山文化振興財団 秋∼冬の催しご案内 11 月13 日 (火) 2013 年は美作国建国 1300 年 市民芸術劇場第 104 回公演 (公財)津山文化振興財団設立 20 周年記念事業 18:00 開場/ 18:30 開演 津山文化センター大ホール 劇団スイセイ・ミュージカル「楽園」 ■料金/S席 4,000円(当日4,500円) A席 3,000円(当日3,500円) 市民芸術劇場会員 3,500円 〔全席指定〕 ■主催/ (公財) 津山文化振興財団 ■共催/津山市文化協会 ■後援/津山市、津山市教育委員会、津山《風と光と心の劇場》実行委員会 ■プレイガイド/ヨシダミュージック、平和堂楽器店、頑固なきもの屋ちんがらや、ピアノ工房アムズ、ベル フォーレ津山、津山市加茂町文化センター、津山市勝北文化センター、久世エスパスセン ター、津山文化センター、ローソン各店(Lコード:61424) 11 月21 日 (水) 2013 年は美作国建国 1300 年 (公財)津山文化振興財団設立 20 周年記念事業 18:00 開場/ 18:30 開演 津山文化センター大ホール 桂 平治 改メ 十一代 桂 文治 襲名披露公演 ■料金/S席 4,000円(当日4,500円)〔全席指定〕 A席 3,000円(当日3,500円)〔自由席〕 市民芸術劇場会員 各500円引き ■出演/桂 文治、桂 歌丸、春風亭昇太、江戸家まねき猫、春風亭昇々 ■主催/(公財) 津山文化振興財団 ■共催/津山市、津山市教育委員会 ■協力/NPO法人つやまコンサート ■プレイガイド/ヨシダミュージック、平和堂楽器店、頑固なきもの屋ちんがらや、ピアノ工房アムズ、ベル フォーレ津山、津山市加茂町文化センター、津山市勝北文化センター、つやまコンサート、 久世エスパスセンター、津山文化センター、ローソン各店(Lコード:62370) 12 月2 日 (日) 第 30 回津山第九演奏会 13:30 開場/ 14:00 開演 津山文化センター大ホール ■料金/一般前売 2,000円(当日2,200円) 学生前売 1,000円(当日1,100円) ■曲目/ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調「合唱」付 作品125 ハイドン「天地創造」 序奏と天は神の栄光を讃え ■出演/指揮者・松岡 究(東京オペラプロデュース指揮者) ソリスト・坂口裕子(ソプラノ)西原綾子(アルト) 谷浩一郎(テノール)落合庸平(バス) 第 29 回津山第九演奏会 指揮は松岡 究氏 津山交響楽団、津山第九合唱団 ■主催/津山第九をうたう会 ■共催/(公財) 津山文化振興財団 ■問い合わせ/0868−24−0201 ■プレイガイド/ヨシダミュージック、平和堂楽器店、頑固なきもの屋ちんがらや、ピアノ工房アムズ、ベル フォーレ津山、津山市加茂町文化センター ◀ 5 ▶ E V E N T G U I D E 12 月23 日 (日) 第 15 回つやまこどもオンステージ 10:00 開場/ 10:30 開演 津山文化センター大ホール ■料金/800円 ■出演/津山市をはじめ近郊の子ども対象の音楽団体や舞踊・ダン ス教室など ■主催/つやまこどもオンステージ実行委員会 ■共催/ (公財) 津山文化振興財団 ■後援/津山市教育委員会、山陽新聞社、津山朝日新聞社、テレビ 津山 ■問い合わせ/0868−24−0201 2013 年 1 月27 日 (日) チケット発売 11月10日㈯10:00∼ 2013 年は美作国建国 1300 年 市民芸術劇場 第 105 回公演 (公財)津山文化振興財団設立 20 周年記念事業 劇団四季ミュージカル 17:30 開場/ 18:00 開演 津山文化センター大ホール 「ガンバの大冒険」 冒険。それは誰もがあこがれる、未知なるものを体験する旅。 しかし、危険が伴うのも事実です。