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国立大学法人京都大学 学長 山極 壽一 京都大学

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国立大学法人京都大学 学長 山極 壽一 京都大学
様式6(第15条第1項関係)
平成27年4月9日
独立行政法人
研究機関の設置者の
日本学術振興会理事長 殿
〒606-8501
京都府京都市左京区吉田本町36番地1
所在地
研究機関の設置者の
国立大学法人京都大学
名称
代表者の職名・氏名
学長
山極
壽一
(記名押印)
代表研究機関名
京都大学
及び機関コード
14301
平成26年度戦略的国際研究交流推進事業費補助金
実績報告書
戦略的国際研究交流推進事業費補助金取扱要領第15条第1項の規定により、実績報告書を提出します。
補助事業の
整理番号
J2603
完了日
平成27年3月31日
関連研究分野
地域研究
(分科細目コード)
(2701)
補 助 事 業 名 ( 採 択 年 度 ) 世界の成長と共存を目指す革新的生存 補助金支出額(別紙のとおり)
31,360,000
基 盤 研 究 の た め の 日 本 ・ ア セ ア ン 協 働 強 化 ( 平 成 26年 度 )
円
代表研究機関以外の協力機関
海外の連携機関
シンガポール国立大学、チュラロンコーン大学、タマサート大学、チェンマイ大学、マヒドン大学、カセサート大学、ガ
ジャマダ大学、ボゴール農業大学、シアクアラ大学、王立プノンペン大学、ハノイ理工大学、アテネオ・デ・マニラ大学
、フィリピン大学
1.事業実施主体
フ
リ
ガ
ナ
担当研究者氏名
所属機関
所属部局
職名
専門分野
主 担 当コ研
究者
ウ ノ ヤスユキ
河野 泰之 京都大学
東南アジア研究所
教授
地域研究
担当
研 究 ヒ者デ ア キ
オオガキ
大
垣 マ英サ 明
キ ハ ラ
ヒロ
木
原 シ
正ゲ博オ
フ ジ イ
藤井 滋
穂
オチアイ
エ ミ コ
落
合
恵
美
子
ヒ サ ノ
シュウジ
久
野
秀
二
ハラ
ショウイチロウ
原
正一
郎
ナ ワ タ
エ イ ジ
縄
田
栄
治
イシハラ
ケイイチ
石
原
慶
一
タ マ ダ
ヨシ フミ
玉
田
芳
文
ミ エ ノ
フミ ハル
三
重
野
文
晴
オカモト
マサアキ
岡
本
正
明
か じ い
よし ずみ
梶
井
克
純
あ さ と
わ こ う
安里
和晃
エネルギー理 工 学 研 究 所
大学院医学研究科
地球環境学堂
大学院文学研究科
大学院経済学研究科
地 域 研 究 統 合 情 報 センター
大学院農学研究科
大 学 院 エネルギー科 学 研 究 科
大 学 院 アジア・ アフリカ地 域 研 究 研 究 科
東 南 アジア研 究 所
東 南 アジア研 究 所
地球環境学堂
大学院文学研究科
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
准教授
准教授
教授
准教授
核 セキュリティー技 術 、 エネルギー科 学 教 育
公衆衛生学
環境工学
家族社会論、福祉国家論
農業経済学、国際政治経済学
情報学
熱帯農学
エネルギー技 術 開 発 と 計 画
タイ政治
経済発展論
政治学・地域研究
大気環境学
国際関係論・社会福祉学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
京都大学
計 14名
フ
リ
ガ
ナ
所属部局・職名
連絡担当者
ナ カ オ ヒ サ ノ
中尾
久乃
連 絡 先 (電話番号、e-mailアドレス)
南 西 地 区 共 通 事 務 部 経 理 課 外 部 資 金 電 話 番 号 : 075-366-7121
e-mail:[email protected]
第一掛・主任
2.本年度の実績概要
初 年 度 で あ る 今 年 度 は 、 2014 年 10 月 に 採 択 が 決 ま る と 速 や か に 実 施 体 制 を 構 築 し 、 研
究 グ ル ー プ ご と に 派 遣 、招 聘 活 動 を 開 始 し た 。ま ず 、主 幹 部 局 で あ る 東 南 ア ジ ア 研 究 所 に 、
担当研究者である三重野・岡本のもとに教務補佐員 2 名からなる事務局を設置し、派遣・
招聘の手続きを進めるとともに、多様な分野/国からの受入支援の体制を整えた。また一
方 で 、日 本 語 お よ び 英 語 ホ ー ム ペ ー ジ を 立 ち 上 げ た 。昨 年 12 月 末 に ホ ー ム ペ ー ジ 立 ち 上 げ
て 以 来 お よ そ 3 ヶ 月 間 で 、 ア ク セ ス 数 は 合 計 1,544、 訪 問 者 は 30 ヶ 国 に 及 ん だ 。
研究テーマ毎の国際共同研究の進捗は以下の通りである。
(1) ハ イ ブ リ ッ ト 成 長 の 可 能 性 の 課 題 に つ い て は 、 大 垣 ・ 石 原 は 、 エ ネ ル ギ ー 負 荷 の 克 服
を目指す光エネルギー利用に関して、派遣者③吉田恭平(エネルギー理工学研究所・研究
員 )を シ ン ガ ポ ー ル 国 立 大 学 に 62 日 派 遣 し 、光 エ ネ ル ギ ー の 革 新 的 高 効 率 の 利 用 を 可 能 に
するボトムアップ型グラフェンナノリボン合成に関する共同研究を推進した。また、先方
か ら 招 聘 者 ⑭ Jishan Wu、⑮ Goki Eda を そ れ ぞ れ 12 日 、14 日 招 聘 し 、共 同 研 究 を 実 施 し た 。
藤井・梶井は、環境負荷の課題の克服に関わる水質と大気の汚染の計測手法の研究につい
て ハ ノ イ 理 工 大 学 か ら 招 聘 者 ⑦ Dinh Quang Hung、⑧ Ly Bich Thuy、⑨ Van Dieu Anh、⑩ Nguyen
The Luong 氏 を あ わ せ て 184 日 の 招 聘 を 行 い 、 共 同 研 究 を 実 施 し た 。 久 野 ・ 三 重 野 は 持 続
的成長の社会経済モデルの研究についてタイ・タマサート大学、チュラロンコーン大学、
インドネシア・ガジャマダ大学と、次年度からの招聘による共同研究の本格化にむけた準
備を進めた。
(2) 環 境 の 再 生 の 可 能 性 の 課 題 に つ い て は 、 河 野 ・ 岡 本 は 、 炭 素 循 環 や 森 林 維 持 に 決 定 的
な重要性をもつ泥炭湿地管理の研究について、派遣者②塩寺さとみ(東南アジア研究所)
を ボ ゴ ー ル 農 業 大 学 に 75 日 派 遣 し て 共 同 研 究 を 推 進 し た 。上 記 の 藤 井 に よ る 水 質・大 気 汚
染の計測技術に関する共同研究も、ハイブリッド成長モデルとともに、この環境の再生の
両者を架橋する研究テーマとしても位置づけられる。
(3)安 寧 社 会 の 実 現 の 課 題 に つ い て は 、河 野 は 、紛 争 の ダ メ ー ジ や 経 済 変 動 に 対 応 し て 安 寧
な生活を維持する基礎的要素として重要な農村の生業転換についての研究について、派遣
者①小林知(東南アジア研究所・准教授)の王立プノンペン大学とチュラロンコーン大学
に 89 日 派 遣 し て 共 同 研 究 を 推 進 し た 。ま た 、同 時 に 、王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 か ら 招 聘 者 ① Yin
Soriya、 ② Nop Sothun を 各 83 日 招 聘 し 、 共 同 研 究 を 推 進 し た 。 木 原 は 、 東 南 ア ジ ア の 医
療 ・ ケ ア の 主 要 な 課 題 と な っ て い る 性 感 染 症 の テ ー マ に つ い て 、 派 遣 者 ④ Patou Musumari
Masika( 医 学 研 究 科 ・ 研 究 員 )を 89 日 派 遣 し 、同 時 に 、チ ェ ン マ イ 大 学 、マ ヒ ド ン 大 学 か
ら 招 聘 者 ④ Suwat Chariyalertsak 、 ⑤ Kriengkrai Srithanaviboonchai 、 ⑥ Sureeporn
Punpuing、 ⑯ Chamchan Chalermpol 氏 を あ わ せ て 25 日 招 聘 し 、 旅 行 者 の HIV 感 染 や ソ ー
シャルネットワークと性行動についての共同研究を推進した。原は、安寧社会にとっても
っとも重要な課題の一つである災害への対応に関する研究として、シアクアラ大学から招
聘 者 ⑪ Rahmad Dawood( 13 日 ) 、 ⑫ Ella Meilianda( 15 日 ) 、 ⑬ Ibnu Rusydy( 15 日 ) 、
の招聘を行い、災害とコミュニティーに関する研究を推進した。
3つのサブテーマを架橋し、その思想的・理論的基盤を強化するために進められる分析
アジア哲学と公共圏・親密圏をテーマとする共同研究では、落合・安里がシンガポール国
立 大 学 か ら 招 聘 者 ③ Chelsea Yu Xiao 氏 ( 48 日 ) を 招 聘 し 、 研 究 成 果 の 共 有 と 統 合 化 を 推
進した。
3.到達目標に対する本年度の達成度及び進捗状況
