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岐阜市の都市ブランド化に向けた 提言書

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岐阜市の都市ブランド化に向けた 提言書
岐阜市の都市ブランド化に向けた
提言書
平成 18 年 1 月
岐阜市都市ブランド創出会議
目
次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.岐阜市における都市ブランドの背景、位置づけと目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1-1
岐阜市における都市ブランドの必要性と背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1-2
岐阜市における都市ブランドの位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
1-3
岐阜市における都市ブランドの目的と効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1-4
岐阜市における都市ブランドとは?(都市ブランドの概念)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
1-5
岐阜市の都市ブランドを構築するための要素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
2.岐阜市の都市ブランドの基本方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
2-1
岐阜市の都市ブランドのめざすべき姿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
2-2 岐阜市の都市ブランドの体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
2-3 岐阜市の都市ブランドの基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2-4 岐阜市の都市ブランド施策方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
3.岐阜市都市ブランド重点プロジェクト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
4.その他のブランド化施策の提案・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
はじめに
わが国はまもなく、先進国がかつて経験したこともない、超高齢社会に突入します。また、
平成 17 年の国勢調査による 10 月 1 日現在の我が国の人口は 1 億 2776 万人で、1 年前
(平成 16 年 10 月1日現在)の推計人口に比べ2万人の減少となっており、ついに人口減
少の局面に入りつつあるとみられます。
ところで、岐阜市は、中京圏で最大の都市でありながら、高齢化進度が最速であるという
憂慮すべき事態に直面しております。これは何を意味しているかと言いますと、将来の市政
を支える活力ある世代が減少する超成熟した都市となることであります。言い換えると、養
ってもらう世代が養う世代を上回ることを意味しており、社会のさまざまな分野、場面での
活力が他の都市より相対的に低くなり、かつ道路や下水道といった公共インフラでさえも、
毀損していく恐れがあると考えられます。
岐阜市は、かつて歴史に名を留める幾多の為政者が居城し、地理的にも人の流れや物流の
拠点であった土地柄などにより自立性・独自性が強いことが市民性の特徴となっています。
こうした市民性は、独創的な発想を産む土台となっている反面、現代では、ややもすると他
の都市への認識を希薄化させ、結果として閉鎖的な社会となっているのではないかという思
いもあります。
そのような中で、これまで市という単位で考えられてきた各種政策を、他の地域との相対
的な位置づけの中で決定する仕組みに転換することにより、新しい時代に即応した活力ある
市にすることは可能だと考えています。さらに、三位一体改革が推進され、道州制の導入も
検討される中、速やかに中部経済圏の中で岐阜市の存在価値を高める必要があり、従来の絶
対的な評価尺度にとらわれない、相対的な価値判断にたった市政の推進が求められています。
その一つの考え方が都市ブランドと呼ばれる考え方です。
都市ブランドは、他の都市と対比して比較優位な都市、岐阜市という名前が名実ともに全
国、全世界に向けて知られる都市といえます。
そこで、本提言書においては、次の2つの視点から提案しました。
1.名古屋圏の人々から住みたいと思われる都市環境作り
そのための①高い教育水準の確保 ②駅前を中心とする都市型居住環境の形成など
2.Only One のブランドづくりとその推進
そのための①鵜飼や金華山だけに依存しないリピーターを呼ぶ回遊型の観光開発や逸
品作り②We Love Gifu キャンペーンによる市民を巻き込んだ強力な広報推進など
この都市ブランドを進めるためには、行政も、市民も、危機感を共有し、残された少ない
時間の中で、民間と一体となって推進し、協働で実施することが必要であると考えられます。
この提言が、そのための一助となれば幸いです。
平成 18 年 1 月
岐阜市都市ブランド創出会議
委員長
1
鈴木博道
1.岐阜市における都市ブランドの背景、位置づけと目的
1-1 岐阜市における都市ブランドの必要性と背景
岐阜市は、人口約 41 万人の岐阜県の県庁所在地であり、県下最大の人口規模を誇る大都市です。一
方、名古屋市を中心とする名古屋都市圏という視点で見てみると、岐阜市は、名古屋市から 30km圏
に位置し、同圏域には、豊田市(約 39 万人)
、一宮市(約 37 万人)、岡崎市(約 34 万人)
、四日市
市(約 30 万人)が同規模都市として位置しています。また、20 万人以上の都市として愛知県の春日
井市が立地しています。
このような中、岐阜市は、平成 17 年 4 月現在 65 歳以上の高齢者比率が 20.4%で、上記の各市と
比べ 2~6 ポイント高い比率となっています。今後、一層の高齢化が進むことは必至で、加えて、少子
化による支える年齢層の減少により、社会活力の低下や社会保障負担による財政等の圧迫が予想されま
す。
また、外部環境の変化という点では地方分権が進む中で、国から地方への財源移譲、いわゆる三位一
体改革が政府によって推進されています。すなわち、今後は従来の補助金を中心とした市政運営から、
自主財源を中心とした市政運営に転換が迫られているといえ、各自治体の足腰によって公共事業や社会
保障等の量的、質的な水準が左右される時代となりつつあります。
一方、岐阜市が位置する名古屋都市圏は、ものづくり産業の拠点、中部国際空港の開港などによる多
大な経済波及効果が期待されることから、この効果をいち早く、より多く取り入れようとする都市間競
争の激化が予想されます。
これは好むと好まざるとに関わらず都市圏
に位置するすべての自治体が直面する課題で
すが、とりわけ、圏域最大の都市「岐阜市」
では、市民、民間、行政それぞれの立場で市
の優位性の維持についての必要性を認識し、
実際の都市機能の強化につなげていくことが
求められます。
そのためには、岐阜市の行政課題への対応
という内部的、絶対的な評価軸から、都市圏
における地位の向上といった対外的、相対的
な評価軸に発想を転換し、従来型の市政では
なく、変化に対応した思い切った行政運営、
市民の対応、役割が求められるものと考えら
れ、今、まさに、新しい発想の一つとして都
市ブランドの検討が必要となっています。
図 1-1 名古屋都市圏における岐阜市の位置
2
図 1-2 岐阜県の将来構造
図 1-3 愛知県の将来構造
資料:中部圏ネット HP(愛知県 HP)
2002 年 7 月
3
1-2 岐阜市における都市ブランドの位置づけ
岐阜市の将来の市政の基本指針である「岐阜市総合計画(ぎふ躍動プラン21)
」が平成 16 年3月
に策定されました。
その中で岐阜市の将来都市像として、「便利で快適な都市」、「活力あふれる都市」、「人生を楽しむ都
市」、
「安心して暮らせる都市」、
「多様な地域核のある都市」の5つを掲げ、その将来都市像を実現する
ための基本理念として6つの考え方が示されました。
「岐阜市ブランドの創出と発信」は6つの基本理念のうちの一つの柱という位置づけがされています。
「岐阜市ブランドの創出と発信」は、
「人に住んでもらう」
「産品を買ってもらう」
「人に来てもらう」
「企業に立地してもらう」ことを対象に情報発信を行い、成熟化した社会における地域の持続をめざす
ことが示されています。
岐阜市の都市ブランドはこうした市の基本的政策指針の一つに位置づけられた市政の理念と考えら
れます。
・安心して
安心して暮
して暮らせる都市
らせる都市
・便利で
便利で快適な
快適な都市
・活力あふれる
活力あふれる都市
あふれる都市
・人生を
人生を楽しむ都市
しむ都市
・多様な
多様な地域核のある
地域核のある都市
のある都市
岐阜市の
岐阜市の将来都市像
地域と未来 の活力を支 えるひとづ くり
市 民と行政 の協働
自 己決定 ・自 己責任 の市
効率だけにとらわれな い多様な価値観 の展開
岐阜市ブ ランド のののの創出とととと発信
世 界と 未来 に向 か って持続 す る自 律循 環型社
会 の確立
基 本 理 念
図 1-4 岐阜市総合計画「ぎふ躍動プラン 21」における都市ブランドの位置づけ
4
1-3 岐阜市における都市ブランドの目的と効果
岐阜市が便利で、住みやすい、活力あるまちとして発展するためには、安全でうるおいある生活を支
える都市基盤を整備し、美しい街並みと自然に囲まれて、大勢の人々が豊かな生活を実感できるまちに
する必要があります。
一方、少子高齢化が進み、我が国の総人口が減少する中で、さまざまな点で、都市間競争が激化する
ことが予想されます。この都市間競争の意味するところは、人口の奪い合いです。
この競争に生き残るということは、単に人口の増加という現象面だけをとらえて判断することではあ
りません。その本質は、まちににぎわいを創り出し、活気に満ちた都市とするかといった、いかに活力
を創出し、維持していくかという質的な面の向上を図ることだといえます。
すなわち、人々の生きがいや自己欲求が満足でき、市の新陳代謝ともいうべき競争の原理が働く自由
度の高い都市を築くことによって、働く世代の人口を増加させ、活力が維持された都市を創ることが重
要だと考えます。
都市ブランドの最終目的も、この点にあるといえます。
このことは、各種施策を市民、民間、行政が一体となって実施しながら、「岐阜市のブランド」とし
て定着させ、まちのにぎわいを創出し、商店街や中心市街地が活性化したり、産業の活性化が進むとと
もに、住民の所得が増えたり、企業業績の向上等により結果として市の財政が安定することだといえま
す。
さらに、この都市ブランドを進めることは、将来にわたり、岐阜市が発展していくための基本的な条
件である「市民」とりわけ「活力のある市民」の比率を増加させ、それが市民の自治意識を高めること
につながるといえます。
《都市ブランド
都市ブランドの
ブランドの効果》
効果》
活力が出る年齢構
成の比率の増加
都市ブランド
都市ブランドの
ブランドの目的
・ まちのにぎわい創出
・ 産業の活性化
・ 定住人口の増加
等
市民意識の高揚
財政の安定化
図 1-5 都市ブランドの目的と効果
5
・・・
岐阜市の
岐阜市の将来像
・安心して
安心して暮
して暮らせる都市
らせる都市
・便利で
便利で快適な
快適な都市
・活力あふれる
活力あふれる都市
あふれる都市
・人生を
人生を楽しむ都市
しむ都市
・多様な
多様な地域核のある
地域核のある都市
のある都市
1-4 岐阜市における都市ブランドとは?(都市ブランドの概念)
前頁にあげる都市ブランド化の目的を踏まえ、人々があらゆる場面で岐阜市を選択してもらうために
は、岐阜市が人を引きつける魅力あるブランド都市となる必要があります。
ここで、都市ブランドとはどのような都市なのか?、都市の「ブランドとはどのような概念なのか?
