チェンバレン文書コレクション The Papers of Joseph Chamberlain

イギリス、アイルランド、アジア、中東
September 2015
Archives Unbound シリーズ
（電子コレクション）
チェンバレン文書コレクション
The Papers of Joseph Chamberlain
チェンバレン文書：ジョゼフ・チェンバレン文書
・収録期間：1836-1914 年
・情報源：バーミンガム大学図書館
・収録ページ数：141,316 ページ
本コレクションは、帝国絶頂期から時代の転換期かけて、イギリス政治を担った政治家ジョゼフ・
チェンバレン（1836-1914）の、バーミンガム市長時代から植民地相へと続く経歴と、関税改正
を巡る闘いに焦点をあてています。初期の演説などを掲載した、現存唯一の新聞の切り抜きも収録し
ます。
彼の政治活動の出発点は、バーミンガム市長で、バーミンガム時代にはスクリュー製造会社を設立
しました。初期には急進派自由党メンバー、教育改革の推進者であり、初等教育を巡り、グラッドストンと対立し
ます。40 歳直前に下院に入り、第二次グラッドストン内閣の商務相に着任しました。保守党の重鎮ソールズベリ
ー卿に対してかけた圧力は注目に値します。1886 年、アイルランド自治法に反対し、第三次グラッドストン内閣
を辞任、自由党を離党し、自由統一党を結成します。旧敵ソールズベリー卿の下、彼は、植民地相への着任を承諾、
在職中に第二次ボーア戦争を統括し、1900 年のカーキ選挙では統一党内で再選を果たした最重要人物となりまし
た。3 年後、チェンバレンは、関税改正運動のため、内閣を辞任、1906 年の総選挙で、統一党は党内の亀裂によ
り、敗北します。
本コレクションは、1870 年から第一次世界大戦開戦までのイギリス内政および国際政治に関する最重要コレク
ションの１つです。またビジネス史（もともと金属製造業者として名をあげました）、都市史（バーミンガムを産業
世界で最もよく統治された都市に変えました）への洞察を提供すると共に、数多く収録される家族との書簡は、女
性史や家庭に関わる情報も提供します。
【主な収録文書】
•個人書簡、日記。
•ネトルフォールドでの財務・マーケティング担当マネジャー時代に記録した会計帳簿と記録。バハマのサイザル
麻プランテーションでの投資訴訟記録。
•商務相在任中の文書。
•チェンバレンの演説、職歴、葬儀に関する掲載新聞の切抜。彼の二番目の妻により収集されたもので、多くが、
現存唯一のものです。
•チェンバレン、ジョン・モーリー、チャールズ・ディルク卿、ウィリアム・ハーコート卿、A.J.バルフォア他が
交わした政治的に重要な書簡。
•内政に関する政治文書。政党組織の業務、選挙戦、国家政策策定に焦点をあてています。
•東アフリカにユダヤ人のホームランドを提供する提案や西アフリカにおける英国経営を妨げた熱帯病との闘いに
関して、南アフリカ高等弁務官のミルナー卿と交わした書簡。
•帝国内特恵関税と関税改正の動きに関する書簡。
•植民地相時代の議事録、ノート、半公的な日記。
•1880 年代の自治に関するアイルランドの対応。
•家族アルバム、写真、カートゥーン。
The Papers of Neville Chamberlain
チェンバレン文書：ネヴィル・チェンバレン文書
・収録期間：1869-1940 年
・情報源：バーミンガム大学図書館
・収録ページ数：115,526 ページ
およそ 75 年間にわたり、チェンバレン一家のメンバーは、イギリスにおける中心的存在で有り続
けましたが、中でもネヴィル・チェンバレン(1869-1940)は、ヒトラーに対する「宥和政策」によ
り、最も有名です。本コレクションには、大蔵大臣、首相在職中の政策を記録する文書の他、家族と
の個人的な書簡も含まれます。これらの資料は、妻アニーや姉妹、とりわけヒルダやイーダと交わし
た書簡と相俟って、チェンバレンの政策の背後に隠れていた意図や迫り来る戦争に対する懸念を明ら
かにしてくれます。妻がネヴィルの伝記作家と交わした書簡や、彼の死後の財産の扱いもとりあげられています。
ネヴィル・チェンバレンは、首相在職中、悪名高い宥和政策によりヨーロッパの戦争突入を防ぐ試みを行い続け
てきました。彼の書簡と文書は、ヒトラーとの合意努力の真意を理解するための最適な手段です。本コレクション
は、第二次世界大戦中の彼の行政の背後にある考え方や意図を明らかにするのみならず、その試みが、初めは世界
中で歓迎されたことも示しています。
ネヴィル・チェンバレンの経歴は、宥和政策の悪名によりしばしば暗い影を投げかけられたものの、バーミンガ
ム市長として功績を挙げ、地域、国家の両面で革新的な党の主導者であり、イギリス初の、そして最も有能な保健
相であり、1929 年から 1930 年にかけてのイギリスの世界恐慌からの部分的な回復期に大蔵相を務めた人物でも
あります。
本コレクションには、日記、選挙区民からの書簡、ビジネス記録、レオ・アメリーやウィンストン・チャーチル
を含む地域、国レベルでの同僚との書簡、家族との書簡などが収められています。ネヴィル・チェンバレンは姉妹
と親しく、彼女たちは彼のキャリアを鋭く、しかし好意的に受け止め、彼もまた、手紙の中で率直に思いを述べて
います。これらは、単なる有名人の書簡以上の価値を持ち、政治とのかかわりにおける女性史、家族史の豊かな資
料ともなっています。20 世紀前半の英国の生活と政治を知る一次情報源として最も重要なものの１つです。
【主な収録文書】
•家族の書簡、特に妻、二人の姉妹と交わしたもの。
