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基礎資料 s0806001 平成16 年度 小学校 家庭 6年 衣服を気持ちよく 7

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基礎資料 s0806001 平成16 年度 小学校 家庭 6年 衣服を気持ちよく 7
基礎資料
番号
s0806001
年度
平成16 年度
校種・
教科等
学年または分野
小学校 家庭
6年
単元・
題材名
衣服を気持ちよく
本時
7時間中の第6時
児童・
生徒数
38名
指導者 フラッシュカード 洗濯機で洗った靴下
主な準備物
児童
生徒
洗面器 ペットボトル2L 汚れた靴下
教材(
ワークシート等)
(
「
あり」
または「
なし」
と
ご記入ください。)
学校名
桂東小学校
指導者
岡本洋子 桂川まどか
キーワード
教科指導
おすすめのひとこと
洗濯実習の授業で,総合学習で作った手
作り石鹸を使い,手洗いでの洗濯のメカニ
ズムを学習する。児童が午前中はいていた
靴下を,洗濯機と手洗いとで洗濯しそれを
比較させ,手洗いの必要性を理解させる。
あり
家庭科学習指導案
指導者
京都市立桂東小学校
岡 本 洋 子
桂川まどか
1
日時
平成16年9月 22日(水)午後2時35分∼3時 20分
2
学年・学級
第6学年1組
3
場所
家庭科室(本館 2階)
4
題材名
衣服を気持ち よ く
5
題材について
38名(男子18名,女子20名)
本 題 材 は 学 習 指 導 要 領 の 内 容 ( 2 )「 衣 服 に 関 心 を も っ て 日 常 着 を 着 た り , 手 入 れ を
したりすることができるようにする」を受けて構成 されている。衣服の働 きを知り,日
常着の手入れ と し て ,衣服を 大切に扱い,気持ち よ く着るために簡単な洗 濯ができるよ
うになることをねらいとしてあげている。
衣 服 の 様 々 な 働 き を 知 る こ と に よ り , 場 面 に よ っ て適 切 な 衣 服 を 選 ん だ り, 児 童 が あ
まり日常していない手洗い洗 濯の仕方を知り,実践 することによって,衣 服を大切にし
ようとする態 度を育てたいと 考える。さらに洗剤や 水についても着目し, 環境にも意識
し て 行 動 で き る 力 を 育 て る こ と が大 切 で あ る と 考 え る 。
6
児童について
5年生から始 まった家庭科は 男女問わず,好きな 科目にあげる児童が多 い。本年度は
スクールサポーターの導入があり,T.T体制で取 り組むことができ,実 習や評価にお
いても余裕を も っ て 進められるようになった。本 単 元に入る前に洗濯に つ い て の アンケ
ー ト を お こ な っ た 。そ の 結 果 ,手 洗 い 洗 濯 を し た こ と の あ る 児 童 は 8 名 し か い な か っ た 。
また,洗濯物 を干したことがない児童は10名いた 。本単元を学習することで,児童が
衣服に関心を 向け,衣服を洗 濯しようとしたり,手 入れをしたりしようとする子を育て
たいと考える。
また,本 学 級の児童は5年 生からあい学習(総 合 的な学習)で環境に つ い て 学習して
おり,7月に は廃油から手作 り石けんを作った。本 時ではその手作り石けんを使用して
手洗いによる洗濯実習に取り組 む。
7
題材の目標
・
衣 服に 関心 を も ち ,日 常 着 を気 持 ち よ く着 たり ,必 要 な手 入れ を し た り し よ う
とする。
8
・
衣 生 活 を 見 直 し ,日 常 着 の 着 方 や 手 入 れ に つ い て 考 え ,自 分 な り に 工 夫 し て い る 。
・
日常着の手入れが必要であることがわかり,衣服の洗濯や手 入れができる。
・
衣服の働きがわかり,日常着の着方や手入れについて理解している。
題材の評価規準
家庭生活への
生活 を
関心・意欲・態度
創意工夫 する能力
衣服に関心をも
衣生活を 見直し ,日
生活の技能
家庭生活についての
知識・理解
日常着の 着方と手
衣服 の働きがわか
ち,日 常 着 を 気持ち 常 着の着方 や手入 れに 入 れ に 関 す る 基 礎 的 り ,日 常 着の着 方と