について整理すると以下のようになります。
ブランド(brand)の語源は、英語で「(商品·家畜などに押す)焼き印、商標」(岩波英和辞典)と言う意
味があり、他の家畜と自分の家畜を区別するものという意味を語源に持つ言葉のようです。
この言葉をストレートに都市ブランドに当てはめるとしたら、他の都市と区別された都市と考えられ
「区別された都市(ブランド都市)≒他の都市とは違った特徴を持つ都市、一目置かれる都市等」の概
念に整理されるものと考えられます。
すなわち、ブランドを決定づける主体は、他の都市の人々という考え方が読み取れます。
一方では、都市は、居住の場、就業の場、産業の場、学びの場、遊びの場であり、そこには人々のつ
ながり、コミュニティー等人々の生活が息吹、人々の自己実現の場であると考えられます。
したがって、都市ブランドは単に他の地域、外部から見た場合の比較優位性のみならず、内部の市民
の意識が必要になると考えられます。
岐阜市都市ブランドとは、こうした都市の要素を「外部の人」から評価され、その一方で「市民がそ
れを自覚」することで、さらに、外部評価が高まり、それが都市ブランドになり、結果として岐阜市の
将来都市像の達成が図られるものと考えます。
これらのことを踏まえ、都市ブランドは、以下の概念のものと考えます。
岐阜市が目指すブランド都市とは、「外部の人々から評価さ
れ、都市間競争の中で比較優位な位置を維持しながら、あら
ゆる場面で選択される都市」といえ、そのためには・・・
岐阜市以外の人々から評価(外部の評価)されるとともに、
それが岐阜市民の意識の高まりにつながり相乗的に拡大する
という概念が必要であり、「外部の評価」と「市民の意識」、
双方が相乗的に効果を発揮して構築される概念であるといえ
ます。(次頁参照)
6
都市ブランドは、下図に示すように、外部からの評価が市民の意識を高め、それによって、外部の評
価が高まり、さらに、評価に応える市民の意識がさらに高まることによって都市ブランドが形成される
ものと考えられます。
外部の
外部の評価
市民の
市民の意識
外部の
外部の評価
市民の
市民の意識
外部の
外部の評価
図 1-6 岐阜市都市ブランドの形成概念
7
1-5 岐阜市の都市ブランドを構築するための要素
定住人口や交流人口を増やし、岐阜市の将来像を実現するための都市ブランドの施策の対象領域を先
に示した「内部と外部」に分けて整理したものが下図です。
外部が評価する対象領域としては、岐阜市に定住したくなる要素があげられ、居住環境としての基本
的な条件が対象となります。
特に通勤の利便性や住宅環境など住宅地そのものの質とともに、教育環境の充実が比較的若い年齢層
の定住に不可欠な要素といえます。
一方、内部、すなわち、市民の意識につながる対象としては、自然、文化、コミュニティー等があげ
られます。
これらを総合的にとらえて、岐阜市の都市ブランドを作っていく必要があります。
外部が評価する
要素
市民が意識する
要素
安全で良好
な住宅地
整備
魅力あるまち
(基盤・景観)
他に 誇
れる都
れる都
市施設
魅力ある
商店
コミュニティー・
コミュニティー・
人情
長良川・
長良川・
金華山等
自然
岐阜市
ブランド
の構築
岐阜市産
品のブラ
ンド化
ンド化
鵜飼等岐阜
固有文化・
固有文化・
歴史
良好な
教育機会
魅力ある
魅力ある
雇用の
雇用の場
芸術・文化的
環境
通勤の
便利さ
自慢できる
自慢できる
まちづくり・
まちづくり・
市民活動
情報化に
対応した
まち
個性的
な産業
図 1-7 岐阜市の都市ブランドを構築するための要素
8
2.岐阜市の都市ブランドの基本方向
2-1 岐阜市の都市ブランドのめざすべき姿
岐阜市の都市ブランドのめざすべき姿を検討する視点は、以下の3つとし、
●
●
●
外部の評価対象地域として最も重視する名古屋都市圏の人々の関心を呼ぶ姿であること
活力がある都市という安心感を享受できる姿であること
岐阜市の独自性や岐阜市らしさを感じ、高い市民意識や自信につながる姿であること
以上を踏まえ、岐阜市の都市ブランドがめざすべき姿を以下の通りとしました。
都市ブランド
都市ブランドの
ブランドの目的
まちのにぎわいの創出、産業の活性化、定住人口の増加等
都市ブランド
都市ブランドの
ブランドの概念
外部の評価と市民の意識の相乗効果
岐阜市の
岐阜市の優位性
(外部が
外部が評価する
評価する要素
する要素)
要素)
市民が
市民が意識する
意識する要素
する要素
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
安全で良好な住宅地整備
通勤の便利さ
良好な教育機会
個性的な産業
情報化に対応した街
芸術・文化的環境
魅力ある商店
魅力あるまち(都市基盤・都市
景観、雑多なにぎわい等)
長良川、金華山等の自然
鵜飼等岐阜固有の文化・歴史
魅力ある雇用の場
岐阜市産品のブランド化(アパ
レル、枝豆等)
・ コミュニティー・人情
・ 他に誇れる都市施設
・ 自慢できるまちづくり・市民活
動
● 都市ブランド
都市ブランドのめざすべき
ブランドのめざすべき姿
のめざすべき姿
良い街にお住まいですね!
