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新学習指導要領における 環境教育の推進について

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新学習指導要領における 環境教育の推進について
「生きる力」の理念の継承
„
「生きる力」:
O 基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しようと、自
ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動
し、よりよく問題を解決する資質や能力
O 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感
動する心などの豊かな人間性、
O たくましく生きるための健康や体力 など
新学習指導要領における
環境教育の推進について
2010年11月2日
「知識基盤社会」の時代において「生きる力」をはぐくむ
という理念はますます重要
„ 教育基本法改正等により教育の理念が明確になると
ともに、学校教育法改正により学力の重要な要素が規
定
„
国立教育政策研究所 教育課程研究センター
教育課程調査官
現行学習指導要領の理念は「生きる力」をはぐくむこと
田代 直幸
今回の改訂においては、これまでの理念を継承し、教
育基本法改正等を踏まえ、「生きる力」を育成
1
学校教育法(2007年6月改正)
第30条第2項
環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律
(平成15年7月25日法律第130号)
(学校教育等における環境教育に係る支援等)
第30条 (学力の重要な要素)
第9条 国、都道府県及び市町村は、国民が、その発達段階に応じ、あら
ゆる機会を通じて環境の保全についての理解と関心を深めることができ
るよう、学校教育及び社会教育における環境教育の推進に必要な施策
を講ずるものとする。
② 前項の場合においては、生涯にわたり学習する基盤が
培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとと
もに、これらを活用して課題を解決するために必要な思
考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的
に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなけ
ればならない。
2 国、都道府県及び市町村は、環境の保全に関する体験学習等の学
校教育における環境教育の充実のための措置、環境教育に係る教職員
の資質の向上のための措置その他必要な措置を講ずるよう努めるものと
する。
2
教育基本法(抜粋)
3
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校
の学習指導要領等の改善について
(平成18年12月22日法律第120号)
(平成20年1月17日 中央教育審議会答申)
(教育の目標)
第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に
掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
学校教育法(抜粋)(平成19年6月27日法律第98号 )
第二章 義務教育
第二十一条 義務教育として行われる普通教育は、教育基本法(平成十八年
法律第百二十号)第五条第二項に規定する目的を実現するまた、次の掲げ
る目標を達成するよう行われるものとする。
二 学校内外における自然体験活動を促進し、生命及び自然を尊重する精
神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
4
環境教育の充実の必要性1
・エネルギー・環境問題は、人類の将来の生存と繁栄
にとってはもちろんのこと、資源の乏しい我が国に
とって重要な課題
・21世紀に生きる子どもたちに環境の保全やよりよい
環境の創造のために主体的に行動する実践的な態
度や資質、能力を育成することが求められている
5
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校
の学習指導要領等の改善について
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校
