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JJ1017コードの基礎 - 一般社団法人 日本画像医療システム工業会【JIRA】
JJ1017コードの基礎 「HIS・RIS・PACS-モダリティ間 予約、会計、照射録情報連携指針」の基礎 DICOM委員会JJ1017WG 岡崎市民病院 奥田 保男 埼玉医科大学総合医療センター 松田 恵雄 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017について 「HIS・RIS・PACS-モダリティ間 予約、会計、照射録情報連携 指針」 その1 DICOM規格の利用指針と日本版拡張 規格の利用方法を示すガイドライン その2 放射線領域の標準マスタコード提案 値の策定方法を統一するための指針 放射線マスタの構築例→標準マスタ JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017について 規格の使い方指針 コード体系(値)の整備 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017委員会の名称は? J → J → 10→ JAHIS (保健医療福祉情報システム工業会) JIRA (日本画像医療システム工業会) DICOM supplement 10 (MWM:Modality Worklist Management) 17→ DICOM supplement 17 (MPPS:Modality Performed Procedure Step) オーダ情報、会計情報、照射録情報の連携を目的 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017コードが目指すもの 医師から出る指示の伝達網羅性確保 詳細オーダが可能(疑義照会の必要性の低下) 構造化による拡張性(複合コード化)の確保 HIS-RIS-Modalityへの情報の一貫性確保 診療請求(レセプト)への対応 複数のオーダを括ることを可能とする 各施設間での統計と解析 IHE-J推奨コード(コネクタソン利用) JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017策定の歴史(1) JJ1017指針 Ver1.0(指針の意味) 法令で求められている「照射録」の要件に着目 DICOM規格そのままで用いることは適当でない 日本が欧米に比べてオーダ内容の詳細度が高い DICOMの定義項目だけでは粒度が十分でない ・DICOMの属性タグの利用 ・コード DICOM規格を利用するための指針 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017策定の歴史(2) JJ1017指針 Ver2.0〜2.5(コード) HIS-RIS-PACSにおける連携コードの策定 DICOM規格に準じたコードの策定 コンテンツとしてのJJ1017コードが誕生 標準マスタへのあゆみが始まる ・コードの策定(規格の枠内で策定) 撮影情報として全てを網羅できていなかった JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017策定の歴史(3) JJ1017指針 Ver3.0(完全な網羅性) 診療放射線技師が撮影に必要な情報を網羅 DICOMありきではなく必要なものを全て用意 会計にかかわる検査項目と伝達指示を分離 JJ1017-32: JJ1017-16M・ JJ1017-16S ・2.0との互換性を犠牲 ・DICOMへの展開方法を工夫 臨床現場で使えるコード体系が完成 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 コードとは(構造) バージョン3.0 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223242526272829303132 16→32桁コードとして体位・詳細体位・特殊指示等を追加 親コード・子コードの仕組みを継承・オーダの括りに配慮 採用施設向け拡張領域・コードの増大に備え10桁を予約 前半16桁でマスタ連携が可能な粒度とし後半をコメント化 手技の完全複合化・部位の分類を廃止 上位5桁+部位で医事会計が行えるよう構造・粒度に配慮 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 コードの名称(構造) バージョン3.0 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223242526272829303132 JJ1017-16P(1) JJ1017-16P(3) JJ1017-16P(7) 括り情報 JJ1017-16P(16) JJ1017-16M JJ1017-16S JJ1017-32 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017-16Mにおけるオーダ括り 装置 手技大分類 手技小分類 X線胸部立位正面(A→P) X線腹部ドレナージ造影 X線頭部規格正面(A→P) 胃十二指腸造影 拡張 部位 左右 体位 方向 拡張 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 2 0 0 1 0 0 6 2 0 0 2 5 0 0 2 0 2 0 0 1 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 JJ1017-16P JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017-16M モダリティ(1桁) 手技大分類(2桁) 立位、仰臥位、伏臥位、右伏臥位、左伏臥位、座位、半座位、倒立位 撮影方向(2桁) 右、左、両方 体位(1桁) 頭部、胸部、腹部、心筋、肝臓、膀胱、、、、 左右(1桁) 手技に対する施設ごとの細分化を目的とする 部位(3桁) PTCD、血管拡張術、動態、静態、、、 拡張領域(2桁) 単純撮影、造影、透視、シンチグラム、SPECT、、、 手技小分類(2桁) X線, CT, MR, NM, RT, US 正面、側面、斜位、軸位、接線、約束撮影、、、 拡張領域(2桁) オーダに対する施設ごとの細分化を目的とする JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 装置/手技大分類/手技小分類コード コード コード意味 1 X線単純撮影 2 X線透視・造影検査 3 X線血管撮影 コード コード意味 00 NOS 21 健診・人間ドック 22 規格撮影 コード コード意味 00 NOS 01 造影 02 入れ替え 4 X線断層撮影 23 ステレオ撮影 03 挿入 5 6 X線骨塩定量 X線CT検査 24 25 パノラマ撮影 MD法 04 05 留置術 穿刺 7 MRI検査 26 仙骨麻酔 06 針生検 8 核医学検査 27 摘出臓器造影 07 拡張術 9 A 超音波検査 28 29 EIS(食道静脈瘤硬化術) EST(内視鏡的乳頭切開術) 08 09 砕石術 ブロック B 30 EVL(食道静脈瘤結紮術) 10 透視診断 C 31 11 D E 32 33 PTCCD(経皮経肝的胆嚢ドレナ-ジ) 嚢胞 ポート挿入 整復術 F 12 13 34 ERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ) IDUS(管腔内超音波) 14 穿刺造影 二重造影 G 35 ENBD(内視鏡的経鼻胆管ドレナ-ジ) 15 低緊張性 H J 36 37 ステント PTCD(経皮経肝的胆管ドレナ-ジ) 16 17 追跡撮影 硬化療法 K 38 PTC(経皮経肝的胆管造影法) 18 狭窄拡張術 L M 39 40 T-Tube ファイバー 19 20 ポリープ切除術 内瘻化 N 41 W-Jカテ 21 造設 P 42 PTGBD(経皮経肝的胆嚢穿刺吸引術) 22 血栓溶解療法 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 部位コード コード 001 002 003 004 068 073 081 082 090 107 179 182 213 214 215 252 278 330 336 337 338 部位名称 頭部 脳 大脳 小脳 胸部 心臓 背部 胸腹部 胃 肝臓 上肢 肩 下肢 股関節 大腿部 総頚動脈 腎動脈 乳房 全身骨 体幹部 胎児 左右コード Body Part HEAD Brain stem Cerebrum Cerebellum CHEST Heart BACK CHEST & ABDOMEN Stomach Liver UPPER EXTREMITIES Shoulder LOWER EXTREMITIES Hip joint Femoral region Common carotid artery Renal artery Breast Whole bone Trunk, NOS Fetus コード 0 B R L H F A P W 名称 NOS 両 右 左 頭側 足側 前側 後側 全体 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 体位コード コード 0 1 2 3 4 5 6 7 8 体位 指定しない 立位 仰臥位 腹臥位 右側臥位 左側臥位 座位 半座位 倒立位 方向コード コード コード意味 00 指定しない 01 正面(指定無し) 02 正面(A→P) 03 正面(P→A) 04 側面(指定無し) 05 側面(R→L) 06 側面(L→R) 07 側面(内→外) 08 側面(外→内) 09 斜位(指定無し) 10 第1斜位(角度指定なし) 11 第2斜位(角度指定なし) 12 第3斜位(角度指定なし) 13 第4斜位(角度指定なし) ・ ・ JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 手技(装置+手技大分類+手技小分類+拡張) 部位 (部位+左右+体位) 方向 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017-16S 目的:撮影指示情報の網羅性向上 詳細体位(2桁) 特殊指示(2桁) ステレオ撮影、ストレス撮影、荷重位の撮影、発声時の 撮影 放射線核種の指定(2桁) 外反位、内反位、外転位、内転位、外旋位、内旋位 核医学、治療への対応 拡張領域(10桁) 将来の拡張に対応→超音波等で策定 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 詳細体位 コード コード意味 特殊指示 コード コード意味 核種など コード コード意味 01 中間位 01 ステレオ撮影(右) 01 X線指定なし 02 外反位 02 ステレオ撮影(左) 02 X線4MV 03 内反位 03 頸部を含めて撮影 03 X線6MV 04 外転位 04 肋骨条件で出力 04 X線8MV 05 内転位 05 撮影中心別指定 05 X線10MV 06 外旋位 06 軟線撮影 06 電子線指定なし 07 内旋位 07 ストレス撮影(指定無し) 07 電子線3MeV 08 回内位 08 