よく着 たり, 必要な ついて考えたり, 自分 な 技 能 を 身 に 付 け て 手 入れについて 理解
手入れをしようとし なりに工夫 したりして いる。
たりしている。
いる。
している。
9
題材計画
題材
衣服を気持ちよく(7 時間)
・
内容( 2)アイ(8)
衣 服 に 関 心を も ち ,日 常 着 を 気持 ち よ く 着た り ,必 要 な 手 入れ を し た り し よ う と す る 。
(関 )
目標
・
衣 生 活を 見 直 し , 日 常 着 の 着方 や 手 入 れ に つ い て 考え , 自 分 な り に 工 夫 す る こ と が で
きる 。( 創 )
時間
1
・
日 常 着 の 手入 れ が 必 要で あ る こ と が わ か り, 衣 服 の 洗濯 や 手 入 れ が で き る 。( 技 )
・
衣 服 の 働 き が わ か り ,日 常 着 の 着方 や 手 入れ の 仕 方 に つ い て わ か る 。( 知 )
本時目標
学習活動
指導・留意点
衣服に関心をもち, 衣服の働きを考えよう
日常着 ている服 を持
衣服 の働きについて ○ いろいろな衣服を見てみよう。 参 するようにする。
調べようとする。
・ 形 ,布 地 ,サ イ ズ ,色 ,着 方 ,
伸び縮み
○ 衣服にはどんな働きがあるの
か 考えてみよう。
2
い ろ い ろ な場面に ○ 衣服 の選 び方 について 考えよ
応じ た衣服 の選択が う 。
できる。
・暑い時
通気性 ・吸 水 性・
保湿性な ど簡単 な実
・寒い時
・運動をする時
験 をして 材質の 違い
・汗をかく時 に 気づくようにする。
○ 布の性質の実験をしよう。
通気性・吸水性・保湿性実験
3
衣 服を気 持ちよく
気持ちよく着る工夫をしよう
事前に お う ち の人
着るために ,手入れ ○ 衣服の手 入れにはどんなことが か ら 聞 き 取 り を す る
の仕方を考える。
あるか調べる。
ようにしておく。
・洗濯,アイロン,ボタン付け
○ 衣服を気 持ちよく着 るための工
夫 を話し合う。
4
衣 服の汚 れについ ○ 衣服の汚 れにはどんなものがあ
て調べる。
る か話し合う。
・どろ,あか,ほこり,油
○ 汚れたままにしていたらどうな
る か考える。
洗濯の 必要性 につ
い て考えられるよう
にする。
・布の汚れによる性能の変化
・放置による汚れ落ちの低下
5
表 示を調 べて衣服
洗濯の仕方を知ろう
いろいろな表 示マ
にあった洗 濯の仕方 ○ 衣 服 に 付 い て い る 表 示 を 調 べ ー クを提示する。
を知る。
る。
洗剤・水の量など,
○ 洗濯機と 手洗いの違 いについて 環 境 を 意 識 で き る よ
考 える。
うにする。
・洗濯機の方が楽。
・手洗いの方が節水できる。
6
石 けんを 使って手
手洗いで洗濯をしよう
洗いで洗濯をする。 ○ 靴下を工夫して洗濯する。
洗濯, す す ぎ の水
の 量にも 目を向 けさ
○ 気づいたことや考えたことをま せるようにする。
とめる。
・思ったより汚れが落ちた。
洗濯機で 洗った物
と 比較できるように
す る。
7
日常着の 手入れに
衣服と生活について考えよう
リサイクルや 環境
関心 をもち ,自分の ○ 着方や手 入れで工夫 しているこ 問 題 に も 目 を 向 け る
生活 に生かそうとす とをまとめてみよう。
る。
・衣服の 着方によってエアコン
の使い 方を工夫し て,環境に
やさしくできる。
・衣服を 大切に手入 れすること
がリサイクルにもつながる。
ようにする。
・
題材の
衣服に関 心をもち,日 常 着を気持ちよく着たり ,必要な手入れをしたりしようとして
いる 。( 関 )
評 価 規 ・
衣 生 活 を 見直 し ,日 常 着 の 着方 や 手 入 れ に つ い て 考え ,自分 な り に 工夫 し て い る 。( 創 )
準
・
日 常 着 の 手入 れ が 必 要で あ る こ と が わ か り, 衣 服 の 洗濯 や 手 入 れ が で き る 。( 技 )
・
衣 服 の 働 き が わ か り ,日 常 着 の 着方 や 手 入れ に つ い て理 解 し て い る 。( 知)
評価の重点
関
創
技