の学習指導要領等の改善について
(平成20年1月17日 中央教育審議会答申)
(平成20年1月17日 中央教育審議会答申)
環境教育の充実の必要性2
環境教育の指導内容の充実1
・エネルギー・環境問題は、その原因においても、また、
その解決のためにも、科学技術と深くかかわっており、
科学的なものの見方や考え方をもたなければならな
いことを学ぶことは重要
・今後は、現行に引き続き、各教科、道徳、特別活動及び総合
的な学習の時間それぞれの特質等に応じ、環境に関する学習
が行われるようにする必要がある
・具体的には、例えば、社会科、地理歴史科、公民科において、
環境、資源・エネルギー問題などの現代社会の諸課題につい
ての学習の充実を図ること
・豊かな自然や身近な地域の中での様々な体験活動
を通して、自然に対する豊かな感受性や生命を尊重
する精神、環境に対する関心等を培うことが必要
6
7
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(小学校)(1)
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校
の学習指導要領等の改善について
(平成20年1月17日 中央教育審議会答申)
環境教育の指導内容の充実2
総
則
・理科において、野外での発見や気付きを学習に生かす自然
観察や、「科学技術と人間」や「自然と人間」についての学習の
充実を図ること、
・家庭科、技術・家庭科において、資源や環境に配慮したライフ
スタイルの確立、技術と社会・環境とのかかわりに関する内容
の改善・充実を図ることなどを行う
小
学
校
社
会
科
・さらに、幼児教育の段階から、発達の段階に応じて自然体験
活動などの体験活動を引き続き進めていく必要がある
改訂(平成20年告示)
理
科
小
学
校
(第3学年)
○身近な自然の観察
(新設)
(5学年)
○公害から国民の健康や生活環境を守ることの大
切さ
○国土の保全や水資源の涵養のための森林資源
の働き
は平成20年告示において充実した内容
9
改訂(平成20年告示)
(新設)
(新設)
生
活
科
(1・2学年)
○自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわり
に関心をもち,自然のすばらしさに気付き,自然を
大切にすること
(1・2学年)
○自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわ
りに関心をもち,自然を大切にすること
家
庭
科
(5・6学年)
○自分の生活と身近な環境とのかかわりに気付き,
物の使い方などを工夫
(5・6学年)
○環境に配慮した自分の家庭生活の工夫
(5・6学年)
道
小 徳 ○自然環境を大切にする
学
校 総合 ○体験活動,観察・実験,見学や調査,発表や討
論などの学習活動
的な
学習
の時
間
特別
活動
10
現行(平成10年告示)
(3・4学年)
(3・4学年)
○健康の状態は,主体の要因や周囲の環境の
(新設)
要因がかかわっていること
○健康に過ごすには,生活環境を整えることが必 ○健康に過ごすためには,生活環境を整えるこ
とが必要であること
要であること
体
育
科
○電気はつくりだしたり,蓄えたりすることができるこ
と
は平成20年告示において充実した内容
(3・4学年)
○飲料水,電気,ガスの確保や廃棄物の処理と自
分たちの生活と産業とのかかわり
(新設)
(新設)
現行(平成10年告示)
○自然環境を大切にする心やよりよい環境をつくろ
うとする態度(内容の取扱い)
※
(3・4学年)
○飲料水,電気,ガスの確保や廃棄物の処理と自分
たちの生活や産業とのかかわり
○節水や節電などの資源の有効な利用
○自然環境、伝統や文化などの地域の資源を保護・
活用している地域
(5学年)
○公害から国民の健康や生活環境を守ることの大
切さ
○国土の保全などのための森林資源の働き及び自
然災害の防止
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(小学校)(3)
○自然環境を大切にし、その保全に寄与しようとす
る態度(内容の取扱い)
(第6学年)
○生物間の食う食われるという関係などの生物と環
境とのかかわり
現行(平成10年告示)
○未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,
その基盤としての道徳性を養う
※
8