と言われる都市
図 2-1 岐阜市の都市ブランドのめざすべき姿
9
ぎふし
2-2 岐阜市の都市ブランドの体系
外部からの評価要素と市民が意識する要素から都市ブランドのための基本方向、それに基づく 6 つの
都市ブランド基本戦略についてまとめたものが下図です。
都市ブランドのための基本方針としては、「住んでみたいと思われるような都市ブランド化の環境づ
くり」、
「岐阜固有の製品等の Only one づくり」、
「岐阜ブランドを推進する仕組みづくり」の3点とし
てまとめました。
また、都市ブランドのための施策方向としては、
(1)について、定住を促進させるまちづくり施策、
活力ある層の定住促進のための教育施策、
(2)について、Only one のサービスやブランド製品づくり
のための施策、(3)についてブランド都市を発信するための広報施策、都市ブランドを支え、維持継
続させるための人づくり・組織づくりを行うことが必要であると考えられます。
【都市ブランドの目指すべき姿】
良い街にお住まいですね!と言われる都市
【都市ブランドの要素】
ぎふし
【都市ブランドのための基本方針と施策方向】
安全で良好な住宅地の整備
(1) 名古屋都市圏の
名古屋都市圏の人々から住
から住んでみたいと思
んでみたいと思われるような
都市ブランド
都市ブランド化
ブランド化の環境づくりの
環境づくりの推進
づくりの推進
通勤の便利さ
外部が 評価す る要素
良好な教育環境
① 名古屋都市圏居住者
名古屋都市圏居住者の
の転入と
転入と定住を
定住を促進させるためのまちづくり
促進させるためのまちづくり
施策
個性的な産業
・岐阜県はもとより、名古屋都市圏の人々から羨望の眼差しで見ら
れ、岐阜市に住んでみたいと思われ、実際に住んでもらうことで
人口構成の変化を促進する施策
情報化に対応した街
② 活力ある
活力ある市民
ある市民の
市民の定住を
定住を誘引する
誘引する学
する学ぶ機会の
機会の充実施策
芸術・文化的環境
・活力を生む若い層の子どもに質の高い教育環境を提供したり、親
の世代に対する教育機会の充実を図る施策
魅力ある商店
(2) 「岐阜市固有の
岐阜市固有の技術、
技術、発想で
発想で他を圧倒する
圧倒する=(
する=(Only
=(Only one)
one)」
による岐阜市
による岐阜市の
岐阜市のブランド化
ブランド化の推進
魅力ある街(基盤・景観等)
③ ブランドづくりのための
ブランドづくりのための Only one なサービス産業施策
サービス産業施策
・全世界を相手に勝ち残るサービス業を岐阜市のブランドとして売
り出すための施策
自慢できる街づくり・市民活動
市 民が意識す る要素
・岐阜市を全国にセールスするための農産品・工業製品・ファッシ
ョン産業等の地場産品を岐阜市のブランドとして売り出すための
施策
長良川・金華山・水等自然
鵜飼・楽市楽座等固有文化・歴史
魅力ある雇用の場
④ Only one のブランド品
ブランド品づくりのための地場産業施策
づくりのための地場産業施策
(3) 「岐阜市の
岐阜市のブランド」
ブランド」を維持、
維持、発展させるための
発展させるための仕組
させるための仕組み
仕組み
づくりの構築
づくりの構築
⑤ 都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを発信するための
発信するための広報施策
するための広報施策
岐阜産製品のブランド化
コミュニティー・人情
他に誇れる都市施設
・岐阜市のブランドをさまざまな機会を通じて全国に発信するため
の広報施策
⑥ 都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを推進するための
推進するための人
するための人づくり・
づくり・組織づ
組織づくり施策
くり施策
・ブランド都市を継続的に発信し、定住人口を維持するための人づ
くり、ブランド都市を推進するための組織づくり施策
図 2-2 岐阜市都市ブランド推進スキーム
10
2-3 岐阜市の都市ブランドの基本方針
(1)基本方針
① 名古屋都市圏の人々から住んでみたいと思われるような都市ブランド化の環境づくりの推進
名古屋都市圏に住んでいる人々から岐阜市が羨望の眼差しで見られるとともに、岐阜市に住んでみた
いと思わせ、実際に住んでもらうことにより岐阜市の活力を維持する年齢層の増加をめざすような環境
づくり施策を展開することが必要であると考えられます。
② 岐阜市固有の技術、発想で他を圧倒する=(Only one)による岐阜市のブランド化の推進
岐阜市だけにしかない、あるいは、岐阜市固有の技術や発想で他の追従を許さないサービス産業、農
産物、工業製品等オンリーワン(全国的に知名度の高い製品、資源、産業等)により岐阜市のブランド
を確立し、全国各地からその製品、産品等を岐阜市のブランドと認識することによって、売り上げや利
用客の増加を期待する施策を展開することが必要であると考えられます。
③ 「岐阜市のブランド」を維持し、発展させるための仕組みづくりの構築
市民が、「岐阜市」と言う都市ブランドを感じ、それを誇りに思い維持・発展するための人づくり、
組織づくりを構築すること、さらに、ブランド施策を外部の目から評価していくシステムづくりが必要
であると考えられます。
上記①の定住環境づくり、②の Only one のブランド化は、岐阜市をブランド化するための方法論で
あり、③の仕組みづくりは、それを土台で支え、プロモートし、管理してさらにブランドとしての向上
を図る方針であると考えられます。
①住
んでみたいと思
①住んでみたいと
われ
るような都市ブ
思われるような都
市ブランド化の環
ラン
ド化の環境づく
り 境づくり
①
②
②
岐阜市固有の技
②岐阜市固有の技
術・発想で他を圧倒す
術・発想で他を圧倒
するonly
oneによる
る
Only one
による岐
岐阜市のブランド化
阜市のブランド化
③岐阜市のブランドを維持、発展
させるための仕組みづくり
図 2-3 都市ブランドの基本方針
11
(2)都市ブランド施策のターゲット
都市ブランド施策を決定するとき、どのような対象をターゲットにするかということが重要な要素と
なっています。
都市ブランドを構築する上での主要なターゲットを想定したものが下図に示す対象です。
岐阜市民については、「ブランド都市としての自覚、誇りなど人づくりや組織づくりという点での主
なターゲット」といえます。その外側の名古屋都市圏には、岐阜市に居住してくれる人々をターゲット
としています。さらに、その外側には、「岐阜市の製品や情報を得たいとする人々、あるいは、訪れて
みたい人」がターゲットとして存在します。
ターゲットは国内に止まらず海外の人々も対象となると考えられます。
Only one 施策の
施策のターゲット
岐阜市以外の
岐阜市以外の人々
活力がでる
活力 がでる年齢層
がでる 年齢層の
年齢層 の 比率増加
施策の
施策のターゲット
岐阜市民
名古屋都市圏
全国
人 づ くりや組織
くりや 組織づくり
組織 づくり施策
づくり 施策の
施策 の ター
ゲット
海外
広報活動施策の
広報活動施策のターゲット
図 2-4 都市ブランド施策のターゲット
12
2-4 岐阜市の都市ブランド施策方向
岐阜市の都市ブランドの基本方針を踏まえた施策の方向は次のとおりです。
名古屋都市圏の
から住
んでみたいと思
われるような都市
都市ブランド
(1) 名古屋都市圏
の人々から
住んでみたいと
思われるような
都市
ブランド
環境づくりの
づくりの推進
化の環境
づくりの
推進
① 名古屋都市圏居住者の
名古屋都市圏居住者の転入と
転入と定住を
定住を促進させるためのまちづくり
促進させるためのまちづくり施策
させるためのまちづくり施策
岐阜市は、名古屋都心へ 20 分弱という鉄道利便性が非常に高い都市です。
このため、人口増を図るという点では、名古屋への通勤者をターゲットに近郊都市からの転入
者の受け皿を岐阜市で担うということが現実的な対応と考えられます。
そこで、名古屋市を中心とする愛知県、三重県、岐阜県の名古屋都市圏に居住する人々を対象
に岐阜市への転入を促進するため、岐阜市から名古屋都心等への通勤利便性を活かして、生活利
便性、生活環境ともに快適で、買い物も便利で各種都市型サービス機能も充実した良好な都心住
宅を、駅周辺を中心に供給することが考えられます。
また、生活安全性の確保、対個人サービス機能の充実等を推進し、名古屋周辺の他の地域から
羨望の眼差しで見られるような安全で良好な都心居住とするべく各種施策を展開する必要があ
ります。
② 活力ある
活力ある市民
ある市民の
市民の定住を
定住を誘引する
誘引する学
する学ぶ機会の
機会の充実施策
上記にあげる定住促進施策については、出来る限り活力を持った年齢層の転入を促進すること
が望まれます。
すなわち、30~40 代の年齢層を期待するものですが、この年齢層は、その子ども達が就学
年齢を迎える層であることから、子どもの教育環境の充実度が同年代の住居地選定要因に大きく
影響を与える要素と考えられます。
このため、この年代の家庭生活の上で特に重視する子どもの教育、とりわけ、小学校、中学校、
高校までの初等、中等教育の質の高さが居住地選択の要素となっていることに配慮して、該当す
る教育課程の教育水準を確保するための施策を展開することが重要であると考えられます。
教育水準を確保するための施策については、都心住宅の整備といったインフラ整備と比較する
と、低コストである点があげられます。また、教育環境を整備してから、次第に効果が現れ、教
育プログラムに関するノウハウも蓄積されてくるため、名古屋都市圏の他都市よりも先行して取
り組んでいく必要があります。
また、30~40代の層は子どもの教育環境を特に重視しますが、この年齢層は自分たちの自
己研鑽や教育、生涯学習、とりわけ、自己啓発型の生涯学習に興味を持つ年齢層といえ、子ども
の教育環境と共に、親世代の生活の質向上を支援する環境を整えることが必要であると考えられ
ます。
13
岐阜市固有の
技術、
発想で
圧倒する
する=(
=(Only
one)
」による
による岐阜
