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GUF
航空宇宙
旧IMF
議長
R・T・バッフェンバーガー
副議長
(アメリカIAMAW)
インダストリオール担当部長
ブライアン・ケーラー
部長
デニス・ウィリアムス
自動車
旧IMF
(アメリカUAW)
セルジョ・プトカ ヘルムート・レンゼ
ガブリエラ・アンドレア・ピ(ブラジルFS)
部長
ニャネリ
(アルゼンチンSMATA)
素材金属
化学・製薬・
バイオ科学
旧IMF
マイケル・リーヒー
(鉄鋼・非鉄)(イギリスCOMMUNITY)
トーマス・ネイバー
旧ICEM
フェルナンド・
ロペス書記次長
ケマル・ウズカン
書記次長
(ドイツIGBCE)
アプソン・クリサンナスミット
エネルギー
旧ICEM (タイPPTPLC)
(石油、ガス、電力お
よび原子力が統合) レイフ・サンデ
(ノルウェー産業労連)
インダストリオール
統合後の新設部会
ICT
電機電子
旧IMF
有野正治
(日本・電機連合)
ガラス・セメント・
旧ICEM
セラミック
関連産業
(アメリカIBB)
機械エンジニア
旧IMF
リング
(オーストリアPROGE)
鉱山・DGCJP
(ダイアモンド・
宝石・装飾品・
宝飾品加工)
松崎寛部長
プリハナニ・ブナディ
(インドネシアFSPMI)
ニュートン・B・
ジョーンズ
ライナー・ヴィンマー
ロセメイレ・テオド マティアス・
ロ・ドス・サントス ハートウィッチ
(ブラジルCNQ-CUT) 部長
クリスティアン・ マティアス・
ハートウィッチ
ベンナー
(ドイツIGM)
部長
アンドリュー・ウィッカーズ
旧ICEM
グレン・ムプファネ
部長
(オーストラリアCFMEU)
ヨン・コルバート
(ベルギーABVV-TVD)
ヤン・ヘンリク・サンドベリ
紙・パルプ
旧ICEM
アナトリー・スリン
部長
(スウェーデン製紙・パルプ労組)
リーアン・フォスター
ゴム
造船・
船舶解撤
繊維・皮革・
被服・製靴・
繊維サービス
旧ICEM
旧IMF
リンダ・マカロク
(イギリスUNITE)
工藤智司(日本・基幹労連)
エイリーン・ヨー・チョー・ゲック
(シンガポールSMEEU)
エドガー・ロムニー
旧ITGLWF
(クリーニング含む)
(アメリカWU)
ミシェル・オニール
(オーストラリアTCFUA)
クリスティーン・オリバー
女性
部会横断
(南アフリカNUMSA)
グウェン・ファレル
(カナダCOPE)
マルティン・リンダー
事務技術職
部会横断
(スウェーデンUNIONEN)
アンヌ=カサリン・クデネック
(フランスCFE-CGC)
V・V・ラーネ
(インドSMEFI)
ヘルムート・レンゼ
部長
松崎寛部長
モニカ・ケンペール
書記次長
キャロル・ブルース
部長
キャロル・ブルース
部長
伸哉
ず結成されてきました。これは欧州各
国国内組織がこういった職種・職業別の
労働組合、いわゆるクラフト・ユニオン
であったため、GUFもそれに沿って形
成されてきました。その後合併と統合を
重ね現在のGUFにつながっています。
スタン・ジョンソン
(アメリカUSW)
JCM国際局部長 岩井
なかったと言え、本格的な活動展開は
第二次世界大戦後となっています。
年以上前にGUFが結成され
始めてきた時代には、煙草工、大工、紡
績工、鉱山労働者、鉄工労働者そして
印刷工など、職種・職業別の組織がま
環境サービス
ジム・カッターソン
部長
3
インダストリオールの産業別部会活動とJCM
属 労 働 者 の 情 勢 報 告 の送 付 と 集 約 に
ついて、各 国の金属 労 働 組 合のスト
ライキなどの闘 争への支 援 手 続や国
際 的ストライキ破りの阻止などにつ
いて規 定されています。ただ草 創 期
には 産 業 別 部 会 活 動の展 開 は あ ま り
インダストリオールの産業別部会一覧
(アメリカUSW)
33 JCM 2 015 Autumn
2
0
1
2
はじめに
年6月、IMF( 国 際 金
属労連)
、ICEM(国際化学エネル
ギー鉱山一般労連)およびITGL
WF(国際繊維被服皮革労組同盟)
の3つのGUF(国際産業別労働組
合組織)が統合し、インダストリオ
ール・グローバルユニオンが誕生し
ました。
3GUFはそれぞれ産業別の活動
を展開しており、インダストリオー
16
ルの結成によって、一部は整理・統
合され現在では の部会が存在して
います。
(下記図表参照)
IMF( 国 際 金属 労 連 )の結 成は
年、第一インターナショナ
IMF草創期
ルのチューリッヒ大会と関連して開催
された金属労働者の国際会議において、
国際金属労働者情報局として結成され
ました。結成の際の決議には、国際組
織に対する各国の金属労働組合の代表
の選出とその任務について、各国の金
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3
S
TOPIC
IMFの
産業別部会活動の始まり
り、UAWが主導したアメリカのBIG
の活動の中から生まれてきたものであ
IMF JCは、IMF加盟にあたっ
て、
「日本の労働者の地位向上」
「時間短
3の世界労働組合協議会がその先駆け
る活動としてとらえられています。I
縮早期実現および賃金引き上げ要求への
です。
委員会がアメリカ合衆国・ワシントン
年 4 月、I A M( 全 米 機 械
工労働組合)
の招請により、IMF中央
引き継がれ活動を継続しています。ま
た。この委員会は現在の女性委員会に
人・青少年労働委員会」を設置しまし
IMF世界大会の東京開催にもつなが
アジア地域会議や
そ れは
鋼部会の中で取り扱われていましたが、
その母体です。非鉄産業については鉄
年
協力」と「将来、東南アジア各国労働者
DCで開催されました。戦前はアメリ