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(小学校)(2)
改訂(平成20年告示)
○環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本
人を育成するため,その基盤としての道徳性を養う
※
○学級活動,児童会活動,学校行事
は平成20年告示において充実した内容
(5・6学年)
○自然環境を大切にする
○観察・実験,見学や調査,発表や討論など体
験的な学習,問題解決的な学習
○学級活動,児童会活動,学校行事
11
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(中学校)(2)
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(中学校)(1)
総
則
中
学
校
社
会
科
改訂(平成20年告示)
改訂(平成20年告示)
現行(平成10年告示)
○環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本
人を育成するため,その基盤としての道徳性を養う
○未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,
その基盤としての道徳性を養う
(地理的分野)
○世界の人々の生活や環境の多様性
○環境やエネルギーに関する課題
○自然環境が地域の人々の生活や産業と関係をも
っていること
○持続可能な社会の構築のため,地域における環
境保全の取組の大切さ
(公民的分野)
○公害の防止など環境の保全
○地球環境,資源・エネルギーなどの課題解決のた
めの経済的,技術的な協力の大切さ
○持続可能な社会の形成の観点から解決すべき課
題の探究
(地理的分野)
(新設)
○環境やエネルギーに関する課題
(新設)
(第1分野)
○日常生活や社会における様々なエネルギー変換
の利用
○人間は,水力,火力,原子力などからエネルギー
を得ていること,エネルギーの有効利用の大切さ
理
科
(新設)
(公民的分野)
○公害の防止など環境の保全
○地球環境,資源・エネルギー問題について課題学
習
(新設)
中
学
校
○放射線の性質と利用
(第1分野,第2分野)
○自然環境の保全と科学技術の利用の在り方につ
いて科学的に考察(必修)
○持続可能な社会をつくることの重要性の認識(必
修)
(第2分野)
○自然環境を調べ,様々な要因が自然界のつり合
いに影響していることの理解
○自然環境保全の重要性の認識
○地球温暖化,外来種
(保健分野)
※
保健 ○環境の保全に十分配慮した廃棄物の処理の必要
体育
性
科
は平成20年告示において充実した内容
12
(技術分野)
○技術の進展がエネルギーや資源の有効利用,自
然環境の保全に貢献
○作物の栽培(選択)
(第2分野)
○自然環境を調べ,自然環境は自然界のつり合い
の上に成り立っていることの理解
○自然環境保全の重要性の認識
(保健分野)
○環境の保全に十分配慮した廃棄物の処理の必要
性
○地域の実態に即して公害と健康の関係を取り扱う
13
平成15年
環境保全活動・環境教育推進法の成立
(家庭分野)
○自分の生活が環境に与える影響について考え,
環境に配慮した消費生活の工夫
平成17年~
国連持続可能な開発のための教育
の10年(ESD)
平成18、19年
教育基本法、学校教育法の改正
平成20、21年
学習指導要領の改訂
学
校
道徳
○自然の愛護
○自然の愛護
総合
的な
学習
の時
間
○体験活動,観察・実験,見学や調査,発表や討論
などの学習活動
○観察・実験,見学や調査,発表や討論など体験的
な学習,問題解決的な学習
特別
活動
○学級活動,生徒会活動,学校行事
※
○環境との調和を図った科学技術の発展の必要性
(2分野「自然と人間」との選択)
(新設)
環境教育に関する経緯
現行(平成10年告示)
(技術分野)
○技術の進展が資源やエネルギーの有効利用,自
然環境の保全に貢献
○生物の育成環境と育成技術、生物育成に関する
技術・
技術を利用した栽培又は飼育(必修)
家庭 (家庭分野)
科
○自分や家族の消費生活が環境に与える影響に
ついて考え,環境に配慮した消費生活について工
夫し,実践できること
中
○人間が利用しているエネルギーには水力,火力,
原子力など様々あること,エネルギーの有効利用
の大切さ
(新設)
「環境教育指導資料」の活用
学習指導要領における「環境教育」に関わる
主な内容の比較(中学校)(3)
改訂(平成20年告示)
○地域の実態に即して公害と健康の関係を取り扱う