(2) 「岐阜市固有
の技術
、発想
で他を圧倒
する
=(
Only one
)」
による
岐阜
ブランド化
市のブランド
化の推進
③ ブランドづくりのための
ブランドづくりのための Only one なサービス産業施策
サービス産業施策
岐阜市に訪れる年間入り込み客は約 850 万人※です。こうした入り込み人口に加え、日帰り
で岐阜市を訪れる人口を合わせた全交流人口は、かなりの数に上るものと考えられます。
これらの交流人口は、定住人口とともに街のにぎわいを創出したり、その人々が消費する各種
の経済波及効果は、市の財政への大きな安定要因といえます。
このため、一度きりの交流人口ではなく、いわゆる、リピーターと呼ばれる何度も訪れる安定
的な交流人口を確保するとともに、量的拡大以上に重要な要素である質的な面でのイメージアッ
プ、例えば来訪者へのサービス水準の向上等を図り、京都・奈良など我が国を代表する国際観光
都市と並びうる岐阜市ならではのオンリーワンなサービス産業を創出、育成することが重要なブ
ランド施策と考えられます。
また、鵜飼や金華山といった既存の観光資源にたよることなく、サービス産業として成り立つ、
新たな観光客を楽しませる空間づくりが必要であると考えられます。
※岐阜県観光レクリエーション動態調査結果より観光地点別入込客数の合計(平成 15 年)
④ Only one のブランド品
ブランド品づくりのための地場産業施策
づくりのための地場産業施策
岐阜市は、アパレル製品製造・卸、ファッション産業等の地場産業や提灯・和傘等の伝統産業
が栄えてきました。
しかし、一部の人々の間では知られていても、全体としての知名度は高いとはいえない状況に
あります。
このため、岐阜市をブランド化する一つの方向として、こうした地場製品や伝統工芸品、ある
いは、農産物等を活かし、岐阜市固有の技術や発想を活用して他の製品や産品との差別化を進め、
他の追従を許さない Only one の製品を創造し「岐阜市ブランド」として広く広報し、そのこと
によって、ブランド都市化を実現することが必要であると考えます。
14
岐阜市の
ブランド」
維持し
発展させるための
させるための仕組
仕組みづくりの
みづくりの構築
(3) 「岐阜市
のブランド
」を維持
し、発展
させるための
仕組
みづくりの
構築
⑤ 都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを発信するための
発信するための広報施策
するための広報施策
ブランドは知名度ともいえます。どんなに品質のいい製品や街でも、それが他の地域の人々や
自分たちが知られなければブランドにはなり得ません。
一定の評価を得た段階では、口コミ情報や報道等を通して知名度が高まり、さらなる評価を得
て相乗的に岐阜市ブランドが広まっていくことが十分考えられます。しかし、広く岐阜市の名前
が広まるまでの間、いわば、ブランド化の初動期は様々な手段、機会で広報活動を行うことが必
要になります。
このため、各種のブランド化を図るための施策について効果的で効率的な広報施策を展開する
ことが必要であると考えます。
⑥ 都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを維持発展させるための
維持発展させるための人
させるための人づくり・
づくり・組織づくり
組織づくり施策
づくり施策
都市ブランドは外部の人々や住民からの評価によって形成される概念といえます。しかし、外
部からの好評価を得るためには、内部、すなわち、市民の高いブランド意識や、自分たちの街、
産品、製品等に対する自信、誇り、こだわり等、自らが高い意識を持って水準を維持しようとす
る姿勢が重要となります。
また、一過性の知名度であっては将来都市像の実現は困難といえます。
このため、市民、産、学、官がそれぞれの役割分担のもとに連携し、都市ブランドを推進する
とともに、それを維持するための人づくりや組織づくりを展開することが必要であると考えます。
15
3.岐阜市都市ブランド重点プロジェクト
岐阜市の都市ブランドを名古屋都市圏はもとより、全国、海外にまで浸透させるには、市民、民間、
行政等が一体となって都市ブランドにつながるさまざまな行動を強力に進めることが必要です。しかし
ながら、総花的に事業を進めると、多大な投資が必要になるばかりか、期待された効果が得られない恐
れがあります。
このため、岐阜市都市ブランドの戦略としてどのような施策に重点をおいて進めるか、その柱となる
行動を重点プロジェクトとして示す必要があると考えます。
都市ブランドの重点プロジェクトとしては、都市ブランドを代表する象徴性、都市ブランドを強力に
先導するリーディング性、費用対効果等を勘案して決定することが重要であると考えます。
その視点として以下にあげる項目が考えられます。
1.従来型ではない広域的視点、新機軸の発想に基づいた分かりやすい話題性、象徴性のあるプロジ
ェクト
現状での市政の課題に対応することは当然ですが、岐阜市だけを見るのではなく、他市との比較、
他市の対応との関係の中で、より比較優位な市となる必要があります。このため、新しい発想と広域
性を持つ、市民はもとより、名古屋都市圏住民にも分かりやすく、理解しやすい話題性、象徴性のあ
るプロジェクトであることが望ましいと考えます。
2.さまざまな施策に影響して、各施策が連鎖的に動くリーディング性のあるプロジェクト
統一された都市ブランドイメージを確立するためには、市内に存在するあらゆる分野と連携して事
業を推し進めることが重要であると考えます。したがってある一つの事業下での単発の施策で終わる
のではなく、その施策を核として、広範な事業主体に波及し、連鎖的に事業が拡張されていくような
リーディング性を持ったプロジェクトが望ましいと考えられます。
3.厳しい財政状況や企業の業績等を踏まえ、比較的少ない投資で結果が得られる費用対効果が高い
プロジェクト
現在、岐阜市の財政状況は極めて厳しいものがあります。また、三位一体改革による財源移譲など、
今後の先行きも不透明な状況が予測されます。こうしたことから、ハード系のような事業ではなく、
仕組みの構築やシステムの導入など費用対効果の高いソフト系のプロジェクトが望ましいと考えら
れます。
上記の視点に基づき、次頁以降に示す3つの重点プロジェクトを提案します。とりわけ、重点プロ
ジェクト1に掲げる「教育」を軸とした施策は、ターゲットである名古屋都市圏の活力ある層のニー
ズを的確に掴むものであると同時に、これまでの岐阜市のみならず、周辺他都市にも例を見ない斬新
な切り口での施策であり、他市に先駆けて最優先に取り組むことが重要であると考えます。
16
岐阜市都市ブランド重点プロジェクト
(1) 名古屋都市圏の
名古屋都市圏の人々から住
から住んでみたいと思
んでみたいと思われるような都市
われるような都市ブランド
都市ブランド化
ブランド化の環境づくりの
環境づくりの推進
づくりの推進
①
名古屋都市圏居住者の
名古屋都市圏居住者の転
入と定住を
定住を促進させるた
促進させるた
めのまちづくり施策
めのまちづくり施策
重点プロジェクト
重点プロジェクト1
プロジェクト1:
住んでみたいと思
んでみたいと思うような環境
うような環境づくり
環境づくり
視点1:周辺都市より高い教育水準を確保するための環境づくり
②
活力ある
活力ある市民
ある市民の
市民の定住を
定住を誘
因する学
する学ぶ機会の
機会の充実施
策
視点2:活力ある年齢層の自己啓発型学習機会の充実
視点3:名古屋都市圏からの転入者を誘引する都心型居住環境の形成
(2) 岐阜市固有の
岐阜市固有の技術、
技術、発想で
発想で他を圧倒する
圧倒する=(
one)による岐阜市
による岐阜市の
ブランド化の推進
する=(Only
=(Only one)
岐阜市のブランド化
③
ブランドづくりのための
ブランドづくりのための
Only one なサービス産業
サービス産業
施策
重点プロジェクト
重点プロジェクト 2:
Only one のブランドづくり
ブランドづくり
視点1:リピーターを呼ぶためのまちぐるみのおもてなし
④ Only one のブランド品
ブランド品づ
くりのための地場産業施
くりのための地場産業施
策
視点2:岐阜市ブランドを形成する逸品の創出
(3) 「岐阜市の
岐阜市のブランド」
ブランド」を維持し
維持し、発展させるための
発展させるための仕組
させるための仕組みづくりの
仕組みづくりの構築
みづくりの構築
⑤
都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを発信する
発信する
ための広報施策
広報施策
ための
重点プロジェクト
重点プロジェクト3
プロジェクト3:
都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを生み出す推進力づくり
推進力づくり
視点1:岐阜市の都市ブランドを全国にアナウンスするための効果的
⑥
都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを推進する
推進する
ための人
ための人づくり・
づくり・組織づ
組織づ
くり施策
くり施策
な広報戦略
視点2:市民のブランド意識を高める人づくり・組織づくり
17
岐阜市都市ブランド重点プロジェクトの進め方
重点プロジェクト
重点プロジェクト1
プロジェクト1:住んでみたいと思
んでみたいと思うような環境
うような環境づくり
環境づくり
30~40 代の年齢層、すなわち、初等~中等教育を控える子ども達を持つ親の教育に対する関心は依
然として高く、教育水準の程度によって居住地の選択が左右されるといわれています。
そこで、重点プロジェクト 1 では、視点 1 をメインとし、
「公立学校の教育プログラムの充実による
ブランド化」を岐阜市として、特に推進すべき施策としました。
定住を促進する付加的なものとして、視点2と視点 3 を位置づけ、ブランド化施策としました。
教育水準の程度によって居
住地の選択が左右されます
《視点 1:周辺都市より
周辺都市より高
より高い教育水準を