本 プ ロ グ ラ ム の 到 達 目 標 は 、 京 都 大 学 の 各 部 局 で ASEAN と 生 存 基 盤 研 究 を 牽 引 し て き た
研究グループを京都大学アセアン・プラットフォーム(仮称)として有機的につなぐこと
で、総合的に文理融合型のアプローチをもって取組み、そこから世界に発信できる(革新
的)生存基盤研究の成果を生み出すことである。そのための取り組みとして、海外の連携
機 関 を ASEAN 地 域 に お い て 在 地 の 生 存 基 盤 研 究 を 牽 引 し て い る 世 界 ト ッ プ レ ベ ル で あ る
ASEAN の 大 学 に 絞 り 込 み 、 本 研 究 グ ル ー プ と の 連 携 を 強 化 し て 研 究 を 深 化 さ せ る こ と を 目
指す。そして、その研究成果を積極的に国際共著論文として公表しながら戦略的に世界に
発信することで、相乗的に国際共著論文数と被引用数を増加させ、ひいては、本研究グル
ープの「革新的生存基盤研究」の世界的な優位性を向上させることを主眼としている。具
体的な最終成果としては、以下の 2 つが挙げられる。
1 . 派 遣 研 究 者 と ASEAN 研 究 者 や 受 入 研 究 者 と 本 学 研 究 者 等 に よ る 国 際 共 著 論 文 を 広 く 発
信すること。
2 . 京 都 大 学 に 「 ア セ ア ン ・ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (仮 称 )」 を 設 置 し 、 本 学 の み な ら ず 他 大 学
か ら の 参 加 も 得 て 、 日 本 と ASEAN の 間 の 長 期 的 ・ 広 域 的 な 視 野 に 立 っ た 国 際 共 同 研 究
のためのネットワーク基盤を構築すること。
こ れ ら 学 問 的 成 果 を ふ ま え た 日 -ASEAN の 多 角 的 視 点 か ら の 協 力 関 係 の 社 会 的 成 果 も 大 い に
期待される。
本年度は、採択後すぐに、まず以上の目標の到達するための中核となる若手研究者の派
遣と招聘を開始した。事務局を立ち上げるとともに、担当研究者は主担当研究者の統括の
下 、 常 に 若 手 研 究 者 の 渡 航 計 画 の 相 談 ・ 研 究 指 導 を 行 い 、 4 名 を 派 遣 ( 合 計 315 日 間 ) 、
16 名 を 招 聘 ( 合 計 492 日 間 ) し た 。 研 究 の 開 始 に あ た っ て は 、 必 要 に 応 じ て 各 研 究 グ ル ー
プ を 主 導 す る 担 当 研 究 者 ( の べ 11 名 、 計 69 日 ) を そ れ ぞ れ の 連 携 先 等 へ 派 遣 し 、 持 続 型
生存基盤研究のための共同研究を促進するとともに、現地の主要連携研究者と受入環境を
整えた。インドネシアに渡航した担当研究者は、現地滞在中に現地研究者らと国際ワーク
ショップを開催するなど、積極的な国際共同研究成果の発信にくわえ、多数の論文または
著書、学会等の発表を行い、さらなる国際共同研究ネットワーク基盤の基礎を構築した。
こ の よ う に 、 本 年 度 は ASEAN の ト ッ プ 大 学 と の 共 同 研 究 を 通 し て 、 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク お よ
び 学 術 コ ミ ュ ニ テ ィ を 強 化 し 、 学 術 的 な 理 念 の 共 有 促 進 に 取 り 組 ん だ 。 引 き 続 き 、 ASEAN
研究のハブとして、国際的に傑出している我が国の文理融合型地域研究を両地域の学術界
に 普 及 し 、問 題 対 処・解 決 を 志 向 す る 地 域 研 究 を さ ら に 深 化 さ せ 、そ れ に よ り 我 が 国 と ASEAN
のアカデミック・パートナーシップ体制の確立によって、相互交流・啓発を通した国際共
同 研 究 の あ り 方 を 日 -ASEAN 発 の モ デ ル と し て 世 界 に 発 信 す る 。
さらに、初年度である本年度は、研究ネットワークの有機的な形成のための仕掛づくり
に も 工 夫 を 講 じ た 。 ま ず 2014 年 10 月 に は 第 1 回 運 営 委 員 会 を 開 催 し 、 そ こ で 、 3 つ の 研
究テーマとそのもとで活動する 9 つの研究グループの有機的な交流を促進し、「革新的生
存基盤研究」における学際的な研究成果をあげるため、本プログラムの到達目標に向けて
具体的な活動計画を明確にした。
①個々の研究グループの国際共同論文による成果とは別に、プログラムの終了時にはグ
ループ間での共同論文をとりまとめることを目指す。
②担当研究者、派遣者および滞在中の招聘研究者による異分野交流ワークショップを定
期的に開催する。
多様な 9 つの研究グループ間の交流形成を可能にするため、①の前提条件である②のワー
ク シ ョ ッ プ が 重 要 と な る 。 す で に 今 年 度 は 2 回 ( 2014 年 12 月 15 日 と 2015 年 2 月 5 日 ) 、
本 プ ロ グ ラ ム 主 催 の 連 携 強 化 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ を 開 催 し 、あ わ せ て 11 名 の 派 遣 / 招 聘 者
がそれぞれ研究報告を行い、最終目標に向けた研究成果の共有と統合を進めた。
このように、本プログラムは当初の実施計画どおり順調に進展している。
4.日本側研究グループ(実施主体)の研究成果発表状況(本年度分)
①学術雑誌等(紀要・論文集等も含む)に発表した論文又は著書
論文名・著書名
等
( 論 文 名・著 書 名 、著 者 名 、掲 載 誌 名 、査 読 の 有 無 、巻 、最 初 と 最 後 の 頁 、発 表 年( 西 暦 )に つ い て 記 入 し て く だ
さい。)(以上の各項目が記載されていれば、項目の順序を入れ替えても可。)
・査 読 がある場 合 、印 刷 済 及 び 採 録 決 定 済 のものに限 って記 載 して下 さい。 査 読 中 ・投 稿 中 のものは除 きます 。
・さらに数 がある場 合 は、欄 を追 加 して下 さい。
・ 著 者 名 に つ い て 、 主 著 者 に 「 ※ 」 印 を 付 し て く だ さ い 。 ま た 、 主 担 当 研 究 者 に は 二 重 下 線 、 担 当 研 究 者 に つ い ては 下 線
、若 手 研 究 者 については 波 線 を付 し てください。
・海 外 の 連 携 機 関 の研 究 者 との 国 際 共 著 論 文 等 に は 、番 号 の 前 に「◎」 印 を 、また 、それ 以 外 の国 際 共 著 論 文 等 に つい ては
番 号 の前 に「○」印 を付 してください。
1
Yoko yama, S., Hirota, I., Tanaka, S., Ochiai, Y., Nawata, E . and Kono, Y. 2014. A review o f studies on
swidden agriculture in Japan: Cropping system and disappearing pro cess. Tropics 2 2(4), pp.131-155. 査
読有
2
Le Zhan g, Yasu yu ki Kono, Shigeo Kobayashi, Hu abin Hu, Rui Zhou and Yaochen Qin. 2014. The
expansion of smallholder rubber farming in Xishuangbanna, China: A case stud y o f two Dai villages.
Land Use Policy 42, pp.628-634. 査 読 有
Changes in Sexual Behavior and Attitudes Across Generations and Gender Among a Population-Based
Probability Sample Fro m an Urbanizin g Province in Thailand. ※ Tech asrivichien T,
Darawuttimaprakorn N, Punpuing S, Musumari PM, Lu khele BW, El-Saaidi C, Sugu imoto SP, Feldman
MD, Ono-Kihara M, Kihara M . Arch Sex Beh av., Peer reviewed, Vol.18, [Epub ahead of print], 2014.
3
4
Changin g pattern s o f HIV epidemic in 30 years in East Asia. ※ Suguimoto SP, Techasrivichien T,
Musumari PM, El-saaidi C, Lu khele BW, Ono-Kih ara M, Kihara M . Curr HIV/AIDS Rep. Peer
reviewed, 11(2):134-45, doi: 10.1007/s11904- 014-0201-4, 2014.