そこであきらめるか、それと も一歩踏み出すか!!「死ぬことを怖れては何もできない。仲間を助 けに行くぞ」勇ましいガンバは10人の仲間たちと未知なる海へ舟 を漕ぎ出す…。 ■料金/S席 4,500円 A席 4,000円 市民芸術劇場会員 S席 4,000円 ■主催/(公財) 津山文化振興財団 ■後援/津山市、津山市教育委員会 ■協力/岡山音協 2013 年 2 月26 日 (火) チケット発売 12月8日㈯10:00∼ 2013 年は美作国建国 1300 年 市民芸術劇場 第 106 回公演 (公財)津山文化振興財団設立 20 周年記念事業 演 劇 18:00 開場/ 18:30 開演 津山文化センター大ホール 「片づけたい女たち」 松金よね子・岡本 麗・田岡美也子による「グループる・ぱる」公演。「片づけられない症候群」に陥った 女たちの本音をリアルに描き出す。 ■料金/S席 4,000円 A席 3,000円 市民芸術劇場会員 S席 3,500円 ■主催/ (公財) 津山文化振興財団 ■後援/津山市、津山市教育委員会 ■問い合わせ (公財)津山文化振興財団 ■〒708-0022 津山市山下 68 津山文化センター内 ■TEL.0868-24-0201 ■FAX.0868-24-1199 ■E-mail [email protected] ◀ 6 ▶ WIDE INFORMATION PLAY ◆リーディングドラマ ラヴ・レターズ でも分かりやすい、まさに「たのしむ会」となっている。 ◀10月2日(火) 開演19:00 ◀倉敷市芸文館ホール ℡086-434-0400 ◀料金/一般3,000円、大学生以下1,000円 (全席指定) ◀問い合わせ/倉敷市文化振興財団 ℡086-434-0010 1989年ニューヨークで初演されるやいなや、全世界で上演さ れ、静かなブームを巻き起こしました。パルコ劇場で20年以上、 様々なカップルで読み継がれる、朗読劇の金字塔。そこには人生 で味わう、あらゆる形の愛があります。一番大切な人への想いに 浸るひとときを過ごしてみませんか? ◆岡山後楽園で「能」をたのしむ会 ◀10月6日(土) 11:30∼16:00(予定) ◀岡山後楽園能舞台 ◀料金/一般3,500円(後楽園入場料含む) (公財)岡山県郷土文化財団事務局 ℡086-233-2505 ◀問い合わせ/ 今年で21回目を迎える恒例行事。今回は「熊野」および「鵺」を 取り上げる。 「熊野」は平宗盛と愛妾・熊野にまつわる話。 「鵺」は上 演機会の少ない怪談話で、必見の能。狂言は「口真似」を上演す る。京都府立大学の山崎福之教授による能の解説もあり、初心者 ART ◆自由になれるとき ∼現代美術はこんなにおもしろい!∼ ◀∼11月4日(日) ◀岡山県立美術館 ℡086-225-4800 ◀料金/一般前売900円(当日1,000円)他 わたしたちの時代に生まれたアートを、もっと楽しむための展 覧会。難解、つまらないと思われがちな、現代美術ですが、本展は、 多様な現代美術を楽しく、そして分かりやすく紹介するために企 画された特別展です。出品作家によるライブ・ペインティングや専 門家によるギャラリートーク、豊富なワークショップなどを会期中 に随時開催予定。これらは現代美術を理解するための様々な切り 口となることでしょう。この絶好の機会を、ぜひご覧ください。 ◆第10回おかやま県民文化祭地域フェスティバル 美つくりの里 旅するアート ◀∼12月16日(日) 開場10:00∼17:00 ◀料金/無料 MUSIC ◆備前おかやま松竹大歌舞伎 ◀11月24日(土) 開演14:00 ◀岡山市民会館大ホール ℡086-223-2165 ◀料金/S席6,000円、A席5,000円、B席2,000円 一.歌舞伎のみかた 二.御所桜堀川夜討、弁慶上使 三.