教育水準を確保するための
確保するための環境
するための環境づくり
環境づくり》
づくり》
公立学校の教育プログラムの充実によるブランド化
視点1を支える2つの柱とブランド施策
《視点 2:活力ある
活力ある年齢層
ある年齢層の
年齢層の
《視点 3:名古屋都市圏からの
名古屋都市圏からの転入者
からの転入者を
転入者を誘引する
誘引する
自己啓発型学習機会の
自己啓発型学習機会の充実》
充実》
【居住】
都心型居住環境の
都心型居住環境の形成》
形成》
【安全・安心】
キャリアアップに
集合住宅の
防犯等による
つながる生涯学習
ブランド化
ブランド化
住環境整備
医療による
ブランド化
教育熱心な若い世代は自分た
転居を促すには、住宅、住環
住まいの安全性、子どもが
ちの自己研鑽にも熱心です
境の整備が必要不可欠です
急病になったときの対応の
迅速性が期待されます
18
重点プロジェクト
重点プロジェクト 2:Only
one のブランドづくり
ブランドづくり
重点プロジェクト
重点プロジェクト 3:都市ブランド
都市ブランドを
ブランドを生み出す推進力づくり
推進力づくり
重点プロジェクト 2 と 3 は、セットで進めていくこととし、その中でも、岐阜市として特に推進す
べき施策は、重点プロジェクト3の「We Love Gifu」キャンペーンとしました。
また、まずは既存の岐阜市の良いところ、名物品を PR し、キャンペーンを進めていく中で、重点プ
ロジェクト 2 の視点 1 の施策「立ち止まりたくなる場所づくり(回遊拠点)
」と、視点 2 の施策「岐阜
市の名物品開発」を展開・PR し、1 日 1 万人の観光客を楽しませる観光地を目指します。
《視点 1:リピーターを
リピーターを呼ぶための
重点プロジェクト2
Only one のブランドづくり
まちぐるみのおもてなし》
まちぐるみのおもてなし》
立ち止まりたくなる
《視点 2:岐阜市ブランド
岐阜市ブランドを
ブランドを
場所づくり(回遊拠点)
形成する
形成する逸品
する逸品の
逸品の創出》
創出》
「We Love Gifu」
キャンペーン
岐阜市の
名物品開発
重点プロジェクト3
都市ブランドを生み出す推進力づくり
19
重点プロジェクト
重点プロジェクト 1 の個別施策
★ 岐阜市として
岐阜市として、
として、特に推進すべき
推進すべき施策
すべき施策 ★
公立学校の
公立学校の教育プログラム
教育プログラムの
充実によるブランド
プログラムの充実による
によるブランド化
ブランド化
(1)理数系に
理数系に特化した
特化した教育
した教育プログラム
教育プログラムの
プログラムの実施
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・名古屋居住者が求める教育プログラムの実現
・文部科学省で実施予定の学力に関する統一テストで、トップクラスの成績を修める学校づくり
・我が国が目指す「科学技術創造立国」の実現に寄与する施策
・教育プログラムとして名古屋都市圏では初めてという話題性 ~科学技術創造都市 Gifu~
ⅱ.施策の
施策の概要
子どもの向き不向きもあるため、市内の全ての小学校や中学校で実施するのではなく、学習意欲
の高い生徒に対して学校選択の幅を広げるという意味で、モデル校的にまずは 1 校設置することが
良いと考えられます。また、(2)で記述する公立の一貫校において、理数系に特化した教育を実
施することが考えられます。
教員は新規採用により、このプロジェクトに合う企業の科学者・研究者、熱意のある若手等を募
集し、また、大学、研究機関、企業、NPO が支援する仕掛けづくりを検討していくことが考えら
れます。例えば、次のような授業が考えられます。
・理数系の基礎学力の強化
⇒土曜日の理数科目に特化した補習授業の実施(教員の新規募集、生徒の出席は自由)など
・市内の科学系企業、NPO と連携した授業の実施
⇒出前授業や実験実施、野外調査 など
・岐阜市科学館と連携した授業の実施
・大学の理数系研究室等と連携した授業の実施
② 期待される
期待される効果
される効果
理数系に特化した教育プログラムの実施という、他市においてあまり例のない話題性と学力向上
成果によって、名古屋都市圏から若い世代の転入促進が期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
民間では、企業、研究機関、NPO 等との連携の可能性が考えられます。
市民
企業、研究機関等
○
(連携の可能性検討)
NPO
○
(連携の可能性検討)
公共
○
④ 実現化方策
文部科学省の「理数大好きモデル地域事業」や教育関連特区の活用がありますが、カリキュラム
が片寄ってしまうことが想定されるため、特区で実施することが良いと考えられます。
名古屋都市圏での事例はないため、話題性の面を考慮すると、早期に着手することが重要です。
20
★ 岐阜市として
岐阜市として、
推進すべき施策
として、特に推進すべき
すべき施策 ★
(2)公立学校における
公立学校における小中高一貫校創設
における小中高一貫校創設プロジェクト
小中高一貫校創設プロジェクト
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・名古屋居住者が求める一貫校の実現
・文部科学省で実施予定の学力に関する統一テストで、トップクラスの成績を修める学校づくり
・名古屋都市圏では初めてという話題性
・一貫校として特徴ある教育プログラムの実施
ⅱ.施策の
施策の概要
公立学校において小学校~高等学校まで一貫した教育方針により有名大学への進学率の向上、人
格教育を行い、魅力ある学校を創設します。短期的な導入を目指すとともに、実績をつくりつつ成
果を拡充する上で、第1段階として小中一貫校、第2段階で高等学校までの一貫校とすることが有
効と考えられます。例えば、次のようなプログラムが考えられます。
・岐阜市立小・中学校の一貫教育を展開
・岐阜市立岐阜商業高等学校の教育課程を変更(普通科と専門科を合わせた単位制の総合学科
設置等)し、既存の学科とは異なるコースを設置し小学校~高等学校の一貫教育を展開
・小学校からの「理数科」の設置(※詳細は(1)で記述)
(1~4年生(小4):学級担任制、基礎基本の定着)
(5~8年生(中2):教科担任制、学力の定着)
(9~12年生(高3)
:単位履修制、専門性の育成)
※入学希望者に対しては、選考テストの実施
また、あくまでも現行の学習指導要領の内容をベースに、学習を進めていく際の学習内容やその
量、そしてその順序を弾力的に編成し直すことが重要です。
② 期待される
期待される効果
される効果
小中高一貫校は、名古屋都市圏では初めてという話題性と学力向上成果によって、名古屋都市圏
から若い世代の転入の促進が期待されます。
また、子どもの「人間形成」といった面でも効果が期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
公共による主導のもと、小中高一貫校創設までは、校長を始めとした職員、学識経験者含めたカ
リキュラム作成部会を立ち上げ、一貫校のカリキュラムの検討が必要であると考えられます。
市民
企業、研究機関等
○
NPO
○
(教育プログラム面で連携) (教育プログラム面で連携)
公共
○
④ 実現化方策
既存校で実施する場合、様々な課題も予想されるので、当面は統廃合で余った学校を使用し、特
区申請により1校つくり、教育プログラムの課題把握やその学力向上成果を踏まえ、徐々に設置数
を増やしていくことが考えられます。また、大学研究室、研究機関、企業、NPO が支援する仕掛
けづくりを検討していくことが考えられます。
21
★ 岐阜市として
岐阜市として、
推進すべき施策
として、特に推進すべき
すべき施策 ★
(3)基礎学力の
基礎学力の向上プロジェクト
向上プロジェクト
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・名古屋居住者が求める教育プログラムの実現
・公立学校における「基礎学力の確保」をブランド化の焦点としてアピール
・教育プログラムとして名古屋都市圏では初めてという話題性
ⅱ.施策の
施策の概要
基礎学力の向上のため、学習時間の増加を図ります。それによって、中部圏でもトップクラスの
学力の学校づくりを実現します。例えば、次のような改革プログラムが考えられます。
・完全週 5 日制から週 6 日就学制への転換による学習機会の創出
・長期休暇の短縮による学習機会の確保
・長期休暇期間における任意の学習機会の提供
・総合学習内容の見直し・充実
・学習指導要領の「発展」に関する学習内容の教育機会の確保
また、基礎学力の習得という視点から、学力状況調査を実施し、教育サービスに対して PDCA
サイクルによるチェック機能を確立していくことが必要だと考えられます。
さらに、学力状況調査結果を情報開示して、子どもの基礎学力の習得状況を保護者に説明してい
くことが重要です。
② 期待される
期待される効果
される効果
既存校における教育環境の改革として、他市においてあまり例のない話題性と学力向上成果によ
って、名古屋都市圏の若い世代の転入促進が期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
公共の主導で事業実施が考えられます。
市民
○
(成果のチェック・サポート)
民間
○
NPO
○
(総合学習内容のサポート) (総合学習内容のサポート)
公共
○
④ 実現化方策
岐阜市全ての公立学校で取組んでいくことが重要であり、関係機関との調整が必要であると考え
られます。
なお、基礎学力の向上を推進する前提として、教員が教育活動に専念できる環境づくりが必要と
なります。このため、しつけをはじめとする家庭教育充実や、地域ぐるみで子どもの生活指導を担
っていくなど、過度に学校に地域の課題解決の責任を押しつけることのないような地域社会形成が
求められます。
22
キャリアアップにつながる
キャリアアップにつながる生涯学習
につながる生涯学習
(1)生涯学習修了者の
生涯学習修了者の講師への
講師への登用
