...

精神科医師(シニアレジデント)募集のご案内

by user

on
Category: Documents
30

views

Report

Comments

Transcript

精神科医師(シニアレジデント)募集のご案内
滋賀県立精神医療センター
精神科医師(シニアレジデント)募集のご案内
滋賀県立精神医療センターは、「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本姿勢のもと、精
神保健福祉部門を併設した精神保健総合センターとして、平成4年に100床で開業しました。現在
は、滋賀県立精神医療センターとして精神医療の中核病院として、地域医療とともに急性期医療、
依存症医療、思春期精神医療等の専門医療を実施しています。平成25年11月からは、医療観察法
病棟23床を新設するなど職員一丸となって精神科医療の新たなニーズにも挑戦しています。
シニア研修の方には、精神保健指定医の取得が関心事であると存じます。早期の資格取得に向け
積極的に支援します。一方で、精神科医師の育成の視点からライフワークバランスのとれたゆと
りある研修をめざします。平成26年度には電子カルテの導入を行い、業務負担の軽減を図ってい
ます。
精神科医療を学びたいという先生、あるいは精神科医療に関心がある、滋賀県に興味がある先生
も、ぜひお越しいただければありがたいです。心よりお待ち申し上げております。施設内見学は
随時可能ですからお気軽にお問い合わせください。
当センターは滋賀県唯一の公立の精神科病院として県内の精神科医療の基幹病院としての役割を
担っています。平成25年秋からは医療観察病棟も開棟しました。
また、従来から専門外来を設けてアルコール医療、思春期医療も行ってきました。したがって、
精神科救急、司法精神医療から依存症、摂食障害、発達障害の治療まで、ここでは短期間の間に
非常に多様な症例を経験することができます。
当センターは日本精神神経学会の認定する研修施設であり、ベテランの指導医も多く精神保健指
定医や専門医の資格も取得しやすい環境にあると言えます。卒後5年以内に難治例も含め、さまざ
まな症例の治療を経験しておくことは将来、精神科医として独り立ちする際に大きな自信の基に
なると考えています。その意味で当センターは研修環境として最適ですし、看護やコメディカル
スタッフも優秀でとても働きやすい職場です。是非、いらして下さい。共に勉強し、働きましょ
う。
◇ 診療科 精神科
◇ 人員 若干名(シニアレジデント)
◇ 応募資格 医師免許取得後2年以上の臨床経験を有する者
◇ 期間 1 年~3 年間
◇ 所在地 滋賀県草津市笠山八丁目4 番25 号
◇ 開設者 滋賀県
◇ 病院長 大井 健
◇ 病床数 123 床
◇ 診療科目 精神科、心療内科、内科
◇ 医師数 8 名(常勤精神科医師)
◇ 1 日平均外来患者数 79.1人 ※平成27 年3 月
当センターは、人口企業立地が集中する滋賀県湖南部に位置するとともに周辺には滋賀医科大
学や福祉施設や立命館大学、龍谷大学、県立図書館や県立美術館などの学術・文化拠点が散在す
るびわこ文化公園都市の中にあります。
また、近くには名神高速道路や新名神高速道路のインターチェンジも隣接し、交通の要衝でもあ
ります。施設の周りには緑豊かな自然環境が広がっており、テニスコートやグラウンドは地域の
方々の交流の場ともなっています。
当センターの医療特性としては、思春期治療、アルコール精神医療に加えて、精神科救急医療を
行っています。滋賀県では平成9 年に県の精神科救急医療システムが完成し、民間の精神科病院
と当センターが協力・連携して、県下3 ブロックを輪番制で患者の受け入れることになりました。
当センターはその二次対応病院に位置づけられています。
また、医療観察法については平成17 年7 月に指定通院医療機関に指定され、鑑定期間中の入院、
指定入院医療機関での治療終了後の通院、平成25 年11 月には近畿圏で3番目となる指定入院機
関となり、多職種が連携した高度な医療を展開しています。
「医療・保健・福祉・介護の力を結集し、人権と環境に配慮した
こころの健康を創ります」
を病院理念に掲げ、日々取り組んでいます。
県民の精神医療を担う中核施設であり、政策医療として思春期精神障害、アルコール依存症中
毒性精神障害、身体疾患を伴う精神障害、処遇困難例などの専門医療サービスの提供を行って
います。
精神科救急医療施設として救急医療に取り組むとともに医療観察法に基づく入院医療機関お
よび通院医療機関として対象者の社会復帰に努めています。
保健所における精神保健業務が円滑に推進されるよう、センター医師の技術協力を行うととも
に、精神障害者の社会復帰のため、保健所をはじめ地域医療機関や福祉施設など関係機関と密接
な連携を図っています。
○ 臨床研修指定病院(協力病院)
○ 日本精神神経学会、精神科専門医制度研修施設
○ 精神科救急医療施設
○ 応急入院指定病院
○ 医療観察法指定入院医療機関、鑑定入院、指定通院医療機関
○ 指定自立支援医療機関(精神通院医療)
精神保健指定医や医療観察法判定医等の取得にかかる研修会への参加を始め、医療技術の向上の