ストレス撮影(前方) 08 電子線4MeV 09 回外位 09 ストレス撮影(後方) 09 電子線5MeV 10 挙上位 10 ストレス撮影(内反) 10 電子線6MeV 11 開排位 11 ストレス撮影(外反) 11 電子線7MeV 12 前屈位 12 荷重位撮影(指定無し) 12 電子線8MeV 13 後屈位 13 荷重位撮影(片足荷重位) 13 電子線9MeV 14 右側屈 14 荷重位撮影(両足荷重位) 14 電子線10MeV 15 左側屈 15 荷重位撮影(1kg) 15 電子線11MeV JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 コード利用(策定) バージョン3.0 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223242526272829303132 頻用コード集から探す 無ければコードマスタから作る コードマスタが不十分なら拡張を宣言する マスタの不十分な項目は委員会に提案する JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 頻用コードの提示 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 部位コード部 手技コード部 検査 Mod 大分類 小分類 手技拡張 小部位 12 13 14 姿勢・撮影方向 コード部 15 16 拡張 姿勢 17 18 19 20 詳細体位 特殊指示 左右 体位 撮影方向 21 22 撮影条件等の詳細指示コード部 核種 X線単純撮影頭部正面(P→A) 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 X線頭部タウン 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 4 6 0 0 0 0 0 0 0 1 X線胸部立位正面(P→A) 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 X線腹部立位正面(A→P) 1 0 0 0 0 0 0 2 5 0 0 1 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 X線骨盤正面(A→P) 1 0 0 0 0 0 0 3 2 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 X線骨盤グッドマン 1 0 0 0 0 0 0 3 2 0 0 0 5 3 0 0 0 0 0 0 0 1 X線頚椎正面 1 0 0 0 0 0 0 3 5 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 X線右大腿骨正面 1 0 0 0 0 0 0 4 0 7 R 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 上部消化管造影(バリウム) 2 0 0 0 1 0 0 2 7 2 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1 0 1 PTCD入替え 2 3 7 0 2 0 0 2 9 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 胃十二指腸ファイバー 2 4 0 0 0 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ERCP 2 6 5 0 0 0 0 6 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 冠動脈造影 3 0 0 0 1 0 0 4 3 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 胸部大動脈造影 3 0 0 0 1 0 0 4 6 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 脳血管血栓溶解療法 3 0 0 2 2 0 0 4 4 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 断層右顎関節側面開口 4 0 0 0 0 0 0 1 2 3 R 0 0 4 0 0 2 8 0 0 0 1 骨塩定量腰椎正面 5 0 0 0 0 0 0 3 5 4 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 CT頭部 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 CT肺 6 0 0 0 0 0 0 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 MRI頭部 7 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 MRI腎臓 7 0 0 0 0 0 0 3 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 MRA頭部血管 7 4 C 0 0 0 0 4 4 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 上腹部超音波検査 9 9 A 0 0 0 0 2 5 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 心臓超音波検査 9 9 A 0 0 0 0 2 