への登用システム
登用システムづくり
システムづくり
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・ノウハウ取得者の増加により、生活の質の向上と定住を促す施策
・周辺都市からの受講者数の増加と講師として登用後、岐阜市に移住を促す施策
・生涯学習講座の講師として、収入が得られるという話題性
・「生涯学習都市」のさらなる拡充に寄与する施策
ⅱ.施策の
施策の概要
長良川大学やハートフルスクエア G の生涯学習修了者に対して、次回の講師への登用をする試験
制度を組み込みます。その結果、一定の成績を収めた方には、指導者育成のための研修等を経て、
次回のカリキュラムの講師として、収入が得られるチャンスを提供します。
また、その修了者をノウハウを持った人材情報バンクとして活用することで、活躍の場を広げる
ことも可能になります。
身につけたノウハウの提供により、それが収入に結びつく仕組みをつくり、市民のだれもが講師
になり、講師料を得ることができるようにします。
生涯学習のカリキュラムの中で、システム化できる可能性のある講座としては、以下のような講
座が考えられます。
・各種パソコン教室
・伝統工芸品等作成講座(岐阜提灯、和傘、染色など)
・手話
・英会話
など
② 期待される
期待される効果
される効果
生涯学習のカリキュラムの中で、ノウハウ習得者が増えるとともに、講師として活躍してもらう
ことで収入が得られ、市民の満足度が高まることが期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
公共からの講師料の支払い、NPO による指導者育成や人材情報バンクといった仕組みづくりが
考えられます。
市民
民間
○
NPO
公共
○
○
④ 実現化方策
長良川大学やハートフルスクエア G と連携し、生涯学習のカリキュラムの中で、システム化でき
る可能性のある講座をピックアップし、連鎖的にノウハウ修了者が増えるシステムをつくることが
必要です。
また、修了者人材情報としてのデータベースの開発も進め、人材を活用することが容易にできる
ように、ホームページ等での検索も可能にすることが重要であると考えられます。
23
(2)教えあい学
えあい学びあい教室
びあい教室
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・駅から至便位置での教室の設置
・キャリアアップにつながる講座の開催
・名古屋に通勤するビジネスマンの勉強の場という話題性
・「教えあい、学びあう岐阜」
ⅱ.施策の
施策の概要
岐阜市にゆかりのある色々な特技をもつ人間が集まり、互いに教えあい、学びあうキャリアアッ
プ向けの教室を設置します。運営は参加者のボランティアや NPO の活用が考えられます。
例えば、次のような教室が考えられます。
・起業を目指す人達を支援する教室
⇒各種業界ごとに、起業した方を講師として迎え、起業のためのノウハウを伝授します。
・ビジネス系の外国語教室
⇒英会話にとどまらず、利用者の希望を取り入れ、中国語、ドイツ語、イタリア語など、ビジ
ネスで使える外国語教室を開催します。
・伝統工芸の後継者育成
⇒岐阜提灯、和傘など伝統工芸を継承したい方には技術から販売までノウハウを伝授します。
・異業種交流会や勉強会
⇒単なる人脈作りの名刺交換会ではなく、社会人のスキルアップに役立つディスカッション・
講演会の開催です。忙しい方にも活用いただけるように、開催時間帯は出勤前の早朝などが
あげられます。
教室の設置場所は、特に名古屋都心方面に仕事場を持つ受講者を考慮すると、駅から至便位置に
あるハートフルスクエア G 等、駅周辺の既存施設の活用が考えられます。
② 期待される
期待される効果
される効果
岐阜市に転入した世代のキャリアアップの場として、活かしてもらうことにより、ノウハウ習得
者が増えることが期待されます。
さらに、地域コミュニティーづくりに寄与することが期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
教室の立ち上げは行政、運営は NPO 等と、連携の可能性が想定されます。
市民
○
民間
(講師として参加)
NPO
○
公共
○
(運営)
(教室の立ち上げ)
④ 実現化方策
駅から至便位置にあるハートフルスクエア G 等の空きスペースでの教室の立ち上げ後は、NPO
や参加者による自主運営により、比較的、短期に実現化が可能と考えられます。
24
都心居住促進のための
都心居住促進のための高層住宅
のための高層住宅づくり
高層住宅づくり
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・名古屋居住者が求める駅までの到達時間が 5 分以内(半径 500m 以内)という非常に至便な
場所での居住空間の創出(駅周辺の市街地再開発)
・岐阜市の顔となるブランド化施策
・様々な機能集積が図られ、中心市街地の活性化に寄与する施策
ⅱ.施策の
施策の概要
本施策は、駅周辺の利便性の高いゾーンにおいて、主に名古屋市への通勤者をターゲットに生活
利便性のみならず生活環境も快適で良好な密度の高いエリアを創出するプロジェクトです。
その第一弾のプロジェクトとして平成 19 年 8 月を完成予定にJR岐阜駅北口の敷地面積 5400
「岐阜シティータワー43」)がありま
m2 で進められている岐阜駅西地区第一種市街地再開発事業(
す。今後とも、駅周辺の市街地再開発も視野に入れ、駅から 5 分以内(半径 500m 以内)のゾー
ンに高層住宅の他、病院、県庁等の公共施設、集客施設など様々な機能を集積し、魅力ある中心市
街地を創出していくことが重要であると考えられます。
② 期待される
期待される効果
される効果
名古屋市に居住する幼児あるいは、小学校低学年の児童を持つ若年世帯の転入のきっかけづくり
としての効果が期待されます。特に名古屋都心方面に仕事場を持つ人にとって、駅から至便位置に
あるこうした住宅は、岐阜市への転入を促すきっかけとして期待されます。
また、中心市街地の活性化という点において都心居住を促す本施策を購買力の強化という点で寄
与し、日常品の消費ポテンシャルを引き上げる大きな効果を有すると考えられます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
再開発事業地区においては、市街地再開発組合による事業が計画されています。一般の開発行為
については、民間ディベロッパーによるマンションが想定されます。
市民
民間(ディベロッパー)
○
組合
○
公共
○
※上記のうち公共については市営住宅、県住宅供給公社等が想定されます。
④ 実現化方策
駅周辺については、JR 岐阜駅西口を中心に市街地再開発事業が計画されている街区が多くあり
ます。こうした、地区では再開発事業を優先的に実施することが必要となっています。
これ以外の地区では、民間によるマンション開発が想定されますが、良好な居住環境等を確保す
るため、地区計画等の都市計画手法を導入することにより、住宅単体ではなく街区全体として望ま
しいまちづくりを行うことが重要です。
25
安全・
安全・安心のまちづくりによる
安心のまちづくりによるブランド
のまちづくりによるブランド化
ブランド化
(1)安全・
安全・安心街区の
安心街区の整備
① 概要
ⅰ.施策の
施策のポイント
・住宅単体ではなく、住宅地全体を安全、安心の街区とする、いわばキーレスタウン(鍵のいら
ない安全なまち)にしようというブランド化施策
・就学前の子どもを持つ若年世代の住宅購入時のインセンティブとして他の物件との差別化が図
れます。また、防犯だけでなく居住環境という点においても先進的な住宅地として整備します。
ⅱ.施策の
施策の概要
キーレスタウンには、下図に示すようにいくつかの整備タイプが考えられます。近年のマンショ
ンで採用されている自動ロック式のシステムを各戸と街区一体でシステム化する方法、街区の入口
に常駐管理人を配置する方法、地区住民をあげて防犯対策に力を入れるコミュニティー方式等が考
えられます。また、子どもたちの登下校時の安全を守るため、タイプBやタイプCの概念を市全域
で展開し、地域住民による自治交番を設置(通学路上での設置)していくことも考えられます。
各戸と街区全体でセ
キュリティー確保
街区で管理人を配置
タイプA
タイプB
住民が協力して管理
タイプC
② 期待される
期待される効果
される効果
就学前後の子どもを持つ世帯の住宅購入による人口増が期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
基本的には民間ディペロッパー等による住宅地開発において整備を行うことが考えられます。
また、区画整理事業用地において、民間住宅会社にコンペ方式等で上記のコンセプトでの事業化
の募集を行うことが考えられます。タイプCの場合は、住民の地域組織によりまちづくりの一環と
して事業を行うことが考えられます。公共は道路上への防犯サインの設置を許可したり、公設で案
内板を設置し、まちぐるみで防犯対策を講じていることを知らせる等の事業が考えられます。
市民
民間
公共
(ディベロッパー・警備保障会社)
○
○
○
④ 実現化方策
民間ディベロッパーは、個別の開発行為による開発になりますが、区画整理事業用地において民
間による住宅地開発の一環として実施することも考えられます。また、市民による防犯まちづくり
では、居住者による委員会をつくり、例えばまちづくりの一環としての防犯対策事業を柱とするN
POを設立する等、自分たちでセキュリティーを確保する方法を話し合うことが考えられます。啓
発活動としては、
「We Love Gifu」キャンペーンの一環として、市民によるまちの巡回も考えられ
ます(来街者にはまちの案内を実施)。
26
(2)24 時間小児医療ネットワーク
時間小児医療ネットワークの
ネットワークの整備
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・24 時間小児医療受診体制による安心の地域づくり
・民・公の連携による医療体制という話題性
