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駅南ローズトラム - 水戸商工会議所

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駅南ローズトラム - 水戸商工会議所
駅南ローズトラム
Mito Ekinan Rose Tram
平松 佑脩
水戸市の都市構造と交通
• 水戸駅周辺~県庁・市南部は人口増加傾向。
平成17年10月
水戸駅~県庁(A)
平成25年5月
53843 人
→
59428人 10.4%増加
88343人
→
96436人 8.4%増加
水戸駅~茨城大(C) 54985人
→
55472人 0.9%増加
水戸市全体(D)
→
270192人 2.9%増加
市南部(B)
262603人
水戸駅~県庁(A):三の丸・吉田・千波・笠原・吉沢学区・城南2・3丁目の合計。
市南部(B):(A)に加えて緑岡・寿・酒門学区の合計。
水戸駅~茨城大(C):三の丸・五軒・新荘・常磐・渡里・堀原学区の合計。
水戸市の都市構造と交通
水戸駅~茨城大:バス便豊富・人口は横ばい
道路混雑
クルマがない
と不便
水戸駅~県庁:人口増加傾向。バス便が少ない。
課題点と目指す姿
人口増加・車社会化・郊外化
•
人口減少・高齢化
課題点
• まちの形やライフスタイルの変化に対応した,
公共交通の整備が必要。
•
•
目指す姿
市街地と郊外を結ぶ質の高い幹線交通
+
きめ細やかな地域循環交通
中心
市街地
公共交通整備の必要性
• 中心市街地と人口の多い市南部の新市街地
を結ぶ、質の高い幹線公共交通が必要。
• 既存の公共交通網が少ない分,速達性・定
時性・デザイン性に優れ,マイカーとの競争
に負けないものが求められる。
公共交通を整備して,
中心市街地への来客誘導
LRT・次世代型路面電車とは
愛称は
トラム(Tram)
• 鉄道と路面電車の優
れた機能を併せ持ち,
デザイン性にも優れ
た,人や環境にやさし
い近未来的な交通シ
ステム。欧米だけで
はなく,世界中で導入
が進む。
(左上)仏 ストラスブールのLRT
渋滞緩和
道路空間の
再配分
都市環境・
景観の整備
(左下)ストラスブール市資料
社会参加の
促進
路線案
文
駅南ローズトラム
文
文
全長 6.0km
複線区間 2.4km
単線区間 3.6km
水戸駅~茨城県庁 20分
Cf:県庁シャトルバス20分
路線バス 25~30分
文
文
水戸駅南口
駅南中央
文文
文
文
白梅坂上
荒谷一本松
文 文
文
ケーズデンキ
スタジアム
文
県庁BT
水工前
複線
単線
米沢工業団地
茨城県庁
笠原東
↙桜の郷
吉沢町
1KM
ローズトラム運行案
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
水戸駅発 6:00~23:30
県庁発:5:30~22:40(水戸駅発各線に接続)
朝・夕 毎時6本(10分に1本)
昼 毎時4~5本(15分に1本)
早朝・夜間 毎時2~4本(15分~30分に1本)
水戸駅↔県庁2階県民広場間:20分
(表定速度20kmで計算)
200円均一(政策的に安く)
ICカード(SUICA・PASMO)対応。
平日昼間65歳以上割・土日学割
・ホーリーホック試合日は割引。
• トラム1日乗車券+P&R駐車場利用500円。
• トラム優先信号・専用軌道で渋滞知らず。
文
• 自転車やクルマとのパーク&
ライド
• トラム沿線のまちづくり
文
文
文
– 沿線への高齢者住宅や良質な
住宅の立地促進。
– まちなかの魅力UP
文
→歩行者・自転車優先の歩いて
文
楽しめるまちづくり。
– LRT沿線に市街地を集約
– →行政コストの抑制
文 文
文
水戸駅南口
P
P
文文
P
文
文
ケーズデンキ
スタジアム
P
複線
単線
P
茨城県庁 P
P
↙桜の郷
1KM
ただ路面電車を復活させるだけじゃダメ
• 景観整備
• 茨城・水戸らしい街路の公園化・みどりの軸。
– トラム沿線をバラ・ウメ・シバザクラ・芝生・ハナミズ
キ・銀杏などで彩る。
パリ トラム3号線
スイス チューリッヒ
トラムは水戸の景観の一部となる。
トラムは水戸の景観の一部となる。
駅南大橋・桜川とトラム。
夜景
さくら通り
実現性~決してムリな話ではない。
• 導入空間
–
–
–
–
•
•
•
•
•
•
•
駅南中央通り(W=28m):片側1車線ずつと中央分離帯利用
50号BP交差部:単線トンネル(L=500m)でアンダーパス。
さくら通り:道路拡幅部分の下り1車線(幅3m)を利用
県庁南大通り(W=40m):中央分離帯などを利用。
経済性
整備費約150億円(1kmあたり25億円程度)
国1/2:75億円 県 1/4: 37.5億円 市 1/4 :37.5億円
負担を想定。
Cf.梅香トンネル;約62億円/全長約600m
(1kmあたり約100億円)
公設民営
– インフラは自治体が所有し,運行は民間会社が行う。
• 実現するか否かは社会の選択。
トラムの魅力!レストラントラム
• 茨城・水戸グルメをトラムの中で楽しもう!
