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Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ

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Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ
APPENDIX
B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955
スイッチ ブート ローダ コマンド
(注)
ブート ローダ コマンドは、Catalyst 2950 Long-Reach Ethernet(LRE)スイッチでのみ使用できます。
通常のブート ローダ動作中は、ブート ローダ コマンドライン プロンプトは表示されません。ス
イッチが手動で起動するように設定され、Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)の
DRAM テスト中にエラーが発生した場合、またはオペレーティング システムをロード中にエラー
が発生した(ソフトウェア イメージが破損した)場合、ブート ローダ コマンドにアクセスできま
す。スイッチのパスワードを忘れた場合もブート ローダ コマンドにアクセスできます。
(注)
Catalyst 2950 LRE スイッチのデフォルト設定では、スイッチに物理アクセスするエンド ユーザはス
イッチが起動している間にブート プロセスを中断し、新しいパスワードを入力することによって
失ったパスワードを回復できます。Catalyst 2950 LRE スイッチのパスワード回復ディセーブル機能
の場合、システム管理者はこの機能の一部をディセーブルにすることによってスイッチ パスワー
ドへのアクセスを保護できます。ユーザは、システムをデフォルト コンフィギュレーションに戻
すことに同意した場合のみ、ブート プロセスを中断することができます。パスワード回復がディ
セーブルのときでも、ユーザはブート プロセスを中断しパスワードを変更できますが、コンフィ
ギュレーション ファイル(config.text)および VLAN データベース ファイル(vlan.dat)は削除さ
れます。詳細については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
を参照してください。
ブート ローダへのアクセスは、9600 bps でスイッチ コンソール ポートに接続することによって可
能になります。スイッチの電源コードを抜いて、電源コードを再度接続している間に、スイッチ
Mode ボタンを押してください。ポート 1 上の LED が消えてから 1 ~ 2 秒経過したら、Mode ボタ
ンを離します。すると、ブート ローダ Switch: プロンプトが表示されます。ブート ローダは低レ
ベルで CPU を初期化し、POST を実行し、デフォルト オペレーティング システム イメージをメモ
リにロードします。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-1
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
boot
boot
実行可能なイメージをロードおよび起動し、CLI(コマンドライン インターフェイス)を開始する
には、boot ブート ローダ コマンドを使用します。
boot [-post] filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
-post
filesystem:
/file-url
(任意)拡張または包括的な Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテス
ト)でロードされたイメージを実行します。このキーワードを使用すると、
POST が完了するのに時間がかかります。
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
(任意)ブート イメージのパス(ディレクトリ)および名前です。イメージ名
ごとにセミコロンで区切ります。
デフォルト
スイッチは、BOOT 環境変数の情報を使用することにより、自動的にシステムを起動しようとしま
す。この環境変数が設定されていない場合、スイッチは、フラッシュ ファイル システム全体に再
帰的な縦型検索を行って、最初の実行可能イメージをロードして実行しようとします。ディレクト
リの縦型検索では、検出した各サブディレクトリを完全に検索してから元のディレクトリでの検索
を続けます。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
引数のない boot コマンドを入力すると、スイッチは BOOT 環境変数の情報を使用することにより、
自動的にシステムを起動しようとします。file-url 変数にイメージ名を付ける場合、boot コマンド
は、指定されたイメージを起動しようとします。
ブート ローダ boot コマンド オプションを設定すると、ただちにオプションが実行され、現在の
ブート ローダ セッションにのみ適用されます。この設定は、次回の起動動作に保存されません。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
例
次の例では、new-image.bin イメージを使用してスイッチを起動する方法を示します。
switch: boot flash:/new-images/new-image.bin
このコマンドを入力すると、セットアップ プログラム開始を要求するプロンプトが表示されます。
関連コマンド
コマンド
set
説明
BOOT キーワードをこのコマンドに追加したときに、BOOT 環境変数が特
定のイメージを起動するよう設定します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-2
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
cat
cat
1 つまたは複数のファイルの内容を表示するには、cat ブート ローダ コマンドを使用します。
cat filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
/file-url
表示するファイルのパス(ディレクトリ)および名前です。各ファイル名は
スペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
ファイルのリストを指定すると、各ファイルの内容が順次に表示されます。
例
次の例では、フラッシュ メモリの config.text の内容を表示する方法を示します。
Switch: cat flash:/config.text
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname corp-bigboy
!
