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日本トレーニング指導者協会養成校・養成機関説明会 質疑応答の内容

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日本トレーニング指導者協会養成校・養成機関説明会 質疑応答の内容
日本トレーニング指導者協会養成校・養成機関説明会
質疑応答の内容(要約)
日時:2007 年 6 月 25 日(月)14:30~
場所:国立スポーツ科学センター
1.資格認定事業全般に関するご質問
1)現在、トレーニング業界内で同様の団体が多く存在していますが、その中で、なぜ日本トレー
ニング指導者協会(以降 JATI)を立ち上げたのでしょうか。
【お答え】
JATI 設立の趣旨は、以下の通りです。
①日本人の特性や環境に合ったトレーニングプログラムや指導法の確立と普及
②日本の環境や現状に合ったトレーニング指導者資格の確立
③トレーニング指導者の社会的地位の向上と相互扶助
④指導者間の交流や情報交換の促進
【協会からの補足事項】
資格認定事業の趣旨について以下に補足いたします。
①日本におけるトレーニング指導者のための「基礎資格」の確立
現在、国内では、様々な対象や領域別のトレーニング指導者資格が存在し、海外からも様々
な資格が流入しています。資格を選択する幅が広がった点や、専門領域の高度な能力が身
につけられる点などはプラス面といえますが、複数の領域で活動する指導者の場合、多数の
資格を取得しなければならない点や、各資格に重複する領域(特に基礎領域)があって効率
が悪い点などがマイナス面として挙げられます。
これらの背景から、本協会では、いかなる対象や目的に対しても対応できるトレーニング指導
者のためのスタンダードな「基礎資格」を確立することを目標といたしました。
②レベルや実績に応じた資格の確立
経験を積んだトレーニング指導者の中には、ご自身の指導レベルや実績が反映される資格
を望む声が多く聞かれます。また、フィットネスクラブやスポーツ団体を運営する立場の方から
は、指導者の雇用や昇格にあたって、指導者のレベルを査定する基準となる資格の必要性を
ご指摘いただいております。これらの背景から、本協会では、レベルや実績に応じた資格を確
立することを目指しました。
2)資格を取得した後の「普及」について、JATI はどのように考えていますか。
【お答え】
必要な知識と技能を習得して資格を取得したとしても、資格が社会で認知されていなければ、
就職、昇任、報酬、社会的地位の向上等においてメリットを期待することができません。本協会
は、さまざまなメデイアを通じて、認定資格に関する広報を積極的に展開するとともに、スポーツ
団体やフィットネス関連団体等に対する周知を図って参ります。
3)JATI の資格取得後、就職への優遇や、施設利用についての優遇などはありますか。
【お答え】
現在、いくつかの公的団体(競技スポーツとフィットネスの 2 つの領域)に対して働きかけを行っ
ています。フィットネス分野では、上位資格の取得者には、給与査定や昇格の面で優遇される
ように働きかけております。また、競技スポーツ分野でも、いくつかの公的な団体に対し、資格の
互換性を高め、取得された方のメリットが高まるように努めてまいります。
その他、認定資格保持者のメリット向上のために、①指導者間の情報交換や相互扶助の機会
の拡大、②損害保険への共同加入、弁護士の斡旋、経営コンサルタントの紹介などの活動を
推進いたします。
4)資格を取得した方の実際の就職先となりうる団体や、その採用基準を見据えて資格をつくって
いるのでしょうか。
【お答え】
今後、競技スポーツ分野やフィットネス分野の各団体に対して、「このような資格があります」、
「このようなニーズにはこういった資格を持った指導者が必要です」といったことを告知する機会
を増やすとともに、様々な媒体を通して一般への広報活動にも力を入れて参ります。例えば、
「代表チームのスタッフには JATI の認定資格保持者が必須」、「チーフインストラクターや統括
ディレクターに昇格するためには JATI の上級または特別上級が必要」といった働きかけを行っ
ております。
5)資格認定事業開始後は JATI 会員の中でも、資格を持っている会員、持っていない会員が存
在することになるのでしょうか。
