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学部・大学院別

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学部・大学院別
鳥取 大学
工学部案内
TOTTORI UNIVERSITY
FAC U LT Y O F E N G I N E E R I N G
2014
夢を見る技 術 者・研 究 者 に
Humanity×Technology
機械工学科
MECHANICAL ENGINEERING
http://www.mech.tottori-u.ac.jp/
知能情報工学科
INFORMATION AND KNOWLEDGE ENGINEERING
電気電子工学科
ELECTRICAL AND ELECTRONIC ENGINEERING
物質工学科
http://www.ele.tottori-u.ac.jp/ele_home.html
MATERIALS SCIENCE
http://www.chem.tottori-u.ac.jp/index_j.htm
生物応用工学科
土木工学科
http://www.ike.tottori-u.ac.jp/
BIOTECHNOLOGY
http://www.bio.tottori-u.ac.jp/
CIVIL ENGINEERING
http://www.cv.tottori-u.ac.jp/
社会開発システム工学科
応用数理工学科
SOCIAL SYSTEMS ENGINEERING
http://www.sse.tottori-u.ac.jp/
APPLIED MATHEMATICS AND PHYSICS
http://www.damp.tottori-u.ac.jp/index_j.html
人間性ゆたかな教養を、
テクノロジーに生かすために
重視する
「4つのC』
学ぶのは技術だけでなく,
人間性ゆたかな教養をテクノロジーに生かすことを目標としています。
学 部 長からのメッセージ
“工学”
は
“広学”。
学びの可能性は無限大!
工学で未来を
切り拓きます。
よくわかる工学教育を
行っています。
役立つ研究で
社会に貢献します。
「古い“工学部”のイメージを払拭してほしい」、工学部長・河田康志教授は、未来の
学部生たちを含め、広く社会の人たちへメッセージを発信する。
「工学部というと機械、
土木、電気電子、化学というイメージが強いと思いますが、
“工学は広学”と言われるく
らい、実は非常に幅広い分野を持った学問なんです」。現在の鳥取大学工学部は、コ
ンピュータを駆使した情報通信、高齢化社会に主眼を置いた社会システムや機械装具
の開発、バイオテクノロジーを活用した医療・環境・食品分野の研究など、その学びは
多岐にわたる。それゆえ他学部との交流、共同研究も活発に行われており、
「自分の専
門分野だけをやるというのはもう古い。当然そこは押さえるけれども、違う分野にまで発
展できると思ってほしい」と、学部の懐の深さを示す。
戦後、資源に乏しい日本は、輸入した原材料を加工し付加価値を付けて大きな利益
河 田 康 志
を生み出してきた。
「メイド・イン・ジャパン」の製品は高く評価され、
「技術立国・日本」
Ya s u s h i K a w a t a
工 学部 長
1957 年、岡山 県 生まれ。理 学 博 士。岡山 大 学 理 学 部 化 学 科 卒、
大阪大学大学院理学研究科博士課程(有機化学専攻)
を修了後、
米国アイオワ州立大学研究員などを経て、92 年鳥取大学へ。00 年
工学部教授。アルツハイマー病など脳神経変性病の予防・治療に
つながる可能性を持つタンパク質分子「分子シャペロン」の研究を
手がける。各学科の研究は“世界唯一”のものが多く、見せること
で学生たちの好奇心を引き出したいと願う。
2
を確立した。
「日本は国立大学のほとんどに工学部を設け、高い技術を持った人材を輩
出してきた」と、学部が日本の発展に寄与してきた歴史を紐解く。バブル崩壊を経て90
年代後半より
“日本のものづくり”は低迷したが、近年、若い世代を中心に新しい形が生
み出され、再び見直されている。工学部への注目度も今後上がっていくだろう。
「真っ只中にいるとなかなか気付かないでしょうが、若い人たちの可能性は無限大だ
と思うんですね。大学では、自分の気持ちさえあれば何でも学ぶことができる。いろんな
ことにチャレンジして、分野を越えて幅広く学び、次の日本を牽引するような人材に育っ
てほしい」と、学生たちの“能動的な学び”に期待を寄せている。
鳥取大学工学部
応用数理工学科
社会開発システム工学科
土木工学科
生物応用工学科
物質工学科
電気電子工学科
知能情報工学科
機械工学科
工学部は8学科体制をとり、機械や構造物などの「ものづくり」をはじ
め情報通信、
ナノテク、基礎素材、バイオから環境・エネルギーまで幅
広い領域をカバーして教育・研究を進めています。
これらの専門的な
基礎知識を学び、社会貢献につながる未来の新しい技術開発を担う
人材を養成しています。
∼工 学 部が求める人 物 像∼
学部長からのメッセージ
2
アドミッションポリシー
3
学部の特色
3
学部の魅力
3
高い就職決定率!
就職率/進路状況/就職状況
4
主な就職先
5
スーパーティーチャー
鳥取大学工学部は、人類の福祉と社会の発展に貢献するため、主として工
宮近幸逸教授
6
学の分野における学術研究と教育を行い、社会が必要とする技術を開発し、
檜谷治教授
7
機械工学科
8
知能情報工学科
9
電気電子工学科
10
物質工学科
11
生物応用工学科
12
土木工学科
13
社会開発システム工学科
14
応用数理工学科
15
各学科の専門科目一覧
16
附属施設
18
それを駆使しうる人材を養成することを目的としています。この目的に共感
して学ぶことのできる次のような人を求めます。
1:地球の環境、人類の幸福・福祉に関心を持ち、社会的責任についての考えや倫理感を身につ
けたいと考えている人
2:基礎知識や専門知識を学習し、学んだことを新技術開発や問題解決に応用して社会に貢献し
たいと考えている人
3:目的を持って自ら学ぶ努力のできる人
4:他者の意見を聞き、自らの意見を発信するための能力や技能を身につけたいと考えている人
5:地域社会への貢献や国際的な活躍ができる技術力を身につけ、それを活用する意欲のある人
■ 学 部の 特 色
ものづくり教育や卒業研究で
「知と実践の融合」を
■学部の魅力
学生の志向や特性にかなった
履修指導を実施し、専門教育・研究へ。
工学は、さまざまな知識を論理的に組み合わせ、
学級教員制を採用し、少人数クラスで学生の志
最終的に「もの」として完成させます。実体のある
向や特性にかなった履修指導をきめ細かく実施し
物理的、化学的な「もの」もあれば、ソフトウェア
ています。カリキュラムは1年次から専門科目を
のように形のない「もの」もあります。授業でたく
選ぶことができ、いよいよ研究テーマが決まると、
さんの工学的知識を学びますが、それらがどのよ
いずれの分野でも日進月歩で展開している実際
うに結びつき、どのように機能しているのか、実験
的な応用技術に挑戦することができます。とくに
や実習、ものづくり実践プロジェクト、そして卒業
最先端のテーマについて研究遂行できる環境は、
研究などで体験的に学びます。これが鳥取大学の
基礎学習を経たあとの4年次、大学院に充実。教
教育研究の理念「知と実践の融合」です。工学部
員スタッフのバックアップのもと、充実した各種研
では、質の高い教育の提供を目指しており、3学科
究設備や学内外のネットワークがフルに生かせる
が 日 本 技 術 者 教 育 認 定 機 構(JABEE:Japan
体制を整えています。
入試に関するデータ/国際交流 20
大学院工学研究科/アクセス
裏表紙
Accreditation Board for Engineering
Education)の認定を取得しています。
3
産業界の信頼が支える安定した就職状況
高い就職決定率!
