...

Vision150 2015年度報告書および2016年度計画書(早稲田大学留学

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

Vision150 2015年度報告書および2016年度計画書(早稲田大学留学
Vision150 2015 年度報告書および 2016 年度計画書(早稲田大学留学センター)
1.2015年度報告
【海外留学促進 PJ】
核心戦略2「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」が目標とする「卒業時の外国語
スタンダードを満たす学生数の増加および卒業時における単位取得を伴う海外留学経験者数の増
加」を実現することに注力した。
以下、各プロジェクトの 2015 年度実施報告である。
① 学部のカリキュラムと密接に連携した国際教育プログラム(Structured Studies Abroad)の企
画・開発を行う。
(上期)
理工 3 学部 UC Davis 短期留学プログラム:夏季 10 名派遣
理工 3 学部 St Mary's College 短期留学プログラム:2 名派遣
商学部 GC-ABS:7 名復旦大学派遣、4 名香港中文大学派遣
社会科学部中国語中期留学プログラム:9 名
なお、政治経済学部については、百賢教育基金奨学金プログラムによるダブルディグリープログラム
(DDP)開発の協議、新たに上海交通大学、香港科技大学での設置を調整中。上海交通大学は、2015 年度
秋より募集開始予定。
(年間)
・政治経済学部における高麗大との DDP および百賢教育基金奨学金 DDP に新たに上海交通大を追加し、
2 名の受け入れを得た。なお、香港科技大は次年度開始予定。
・主に国際教養学部向けのハワイ大学 TSA プログラムは 12 名の参加があったが、主に教育学部向け
University of Queensland 短期留学プログラム(TESOL)は参加者が0であった。※2014 年度開始 5
名。
・理工学部新入生向けの「ゴールデンウイーク短プロ」を台湾大で実施し、7 名の参加があった。
・外部機関(ライトハウス社)が提供する短期プログラムで学部にフィットするプログラムを調査し、
2016 年度から教育学部において「アシスタントティーチャーズプログラム」を学部カリキュラムの中に
設置することとなった。
・文化構想学部が 2017 年度より開講を予定している「国際日本文化論プログラム」が求める短期留学に
ついて学部と共に検討を開始した。
② 中期・短期プログラムの開発を促進する。
(上期)
1 セメスターの留学に関しては、2016 年春から 5 プログラム(アメリカ、カナダ、ドイツ、スペイン、ニ
ュージーランド)の開始が決定し、2016 年秋から 2 プログラム(アイルランド、ドイツ)の開始が決定して
いる。短期留学に関しては、新入生を主な対象とした国際教育導入プログラムは、当初の計画通りマレーシア、
台湾、ベトナムを対象として実施し、合計 28 名の参加があった。また、従来の夏季・春季に加えて、第 2 ク
ォーターに当たる 6-7 月のプログラム開発を検討中。
(年間)
1
中期プログラム:13プログラム/枠数 176 名/参加者 77 名
【2015 年春出発】
募集プログラム数: 4(枠数 61 名))
参加者数: 37 名(3 プログラム)
【2015 年秋出発】
募集プログラム数: 9(枠:115 名)
参加者数: 40 名(8 プログラム)
短期プログラム:74 プログラム/枠 1,257 名/参加者 650 名
【2015 年度ゴールデンウイーク実施】
募集プログラム数: 3(枠 47 名)
参加者数:28 名(3プログラム実施、中止なし)
【2015 年度夏実施】
募集プログラム数: 41(枠 706 名)
参加者数:381 名(33 プログラム実施、8 プログラム中止)
【2015 年度春実施】
募集プログラム数:30(枠 504 名)
参加者数:241 名(22 プログラム実施、8 プログラム中止)
③ TSA(CS-L)/ISA(CS-R)から交換留学(EX)へのシフト
(上期)
2015 年上期のうちに、交換留学拡大に向けて、カナダ 2 校、アメリカ 48 校、イギリス 11 校、アイルランド
2 校、フランス 1 校、ベルギー1 校、ドイツ 3 校、スペイン 2 校、イタリア 1 校、ポルトガル 1 校、ポーラン
ド 1 校、チェコ 1 校、ルクセンブルク 1 校、シンガポール 1 校と交渉を開始および継続している。そのうち、
31 校につき 2015 年度下期での学生募集が確定している。
(年間)
2015 年度交渉中の協定校は上期報告のとおりであるが、募集に辿り着いた新規協定校数は 31 校であった。
