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美容・健康・快適に関するパーソナルケア市場の調査

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美容・健康・快適に関するパーソナルケア市場の調査
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富士経済 GROUP
第05070号
株式会社 富士経済
PRESS RELEASE
2005年10月18日
〒103-0001
東京都中央区日本橋小伝馬町
2-5 F・Kビル
TEL.03-3664-5811 FAX.03-3661-0165
URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
広報部
03-3664-5697
美容・健康・快適に関するパーソナルケア市場の調査を実施
−健康に関する分野は2007年に704億円規模へ(2004年比124%)−
総合マーケティングビジネスの㈱富士経済( 東京都中央区 日本橋 小伝馬町 代表取締役 阿部英雄
03-3664-5811)は、
『美容』
『健康』
『快適』の3分野のパーソナルケア機器市場を調査した。その結果を調査報告書
「パーソナルケア関連機器市場トレンド分析調査」にまとめた。今回の調査では、美容分野23品目、健康分野1
3品目、快適分野9品目の合計45品目の機器を調べた。
<調査結果の概要>
■パーソナルケア機器全体市場(対象45品目合計)
分類
2004年
2007年予測
対04年比
美容
健康
快適
2,722億円
566億円
836億円
2,869億円
704億円
929億円
105%
124%
111%
合計
4,124億円
4,502億円
109%
パーソナルケア関連機器全体市場は、2004年には4,123億円で、美容分野が全体の66%を占める2,7
22億円、健康分野が13.7%の566億円、快適分野が20.3%の836億円となっている。市場全体として
は成長傾向にある。その背景には、高齢化社会の到来、消費者の美容や健康に対する意識の高まりなどがある。特
に、健康分野は、2004年から2005年にかけては13%以上拡大すると見られる。美容分野は、メンズシェ
ーバーやヘアードライヤーなど成熟市場のものも多いが、
美顔器など家庭用として新たなブームを迎えている商品
については、大きな成長が見られる。また、成熟市場商品の中でも、注目される新商品の発売による市場の伸びも
見られる。快適分野は、健康分野と同様、消費者の意識の高まりに合わせて、心身ともに気持ちの良い環境作りに
対する欲求が追い風となって市場の伸びが見られる。
■分野別注目市場
美容分野
フェイス/スキンケア(7品目)
2004年 787億円
2007年予測 828億円 (対04年比 105%)
フェイス/スキンケア市場は2004年に787億円となった。
需要の高いメンズシェーバーやメンズ剃刀が市
場のほぼ7割を占めている。メンズシェーバー市場が買い換え需要を中心に安定しているのに対して、メンズ剃刀
市場は高機能化・高付加価値化が進み堅調に推移し市場を拡大している。要因として、若年層を中心に剃刀を使用
するウエットシェービング志向が高まっていることが挙げられる。それに対して、メンズシェーバーは商品の欠点
の改善など高機能化を進めることで普及率の低下を防いでいる。
女性の脱毛・除毛市場は、剃刀や脱毛器などの美容家電と、エステサロンや皮膚科における脱毛施術などのムダ
毛ケア需要とに分散している。レディース剃刀市場は、モイスチャーソープ一体刃など、高品質化により比較的効
果なシステムレザーが市場を牽引し、
2004年には85億円に達し、
2005年以降も堅調な伸びが期待される。
最も注目されるのは美顔器で、美容に対する意識の向上に加えて、家電量販店での販売が開始されたことで市場
は順調に拡大し、今後も伸びが期待される。
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ボディ/フットケア(8品目)
2004年 924億円
2007年予測 1,032億円(対04年比 112%)
2004年の金額ベースの市場では、
マッサージ機が全体の70%以上を占めている。
次いで市場が大きいのは、
ホームサウナで、特にミストサウナが出荷台数、金額ともに2003年比4倍以上と大きく伸びた。ミストサウナ
は、大手ガス会社が市場を牽引しており今後が期待される。ステッパーも安定して推移してきたが、2004年に
はひねり機能が付加された商品が発売されたことで市場は急拡大した。その他の品目は横ばい傾向にあるが、新商
品の投入を機に、一時的に規模が拡大するといった状況が続いている。
健康分野
ヘルスマネジメント(7品目)
2004年 371億円
2007年予測 503億円(対04年比 136%)
ヘルスマネジメント市場は2004年に371億円となっており、血圧計が40%以上の市場を占めている。次
いで体組成計が35%となっている。これら2品目の市場は、成長傾向にあり、特に体組成計は2003年に市場
に登場して以来、2003年から2004年にかけては50%以上の伸びを示している。血圧計も10%以上の成