5
6
『暴 力 と適 応 の政 治 学 -インドネシア民 主 化 と安 定 の地 方 構 造 』、 岡 本 正 明 、査 読 有 、2015 年
○
7
Tamada, Yoshifu mi . 2014. “When Election Results Count: A Reflection on De-democratization in
Thailand”, Asian and African Area Studies, 14 (1): 96-110, 2014、査 読 有
Missing p eroxy radical sources within a su mmertime ponderosa pine forest; G. M. Wolfe ※ , C. Cantrell,
S. Kim, R. L. Mauldin III, T. Karl, P. Harley, A. Turn ipseed, W. Zh eng, F. Flocke, E. C. Apel,
R. S. Hornbrook, S. R. Hall, K. Ullmann, S. B. Henry, J. P. DiGangi, E. S. Bo yle, L. Kaser,
R. Schnitzhofer, A. Hansel, M. Graus, Y. Nakashima, Y. Kajii , A. Gu enther, and F. N. Keutsch, Atmos.
Chem. Phys., 14, 4715-4732 (2014).査 読 有
8
Aerial observations o f air masses transported fro m East Asia to the Western Pacific: Vertical stru cture
of polluted air masses;S. Hatakeyama ※ , K. Iked a, S. Hanaoka, I. Watanabe, T. Arakaki, H. Bandow, Y.
Sadanaga, S. Kato, Y. Kajii , D. Zhang, K. Oku yama, T. Ogi, T. Fujimoto, T. Seto, A. Shimizu, N.
Sugimoto, A. Takami, Atmos. Environm., DOI: 10.1016/j.atmo sen v.2014.02.040.査 読 有
○
9
Wildfires imp act on surface nitrogen oxides and ozone in Central Italy;Di Carlo ※ , P., Aru ffo, E.,
Bianco fiore, F., Busilacchio , M., Pitari, G., Dari-Salisb urgo, C., Tuccella, P., Kajii, Y ., Atmospheric
Pollution Research, DOI: 10.5094/APR.2015.004.査 読 有
○
10
Effect o f micro wave irradiation on the electronic structure o f ZnO, ※ Kyohei Yo shida,
Taro Sonobe, Heishun. Zen, Kan Hachiya, Ken suke Okumu ra, Kenta Mishima,
Motoharu Inukai, Hani Negm, Konstantin Torgasin, Mohamed Omer, Ryota Kinjo, Toshiteru Kii, Kai
Masuda, and Hideaki Ohgaki , Journal of Physics and Ch emistry o f Solids, 査 読 有 , in press
◎
11
Photocarrier relaxation pathway in two -dimensional semiconductin g transition metal dich alcigenides D.
Kozawa, R. Ku mar, A. Carvalho, K. K. Amara, W. Zh ao, S. Wan g, M. Toh, R. M. Ribeiro, A. H. Castro
Neto, K. Matsuda and G. Eda※ , Nat. Co mmun. 5, (2014) 5543-1-7 査 読 有
Nonlinear photoluminescence in atomically thin layered WSe 2 arisin g from diffusion-assisted
exciton–exciton annihilation, S. Mouri, Y. Miyauchi, M. Toh, W. Zhao, G. Ed a ※ , and K. Matsuda Phys.
Rev. B 90,(2014) 155449-1-4 査 読 有
下 水 道 整 備 の 進 捗 を 考 慮 し た 腐 敗 層 の 役 割 と 汚 泥 処 理 : ハ ノ イ の 事 例 か ら, ※ 原 田 英 典 , 藤 井 滋 穂 , 松
井 三 郎 ,Nguyen Pham Hong Lien, Huynh Trung Hai, Ngu yen The Don g, Ngu yen Viet Anh, 環 境 衛 生 工
学 研 究 , 査 読 無 , Vol.28(3), pp.115-118 (2014)
◎
12
◎
13
◎
14
◎
15
ベトナム糞 便 農 業 利 用 集 落 における糞 便 性 微 生 物 の曝 露 経 路 解 析 , ※ 阪 口 遼 ,原 田 英 典 , 藤 井 滋 穂 ,
黒 田 將 嵩 , グ エ ン フ ァ ム ホ ン リ エ ン , フ イ ン チ ュ ン ハ イ , 環 境 衛 生 工 学 研 究 , 査 読 無 , Vol.28(3),
pp.159-161 (2014)
Practices o f fertilizer app lication to agriculture and its contribution to agricultural pollution, ※
P.H.Gian g, H.Harada, S.Fujii , N.P.H.Lien, H.T.Hai, and S.Tanaka, USB proc. o f DIPCON/ARC-2014,
査 読 無 , pp.131-138 (2014)
◎
16
Study on household pollution loading and evaluation of septic tanks' fun ction, ※ A.N.Pham, S.Fujii ,
H.Harada, S.Tanaka, L.H.P.Nguyen and H.T.Hu ynh, USB proc. of 2014 13th IWA WRBM Con ference,
査 読 無 , Vol.13, 8 p (2014)
○
17
韓 国 におけ る 在 来 品 種 の 管 理 状 況 と 関 係 者 の意 識 : 民 間 団 体 ・ 研 究 機 関 へ の調 査 から、 冨 吉 満 行 ※ ・西
川 芳 昭 ・金 氣 興 ・李 柱 炅 ・ 久 野 秀 二 、農 林 業 問 題 研 究 、査 読 有 、50 巻 1 号 、49-54 頁 、2014 年
◎
18
Luong Nuguyen, Eiji Yamasue, Hideyu ki Oku mura an d Keiichi N. Ishihara : “Ad hesion Properties of
milled CuO-CeO2/α-Al2O3 on Metallic Substrate for Auto motive Catalytic Co nverter”, Particulate
Science and Technology, vol.32, issue5, (2014), pp.529-536 (DOI:10.1080/02726351.2014.920442)
②学会等における発表
発表題名 等
( 発 表 題 名 、発 表 者 名 、発 表 し た 学 会 等 の 名 称 、開 催 場 所 、口 頭 発 表 ・ ポ ス タ ー 発 表 の 別 、審 査 の 有 無 、発 表 年 月
(西暦)について記入してください。)(以上の各項目が記載されていれば、項目の順序を入れ替えても可。)
・ 発 表 者 名 は 参 加 研 究 者 を 含 む 全 員 の 氏 名 を 、論 文 等 と 同 一 の 順 番 で 記 載 す る こ と 。共 同 発 表 者 が い る 場 合 は 、全
て の 発 表 者 名 を 記 載 し 、主 た る 発 表 者 名 は「 ※ 」印 を 付 し て 下 さ い 。発 表 者 名 に つ い て 主 担 当 研 究 者 に は 二 重 下
線、担当研究者については 下 線 、若手研究者については 波 線 を付してください。
・口頭・ポスターの別、発表者決定のための審査の有無を区分して記載して下さい。
・さらに数がある場合は、欄を追加して下さい。
・海 外 の 連 携 機 関 の研 究 者 との 国 際 共 同 発 表 には 、番 号 の 前 に「◎」印 を 、また 、それ以 外 の 国 際 共 同 発 表 につい ては 番 号
の前 に○印 を付 してください。
1
2
Yusuyuki KONO. “15 years collaborative research between Kyoto and NAFRI”(口 頭 発 表 ), Th e 15th
NAFRI Anniversary Symposium on Agriculture and Forestry Research for Development, 2014/4/9-4/10,
NAFRI meetin g hall, Vientiane. 審 査 無
Study o f HIV/AIDS and Food Insecurity: Review and Implications for Interventions in Reducin g Global
Inequities. ※ Musu mari PM, Mohan K. Conference on Reducing In equities Global in a Global and
Regional. Bangkok, Thailand. Oral, with peer review, March 2015.