■ 就職率(過去5年間)
■就職率状況(学部)
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
100.0%
95.2%
96.3%
100.0%
89.7%
知能情報工学科
96.9%
60.0%
94.7%
88.9%
100.0%
電気電子工学科
100.0%
91.3%
100.0%
100.0%
93.5%
機械工学科
物質工学科
H24年度
93.1%
100.0%
86.7%
91.3%
96.3%
生物応用工学科
100.0%
100.0%
83.3%
100.0%
86.7%
土木工学科
100.0%
100.0%
100.0%
95.7%
97.6%
社会開発システム工学科
100.0%
92.0%
100.0%
95.5%
100.0%
応用数理工学科
100.0%
93.8%
100.0%
100.0%
90.0%
小 計
98.5%
93.3%
96.8%
96.6%
95.1%
■就職率状況(大学院・博士前期)
H20年度
機械工学専攻
100.0%
知能情報工学専攻
100.0%
電気電子工学専攻
100.0%
物質工学専攻
100.0%
生物応用工学専攻
100.0%
土木工学専攻
100.0%
社会開発システム工学専攻
100.0%
応用数理工学専攻
100.0%
小 計
H21年度
機械宇宙工学専攻
情報エレクトロニクス専攻
化学・生物応用工学専攻
社会基盤工学専攻
H22年度
H23年度
H24年度
機械工学コース
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
応用数理工学コース
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
知能情報工学コース
100.0%
100.0%
92.6%
100.0%
電気電子工学コース
100.0%
100.0%
100.0%
97.0%
応用化学コース
100.0%
100.0%
100.0%
96.4%
生物応用工学コース
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
土木工学コース
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
社会経営工学コース
100.0%
91.7%
89.5%
100.0%
100.0%
98.9%
97.8%
98.9%
100.0%
■ 進路・就職状況(学部・大学院別)
進学 1.6%
【 学 部 】
【 大学院 】
その他
8.6%
就職
46.0%
その他
3.6%
進学
45.4%
就職・
進学の別
就職・
進学の別
就職
94.8%
不動産業・物品賃貸業 0.5%
農業・林業 0.5%
医療・福祉 0.9%
教育・学習支援業 1.4%
電気・ガス・熱供給・水道業 1.4%
その他 3.7%
卸売業・小売業 1.1%
製造業
25.7%
複合サービス事業 2.3%
サービス業 4.7%
公務員
14.5%
4
情報通信業
11.7%
建設業
12.1%
運輸業・郵便業 2.8%
サービス業 3.3%
公務員 4.4%
建設業 5.0%
業種別
就職状況
卸売業・小売業 6.1%
学術研究、
専門・技術サービス業
7.5%
生活関連サービス業・
娯楽業 0.5%
教育・学習支援業 2.2%
運輸業・郵便業 1.9%
金融業・保険業 2.3%
生活関連サービス業・
娯楽業 2.8%
複合サービス事業 0.5%
電気・ガス・熱供給・水道業 1.1%
学術研究、
専門・技術サービス業
10.5%
業種別
就職状況
情報通信業
13.3%
製造業
55.3%
■ 主な就職先
【 学 部 】
知能情報工学科
機械工学科
愛三工業、
アイシン・エィ
・ダブリュ、
浅野歯車工
作所、
石川製作所、
虹技、
興和精工、
三機工業、
サンキン、
新興工業、
第一精工、
大豊工業、
JR
西日本、
日本道路、
福伸電機、
三菱電機コント
ロールソフトウェア、
三菱電機ビルテクノサー
ビス、
島根富士通、
日進製作所、
ノーリツ、
ハイ
レックスコーポレーション、
ハマダ、
フォーラム
エンジニアリング、
明治製作所、
メイテック、
京
都市役所、
航空自衛隊
生物応用工学科
【 大学院 】
専攻
専攻
JFEシステムズ、
ケイズ、
トランスコスモス、富士通
システムズ・ウエスト、
リコーソフトウエア、
岡山情報
処理センター、松芝エンジニアリング、日立システ
ムバリュー、
日立中国ソリューションズ、冨士ベーク
ライト、林テレンプ、大気社、大和冷機工業、高砂熱
学工業、三菱重工メカトロシステムズ、JR西日本テ
クノス、一条工務店、大阪防水建設社、住友不動産
リフォーム、
セキスイハイム中四国、
クボタ工建、
ア
サヒコンサルタント、
日本通運、JR西日本、JA鳥取
いなば、
鳥取銀行、
島根銀行、
りそなホールディング
ス、鳥取大学、鳥取県庁、福井県庁、岐阜県警察、広
島市役所、
岡山市役所、
鳥取市役所、
境港市役所
専攻
コース
アイシン精機、
アマダ、
宇部興産機械、
川崎重
工業、
キヤノンマシナリー、
コーアツ、
小松製作
所、
神鋼機器工業、
新明和工業、
セイコーエプ
ソン、
ダイヤモンド電機、
竹田設計工業、
JR東
海、
東芝プラントシステム、
東芝三菱電機産業
システム、
凸版印刷、
日立造船、
富士重工業、
マ
ツダ、
三井造船、
三菱自動車工業、
三菱電機、
メ
イテック、
明電舎、
リョービ、
LIXIL、
広島県庁
コース
鹿島建設、
清水建設、
大成建設、
淺沼組、
北野
建設、飛島建設、不動テトラ、
日本ピーエス、
ピーエス三菱、五洋建設、若築建設、矢作建
設、
大本組、
広成建設、
中電工、
正光、
建設技術
研究所、
中央コンサルタンツ、
ニュージェック、
エース、
東洋技研コンサルタント、
JFE設計、
ウ
エスコ、
西谷技術コンサルタント、
国土交通省、
鳥取県庁、
島根県庁、
兵庫県庁、
滋賀県庁、
長
崎県庁、
鳥取市役所、
広島市役所、
岡山市役
所、
静岡市役所、
大津市役所、
倉敷市役所、
福
山市役所、
神戸市役所、
米子ガス
機械宇宙工学
機械工学
応用数理工学
コース
日本電気、凸版印刷、
日立健機、三菱電機、
キャノ
ン、
シャープ、
スズキ、
トヨタ自動車、
日本IBM、
日
本原子力研究開発機構、
日本電産、富士通、
マツ
ダ、
三菱重工、
京セラミタ、
コベルコ建機、
ケイズ、
ユニバーサル造船、教員(数学)、川重冷熱工業、
三洋電機、
大日本印刷、
大日本スクリーン製造、
東
芝インフォメーションシステムズ、
日本製鋼所、
日
立産機システム、
日立マクセル、
富士通アドバンス
トソルーションズ、
富士通ゼネラル、
NTN、
NOK、
日本セラミック、
カワサキプレシジョンマシナリ、
東
芝プラントシステム、JR西日本、
アイシンエイダ
ブリュ、
フタバ産業、
神鋼環境ソルーションズ
化学・生物応用工学
コース
住友電装、松村石油、
日の丸産業、
日本化学工
業、
新東工業、
丸五、
日本エイアンドエル、
ダイワ
ポリテック、
イナバゴム、
ヤマウチ、共栄社化学、
丸栄日産、気高電機、湖北工業、十川ゴム、
ビプ
レ、
ケミプロ化成、
協友アグリ、
東レファインケミ
カル、
国立印刷局、
カネカ、
ユニチカ、
関東電化工
業、
日動電工、三洋電機、三徳、
アドバンテージ・
サイエンス、
片山製薬所、
尾池工業、
大東電材、
日
本圧着端子製造、
住化カラー、
一方社油脂工業、
本荘ケミカル、
アマデラスホールディングス、
共
栄社化学、
FDK鳥取、
ワイテック、
パナソニックエ
レクトロニックデバイスジャパン、
ショーワ、
ダイセ
ル化学工業、
太陽化学、
川研ファインケミカル
生物応用工学
コース
㈱VSN、
東西化学産業㈱、
八幡物産㈱、
大山
乳業農業協同組合、
㈱マルイ、
ソフト99コー
ポレーション、
安田町役場、
キャノンソフトウエ
ア㈱、
京都府教育委員会、
㈱JMS、
㈱ハイテッ
ク、
日本パーカーライジング㈱
理系出身者と文 系出身者の年 収 比較
知能情報工学
土木工学
コース
鹿島建設、
大成建設、
戸田建設、
銭高組、
奥村
組、
熊谷組、
五洋建設、
三井住友建設、
川崎重
工業、
大鉄工業、
前田道路、
不動テトラ、
大豊建
設、
矢作建設、
ライト工業、
旭化成住宅建設、
エ
イト日本技術開発、建設技術研究所、
ニュー
ジェック、
共和設計、
長大、
中央開発、
JR東海コ
ンサルタンツ、
ウエスコ、
中央コンサルタンツ、
東亜非破壊検査、
国土交通省、
水資源機構、
鳥
取県庁、
岡山県庁、
神戸市役所、
福井市役所、
JR西日本
900万円
800万円
800万円
700万円
700万円
600万円
600万円
300万円
文系国立出身者
理系非国立出身者
30歳
論文執筆者
35歳
40歳
浦坂 純子
45歳
50歳
(同志社大学社会学部) 55歳
西村 和雄
60歳
社会経営工学
NECシステムテクノロジー、
日立ソリューション
ズ、
富士通エフ・アイ・ピー、
三菱電機コントロー
ルソフトウェア、
ハイエレコン、
LASSIC、
ライテッ
ク、
アイシン・エィ・ダブリュ、
デンソーテクノ、
トヨ
タテクニカルディベロップメント、
小松製作所、
東
芝、西川ゴム工業、冨士ベークライト、本田技研
工業、
日本上下水道設計、
オリエンタルコンサル
タンツ、
日水コン、
日本工営、三井共同建設コン
サルタント、
八千代エンジニアリング、
三菱UFJ
リサーチ&コンサルティング、竹中工務店、
日本
国土開発、東亜建設工業、
フジタ、不動テトラ、
JR西日本、
JR東日本、
ヤマト運輸、
国土交通省、