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017とは(構造) 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223242526272829303132 各テーブルへ想定可能な値 を組み入れた ○検査種別(モダリティ) コード意味 ○手技(大分類) コード値 コード意味 ○手技(小分類) コード値 未使用 0 ○部位 コード意味 コード値 NOS 00 X線単純撮影 1 ○体位 コード意味 コード値 NOS 00 健診・人間ドック 21 X線透視・造影検査 2 コード意味 630 ○左右 コード値 頸胸部 造影 01 ○入射・撮影方向 規格撮影 22 コード意味 コード値 X線血管撮影 3 指定しない 0 胸部 200 ○詳細体位 入れ替え 02 コード意味 コード値 ステレオ撮影 23 指定しない 0 X線断層撮影 4 立位 1 肺 201 コード意味 00 ○特殊指示 コード値 挿入 03 指定しない パノラマ撮影 24 ○核種 B 仰臥位 両側 2 コード意味 コード値 上肺野 631 指定しない 00 留置術 04 正面(指定無し) 01 右側 R コード意味 コード値 3 00 中肺野 腹臥位 632 中間位 指定しない02 01 正面(A→P) L 指定しない 00 側臥位 左側 4 01 外反位 ステレオ(右) 02 正面(P→A) 03 頭側 H X線指定無し 01 02 内反位 ステレオ(左) 03 側面(指定無し) 04 X線4MeV 02 03 外転位 頸部を含めて撮影 04 X線6MeV 03 肋骨条件で出力 04 X線8MeV 04 約8700手技 約360部位 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 策定例(胸部X線単純撮影の例) 胸部X線単純 手技 手技 拡張 撮影立位正面 種別 大分類) 小分類) ( ( (手技) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 0000000000 ○検査種別(モダリティ) ○手技(大分類) コード意味 コード値 ○手技(小分類) コード意味 コード値 ○部位 未使用 コード意味 コード値 0 ○体位 NOS コード値○入射・撮影方向 00コード意味 X線単純撮影 NOS1 コード値 00コード意味 健診・人間ドック 頸胸部 21 コード値 630コード意味 X線透視・造影検査 造影2 指定しない 01 0 規格撮影 胸部22 指定しない 200 00 X線血管撮影 入れ替え 3 立位02 1 ステレオ撮影 肺 23 正面(指定無し) 201 01 X線断層撮影 挿入4 仰臥位 03 2 パノラマ撮影 上肺野 24 正面(A→P) 631 02 留置術 腹臥位 04 3 中肺野 正面(P→A) 632 03 側臥位 4 側面(指定無し) 04 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 策定例(胸部X線単純撮影の例) 手技 手技 拡張 種別 (大分類) (小分類) (手技) 部位 左右体位 入射・ 拡張 詳細体位特殊指示 核種 (部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 171819202122 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0000000000 胸部X線単純撮影立位正面:10000002000103000000010000000000 各複合マスタ(手技・部位・体位等)から値を選択 自施設で採用する撮影方法のみを登録 手技の拡張や施設拡張で特殊検査にも対応 策定し易く連携の容易な標準コード 検査括りとして親コードのバリエーションを用意 JJ1017Ver.2.0で不可能だった詳細指定を可能に このコード値で可能な限り依頼内容を伝達 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017-16Mに用意された拡張 装置 手技大分類 手技小分類 X線胸部立位正面(A→P) X線腹部臥位正面(A→P) X線頭部規格正面(A→P) 胃十二指腸造影 CT頭部単純 CT頭部造影 拡張 部位 左右 体位 方向 拡張 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 5 0 0 2 0 2 0 0 1 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 手技における拡張 JJ1017-16Mにおける拡張 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 手技拡張の使用例 (心筋負荷 タリウム) <I>,<O>を除く,大文字英数字で2桁とする RI 心筋負荷 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 8 4 K 6 1 C 8 2 0 5 0 1 0 3 0 0 0 0 0 0 5 5 0000000000 ・このタリウムは,A社製?B社製? その他の使用例 ・使用する材料などを変えたい ・診療科により手技が違う場合 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 汎用拡張の使用例 (上顎から頚部 単純CT) <I>,<O>を除く,大文字英数字で2桁とする CT 手技 手技 拡張 上顎∼頚部 種別(大分類) (小分類) (手技) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 