米州 12 校・21 名枠、欧州 19 校・40 名枠、アジア0校である。合計で 31 校・61 名枠、前年度より増加した
ことになる。アジアについては主要大学との協定は相当数締結されているため、新規協定締結は抑え、受入過
多となっているインバランス解消に注力した。
協定締結による交換派遣促進と充足率向上に努めた結果、以下表のとおり、TSA/ISA から交換留学へのシフ
ト(交換派遣増、TSA/ISA 派遣減)が確実に進行した。
2
(ご参考)
長期派遣
年度
大学間
参加
CS
参加
交換(名)
PGM 数 フ ィ ー ヘ ゙ ー ス PGM 数
(名)
2015
485
233
509
67
2014
454
207
537
61
2013
377
172
608
59
2012
301
149
547
59
2011
277
137
519
56
④ ダブルディグリープログラムの改革およびジョイントディグリープログラムのあり方の検討
(上期)
GLCA/ACM(五大湖・中西部私立連盟)/アーラム大学との学部レベル DDP は初年度ということもあり、
受入、派遣ともに応募者がいなかった。
アジア圏の大学は以下のとおり、概ね予定通りである。
受入
派遣
北京
14
20
復旦
4
0
台湾
18
3
8
1
シンガポール
・政治経済学部の上海交通大学の DDP に関しては、下期より学生募集する準備が整った。
(年間)
年度別ダブルディグリー実績
年度
受入数
派遣数
大学数
2015
33
24
8
2014
28
25
6
2013
38
40
5
2015 年度大学別ダブルディグリー実績
大学名
受入数
派遣数
北京
14
20
復旦
4
0
台湾
9
3
NUS
3
1
高麗
1
0
コロンビア
0
0
アーラム
0
0
上海交通
2
0
合計
33
24
3
・香港科技大については 2016 年 3 月にダブルディグリーの協定を締結し、2016 年 9 月より政治経済学
部から 3 名定員で派遣する予定である。
・商学研究科と ESCP ヨーロッパ・ビジネススクール(仏)との間で新規にダブルディグリー・プログ
ラムを実施していくことで合意し、覚書締結に至った。
・
「入学案内」等の広報媒体をオープンキャンパスや GGJ Expo 等高校生向けの説明会で配布し、説明を
行った。
【留学生受入促進 PJ】
⑤世界で都市問題に取り組む人材を育てる学際的国際貢献プログラム(国費優先配置)実行プロジ
ェクト
核心戦略2「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」の留学生受入促進策として「世
界で都市問題に取り組む人材を育てる学際的国際貢献プログラム(国費優先配置)実行プロジェク
ト」を実施した。
①1期生は9名が入学した。
②オリエンテーションおよびアカデミックカウンセリングを実施した。
③5回のイベントと1回のフィールドトリップ(富士山)を実施した。
⑤ 2期生向けの入試広報に着手した。
【教育システム改革 PJ】
⑥オナーズプログラムのあり方検討
(上期)
当初の目標に沿って提案した学部大学院一貫 5 年のオナーズプログラム構想は理事会懇談(2015.4.3)
、
教務担当教務主任会(2015.4.24)
、教務部・国際部打合せ(2015.6.5)を経て、最終的に 2016 年 4 月
には実施困難ということになり、再度、プログラム内容を検討することとなった。これに伴い、オナー
ズプログラムの開始が当初予定より、1年延び、2017 年 4 月開始予定となった。なお、オナーズプログ
ラムの枠組みの中で検討してきた Global Leadership Fellows Program (GLFP)は 2015 年度および外部資
金が終了する 2016 年度は従来と同様の形で継続する方向となった。
(年間)
・教務課、国際教育企画課/留学センター、GEC の三者で協議を重ね、グローバル・リーダー養成のため
の Waseda オナーズ・プログラム(仮称)の将来イメージについて話し合いが行われた。
当面、国際教育企画課/留学センターは GLFP の留学、日米共同ゼミおよび修了論文を学部横断的に改良、
実施することを検討することとなった。GEC は GLFP の派遣準備コースや副専攻および CIE の留学準
備講座の一部を学部横断的 Global Competency 育成を念頭においた科目設置の可能性について検討する
こととなった。教務課は各学位プログラムおよび学位プログラムに組み込まれたオナーズプログラム設
置の可能性を各学部と協議することが提案された。
・GLFP 予算雇用の任期付教員について、2017 年度以降は GEC 所属の可能性も含め、幅広く Waseda オ