ⅱ.施策の
施策の概要
現在、岐阜市では、市民病院に小児夜間急病センターを開設し、日曜・祝日・年末年始を除き午
後 7 時 30 分~11 時までの診療を行い、岐阜市休日急病診療所が、日曜・祝日・年末年始の午前、
午後、夜間の診療を行っています。
しかし、午後 11 時~翌朝までの夜中の急病患者には救急病院案内はあるものの、いざと言うと
きの安心を確保するため、現在の体制をさらに強化した、365 日、24 時間の小児医療システムを
構築することが考えられます。24 時間小児医療ネットワークでは、以下のような体制が考えられ
ます。
・365 日 24 時間小児医療連絡窓口の一本化
小児夜間急病センター、岐阜市休日急病診療所と別々の連絡先窓口を一本化し、曜日、時間に関
係なく急患患者を近くの医院に紹介する連絡センターを設置します。連絡センターの運営には地域
の医療NPOの協力も得て市、医師会、NPOの3者連携体制で行うことが望まれます。
・岐阜市民病院において 24 時間小児医療体制を確立する
第1段階として、岐阜市民病院において専門医による 24 時間の小児医療を実施します。
・全市の小児科医院を当番制により 24 時間医療に対応
第2段階として、市内どこからでも容易に 24 時間医療を受診できることを目的に、一本化され
た連絡センターから患者の近くで開設している2次医療病院の小児医院を紹介し、同時に医院へは
オンラインで患者の訪問を知らせるシステムを導入します。
② 期待される
期待される効果
される効果
・岐阜県下では初の 24 時間小児医療体制の確立での話題性
・上記による名古屋市から転入する際のインセンティブ要因
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
市民病院、日赤病院、県立病院等の2次医療施設、市医師会、NPOが連携して患者からの診察
要請をネットワークできるオンライン体制を確立します。
医師会
○
NPO
○
公共
○
④ 実現化方策
市民病院の機能強化、人員の手当等については市の単独事業の他、PFIの導入、医療法人との
連携も図りつつ対応するものとします。また、市民病院と医師会、NPO間のネットワーク基盤に
ついてはインターネットを活用し、できるだけ経費的な面での配慮を行います。
27
重点プロジェクト
重点プロジェクト 2 及び 3 の個別施策
★ 岐阜市として
岐阜市として、
として、特に推進すべき
推進すべき施策
すべき施策 ★
「We Love Gifu」
Gifu」キャンペーンの
キャンペーンの実施
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・市民参加による誇りの醸成
・岐阜の名物品を育て、全国に PR するための効果的な手法
・著名人を利用した話題性
ⅱ.施策の
施策の概要
ひとりでは無く私達みんなが岐阜を愛するという意味を込めて「We Love Gifu」という統一ブ
ランドとして PR していきます。
例えば、「岐阜っておいしい食やおしゃれな場所があるまちだよね」と多くの人に訴えかけられ
るよう、岐阜市にまつわるタレントや著名人にお願いして、自分の知人 10 人位に岐阜の名産を贈
ってもらうという販売促進活動を行うことが有効です。「私の育った岐阜はこういう良い所で、お
いしい所もある、是非きてください」といったメッセージも添えてもらいます。また、市民も同様
に知人に対する贈り物に活用してもらいます。
② 期待される
期待される効果
される効果
岐阜の名物品をメッセージ付きで継続的に送付していくことで、名物品の知名度向上と波及的に
観光客の誘致やリピーターの確保、岐阜市のイメージ向上につながることが期待されます。
また、市民が積極的にキャンペーンに参加することで、自分たちのまち、産品に対する誇りが生
まれ、ブランド意識が醸成されることが期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
市が初動しますが、市民や業界団体が、積極的に事業を実施していくことが望まれます。また、
送付する名物品に飽きがこないように、常に新しい商品開発と商品化が期待されます。
市民
○
民間
○
NPO
公共
○
④ 実現化方策
名物品の送付にあたっては、岐阜市にまつわるタレントや著名人に市が働きかけを行い、初動体
制を形成するとともに、市民や産業団体などと連携し、参加を呼びかけていくことが重要だと考え
られます。また、新たな名物品の発掘や飽きがこないように名物品の継続的な開発、商品化をして
いくことがポイントであると考えられます。
28
立ち止まりたくなる場所
まりたくなる場所づくり
場所づくり(
づくり(回遊拠点)
回遊拠点)
(1)長良川納涼床
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・何度でも訪れたくなる、長良川周辺でしか味わえない時間と場所を来街者に提供
・個人指向、時間消費指向といった観光利用者ニーズにマッチした食と憩いのサービスメニュー提
供と空間イメージ形成
ⅱ.施策の
施策の概要
・長良川河畔に納涼床を整備し、鵜飼や鮎料理が楽しめるようにします。
・舞台をつくり催し物を実施し鵜飼開始までの時間を楽しんでもらう場とするとともに、例えば、
和服や浴衣姿で観光してもらうなど、空間全体で統一感のあるイメージをつくります。
・1 日に、千人~2 千人が利用できるよう、夏の風物詩である鵜飼や鮎に加え、紅葉の秋には俳句
会、冬には金華山を眺めながら鍋、春にはツクシやヨモギ料理をホテルとタイアップして提供す
るなど、四季折々で楽しめる料理メニューを提供します。
・個人的に贅沢を楽しみたい利用者向けに、貸し切りでの鵜飼の見学スペースや、鵜飼船を遊休時
に貸し出し、料理を楽しめるようなサービスを提供します。
② 期待される
期待される効果
される効果
観光客や宿泊客の増加を通して、観光関連産業の活性化が図られます。また、周辺の地域資源と
連携した取組による回遊性向上により、中心市街地活性化が図られると考えられます。さらに、新
しい鵜飼見学の魅力づくりを通して、鵜飼のシンボル性が高まるとともに、まちとしての岐阜市の
イメージ向上につながることが期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
営利事業となる納涼床は、民間が主体となって整備、維持管理を図っていくことが基本的な方向
と考えられます。市民ぐるみでおもてなしの空間を形成する観点から、収益を配分する形で市民に
還元することや、清掃活動を NPO やボランティアが担うこと、イベントに地域の団体等が参加す
るといった、運営や維持管理面での参加が考えられます。
また、河川敷を営利事業に活用することから、その活用ルールや基準を公共が関与して調整して
いく必要があります。
市民
△
民間
○
NPO
△
公共
○
「○:事業主体」
「△:事業主体のサポート」
④ 実現化方策
公共空間である河川敷を営利活動に利用することから、複数の事業者が共同で実施する形態で、
地域住民や利害関係者の合意形成を図りながら、利用の基準やルールを構築していく必要がありま
す。また、地域の合意形成を図りやすくする観点も含め、得られた収益の一部を公共空間の維持管
理に充当していく仕組みの検討が望まれます。
29
(2)時代劇撮影セット
時代劇撮影セット村
セット村
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・時代劇を撮影できる場所を映画やドラマ製作者に提供
・戦国時代の醍醐味を体験でき、味わえる時間と場所を来街者に提供
ⅱ.施策の
施策の概要
・時代劇を撮影できるセットをつくり、映画やドラマ製作者に PR し利用してもらいます。
・個人で時代劇映画を製作したい方には脚本、衣装等を提供し、専門スタッフにより映画を撮影し
ます。また、演劇の脚本をつくっていきながら、参加者に役割を演じてもらう場としても活用し
ます。
・時代劇撮影セット村の中では、以下のような空間づくりやイベントの実施が考えられます。
・織田信長やその家臣を通して、戦国時代の時代背景(衣食住、血縁関係など)が楽しく学べる
空間づくり(劇やアニメを活用。内容はテレビドラマの放映に合わせるなどバージョンをこま
めに変更)
・キャンプ感覚で信長時代の生活を体験する空間や武家忍者屋敷といった、こどもが家族と一緒
に遊べる空間づくり
・岐阜市を題材にしたゲームやマンガ、シナリオを全国から募集し、コンテストを実施する
・アパレルや食品加工事業者などと連携し、関連グッズを開発、販売(ネーム入りなど思い出に
残る工夫をこらす)
② 期待される
期待される効果
される効果
観光客や宿泊客の増加を通して、観光関連産業の活性化が図られると考えられます。また、周辺
の地域資源と連携した取組みによる回遊性向上により、中心市街地活性化が期待されます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
時代劇撮影セット、併設施設の内容、イベント等の企画、運営管理は、民間の専門企業が担うこ
とが、利用者が満足でき魅力ある施設とする上で重要だと考えられます。
また、公共が空間提供を担うことが考えられます。
さらに、撮影活動を総合的に支援するとともに、映画をまちづくりにより積極的に活用していく
ために、「フィルムコミッション」を中核組織として立ち上げ、地域ぐるみで取り組むことが考え
られます。
市民
△
民間
○
NPO
公共
○
「○:事業主体」
「△:事業主体のサポート」
④ 実現化方策
民間企業と協力し、体制づくりを進める必要があります。時代劇撮影セット村の舞台には、長良
川ホテル跡地、岐阜公園、万松館などを活用することが考えられます。武家文化を発掘する県の動
きや、「信長サミット」を実施している滋賀県などと連携し事業展開を図っていくことも考えられ
ます。
30
岐阜市の
岐阜市の名物品開発
① 概要
ⅰ.ブランド化施策
ブランド化施策の
化施策のポイント
・岐阜の名物として全国に PR できるブランドイメージの形成