3
“Tata Ruan g Riau dan Rehabilitasi Lah an Gambut”, Okamoto Masaaki , Tinjauan Kritis Multi Perspektif
Terjadinya Kebakaran Gambut Riau, リアウ大 学 、口 頭 発 表 、審 査 無 、2014 年 8 月 26 日
4
「タイにおける司 法 クーデタと軍 事 クーデタ」、 玉 田 芳 史 、東 南 アジア学 会 九 州 地 区 例 会 、2015 年 1 月 24
日 、九 州 大 学 (箱 崎 キャンパス)、審 査 無
○
5
タイ北 部 山 地 部 の傾 斜 地 農 業 において、作 付 体 系 が土 壌 浸 食 に及 ぼ す影 響 、 ※ 北 浦 温 子 、矢 内 純 太 、中
尾 淳 、Sakda jongkeawwattana、 縄 田 栄 治 、つくば市 、口 頭 発 表 、審 査 有 、2015 年 3 月 14 日
○
6
Pesticide use on fruit plantations in Thailand: perspectives on the implementation of the GAP standard、
※ Javier Montano、Supamard Panichsakpatana、Hirokazu Higu chi、 Eiji Nawata 、つくば市 、口 頭 発 表 、審
査 有 、2015 年 3 月 14 日
GIS を 用 い た タ イ 中 部 畑 作 地 帯 に お け る 作 付 体 系 動 態 の 解 析 、 ※ 砂 野 唯 、 下 野 祐 依 、 小 阪 花 梨 、
Pornchai Mankong、 縄 田 栄 治 、つくば市 、ポスター発 表 、審 査 有 、2015 年 3 月 14 日
○
7
8
◎
9
◎
10
◎
11
〇
12
Tsuru maru, H ※ ., Irie, M.,Nagai, Y., Takeu chi, N., Ida, A., Oku mura, T., Jones, C., Yuba, A.,
Nakayama, T., Matsumi, Y., Wada, R., Nakashima, Y., Sadanaga, Y., Bandow, H., Kato, S., Takahashi,
K., Itano, Y., Kajii, Y.: The 20 t h Sympo siu m on Atmo spheric Ch emistry 2015, Tokyo, October
“2013 年 夏 季 京 都 における集 中 観 測 :VOC + O 3 反 応 による HOx (OH, HO 2 )生 成 速 度 直 接 測 定 ”
原 子 層 遷 移 金 属 ダ イ カ ル コ ゲ ナ イ ド の ヘ テ ロ 構 造 で 形 成 さ れ る層 間 励 起 子 の 発 光 励 起 特 性 , 小 澤 大 知 ,
Ivan Verzhbitskiy,Francesco Giustiniano,Kiran Ku mar Amara,松 田 一 成 ,江 田 剛 輝 , 日 本 物 理 学 会 第
70 回 年 次 大 会 , 東 京 , 2015 年 3 月 23 日 口 頭 発 表 , 審 査 無
Strong Light-Matter Interaction and Photocarrieer Relaxation in Two-Dimensio nal Transition Metal
Dichalcogenides, Daichi Kozawa, Rajeev Ku mar, Alexandra Carvalho, Kiran Kumar Amara, Weijie
Zhao, Shunfeng Wang, Minglin Toh, Ricardo M. Ribeiro, A. H. Castro Neto, Kazunari Matsuda, Goki
Eda, The 1st international conference on two-dimen sional layered materials, China, 14 October 2014,
口頭発表, 審査無
原 子 層 ヘ テ ロ 構 造 に お け る 光 キ ャ リ ア の 電 荷 分 離 と 緩 和 機 構 , 小 澤 大 知 , Ivan Verzhbitskiy, Alexandra
Carvalho, A. H. Castro Neto, 松 田 一 成 , 江 田 剛 輝 , 第 62 回 応 用 物 理 学 会 春 季 学 術 講 演 会 , 神 奈 川 ,
2015 年 3 月 12 日 口 頭 発 表 , 審 査 無
アンチストークスラマン散 乱 分 光 を用 いた中 赤 外 自 由 電 子 レーザーによる選 択 的 格 子 振 動 励 起 の直 接 観
測 , ※ 吉 田 恭 平 , 園 部 太 郎 , 全 炳 俊 , 蜂 谷 寛 , 村 田 智 哉 , 栂 村 勇 輔 , 犬 飼 元 晴 , Sikharin Suphakul,
Negm Hani, Torgasin Konstanti,紀 井 俊 輝 , 増 田 開 , 大 垣 英 明 , 第 28 回 日 本 放 射 光 学 会 年 会 、放 射 光
科 学 合 同 シンポジウム, 立 命 館 大 学 くさつキャンバス、滋 賀 県 , 口 頭 , 審 査 無 , 2015.1.12
〇
13
アンチストークス ラマン散 乱 分 光 法 を用 いた中 赤 外 自 由 電 子 レーザーによる選 択 的 格 子 振 動 励 起 の直 接 観
測 , ※ 吉 田 恭 平 , 園 部 太 郎 , 全 炳 俊 , 蜂 谷 寛 , 村 田 智 哉 , 栂 村 勇 輔 , 犬 飼 元 晴 , Sikharin Suphakul,
Negm Hani, Konstantin Torgasin, 紀 井 俊 輝 , 増 田 開 , 大 垣 英 明 , 第 24 回 日 本 赤 外 線 学 会 研 究 発 表
会 , 大 阪 府 立 大 学 , 大 阪 府 , ポスター・口 頭 発 表 , 審 査 無 , 2014.11.27
〇
14
Direct d emonstration of mode-selective phonon excitation for 6H-SiC by a MIR pulse laser with
anti-Stokes Raman scattering sp ectroscop y, ※ K. Yoshida, T. Sonobe, H. Zen, K. Hachiya, T. Murata, T.
Nogi, K, Tsugamura, M. Inukai, S. Supakun, H. Negm, K. Torgasin, T. Kii, K. Masuda, H. Ohgaki ,
2014 MRS Fall Meeting, Boston, Massachusetts, USA, ポスター, 審 査 無 , 2014.12.2
Exposure Path ways Analysis o f Fecal Bacteria in a Vietnamese Village Using Excreta fo r Agriculture,
※ Ryo SAKAGUCHI, Hidenori HARADA, Shigeo FUJII , Masataka KURODA, Nguyen P. H. LIEN, and
Hu ynh T. Hai, JSPS Core-to-Core Program Th e 2nd International Symposiu m on Formulation of the
cooperation hub for global environmental studies in Indochina region & The 9th Inter-University
Workshop on Education and Research Collaboration in Indochina Region, ベトナム・カントー大 学 ,ポスタ
ー発 表 ,審 査 無 ,2014 年 9 月
◎
15
16
Food Security Politics and Altern ative Agri-food Initiatives in Japan, Hisano S. , International Forum on
Food Security and Agricultural Develop ment in East Asia, National Taiwan University, Taipei: Taiwan,
審 査 無 ・招 待 講 演 , April 25, 2014.
◎
17
Ibnu Rusydy,”Geoscien ce & Disaster Risk Reductio n Activities After 10 Years Tsunami in Aceh
Province” in th e 14 t h Kyo to-Aceh Intern ational Workshop “10 Years After Indian Ocean Tsunami”, 21
March 2015, Kyoto University.
◎
18
Ella Meilianda,“Towards Mutual Collaboration between TDMRC, Syiah Kuala University in Banda Aceh
and CIAS, Kyoto University” in the 14 t h Kyoto-Aceh International Workshop “1 0 Years After Indian
Ocean Tsunami”, 21 March 2015, Kyoto University.
Rahmad Dawood,“The Uses o f ICT in Disaster Management: A Literature Review” in th e 12 t h
Kyoto-Aceh International Workshop “ICT for DRR”, 24 Decemb er 2014, Banda Aceh.
◎
19
20
S. Endo, Eiji Yamasue, H.Okumura, K.N. Ishihara :“Temperature dependence of the Magnetic Field
Effect on Photocatalytic Reaction”, Intern ational Conference on Environ mental Catalyst, Asheville,