広島県庁、
鳥取県庁、
米子市役所、
射水市役所
One P
oint
Colum
n
−JHPS データに基づく分 析 結果−
900万円
400万円
電気電子工学
キヤノン、
鳥居発条製作所、
太陽精機、
太平洋
セメント、
三菱電機ビルテクノサービス、
ノーリ
ツ、
ジャトコ、
川崎重工、
三菱電機特機システ
ム、
ホシデン、
NTTファシリティーズ、
コンテッ
ク、
中電工、
中電プラント、
富士通アドバンスト
エンジニアリング、
日立造船、
キヤノンマシナ
リー、
双葉電機、
エルム、
三菱電機、
東芝、
マツ
ダ、
日立製作所、太陽誘電モバイルテクノロ
ジー、
パイオニア精工、
ジェイテック、
ニッポ電
機、
パナソニックプロダクションテクノロジー、
三菱電機プラントエンジニアリング、
三菱電機
エンジニアリング
社会基盤工学
■大学院修了者を含めた場合
理系国立出身者
応用数理工学科
トヨタコミュニケーションシステム、
菱友システ
ム技術、
ケイズ、
リンクレア、
鳥取銀行、
今治造
船、
川重冷熱工業、
常石造船、
新日鉄ソリュー
ション、
新明和、
日産自動車、
日本電産、
マツダ、
三菱重工、
日本セラミック、
トヨタ紡織、
三菱自
動車エンジニアリング、
リコーソフトウェア、
JFE電制、NECネッツエスアイ、NSKワー
ナー、
富士通テンテクノロジ、
ダイキン空調中
国、
タダノ、
山陰合同銀行、
アイシン精機
コース
■学部卒業者のみの場合
500万円
日立中国ソリューションズ、
大地農園、
日本メジ
フィジックス、
朝日アルミニウム、
明治製作所、
ファニーワーク、
島根県赤十字血液センター、
京セラ、
NHK鳥取放送局、
海上保安庁、
日亜化
学工業、
中部キレスト、
菱電化成、
鶴池CAFE
れんが館、
ハニーズ、
御国色素、
但馬ティエス
ケイ、
デービー精工、
ダイナム、
おかやま信用
金庫、
カイゲン、
鳥取ビブラコースティック、
日
本エクスラン工業、
帝国電機製作所、
三京化
成、
住友金属プラント
情報エレクトロニクス
三菱電機、NTT、新明和ソフトテクノロジ、富士通、ケイ
ズ、
ソフトウェア・サービス、ユー・エス・イー、小松電機産
業、シンフォーム、日本セラミック、公務員、メイテック、
LASSIC、小林製薬、日立インスファーマ、中央情報シス
テム、
ソフトバンクグループ、関西システムソリューション
ズ、山陽特殊製鋼、
ソフィア、デンソークリエイト、アマダ、
京セラ、出雲村田製作所、日立製作所、富士通中国シス
テムズ、NECシステムテクノロジ、グローリー、鳥取ス
ター電機、神鋼エンジニアリング&メンテナンス、
メルコ
・パワーシステムズ、日立ソリューションズ、アクシス、中
国電力、NTTデータ、デンソー、神戸製鋼所、富士通テ
ン、京セラミタ、
リコーソフトウェア、東芝、東芝テック
専攻
応用化学
物質工学科
アイシン・エイ・ダブリュ、
西菱エンジニアリン
グ、
四電エンジニアリング、
エレコム、
三木特種
製紙、
スズキ、
京セラミタ、
協和エクシオ、
西部
電気建設、
徳島大学生協、
JR西日本、
富士通
中 部システムズ、湊 商 事 、関 西 電 力、
ファミ
リー、
トラスト・テック、
四国通商、
ダイヤモンド電
機、
ケイ・オプティコム、
西芝電機、
中菱エンジ
ニアリング、
高田工業所、
メルコ・パワー・システ
ムズ、新日本工機、三共技研工業、
エスアイ
シー、
伝習館
社会開発システム工学科
土木工学科
アンドールシステムズ㈱、
イオンリテール㈱、
ヤング開発㈱、山陽マルナカ、天野実業㈱、
㈱リーベックス大江の郷自然牧場、
㈱北洋本
多フーズ、
㈱共楽堂、
日新化学研究所、
㈱籠谷、
㈱コーワテクノサーチ
コース
電気電子工学科
日立システムズ、ヒロケイ、大日本通信工業、テクノセブ
ン、倉吉信用金庫、エヌ・ティ・ティネオメイト、セントラル
情報サービス、伝習館、プライマリー、社会福祉法人清和
園、イオン、VSN、三菱電機エンジニアリング、TIS、広島
県北部農業共済組合、ミウ、大建コンサルタント、経営情
報センター、メイテック、テクノプロジェクト、グローリー、
富士通北陸システムズ、富士通ネットワークソリューショ
ンズ、ヤフー、日本電子計算、ケイズ、ノジマ、鳥取スター
電機、公務員、コナミデジタルエンタテイメント、新明和
ソフトテクノロジ、きんでん、アクシス、JR東海、リコーIT
ワン
ポイ
コラ ント
ム
500万円
理系国立出身者
400万円
300万円
(京都大学経済研究所・経済産業研究所) 文系国立出身者
理系非国立出身者
30歳
平田 純一
35歳
40歳
45歳
(立命館アジア太平洋大学国際経営学部) 50歳
55歳
60歳
八木 匡
(同志社大学経済学部)
5
SUPER
TEACHER
スーパー・ティーチャー
「 車 」と「 歯 車 」づくり 。基 本 は似 て い るんで す 。
大学院修士課程修了後、就職した先はトヨタ自動車。7か月にわ
たる新入社員研 修を受けたのち配 属されたのが 車体 の設 計 部門
だった。
当時、大きなテーマになっていたのが車の衝突時での安全対策。
乗り心地もさることながら人命を守る車づくりへ向けた新たな発想
が求められた。
「衝突時にエンジンが収まるフロント部分で衝撃を吸
2 0 0 0 年 由来 の
「 歯 車 」学 の 先 端で
発 想 が 回り続 ける 。
収して車室内へのダメージをどう減らすかとか、脱出や救出しやすい
ドアの構造を考えていました。車 種をモデルチェンジしていくなか
で、試作しては衝突実験を繰り返しましたよ」と宮近幸逸教授。その
実験過程で得られる知見がのちのち優れた技術に結びついていく。
「実験は嘘をつかない。失敗は隠せない。会社に四六時中いて、みん
なで支え合う雰囲気がありましたね。いわばチーム力です。あのとき
の経験が今の私の資源になっていると思います」と振り返る。
5 年後、車づくりにやっと本腰が入ったころ、恩師の誘いを受けて
後ろ髪引かれる思いで古巣の鳥取大学へ。研究と、後進への教育に
身を投じる決心をした。専門は機械工学。そのなかでも、扱ってきた
「車づくり」とは少し肌合いの違う「歯車づくり」を研究し、現在、身
を置く「信頼性・設計工学研究室」は教授いわく「別名、歯車研究室
と呼ばれている」と笑う。車と歯車。その違いはあるにしても教授は
「車体設計は幾 何学です。歯車もまた、噛み合いの幾 何学。基本は
似ているんです」と話す。
叡 智 の 作用を 未 来 に伝 える駆 動 力に 終 わりは な い 。
歯車の歴史は古い。世界最古の歯車で有名なのは今から約2100
年前の紀元前に製作されたという「アンティキティラ島の機械」。古
代ギリシャの歯車式機械で天体運行の計算機と考えられている。以
後、歯車は人類の文明にとって欠かせない役割を担ってきた。大型
の機械から時計などの精密機械まで。
機械の一部分を構成する歯車は回転して何かを動かす動力を伝
達しているが、ひとたび壊れると機械全体に大きな支障が出る。そこ
で教授が取り組んでいるのが歯車の高強度化や軽量化の研究。耐
久性や小型化の向上には欠かせない要素だ。とりわけ強い応力が発
生する(大きな力を受け止めたり伝達する力作用が加わる)歯車表
面の硬化層をつくるため、鋼材の最適な高周波焼入れ(熱処理)な
どの条件を探索。さらに、その実 験 過程で得られるデータをもとに
熱処理シミュレータの開発やアコースティックエミッション(超音波)
技術を用いた歯車など機械要素の故障予知・監視法に関する研究
も行っている。
無念無想 明鏡止水。剣道に親しむ。
「“歯車はすでに完成してい
る”とか“先端ではない”という結論はありません。今でも動き続け
ている歯車のメンテナンスや、これからも必要とされる歯車に向け、
歯車学の“先端”には終わりがないんです」。
大学院工学研究科機械宇 宙 工 学 専 攻 教 授
宮近 幸逸
6
Profile
1953年兵庫県生まれ。77年、鳥取大学大学院工学研究科修士課程修了後、
ト
ヨタ自動車工業㈱入社。82年、鳥取大学講師。90年、京都大学大学院博士課程
(工学)修了。日本機械学会フェロー。学生時代から剣道に打ち込む。
「大学では学
K O I T S U M I YA C H I K A
問だけでなくスポーツなどで心身も鍛えてほしい。それはきっと一生の宝ものになるは
http://www.mech.tottori-u.ac.jp/sekkei/
ず」
と
“熱いうちの鉄”ならぬ、可能性を秘めた学生の成長と未来を期待している。
水 の 流 れ が、人々にもたらすもの へ の 問 い か け 。
私たちの飲料水や生活用水はどこからくるのだろう。その動脈に
は河川や地下水脈などが欠かせない。
なぜ河川や水路にいつも水が流れているの?……と、あらためて考
えてみる。
「それが当たり前だから」というのはもっともなことだが、
実は不思議なことでもある。そんな素朴な疑問に「空から雨や雪が降
SUPER
TEACHER
スーパー・ティーチャー
るから」と答えたとしよう。そう、水は空から降ってくる。でも次から
が本当の問題だ。空から降ってきた水は海に向かうけれども、その
過程でさまざまな経路を辿ることになる。飲んだ水が体内のさまざま
な経路をたどって排泄されるまでの「過程」と似ているかもしれない。
檜谷治教授の専攻は裾野の広い土木分野の中の河川・湖沼工学。
ただ「もともとは流体 力学を学んだのが 始まり」という。
「流体」と
いっても液体もあれば気体、固体もある。教授はそのうち特に水の
動きと、それにともなう多様な作用、影響を研究している。とりわけ
水が流れる河川やその周辺環境の動態をにらみ、主に「治水」の観
点から謎の「流体」を見続けてきた。
「いまの日本の河川は世界的に見れば特殊なんです。
(地勢や気象条