手習子 出演:中村橋之助、片岡亀蔵、中村児太郎、片岡孝太郎 ◆Doris&Orega Collection Vol.6 地球の王様 ◀12月1日(土) 開演18:30 ◀岡山市民会館 ℡086-223-2165 ◀料金/S席5,500円、A席5,000円(全席指定) 1人の宇宙飛行士が地球に戻ってきたとき、人類は7人しか生き 残っていなかった。この中から人類のリーダーを選び、法律を定 め、新たな社会を築いていくわけだが…。果たして初代「地球の王 様」に君臨するのは誰なのか?人口7人となった地球はどのような 一歩を踏み出すのか?身勝手で欲深い人間たちによる人類再生 の物語が幕を開ける…。 出演:西村雅彦、高橋ひとみ、永井大 ◀会場/奈義、大原・東西粟倉、勝央、湯郷 ※会場によって開催期間が異なります。 岡山県北・勝英地域の4会場をめぐる現代アートと地域の文化・ 観光資源のコラボレーション!!ワークショップなどもあります。国 内外で活躍するアーティストたちの作品や、地域イベントをぜひ お楽しみください。 ◆岡山芸術回廊 ◀11月3日(土・祝)∼12月2日(日) ◀メイン会場/岡山後楽園、岡山城一帯 ◀問い合わせ/岡山芸術回廊事務局 ℡086-226-7903 岡山芸術回廊とは、後楽園・岡山城を中心とした岡山カル チャーゾーン一帯で、現代美術の作品をはじめ、演劇・ダンス、音 楽など多彩な表現により、おかやま文化を発信するとともに、街を 巡る人々が、文化を感じ、楽しむことで、新たな文化の創造と文化 を核とした地域づくりを目指すアートプロジェクトです。 ◆感動再び!辻井伸行日本ツアー2012/13 ◀11月3日(土・祝) 開演15:00 ◀岡山シンフォニーホール ℡086-234-2001 ◀料金/S席6,500円、A席5,500円、B席4,500円 ◀問い合わせ/岡山県音楽文化協会 ℡086-224-6066 プログラム:・ドビュッシー:2つのアラベスク・ベルガマスク組 曲・版画・喜びの島 ・ショパン:華麗なる大円舞曲・スケルツォ第2番・幻 想ポロネーズ・英雄ポロネーズ ◀倉敷市芸文館ホール ℡086-434-0400 ◀料金/一般3,000円、大学生以下1,000円 当日500円増(全席指定) ◀問い合わせ/倉敷市文化振興財団 ℡086-434-0010 アルゼンチンタンゴは、猥雑なエネルギーと繊細なメロディー を併せ持つ希有な音楽です。人が生きる喜びや悲哀といった心の うつろいを表現する演奏家と、曲中で出会い別れていくダンサー たち。言葉も文化の違いも超えた普遍的な感動を我々に与えてく れます。 ◆親子のためのクラシックコンサート 音楽の絵本 ◆イングリッド・フジコ・ヘミング ピアノ・ソロ・リサイタル2012秋 ◀11月10日(土) 開演14:00 ◀高梁総合文化会館 ℡0866-22-1040 ◀料金/1,000円(全席自由) 金管五重奏のズーラシアンブラスと弦楽四重奏の弦うさぎ、動 物たちが織りなす不思議なクラシックコンサート。 ◆エンリケ・クッティーニ楽団 TANGO EMOTION ∼哀愁と旋律と情熱のリズムが織り成すタンゴの世界∼ ◀11月14日(水) 昼:開演14:00、夜:開演18:30 ◀ 7 ▶ ◀12月20日(木) 開演18:30 ◀倉敷市民会館ホール ℡086-425-1515 ◀料金/S席12,000円、A席10,000円(全席指定) 聴く者の心を優しくする魂の響き。いま日本で最も支持されて いるクラシックピアノの偉才。 演奏曲目:リスト:ラ・カンパネラ 他。 エ リ ア イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン 【津山文化センター】 津山市山下68 ℡0868-22-7111 ◆劇団カッパ座人形劇「ピノキオ」 ◀10月13日(土) 13:30開演 ◀料金/中学生以上前売1,500円、子ども前売1,000円 ◀問い合わせ/津山カッパ友の会事務局 ℡0868-22-4365 劇団カッパ座は、表情豊かな等身大のぬいぐるみ 人形劇を中心に公演活動展開中。 ◆2012津山消防音楽隊ふれあいコンサート ◀11月11日(日) 14:00開演 ◀料金/無料 ◀問い合わせ/津山圏域消防組合総務課 ℡0868-31-1250 特別出演として作陽保育園幼年消防クラブによる 鼓笛演奏、津山圏域婦人防火クラブによる防火啓発 寸劇あり。 ◆美川憲一・コロッケ スペシャルジョイントコンサート2012 ◀11月15日(木) 昼の部14:00開演 夜の部18:00開演 ◀料金/S席8,400円(全席指定) 、 A席6,300円(当日指定) 、 B席3,000円(当日指定) ◀問い合わせ/グッドラック・プロモーション ℡0120-30-8181 特別出演:宮坂流津山銭太鼓保存会 ◆晩秋のスペシャル・バラエティショウ ◀11月18日(日) 13:00開演 ◀料金/S席5,000円 ◀問い合わせ/フレンド企画 ℡0868-29-1323 第Ⅰ部/夢一郎の演歌の花束、第2部/そっく り・ものまねチャンピオンのトニー・ヒロタ、第3 部/笑福亭仁鶴落語会 【ベルフォーレ津山】 ◀料金/5,800円(全席指定) ◀問い合わせ/トムテの森 ℡0868-26-7123 スペインで開催された国際コンクールにて日本人 として初の優勝を手にした沖仁再び。 ◆津山シティーブラス 第24回定期演奏会 ◀12月8日(土) 18:30開演 ◀料金/大人900円、子ども500円 ◀問い合わせ/津山シティーブラス ℡090-1333-2385 平成元年結成のアマチュア吹奏楽団。3世代にわ たるメンバー構成で24回目の定演を開く。 【津山市勝北文化センター】 津山市新野東584 ℡0868-36-7121 ◆ミュージカル「風の野っ原」 ◀11月24日(土) 14:00開演 ◀料金/大人1,000円、高校生以下500円 ◀問い合わせ/津山《風と光と心の劇場》実行委員会 ℡0868-36-8180 津山《風と光と心の劇場》実行委員会が取り組む ミュージカルの第5弾は、「風の里・勝北」を題材 にしたもの。山田美那子原作。 【奈義町現代美術館】 勝田郡奈義町豊沢441 ℡0868-36-5811 ◆小田宏子展 ∼共にあるものについて∼ ◀∼10月21日(日) ◀問い合わせ/奈義町現代美術館 ℡0868-36-5811 倉敷市在住の作家・小田宏子は、素材としての 「紙」の持つ可能性にこだわる。彼女の乳白色の諸 作品は、ギャラリーの白い壁面空間の中であたかも 擬態する生き物のように溶け込みながらも、見る角 度によって表情を変容させて存在感を主張する。 【久世エスパスホール】 真庭市鍋屋17-1 ℡0867-42-7000 津山市新魚町17 アルネ津山7階 ℡0868-31-2525 ◆いっこく堂エスパス公演 ◆すみだ弦楽四重奏団コンサート ◀11月2日(金) 18:30開演 ◀料金/一般2,000円、中学生以下1,000円 ◀問い合わせ/ベルフォーレ津山 ℡0868-31-2525 新日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる 弦楽四重奏。ハイドン弦楽四重奏曲第67番ニ長調 『ひばり』、宮崎駿アニメメドレーほか。 ◀11月3日(土・祝) 昼の部13:30開演 夜の部17:00開演 ◀入場料/一般3,000円、高校生以下1,000円 ◀問い合わせ/ (公財) 真庭エスパス文化振興財団 ℡0867-42-7000 腹話術からボイスイリュージョンヘ。限りなく進 化を続ける、いっこく堂の抱腹絶倒パフォーマンス ショー。 ◆すずめの学校 25周年記念コンサート 【勝山文化センター】 ◀11月17日(土) 14:00開演 ◀料金/無料 ◀問い合わせ/ベルフォーレ津山 ℡0868-31-2525 日本の美しい自然や風土が生んだ童謡・唱歌を大 切に歌い継ぐ。 ◆沖 仁 フラメンコギターコンサート ◀12月2日(日) 17:30開演 ◀ 8 ▶ 真庭市勝山319 ℡0867-44-2011 ◆TAO/HIMIKO The Art of Drum ◀11月11日(日) 17:00開演 ◀料金/大人3,000円、中学生以下1,500円 ◀問い合わせ/勝山文化センター ℡0867-44-2011 世界観客動員数500万人。驚異のドラム・アート パフォーマンスをどうぞ。 ■イベントカレンダー ◀10月▶ 日 月 ◀11月▶ 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 1 2 3 7 8 9 10 11 12 13 4 5 6 7 8 9 10 14 15 16 17 18 19 20 11 12 13 14 15 16 17 21 22 23 24 25 26 27 18 19 20 21 22 23 24 28 29 30 31 25 26 27 28 29 30 ◀12月▶ 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ■10月7日 (日) ◆ 津山市民総合音楽祭 合唱室内楽コンサートⅡ/ 津山文化センター ■10月13日 (土) ◆ 劇団カッパ座 ピノキオ/津山文化センター〔P8参 照〕 ■10月13日 (土)∼15日 (月) ◆ 第18回紀琇山新作展(備前焼作品展)/くらやアー トホール ■10月14日 (日) ◆ 第12回県北合唱フェスティバル/久世エスパル ホール ■10月19日 (金)∼28日 (日) ◆ 第24回しんわ美術展(絵画)/津山市立文化展示 ホール ■10月28日 (日) ◆ 吉井川流域今昔写真展(写真)/津山市立文化展示 ホール ◆ 山根義秋作陶展/勝山文化往来館ひしお 0868-22-7111 0868-31-2525 0868-31-2525 0868-22-3181 0868-36-7121 0867-42-7000 0867-44-5880 0867-44-4558 0866-62-8787 0866-67-2225 086-223-1733 086-272-1149 086-425-1515 086-898-3000 ◆ 新日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによるす みだ弦楽四重奏団コンサート/ベルフォーレ津山 ■11月2日 (金)∼4日 (日) ◆「絵手紙」展/くらやアートホール ■11月3日 (土・祝) ◆ いっこく堂エスパス公演/久世エスパスホール〔P8 参照〕 ◆ 第13回ふれあいコンサート津山/ベルフォーレ津 山 ■11月9日 (金)∼11日 (日) ◆ 第30回津山虎杖会水墨画展(水墨画)/津山市立 文化展示ホール ■11月11日 (日) ◆ 津山消防音楽隊ふれあいコンサート/津山文化セ ンター〔P8参照〕 ◆ TAO 2012「HIMIKO ようこそ、最先端の、二千年前 へ」/勝山文化センター〔P8参照〕 ■11月13日 (火) ◆ 2012秋ピアノ合同発表会/ベルフォーレ津山 ■11月1日 (木)∼13日 (火) 津山市山下68 津山市新魚町17アルネ津山7階 津山市新魚町17アルネ津山4階 津山市沼77-7 津山市新野東584 真庭市鍋屋17-1 真庭市勝山162-3 真庭市勝山319 井原市井原町315 井原市高屋町3-11-5 岡山市北区丸の内2-7-15 岡山市北区後楽園1-5 倉敷市本町17-1 岡山市北区駅元町15-1 ■11月2日 (金) 津山市・津山市周辺 ■11月1日 (木)∼5日 (月) 津 山 文 化 センター ベ ル フォー レ 津 山 津山市立文化展示ホール くら や ア ー ト ホ ー