!
username admin privilege 15 password 0 cisco
!
(テキスト出力は省略)
関連コマンド
コマンド
more
説明
type
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-3
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
copy
copy
送信元から宛先へファイルをコピーするには、copy ブート ローダ コマンドを使用します。
copy [-b block-size] filesystem:/source-file-url filesystem:/destination-file-url
シンタックスの説明
-b block-size
(任意)このオプションは内部開発およびテストにのみ使用します。
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
/source-file-url
コピーするパス(ディレクトリ)およびファイル名(送信元)を指定します。
/destination-file-url
宛先のパス(ディレクトリ)およびファイル名を指定します。
デフォルト
デフォルトのブロック サイズは 4 KB です。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
スラッシュ(/)で区切られたディレクトリ名は 45 文字までです。また、名前には、制御文字、ス
ペース、デリート、スラッシュ、引用符、セミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
ファイル名は 45 文字までです。また、名前には、制御文字、スペース、デリート、スラッシュ、引
用符、セミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
ファイルを新しいディレクトリにコピーする場合、ディレクトリは事前に存在している必要があり
ます。
例
次の例では、ルート ディレクトリでファイルをコピーする方法を示します。
switch: copy flash:test1.text flash:test4.text
.
File "flash:test1.text" successfully copied to "flash:test4.text"
ファイルがコピーされたかどうかを確認するには、dir filesystem: ブート ローダ コマンドを入力し
ます。
関連コマンド
コマンド
delete
説明
指定したファイル システムから 1 つまたは複数のファイルを削除します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-4
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
delete
delete
指定したファイル システムから 1 つまたは複数のファイルを削除するには、delete ブート ローダ
コマンドを使用します。
delete filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
/file-url
削除するパス(ディレクトリ)およびファイル名。各ファイル名はスペー
スで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
スイッチは、各ファイルを削除する前の確認をプロンプトで要求します。
例
次の例では、2 つのファイルを削除する方法を示します。
switch: delete flash:test2.text flash:test5.text
Are you sure you want to delete "flash:test2.text" (y/n)?y
File "flash:test2.text" deleted
Are you sure you want to delete "flash:test5.text" (y/n)?y
File "flash:test2.text" deleted
ファイルが削除されたかどうかを確認するには、dir flash: ブート ローダ コマンドを入力します。
関連コマンド
コマンド
copy
説明
送信元から宛先にファイルをコピーします。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-5
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
dir
dir
指定したファイル システムのファイルおよびディレクトリのリストを表示するには、dir ブート
ローダ コマンドを使用します。
dir filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
/file-url
(任意)表示する内容のパス(ディレクトリ)およびディレクトリ名。各
ディレクトリ名はスペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
変更内容
このコマンドが追加されました。
使用上のガイドライン
ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
例
次の例では、フラッシュ メモリのファイルを表示する方法を示します。
switch: dir flash:
Directory of flash:/
3
11
21
9
16
14
22
-rwx
-rwx
-rwx
drwx
-rwx
-rwx
-rwx
1839
1140
26
768
1037
1099
96
Mar
Mar
Mar
Mar
Mar
Mar
Mar
01
01
01
01
01
01
01
1993
1993
1993
1993
1993
1993
1993
00:48:15
04:18:48
00:01:39
23:11:42
00:01:11
01:14:05
00:01:39
config.text
vlan.dat
env_vars
html
config.text
homepage.htm
system_env_vars
15998976 bytes total (6397440 bytes free)
表 B-1 では、コマンド出力のフィールドを説明します。
表 B-1
dir フィールドの説明
フィールド
説明
2
ファイルのインデックス番号
-rwx
ファイル権限は次のいずれか、またはすべてとなります。
•
d ― ディレクトリ
•
r ― 読み込み可能
•
w ― 書き込み可能
•
x ― 実行可能
1644045
ファイルの大きさ
<date>
最後に行った変更の日付
env_vars
ファイル名
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-6