件があって)氾濫流が 多い。でも川の恩恵によって人が 暮らしてき
た。だから治水・利水のため江戸時代以後、人工的な河川改修が多
く加えられてきた。人の手が加わっていない原始の河川は現在では
ほとんどないでしょう」。
「環 境」の 観 点 から、治・利 水 の 歴 史を 未 来 につな げよう 。
川がなければ、つまり水がなければ人の生活は営めない。治水の
始まりは「防災とか居場所を守る」ことから始まり、同時に「利水」
(理
水)の重要さが進展している。利水が機能しなければ、これまた人々
の生活は脅かされる。農業の灌漑 用水が典型例だ。水力発電も利
水。これらは人工的に営まれてきた。
河川は上流からいろいろなものを下流に運び込む。土砂も流し、
河床に溜まる。すると、水位も上がり氾濫危険が高まったりもする。
だから河床の堆積物(土砂など)の流体も見逃さない。そこで起こる
いろいろな現象を注意深く観察していく。
教授はいま「もう一度、河川が辿ってきた歴史を学ぶことの必要
性を感じている」という。河川がどう変化してきて、これからどう変
化するのか。地域の信仰の在り処となる神社がなぜ水害を避けよう
と石段を登った高いところにあるのかなど、水をめぐる思考は工学
だけではなく文化科学にまで発展する要素がある。
1997(平成9)年、国の河川法が改正された。従来の「治水」
「利水」
の他に、河川における多様な生物の生息・生育、風土・文化の視点
から「環境」に配慮した未来に受け渡すべき新しい河川のあり方の
方針が導入されている。
上流から流れてくるものだけではない。下流から遡上してくる生き
物(ウナギやアユ、サケ、マスなど)や津 波の現 象もある。水は、た
だの一方通行の流れではくくれない。不可思議に満ちていて、それに
生き物として発 想 する
「 土 木 」について
利 水( 理 水 )から学 ぶ 。
ともなうさまざまな作用状況に教授は関心を寄せている。
「理水」について…取材時の先生のお話の中で、今後の視点として単なる治水や利水にと
どまらず、生物や風土、文化などを含む環境に配慮した視点を大切にしていく必要性を訴
えていらっしゃったのが印象的だったので、それを端的に表現する言葉=
「理水」という造
語にその意味を込めています。
Profile
1959年島根県生まれ。工学博士。81年、鳥取大学工学部土木工学科を卒業
後、同大大学院工学研究科修士課程(土木工学専攻)修了。河川・土砂災害、
土砂移動や河床変動、湖沼での水環境評価などをテーマとする河川・湖沼工学
が専門分野。鳥取県の防災顧問、河川委員会会長ほか、国、自治体の審議会等
の委員も務め、専門の立場から社会貢献を考えている。
大 学 院 工 学 研 究 科 社 会 基 盤 工 学 専攻 教授
檜谷 治
OSAMU HINOKIDANI
http://www.cv.tottori-u.ac.jp/suikou/index.html
7
http://www.mech.tottori-u.ac.jp/
M e c h a n i c a l E ngineering
機械工学科
「人と環境にやさしい機械の創出」を常に念頭において、
産業界で活躍する人材の育成と社会に貢献する研究開発を行っています。
教育の特色
◎機械工学は自動車、鉄道、船舶などの交通機械をはじめ家電製品、ロボット、建
設機械さらには航空宇宙機器やこれらを作り出す工作機械などの製造に必要な
ものづくりの根幹技術分野です。
◎機械工学科では、学生が機械の開発、製造と維持に必要な材料、設計、生産、制
御、熱流体、実験技術などに関する基礎知識を習得できるよう、36の基礎科目
期待できる
進路
と74の専門科目を提供して教育しています。
機械工学はものづくりの基本であり、
卒業生は重工業、自動車産業、電気産
業、工作機械産業を中心に材料や化学
分野にわたるあらゆる製造業に就職
◎カリキュラムには「実践プロジェクト」というユニークな科目もあり、学生が企業
し、活躍しています。約70名の卒業生
に出向いて企業活動の中から課題を発掘し、教員の助言の下、自ら解析、実験、
に対して、毎年400件を越える求人が
討議を経て問題解決を進めるプログラムで、問題発見・解決能力、コミュニケー
寄せられ、就職率はほぼ100%です。
ション能力、主体性などが身につきます。
◎学 生は、学 科 横 断 のダビンチプロジェクトや学 生 の自主 的プロジェクト活 動
(フォーミュラプロジェクト、ロボットコンテストなど)の中心メンバーとして活躍
し、全国大会にも参加して機械システムを作るおもしろさを体験しています。
取得できる
資格
甲種消防設備士*2
自動車整備管理者*1*2
1級・2級建築機械施工技士*1*2
《 機械工学科の研究例 》
信頼性・
設計工学
ロボメカ
建設設備士*1*2
海上自衛隊技術幹部*1*2
材料工学
高等学校教諭1種(工業)
材 料
デザイン
精密生産
工学
機械力学・
メカトロニクス
高周波焼入れ(部品表面を
硬くして耐摩耗性向上)
ボイラー・タービン主任技術者1種*1・2種*1
3級自動車整備士*1*2
研究の魅力
工具経路の自動生成
《取得免許状・資格(受験資格含む)》
中学校教諭1種(技術)
押出し成形されたBi2Te3 系
熱電材料の縦断面EBSD像
固体力学
*1 要実務経験 *2 受験資格
機械工学科
4分野8研究室
制御・
ロボティクス
熱エネルギー
工学
流体工学
熱流体
柔軟宇宙構造物の“しわ現象”の
数値シミュレーション
他
その
機械工学科では、新入生へのオリエ
ンテーション(4月)、新 入 生・教 員
懇 親 会(5月)、研 究 室 対 抗 ソフト
ボー ル大 会(5月)、大 学 祭にお け
る保護者懇談会・研究室見学会(9月)、卒業研
究優秀発表表彰などを毎年実施し、学生の充実
機械装置の異常予兆検知
のための振動加速度測定
ロボットの
フォーメーション制御
大気再突入模擬実験用
アークプラズマ風洞
ディーゼル噴霧の
微粒化挙動
した大学生活をサポートしています。
在学生からのメッセージ
中 嶋 慎 太 郎
機械 工 学 科 4 年
20 1 0 年 度 入 学
[ 兵庫県立 姫 路 飾 西 高 等 学 校 卒 ]
8
機械工学科では、普段何気なく見かける機械の原
力し、製品の企画から実用化までの流れを体験する
理や構造などを学んでいます。今まで高校で勉強し
『実践プロジェクト』があるのも機械工学科ならでは
てきた物理、数学といった科目をより深く学び、基礎
です。興味のある人には素晴らしい経験になることは
知識をしっかり身につけ、それらの知識を発展させて
間違いないでしょう。
専門分野の勉強へと入っていきます。
しかし大学は勉強ばかりではありません。部活や
講義は授業だけではなく、実際に装置を使った実
サ ークルを楽しむもよし。夏 は海 水 浴、冬 はウィン
験を行い、さまざまな現象を自分の目で確かめなが
タースポーツを楽しむのもよし。長期休暇を使って
ら理解していくことができます。ディーゼルエンジン
友達と旅行をしたり、留学して新たな自分を発見する
の分解・組立を行い、普段目にすることのない機械
のもいいでしょう。
の内部構造を知ることができ、また、ソフトを使いパ
大学生活は勉強と遊びの両立ができ、あとは好奇
ソコンで製品の3D設計を行い、モノを作る楽しさや
心があればでいくらでも充実したものになります。何
喜びを味わうこともできます。さらに企業と先生と協
事も経験なので、どんどんトライして行きましょう。
http://www.ike.tottori-u.ac.jp/
In fo rmat i o n and K nowled ge E ngineerin g
知能情報工学科
高度情報化社会の先頭に立って活躍できる人材を育成することを目指して
教育・研究を行っています。
教育の特色
情報化社会が直面する問題を解決できる能力の育成を目標として
・計算機を用いた知的システムの構築
・計算機の高性能化
期待できる
・計算機の高度利用技術
に関する教育を行っています。充実した計算機環境を使って、最先端の技術を
進路
知能情報工学科の卒業生は情報技術
にかかわるIT企業を始めとして、電機
機器産業や製造業一般に就職してい
ます。多くの先輩が富士通、NTT、リ
磨くことができます。
コー、三 菱、JFE等 の 大 手 企 業とそ
の関連会社で活躍しています。
取得できる
資格
研究の魅力
《取得免許状》
高等学校教諭第1種(情報、工業)を
所定の科目を履修することにより取
得できます。
主な研究テーマとして次のようなものがあります。
1.生活支援ロボットの研究開発
2.ノウハウ融合型制御系の実現
3.情報通信ネットワークシステム
他
その
4.機械翻訳のための自然言語処理
5.複雑系の研究
地元企業との共同研究の積極的な
受け入れを通して地元社会との密
接な関係を持っています。
また、他大学の学生と共に学生シン
ポジウムを開いての研究交流や、アジア、アメリ
6.バイオインフォマティクス
カ、ヨーロッパの大学と一緒に研究することもあ
7.マルチメディア信号処理とそのハードウエア実現
ります。皆さんのフレッシュな感性を生かせる場
情報工学は時代の先端を切り開く将来性豊かな分野です。
を多く見つけることができ、あなた次第でいろい
ろなことに挑戦が可能です。
卒 業 生 の 約60%は大 学 院に進 学します。近 年
の就職先を産業分類別でみると、情報通信業が
約45%で 最 も 多く、製 造 業 約12%、専 門・技
術 サ ービス業 約11%、公 務 員 約8%と続きま
す。この他、卸売業、運輸業、建設業、金融業な
どに就職する卒業生もいます。
在学生からのメッセージ
柏 木 多 恵
知能 情 報 工 学 科 4 年
2010年度入学
[ 兵庫県 立 明 石 清 水 高 等 学 校 卒 ]