現行(平成10年告示)
(第1分野)
(新設)
○学級活動,生徒会活動,学校行事
は平成20年告示において充実した内容
14
「環境教育指導資料」の活用
「環境教育とは」
15
「環境教育の主な留意点」
第1章第1節4「主な視点」(p7)
第1章第1節3「環境教育の目的」(p6)
①環境や環境問題に関心・知識をもち,②人
間活動と環境とのかかわりについての総合的
な理解と認識の上にたって,③環境の保全に
配慮した望ましい働き掛けのできる技能や思考
力,判断力を身に付け,④よりよい環境の創造
活動に主体的に参加し環境への責任ある行動
がとれる態度を育成すること。
①持続可能な社会の構築を目指す
②学校,家庭,地域社会等と連携する
③発達の段階等に応じて内容や方法を
工夫する
④地域の実態から取り組む
⑤消費生活の側面に留意する
「環境教育のねらい」
第2章第1節1「基本的な考え方」(p15)
「環境教育で重視する能力と態度(例)」
第2章第1節1「能力と態度」(p16)
①環境に対する豊かな感受性の育成
・環境に関する事物・現象対する興味・関心
・敏感そして意欲的なかかわり
・課題を発見する力
・計画を立てる力
・推論する力
・情報を活用する力
・合意を形成しようとする態度
・公正に判断しようとする態度
・主体的に参加し,自ら実践しようとする態度
(環境から学ぶ)
②環境に関する見方や考え方の育成
・自ら問題を見つけ,検証していく問題解決
・環境や環境問題の総合的な把握
(環境について学ぶ)
③環境に働きかける実践力の育成
・環境保全のために積極的に取り組む態度
・自ら責任ある行動,仲間との協力
(環境のために学ぶ)
「環境をとらえる視点(例)」
第2章第1節1「視点」(p17)
・循 環 …物質の循環,エネルギーの流れ
・多様性…生態系の多様性,種の多様性,
遺伝的多様性
・生態系…自然のシステム,微妙なバランス
・共 生 …異なる生物による緊密な関係
・有限性…自然資源の有限性
・保 全 …手を加えながらの管理
学習指導要領・理科の目標
「環境の指導の展開」
第2章第2節1「教材の開発と工夫」(p25)
①身近な問題を取り上げる
②環境教育の視点から教材としての価値
を考える
③活動や体験を重視する
④野外学習を重視する
⑤映像や新聞等の様々な資料を活用す
る
⑥インターネットを利用する
学習指導要領・理科の目標
小学校理科の目標
小学校理科の目標
「実感を伴った理解」
自然に親しみ,見通しをもって観察,実験などを行い,
問題解決の能力と自然を愛する心情を育てるとともに,
自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り,
科学的な見方や考え方を養う。
(1)具体的な体験を通して形づくられる理解
・諸感覚の駆動
・観察,実験などの具体的な体験
(2)主体的な問題解決を通して得られる理解
・一人一人の児童が自ら問題解決を行ったという実感
・知識や技能の確実な習得
(3)実際の自然や生活との関係への認識を含む
理解
「実感を伴った理解」に着目
・理科を学ぶことの意義や有用性の実感
・理科を学ぶ意欲や科学への関心
22
小学校理科「B
小学校理科「B区分;生命・地球」
小学校理科「A区分;物質・エネルギー」
第3学年B(3) 身近な自然の観察
第6学年A(3) 電気の利用
身の回りの生物の様子を調べ,生物とその周辺の環境との関
係についての考えをもつことができるようにする。
ア 生物は,色,形,大きさなどの姿が違うこと。
イ 生物は,その周辺の環境とかかわって生きていること。
本単元のポイント
手回し発電機などを使い,電気の利用の仕方を調べ,電気の性質や働き
についての考えをもつことができるようにする。
ア 電気は,つくりだしたり蓄えたりすることができること。
イ 電気は,光,音,熱などに変えることができること。
ウ 電熱線の発熱は,その太さによって変わること。
エ 身の回りには,電気の性質や働きを利用した道具があること。
本単元のポイント
・自然体験の充実 →諸感覚のフル駆動
・生物の色や大きさ、形状の観察
・生物と生息環境との関連の理解
(例)ダンゴムシ
・生態系概念の初歩
・観察方法の習得 →観察器具の利用
・フィールドマナーの習得 →環境保全の態度
・難しい内容とせず、初歩的な扱いをしていく。
・「電気はあるもの」という見方から「電気はつくるもの」
という見方へ。
・電気は、光、音、熱等に変換することができる。
(電気のエネルギー変換の体験)
・電気による発熱は、導線の太さによって異なる。