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
flash_init
関連コマンド
コマンド
mkdir
説明
rmdir
1 つまたは複数のディレクトリを削除します。
1 つまたは複数のディレクトリを作成します。
flash_init
フラッシュ ファイル システムを初期化するには、flash_init ブート ローダ コマンドを使用します。
flash_init
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルト
フラッシュ ファイル システムは、通常のシステム動作中に自動的に初期化されます。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
通常のシステム動作中に、フラッシュ ファイル システムは自動的に初期化されます。
フラッシュ ファイル システムを手動で初期化するには、このコマンドを使用します。たとえば、ス
イッチのパスワードを忘れたときの回復手順中も、このコマンドを使用できます。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-7
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
format
format
指定したファイル システムをフォーマットし、そのファイル システムのデータすべてを破棄する
には、format ブート ローダ コマンドを使用します。
format filesystem:
シンタックスの説明
filesystem:
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
変更内容
このコマンドが追加されました。
使用上のガイドライン
注意
このコマンドを使用する際は注意してください。このコマンドは、ファイル システムのデータを
すべて破棄し、システムを使用不能にします。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-8
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
fsck
fsck
ファイル システムの一貫性を検査するには、fsck ブート ローダ コマンドを使用します。
fsck [-test | -f] filesystem:
シンタックスの説明
-test
(任意)ファイル システム コードを初期化し、フラッシュ メモリ上で POST
を再度実行します。ファイル システムを構成するバイトごとに、拡張メモリ
の非破壊試験が実施されます。
-f
(任意)ファイル システム コードを初期化し、ファイルに関して迅速な一貫
性検査を実施します。フラッシュ セクタでは、Cyclic Redundancy Check(CRC;
巡回冗長検査)は実施されません。
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
デフォルト
ファイル システム検査は実施されません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
変更内容
このコマンドが追加されました。
使用上のガイドライン
使用可能なファイル システムの一貫性検査を停止するには、スイッチの電源を切ってから電源を再
度接続します。
例
次の例では、フラッシュ メモリで拡張ファイル システム検査を実施する方法を示します。
switch: fsck -test flash:
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-9
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
help
help
使用可能なコマンドを表示するには、help ブート ローダ コマンドを使用します。
help
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
使用可能なブート ローダ コマンドのリストを表示するには、疑問符(?)を入力します。
load_helper
ブート ローダの機能を拡張したりパッチを当てたりするヘルパー イメージを 1 つまたは複数ロー
ドしたり、初期化したりするには、load_helper ブート ローダ コマンドを使用します。
load_helper filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
/file-url
ローダの初期化中に動的にロードされるロード可能なヘルパー ファイルのパ
ス(ディレクトリ)およびリストです。イメージ名ごとにセミコロンで区切
ります。
デフォルト
ヘルパー ファイルはロードされていません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
HELPER 環境変数が設定されている場合にだけ、load_helper コマンドはロード可能なファイルを検
索します。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-10
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
memory
memory
メモリ ヒープの利用情報を表示するには、memory ブート ローダ コマンドを使用します。
memory
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
例
変更内容
このコマンドが追加されました。
次の例では、メモリ ヒープの利用情報を表示する方法を示します。
switch:
Text:
Rotext:
Data:
Bss:
Stack:
Heap:
memory
0x00700000
0x00000000
0x0071cf24
0x0072529c
0x00746f94
0x00756f98
-
0x0071cf24
0x00000000
0x00723a0c
0x00746f94
0x00756f94
0x00800000
(0x0001cf24
(0x00000000
(0x00006ae8
(0x00021cf8
(0x00010000
(0x000a9068
bytes)
bytes)
bytes)
bytes)
bytes)
bytes)
Bottom heap utilization is 22 percent.
Top heap utilization is 0 percent.
Total heap utilization is 22 percent.
Total bytes: 0xa9068 (692328)
Bytes used: 0x26888 (157832)
Bytes available: 0x827e0 (534496)
Alternate heap utilization is 0 percent.