North Carolin a United States of America, 24-27 August 2014 (Poster)
5.若手研究者の派遣実績(計画)
【海外派遣実績(計画)】
年度
平成26年度
平成27年度
派遣人数
4人
平成28年度
7人
7人
(4人)
(7人)
合計
7人
※当該年度は実績、次年度以降は計画している人数を記載
【本年度の海外派遣実績】
派遣者①の氏名・職名:小林知(准教授)
(当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
小林は、カンボジアの王立プノンペン大学を派遣先とし、適宜タイのチュラロンコーン
大学に滞在しながら、(3)「安寧社会の実現」の課題の一つである農村の生業転換に
つ い て の 共 同 研 究( ③ )を 推 進 す る 。王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 の な か で も 、開 発 学 部 は 特 に 、
2000 年 代 後 半 以 降 に 欧 米 ・ ア ジ ア 各 国 で 博 士 ・ 修 士 号 を 取 得 し て 帰 国 し た 優 秀 な 若 手 研
究者を多く抱える。小林は、それらの人材をパートナーとして、農村地域の生業転換に
関する独自の研究蓄積と、文理融合型地域研究を特徴とする日本側研究グループの視角
を 融 合 さ せ た「 革 新 的 生 存 基 盤 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク 」を 形 成 し 、日 本・ASEAN 間 お よ び ASEAN
諸 国 間 の 国 際 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク の 強 化 を 推 進 す る 。平 成 26 年 度 は カ ン ボ ジ ア お よ び タ イ
に 2~ 3 ヶ 月 間 滞 在 し 、 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 の 準 備 を 行 う 。 平 成 27 年 度 は 、 カ ン ボ
ジアに 4 ヶ月間滞在し、現地の大学院生向けのセミナーを開催するなどして、研究ネッ
ト ワ ー ク の 定 着 を 計 る 。平 成 28 年 度 は 、カ ン ボ ジ ア 、タ イ お よ び そ の 他 の ASEAN 諸 国 に
滞在し、研究ネットワークの域内の拡大と浸透を推進する。
(具体的な成果)
カ ン ボ ジ ア ・ 王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 に 滞 在 し 、 主 要 連 携 研 究 者 で あ る Ning Chanrith 講 師
と課題である農村の生業転換に関して共同研究を促進すると同時に、現地カンボジア王
立 農 業 大 学 お よ び 王 立 芸 術 大 学 に お い て 生 存 基 盤 研 究 に 関 す る 資 料・情 報 収 集 を 行 っ た 。
タイにおいてはチュラロンコンーン大学、京都大学アセアンセンター、バンコク連絡事
務所等において国際研究活動に取り組み、各拠点間の研究ネットワークの基礎を構築し
た。また、タイのラヨーン県、ポーサット県、プラチュワップキーリカーン県、ラオス
の ル ア ン プ ラ バ ー ン 県 の 各 農 村 に お い て 、農 村 の 現 状 と 生 業 に つ い て 現 地 調 査 を 行 っ た 。
派遣先
(国・地域名、機関名、部局名、受入研究者)
派遣期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
カ ン ボ ジ ア 、王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 、開 発 学
部 、 Ngin Chanrith
33 日
120 日
150 日
303 日
56 日
0日
20 日
76 日
タイ、チュラロンコーン大学、経済学部
Somprawin Manprasert
派遣者②の氏名・職名:塩寺さとみ(研究員)
(当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
泥 炭 火 災 が 熱 帯 泥 炭 湿 地 林 に 巨 大 な 炭 素 の 貯 蔵 庫 と し て 、ま た 生 物 多 様 性 の 揺 籃 と し て 、
これまで重要な機能を果たしてきた。しかし、開発による泥炭湿地林の破壊はその機能
を 急 速 に 失 わ せ 、近 年 で は 膨 大 な 量 の 二 酸 化 炭 素 の 放 出 が 問 題 視 さ れ て い る 。塩 崎 は( 2)
「環境再生の可能性」の課題の一環である、泥炭湿地管理のテーマ(②)の中で、イン
ドネシア国中部カリマンタン州、およびリアウ州を対象地域に、排水路建設という人為
的攪乱が泥炭湿地林の森林機能にもたらす影響を明確化することを目的とし、次の点に
着 目 し て 研 究 を 行 う 。 排 水 路 建 設 に よ っ て 引 き 起 こ さ れ る 乾 燥 化 に よ る 1) 森 林 群 集 動
態 、 種 組 成 と 森 林 構 造 の 変 化 の 解 明 ― サ イ ズ 依 存 的 影 響 の 検 証 ― 、 2) 樹 木 の 植 物 季 節
的 な 成 長 と 展 葉・落 葉 タ イ ミ ン グ 、葉 寿 命 へ の 影 響 、3)樹 木 の 個 葉 特 性 と い っ た 森 林 機
能 の 変 化 の 解 明 、 お よ び 4) 森 林 群 集 全 体 の 炭 素 固 定 能 力 に 与 え る 影 響 の 定 量 化 を 通 し
た森林システムの総合的理解を行う。また、これと平行して東南アジア全域における泥
炭湿地管理のハブ形成を行う。
(具体的な成果)
連携機関であるボゴール農業大学に滞在し、泥炭地管理に関する資料収集およびサンプ
リング解析を行った。また、インドネシア・リアウ州荒廃泥炭地林、マレーシア・パソ
森林保護区において現地調査を行い、森林群集動態、種組成と森林構造の変化にかかる
デ ー タ を 収 集 し た 。さ ら に 、生 存 圏 科 学 ス ク ー ル 2014・ 第 4 回 国 際 生 存 圏 科 学 シ ン ポ ジ
ウ ム( HSS-ISSH2014)お よ び 第 18 回 京 都 大 学 東 南 ア ジ ア フ ォ ー ラ ム に て 報 告 を 行 い 、研
究成果の国際発信に努めるとともに、泥炭湿地管理のハブ形成を促進した。
派遣先
(国・地域名、機関名、部局名、受入研究者)
派遣期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
イ ン ド ネ シ ア 、ボ ゴ ー ル 農 業 大 学 、農 学 部
Ernan Rustiadi
69 日
105 日
180 日
354 日
4日
0日
0日
4日
2日
0日
0日
2日
イ ン ド ネ シ ア 、国 立 航 空 宇 宙 研 究 所( 国 際
会議参加)
イ ン ド ネ シ ア 、 Helmes Palace Hotel( 国
際会議参加)
派遣者③の氏名・職名:吉田恭平(研究員 )
(当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
吉田は、(1)「ハイブリッド成長の可能性」の課題の一環に位置づけられる高効率の
光 エ ネ ル ギ ー に 関 す る 研 究 ( ④ ) を 推 進 す る 。 主 に Loh Kian Ping の 研 究 室 に て 、 将 来 、
光エネルギーの革新的高効率利用を可能にする、新しいボトムアップ型グラフェンナノ
リ ボ ン 合 成 に 関 す る 研 究 を 行 う 。 こ の た め 新 た に 合 成 し た グ ラ フ ェ ン ナ ノ リ ボ ン を STM
にて直接観察するとともに、ラマン分光等の光学的特性の評価を行い、特性を明らかに
する。
(具体的な成果)
シ ン ガ ポ ー ル 国 立 大 学 に 滞 在 し 、 Loh Kian Ping 研 究 室 に て ボ ト ム ア ッ プ 型 グ ラ ン フ ェ
ン ナ ノ リ ボ ン 合 成 に 関 す る 研 究 お よ び STM を 直 接 観 察 す る 実 験 を 行 い 、こ れ ら を 通 し て 、
課題である光エネルギーの高効率利用に関する国際共同研究に取り組んだ。
派遣先
(国・地域名、機関名、部局名、受入研究者)
派遣期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シンガポール、シンガポール国 立 大 学 、理 学 部 化 学
学 科 、LOH Kian Ping・ Young-Tae Chang
62 日
150 日
150 日
362 日
派 遣 者 ④ の 氏 名 ・ 職 名 : Patou Musumari Masika( 研 究 員 )
(当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
Patou Musumari Masika は 、 ( 3) 「 安 寧 社 会 の 実 現 」 の 課 題 の 一 環 と し て の 性 感 染 症 に
ついての共同研究(⑥)を推進する。初年度は、チェンマイ大学とはチェンマイにおけ
る 日 本 人 旅 行 者 に HIV 感 染 知 識 ・ 態 度 ・ 性 行 動 に 関 す る 研 究 に つ い て 、 マ ヒ ド ン 大 学 と
は、現代的コミュニケーション技術(スマートホーン、インターネット、ソーシャルネ
ッ ト ワ ー ク ・ サ ー ビ ス 等 ) が 、 日 本 と タ イ の 若 者 の 性 意 識 ・ 性 行 動 や HIV 感 染 リ ス ク に
及 ぼ し て い る 影 響 に 関 す る 比 較 研 究 に つ い て 、そ れ ぞ れ リ サ ー チ プ ロ ト コ ー ル を 作 成 し 、
両 大 学 の 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 る 。 次 年 度 は 、両 大 学 に お け る 研 究 に つ い て 、フ ィ ー ル
ドスタッフの訓練、対象者のリクルート、質的研究に実施・分析、質問票の作成、デー
タ収集、データ管理・分析を実施する。最終年度は、データ分析を完成し、論文出版に
向けて、論文執筆を行う。
(具体的な成果)
マ ヒ ド ン 大 学 に 滞 在 し 、ま ず は 関 連 資 料 収 集 お よ び 現 地 主 要 連 携 研 究 者 で あ る Sureeporn