【お答え】
はい、その通りです。
2.養成校及び養成機関の申請手続きに関するご質問
1)養成校・養成機関には「この器具(施設)が必ず必要」というものはありますか。
【お答え】
特にありません。
2)1つの学校において、複数の学部・学科・コース等で養成校・養成機関の申請をする際には、
登録料はどのようになりますか。
【お答え】
複数の学部に分けて登録することをご希望の場合、学部ごとに登録していただくことになり、そ
れぞれに登録料が必要となります。
また、1 つの学部だけでは申請に必要な全ての科目を履修することができず、他の学部等の授
業を受けなければならない場合等については、本協会までご相談ください。
3)養成校・養成機関の教育担当者は JATI の資格を持っている必要がありますか。
【お答え】
本協会の資格は必須ではありません。なお、既に下記の資格をお持ちの方は、本協会の教育
担当者特別認定の申請により、資格を取得することが可能です。
注)該当する資格:健康運動指導士、スポーツプログラマー(種類不問・フィットネストレーナー
含む)、NSCA-CSCS、NSCA-CPT
4)大学によっては 1 つの科目について、前後の予習・復習を入れて 120 分と換算するケースがあ
ります。このような場合の科目対応はどうなりますか。
【お答え】
基本的には、実際に開講している授業時間を、対応科目の認定基準といたします。ただし、や
むを得ず 90 分の授業を 120 分に換算せざるをえない場合にはご相談ください。
5)申請書類の記載事項に不備があった際には、協会から指摘を受けて期間内に再申請すること
が出来ますか。
【お答え】
記載事項に不備があった場合には、協会よりお知らせして不備のあった事項を修正していただ
き、期間内に再度申請していただくことが可能です。
6)科目対応については全て対応しなくてはいけませんか。
【お答え】
一般科目と専門科目の全ての科目の内容がシラバスに含まれることが必要です。
3.認定試験の受験申請に関するご質問
1)JATI の正会員になっていることが出願の条件なのでしょうか。
【お答え】
JATI の個人正会員であることが申請条件となっております。
2)JATI 個人正会員になる手続きはどのようにすればよいのでしょうか。
【お答え】
本協会 Web サイト上にてお申し込みいただくことができます。年会費は銀行振込となります。
3)受験資格の「卒業見込み」はいつの年度の卒業者を指していますか。
【お答え】
2007 年度の認定試験については、2008 年 3 月に卒業見込みの方を対象としています。
4)受験する学生は卒業年度のみでしょうか。所定の単位を取得し終えた、卒業年度前の学生は
受験できますか。
【お答え】
現在のところ、卒業年度の学生に限定させていただきます。
5)既存資格を保有している場合の免除制度について、他団体の資格を受験して現在結果待ちと
いう場合には、免除制度は適用されますか。
【お答え】
免除制度については、申請時において資格を保有されている方を対象としております。
注) 健康 運動 指 導士 、スポ ーツプロ グ ラマー (種 類 不問 ・フ ィ ットネス トレーナ ー含 む)、
NSCS-CSCS、NSCA-CPT については、現在資格を保持されている方のほか、過去に取得した
経歴のある方も含まれます。
6)養成校にて既存資格を保有している学生の受験はどのようになりますか。
【お答え】
①下記の資格を保有または過去に取得した経歴のある方は、期間限定にて、特別講習の受講
により、資格を取得することができます。
※健康運動指導士、スポーツプログラマ ー(種類不問・フィットネストレーナー 含む)、
NSCS-CSCS、NSCA-CPT
②下記の資格を保有している方は、一般科目の試験が免除となり、専門科目のみの受験となり
ます。
※健康運動実践指導者、日本体育協会認定資格(アスレティックトレーナー・上級指導員・
コーチ・上級コーチ・教師・上級教師・スポーツドクター)、日本エアロビックフィットネス協会認
定資格(A.D.I、A.D.I エグザミナー、A.D.D)、NATA 認定 A.T.C
4.養成校・養成機関対象認定試験について
1)試験のレベルはどの程度になるか、目安はありますか。
【お答え】
既存資格との互換性を持たせる点において、4つの既存資格(健康運動指導士、スポーツプロ