0 0 M N 0 0 0 0 0 1 0000000000 ・複数の部位をまたがる場合 (注意)部位コードは何にするか その他の使用例 ・診療科により検査内容などが違う場合 (14桁までは同一だが,区別したい場合 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 種別の拡張の使用例 (胃・十二指腸 内視鏡) <P>から<Y>までを使用する 内視鏡 手技 手技 拡張 胃・十二指腸 種別(大分類) (小分類) (手技) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 2 4 0 0 0 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0000000000 ファイバー 内視鏡 手技 手技 拡張 胃・十二指腸 種別(大分類) (小分類) (手技) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 Q 4 0 0 0 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0000000000 Q:内視鏡と定義する JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 種別の拡張の使用例 (ポータブル) 胸部X線単純 手技 手技 拡張 撮影臥位正面 種別(大分類) (小分類) (手技) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 0000000000 胸部X線単純 手技 手技 拡張 撮影臥位正面 種別( (小分類) (手技) 大分類) 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 P 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 0000000000 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG その他の拡張 心電図 12誘導 拡張 (大分類) (小分類) (手技) 種別 手技 手技 部位 左右 体位 入射・ 拡張 特殊指示 核種 詳細体位(部位コメント) 等 等 撮影方向(施設) 予約 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 17181920212223 24 25 26 27 28 29 30 31 32 V A 0 6 1 0 0 2 0 5 0 0 0 0 1 8 0 0 0 0 0 0 0000000000 種別:<V> 心電図 大分類:<A0> 12誘導 小分類:<61> 運動負荷 汎用拡張:<18> 放射線科 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG RIS(放射線情報システム) 放射線部門 各社 プログラム 各社 プログラム RIS HIS PACS JJ1017コードの基礎 JJ1017WG HL7の世界におけるコード連携 HL7 ORC|PAがオーダの括りとなるので、JJ1017-16Pを設定する。 ORC|CHにJJ1017-16MとJJ1017-16Sを結合して、JJ101732とする。 複数の撮影部位や複数の撮影方向を一連の検査としてサ ポートする為に、JJ1017-32を繰り返し可能とする。 HIS RIS JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JAHIS放射線データ交換規約 中田隆先生が2005年1月20日11:20に依頼。オーダ番号は20050120002。 ORC|NW|20050120002|||||||200501201120|||^中田^隆^^^^^^^L <cr> 検査はMRの単純撮影。血液型はB型、想定病名は"骨盤腫瘍"である。 ORC|PA|20050120002|||||||200501201120|||^中田^隆^^^^^^^L <cr> OBR|1|20050120002||10000000000000^ MR単純撮影^JJ1017-16P |||200501201120|||||||||^中田^隆^^^^^^^L|||||||||||^^^^^R <cr> OBX|1|CE|5H0100000018101^血液型-ABO式^JC10||02^B^L||||||P<cr> OBX|2|CE|MD0022790^現疾患.診断.名称^L|1|D487^骨盤腫瘍^I10||||||P<cr> 検査項目は骨盤単純MR撮影である。 ORC|CH|2005012002-1||||||20050120002|200501201120|||^中田^隆^^^^^^^L <cr> OBR|1|20050120002-1||100003200000000000000000000000^骨盤.MR単純撮影^JJ101732 |||200501201120|||||||||^中田^隆^^^^^^^L|||||||||||^^^^^R||20050120002 <cr> JJ1017コードの基礎 JJ1017WG DICOMの世界におけるコード連携 RISの役割:Gateway JJ1017-32の分解 内蔵テーブルによる、プロトコルコードの作成 JJ1017-16MとJJ1017-16S モダリティが可能な範囲で送信 符号系名(0008,0102)、符号系版(0008,0103)の設定 符号意味(0008,0104)の設定 