Punpuing 准 教 授 ら と 課 題 に 関 す る 具 体 的 な 研 究 活 動 の 手 順 を 策 定 し 、今 後 の 研 究 計 画 を
明確にした。それに基づき、現代的コミュニケーション技術が若者の性意識・性行動や
HIV 感 染 リ ス ク に 及 ぼ し て い る 影 響 に 関 す る 比 較 研 究 を 促 進 し た 。チ ェ ン マ イ 大 学 で は 、
現 地 主 要 連 携 研 究 者 で あ る Suwat 教 授 な ら び に Kringkrai 助 教 と 今 後 の 研 究 活 動 に 関 す
る意見交換および受入に向けた具体的な研究環境の整備等を進めた。
派遣先
(国・地域名、機関名、部局名、受入研究者)
派遣期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
タ イ 、チ ェ ン マ イ 大 学 、健 康 科 学 研 究 所
Suwat Chariyalertsak
2日
53 日
60 日
115 日
87 日
50 日
60 日
197 日
タイ、マヒドン大学、人口問題研究所
Sureeporn Punpuing
※本年度の派遣者毎に作成すること。
6.研究者の招へい実績(計画)
【招へい実績(計画)】
年度
平成26年度
招へい人数
平成27年度
平成28年度
18人
22人
(7人)
(16人)
16人
合計
33人
※当該年度は実績、次年度以降は計画している人数を記載
【本年度の招へい実績】
招 へ い 者 ① の 氏 名 ・ 職 名 : Yin Soriya( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 3. 農 村 の 生 業 転 換
Yin Soriya 氏 は 、 京 都 大 学 が 学 術 交 流 協 定 を 結 ん で い る Asean University Network へ
カンボジアから参加する王立プノンペン大学の開発学部コミュニティデベロップメント
専 攻 の 講 師 で あ る 。2000 年 よ り カ ン ボ ジ ア 国 内 で 、農 村 開 発 、観 光 開 発 の 実 態 と 政 策 に
関 す る 研 究 に 従 事 し 、2012 年 に は ア メ リ カ の ミ ネ ソ タ 大 学 で 自 然 資 源 管 理 の 博 士 号 を 取
得している。今回の招聘では、東南アジア研究所において各種のセミナーに参加して文
理融合型の地域研究に関する研修期間を経て、カンボジアおよび周辺国の持続型生存基
盤研究に関する研究を受け入れ研究者と共に進める。その成果は、招へい元の機関でカ
ン ボ ジ ア 人 大 学 生 を 対 象 と し た 講 義 の 形 を 通 し て 現 地 還 元 を 図 る ほ か 、2016 年 度 に カ ン
ボジアで開催を予定する国際会議で発表する。
(具体的な成果)
東南アジア研究所に滞在し、河野泰之教授をはじめとする日本側研究グループと交流を
深めつつ、国際共同研究を促進し、本プログラム主催の第 2 回連携強化国際ワークショ
ップに出席して課題にかかる発表を行った。その際、他の招聘者および多様な分野から
なる参加者らと活発な議論を行い、文理融合型の地域研究と持続型生存基盤研究に取り
組んだ。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 、開 発 学 部 、カ ン ボ ジ
ア、河野泰之(京都大学)
83 日
0日
0日
83 日
招 へ い 者 ② の 氏 名 ・ 職 名 : Nup Sothun( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 3. 農 村 の 生 業 転 換
Nop Sothun 氏 は 、 京 都 大 学 が 学 術 交 流 協 定 を 結 ん で い る Asean University Network へ
カンボジアから参加する王立プノンペン大学の開発学部経済開発専攻の講師である。
Sothun 氏 は 、 2000 年 代 半 ば よ り カ ン ボ ジ ア 国 内 で 農 村 開 発 に 関 す る 調 査 を 進 め 、 特 に 、
NGO・ NPO が 農 村 社 会 に も た ら す イ ン パ ク ト お よ び 望 ま し い NGO・ NPO と 政 府 政 策 と の 関
係 に 関 す る 研 究 に 従 事 し 、2013 年 に は オ ー ス ト ラ リ ア の ク イ ー ン ズ ラ ン ド 大 学 開 発 実 践
に関する修士号を取得している。今回の招聘では、東南アジア研究所において各種のセ
ミ ナ ー に 参 加 し て 文 理 融 合 型 の 地 域 研 究 の 立 場 か ら カ ン ボ ジ ア お よ び ASEAN 域 内 諸 国 に
お け る 開 発 の 経 験 を 再 検 討 し 、21 世 紀 の ASEAN 地 域 の 持 続 型 生 存 基 盤 研 究 の モ デ ル 構 築
を受け入れ研究者と共に進める。その成果は、招へい元の機関でカンボジア人大学生を
対 象 と し た 講 義 の 形 を 通 し て 現 地 還 元 を 図 る ほ か 、2016 年 度 に カ ン ボ ジ ア で 開 催 を 予 定
する国際会議で発表する。
(具体的な成果)
東南アジア研究所に滞在し、河野泰之教授をはじめとする日本側研究グループと交流を
深めつつ、国際共同研究を促進し、本プログラム主催の第 2 回連携強化国際ワークショ
ップに出席して課題にかかる発表を行った。その際、他の招聘者および多様な分野から
な る 参 加 者 ら と 活 発 な 議 論 を 行 い 、 文 理 融 合 型 の 地 域 研 究 と ASEAN 地 域 の 持 続 型 生 存 基
盤研究のモデル構築に向けて取り組んだ。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
王 立 プ ノ ン ペ ン 大 学 、開 発 学 部 、カ ン ボ ジ
ア、河野泰之(京都大学)
83 日
0日
0日
83 日
招 へ い 者 ③ の 氏 名 ・ 職 名 : Chelsea Yu Xiao( 研 究 員 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : 三 課 題 共 通 - 9. 分 析 ア ジ ア 哲 学 の 構 築 / 親 密 圏 と 公 共 圏 の 再 構 築
哲学分野における「分析アジア哲学の構築」と社会学分野における「アジア地域におけ
る親密圏と公共圏の再編成」のいずれかについて京都大学にて共同研究に参加するポス
ドク研究員を招聘する。シンガポール国立大学という世界的なハブ大学での経験を活か
し、アジアのみならず世界の研究者を京都大学のプロジェクトに結び付ける役割を期待
している。研究の傍ら、コンファレンスの開催、国際共通教科書作成などに携わっても
らう予定である。
(具体的な成果)
京都大学人文社会学部に滞在し、落合恵美子教授をはじめとする日本側研究グループと
交流を深めた。さらに、滞在中は課題に関連する国際セミナーに多数参加し、参加者ら
との議論やその後のテーマ分析等を通して、国際共同研究の促進に貢献した。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シンガポール国 立 大 学 、人 文 社 会 科 学 部 、シンガ
ポール、 落 合 恵 美 子 ( 京 都 大 学 )
48 日
90 日
90 日
228 日
招 へ い 者 ④ の 氏 名 ・ 職 名 : Suwat Chariyalertsak( 教 授 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 6. 旅 行 ・ S N と 性 感 染 症
初 年 度 は 、 セ ミ ナ ー や ワ ー ク シ ョ ッ プ を 行 い 、 相 互 に こ れ ま で の HIV や STD、 性 行 動 に
関する研究の歴史や経験を交流するとともに、当面共同研究を考えているテーマ(チェ
ン マ イ の 日 本 人 旅 行 者 に お け る HIV 感 染 知 識 ・ 態 度 ・ 性 行 動 と 感 染 予 防 に 関 す る 研 究 )
や今後共同研究可能な研究テーマについて、情報交換と議論を行う。次年度は、フィー
ルドワークや研究のロジスティクスなど、実務的な協議を行い、最終年度は、データ分
析の戦略を協議して、最終的な分析を行い、論文執筆について、協議を行う。
(具体的な成果)
医学研究科に滞在し、木原正博教授をはじめとする日本側研究グループと課題にかかる
活動交流を促進した。具体的には、招聘者⑤と本プログラム主催の第 1 回連携強化国際
ワークショップにて発表・意見交換を行い、その結果をふまえて今後の国際共同研究テ
ーマおよび最終成果に向けた目標を共有し、主要連携研究者として現地連携機関の受入
にも万全のバックアップ体制を整えることができた。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
チ ェ ン マ イ 大 学 、健 康 科 学 研 究 所 、タ イ
木原正博(京都大学)
9日
15 日
招 へ い 者 ⑤ の 氏 名 ・ 職 名 : Kriengkrai Srithanaviboonchai( 助 教 )
15 日
39 日
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 6. 旅 行 ・ S N と 性 感 染 症
初 年 度 は 、 セ ミ ナ ー や ワ ー ク シ ョ ッ プ を 行 い 、 相 互 に こ れ ま で の HIV や STD、 性 行 動 に
関する研究の歴史や経験を交流するとともに、当面共同研究を考えているテーマ(チェ
ン マ イ の 日 本 人 旅 行 者 に お け る HIV 感 染 知 識 ・ 態 度 ・ 性 行 動 と 感 染 予 防 に 関 す る 研 究 )
や今後共同研究可能な研究テーマについて、情報交換と議論を行う。次年度は、フィー
ルドワークや研究のロジスティクスなど、実務的な協議を行い、最終年度は、データ分
析の戦略を協議して、最終的な分析を行い、論文執筆について、協議を行う。
(具体的な成果)
医学研究科に滞在し、木原正博教授をはじめとする日本側研究グループと課題にかかる
活動交流を促進した。具体的には、招聘者④と本プログラム主催の第 1 回連携強化国際
ワークショップにて発表・意見交換を行い、その結果をふまえて今後の国際共同研究テ
ーマおよび最終成果に向けた目標を共有することができた。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
