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宮城県ソウル事務所だより
宮城県ソウル事務所だより TEL +82-2-725-3978 FAX +82-2-725-3979 [email protected] 2014 年 3 月発行 公益社団法人宮城県国際経済振興協会ソウル事務所 大韓民国 ソウル特別市 中区 貞洞 11-3 DOOBEE B/D 3 階 303 号 〇創刊号発行あいさつ 平素より,当協会の韓国事業につきまして,御理解と御 協力を賜り厚くお礼申し上げます。 さて,宮城県ソウル事務所では,事務所の活動などの情 報を提供するため,「宮城県ソウル事務所だより」を発行す ることになりました。創刊号は平成 25 年度後半から発行 時点までの主要活動などについて,ご報告いたします。 「宮城県ソウル事務所だより」の発行を契機に,さらにサ ービス向上に努めてまいりたいと存じます。今後とも宮城 県ソウル事務所への御支援と御協力をお願い申し上げま す。 宮城県ソウル事務所長 菅原 清明 〇主要活動 ・三浦副知事のアシアナ航空訪問 (2013 年 10 月 7 日~9 日) 三浦秀一宮城県副知事(仙台空港国際化利用促進協議会 副会長)をトップとする一行が,10 月 8 日,アシアナ航 空など関係団体を表敬訪問しました。 アシアナ航空では,仙台空港初の国際線として就航した 「仙台-ソウル線」の運航を継続していただいていること に対する御礼と,9 月 17 日から週 4 便に減便となった同 線のデイリー運航再開の要望を行いました。また,復旧し た仙台空港国際貨物ターミナルの紹介や県内企業が調理 する機内食の採用もお願いしました。その後,仁川国際空 港の国際貨物ターミナルなどを視察しました。 また,韓国観光公社や韓国観光協会中央会を表敬訪問し, 県内の東日本大震災からの復旧状況を説明し風評被害の 払拭に努め,観光活性化による交流人口の拡大に向け,互 いに協力する方針を確認しました。 エアポートセールスのためには,航空会社に対し様々な レベルでの働き掛けが 必要です。特に県の要 望を明確に伝える場合 や決定を後押しする場 合にトップセールスは 不可欠であり,当所と してもデイリー運航再 開に向けた働きかけを 続けてまいります。 アシアナ航空で要望書を手渡す 三浦副知事(左) ・韓国旅行会社招請事業「トレッキング体験」(2013 年 10 月 9 日~13 日) 韓国において人気の高いテーマに沿った観光客誘致に 繋げることを目的に,宮城県,山形県及び福島県のテーマ 別観光資源を紹介する韓国旅行会社招請事業が実施され ました。 宮城県・栗駒山でのトレッキング体験は,中央コース及 び東栗駒コースで行われました。栗駒山は紅葉シーズンと 宮城県ソウル事務所だより 第 1 号(創刊号) www.miyagi.or.kr/j_index.php も相まって非常に良い環境での実施となり,また地元の栗 原市からも歓迎行事への協力がありました。 当所では,日ごろの 旅行会社との関係を活 かし参加者の募集をは じめ,日本国内の行程 にも職員が同行しまし た。 参加者からは「現地 に来てみたら韓国で広 がっている風評とは違 トレッキングの様子(栗駒山) うことが分かった」 「訪 日前は不安があったが,美味しい食べ物やトレッキングコ ースなど家族や知人に十分推薦できる地域だと思った」と の声が聞かれ,本事業に対する手応えを感じました。 ・「FOOD WEEK KOREA 2013」出展(2013 年 11 月 6 日~9 日) 11 月 6 日から 9 日までソウルの COEX 展示場で「FOOD WEEK KOREA 2013」が開催されました。韓国最大規模の国際食品 産業展として知られ,世界 29 ヶ国から,602 社,1,598 ブ ースが設けられ,来場者は 75,864 名となりました。 当所が設置した宮城県ブースでは,県内企業の「有限会 社元気物産(仙台市)」が「ナッツ&クラッカー」 , 「高野本 店株式会社(蔵王町) 」が「甘ったれんな!!うどん」など をそれぞれ展示し,試食の場を設けるなど積極的に PR に 努め,韓国の食品関係者と商談が行われました。 会場では,職員が「む すび丸」の法被をまと いブースへの呼び込み を行ったほか,宮城県 の観光資料の配布も別 途行いました。 韓国での商品紹介が 初めてとなる高野本店 株式会社には温麺とう 来場者で賑う宮城県ブース どんを来場者に味わっ ていただくため,試食用器具の調達などの支援を当所で行 いました。また,ジェトロ・ソウル事務所の協力により, 韓国の大手コンビニチェーンとの商談を設けることがで きました。今後ともビジネス機会の拡大につながるよう, 出展企業を支援してまいります。 ・京畿国際観光博覧会出展(2013 年 11 月 8 日~10 日) 11 月 8 日から 10 日までの 3 日間,京畿道一山にある KINTEX(韓国国際展示場)において「京畿国際観光博覧会」 が開催されました。