ル 津山市勝北文化センター 久 世 エ ス パ ス センター 勝 山 文 化 往 来 館 ひしお 勝 山 文 化 センター 井原市立田中美術館 華 鴒 大 塚 美 術 館 林 原 美 術 館 岡 山 県 立 博 物 館 倉 敷 市 民 会 館 岡山シティーミュージアム (旧岡山デジタルミュージアム) ◆ 劇団スイセイ・ミュージカル「楽園」/津山文化セン ター〔P1・P5参照〕 ■11月15日 (木) ◆ 美川憲一&コロッケ ジョイントコンサート2012/ 津山文化センター〔P8参照〕 ◀ 9 ▶ ■11月17日 (土) ■12月14日 (金)∼16日 (日) ■11月17日 (土)∼22日 (木) ■12月23日 (日・祝) ◆ すずめの学校25周年記念コンサート/ベルフォー レ津山〔P8参照〕 ◆ 第21回津山市写真展「みまさかの現在Part8」 (写 真)/津山市立文化展示ホール ■11月18日 (日) ◆ 晩秋のスペシャルバラエティショウ (出演:笑福亭仁 鶴ほか)/津山文化センター〔P8参照〕 ◆ 第44回県北書作展(書道)/津山市立文化展示 ホール ◆ 第15回つやまこどもオンステージ/津山文化セン ター〔P6参照〕 岡山県内 ■11月21日 (水) ■10月5日 (金)∼11月25日 (日) ■11月23日 (金・祝) ■10月5日 (金)∼12月24日 (月・振替休日) ◆ 桂 平治 改メ 十一代 桂 文治 襲名披露公 演/津山文化センター〔P3・P5参照〕 ◆ 第5回ふれあいコンサートinまにわ(陸上自衛隊音 楽隊によるコンサート)/勝山文化センター ■11月24日 (土) ◆ ミュージカル 風の野っ原/津山市勝北文化セン ター〔P8参照〕 ■11月25日 (日) ◆ 津山マンドリンオーケストラ第29回定期演奏会/ ベルフォーレ津山 ■12月2日 (日) ◆ 沖仁 AUTUMN-WINTER TOUR 2012/ベルフォー レ津山〔P8参照〕 ◆ 第30回津山第九演奏会/津山文化センター〔P5参 照〕 ◆ 国立西洋美術館所蔵ヨーロッパの近代美術/井原 市立田中美術館 ◆ 照り映え (日本画)/華鴒大塚美術館 ■10月12日 (金)∼11月25日 (日) ◆ 能のいでたち―備前池田家伝来能装束の世界―/ 林原美術館 ■10月19日 (金)∼11月25日 (日) ◆ 邪馬台国の時代―吉野ヶ里から唐古・鍵、纒向まで ―/岡山県立博物館 ■11月6日 (火) ◆ カメラータ・ザルツブルク/倉敷市民会館 ■11月11日 (日)∼12月4日 (火) ◆ 文 化 人・芸 能 人 の 多 才 な 美 術 展 2 0 1 2 / 岡 山シ ティーミュージアム ■12月8日 (土) ◆ 津 山シティーブラス第 2 4 回 定 期 演 奏 会 / ベ ル フォーレ津山〔P8参照〕 すたっ∼ふ!!<KUROKO> このコーナーは、公演の舞台裏であった珍騒動・裏話を、 スタッフが感じたままに書き上げています。ぼやき程度と受け止めて、軽く読み 流していただければ幸いです。 ◆松下奈緒コンサート◆ NHK連ドラ 「ゲゲゲの女房」でブレイクし、時の人であったため、入館警備が非常に厳しく、関係者以外は絶対入れないよう対処指示 があり、事務所に用事がある方以外の入館をチェックする専任を設け、入館記録に署名がない限り、たとえ先方スタッフでも入館させない 体制で臨みました。 ところが、要求した側のスタッフ(下請け)がわがもの顔で署名もしないで入館されそうになり、その都度説明し、対応 に追われました。 リハーサルを終え、本番まで4時間位あり、通常だとホテルに帰って一休みし、本番にそなえる方が多いですが、奈緒さん は熱心に練習されていました。 「非常に真面目な方だな」 と感心しました。近くで会ったのですが、 目が綺麗でした♡ ◆松竹大歌舞伎◆ とにかく暑い日で一番心配だった会場のエアコンが暑さのため限界であること。