コンピュータがない場所がないというぐらい世の
す。私たちはその進化に対応していかなければなり
中はコンピュータで溢れています。携帯電話やパソ
ません。知能情報工学科でその基礎を学び、応用力
コンなど、私達の日常生活にコンピュータは欠かせ
を身につけます。
ないものとなりました。
私は大学生になるまでパソコンに触ることのない
知能情報工学科では1、2年生でプログラミングの
生活をしてきました。プログラムって何というところ
他に基礎となる数学や物理を学び、3年生でより専
からスタートしました。しかし安心して下さい。0から
門的な分野を学んでいきます。この3年間は演習や
のスタートでも授業を聞いていれば理解することが
実験を通して実際に様々なプログラムを書くことが
出来ます。
出来ます。分からなくても質問すれば、先生方や先輩
大学生は自分の時間を多く持つことが出来ます。
が教えてくれます。
その時間をどう使うかは自分しだいです。充実した大
コンピュータの世界は進化し続けます。今学んだこ
学生生活を知能情報工学科で過ごしませんか。
とも数年たてば過去のものとなることも多くありま
9
http://www.ele.tottori-u.ac.jp/ele_home.html
E l e c t ri c a l a n d E lec tronic E ngineerin g
電気電子工学科
「未来の、人に使いやすく環境にもやさしい、電力、電気機器、電子デバイス、
情報技術、通信技術の創出」を目指して、教育・研究を行っています。
教育の特色
最先端の通信技術、次世代電力、ロボットから家電、携帯機器、そして次世代半導
体に至るあらゆる電気電子・装置の研究、開発、設計、製造、試験、運用に必要な
基礎を学びます。
「総合演習(談話会)」というユニークな科目では、学生が自分で研究課題論文を
選択し、自ら発表要旨や発表用資料(パワーポイント)を作成します。さながら企
期待できる
進路
電気電子工学は半導体、コンピュー
タからエネルギー、環境にわたる“も
のづくり”の基礎を支えており、様々
業内発表や学会発表、国際会議発表を模擬したもので,全教員と学生が討論しま
な分野でその応用能力が必要とされ
す。課題について担当教員と議論を重ね、研究者や技術者になるための総合的な
ています。卒業生は電気電子情報通信産業はもと
スキルを育てます。
より重工業、自動車、機械、医療、材料や化学まで
あらゆる分野に就職しています。多くの先輩が研
究、開発などの最先端の現場で活躍しています。
研究の魅力
ユニークな研究として、以下のようなものがあります。
・次世代半導体、発光体、磁性体、太陽電池の研究
取得できる
資格
・高速・多重情報通信や高性能光電子通信素子の研究
《取得免許状・資格(受験資格含む)》
JABEE(日本技術者教育認定機構)
認定学科(修習技術者資格付与)
電気主任技術者*1*2(実務経験で取得可)
・次世代コンピュータビジョンや移動ロボットの研究
技術士*1*2(要技術士補)
・技術士補*3
・3D映像用符号化や生体認証の研究
高等学校教諭1種(工業)
・3次元の立体像を魚眼視で認識する知的自動車の研究
第2種電気工事士(筆記試験免除)
・静電気を応用した農薬散布量を減少させる研究
*1 要実務経験 *2 受験資格
*3 JABEE認定学科により同等資格と認定
新電子材料の開発
知的自動車の開発
他
その
電気電子工学科の学生は、学生パ
ソコン支援チームを主導し、ロボコ
ンサークルの創立の中心メンバーと
して全国大会進出をリードしてきま
した。また、学科にはものづくりや回路設計実験
プロジェクトなどがあります。モノづくり主体のプ
コンピュータビジョンの開発
ロジェクトで自ら選択・設計・製作・解析・実験、
討議を主体的に行い、問題解決を進めるもので、
問題発見・解決能力・コミュニケーション能力・
報告能力・発表能力が楽しく身に付きます。
在学生からのメッセージ
光 本 怜 司
電 気電 子 工 学 科 4 年
2010年度入学
[岡山 県 立 勝 山 高 等 学 校 卒 ]
10
私が電気電子工学科に入るきっかけとなったのは、高校時
中にわからないことがあったとしても教授に質問すると、丁
代に数学や物理の内容が好きだったというものです。高校時
寧に教えてくれるので、
しっかりついていくことができます。
代は大学の講義というものはイメージしにくく、いくら自分の
また、電気電子工学科は電気のことだけを学ぶわけでは
得意分野であっても内容についていけるかがとても不安
なく、電気に関連した材料分野や情報分野、さらに演算分野
だったのを覚えています。大学では専門的な内容にいきなり
と、さまざまな分野を学ぶことができます。そのため、いろん
入るのではなく、専門知識に必要な数学や物理などの基礎
な講義を受けていると、自分の興味ある分野を発見すること
を学び、そして電気の専門分野に徐々に入っていく、という
ができます。さらに専門分野も幅広いので、自分の将来の選
感じです。大学での講義は高校時代の、ただ問題を解くとい
択肢も増え、今後の進路を決めやすいと思います。
うものではなく、原理や理論を主に学んでいます。高校で原
生活面では勉強や趣味などにメリハリをつけることで、時
理はわからないけれど公式を当てはめて解いていた問題も、
間的な余裕も作れます。そうすることで、自由な時間を活か
なぜそうなるのか、という理由を考えながら解くので、今まで
し、部活やサークル活動を通し、いろいろな人と交流でき、人
苦手であった分野も学び直すことができました。さらに講義
として成長し、自分を磨くことができると思います。
http://www.chem.tottori-u.ac.jp/index_j.htm
M ate ri a l s Sci ence
物質工学科
「物質」の性質を「化学的」に解明し、
「環境と調和」した
21世紀社会にふさわしい技術を生み出せる研究者と技術者を養成します。
教育の特色
物質工学科では、その目標に「21世紀の工業の中心として期待されている「化学」
に関し、基礎的かつ総合的な教育と最先端研究を通して、創造性豊かな人材養成
をすること」をかかげており、物理化学・無機化学・有機化学という「化学技術者
として生きるための糧となる学問」を幅広く学ぶことが可能です。
期待できる
進路
「化学」は数学や物理とならぶ基幹的
な学問ですから、流行に左右される
ことなく生涯にわたって生かすこと
ができます。そのため、産業界にお
ける化学分野の学生の求人は安定し
研究の魅力
て好調であり、この傾向は今後も続
くことが確実視されています。また、
環境問題やエネルギー問題を考えながら、
学部卒業生の約60%が大学院へ進
以下のような研究を行っています。
学し、修士の学位を取得した後に化
・鳥取の恵みから人々の幸福を促す製品
の開発。
・人類の暮らしを豊かにする、安全で新し
い有機化合物の設計と合成手法の開発。
・固体表面での原子の働きの解明と、環
境、資 源、エネルギー 問 題を解 決する
優れた触媒の設計。
・現在および将来のエネルギーを支える
2次電池、太陽電池、燃 料 電 池 材 料 の
合成や開発。
・金属や酸化物などの無機材料を用いた
リチウムや水素の貯蔵材料の創製と化
学電池への応用。
学系の技術分野で活躍しています。
取得できる
資格
《取得免許状・資格(受験資格含む)》
毒物劇物取扱責任者*1
甲種危険物取扱者*2
高等学校教諭1種(理科、工業)
中学校教諭1種(理科)
*1 要実務経験 *2 受験資格
他
その
3年次に授業の一環として貸切バス
で化学系企業の事業所見学を行い
ます。ここ数年は日本触媒(姫路)、
三菱化学(倉敷、坂出)、旭化成(倉
敷)、ダイセル(姫路)などの研究所
を訪れました。
先端の研究を企業で行っている研
究者、製造や人事に携わる方から化
学 系 企 業で働くことについての講
演を聴くなどをします。
在学生からのメッセージ
物質工学科では、主に化学について学びます。
「化
西 野 将 司
物質工学科4年
2010年度入学
[岡山 県 立 倉 敷 青 陵 高 等 学 校 卒 ]
の学科で勉強することによって、物質の構造や性質、
学」といっても、有機化学・無機化学・物理化学・環
合成方法など今まで知らなかったまったく新しい分野
境化学など様々な分野があります。大学では高校と
での知識を得ることができました。これからも勉強を
違い、より専門的で興味深い話を聞くことができま
続けて自分の可能性を広げていきたいと思っていま
す。1年次では数学や物理など基礎科目の授業が多
す。1年次では特にやりたいこと、研究してみたいこ
いですが、2年次からはこの1年次の授業が基礎と
となどは決まってはいませんでしたが、この学科で勉
なって本格的に専門科目を学ぶようになります。また、
強していくにつれて考えがまとまってきました。4年
この学科では英語の力も重要なので英語の授業も多
次では自分の興味がある分野を深く研究したいと思
くあります。さらに、授業だけでなく化学実験もたく
います。大学は自分のやりたいことを見つけるのに十
さん行います。自分の手で操作することにより、授業
分な時間があります。何でも自分が主体となって行動
だけでは理解しきれなかった内容もより深く知ること
していくことが大切だと思うので、興味のあることに
ができ、新しい発見も得ることができます。僕は、こ
どんどん挑戦して充実した大学生活を送って下さい。
11
http://www.bio.tottori-u.ac.jp/
B i ote ch n o l o gy
生物応用工学科
「地球環境から生体内(細胞内)環境までの様々な問題を解決するアイデアとリサー
チが満載の学科です。
」
をキャッチコピーとして、特色ある教育と研究に努めています。
教育の特色