たIMFは「非現業労働者に関する特
り、さらには東南アジア各国の労働組合
年に会議を開催し、その後事
務技術職部会へと発展しました。
年開催のIMF中央委員会に
提案され、鉄鋼産業部会を鉄鋼・非鉄
おいて非鉄金属分野への活動の拡張が
る活動展開にもつながっています。
日本からの参加は
年3月に西
産 業 部 会とすることを決 定しました。
航 空 宇 宙:
年 トゥールー
ズ、
年ジュネーブにおいてI
への積極的な参画とアジア地域におけ
との連帯活動や以下の産業別部会活動
年の第
カからIAMしかIMFに加盟してい
年および
年)
、この年USWA(全米
鉄鋼労働組合)と、UAW(全米自動車
労働組合)が相次いでIMF加盟を果た
しました。IMFは欧州から、北米へ、
年5月
鋼労連(当時)からの参加が最初です。
ドイツ・デュイスブルクで開催された
月にジュ
に正式加盟しました。その前段にドイ
別の機構が設置されています。
メーカーの労働組合で構成される企業
洋地域での活動を補完してきました。
年
たグループごとに、または業種別に委
ツ・フランクフルトで自動車産業部会
会)の一部分であり、工作機械産業の
からの参加は、
MF航空宇宙委員会が開催され、その
その後鉄鋼労連は「アジア鉄鋼セミナ
日の日程で、
員会をつくることを考慮する」ことと
が開催されており、日本からも自動車
自 動 車:
年から
年
にかけて設立された3つの産業別部会
世界会議とともに開催されてきました
〜
年から3~4年に1回
年
産 業 労 働 組 合 の 代 表 が 参 加 し てい ま
のうちの一つであり、UAW主導によ
が、
月
第5回IMF鉄鋼産業世界会議への鉄
(当
JCMの前身であるIMF JC
時の日本語名称は国際金属労連日本協
ネーブ開催の航空宇宙産業委員会への
ー」を
年の中央委員会におい
す。またこれより以前、同年6月にジュ
って設立されました。日本からの参加
および
年 月にパリで開催された
年9月のIMF中央委員
I C T 電 機 電 子:当 初 は 工 作 機 械
産 業 部 会( 機 械 エン ジ ニア リ ン グ 部
て、自動車部会、造船部会および鉄鋼部
ネーブで開催された第2回婦人・青少
産業部会(
第4回IMF自動車産業世界会議への
会設置当初より電機労連(現・電機連
会で電機電子産業部会を分離させ、新
団が参加しています。このようにIM
オブザーバ参加が最初です。
-
年9月にハーグで開催された
しい 産 業 別 部 会 を 設 置 し ま し た。 部
F JCおよび加盟組織は、IMF加
きました。
合)委員長が部会長に就任しています。
画していたと言えます。
年)と、次々設置されて
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盟前後からIMF部会活動にすでに参
11
主要自動車メーカー労組で構成され
る企業別協議会はこの自動車産業部会
女性および事務技術職に関する部会
活動は、他の産業別部会活動を横断す
部会(
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しました。その検討の結果、
会が設置されました。その後金属機械
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は
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後産業別部会へ再編されました。日本
した。
したが、同年
造船重機労連(当時)が最初です。ボ
日で
IMFはその活動範囲を不断に拡大
させ、さらに欧州と北米における経済
オーストリア・ウィーンで開催された
16
-
-
年労働者委員会にもIMF JC代表
28
議会)
の結成は
の急激な発展に対応するため、
「IMF
主催し、この産業別部会のアジア太平
日本の金属産業労働組合の
参画
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ーイングやエアバスなど主要な航空機
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第 回IMF世界大会においてIMF
さらにその後アジア太平洋、ラテン=
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年)
、航空宇宙産業
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アメリカ、アフリカへと組織化を進めま
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の統一を阻害することなしに、異なっ
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は
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1
別委員会」を設置、
ための会議」を開催、
年および
に「婦人労働者および青少年労働者の
への援助活動の決意表明」を訴えました。
素材金属:
年から
年にかけて設立された3つの産業別部
MFでは
年に「婦
年2月の第1回IMF
会のうちの一つである鉄鋼産業部会が
-
回
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ませんでしたが(IAMのIMF加盟
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2015 Autumn JCM 34 TOPICS
電機労連から参加しています。さらに
第1回世界大会(部会の設立大会)にも
る一貫した、しかもグローバルな産業
造船から船舶解撤、リサイクルにいた