Total alternate heap bytes: 0x6fd000 (7327744)
Alternate heap bytes used: 0x0 (0)
Alternate heap bytes available: 0x6fd000 (7327744)
表 B-2 では、出力内のフィールドを説明します。
表 B-2
メモリ フィールドの説明
フィールド
説明
Text
テキスト記憶領域の開始および終了アドレス
Rotext
読み取り専用のテキスト記憶領域の開始および終了アドレス。データ セグメ
ントのこの部分は、Text エントリに分類されます。
Data
データ セグメント記憶領域の開始および終了アドレス
Bss
記憶領域内で(Bss)記号で始まるブロックの開始および終了アドレス。この
アドレスはゼロに初期設定されます。
Stack
自動変数を保存し、アドレスを戻したりするソフトウェアに割り当てられた、
メモリ領域の開始および終了アドレス
Heap
メモリ領域内で動的に割り当てられ、解放されたメモリ領域の開始および終
了アドレス
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-11
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
mkdir
mkdir
指定したファイル システム上で 1 つまたは複数の新しいディレクトリを作成するには、mkdir ブー
ト ローダ コマンドを使用します。
mkdir filesystem:/directory-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
/directory-url
作成するディレクトリ名です。各ディレクトリ名はスペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
スラッシュ(/)で区切られたディレクトリ名は 45 文字までです。また、名前には、制御文字、ス
ペース、デリート、スラッシュ、引用符、セミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
例
次の例では、Saved_Configs: という名前ディレクトリを作成する方法を示します。
switch: mkdir flash:Saved_Configs
Directory "flash:Saved_Configs" created
次の例では、2 つのディレクトリを作成する方法を示します。
switch: mkdir flash:Saved_Configs1 flash:Test
Directory "flash:Saved_Configs1" created
Directory "flash:Test" created
ディレクトリが作成されたかどうかを確認するには、dir filesystem: ブート ローダ コマンドを入力
します。
関連コマンド
コマンド
dir
説明
rmdir
指定したファイル システムから 1 つまたは複数のファイルを削除します。
指定したファイル システムのファイルおよびディレクトリのリストを表
示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-12
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
more
more
1 つまたは複数のファイルの内容を表示するには、more ブート ローダ コマンドを使用します。
more filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
/file-url
表示するファイルのパス(ディレクトリ)および名前です。各ファイル名は
スペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
ファイルのリストを指定すると、各ファイルの内容が順次に表示されます。
例
次の例では、ファイル 2 つの内容を表示する方法を示します。
switch: more flash:/new-images/info flash:env_vars
関連コマンド
コマンド
cat
説明
type
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-13
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
rename
rename
ファイル名を変更するには、rename ブート ローダ コマンドを使用します。
rename filesystem:/source-file-url filesystem:/destination-file-url
シンタックスの説明
filesystem:
/source-file-url
元のパス(ディレクトリ)およびファイル名
/destination-file-url
新しいパス(ディレクトリ)およびファイル名
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
スラッシュ(/)で区切られたディレクトリ名は 45 文字までです。また、名前には、制御文字、ス
ペース、デリート、スラッシュ、引用符、セミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
ファイル名は 45 文字までです。また、名前には、制御文字、スペース、デリート、スラッシュ、引
用符、セミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
次の例では、config.text というファイル名を config1.text: に変更する方法を示します。
例
switch: rename flash:config.text flash:config1.text
ファイル名が変更されたかどうかを確認するには、dir filesystem: ブート ローダ コマンドを入力し
ます。
関連コマンド
コマンド
copy
説明
送信元から宛先にファイルをコピーします。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-14
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
reset
reset
システム上のハードウェアをリセットするには、reset ブート ローダ コマンドを使用します。ハー
ドウェア リセットは、スイッチのパワーサイクルに似ており、プロセッサ、レジスタ、メモリを初
期化します。
reset
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
例
変更内容
このコマンドが追加されました。
次の例では、システムをリセットする方法を示します。
switch: reset
Are you sure you want to reset the system (y/n)?y
System resetting...