生 物 工 学(バイオテクノロジー)は、
生体内で営まれる様々な化学反応を
工業的に利用する化学技術で、今世
紀にその発展が最も期待される工学
分野です。本学科では、主として微生
期待できる
進路
卒業生の皆さんは「化学工業」、
「食
品工業」、
「医薬品工業」、
「バイオテ
クノロジー産業」さらには「生物情報
物の生理機能を有用物質の生産や、
(バイオインフォマティックス)産業」
有害物質浄化などの環境保全に役立
分野の最前線で活躍をしています。
てるための基礎と応用について教育・
研究を行い、この分野での技術開発のキーパーソンとなる技術者・研究者の養成
を目標としています。
取得できる
資格
《取得免許状・資格(受験資格含む)》
上級・中級バイオ技術者*2
甲種危険物取扱者*2
技術士補*2
研究の魅力
環境計量士*2
公害防止管理者*2
ユニークな研究として、以下のようなものがあります。
毒物劇物取扱責任者*1
・応用的にインパクトのある微生物・海藻を探索し、まだ見つかっていない酵素
高等学校教諭1種(理科、工業)
の利活用を進める研究
中学校教諭1種(理科)
・アルツハイマーやパーキンソン病などの神経変性病を引き起こす蛋白質の不
溶化(アミロイド線維形成)に関する研究
*1 要実務経験 *2 受験資格
・抗がん剤などを作り出す酵素や寒暖を検知する蛋白質の「しくみ」を、蛋白質
の「かたち」から解き明かす研究
・天然から安価に得られるα−アミノ酸から、貴重な生理活性物質や新しい機能
を持ったペプチドを作り出す研究
・バイオマスを効率的に発酵可能な微生物と、それを利用した廃木材や稲藁等
からのバイオエタノールの製造に関する研究
他
その
学科の全学生・教職員を対象とした
新入生歓迎行事(通称タテコン)を
始めとして、就職支援活動「就業イ
メー ジ 形 成OB・OG講 演 会」の 開
催 など、み なさん の”やる気”を幅
広くサポートします。
在学生からのメッセージ
生物応用工学科での学習内容は主に化学と生物で
きるので、とても充実しています。また、分からない
と思われがちですが、生物の機能を理解するために
ことがあっても、先生や先輩に質問すると、優しく丁
は化学の知識が必要となるので、化学も勉強します。
寧に教えてくれ、いつでもサポートしてくれます。
私は、高校のとき、化学が苦手で好きではありません
最後に、大学は自分の意志次第で様々なことに挑
でした。しかし、大学に入り、化学を勉強していくうち
戦できます。ですから、しっかりと目標を持って充実
に「化学も面白い!」と感じるようになりました。なの
した大学生活を送って欲しいと思います。
で、化学があまり得意でなくても大学で基礎から身
安 藤 瑞 歩
生 物応 用 工 学 科 4 年
20 1 0 年 度 入 学
[鳥取県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 卒 ]
12
りますが、自分の興味のあることを深く学ぶことがで
す。学科名だけを聞くと、生物だけを勉強する学科だ
に付けることができるので、安心して下さい。
3年次からの本格的な実験では、有機合成、微生
物を用いた水質浄化、ベクターを用いた遺伝子組換
えなどの様々なことを学びます。その分、忙しくもな
http://www.cv.tottori-u.ac.jp/
Ci vi l E n g i n e ering
土木工学科
国際的基準により認定された教育プログラムで、災害に強い街づくりと
豊かな生活を実現するために活躍する土木技術者を育てています。
教育の特色
「土木」とは、私たちの暮らしを豊かで快適にする施設や地震・台風などの災害か
ら守る施設の計画・建設・管理に関する技術の総称です。教育の国際基準である
JABEEで認定された4年間の教育プログラムのもと、1年次の測量実習に始ま
り、3年次の夏季学外実習(官公庁や企業での長期の実務体験)、4年次の卒業研
究まで、現場見学会などとともに、講義に付随した多くの実験・実習・演習により
実務に即した問題解決能力を身につけます。
土木工学を学んだ多くの卒業生は、
私たちの生活の基盤づくりに関連し
た分野で活躍することになります。
特に、住 民 の 生 活に必 要な公 共 工
事の計画・発注、維持管理を行う官公庁、土木工
事に関する設計や施工を行う建設会社、公共事
業の調査・設計・施工管理を行うコンサルタント
を中心に就職しています。
期待できる
進路
《取得免許状・資格(受験資格含む)
》
・技 術 士
技 術 士*1*2(要 技 術 士 補)
補*3、1級・2級土木施工管理技士*1*2、
測量士*1・測量士補、1級・2級建築
士*1*2*4、土 木 学 会 認 定2級 技 術 者*1*2、コンク
リート技士*1*2、主任技士*1*2、ダム管理主任技術
者*1、ダム水路主任技術者1種*1・2種*1、造園施
工管理技士*1*2、高等学校教諭1種(工業)
取得できる
資格
1年次の測量実習
3年次の水理学実験
研究の魅力
主な研究対象として、以下のようなものがあります。
*1 要実務経験 *2 受験資格 *3 JABEE認定学科により同等資格と認定
*4 別途履修すべき科目あり
・各種構造物の挙動解明と解析技術
・コンクリートおよびコンクリート構造物
・河川の洪水対策や河川・ダム湖沼の水環境問題
・砂浜や海岸景観の保全、海の生態系の維持
・土と地盤と岩石
・地震災害に関連した地球探索
・人に優しい居住空間の創出
入学直後の新入生と教職員の「ふれ
あい朝食会」
、学科の全学生と教職
その
員を対象とした親睦行事「土木工学
科の集い」と「ソフトボール大会」
、卒
業生への「土木技術者教育
支援委員会ニュースの送
付」などを 通じ、卒 業 後ま
で含めた学生と教職員の
つながりを大切にします。
他
学科親睦ソフトボール大会
鉄筋コンクリート部材の載荷試験
在学生からのメッセージ
濵 田 哲 好
土木工学科3年
2011年度入学
[広 島 県 立 広 高 等 学 校 卒 ]
まず、勉強に関してですが、1年生のうちは高校で
じっくりと時間をかけてやりたいことを決めることが
学んだ数学や物理の続きのような科目が多く、応用
出来る、それがこの学科の魅力の一つだと思います。
的な難しい考え方ではなく、むしろ、高校での知識を
大学生になって一番気を付けていることはレポー
すっきり理解させてくれる、そんな授業です。2年生
ト課題がでたら出来るだけその日のうちに終わらせ
からは、徐々に土木工学の土台となる専門的科目が
るということです。レポートを早いうちに終わらせて
増えてきます。これらの 授 業は、基 本でつながりを
いると、わからないところを先生に聞きに行くことも
持っていることが多く、一つ理解すればほかの科目も
できるし、気兼ねなく遊ぶこともできるからです。や
分かるようになるので理解しやすいと思います。
ることをやって思い切り羽を伸ばす、これが私の思う
鳥取大学の土木工学科では、土木関係への道だけ
一番楽しめる方法です。
でなく、特定の科目の単位を取って建築士を目指す
皆さんも土木工学科に入って楽しいキャンパスラ
道も選択できます。研究室への配属は3年生後期か
イフを送ってください。
らなので大学に入ってからも考える時間があります。
13
http://www.sse.tottori-u.ac.jp/
S o c i a l Sys te ms E ngineering
社会開発システム
工学科
みんなのしあわせを支える
「新しい社会技術者」
を育てる教育・研究を行っています。
教育の特色
安全で安心な生活を支える社会システ
ムの 企 画・設 計・運 用ができる人 材を
育てるのが本学科の目的です。本学科
ン、製品開発・技術の品質マネジメン
進路
術者教育認定機構)による厳正な審査
を受け、経営工学関連分野として国際
トなど多様な分野で活躍しています。
IT・通信・ソフトウェア
金融・サービス
コンサルタント
情報ネットワーク
銀行
建設・運輸
システムエンジニア
地域・社会
ソフトウェア/ハードウェアの信頼性モデル
就職先例
「生産・情報システムの計画・管理」
「社
職 種
水準に合致した技術者教育プログラム
であることが保証されています。
社会のプランニング、地域のデザイ
期待できる
の教育プログラムは、JABEE(日本技
会基盤の設計」
「システムの分析技術」
に加え、工学の学問体系にとらわれな
メーカー
電気・機器
証券
食品、
自動車
官公庁・シンクタンク プロジェクトマネジャ
商社
プラント設計
西日本旅客鉃道
NTTデータ
山陰合同銀行
国土交通省
全日空システム企画
鳥取銀行
本田技研工業
県庁・市役所
日立システムアンドサービス
新光証券
オムロン
三菱UFJ総研
三菱電機コントロールソフトウェア
日本郵政
パナソニック電工
建設技術研究所
リコーソフトウェア
りそな銀行
トヨタ
東芝
い学問横断的なカリキュラムを学び、文
理にわたる幅広い知識に基づいた課題
取得できる
解決能力を養うことができます。
資格
地域の避難行動シミュレーション
《取得免許状・資格(受験資格含む)》
JABEE(日本技術者教育認定機構)
認定学科(修習技術者資格付与)、
・技 術 士
技 術 士*1*2(要 技 術 士 補)
補 、1級・2級施工管理(土木施工、建築施工、
*3
造園施工など)技士*1*2、土木学会認定2級技術
者*2、高等学校教諭1種(工業)、品質管理(QC)
研究の魅力
検定2級・3級
以下のテーマのもとに,様々な分野で
*1 要実務経験 *2 受験資格 *3 JABEE認定学科により同等資格と認定
活躍している多彩な教員スタッフが「欲
張りな学び」をサポートしています。
・高品質な情報システムの実現 他
その
・不確実な環境下での意思決定
・持続可能な地域づくり