食材に恵まれている水戸
ならではの美味しいトラム。
岡山のビール/ワイン電車
オーストラリア・メルボルンのトラムカー・レストラン
ローズトラムが変えるライフスタイル
• まちはいきものである。
メルボルンのトラムの中で
富山ライトレール@富山駅北口
• 便利な公共交通は、まちの形や市民のライフス
タイルを変える。クルマも公共交通も使える街へ。
• まちなかを歩行者と公共交通中心に。
• 上市~千波湖~駅南の回遊性を高める。
未来を見据えて線路はつづく。
• 短期(10年)
• 広範囲から集客。 (LRT+バス・自転車・マイカー等)
• パーク&ライドで茨城町・小美玉市・鉾田市から市街地
へのアクセス向上。
• 中長期(20年)
• 既存鉄道への乗り入れ。→例えば、水郡線上菅谷まで。
• 中心市街地・千波湖・茨城大・下市等の方面へLRT延伸
• 市街地の回遊性UP
• ローズトラムは20年・30年後への布石。
• 公共交通を軸としたグリーンで文化的な庭園都市。
• 水戸都市圏・茨城県・常磐地域のシンボルとなる公共
交通整備→市街地活性化
おわりに
• 斉昭公のまちづくり。
– 「一張一弛」の精神→弘道館と偕楽園
• これからの水戸のまちづくり。
斉昭公写真
– 公共交通機関もクルマも使える街
– 歴史・伝統と近未来が同居する魅力的な街。
– 歩いて楽しめる賑わいのある街。
その第一歩となる,
駅南ローズトラムを
2020年までに
実現しましょう。
水戸商工会議所建設部会
水戸まちづくり交通プラン応募用紙
団体名
代表者名
事業名
個人
平松 佑脩
駅南ローズトラム
1.水戸市(中心市街地)の交通における問題点・課題を挙げてください
水戸市内のバス路線は,水戸駅~大工町の区間に路線が集中し,そこから茨大前へ向か
う路線など,市西部への路線が充実している。一方で,水戸市南部と中心市街地とを結ぶ
バス路線が,路線数・本数ともに少ない傾向にある。水戸市南部は,県庁移転以降,市街
化が進み,人口が増加傾向にある。そのため,市南部と中心市街地を結ぶ主要幹線道路(旧
6号・さくら通り)は軒並み混雑している。また,市南部から中心市街地の高校に通学す
る学生や,逆に,水戸駅から市南部の高校に通学する学生が長距離の自転車通学をするこ
とが多い。ゆえに,水戸市南部と中心市街地を結ぶ軸となる質の高い公共交通機関を整備
し,中心市街地と市南部間のアクセスを改善する必要がある。
2.上記の問題点・課題を解決するための事業プランを記載ください。
事業プランの名称
駅南ローズトラム
事業プランの概要
水戸駅南口から茨城県庁間,約 6km に都市の軸となる質の高い公
簡潔に記載してく 共交通機関を整備する。具体的には,速達性や定時性に優れた
ださい。
LRT(次世代型路面電車)を整備し,停留所に駐車場や駐輪場,既存
のバス路線と結節点を用意し,他の交通モードと連携して,市南部
と中心市街地間のアクセス性の向上を目指す。また,LRT 整備と一
緒に,植樹や芝生軌道の敷設など沿線街路の景観整備を行い,みど
りの軸を形成する。
主な対象地域
中心市街地から水戸市南部
主に対象とする人
水戸市南部と中心市街地間を移動する人
3.事業の詳細について
1.新たに構築するハード・システムおよび提供するサービスについて記載してください。
•
水戸駅発 6:00~23:30・県庁発:5:30~22:40(水戸駅発各線に接続)
•
朝・夕 毎時 6 本(10 分に 1 本) 昼 毎時 4~5 本(15 分に 1 本)
•
早朝・夜間 毎時 2~4 本(15 分~30 分に 1 本)
•
水戸駅↔県庁 2 階県民広場間:20 分(表定速度 20km で計算)
•
水戸駅=駅南中央=白梅坂上=荒谷一本松=水工前-米沢工業団地-吉沢町-笠
原東-県庁バスターミナル-県庁(2階正面玄関前)
•
=複線 -単線
200 円均一。IC カード対応。平日昼間高齢者割・土日学割・ホーリーホック試合
日は割引。トラム 1 日乗車券+P&R 駐車場利用 500 円。
2.既存の資源をどのように活用しますか。
・水戸駅南大通りの車道2車線,さくら通りの車道拡幅分1車線,県庁南大通りの中央
分離帯に軌道を敷設する。
・既存の県庁シャトルバス路線に準じた路線とする。
・県庁バスターミナルを LRT とケーズデンキスタジアムや茨城町方面行きバス路線との
結節点として活用する。
3.事業プランの実施によりどのような効果が得られますか。
・市南部と中心市街地を結ぶ幹線道路の渋滞緩和。
・水戸駅から県庁,市南部の高校,ケーズデンキスタジアムへの公共交通アクセス向上。
・ビクター水戸工場跡地利用。
・市南部に住む10代や高齢者の外出機会の増加。中心市街地への集客力向上。
・地価下落の抑制(特に駅南地区)
。飲食・買い物消費金額の増加。
4.事業実現のために必要と思われるもの(人・モノ・金・情報)がありましたら記載く
ださい。
・LRT 整備費約150億円(1km 約 25 億円で計算)。国が1/2,県が1/4。市が
1/4ずつ負担を想定。
車線削減に対する市民の理解。公共交通整備に対する公費の投資に対する市民の理解。
地権者の同意。
※上記以外に必要な説明、図、写真について様式は定めません。データの場合は応募要項
に従い提出ください。
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