JJ1017-32の個数分繰り返し HIS RIS モダリティ JJ1017コードの基礎 JJ1017WG DICOMタグへの展開方法 MWM JJ1017-16M JJ1017-16S (0040,0008):予約済み プロトコル符号 シーケンス (0040,0440):プロトコル コンテキスト シーケンス MPPS JJ1017-16M (0040,0260):実施済み プロトコル符号 シーケンス JJ1017コードの基礎 JJ1017WG プロトコル符号シーケンス例 (0040,0008)予約済みプロトコル符号シーケンス >(FFFE,E000) アイテムタグ >(0008,0100) 符号値 1210000200010200 >(0008,0102) 符号系名 JJ1017-16M >(0008,0103) 符号系版 3.0 >(0008,0104) 符号意味 胸部X線立位正面 >(0040,0440) プロトコル・コンテキスト・シーケンス JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 統計への利用 例:「造影」手技の抽出 装置 手技大分類 手技小分類 X線胸部立位正面(A→P) X線腹部臥位正面(A→P) X線頭部規格正面(A→P) 胃十二指腸造影 CT頭部単純 CT頭部造影 拡張 部位 左右 体位 方向 拡張 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 5 0 0 2 0 2 0 0 1 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 統計への利用 例:部位「頭部」の抽出 装置 手技大分類 手技小分類 X線胸部立位正面(A→P) X線腹部臥位正面(A→P) X線頭部規格正面(A→P) 胃十二指腸造影 CT頭部単純 CT頭部造影 拡張 部位 左右 体位 方向 拡張 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 5 0 0 2 0 2 0 0 1 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 2 6 5 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG JJ1017と診療報酬請求(サンプル) 手技テーブル 検査名 診断方法テーブル 撮影方法テーブル JJ1017-32 医事コード 手技名称 医事コード 診断方法 撮影方法 0170001910 単純撮影(撮影) 0170000210 デジタル処理(単純) 0170002110 造影剤使用撮影 2500001458 写真診断 0170017850 2500001459 透視診断 0170002110 造影剤注入ドレーン等 造影剤使用撮影 0170000410 単純(イ)の写真診断 X線単純頭部正面(P→A) 10000001000003000000010000000000 医事コード 2500001458 写真診断 上部消化管造影 20001002720000000041010000000000 PTCD入替え 23702T22950000000000010000000000 CT単純頭部 60000006010000000000010000000000 0170015410 コンピュータ断層診断 0170011710 頭部単純CT撮影 CT造影頭部 60001006010000000000010000000000 0170015410 コンピュータ断層診断 2500001331 造影CT撮影・頭部 MR骨盤 70000003200000000000000000000000 0170015410 コンピュータ断層診断 0170020110 躯幹単純MRI撮影 MR右膝関節 7000000408R000000000000000000000 0170015410 コンピュータ断層診断 170022110 四肢単純MRI撮影 冠動脈造影 30001004350000000000010000000000 腹腔動脈造影 30001004710000000000010000000000 心筋シンチ負荷 84H44007210000000000550000000000 2500001459 透視診断 0160064510 心カテ(左心) 0170000810 造影剤使用の写真診断 0170015010 スペクト 0160065470 冠動脈造影加算 0170012210 動脈造影カテーテル法 0170017010 デジタル処理(造影) 0170015310 核医学診断 0170020070 断層撮影負荷試験加算 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG 新IT改革戦略における医療情報分野の方策 レセプト 診療報酬関連 2006年からオンラインで行えるように 2011年から原則として全てオンラインで実施 (データ形式として分析を可能とする) オンライン奨励策(2006年度) レセコンへの標準コード搭載(2010年まで) インフラの整備 2010年まで統合系医療情報システムの普及 マルチベンダを可能とするシステムの標準化 人材育成・安全なネットワーク基盤(2008年) JJ1017コードの基礎 JJ1017WG まとめ 国内における撮影情報運用の指針 HIS-RIS-PACSーModality間における撮影 指示情報の連携について、マルチベンダ によるシステム構築を視野に入れた相互 運用性を確保 施設の垣根を越えた統計処理が可能 マスタ作成における労力の削減 利便性向上・レセプト電算化への対応 JJ1017コードの基礎 JJ1017WG