母体となっています。
RO(アジア太平洋地域組織)がその
協議会の設置を提案しています。その
を打ち立てたい」と述べ、企業別の労組
年にはゼネラル・モータ
政策の策定を目指すこと、船舶解撤に
1回の頻度で開催してきています。
「アジア電機・電子セミナー」を4年に
ことなどについて確認がなされました。
准を各国政府に求める活動を展開する
関する国際条約(香港条約)の早期批
置が進められてきています。
議開催や企業別労組ネットワークの設
ともにデトロイトで開催されています。
企業別労組協議会がUAW定期大会と
ーズ、フォード、フォルクスワーゲンの
結果
年からは電機連合主催による
旧ICEM関連では、小分類の産業
別会議開催、アジア太平洋地域での会
年6月にマレーシアで開催
された世界会議では、多国籍企業への
広く、深く発展させるもの」として評価
対応、不安定雇用への取り組み、組織
その第1回世界大会を開催し、結成し
ほどの間に、部会の活動は定期的に開
してきました。その後日系自動車多国
IMFではこのような企業別労組協
議会について、
「国際連帯の概念に新し
他のGUFの産業別部会活動
い意味を付与し、国際レベルの労働組
ましたが、4年後の
催される世界会議を中心とした運営か
籍企業の労働組合による企業別協議会
年にインダストリオールは
ェーンへの対応などが議論されました。
世界大会までの期間を「移行期間」と
ら、
小規模の「運営委員会」
「作業部会」
の設置も実現し、これは現在のMNC
化キャンペーンの強化と、サプライチ
機械エンジニアリング:
年、
金属機械産業部会として設置、その後
して、インダストリオール結成前に各
「作業グループ」を少なくとも年1回
(多国籍企業)労働組合ネットワークの
MF本部の財政的制約と、活動の効率
年開催の第2回インダストリオー
がますます重要となっています。
ていることから日本の労働組合の参画
JCMはICT電機・電子部会と造
船・ 船 舶 解 撤 部 会 に 部 会 長 を 輩 出 し
今後の活動展開 合間に新しい形の実際的協力をより幅
工作機械、機械エンジニアリングと部会
GUFが実施してきた活動を継続する
開催、インダストリオール世界大会の
構築に引き継がれていると言えます。
年7
こととなっており、各GUFによる部
間の4年間に1回、産業別部会の世界
大会を1回開催するという活動に変化
繊維・皮
革・ 被 服・
化を目指したものです。
してきています。これは加盟組織やI
製 靴・ 繊
年第2回
月に西ドイツ・ケーニッヒシュタインで
会活動もこの4年間は引き続き実施さ
時)よりオブザーバ参加しています。
維サービス
IMF自動車産業部会では、初代部
会長であるウォルター・ルーサーUAW
(クリーニ
年にフランクフルトで
せてきた旧
動を展開さ
る活発な活
地域におけ
は、アジア
産業部会
かれらの努力を調整し共通する問題の
界中のこれらの企業の労働者のために、
らの4つの企業別協議会をもって、世
ルクスワーゲン、クライスラー、これ
ゼネラル・モーターズ、フォード、フォ
界会議においてすでに、
「われわれは、
開催された第5回IMF自動車産業世
と考えられます。
を拡大させていく方向で展開していく
業政策の検討と策定と、その活動の幅
の設置など、さらにはグローバルな産
運営や、MNC労働組合ネットワーク
業別部会活動は、前述の効率的な組織
界会議が開催されていますが、今後産
ル世界大会に向け、各産業別部会の世
会長は
ITGLW
解決策を見出すように、実際的な機構
ング含む)
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名称が変更となりました。
開催された第2回IMF金属機械産業
れてきています。
インダス ト リ オ ール 結 成 前 の 年
インダストリオール結成と
産業別部会活動の再編
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FのTWA
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●ブリヂストン
●グッドイヤー
ゴム
企業別
アジア太平洋
造船・船舶解撤:
年から
年に設置された3つの産業別部
●電力
●石油・ガス
年に第1
●電力
●原子力
会のうちの一つで、
年 にハン ブ ルク で 開
エネルギー
回 世 界 会 議 を 開 催 し ま し た。 日 本 の
労組は
催された第5回IMF造船産業世界会
●武田薬品
●サノフィー
●BASF
●化学産業
●製薬産業
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●ガラス産業
●マテリアル産業
ガラス・セメント・
セラミック関連
議に出席しています。造船重機労連は
年から「アジア造船セミナー」
を主催、3~4年に1回の頻度で開催
し、この部会のアジア太平洋地域での
旧 ICEM 関連の会議体一覧
世界会議に電機労連および全機金(当
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化学・製薬・
バイオ化学
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活動を補完してきています。
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小分類
部会名
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年 月には長崎において世
界会議を開催しており、その会議では、
35 JCM 2 015 Autumn
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