チ ェ ン マ イ 大 学 、健 康 科 学 研 究 所 、タ イ
木原正博(京都大学)
6日
15 日
15 日
36 日
招 へ い 者 ⑥ の 氏 名 ・ 職 名 : Sureeporn Punpuing( 准 教 授 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 6. 旅 行 ・ S N と 性 感 染 症
初 年 度 は 、 セ ミ ナ ー や ワ ー ク シ ョ ッ プ を 行 い 、 相 互 に こ れ ま で の HIV や STD、 性 行 動 に
関する研究の歴史や経験を交流するとともに、当面共同研究を考えているテーマ(タイ
の若者におけるソーシャルネットワークサービス等利用の性意識・性行動に及ぼす影響
に関する研究)や今後共同研究可能な研究テーマについて、情報交換と議論を行う。次
年度は、フィールドワークや研究のロジスティクスなど、実務的な協議を行い、最終年
度は、データ分析の戦略を協議して、最終的な分析を行い、論文執筆について、協議を
行う。
(具体的な成果)
医学研究科に滞在し、木原正博教授をはじめとする日本側研究グループと課題にかかる
活 動 交 流 を 促 進 し 、情 報 収 集 な ら び に 今 後 の 国 際 共 同 研 究 テ ー マ に 向 け た 協 議 を 行 っ た 。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
マ ヒ ド ン 大 学 、人 口 問 題 研 究 所 、タ イ
木原正博(京都大学)
6日
10 日
10 日
26 日
招 へ い 者 ⑦ の 氏 名 ・ 職 名 : Dinh Quang Hung( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 / ( 2) 環 境 の 再 生 - 7. 水 ・ 大 気 の 汚 染 の 計 測
招 聘 者 は 水 中 の 残 留 性 有 機 汚 染 物 質 ( POPs) の 測 定 方 法 を 学 ぶ と と も に , そ の 処 理 方 法
に つ い て 研 究 す る 。ベ ト ナ ム に お け る 流 域 に お け る POPs の 管 理 に 関 す る 京 都 大 学 と の 共
同研究に貢献するとともに,その成果はベトナム,さらにはインドシナ地域の流域管理
にも貢献する。
(具体的な成果)
地 球 環 境 学 堂 に 滞 在 し 、 藤 井 滋 穂 教 授 研 究 室 等 に て 水 中 の 残 留 性 有 機 汚 染 物 質 ( POPs)
の測定方法を学び、その処理方法と管理について共同研究に取り組んだ。また、本プロ
グラム主催の第 1 回連携強化国際ワークショップに参加し、国際共同研究の促進に貢献
した。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
ハ ノ イ 理 工 大 学 、環 境 理 工 学 部 、ベ ト ナ ム
藤井滋穂(京都大学)
30 日
0日
0日
30 日
招 へ い 者 ⑧ の 氏 名 ・ 職 名 : Ly Bich Thuy( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 / ( 2) 環 境 の 再 生 - 7. 水 ・ 大 気 の 汚 染 の 計 測
招聘者は都市部における大気汚染の研究に参画する。日本での研究により得られる知見
および日本にて学ぶ分析技術は、京都大学とハノイにおいて今後実施する大気汚染研究
の基礎となるものである。
(具体的な成果)
地 球 環 境 学 堂 に 滞 在 し 、梶 井 克 純 教 授 研 究 室 等 に て 大 気 汚 染 の 分 析 技 術 を 学 ぶ と と も に 、
本プログラム主催の第 1 回連携強化国際ワークショップに参加し、課題にかかる国際共
同研究を進めた。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
ハ ノ イ 理 工 大 学 、環 境 理 工 学 部 、ベ ト ナ ム
藤井滋穂(京都大学)
30 日
45 日
0日
75 日
招 へ い 者 ⑨ の 氏 名 ・ 職 名 : Van Dieu Anh( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 / ( 2) 環 境 の 再 生 - 7. 水 ・ 大 気 の 汚 染 の 計 測
環 境 中 の 日 用 品 由 来 医 薬 品( PPCPs)の 分 析 技 術 を 学 び 、そ の リ ス ク ア セ ス メ ン ト を 学 ぶ 。
同分野での京都大学とハノイ理工科大学のベトナムにおける今後の共同研究の基礎とな
る。
(具体的な成果)
地 球 環 境 学 堂 に 滞 在 し 、 藤 井 滋 穂 教 授 研 究 室 等 に て 環 境 中 の 日 用 品 由 来 医 薬 品 ( PPCPs)
の分析技術・リスクアセスメントを理論・実践を通して学んだ。また、本プログラム主
催の第 1 回連携強化国際ワークショップに参加し、国際共同研究の促進に貢献した。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
ハ ノ イ 理 工 大 学 、環 境 理 工 学 部 、ベ ト ナ ム
藤井滋穂(京都大学)
63 日
45 日
0日
108 日
招 へ い 者 ⑩ の 氏 名 ・ 職 名 : Nguyen The Luong( 研 究 員 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 / ( 2) 環 境 の 再 生 - 7. 水 ・ 大 気 の 汚 染 の 計 測
招 聘 者 は 日 本 に お い て 排 ガ ス 処 理 技 術 に つ い て 学 ぶ 。 同 時 に , X 線 回 析 装 置 ( XRD) 、 走
査 型 電 子 顕 微 鏡( SEM)あ る い は ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 等 に つ い て 学 び 、汚 染 物 質 の 構
造的および形態学的特徴の共同解析を行うとともに、処理に適した触媒の検討を行う。
ベトナムにおける排ガス処理技術の共同開発に貢献するとともに、その成果は広く東南
アジアで利用されることが期待される。
(具体的な成果)
地球環境学堂・藤井滋穂教授研究室およびエネルギー科学研究科・石原慶一研究室等に
て 排 ガ ス 処 理 技 術 ・ X 線 回 析 装 置 ( XRD) 、 走 査 型 電 子 顕 微 鏡 ( SEM) 、 ガ ス ク ロ マ ト グ
ラフィー等を学び、同時にベトナムでの実態を踏まえて汚染物質の構造的・形態学的特
徴の共同解析・共同研究を行った。また、本プログラム主催の第 1 回連携強化国際ワー
クショップに参加し、日本側研究グループらとの交流から排ガス処理技術に生かせる知
見を得た。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
ハ ノ イ 理 工 大 学 、環 境 理 工 学 部 、ベ ト ナ ム
藤井滋穂(京都大学)
61 日
0日
0日
61 日
招 へ い 者 ⑪ の 氏 名 ・ 職 名 : Rahmad Dawood ( 研 究 員 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 8. 災 害 と コ ミ ュ ニ テ ィ ー
ラ フ マ ド・ダ ウ ド 氏 は 京 都 大 学 地 域 研 究 統 合 情 報 セ ン タ ー( 地 域 研 )が 2011 年 度 か ら 学
術 交 流 協 定 を 結 ん で い る シ ア ク ア ラ 大 学 津 波 防 災 研 究 セ ン タ ー( TDMRC)の 研 究 員 で あ る 。
TDMRC は イ ン ド ネ シ ア の 国 際 防 災 研 究 教 育 拠 点 と し て 、 2004 年 ス マ ト ラ 島 沖 地 震 ・ 津 波
被 災 か ら 10 周 年 を 迎 え る 2014 年 末 に 被 災 と 復 興 の 10 年 の 経 験 を 踏 ま え た「 ア チ ェ・ア
ピール」をとりまとめる予定である。今回の招聘では、地域研とともにアチェ津波被災
10 年 を テ ー マ と す る 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム を 京 都 で 開 催 し 、地 域 研 と TDMRC が 共 同 開 発 し た
ア チ ェ 津 波 モ バ イ ル 博 物 館 な ら び に「 ア チ ェ・ア ピ ー ル 」を 発 表 す る 。そ の 成 果 は 、2015
年 3 月 14 日 か ら 仙 台 で 開 催 さ れ る 第 3 回 国 連 防 災 世 界 会 議 に 対 し て「 ア チ ェ・ア ピ ー ル 」
を提案する。日本滞在中は、防災分野の国際協力の専門家との研究交流をはかる。
26 年 度 に 招 へ い を 計 画 し て い た Syamsidik 氏 が 諸 般 の 事 情 で 招 へ い 困 難 と な っ た た め 、
替 わ り に Rahmad Dawood 氏 を 招 聘 す る 。
(具体的な成果)
地域研究統合情報センターに滞在し、今後の国際共同研究計画について原正一郎教授ら
と 打 ち 合 わ せ た 後 、災 害 地 域 情 報 のデジタルアーカイブ化 について調 査 を行 った。また、仙 台 で
開催された第 3 回国連防災世界会議本会議に参加し、「アチェ・アピール」の提案、仙
台 メ デ ィ ア テ ー ク で は 災 害 映 像 情 報 の 保 全 に つ い て 現 地 調 査 を 行 っ た 。そ れ ら を 踏 ま え 、
京都市民防災センター、神戸市・人と防災未来センターで更なる現地調査を行い、最後
に地域研究統合情報センターの防災実践のワークショップにおいて発表し、成果の総括
を行った。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シアクアラ大 学 、 津 波 防 災 研 究 センター、 インドネシア
原
正一郎(京都大学)
8日
0日
0日
8日
5日
0日
0日
5日
仙台国際センター等(国際会議参加)
招 へ い 者 ⑫ の 氏 名 ・ 職 名 : Ella Meilianda( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 8. 災 害 と コ ミ ュ ニ テ ィ ー