関連コマンド
コマンド
boot
説明
実行可能なイメージをロードおよび起動し、CLI(コマンドライン イン
ターフェイス)を開始します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-15
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
rmdir
rmdir
指定したファイル システムから 1 つまたは複数の空のディレクトリを削除するには、rmdir ブート
ローダ コマンドを使用します。
rmdir filesystem:/directory-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッ
シュ デバイスには flash: を使用します。
/directory-url
削除する空のディレクトリのパス(ディレクトリ)および名前です。各
ディレクトリ名はスペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ディレクトリ名では大文字と小文字が区別されます。また、スラッシュ(/)で区切られたディレク
トリ名は 45 文字までです。名前には、制御文字、スペース、デリート、スラッシュ、引用符、セ
ミコロンまたはコロンが含まれないようにしてください。
ディレクトリを削除する前に、最初にディレクトリ内のすべてのファイルを削除する必要がありま
す。
スイッチは、各ディレクトリを削除する前の確認をプロンプトで要求します。
例
次の例では、ディレクトリを削除する方法を示します。
switch: rmdir flash:Test
ディレクトリが削除されたかどうかを確認するには、dir filesystem: ブート ローダ コマンドを入力
します。
関連コマンド
コマンド
dir
説明
mkdir
指定したファイル システム上で 1 つまたは複数の新しいディレクトリを
作成します。
指定したファイル システムのファイルおよびディレクトリのリストを表
示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-16
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
set
set
ブート ローダまたはスイッチで動作する他のソフトウェアを制御するための環境変数を設定また
は表示するには、set ブート ローダ コマンドを使用します。
set variable value
(注)
シンタックスの説明
通常の状況では、環境変数の設定を変更する必要はありません。
variable value
variable および value には、次のキーワードの 1 つを使用します。
MANUAL_BOOT ― スイッチが自動または手動で起動するかを判断します。
有効な値は 1、yes、0 および no です。値が no または 0 に設定されている場
合、ブート ローダは自動的にシステムを起動しようとします。それ以外に設
定されているときは、ブート ローダ モードから手動でスイッチを起動する必
要があります。
BOOT filesystem:/file-url ― 自動起動のときにロードおよび実行される実行可
能ファイルのセミコロン区切りリスト
BOOT 環境変数が設定されていない場合、システムは、フラッシュ ファイル
システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初の実行可能イメージをロー
ドして実行しようとします。BOOT 環境変数が設定されていても指定された
イメージをロードできないときは、システムはフラッシュ ファイル システム
で見つかった最初のブート ファイルを起動しようとします。
ENABLE_BREAK ― サービス ポートの Break キーを押すことにより、自動
起動プロセスを中断できるかどうかを判断します。
有効な値は 1、yes、on、0、no および off です。1、yes または on に設定され
ている場合は、フラッシュ ファイル システムの初期化後にサービス ポート上
で Break キーを押して、自動起動プロセスを中断することができます。
HELPER filesystem:/file-url ― ブート ローダの初期化中に動的にロードされる
ロード可能ファイルのセミコロン区切りリスト。ヘルパー ファイルは、ブー
ト ローダの機能を拡張したり、パッチを当てたりします。
PS1 prompt ― ブート ローダ モードでコマンドライン プロンプトとして使用
されるストリング
CONFIG_FILE flash:/file-url ― システム コンフィギュレーションの不揮発性
コピーの読み書きにソフトウェアが使用するファイル名
CONFIG_BUFSIZE size ― メモリにコンフィギュレーション ファイルのコ
ピーを保持するためにソフトウェアが使用するバッファのサイズ。コンフィ
ギュレーション ファイルは、バッファ サイズの割り当てを超えてはなりませ
ん。指定できるバイト数は 4096 ~ 524288 です。
BAUD rate ― サービス ポートに使用するビット / 秒(bps)
。コンフィギュレー
ション ファイルが別の設定を指定しないかぎり、ソフトウェアはブート ロー
ダ コマンドからボー レートの設定を引き継ぎ、この値を使用し続けます。範
囲は 0 ~ 44294967295 bps です。有効な値は 50、75、110、150、300、600、
1200、1800、2000、2400、3600、4800、7200、9600、14400、19200、28800、38400、
56000、57600、115200 および 128000 です。
最も利用される値は 300、1200、2400、9600、19200、57600 および 115200 です。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-17
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
set
BOOTHLPR filesystem:/file-url ― 2 番めの Cisco IOS イメージをメモリにロー
ドして開始できるように、メモリにロードする最初の Cisco IOS ヘルパー イ
メージ名。この変数は内部開発およびテストにのみ使用します。
HELPER_CONFIG_FILE filesystem:/file-url ― Cisco IOS ヘルパー イメージで
使 用 す る コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン フ ァ イ ル 名。設 定 を 行 わ な い 場 合、
CONFIG_FILE 環境変数によって指定されたファイルは、ヘルパー イメージ
を含む、ロードされたすべてのソフトウェア バージョンで使用されます。こ
の変数は内部開発およびテストにのみ使用します。
PASSWD_RECOVERY ― パスワード回復オプションをイネーブルまたは
ディセーブルにします。指定できる値は yes、1、no または 2 です。デフォル
トは yes です。
REBOOT_AFTER_CRASH ― 異常終了後に、スイッチを再起動するよう設定
します。指定できる値は yes、1、no または 2 です。デフォルトは yes です。