評価の規 準
知
評価方法
衣 服について関心 を A: 様々 な生活場面 を考え ,それぞれの 観察
も っ て調べ よ う と し て
○
具体的な評価の姿と支 援
いる。
衣服 の 性 質 や違 い を 考え ,調 べ て い る 。 発 言
B :そ れ ぞ れ の衣 服 の 性質 や 違 い を考 え , ワ ー ク シ
調べ て い る 。
ート
衣 服の 実物を 提示 して, 実際 に触っ た
り 着た り し て 考え が も て る よ う に す る 。
○
生 活の場 面や活動場 A: 場の 状況と 自分 の生活 とを 具体的 に 観察
面・ 季節や 気温に よ っ
関 わらせて気 持ちよく衣 服を 着る た め 発言
て衣服の選択ができ
の方 法 を 考 え て い る 。
る。
ワークシ
B: 気持 ちよく 衣服 を着る た め の方法 を ート
考え て い る 。
生 活 場 面 を 実際 に わ か り や す く 提示 し ,
様 子を イ メ ー ジで き る よ う に す る 。
○
衣 服を気 持ちよく 着 A: 家庭 での様 子を 思い起 こしながら , 発表
るために, 日常着の 手
日常着 の手入 れについて 考え ,発表 し ワ ー ク シ
入れ を考えたり,自 分
ている。
ート
な り に工夫 し た り し て B: 自分 なりに 日 常 着の手 入れ に つ い て
いる。
考え て い る 。
手 入れ の必要 な衣 服を提 示したり, 手
入 れの 方 法 を 示す 。
○
汚 れ の 種 類 に つ い て A :生 活 場 面 を考 え て 汚れ の 種 類 を考 え , 発 表
調べ ,衣服 の手入れ や
衣 服の 手入れ や洗 濯の必要性 について ワ ー ク シ
洗濯 の必 要 性に つ い て
発表 し て い る。
わかる。
B: 自分 なりに 衣服 の手入 れや 洗濯の 必
要性 に つ い て考 え て い る 。
汚 れに 関する グ ラ フを わ か り や す く 提
ート
示 する 。
○
取 り扱い 表示や洗 濯 A: 取り 扱い表 示を 興味を も っ て調べ , 発表
の仕 方を知 り,洗 濯 機
生 活 経 験を も と に ,洗 濯 機と 手洗い の ワ ー ク シ
と手 洗いの 違いについ
違い を 考 え て い る 。
て考える。
ート
B: 取り 扱い表 示を 調べ た り, 洗濯機 と
手洗 い の 違 いを 考 え る。
取 り扱 い表示 の実 物や洗剤液 の作り 方
な ど に つ い て わ か り や す く 提 示 す る。
○
石けんを 使って手 洗 A: 自分 の考え た方 法で洗 濯を 工夫し て 観察
いによる洗濯ができ
お こ な い,気 が つ い た こ と を 発表し て 発表
る。
いる 。
ワークシ
B: 正し い洗濯 の仕 方を し て汚 れを落 と ート
している。
洗 濯の 手順や 方法 をわかりやすく提 示
す る。
○
リ サ イ ク ル や 環 境 に A: 日 常 着の手 入れ が で き ,リ サ イ ク ル ワ ー ク シ
も目 を向け ,自分の 生
や 環境問題に も積極的に 取り 組ん で い ート
活に 生かそうとしてい
る。
る。
観察
B: 日 常 着の手 入れ を理解 し, リ サ イ ク 作品
ルや 環 境 問 題に 取 り 組も う と す る。
リサイクル作 品や 環境についての写 真
な ど の 資 料 を 提示 す る 。
10
本時の学習
(1) 本時の目標
石けんを使って手洗いによる洗濯ができる。
(2) 展開
学習活動
1
支援と留意点
評価の視点
本時のめあてを確かめる。
手洗いで洗濯をしよう
2
洗濯の手順を確かめる。
3
洗濯をする。
・
手順 をわかりやすく提示す
る。
・
石けん溶液で洗う。
・
しぼる。
・
ためすすぎをする。
・
しぼる。
も う 片 方 の 靴 下 を 洗 濯 機 で 洗 き る 。( 観 察 ・ 発 言
・
物干し竿に干す。
っておく。
3
・
流しすすぎをしていないか ○ 生活の技能
声をかける。
・
児 童 が 手 洗 い し て い る 間 に 洗 い に よ る洗 濯 が で
手洗いのよいところについて
交流する。
・
丁寧に洗える。
・