グラマー、NSCA-CSCS、NSCA-CPT)と同等程度のレベルに設定いたします。
2)試験の合格率は決まっていますか。
【お答え】
合格基準については非公開とさせていただきます。
3)養成校・養成機関対象認定試験が他団体の試験と重なった場合、日程調整は可能でしょうか
【お答え】
原則として、本年度の養成校・養成機関対象認定試験の日程は変更いたしません。受験が困難
な場合には、一般対象の認定試験を受験することができます。
また、養成校及び養成機関で 50 名以上の受験者がいらっしゃる場合には、養成校・養成機関対
象認定試験以降に出張試験が可能となります。ご相談いただければ対応いたします。
4)養成校・養成機関対象認定試験で、一般科目が免除され、専門科目のみ受験する際には、受
験料は減額されるのでしょうか。
【お答え】
専門科目のみを受験される場合、1 科目のみの受験料(21,000 円・税込)にて受験が可能です。
5)養成校・養成機関対象認定試験の一般科目及び専門科目のうち、一方が合格、もう一方が不
合格の場合はどうなりますか。
【お答え】
一科目のみ合格の場合、3 月 16 日の一般対象認定試験において不合格だった科目のみを受
験することが可能です。
6)養成校・養成機関対象認定試験で一科目のみ合格した場合、その有効期限はありますか。
【お答え】
現在のところ、有効期限は設けておりません。
7)養成校・養成機関対象認定試験の出張試験について、1 校で 50 名に満たない場合、近隣の
学校と合同で行って 50 名以上になれば実施可能でしょうか。
【お答え】
合同でお申し込みいただくことが可能です。
8)養成校・養成機関対象認定試験の不合格者の、養成講習会免除の期限はありますか。
【お答え】
認定試験の一般科目と専門科目の両方が不合格だった場合には、卒業後 3 年間まで養成講習
会が免除され、養成校・養成機関対象認定試験を受験することができます。
9)既に学生で既存資格を保有している学生の特別講習は、教育担当者特別認定とは違う講習
になるのでしょうか。
【お答え】
別々の講習になります。教員の方は教育担当者対象特別認定の講習会を受講していただき、学
生で既存資格をお持ちの方は、既存資格保有者を対象とした講習会を受講していただくことにな
ります。
注)養成校・養成機関の学生であっても、既存資格保有者であれば、養成校・養成機関対象認定
試験を受験するのではなく、既存資格保有者対象の特別講習を受けていただければ、試験を
受けることなく資格を取得することができます。
5.テキストについて
1)テキストの代金はどの程度を予定していますか。
【お答え】
1 冊 3,000 円程度を予定しております。なお、テキストは、一般科目と専門科目の 2 冊に分割され、
合計 2 冊(計 6,000 円程度)で構成されます。なお、養成校・養成機関は本協会を通じて、割引価
格でご購入いただくことが可能です。
2)入学する学生数の確定が 3 月になり、テキストを申し込む数がそれまで読めない場合、どのよう
に対応すればよいでしょうか。
【お答え】
来年度入学者のテキストにつきましては、2008 年 1 月以降、必要冊数が確定した時点でお申し込
みいただければ結構です。
3)現在、日体協のテキストを使用していますが、JATI のテキストについてはどのように対応すれば
よいですか。
【お答え】
本協会が開講する養成講習会の内容に沿った勉強をしていただければ結構です。テキストの購
入は必須ではありません。
6.養成校教育担当者特別講習(2007 年 10 月 14 日)について
1)2008 年度に開校(開講)予定の学校及び学部の教員は、2007 年の養成校教育担当者を対象
とした特別認定の講習会に参加できますか。
【お答え】
2007 年度に養成校・養成機関の申請をしていただければ、教育担当者の特別認定の申請は可
能です。
2)養成校教育担当者特別認定の定員は何名ですか。
【お答え】
現在のところ、100 名を予定しています。
7.上位資格について
1)上級トレーニング指導者の受験資格で、『「JATI 認定トレーニング指導者」資格取得後 3 年以
上の実務経験』・『技能講習の受講と技能試験』というのは両方必要なのでしょうか。
【お答え】
両方に当てはまることが申請条件となります。
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