ナーズ・プログラム(仮称)を担当してもらう必要があるという意見もあり、今後検討することとなっ
た。
4
【関連核心戦略2および 10】
⑦ 学部・研究科におけるクォーター制の促進
Waseda Summer Session 2015 概要
1.対象:海外大学在学生、本学学生(留学を終えて 6,7 月に帰国した者)
2.定員:120~130 名(予定)
3.実施期間:春学期(後半)の期間内(変則) 2015/6/27(土)~7/23(木)
4.使用言語:英語
5.実施場所:早稲田キャンパス 22,26 号館
6.科目履修
(1)日本をテーマとした入門レベルの講義
(BUSINESS I ,II, POLITICS I, II ,CULTURE I~III,ECONOMICS I,HISTORY I, SOCIOLOGY I)
計 10 科目から 2 科目(4 単位)を履修
(2)日本語科目(初級~初中級)計 3 科目 5 クラスから 1 科目(1 単位)を選択履修(海外大学在学生の
み)
7.カリキュラム運営統括:プログラムディレクター1 名(留学センター任期付教員)
8.教員:科目担当 7 名
(1)商学学術院 専任教員 1 名、留学センター 任期付教員 3 名、客員教員 1 名(GLCA/ACM Resident
Director)
(2)海外招聘 3 名(米国 2 名、シンガポール 1 名)
9.宿舎:民間宿舎(高田馬場、江古田、都立家政、田無)
10.備考:留学を終えて 6,7 月に帰国した学生を教員、参加学生をサポートする Student Intern とし
て 11 名雇用
【URL】http://waseda-summer.com/
Waseda Summer Session 2015 の実績
【最終参加者内訳】
1.海外大学在学生:118 名(仮申込者:554 名/本申込者:343 名)
2.本学学生:13 名
5
3.科目別履修者数
【学年別参加者数】
(海外大学在学生のみ)
6
2.2016年度計画
国際部・留学センター・日本語教育研究センターならびに各海外拠点間で、情報共有・連携を図りつつ、
関係箇所(教務部、研究推進部、各学術院等)と協働し、Waseda Vision 150 の実現を目指して所管する
諸プロジェクトを推進する。
特に留学センターでは世界的な課題解決に貢献するグローバル人材育成を推進するため、派遣・受入プ
ログラムの量的拡大を図るとともに、海外の有力大学・機関との共同教育プログラム開発を推進する。
進めるにあたり、実現に向けた課題を整理し、効果的な推進方法を図る。
【海外留学促進 PJ】
Vision 150 核心戦略 2 を通して、派遣留学生数の量的拡大を実現する。
① 学部のカリキュラムに連携した国際教育プログラムの開発
⇒全学術院へのヒアリングを行い、各々の学部のニーズにマッチしたプログラムを新規開発していく。
① 個別プログラムでは、以下の参加者数を目標とする。
商学部 GC-ABS:10 名
社会科学部中国語中期プログラム:10 名
理工学部 UC Davis 短期プログラム:30 名
理工学部 St Mary's 短期プログラム:5 名
国際教養学部のハワイ大 CSL プログラム:5 名
教育学部 University of Queensland 短期プログラム:10 名
台湾大学における新入生向け理系短期留学プログラムは参加者数 10 名を目標とする。
② プログラム開発
・文学学術院内で検討されている「国際日本学文化論プログラム」の開発協力を行う。
・また、政治経済学部における百賢財団による DDP においては、清華大、香港科技大、浙江大との新規プロ
グラムを実施する。欧州大学との DDP は新規に商学研究科における ESCP ヨーロッパ・ビジネススクール(仏)
との新規プログラム実施をサポートする。
② 中期・短期留学プログラムの開発
⇒中・短ともに充足率を前年度より向上させる。
2015 年度は最少催行人数に満たず中止となったプログラムが 18 プログラムあった。また、総定員に対
する充足率は 51%であった。今後の課題としてはプログラム内容を吟味しつつスクラップ&ビルドによ
り、より充足率を高めることの出来るプログラムの設置を図っていく。
【目標】
中期、短期プログラムの充足率の向上を図り、派遣者数を増加させる。
(達成基準・状態)
中期プログラムは前年度同程度のプログラム数とし、定員 160 名枠で設置する。また、短期プログラム
も前年度同程度のプログラム数とし、定員枠 1,500 名で設置する。いずれもプログラムの充足率を向上
させることにより、派遣者数の増加を図る。各プログラムの充足率 70%以上を目指す。
③ CS-RA/CS-L から交換留学プログラムへのシフト