ための各種研修会への参加を積極的に支援しています。
また、精神科医療に関する学会や研究会への出席も可能な限り支援しています。隣接する滋賀医
科大学では定期的に各種研修セミナーが開催されており、卒後教育を継続する環境が整っていま
す。
全体方針
研修は実際の診察を行う中で指導を行います。当センターの精神科は、県内の精神科病院の中枢
機関として精神科疾患の全領域にわたりますので、多くの症例を実践することができます。また、
当センターでは、特に政策医療として、思春期、アルコール依存症、内科合併症、精神科救急医
療および医療観察病棟を中心とした専門医療を行っていますので、これらの医療を学ぶこともで
きます。
さらに、精神科デイ・ケアでは各種プログラムに基づいた社会復帰訓練を行っています。研修1 年
目は各専門科医療をローテイトしながら指導を受け、2 年目以降は本人が希望する専門医療を中
心に指導医から指導を受けられます。
1 年目
2 年目
3 年目
センターの専門医療を実地研修
指定医取得に向けての実地研修
思春期治療、アルコール依存症、内科合 本人が希望する専門医療から選択し、専門化した医療を学ぶ。
併症、医療観察病棟、精神科救急を概ね 指定医取得のための症例治療を行う。
各2か月程度のローテイトし、各専門医療
を研修する。
患者さんを診察する中で研修を行います。
指導体制
専門医療
思春期治療
指導医
指定医取得のための症例等医療概要
野口 俊文
当院では、常勤医師3名にて、思春期に生じる精神疾患に対して治療を行ってい
大門 一司
ます。思春期は第2の誕生と言われ、ライフサイクルの中でも成長段階の特徴を
把握するのは難しいといわれていますが、思春期心性を配慮したうえで、摂食障
害・発達障害と合併する精神障害および思春期発症の内因性精神障害(統合失調
症や躁うつ病)や神経症に関して、外来治療・入院治療を行っています。薬物療
法・精神療法を中心に作業療法・心理面接を併用し、外来では加えてデイケアや
訪問看護の導入により維持療法の継続を行うなど生物学的、心理的、社会的観点
から治療を行っています。
アルコール依 大井 健
アルコール依存症専門外来
存症治療
柴崎 守和
アルコール依存症リハビリプログラム(ARP)による入院治療
千貫 悟
SMARPP 薬物再摂取予防プログラム(外来)
濱川 浩
滋賀県内各保健所アルコール問題事例検討、個別相談
滋賀県内自助グループとの連携
医療観察病棟 千貫
悟
①医療観察法による入院治療
松村 直樹
②多職種によるチーム医療の実践
濱川
③精神鑑定
浩
④難治性統合失調症に対するクロザピン治療
⑤電気痙攣療法(滋賀医科大学付属病院連携)
⑥家族療法
内科合併症
松崎
茂
精神科救急
辻本 哲士
器質性精神病、症状精神病における原疾患の診断と治療
滋賀県精神科救急システムによる精神科救急患者の外来診察、入院治療(措置入
院含む)
医療観察法鑑定入院対応
国は「精神保健福祉施策において、①国民の理解の深化、②精神医療の改革、③
地域生活支援の強化を今後10年間で進めることで、「入院医療中心から地域生活
中心へ」という基本的方策を実現させようとしています。
精神医療センターは、地域精神保健福祉の中核機関である精神保健福祉センタ
ー・保健所と協力連携しており、精神医療・地域精神保健福祉の在り方を学ぶこ
とができます。
デイケア
大門 一司
社会参加、社会復帰の力を育成する移行型デイケアを実施している。
作業療法、音楽療法、絵画療法などのプログラムにより、通所患者の認知機能の
改善を図っている。デイケアの研修で、社会復帰を目指す通院患者の躍動的な様
子を見てもらえるだろう。
シニアレジデントの待遇
身分
滋賀県非常勤嘱託職員
給与
滋賀県職員給与規定に基づき支給
1 年目年収見込 約600万円(月額報酬 約40万円)
<主な月額手当>
扶養手当 : 配偶者 13,000 円、その他 6,500 円
地域手当 : 給料の15%
業務管理手当 : 職務に応じて ~ 44,100 円
初任給調整手当 : 47,500 円~307,000 円(勤続期間による)
その他 時間外手当、宿日直手当等支給
賞与
4.1 ケ月
保険
地方職員共済組合滋賀県支部
住居
医師宿舎等あり、借家の場合、住宅手当として3 万円を限度に支給
週休
2日
休暇
有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇、特別休暇
シニアレジデントの研修終了後、当センター職員として就職することも相談させていただきます。
滋賀県立精神医療センター(〒525-0072 滋賀県草津市笠山八丁目4 番25 号)
・ 担当部局:事務局
・ 電話番号 :077(567)5001 FAX 077(567)5033
・ e-mail :[email protected]
・ URL: http://www.med.shiga-pref.jp/pmc/offer.html
・ アクセス
○ JR 瀬田駅から バス(滋賀医大方面行き) 大学病院前下車 徒歩10 分 タクシー 約15 分
○ JR 南草津駅から バス(草津養護学校行き) 総合福祉センター前下車 徒歩1 分
タクシー 約15 分
○新名神高速道路草津田上ICから 約5 分
Fly UP