・土産物、食を継続的に開発し、販売を促進する体制づくり
ⅱ.施策の
施策の概要
・岐阜以外にはない名物となる土産物、食を新たに開発し、街ぐるみで販売、PR活動を行います。
・枝豆や長良川に関わる素材、高級感があり健康に安心な飛騨牛などを活用しながら、中華風、和
風、イタリアン、フレンチといった料理を入れ替えて長良川料理として開発し提供します。
・料理の質に比べて、お得だと感じられるように、小鉢に小分けして多くの品数を並べるとともに、
おしゃれな小鉢のデザインを工夫するなど、食の雰囲気を醸成し顧客の満足度を高めます。
② 期待される
期待される効果
される効果
名物品開発と販売促進を通して、農業や飲食産業の付加価値の向上、観光客の誘致やリピーター
の確保が期待されます。また、安全で安心できる食に恵まれたまちとしての岐阜市のイメージ向上
とともに、市民の満足度向上に間接的に寄与すると考えられます。
③ 想定される
想定される事業主体
される事業主体
営利事業として、民間が中心となって事業を実施します。統一ブランドとして認証する仕組みや、
まちぐるみでの販売促進体制を構築するため、産業団体などの公的主体の関与が求められます。ま
た、名産品開発の促進・支援、PR 活動の企画を支援するアドバイザーなど支援体制づくりが求め
られます。
市民
民間
○
NPO
公共
△
「○:事業主体」
「△:事業主体のサポート」
④ 実現化方策
市が働きかけを行い、初動体制を形成するとともに、産業団体などと連携し関連事業者の参加を
呼びかけていくことが重要だと考えられます。
31
4.その他のブランド化施策の提案
会議の中で出された意見で、重点施策以外にも岐阜市の都市ブランド化に向けて、検討すべき施策を
掲載します。
●教育
公立学校の
公立学校の教育プログラム
教育プログラムの
プログラムの充実による
充実によるブランド
によるブランド化
ブランド化
①
地域「食育」徹底プログラムの導入
・生まれる前からの「食育」の重要性の情報提供と、その実践に対するサポートプログラムの準
備と提供、そして、スーパー、食品販売店、ファーストフード店、コンビニエンスストア、幼
稚園・保育園・学校・塾等とも連動した子供の「食」周りの改善プログラムの実施を進めます。
●生涯学習
キャリアアップにつながる
キャリアアップにつながる生涯学習
につながる生涯学習
①
岐阜薬大・薬草園ガイドボランティアの充実
・薬草園では草花を説明するガイドをボランティアが担っていますが、ただの案内人にとどまら
ず、「薬草を学ぶ会」から将来「植物学者」が出るくらいの高度な教育ができるように市が支
援します。
●居住
住環境整備
①
中心市街地のコンパクトシティ化
・中心市街地への重点投資により、住機能(都心居住)、商業機能、交流機能等を充実し、コン
パクトシティ化します。
●安全・
安全・安心
防犯等による
防犯等によるブランド
によるブランド化
ブランド化
①
パークガード(公園監視員)の認定、配置
・各公園に出向き、子ども達の遊び相手になると共に安全を確保するボランティア運動を実施し
ます。また、NPOを育成し、委託していきます。
②
居住環境保証街区制度
・建物と庭などのオープンスペースを含む街区全体で、緑、景観・温度などの快適性と地震・火災
時や犯罪などへの対策が施され、安全・安心が保証された街区の形成を推進し、既成市街地に
魅力が高く居住環境が保証された地区を創り出すことによりブランド化を図ります。
32
③
「あんしん教室」の開催
・子どもたち一人ひとりに「防犯意識」を根付かせる目的で、各クラス単位で、警備会社職員に
よる授業を実施します。
●観光
岐阜ならではのおもてなし
岐阜ならではのおもてなし空間形成
ならではのおもてなし空間形成
①
そぞろ歩き(散策)ゾーン形成
・長良川河畔エリアを高齢者等、時間とお金に余裕のある人を呼び込むゾーンとして形成
・鵜飼を幽玄な雰囲気の中で楽しめる和風(和装)
、スローなイメージ形成
・浴衣、花火、枝豆や鮎(食)
、温泉などを資源として一体的に活用
②
ファッションストリートの形成
・岐阜駅周辺の中心市街地を、ファッションを軸に若い人が集まってくるゾーンとして形成
・問屋街をファッションストリートとして再生し、にぎわいづくりとおしゃれなイメージ形成
・フィレンツェと提携したファッションショー
・著名デザイナーの誘致と若手・新進デザイナーの育成事業
・定期的なファッションイベントを開催
③
岐阜駅周辺の中心市街地と長良川河畔エリアを結ぶ交通手段の整備
・JR岐阜駅前発観光バスの運行。市外からJRを使って個人で来る人のためのツアー。岐阜名
所巡りのバスを運行。ガイド付き。
おもてなしのソフトメニュー
おもてなしのソフトメニュー
①
鵜飼再生プロジェクト
・小グループが貸し切りで楽しめる見学コースの設定
・海外からの来訪者が楽しめる見学コースの設定
・岐阜市の観光イメージとしての宣伝媒体化(シンボル性向上)
・鵜飼の高級ブランド化(シニアのお金もちへの最高級のおもてなし)
・客船のグラスボート化(鵜飼の様子を断面で見ることができる)
②
循環バスの運行
・市内の観光資源を巡るバスを運行する。
・お土産に、乗車した方の家紋や名前を入れた提灯のプレゼント
ブランド PR・
PR・リピーター確保
リピーター確保
①
特定分野に特化したコンベンション・大会・イベントの誘致
・分野を限って大会や研究集会を誘致(ファッション・デザイン、観光研究者の会議を誘致 等)
33
②
鵜飼の PR
・市役所に東京、大阪等の市外からかかってきた電話の保留音に「長良川艶歌」のメロディーを
流し PR
・鵜飼は「式部職」であり、宮内庁御用達である点を PR
・他県等のイベントでのパンフレット、実演による PR
③
岐阜市の水道水をブランド化
・岐阜市の水道水をペットボトルとしブランド化
④
広報ぎふを情報誌にする(フリーペーパー)
・広報ぎふを広く外にアピールするために情報誌化する。
・企業広告を入れる。編集等をボランティアが担う。
●産業
新しいアパレル
しいアパレル関連産業
アパレル関連産業の
関連産業の育成
①
消費者への直販事業
・インターネットも活用し、オーダーメード型の商品を販売。イタリアの著名なデザイナーの監
修による仮想ブティックとして開設(客対応や作成は岐阜市にゆかりのある著名なデザイナー
が担当)
②
藍染商品開発
・藍の発酵立てと藍染技術で商品開発
・グループ起業を目的に藍染めと鵜飼観光との共存
③
若手デザイナーの育成
・服飾デザインのメッカとしての岐阜市ブランド化に向け、著名デザイナーの誘致とともに、デ
ザイナーを育成する実践教育の場を整備
・集まったデザイナーが日常的に交流できる
④
販売促進の支援体制
・中小事業者が技術革新や販路拡大に取組みやすいように、マーケティングや販路拡大をサポー
トする人材確保、共同事業化などを推進
・JR岐阜駅発→まず服を注文。帰りには完成品が受けとれる。(ファッションの町を印象づけ
る。)
⑤
アパレルの PR
・ファッション雑誌にモデルを使ってブランド品を紹介
・市場調査の実施(服を買う若い女性に、どんな服が着たいかアンケートを取ってみる。若者の
ニーズを知る。
)
34
農産品の
農産品のブランド化
ブランド化
①
岐阜市農産品認証制度
・薬科大学と連携し、安全性や保障する認証制度を構築し、PR
・おいしい枝豆の製法などを研究し、事業者に普及する。
②
インターネットを活用した通信販売
・岐阜市の名産である、柿・枝豆・大根などをインターネットにより通信販売する。生産者から、
直接、新鮮な果物・野菜などを直送してもらうことにより、安く・早く、おいしいものを味わ
ってもらえるシステムを作る。
岐阜産品の
岐阜産品の品質向上
①
岐阜良品コンテストの実施
・「岐阜ブランド」審査委員会を設置し、岐阜良品コンテストを実施する。入賞作を東京や海外
の審査委員会に出品。
35
■
岐阜市都市ブランド
岐阜市都市ブランド創出会議委員名簿
ブランド創出会議委員名簿
氏
名
職
業
等
専
門
等
浅井 真帆
Maho communication 代表
コーチング・フリーアナウンサー
市原 光好
美作ファッション研究所代表
ファッションデザイン
桂井 滋彦
名古屋観光コンベンションビューロー
観
古池 嘉和
名古屋学院大学教授
地域産業・観光文化
◎
鈴木 博道
朝日大学マーケティング研究所長
マーケティング
○
道家 睦明
ぎふまちづくりセンター運営委員
まちづくり・広告
林
日本ペンクラブ会員・作家
政治・経済
森と水辺の技術研究会理事(市民公募)
環境・市民協働
吉田 浩子
染色工芸作家(市民公募)
クラフト
吉村 隆雄
吉村造園土木社長
樹木医
平田
◎委員長
雄介
亨
○副委員長
光
(50 音順・敬称略)
36
■
検討経緯
年度
平成 16 年度
月
日
会
議 名
7 月 29 日 第 1 回
議
事
・会議の趣旨及び今後の予定
岐阜市都市ブランド創出会議
・基礎資料説明
・都市ブランドについての想い
8 月 31 日 第 2 回
・市内視察
岐阜市都市ブランド創出会議
10 月 28 日 第 3 回
・視察を終えての感想
・岐阜市における都市ブランド化の
岐阜市都市ブランド創出会議
11 月 25 日 第 4 回
基本方針について
・岐阜市における都市ブランド化の
岐阜市都市ブランド創出会議
基本方向について
・都市ブランドの目指すべき姿
(キャッチフレーズ)
1 月 27 日 第 5 回
・岐阜市の都市ブランド化に向けた
岐阜市都市ブランド創出会議
提言書について
2月28日 市長への中間報告
平成 17 年度
5 月 19 日 第 1 回
・会議の趣旨及び今後の予定
岐阜市都市ブランド創出会議
7 月 21 日 第 1 回
・重点ブランド化施策に関する現状
・個別ブランド化施策の展開方向
部会
9 月 1 日 第2回
・市場環境、居住者意向調査結果
部会
・個別ブランド化施策の展開方向
10 月 20 日 第3回
・個別ブランド化施策の展開方向
部会
12 月 15 日 第2回
・各重点ブランド化施策のアクショ
岐阜市都市ブランド創出会議
平成 18 年度
1 月 17 日 市長への提言(最終報告)
37
ンプランの最終確認・調整
Fly UP