⇒新規交換協定校 20 校、40枠を確保する。
【目標】
・新規 EX プログラムの派遣枠を開発する事により、CS-L(旧 TSA)
、CS-R(旧 ISA)による派遣学生
数を現状に留め、委託費(学費に相当)の支出を現状維持程度とすること。これにより、学生の学費を
大学に留めることが可能となる。特に現在、派遣交換留学枠の充足率が低いアジアの交換留学枠の充足
率を向上させ、CS(旧 TSA/ISA)の参加学生を現状維持程度に留める。
7
(達成基準・状態)
今年度の目標は 20 大学 40 名分の新規開発とする。
④ ダブルディグリープログラムの改革およびジョイントディグリープログラムのあり方の検討
⇒既存 DD は受入過多気味であるためインバランス解消に努めると共に
減少傾向にある数値の改善に努めることが今後の課題である。特にコロンビア、
アーラムの米国ダブルディグリーが受入、派遣共に集まっておらず、今後 PR を
強化していく。
・ジョイントディグリーについては引き続き、情報収集しつつ、その可能性を追求していく。
【目標】
① 現行 8 大学の DDP を推進。
② 政治経済学部の百賢教育基金奨学金プログラムによる DDP において、北京大学、復旦大学、台湾大
学、上海交通大学、高麗大学、シンガポール国立大学に加えて清華大学、香港科技大学、浙江大学の
開発を行う。
③ 欧米大学との DDP 開発。
④ ジョイントディグリープログラムの可能性を引き続き追求。
(達成基準・状態)
① 現行 DDP 派遣目標数
北京大学:20 名, 復旦大学:10 名
台湾大学:5 名, シンガポール国立大学:5 名,
上海交通大学:3 名, 高麗大学:2 名,
コロンビア大学:1 名, アーラム大学:2 名
② 清華大、香港科技大、浙江大学との DDP 開始。
③ 欧米協定校へのヒアリングを行う。
ジョイントディグリーの可能性を協定校中心にヒアリングを行う。
【留学生受入促進 PJ】
⑤
世界で都市問題に取り組む人材を育てる学際的国際貢献プログラム(国費優先配置)実行プロ
ジェクト
⇒文部科学省平成26度「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」
(学部)に採択された本
学申請取組である「世界で都市問題に取り組む人材を育てる学際的国際貢献プログラム」
(学部生を対
象とする事業で、対象国費留学生の学費は本学負担(2014.10.24 理事会決定))を実行することによっ
て、グローバルイシューである都市問題の解消に寄与する人材を育成すること。
【目標①】
プラットフォームが形成され、付加価値プログラムが実施できている。
(達成基準・状態)
①2期生10名が入学できており、科目履修を開始できていること
②9月にオリエンテーションおよびアカデミックカウンセリングを実施できていること
③フィールドトリップ、ワークショップ、セミナーを実施できていること
④私費外国人留学生10名および日本人学生10名が参加できていること
④ 3期生向け入試広報活動を開始できていること
8
⑥プラットフォームが形成できていること
【教育システム改革 PJ】
⑥オナーズプログラムのあり方検討
⇒2015 年度に検討した Waseda オナーズ・プログラム(仮称)の将来イメージをベースに、それを発展
させたプログラムを 2017 年度開講することを検討する。
【関連核心戦略2および 10】
⑦ 学部・研究科におけるクォーター制の促進
Waseda Summer Session 2016 概要
1.対象:海外大学在学生、本学学生(留学を終えて 6,7 月に帰国した者)
2.定員:160 名(予定)
3.実施期間:春学期(後半)の期間内(変則) 2016/6/24(金)~7/21(金)
4.使用言語:英語
5.実施場所:早稲田キャンパス 22,26 号館
6.科目履修
(1)日本をテーマとした入門レベルの講義
(BUSINESS I ,II, POLITICS I, II,Ⅲ ,CULTURE I~III,ECONOMICS I,Ⅱ,HISTORY I,
SOCIOLOGY I, Literature & Art Ⅰ)計 13 科目から 2 科目(4 単位)を履修
(2).日本語科目(初級~初中級)計 3 科目から 1 科目(1 単位)を選択履修(海外大学在学生のみ)
7.カリキュラム運営統括:プログラムディレクター1 名(留学センター任期付教員)
8.教員:科目担当 10 名
9.宿舎:民間宿舎
10.備考:留学を終えて 6,7 月に帰国した学生を教員、参加学生をサポートする Student Intern とし
て 13 名雇用
【URL】http://waseda-summer.com/
以
9
上
Fly UP