エ ラ・ム リ ア ン ダ 氏 は 京 都 大 学 地 域 研 究 統 合 情 報 セ ン タ ー( 地 域 研 )が 2011 年 度 か ら 学
術 交 流 協 定 を 結 ん で い る シ ア ク ア ラ 大 学 津 波 防 災 研 究 セ ン タ ー( TDMRC)の プ ロ グ ラ ム マ
ネ ー ジ ャ ー と し て 、 同 セ ン タ ー の 国 際 交 流 を 担 当 し て き た 。 TDMRC は イ ン ド ネ シ ア の 国
際 防 災 研 究 教 育 拠 点 と し て 、 2004 年 ス マ ト ラ 島 沖 地 震 ・ 津 波 被 災 か ら 10 周 年 を 迎 え る
2014 年 末 に 被 災 と 復 興 の 10 年 の 経 験 を 踏 ま え た 「 ア チ ェ ・ ア ピ ー ル 」 を と り ま と め る
予 定 で あ る 。今 回 の 招 聘 で は 、地 域 研 と と も に ア チ ェ 津 波 被 災 10 年 を テ ー マ と す る 国 際
シ ン ポ ジ ウ ム を 京 都 で 開 催 し 、 地 域 研 と TDMRC が 共 同 開 発 し た ア チ ェ 津 波 モ バ イ ル 博 物
館 な ら び に 「 ア チ ェ ・ ア ピ ー ル 」 を 発 表 す る 。 そ の 成 果 は 、 2015 年 3 月 14 日 か ら 仙 台
で開催される第 3 回国連防災世界会議に対して「アチェ・アピール」を提案する。日本
滞在中は、防災分野の国際協力の専門家との研究交流をはかる。
(具体的な成果)
地域研究統合情報センターに滞在し、今後の国際共同研究計画について原正一郎教授ら
と 打 ち 合 わ せ た 後 、災 害 地 域 情 報 の デ ジ タ ル ア ー カ イ ブ 化 に つ い て 調 査 を 行 っ た 。ま た 、
仙台で開催された第 3 回国連防災世界会議本会議に参加し、「アチェ・アピール」の提
案、仙台メディアテークでは災害映像情報の保全について現地調査を行った。それらを
踏まえ、京都市民防災センター、神戸市・人と防災未来センターで更なる現地調査を行
い、最後に地域研究統合情報センターの防災実践のワークショップにおいて発表し、成
果の総括を行った。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シアクアラ大 学 、 津 波 防 災 研 究 センター、 インドネシア
原
正一郎(京都大学)
10 日
0日
0日
10 日
5日
0日
0日
5日
仙台国際センター等(国際会議参加)
招 へ い 者 ⑬ の 氏 名 ・ 職 名 : Ibnu Rusydy( 講 師 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 8. 災 害 と コ ミ ュ ニ テ ィ ー
イ ブ ヌ・ル シ デ ィ 氏 は 京 都 大 学 地 域 研 究 統 合 情 報 セ ン タ ー( 地 域 研 )が 2011 年 度 か ら 学
術 交 流 協 定 を 結 ん で い る シ ア ク ア ラ 大 学 津 波 防 災 研 究 セ ン タ ー( TDMRC)で ハ ザ ー ド マ ッ
プ 作 製 の 実 務 部 門 を 担 当 し て き た 。 TDMRC は イ ン ド ネ シ ア の 国 際 防 災 研 究 教 育 拠 点 と し
て 、2004 年 ス マ ト ラ 島 沖 地 震 ・ 津 波 被 災 か ら 10 周 年 を 迎 え る 2014 年 末 に 被 災 と 復 興 の
10 年 の 経 験 を 踏 ま え た 「 ア チ ェ ・ ア ピ ー ル 」 を と り ま と め る 予 定 で あ る 。 今 回 の 招 聘 で
は 、地 域 研 と と も に ア チ ェ 津 波 被 災 10 年 を テ ー マ と す る 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム を 京 都 で 開 催
し 、 地 域 研 と TDMRC が 共 同 開 発 し た ア チ ェ 津 波 モ バ イ ル 博 物 館 な ら び に 「 ア チ ェ ・ ア ピ
ー ル 」 を 発 表 す る 。 そ の 成 果 は 、 2015 年 3 月 14 日 か ら 仙 台 で 開 催 さ れ る 第 3 回 国 連 防
災世界会議に対して「アチェ・アピール」を提案する。日本滞在中は、デジタル地図を
利用したハザードマップ作成の技術交流をはかる。
(具体的な成果)
地域研究統合情報センターに滞在し、今後の国際共同研究計画について原正一郎教授ら
と 打 ち 合 わ せ た 後 、災 害 地 域 情 報 の デ ジ タ ル ア ー カ イ ブ 化 に つ い て 調 査 を 行 っ た 。ま た 、
仙台で開催された第 3 回国連防災世界会議本会議に参加し、「アチェ・アピール」の提
案、仙台メディアテークでは災害映像情報の保全について現地調査を行った。それらを
踏まえ、京都市民防災センター、神戸市・人と防災未来センターで更なる現地調査を行
い、最後に地域研究統合情報センターの防災実践のワークショップにおいて発表し、成
果の総括を行った。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シアクアラ大 学 、 津 波 防 災 研 究 センター、 インドネシア
原
正一郎(京都大学)
10 日
0日
0日
10 日
5日
0日
0日
5日
仙台国際センター等(国際会議参加)
招 へ い ⑭ の 氏 名 ・ 職 名 : Jishan Wu( 教 授 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 の 可 能 性 - 4. 高 効 率 の 光 エ ネ ル ギ ー
平 成 26 年 度 に 招 聘 を 予 定 し て い た が 急 な 都 合 で 来 日 で き な く な っ た Loh Kian Ping 教 授
の 替 わ り に Wu 教 授 を 招 聘 し 、 当 初 の 予 定 ど お り 平 成 26 年 度 よ り 共 同 研 究 を 開 始 す る 。
光エネルギーの革新的高効率利用を可能にする、新しいボトムアップ型グラフェンナノ
リ ボ ン 合 成 法 に つ い て 、エ ネ ル ギ ー 理 工 学 研 究 所 お よ び 関 連 研 究 室 に て 共 同 研 究 を 行 う 。
(具体的な成果)
エネルギー理工学研究所に滞在し、大垣英明教授研究室等にて新しいボトムアップ型グ
ラフェンナノリボン合成法の共同研究を行った。また、東北大学大学院理工学研究科に
課題分野の第一人者である磯部教授を訪ね、課題の遂行に必要不可欠な知識の収集と意
見交換を行い、共同研究の方向性を明確にすることができた。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シンガポール国 立 大 学 、理 学 部 化 学 学 科 、シンガ
ポール、 大 垣 英 明 ( 京 都 大 学 )
12 日
0日
0日
12 日
招 へ い 者 ⑮ の 氏 名 ・ 職 名 : Goki Eda( 助 教 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 1) ハ イ ブ リ ッ ド 成 長 の 可 能 性 - 4. 高 効 率 の 光 エ ネ ル ギ ー
平 成 26 年 度 に 招 聘 を 予 定 し て い た が 急 な 都 合 で 来 日 で き な く な っ た Loh Kian Ping 教 授
の 替 わ り に 招 聘 し 、当 初 の 予 定 ど お り 平 成 26 年 度 よ り 共 同 研 究 を 開 始 す る 。光 エ ネ ル ギ
ーの革新的高効率利用を可能にする、新しいボトムアップ型グラフェンナノリボン合成
法について、エネルギー理工学研究所および関連研究室にて共同研究を行う。
(具体的な成果)
エネルギー理工学研究所に滞在し、大垣英明教授研究室等にて新しいボトムアップ型グ
ラフェンナノリボン合成法の共同研究を行った。また、本プログラム主催の第 1 回連携
強化国際ワークショップに参加し、国際共同研究の促進に貢献した。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
シンガポール国 立 大 学 、理 学 部 化 学 学 科 、シンガ
ポール、 大 垣 英 明 ( 京 都 大 学 )
14 日
0日
0日
14 日
招 へ い 者 ⑯ の 氏 名 ・ 職 名 : Chamchan Chalermpol( 助 教 )
(当該研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動)
テ ー マ : ( 3) 安 寧 社 会 の 実 現 - 6. 旅 行 ・ S N と 性 感 染 症
初 年 度 は 、 セ ミ ナ ー や ワ ー ク シ ョ ッ プ を 行 い 、 相 互 に こ れ ま で の HIV や STD、 性 行 動 に
関する研究の歴史や経験を交流するとともに、当面共同研究を考えているテーマ(タイ
の若者におけるソーシャルネットワークサービス等利用の性意識・性行動に及ぼす影響
に関する研究)や今後共同研究可能な研究テーマについて、情報交換と議論を行う。2
年度は、フィールドワークや研究のロジスティクスなど、実務的な協議を行い、最終年
度は、データ分析の戦略を協議して、最終的な分析を行い、論文執筆について、協議を
行う。
(具体的な成果)
医学研究科に滞在し、木原正博教授をはじめとする日本側研究グループと課題にかかる
活 動 交 流 を 促 進 し 、情 報 収 集 な ら び に 今 後 の 国 際 共 同 研 究 テ ー マ に 向 け て 議 論 を 集 約 し 、
今後の研究活動に向けて戦略的な目標を定めることができた。
招へい元(機関名、部局名、国名)及び
日本側受入研究者(機関名)
招へい期間
平 成 26 年 度
平 成 27 年 度
平 成 28 年 度
合計
マ ヒ ド ン 大 学 、人 口 問 題 研 究 所 、タ イ
木原正博(京都大学)
※本年度の招へい者毎に作成すること。
4日
10 日
10 日
24 日
7.翌年度の補助事業の遂行に関する計画
※
補 助 事 業 が 完 了 せ ず に 国 の 会 計 年 度 が 終 了 し た 場 合 に お け る 実 績 報 告 書 に は 、翌 年 度 の 補 助 事 業 の
遂行に関する計画を附記すること。
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