地方都市の社会システムの計画
・地域・都市問題を解決する
社 会から要 求される国 際コミュニ
ケーシン力を育むために、カナダ・
ウォータールー大学や韓国・江原大
学校との交換留学などを積極的に
推進しています。また、過疎集落での聞き取り調
・地域のハード防災とソフト防災を考える
査や湖山池での環境調査などフィールドワーク
・安心な暮らしと環境の両立をめざして
にもとづいた実践教育の場を用意しています。
在学生からのメッセージ
社会開発システム工学科では、情報・公共・環境・
ケーション力やプレゼンテーション力も養うことがで
経営・防災などの分野について学びます。このような
き、社会に出たときに実際に役に立つ勉強ができま
「社会システム」について学ぶことができる学科は全国
す。身の回りの問題を様々な視点で分析したり、幅広
的にもめずらしく、同じ工学部の中でもいろいろなこと
藤 田 祐 貴
社会開発システム工学科4年
2010年度入学
[島根 県 立 大 社 高 等 学 校 卒 ]
14
い分野を学びたい人にお勧めの学科です。
を幅広く学ぶことができるといった特徴があります。
大学生活では、アルバイトやサークル活動、趣味な
また、座学の講義だけでなく、
「社会開発システム
どに使える時間が多くあり、充実した生活を送ること
工学総論」や「社会開発工学実験」などの科目では、
ができると思います。また、僕はサッカーサークルの
グループで問題解決したいテーマを一つ選定し、そ
代表を務め、そこから学ぶことも多くあり、とても良
のテーマに関するデータを収集し、数学的な統計解
い経験ができました。残りの大学生活も充実させよ
析で分析を行い、その評価結果や提言などを受講生
うと思っているところです。
や教員の前でプレゼンテーションするという実践的な
講 義 も あります。これらの 講 義を通じて、コミュニ
http://www.damp.tottori-u.ac.jp/index_j.html
App l i e d M at hem at ics and Physics
応用数理工学科
数学や物理の知識を駆使して最先端の技術に挑む
教育の特色
機械分野から新素材開発に至る広範囲な物理系工学分野における人材を養成し
ます。カリキュラムは大きくわけて、数学系・物理系・計算科学(コンピュータ応用)
系科目に分けられます。さらに未来の技術革新に向けて、異分野を統合できる柔
軟な思考能力とコミュニケーション能力を備えた人材を育成します。
期待できる
進路
数学・物理学を応用することはすべ
ての科学・工学の基礎であり、無限
のチャンスがあります。卒 業 生は、
機械・電気などの「ハードウェア系」
からコンピュー タシステムなどの
研究の魅力
「ソフトウェア系」まで、広い範囲で
活躍しています。
例として以下があります。
・性 能 が 高く、低コストでもある小
型 垂 直 軸 風 車 の 実 用 化 を目 指し
取得できる
た研究
資格
・渦や波を数 式であらわし、流れ パ
ターンの複雑化を解明する研究
・顕 微 鏡 下に 見 える 微 生 物 運 動 を
他
する研究
その
・情 報 機 器ハードウェアの ナノテク
中学校教諭1種(理科、数学)
「プロジェクト学習(Project Based
Learning)」を1、3年 生 に 実 施し
ています。そこでは学生自らが問題
を見 出し、計 画・遂 行し、結 果を解
ノロジー(分 子流 体潤滑の世界)
析します。また、問題解決能力の他
・柔らか い 発 光 材 料や 高 機 能 触 媒
に、コミュニケーション能力・プレゼ
を 計 算 機 シミ ュレ ー ション で 開
ンテーション能力・文章作成能力を
発する研究
微生物運動の解析
・物 質 を 構 成 す る 原 子・電 子 の 構
を用いて調べるシミュレーション
高等学校教諭1種(理科、数学)
バタフライ風車の研究
三 次 元 解 析し、生 態 環 境 を 予 測
造 と 動 きを 高 性 能 コ ン ピュー タ
《取得免許状》
融解
総合的に養います。
液体相
手法 の 研究
・次 世 代 コン ピュー タ で 超 高 速 計
算を実現するための数理的研究
・プラズマ・流体 の 運 動に関する数
理・物理研究
結晶相
凝固
融解・凝固シミュレーション
在学生からのメッセージ
「応用数理工学科」と聞いて何をする学科かわからな
岡 村 祐 輝
応用数理工学科4年
2010年度入学
[鳥取県立青谷高等学校卒]
広げていきたいと考えています。
いという人は少なくないと思いますが、ここでは数学と
この学科では中学・高校の数学・理科の教員免許取得
物理を勉強します。1年次には主に数学を学びます。物
が可能です。なかには教員になりたくてこの学科にきた
理を学ぶ上で数学の知識は必要不可欠であり、これを基
人もいて、教員免許取得に向けて勉学に励んでいます。
礎として2年次以降に様々な物理現象について学んで
僕の個人的な感想ですが、この応用数理工学科では
いきます。またコンピュータを用いての計算やシミュレー
レポートなどの提出課題が頻繁に出ます。ときには一人
ションを行う授業もあります。扱う教科が幅広く、様々な
で解けない難しい問題もありましたが、定員40人と少
知識を習得できるのがこの学科の魅力です。僕自身、こ
ない学科だからこそ誰とでも話すことができ、教え合う
の学科に入って学んだ数学・物理の知識が身近な生活
ことで乗り越えてきました。このような学科内での繋がり
の中にある実現象と深く結びついていることを知り、同
が大学生活をとても充実したものにしてくれます。数学・
時にもっと深く学びたいと思うようになりました。多くの
物理が好きな人はきっともっと好きになると思います。ぜ
物理現象の性質を学び理解することで、自分の可能性を
ひ応用数理工学科へどうぞ。
15
各学科の専門科目一覧
機械工学科
知能情報工学科
電気電子工学科
物質工学科
1 年 次
情報工学
力学
情報工学演習Ⅰ
微分積分学Ⅱ
工学倫理
数学Ⅱ演習
有機化学Ⅰ
無機化学Ⅰ
微分積分演習
機械工作実習
情報工学演習Ⅱ
情報科学概論
数学Ⅲ
(線形代数)
電気回路Ⅰ演習
分析化学Ⅰ
物理化学Ⅰ
確率統計学
機構学
プログラミングⅠ
微分方程式
数学Ⅲ演習
電子回路Ⅰ(ディジタル) 分析化学Ⅱ
物理化学Ⅱ
データ構造論
応用物理学
電気回路Ⅰ
(回路の諸定理) 電子回路Ⅰ演習
離散数学
知能情報工学演習Ⅰ
数学Ⅱ
(ベクトル解析)
プログラミングⅠ
生化学Ⅰ
論理回路
2 年 次
常微分方程式
ベクトル解析
情報工学演習Ⅲ
数値計算法
数学Ⅳ(微分方程式)
電気回路Ⅱ(交流回路)
物質工学実験Ⅰ
理論有機化学
機械創成科目
応用物理学
情報工学演習Ⅳ
システムモデリング
数学Ⅳ演習
電気回路Ⅱ演習
物質工学実験Ⅱ
工業無機化学Ⅰ
機械設計製図基礎
材料力学演習
情報理論
形式言語とオートマトン
数学Ⅴ(フーリエ解析)
電子回路Ⅱ
(アナログ基礎) 応用有機化学
材料力学Ⅰ
熱力学演習
プログラミングⅡ
計算機構成論Ⅱ
数学Ⅴ演習
電子回路Ⅱ演習
化学工学
機器分析Ⅱ
熱力学
複素関数論
計算機構成論Ⅰ
組み込みシステム基礎
電磁気Ⅰ
(静電磁気・電流)
電気電子計測
工業物理化学Ⅰ
環境化学
機械設計製図Ⅰ
数値解析学
ソフトウエア工学
一般力学
電磁気Ⅰ演習
電子物性Ⅰ
(量子力学)
工業物理化学Ⅱ
生化学Ⅱ
振動工学
振動工学演習
知能情報工学実験Ⅰ 複素関数論
電磁気Ⅱ
(電磁誘導・電磁波) プログラミングⅡ
有機化学Ⅱ
微生物学Ⅰ
計測工学
流体力学演習
知能情報工学演習Ⅱ フーリエ解析
電磁気Ⅱ演習
工業有機化学Ⅰ
化学反応速度論
流体力学基礎
材料力学Ⅱ
物理学Ⅲ(統計・量子力学入門) 信号処理工学
化学数学Ⅰ
化学情報処理
物理学Ⅲ演習
電気電子工学総論
化学数学Ⅱ
無機化学Ⅱ
情報代数学
フーリエ解析と偏微分方程式 システム工学
3 年 次
機械設計製図Ⅱ
制御工学演習
知能情報工学実験Ⅱ ディジタル通信
電気電子工学実験Ⅰ(基礎)
電力Ⅰ
(エネルギー源)
物質工学実験Ⅲ
ものづくり実践プロジェクト
機械工学実験
材料科学Ⅱ
知能情報工学実験Ⅲ シミュレーション工学
電気電子工学実験Ⅱ
(応用)
電力Ⅱ
(発変電)
応用無機化学
有機材料化学
材料科学Ⅰ
材料強度学
情報英語Ⅰ
数学Ⅵ(複素関数論)
電子物性Ⅱ
(固体電子論)
応用物理化学
工業無機化学Ⅱ
伝熱工学
粘性流体力学
情報英語Ⅱ
電気・電子回路
数学Ⅶ(確率統計)
半導体Ⅰ
(デバイス)
応用物質工学
固体反応化学
機械設計学Ⅰ
熱機関学
センサ工学
プログラム言語とコンパイラ
プログラミングⅢ
特別講義Ⅰ
工学倫理
有機金属化学
機械製作法
機械設計学Ⅱ
情報数理
オペレーティングシステム
電子計算機Ⅱ(CPUの応用)
特別講義Ⅱ
反応工学
リスクマネジメント
制御工学Ⅰ
機械加工学
自然言語処理
データベースと情報検索
情報通信Ⅰ
(アナログ)
学外実習(インターンシップ) 触媒化学
技術者倫理
制御工学Ⅱ
制御工学Ⅰ
情報ネットワーク
情報通信Ⅱ
(ディジタル)
電気電子設計製図
構造物理化学
蛋白質工学
弾性力学
電気電子工学概論
制御工学Ⅱ
画像情報処理
電気回路Ⅲ(グラフ・分布定数) 高電圧工学
工業有機化学Ⅱ
遺伝子工学
圧縮性流体力学
実践プロジェクトⅠ
計測工学
数理計画法
電子回路Ⅲ(アナログ応用)
電気法規及び電力施設管理
合成有機化学
学外実習(インターンシップ)
エネルギー変換工学
実践プロジェクトⅡ
信号処理論
計算機援用工学
制御Ⅰ
(アナログ)
電気機器(回転機と静止器)
超分子化学
特別講義Ⅰ
高分子化学
特別講義Ⅱ
錯体化学
知的財産権
学外実習(インターンシップ) 技術英語
人工知能
アルゴリズム論
制御Ⅱ
(ディジタル)
4 年 次
卒業研究
実験計画法
