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2016 年第一四半期
2016 年第一四半期: ガス&サービスの売上は着実に増加 (比較可能ベース) 、エアガス社の買収は予定通り進捗 2016/04/27 2016 年第一四半期の売上 ■ グループ売上:3,872 百万ユーロ +2.4%* うちガス&サービス売上: 3,548 百万ユーロ +4.2%* *為替、エネルギー価格、大規模 M&A の影響を除いた 2016 年第一四半期と前年同期の比 較可能ベースでの増減率 2016 年第一四半期ハイライト ■ 外的要因: 為替とエネルギー価格の低下 ■ 成長市場における新規契約: エネルギー開発向け空気分離ガス(中国) 、衛星制御用超高 純度キセノン(フランス) 、バイオガス精製装置(欧州) ■ 事業買収: ヘルスケア(ブラジルでの衛生関連事業)、工業事業(英国の製薬業界向け温 度管理物流企業) ■ イノベーションと技術: 未来型プラントプロジェクトが「テクノロジカル・ショーケー ス」に認定(フランス) 、新研究技術センター開所(上海、中国) ブノワ・ポチエ エア・リキードグループ会長兼 CEO によるコメントは以下の通りです。 「第一四半期においては、好調なエレクトロニクス事業の売上とラージインダストリー事業 における製造設備の増強が成長を牽引しました。地理的にはアジア太平洋、とくに中国が 成長を後押ししました。今期の特筆すべき点としては、為替とエネルギー価格が低水準に あったことがあります。 西ヨーロッパでは年初工業需要に勢いがなく、北米での売上は引き続き石油&ガスや金属 加工といった業種の停滞の影響を受けました。 こうした状況下、エア・リキード グループは継続して効率改善による経費削減を果たし、 競争力を強化し、成長市場に投資しました。 エアガス社の買収は順調に進んでおり、昨年 11 月に発表した通り、3 億ドル以上のシナジ ーを創出できるものと見ています。資金調達により、30~35 億ユーロの増資を見込んでい ます。事業買収手続きは早まり、2016 年第二四半期後半に完了する可能性も出てきました。 エアガス社買収の影響を除き、環境が同等であれば、2016 年も純利益増を引き続き達成で きるものと確信しています。」 2016 年第一四半期のエア・リキード グループの売上は 3,872 百万ユーロに達し、前年同期 比では比較可能ベースで+2.4%、発表ベースでは‐3.1%となりました。ガス&サービスの 売上は 3,548 百万ユーロとなり、前年同期比では比較可能ベースで+4.2%、発表ベースで ‐1.8%となりました。前年有利に働いた為替変動が、今期ネガティブな効果(ガス&サー ビスへ-2.0%の影響)をもたらし、エネルギー価格も同じく不利(ガス&サービスへ‐4.0% の影響)に働きました。 新興国での成長は力強く、ガス&サービスの売上は比較可能ベースで+14.1%と増加しまし た。 ガス&サービスの売上は全般的に伸びましたが、業種によって需要が低調であった工業事 業は影響を受けました。 ラージインダストリー事業の売上は+8.6%と力強く成長しました。ドイツ、中国、サウジ アラビアでの製造設備増強が貢献しています。水素需要は Yanbu サイトの増強もあって大 きく伸び、空気分離ガスへの需要も全ての地域で維持されています。 工業事業は‐2.6%と売上減になり、好不調の混在した状態が続きました。北米での石油関 連業種からのガス需要は未だ弱く、西ヨーロッパにおける製造業の動きも控えめです。一 方新興国経済は成長し、特に中国は大きく伸びました。全体の中で最も活況な市場は、今 期では自動車関連と食品工業です。価格動向については、低インフレ環境の中+0.5%と若 干プラスに作用しました。 エレクトロニクス事業は+13.4%と大きな成長を記録しました。貢献要因としては、機器工 事売上の大幅な伸び、特殊材料ガスへの需要増加、+30%以上の伸びを示した先端材料の 売上成長があります。地理的には日本、中国、シンガポールが活況です。 ヘルスケア事業は+4.1%と増加し、引き続きグループの成長ドライバーとなっています。 全ての地域で売上は増加しました。在宅医療の売上は、今期事業買収の効果はそれほど大 きなものは見られませんでしたが、内部的に堅実な成長を果たしました。衛生関連製品事 業の売上は+21.2%と引き続き大きく伸びました。 エンジニアリング&コンストラクション事業の売上は今期 124 百万ユーロと前年同期から は減少しました。これは多くの国でエネルギー関連の大型プロジェクトの動きが鈍化した ことによるものです。 グローバルマーケット&テクノロジー事業の売上は 65 百万ユーロに達し、比較可能ベース で+11.1%の増加となりました。これは海洋開発、新エネルギー、宇宙開発に関連した市場 が牽引しました。 効率改善によるコスト削減は 63 百万ユーロとなり、当初計画通り進んでいます。製造、物 流、調達に関してとったアクションが貢献しました。 お問い合わせ先 Corporate Communications Annie Fournier + 33 (0)1 40 62 51 31 Caroline Philips + 33 (0)1 40 62 50 84 Investor Relations Aude Rodriguez +33 (0)1 40 62 57 08 Erin Sarret +33 (0)1 40 62 57 37 Louis Laffont +33 (0)1 40 62 57 18 日本エア・リキード株式会社 広報部 豊山(とよやま) TEL 03-6414-6728 今後の予定 年次株主総会 2016 年 5 月 12 日 配当権利落ち日 2016 年 5 月 23 日 配当支払日 2016 年 5 月 25 日 2016 年上半期業績発表 2016 年 8 月 1 日