今年で第 11 回目を迎える同博覧会に 宮城県・山形県は共同ブースで出展し ,多様なイベントを 実施しながら両県の観光資源を積極的に PR しました。 世界 55 ヶ国・計 250 機関が参加した同博覧会は 3 日間 で約 76,000 人の来場者を記録しました。 1 今 回 は 「 FOOD WEEK KOREA 2013」と日程が 重なり,当所職員は手 分けをしてブース支援 にあたりましたが,積 極的な観光PRが主催 者から評価され,山形 県とともに「感謝牌」 を授与されました。 ・Japan Healing Festival 出展(2013 年 11 月 16 日,23 日,24 日,29 日~12 月 1 日) いわゆる東日本大震災の風評被害対策における韓国観 光イベントということで,年齢・性別を問わず誰もが楽し める場で,「東北・北関東の魅力」を発信し,さまざまな魅 力を実際に体験・体感することで,東北・北関東へのイメ ージアップを図るため「Japan Healing Festival(TOHOKU& KITAKANTO)」が開催されました。 宮城県・山形県共同ブース ・仙台商工会議所などの光州広域市訪問ミッション(2013 年 11 月 11 日~14 日) 11 月 12 日,仙台商工会議所,宮城県日韓親善協会及び 宮城県内の商工会議所関係者からなる訪問団が,2013 年 6 月に仙台商工会議所と光州商工会議所が締結した友好協 定にかかる記念ミッションとして光州広域市を訪問しま した。 光州商工会議所で行われた懇談会で朴興錫(パク・フン ソク)光州商工会議所会長は「今年の 6 月に締結した友好 協定を契機に両商工会議所が交易と投資,技術協力,人的 交流の強化を行うことで両地域の経済発展の土台が作ら れた」と述べ,これに対し鎌田宏仙台商工会議所会頭は, 「両商工会議所が友好協定を締結して以来,両市の距離が 縮まった。今回の訪問を通じて光州広域市の産業,文化な どを視察し,地域間の産業・経済交流を拡大する契機とし たい」と述べられました。 この後,訪問団は,光州広域市長との懇談,国立アジア 文化殿堂建設現場訪問,KIA 自動車光州工場視察,韓国ア ルプス株式会社視察などを行いました。 翌日,訪問団の一部はソウル特別市にある在大韓民国日 本国大使館を表敬訪問し,韓国における水産物輸入全面禁 止措置の規制撤回への支援要望なども行いました。 当所では,ソウルでの在大韓民国日本国大使館表敬訪問 への支援を行いました。引き続き風評の払拭に向け,様々 な機会をとらえた活動に努めてまいります。 ・韓国ノルディックウォーキング招請事業(2013 年 11 月 15 日~17 日) 韓国からの観光客誘 致に繋げることを目的 に,宮城県内での本格 的なノルディックウォ ーキング体験をしても らおうと韓国旅行会社 招請事業が実施されま した。 ノルディックウォー ノルディックウォーキング様子 キング体験は,仙台市 (野鳥の森) (秋保)の二口渓谷自然遊 歩道や,蔵王町の遠刈田温泉周辺,蔵王チーズ工場周辺及 び野鳥の森での各コースで行われました。 今回も当所から日本国内での行程に職員が同行し,参加 者とともにコースの確認などを行いました。今後ともノル ディックウォーキングをテーマとした旅行商品の造成に つながるよう働きかけを続けてまいります。 宮城県ソウル事務所だより ソウル会場(16 日) 大田会場(24 日) 水原会場(23 日) 仁川会場(29 日~1 日) 韓国国内の 4 ヶ所で開かれた同イベントに宮城県も出展 し,県の観光資源を幅広く PR しました。 同イベントは各自治体 PR ブースのほか,あかべこ絵付 け体験コーナーや酒試飲コーナー,芋煮・お菓子試食コー ナー,観光映像コーナー,さんさ踊りなど多彩なイベント が設けられ,多くの韓国の方々にこれらを紹介しながら風 評の払拭に努めました。 ・天皇誕生日レセプション(2013 年 12 月 5 日) 我が国の在外公館では,毎年 12 月にいわゆる「ナショナ ルデー」として,天皇誕生日レセプションが開催されてお り,在大韓民国日本国大使館でも 5 日に韓国政府・管轄区 域内の自治体要人をはじめとする韓国側関係者,企業関係 者,在留邦人及び外交団・武官団を招待して開催されまし た。 今回の天皇誕生日レセプションでは,自治体などの PR コーナーが設けられ,当所においても観光資料の配布や県 産日本酒の試飲の機会を設けるなど観光と県産品の PR に 努めました。 〇編集後記 このたび「宮城県ソウル事務所だより」の第 1 号として創 刊号を発行することとなりました。当所の活動状況などに ついて紙面を通じて広く皆様に紹介できることを嬉しく 思います。 県にかかわる海外事務所としましても職員一同,両国の 交流がますます活発になっていきますよう,微力ながら一 層努力を積み重ねてまいります。 編集に不慣れな点も多いとは存じますが,何卒ご容赦く ださいますようお願い申し上げます。(K.S) 2