•彼の母親やケンリック一家を含む、ネヴィル・チェンバレンの祖先に関する書簡や文書。
•ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北米旅行記。目にした公共政策やビジネス活動について論じている。
•不運なバハマでの時代と彼の政治経歴全てを記した日記。
•多くの政治演説や放送の草稿および最終稿。
•関税委員会とバーミンガムとの往来のための運河を取り扱う戦前の文書。
•国民サービス担当行政官在職中の文書。ロイド・ジョージとの書簡も含む。
•1930 年代初頭における保守党の国内の陰謀に関する書簡。
•ベルヒテスガーデンでのヒトラーとの面談のあらましを示す文書類、首相辞任を招くことになる議論への綿密な
準備と、続く枢密院議長としての責任に関するもの。
•ネヴィル・チェンバレン関連の出版記事。
•ネヴィル・チェンバレン夫人関連文書。夫の死に関するもの。
•写真。1938 年のムッソリーニやヒトラーとの会談のための旅行も含む。
The Papers of Sir Austen Chamberlain
チェンバレン文書：オースティン・チェンバレン文書
・収録期間：1863-1937 年
・情報源：バーミンガム大学図書館
・収録ページ数：110,747 ページ
オースティン・チェンバレン（1863-1937）は、父ジョゼフや兄ネヴィルよりも長く、1895
年から 1931 年の期間中の 23 年間、行政に携わりました。彼のキャリアの最初と最後には海軍本
部に、第一次世界大戦前後は大蔵相、戦時中はインド相、終戦まで戦時内閣に従事、1920 年代には
外務大臣の職務にありました。また、保守党がロイド・ジョージ率いる連立政府の最大党派を形成し
た 1921 年から 1922 年にかけて、
下院議会において保守党の指導者として影響力を発揮しました。
本コレクションは、オースティンが政治家の世界に入る前の準備期間に焦点があてられている点で重要です。父
ジョゼフと兄ネヴィルは、ビジネスを通じてキャリアを積んできましたが、オースティンは、はじめから政治家に
なるための教育を受けました。ケンブリッジ、ついでパリ、ベルリンで教育を受け、29 歳で下院に入ります。公
共サービスに専念し、外交問題において政治的、外交的な手腕を発揮しました。戦間期にあって最も有能で、最も
在職期間の長い外務大臣であり、1925 年のロカルノ条約締結により、ガーター勲章を授けられ、ノーベル賞を受
賞しました。幅広い領域における彼の関心事と国際外交の軍事的な側面が本コレクションで取り上げられています。
オースティン・チェンバレンは、家族史研究家でもあり、チェンバレン家の歴史が 18 世紀まで遡って追跡され
ています。兄弟姉妹、妻など家族間でかわされた書簡も収録します。
【主な収録文書】
•オースティンと家族間で交わされた書簡
•イギリスとアメリカにいる家族にあてた、メアリー・エンディコット・チェンバレンの数百もの手紙。
•オースティンと家族間でかわした書簡。姉妹や妻 Ivy Dungasy との書簡も含む。
中でも、義母メアリーにあてた 1358 通の書簡は、政治生活全体をカバーする重要なものです。
•メアリーとの書簡コレクション。英国およびヨーロッパ社会で最上流階級層の中で立ち回らなければならなかっ
た時の、応接室での礼儀作法に関する手紙。
•レディ・ドロシー・ネヴィルからの手紙。彼女は世紀転換期の保守党と急進派間の社会的境界をまたがる才気煥
発な女主人でした。
•オースティン・チェンバレンの自費出版本"Notes on the Families of Chamberlain and Harben"のために集
められた文書。
•旅行記、手帳。
•彼が初めて議会に入ることを検討した最初期 1886 年から 1911 年にかけての政治文書。父の退陣以降の、大
蔵大臣時代の苦難の時期を含む。
•1902 年から 1911 年にかけての軍事予算、軍制改革、税制改正に関する文書、書簡。
•戦時中、戦後の連立内閣期の文書を含む帝国国防委員会文書。しばしばインド関連のものを含む。
•祝辞。ロカルノ条約締結によるノーベル賞受賞を含む。
本カタログ掲載のチェンバレン関連３コレクションをセットでご提供する
「チェンバレン・セット」もご用意しています。
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本コレクションは、センゲージ ラーニング社 Gale が提供する Archives Unbound シリーズの中
で提供されます。
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コレクション毎の買切契約となります。
買切価格は初回のみ発生、Hosting Fee は１年目より毎年発生します。
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１か月間の無料トライアルを承ります。
200 コレクション突破！
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提供する電子コレクションを搭載するプラットフォームです。
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http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/gale/unbound.htm
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