特に3階席にいたっては、いたしかたなく扇風機を設 置せざるを得ないありさま。ないよりましと我慢していただいたお客様、 この場をかりてお詫びとお礼申し上げます。 また、本番中に停電 がありましたこともあわせてお詫び申し上げます。本番は電力使用量が多く、対応はしていたのですが、照明電気容量上限を超えてスタッ フが使用したことによりブレーカーが落ちてしまいました。さて、 この公演スタッフの多さには驚きました。総勢63人、中には洗濯・アイロ ン掛けをする人、かつら・衣装等、当館の会議室をすべて使用し、 てんてこ舞い。エレベーターがないので、暑い中、 スタッフ一同、大変でし た。片付けが終了するころには言葉なく疲労困憊、次の日に夏風邪をいただきました。いろんなことがありましたが、満員御礼・アンケート にも 「よかったー」の言葉をいただき、その疲れもどこへやら・ ・ ・また頑張らねば!! ◆カウントベイシー オーケストラ◆ 超一流のジャズオーケストラ、皆さん気さくでした。本当に一流の方は包容力もあるし余裕ですね!音にいたってはスバラシイの一言。 特別に好きなジャンルでもない私ですが、生の音を聞くと感動しました。気持ちよかったー。昨今は、無料ダウンロードやレンタルで見た り・聞いたりできるようになって劇場に足を運ばなくなりつつありますが、やはり生はいいです。生でステージを見ること、必ず感動があり ます。11月には津山出身(旧勝北町)の植月美帆さん準主演のミュージカル「楽園」 を予定しています。ぜひ、生の迫力を体感ください。今後 も感動していただける公演を企画できるようガンバリマス。 平成24年10月1日発行 表紙・裏表紙/山 田 尚 公 編 集 委 員/加 藤 泰 三 ・ 竹 内 誠 二 奥 佳奈子 ・ 山 田 尚 公 公益財団法人 津山文化振興財団 津山文化センター内 TEL (0868)24-0201 〒708-0022 津山市山下68番地 ◀ 10 ▶ しにせ 老舗 日本には老舗と言われる創業100年以上の企業が10万、200年以上のものでも 3,000以上ある。中でも大阪・天王寺にある寺社建築の金剛組は西暦578年創業と世 界で最も古い企業と言われる。一度始めたことをしぶとく続けるのは日本人の大き な特徴だ。商売や代々続いた家柄でなくても田舎に行けばどこにでもある稲作の田 んぼの多くは千年以上の歴史を持つ。場所によっては二千年をはるかに超えて稲作 を続けてきた田んぼも珍しくない。日本人の大部分は百姓の末裔だから、ひょっ としたら貴家の農業は創業三千年の老舗なのかもしれない。そういう伝統を守る 姿を美しいと思う心や、仕事に対するひたむきな姿勢の職人気質を尊ぶのが我々 が先祖から受け継いできた思想そのものである。 欧州には日本ほどではなくてもそういう老舗も存在するが、アジアの周辺の国々 では生業を伝統として受け継ぐ文化がほとんどない。隣国でも小規模な家業を子孫 に継がせるより今の代で稼げるだけ稼いで、子どもは大手企業など安定した職に就 かせるのが良いとされている。老舗という概念を尊ぶことがないのだ。外国籍の友 人が何人かいるが、彼らは転職がうまい。見切りをつけるタイミングもあるが、必 ず儲かる自分に合った次の仕事を探す努力をする。優秀な彼らは自分を隠さずに 語り、はやく友人をつくり、行動する。 美術系や職人の仕事は儲からない時が続くことがあるので、苦しい時間を長く持 つ場合がある。そういう時に、思い切って他の世界に飛び込むか、もう少しじっと 辛抱するか、たいへん悩む問題だ。次の代はどうなるかなどと先のことを考えるよ り、今の仕事を最高のものに仕上げようと努力するのも日本人らしいと言える。そう いう中から幸いにも続いてきたのが老舗であって、見えない影の努力の積み重ねは 想像もできない大きなものがある。生命のつながりを信じればこそ今があるのだ。