・身の回りの電気の利用を見直す。ESDとの関連や省エネに着目させる。
第1分野・第2分野 共通
学習指導要領・理科の目標
(7)自然と人間
中学校理科の目標
ウ 自然環境の保全と科学技術の利用
自然の事物・現象に進んでかかわり,目的意識をもっ
て観察,実験などを行い,科学的に探究する能力の基礎
と態度を育てるとともに自然の事物・現象についての理
解を深め,理解を図り,科学的な見方や考え方を養う。
(ア) 自然環境の保全と科学技術の利用
自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について科学的に考
察し,持続可能な社会をつくることが重要であることを認識すること。
本単元のポイント
・科学技術の利用と環境保全にかかわる事柄をテーマとして取り上げる。
・同時には成立しにくい事柄を扱うとよい。
「科学的に探究する能力の
基礎と態度」に着目
・科学的な根拠に基づいて意思決定させるような場面を設ける。
26
国連持続可能な開発のための教育(ESD)について
•
将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の世
代のニーズを満たすような開発として提案。社会づくりを進め
ていく上で、環境の保全、経済の開発、社会の発展を調和的
に進めていくことが持続可能な開発である。
•
ESDの研究
持続可能な開発(SD、 Sustainable Development)とは、
持続可能な開発のために教育が極めて重要な役割を担うこと
から、我が国の提案により、国連において、2005年からの10年
間を「国連持続可能な開発のための教育の10年」(ESD)とし
た。
環境の保全
地球温暖化、水
経済の開発
社会の発展
貧困削減
企業の社会的責任
雇用、人権、男女平等、平和、人
間の安全保障
28
『学校における持続可能な発展のた
めの教育(ESD)に関する研究』
中間報告書(平成22年9月)
• 国立教育政策研究所 プロジェクト研究
「学校における持続可能な社会の構築のため
の教育(ESD)に関する実践的研究」(平成
21~23年度)
29
ESDの目標
持続可能な社会づくりの要素
視点整理型アプローチ
• 持続可能な社会づくりに向けての課
題を見いだし,それらを解決するため
に必要な能力・態度を身に付ける。
①相互性
②多様性
③有限性
→主として,人を取り巻く環境
のとらえ方
④公平性
⑤責任性
⑥協調性
→主として,人の意思・行動
の在り方
30
ESDの視点にたった指導で
31
ESDの視点にたった学習指導
重視する能力・態度
☆進行する上での留意事項
①教材のつながり
(主に指導内容・指導計画の中で)
②人のつながり
(主に指導の展開・指導方法の中で)
①批判的に思考・判断する力
②未来像を予測して計画を立てる力
③多面的,総合的に考える力
④コミュニケーションを行う力
⑤他者と協力する態度
⑥つながりを尊重する態度
⑦責任を重んじる態度
③能力・態度のつながり
(主に指導後の期待目標の中で)
32
33
環境教育の充実のための施策①
環境教育の実施状況
平成22年度予算額 21,930千円
環境教育の実践・普及
総合的な学習の時間で「環境」を取り上げている学校
地球学習観測プログラム(GLOBE)
環境教育に関する実践発表会
単位:%
小学校
中学校
高等学校
(平成21年)
(平成21年)
(平成19年)
○ 米国が提唱した学校を基礎とした環境科学
及び環境教育に関する国際的なプログラム
○ 全国20校を指定
(現在第8期、平成21~22年度)
3
年
4
年
5
年
2
6 実施
1年
年
年 学校
3 実施
年 学校
普通
科
専門
科
総合
学科
24.9
8.3
24.3
○ 全国各地の環境教育の優れた実践の
発表及び情報交換等を行う
○ 第13回全国環境学習フェア
日時:11月20日(土)~22日(月)
場所:高知県四万十市
環境教育リーダ研修
44.7 63.5 61.3 38.8
83.2
35.9 27.6 27.5
46.6
○環境省・地方環境事務所と連携し、環境教育を担当する教員の資質能力
の向上のための研修の実施
全国7か所で開催
(教育課程編成実施状況調査)
34
35
環境教育の充実のための施策②
○ 環境教育指導者養成研修(教員研修センター)
○ エコスクールの整備事業
○ 環境教育指導資料【小学校編】
○ 授業に活かす環境教育
36
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