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スターターを活用して元気で商品性の高い子牛生産

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スターターを活用して元気で商品性の高い子牛生産
スターターを活用して元気で商品性の高い子牛生産
2011.10.12-13 市場研修会
おおいた肉用牛振興協議会
1 スターターって
スターターって何
って何?
3 スターターの
スターターの効果は
効果は?
・一般的に
一般的にペレット状
ペレット状で子牛育成期用
の飼料に
飼料に比べて高
べて高エネルギーで
エネルギーで消
化速度が
化速度が速い飼料です
飼料です。
です。
・骨、筋肉の
筋肉の成長を
成長を促します。
します。
(哺育期(生後~90日齢)は骨、筋肉の成長
が盛んな時期です。出荷時の体高を確保す
るためにも第4胃以降で効率的に消化吸収
されるスターターの給与が重要です。)
2 スターターはなぜ
スターターはなぜ必要
はなぜ必要?
必要?
・牛の第1胃は概ね生後3
生後3ヶ月から
12ヶ
12ヶ月齢の
月齢の間に発達します
発達します。
します。
(出生児の第1胃の重さは第4胃の半分程
度しかなく、固形飼料の摂取により急速に発
達し、3ヶ月齢程度で第4胃の4倍となり、機
能もほぼ成牛なみとなります。)
・第1胃が発達していない
発達していない子牛
していない子牛に
子牛に
粗飼料を
粗飼料を給与しても
給与しても栄養
しても栄養として
栄養として十分
として十分
に体内に
体内に取り込むことが出来
むことが出来ませ
出来ませ
ん。
(特に、生後3ヶ月までの間は、粗飼料の食
い込みが良く腹囲が充実していても必要な
栄養を取り込もうとして胃拡張になっているだ
けかもしれません。)
・母牛の
母牛の泌乳量は
泌乳量は、個体や
個体や産歴に
産歴に
よっても異
よっても異なり、
なり、また、
また、分娩後ピーク
分娩後ピーク
を迎えた後
えた後は日を追って減少
って減少しま
減少しま
す。
(子牛がいつも乳房に吸い付いている等の
場合、泌乳量が不足していることがあるの
で、代用乳の給与も検討しましょう。)
・必要な
必要な栄養が
栄養が不足する
不足する恐
する恐れがあり
ます。
ます。
・第1胃の機能を
機能を発達させます
発達させます。
させます。
(スターターは、反芻胃内で微生物・細菌によ
り醗酵、分解されて揮発性脂肪酸(VFA)とな
り、これが、反芻動物にとって重要な反芻胃の
上皮や絨毛の発達に大きく寄与します。)
4 注意点は
注意点は!
重要
・飲水を
飲水を十分与える
十分与える。
える。
・急激に
急激に給与量を
給与量を変化させない
変化させない。
させない。
(胃内のph等の変化により微生物の構成が変
わると、回復するまでの間(数週間)飼料からの
栄養を十分に取り込めなくなります。)
・急激に
急激に飼料を
飼料を変化させない
変化させない。
させない。
(スターターから育成用飼料への切り替えは
1~2週間かけてゆっくりと行います。)
・給与量は
給与量は牛の状態を
状態を確認しながら
確認しながら決
しながら決
定しましょう(
しましょう(裏面参照)。
裏面参照)。
※ご不明な
不明な点は、最寄りの
最寄りの
振興局にお
振興局にお尋
にお尋ね下さい。
さい。
5 最後に
最後に
・栄養状態の
栄養状態の良い牛は、病原体に
病原体に対
する抵抗力
する抵抗力も
抵抗力も高く、発育も
発育も能力いっ
能力いっ
ぱいに発揮
ぱいに発揮します
発揮します。
します。この時期
この時期に
時期にフ
レーム(
レーム(体格;
体格;体高等)
体高等) をしっかり
確保しましょう
確保しましょう。
しましょう。
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