デフォルト
環境変数には、次のデフォルト値があります。
MANUAL_BOOT:No(0)
BOOT:Null 文字列
ENABLE_BREAK:No(Off または 0)
(サービス ポート上の Break キーを押しても、自動起動プロ
セスは中断されない)。
HELPER:デフォルト値はありません(ヘルパー ファイルは自動的にロードされない)。
PS1:switch:
CONFIG_FILE:config.text
CONFIG_BUFSIZE:32 KB
BAUD:9600 bps
BOOTHLPR:デフォルト値はありません(ヘルパー イメージは指定されない)。
HELPER_CONFIG_FILE:デフォルト値はありません(ヘルパー コンフィギュレーション ファイル
は指定されない)。
(注)
値を持つ環境変数は、さまざまなファイルのフラッシュ ファイル システムに保存されます。この
ファイルのフォーマットでは、各行に環境変数名、等号、そのあとに変数値が続きます。変数がこ
のファイルの中でリストされていない場合、変数には値がありません。値が Null 文字列でもファ
イルにリストされている場合、変数には値があります。Null 文字列に設定されている(たとえ
ば、“ ”)変数は値を持つことができます。多くの環境変数が事前に定義され、デフォルト値を持っ
ています。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
環境変数では大文字と小文字が区別され、記述されたものを入力する必要があります。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-18
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
set
環境変数は表 B-3 のファイルに保存されます。
表 B-3
環境変数の保存場所
環境変数
保存場所(ファイル システム:ファイル名)
BAUD、ENABLE_BREAK、CONFIG_BUFSIZE、 flash:env_vars
CONFIG_FILE、MANUAL_BOOT、PS1
BOOT、BOOTHLPR、HELPER、
HELPER_CONFIG_FILE
flash:system_env_vars
boot manual グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによって、
MANUAL_BOOT 環境変数も設定することができます。
boot system filesystem:/file-url グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによっ
て、BOOT 環境変数も設定することができます。
boot enable-break グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
ENABLE_BREAK 環境変数も設定することができます。
boot helper filesystem:/file-url グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによっ
て、HELPER 環境変数も設定することができます。
boot config-file flash:/file-url グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによっ
て、CONFIG_FILE 環境変数も設定することができます。
boot buffersize size グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
CONFIG_BUFSIZE 環境変数も設定することができます。
boot boothlpr filesystem:/file-url グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することに
よって、BOOTHLPR 環境変数も設定することができます。
boot helper-config-file filesystem:/file-url グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力するこ
とによって、HELPER_CONFIG_FILE 環境変数も設定することができます。
コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン CLI service password-recovery コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
PASSWD_RECOVERY 環境変数も設定またはリセットすることができます。
ブート ローダ プロンプト ストリング(PS1)は等号(=)を除く印刷可能文字で、最大 120 文字ま
で入力できます。
例
次の例では、ブート ローダ プロンプトを変更する方法を示します。
switch: set PS1 loader:
loader:
設定を確認するには、set ブート ローダ コマンドを入力します。
関連コマンド
コマンド
unset
説明
1 つまたは複数の環境変数をもとの設定にリセットします。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-19
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
type
type
1 つまたは複数のファイルの内容を表示するには、type ブート ローダ コマンドを使用します。
type filesystem:/file-url ...
シンタックスの説明
filesystem:
フラッシュ ファイル システムのエイリアスです。システム ボード フラッシュ
デバイスには flash: を使用します。
/file-url
表示するファイルのパス(ディレクトリ)および名前です。各ファイル名は
スペースで区切ります。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
使用上のガイドライン
変更内容
このコマンドが追加されました。
ファイル名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。
ファイルのリストを指定すると、各ファイルの内容が順次に表示されます。
次の例では、ファイル 2 つの内容を表示する方法を示します。
例
switch: type flash:/new-images/info flash:env_vars
関連コマンド
コマンド
cat
説明
more
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
1 つまたは複数のファイルの内容を表示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-20
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
unset
unset
1 つまたは複数の環境変数をリセットするには、unset ブート ローダ コマンドを使用します。
unset variable ...