汚れているところを集 中 的
・
発見できるようにする。
・
布地が傷まない。
・
水を使いすぎない。
・
洗 濯 物の量が 少しでも洗 え ・
る。
・
4
汚れがよく落ちる。
学習のまとめをする。
・
洗 濯 機で洗った 靴下を見
せ,洗濯機と手洗 いの違いを
に洗える。
・
使用 した水の量 についても
比べられるようにする。
手洗 いのよさや 洗濯の工夫
に つ い て気 づ く よ う に す る た
めに, 出てきた意 見を整理し
て板書する。
汚 れた靴下は 先に手洗い し
てから 洗濯機に 入れるといい ・交流したことをもとにして,
と思う。
・
大切 な衣類は 手洗いしたほ
うがよい。
・
流 しすすぎによる水の無 駄
遣いはやめる。
石け ん を使っ て手
自分の 考えをまとめるように
する。
・もっときれいに仕 上げるには
どうしたらよいか 考えるよう
にする。
・ ワークシート)
(3)板書計画
手洗いで洗たくをしよう
手洗いのよいところ
洗たくの手順
1
洗剤液を作る
時間配分
2
洗う
洗う
3
しぼる
ほす
4
すすぐ,しぼる
片づけ
5
ほす
まとめ
・
よごれがよく落 ちる
・
部分洗いができる
・
これからやりたいこと
・
流しすすぎはしない
・
(4)評価の実際
学習活動における
具体的な評価の指標と手立て
具体の評価規準と評価方法
【生活の技能】
洗 濯 の 手 順が わ か り , 石
けんを使 って,汚 れた靴下
○十分満足できる状況(A)と判断する 子どもの具体の姿
靴下 の汚 れ具 合に 合わ せ て ,つ ま み 洗い な ど自 分な り に
工 夫して汚れを落とそうとしている。
を手洗い で洗濯することが
できる。
○ お お む ね 満足 で き る状 況( B ) と判 断する 子ど も の 具体
の姿
○具体的な評価方法
洗 濯の手順通りに正しい洗濯の仕方をしている。
洗濯 の活動の様 子を観察 (A の状況に高めるための手立て)
したり, 手洗いのよさにつ
・ 机間巡視して,汚れが落ちているか 声かけする。
いての交 流で,着 目した点
や気づ い た点に つ い て の 表 ○規 準に達していない場合の手立て
現を見とっていく。
・ 洗 濯 の 手 順 表 を 再 確 認 す る よ う に す る。
・ 洗い方の方法を掲示する。
衣服を気持ちよく
N o .1
6年
組(
★布 の実験をしよう!
実 験1
★いろいろな衣服 を見て み よ う。
暑い時 に着る衣 服
)
寒い 時
・
・
・
・
予想
結果
実 験2
運動す る時
ハイキングに 行く時
・
・
・
・
予想
結果
実 験3
★なぜ衣 服を着るのだろう? 衣服の働 きを考えよう!
予想
1
結果
2
3
4
5
今 日の学習の !?
衣服を気持ちよく
N o .2
6年
組(
)
★衣 服の汚れにはどんなものがあるでしょう ?
ふり返 りクイズ
①暑いときはどちらの生地 でできた 衣服がいいでしょう ?
A
綿
B
ナイロン
②衣服 の働きを 3つ書こう !
1
★汚 れたままにしていたらどうなるか考え よ う。
2
3
★衣服の 手入れ に は ど ん な こ と が あ る か調べ よ う。
★表 やグラフ を見て わ か っ た こ と を書き ま し ょ う 。
★衣服を 気持ち よ く着る工夫 を考え よ う!
1
2
3
今 日の学習の !?
衣服を気持ちよく
N o .3
6年
組(
)
★洗 濯の手順 どおりに手 洗い洗濯 をしよう!
1
ふり返 りクイズ
①衣服 の手入れ の仕方を3 つ書こう !
1
2
3
②衣服 を汚れたままにしておくとどうなるでしょう?
2
3
・
4
・
5
★洗濯機 と手洗い 洗濯に つ い て考え よ う。
★手 洗い洗濯 をして気づ い た こ と を書きましょう。
洗濯機 は・・・
手洗い 洗濯は・・・
★これから家 でもやりたいことは ?
今 日の学習の !?
衣服を気持ちよく
6年
組(
)
衣服を気持ちよく
6年
組(
)
★衣 服に付いている表示 を調べ よ う!
★衣服の 手入れの 仕方をおうちの人に 聞いてみよう!
表示マーク
☆方法☆
☆工夫☆
意味
表 示マーク
意味
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