長をしている。
注目される市場としては、血糖計が挙げられる。糖尿病患者という限定されたユーザのみに使用される製品では
あるが、糖尿病患者の増加によって市場が拡大傾向にある。
快適分野
メンタルケア(2品目)
2004年 71億円
2007年予測 104億円(対04年比 146%)
メンタルケア市場は、2004年には71億円となった。2003年に比べると2倍以上に増えている。これは
バーチャルペットの市場が新型たまごっちの発売によって急拡大したためである。ペットロボット、バーチャルペ
ットともに、癒し/リラクゼーションの効果を狙った新商品が相次いで発売されているため、2005年以降も安
定した推移をたどると見られる。
■注目品目
ホームサウナ(ミスト)
2004年 31億円
2007年予測 110億円(対04年比 355%)
ミストサウナ市場は、2004年から浴室乾燥暖房機にミスト機能を付加した商品が大手ガス会社から相次いで
発売され、一気に拡大している。美容と健康の両面から需要を獲得している。現在では、新築集合住宅における設
置が多くを占めているが、今後ミストサウナの認知度が高まることで、既築の集合住宅や戸建住宅への販売も増加
することが見込まれている。
血圧計
2004年 155億円 2007年予測 220億円(対04年比 142%)
ここ数年、家庭用血圧計の需要は高まっており、一般家庭への普及も進んでいる。高齢社会の到来、生活習慣病
への意識の高まりを市場背景として、家庭で血圧計を使って自己血圧管理を行うことは一般的になりつつあり、今
後も更に市場の拡大は進むと見られている。近年では、高価格ながらも手軽かつ正確に計測できる腕挿入タイプの
人気が高い。家庭で自分の血圧測定データを管理し、より詳細な測定を行いたいというニーズも出てきており、こ
れらを可能にする機能を搭載した商品も続々と発売されている。
バーチャルペット(携帯ソフト)
2004年 23億円
2007年予測 50億円(対04年比 217%)
バーチャルペット市場は、2004年にバンダイが新型たまごっちを発売し、ブームを巻き起こした。ペットを
育てる楽しみと、
赤外線通信機能がプラスされ、
コミュニケーション機能が深まったことが急成長の要因見られる。
2005年には任天堂からニンテンドーDS専用ソフト
「ニンテンドッグス」
が発売され販売実績を伸ばしている。
本件に関するお問合せ:広報部
(Tel.03-3664-5697
Fax.03-3664-5842またはmail address:[email protected])
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積極的な広告戦略で認知度を高め、ゲーム愛好家に加えて、犬好きな人など、広い世代に支持されている。特に女
性の人気が高く、子犬の世話をすることによる癒し効果がヒットの要因と見られる。
<調査項目>
分野 カテゴリー
フェイス/スキンケア
美容
ボディ−/フットケア
ヘアケア
スカルプケア
ネイルケア
オーラルケア
健康
ヘルスマネジメント
ヘルスケア
快適
ヴァイタルケア
スポーツ支援
メンタルケア
生活サポート
対象品目
メンズシェーバー、メンズ剃刀、レディースシェーバー、レディース剃刀、
脱毛器、脱毛・除毛料、美顔器
マッサージ機、ホームサウナ、フットバス、
治療器、エルゴメーター、トレッドミル、ステッパー、EMSマシン
ヘアードライヤー、ヘアーアイロン、カーラー、バリカン
頭皮洗浄器、スカルプケア剤
電動爪やすり器、ネイルケア関連商品
電動歯ブラシ、口腔洗浄器
体温計、体組成計、血圧計、カロリー計、塩分計、血糖計、健康モニタリン
グ家電
イオン関連機能付き家電、サプリ家電、吸入器、機能性マスク
酸素エアチャージャー、機能性枕
心拍計、バーチャルパートナー
ペットロボット、バーチャルペット
補聴器、車椅子、補助ロボット
<調査方法>
弊社専門調査員による参入企業、関連団体等へのヒアリングを主体とし、消費者ニーズ分析編においては、インタ
ーネットアンケートを利用。
<調査期間>
2005年7月∼9月
以上
資料タイトル:
「パーソナルケア関連機器市場トレンド分析調査」
体
裁 :A4判 225頁
価
格 :100,000円(税込み 105,000円)
調査・編集 :株式会社 富士経済 大阪マーケティング本部 第3事業部
TEL:06-6228-2020 (代) FAX:06-6228-2030
発 行 所 :株式会社 富士経済
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町2−5 F・Kビル
TEL03-3664-5811 (代) FAX 03-3661-0165 e-mail:[email protected]
この情報はホームページでもご覧いただけます。URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp
本件に関するお問合せ:広報部
(Tel.03-3664-5697
Fax.03-3664-5842またはmail address:[email protected]
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