(注)
シンタックスの説明
通常の状況では、環境変数の設定を変更する必要はありません。
variable
variable には、次のキーワードの 1 つを使用します。
MANUAL_BOOT ― スイッチが自動または手動で起動するかを判断します。
BOOT ― 自動起動のときにロードおよび実行される実行可能ファイルのリス
トをリセットします。BOOT 環境変数が設定されていない場合、システムは、
フラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初の実行
可能イメージをロードして実行しようとします。BOOT 環境変数が設定され
ていても指定されたイメージをロードできないときは、システムはフラッ
シュ ファイル システムで見つかった最初のブート ファイルを起動しようと
します。
ENABLE_BREAK ― フラッシュ ファイル システムが初期化されたあとで
サービス ポートの Break キーを押すことにより、自動起動プロセスを中断で
きるかどうかを判断します。
HELPER ― ブート ローダの初期化中に動的にロードされるロード可能ファ
イルのセミコロン区切りリスト。ヘルパー ファイルは、ブート ローダの機能
を拡張したり、パッチを当てたりします。
PS1 ― ブート ローダ モードでコマンドライン プロンプトとして使用される
ストリング
CONFIG_FILE ― システム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読
み書きにソフトウェアが使用するファイル名をリセットします。
CONFIG_BUFSIZE ― メモリにコンフィギュレーション ファイルのコピー
を保持するためにソフトウェアが使用するバッファのサイズをリセットしま
す。
BAUD ― サービス ポートに使用するビット / 秒(bps)をリセットします。コ
ンフィギュレーション ファイルが別の設定を指定しないかぎり、ソフトウェ
アはブート ローダ コマンドからボー レートの設定を引き継ぎ、この値を使用
し続けます。
BOOTHLPR ― 2 番めの Cisco IOS イメージをメモリにロードして開始でき
るように、メモリにロードする最初の Cisco IOS ヘルパー イメージ名をリセッ
トします。この変数は内部開発およびテストにのみ使用します。
HELPER_CONFIG_FILE ― Cisco IOS ヘルパー イメージで使用するコンフィ
ギ ュ レ ー シ ョ ン フ ァ イ ル 名 を リ セ ッ ト し ま す。設 定 を 行 わ な い 場 合、
CONFIG_FILE 環境変数によって指定されたファイルは、ヘルパー イメージ
を含む、ロードされたすべてのソフトウェア バージョンで使用されます。こ
の変数は内部開発およびテストにのみ使用します。
PASSWD_RECOVERY ― パスワード回復オプションをリセットします。
コマンド モード
ブート ローダ
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-21
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
unset
コマンド履歴
使用上のガイドライン
リリース
12.1(11)YJ
変更内容
このコマンドが追加されました。
no boot manual グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
MANUAL_BOOT 環境変数もリセットすることができます。
no boot system グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによって、BOOT 環境
変数もリセットすることができます。
no boot enable-break グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによって、
ENABLE_BREAK 環境変数もリセットすることができます。
no boot helper グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによって、HELPER 環
境変数もリセットすることができます。
no boot config-file グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
CONFIG_FILE 環境変数もリセットすることができます。
no boot buffersize グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
CONFIG_FILE_BUFSIZE 環境変数もリセットすることができます。
no boot boothlpr グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド を 入 力 す る こ と に よ っ て、
BOOTHLPR 環境変数もリセットすることができます。
no boot helper-config-file グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力することによって、
HELPER_CONFIG_FILE 環境変数もリセットすることができます。
例
次の例では、プロンプト ストリングを元の設定にリセットする方法を示します。
switch: unset PS1
switch:
関連コマンド
コマンド
set
説明
環境変数を設定または表示します。
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-22
OL-10102-01-J
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
version
version
ブート ローダのバージョンを表示するには、version ブート ローダ コマンドを使用します。
version
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ブート ローダ
コマンド履歴
リリース
12.1(11)YJ
例
変更内容
このコマンドが追加されました。
次の例では、ブート ローダのバージョンを表示する方法を示します。
switch: version
C2950 Boot Loader (C2950-HBOOT-M) Version 12.1(14)EA1
Compiled Wed 21-Feb-01 14:58 by devgoyal
switch:
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
OL-10102-01-J
B-23
付録 B
Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ブート ローダ コマンド
version
Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス
B-24
OL-10102-01-J
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