卒業研究
知能情報工学特別講義Ⅰ
電気電子工学実験Ⅲ(電力)
電気電子材料
卒業研究
塑性加工
特別講義Ⅰ
ロボット工学
知能情報工学特別講義Ⅱ
電気電子工学総合演習
機械工学概論
化学英語演習
生産システム工学
特別講義Ⅱ
情報化社会Ⅰ
マン・マシン・インターフェース
卒業研究
パワーエレクトロニクス
情報化社会Ⅱ
電力Ⅲ
(送配電)
特別講義Ⅰ
パターン認識論
電気応用
特別講義Ⅱ
半導体Ⅱ
(集積回路)
16
電子計算機Ⅰ
(ハードウエア)
機器分析Ⅰ
環境管理工学
※色付きの科目は必修科目 ※専門科目のほか、1∼3年次で全学共通科目を学びます。
生物応用工学科
生化学Ⅰ
1 年 次
生物工学基礎英語
有機化学Ⅰ
分析化学
生物情報基礎
土木工学科
測量学
※1級・2級建築士を目指す者は
別途履修すべき科目有り
社会開発システム工学科
数値解析Ⅰ
応用数理工学科
数値計算Ⅰ
線形代数学演習Ⅰ
常微分方程式Ⅰ
線形代数学演習Ⅱ
プログラミング演習
確率統計モデリングⅠ
測量学演習
数学Ⅲ
(微分方程式)
確率統計モデリングⅡ 統計学
建設法規
土木地質学
行動モデリングⅠ
プロジェクトマネジメント
微分積分学演習Ⅰ
行動モデリングⅡ
計算機システム演習
微分積分学演習Ⅱ
現象モデリングⅠ
プログラミング演習Ⅰ
数学基礎演習
基礎力学及び演習
短期学外実習
(インターンシップ)
現象モデリングⅡ
2 年 次
生化学Ⅱ
無機化学
固体力学基礎
確率統計学及び演習
常微分方程式
リスクマネジメント
数値計算Ⅱ
質点系・剛体力学
生化学Ⅲ
有機化学Ⅱ
流体力学基礎
数値力学解析演習Ⅰ
応用数学
社会調査プロジェクトⅠ
数値計算Ⅲ
熱力学
微生物学Ⅰ
工業有機化学
構造力学Ⅰ及び演習
数値力学解析演習Ⅱ
情報数理
社会調査プロジェクトⅡ
常微分方程式Ⅱ
固体力学
微生物学Ⅱ
理論有機化学
構造力学Ⅱ及び演習
応用測量学
数理計画法
プログラミング演習Ⅱ
ベクトル解析
流体力学Ⅰ
生物有機化学Ⅰ
機器分析
建設材料学
景観工学
品質管理工学Ⅰ
数理計画法演習
フーリエ解析
統計力学Ⅰ
生物物理化学Ⅰ
土質力学Ⅰ及び演習
建築製図
公共政策論Ⅰ
生物物理化学Ⅱ
土質力学Ⅱ及び演習
生物実験計画法
水理学Ⅰ及び演習
化学反応速度論
技術者倫理
生物化学工学量論
短期学外実習(インターンシップ)
数学演習Ⅱ
循環型社会論
(線形代数・微分方程式)
確率システム工学
確率システム工学演習
複素関数論Ⅰ
電気力学
ミクロ経済学演習
複素関数論Ⅱ
解析力学
リスクマネジメント演習
振動・波動
光学
基礎物理学
(電磁気学) オペレーションズ・リサーチⅠ 応用システム工学実験
量子力学Ⅰ
上下水道・水質管理
質点力学
公共政策論Ⅱ
環境計画学
確率・統計
流体力学Ⅱ
ミクロ経済学
水理学
3 年 次
酵素化学
生物工学英語
コンクリート構造学及び演習
応用微生物学Ⅰ
化学数学
構造・材料実験
構造振動学
経営工学概論
建設工学
技術者倫理
気体力学
応用微生物学Ⅱ
リスクマネジメント
水理学Ⅱ及び演習
環境衛生工学
ゲーム理論
防災管理工学
数理工学演習Ⅰ
輸送現象論
生物有機化学Ⅱ
知的財産権
土質力学実験
鋼構造学
財務・会計学
空間情報工学
数理工学演習Ⅱ
物性物理学Ⅰ
分子生物学
合成有機化学
水理学実験
コンクリート工学
社会経営プロジェクト
品質管理工学Ⅱ
偏微分方程式Ⅰ
計算科学Ⅰ
反応工学
高分子化学
建設工学設計
水工計画学
技術者倫理
交通計画学
偏微分方程式Ⅱ
計算科学Ⅱ
環境制御工学
ものづくり実践プロジェクト
土木計画学
海岸工学
ソフトウェア工学
社会基盤設計
非線形力学系
複雑系の数理
蛋白質工学
学外実習(インターンシップ)
学外実習
岩盤力学
数値解析Ⅱ
防災基盤計画
確率過程
生物流体力学
酵素工学
工学倫理
土木特別講義Ⅰ
地盤工学
地域計画学
環境計量・調査実習
線形動的システム
特別講義Ⅰ
遺伝子工学
有機分析化学
土木特別講義Ⅱ
建設施工学
オペレーションズ・リサーチⅡ
量子力学Ⅱ
特別講義Ⅱ
生物物理化学Ⅲ
有機材料化学
土木特別演習
地震工学
社会システム工学特別講義
統計力学Ⅱ
生物工学実験演習Ⅰ 触媒化学
短期学外実習(インターンシップ)
学外実習(インターンシップ)
ものづくり実践プロジェクト
生物工学実験演習Ⅱ
4 年 次
卒業研究
機械工学概論
卒業研究
地球環境情報工学
生物工学デザイン
特別講義
道路工学
都市・地域計画学
河川工学
卒業研究
卒業研究
物性物理学Ⅱ
数理工学総合演習Ⅰ
数理工学総合演習Ⅱ
17
実際の「ものづくり現場」から学ぶ、実践教育の拠点。
ものづくり教育実践センター
「ものづくり教育実践センター」
http://www.icee.tottori-u.ac.jp/
《 センターの仕組み 》
は、実践的なものづくり教育を行っ
企 業
て いる工 学 部 附 属 の 教 育 施 設 で
小中学校・高等学校
す。当 センター で は、機 械 工 作 の
実 習 や 実 験 装 置 の 作 製 を 行うほ
ものづくり教育
実践センター
か、
「も の づくり」を題 材にした 実
践的な授 業を開講しています。こ
④技術相談・
連携プロジェクト
の授業は、地元企業と連携し製品
④ものづくり教室・
教育支援
(平成16年4月設置)
の企画・立案から、試作・プレゼン
テーションまでの企業における開発プロセスを学ぶことを目的としてい
て、新しいコンセプトのネットワークデバイスを考えたり、教育用遊具の
①ものづくり教育の実施
③ものづくり系課外活動支援
開発や医療用機器の改良など様々なテーマに取り組んだりしています。
①ものづくり教育の企画・支援
②研究・教育用装置の製作支援
学生同士で出し合ったアイデアを形(製品)にしていく楽しさを実感し、
企業の方と関わる中で今後のキャリア形成にも役立ちます。
また、学生が自由にものづくりを楽しめる「学生自主ものづくり工房」
を運営しています。ここでは学生フォーミュラ、鳥大ロボットラボラトリー
学生
やその他のものづくり系課外活動グループが活動しており、全国で行わ
れる大会に向けて頑張って活動してい
《 主な業務内容 》
ます。
① ものづくり教育プログラムの企画・実 施
ものづくり教育実践センターはこの
様に普段経験できない企業と連携した
② 教育・研究 装置などの作製および機械工作実習の実 施
授業や学生が自由にものづくりを楽し
③ ものづくりを伴う学生活動の支援
むことのできる機会を提供しています。
④ 地 域におけるものづくり教育およびものづくり技 術の支援
地域社会に拓かれた“知と実践の融合”を目指して。
電子ディスプレイ研究センター
http://www.tedrec.eng.tottori-u.ac.jp/
平成20(2008)年に設置された工学部附属電子ディ
スプレイ研究センター(TEDREC)は、3つの専門分野を
研究し、3つの目標を設定し、達成してきた。関連施設は工
学部及び地域学部プロジェクト室(約400m²)とセコム山
陰㈱ITラボ(150m²)であり、大学院工学研究科の学生を
中心に研究が行われている。本センターは学生の教育・研
究を支援している。結果として、特許・学術論文等を公表し、
同時に地域貢献等を行っている。
透明フレキシブルRe-RAM
電子ディス
プレイ科学
情報
セキュリティ
生体認証
18
MEMS・センサー
電子デバイス工学
次世代・高度
職業人の人材育成
研究拠点
形成
セコム山陰㈱ITラボラトリー
(分析室・研修室)
地域学部 4Fプロジェクト室
(教官室・研究室・事務局)
自発光型LCD
公開セミナーの様子
地域産業
の活性化
地域社会の安全・安心と持続的発展へ。
地域安全工学センター
http://www.eng.tottori-u.ac.jp/anzen/
地域社会の安全・安心と持続的発展に寄与するため、2012年4月に
地域安全工学センターを設置しました。安全・防災部門、社会システム
《 センターの仕組み 》
地 域 安 全 工学センター
部門、情報部門の3部門から成り、安全・防災システムの構築、地域公
共システムの構築・整備や交通、防災および生活に関する地域情報シス
テム化を目指します。
社会システム部門 情報システム部門
安全・防災部門
具体的には、津波・高潮による浸水問題や避難、地盤・岩盤の安定性
協力
確保方策に関する研究、地方都市における公共交通利用促進のための
協力
協力
診断や防災・減災の研究を行います。また、過疎社会における生活交通
情報提供や過疎地における環境施設経営施策の評価も行います。さら
に、大学や企業での事業継続計画(BCP)の推進、防災士資格取得の支
とっとり防災・
危機管理研究会
援も行います。
安全・安心社会
持続的過疎社会形成
研究プロジェクト
バスネット
プロジェクト
国・市 町 村・企 業 等
安全・防災
●安全・防災 ●BCP
持続的社会
情報化社会
社会システム
情報システム
●持続的社会
●公共システム
●地域安全
●生活安全
《 主な業務内容 》
① 安全・防災システム構築 及び工学部・工学研究科の
事業 継 続計画(BCP)推 進
② 防災士資格取得の支援
③ 地 域公共システムの構築・整 備
④ 交 通、防災および生活に関する地 域情報のシステム
ケミストリーパワーで持続成長可能な社会を実現!(5 研究部門で推進)
グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター
化学で人類社会の持続的発展に
http://www.chem.tottori-u.ac.jp/
gsc/GSC-main.html
オ素材による機能材料創製、木質バイオマスの有用資
寄与することを目的に2012年10
源化、バイオテクノロジーによる有用物質生産法開発
月にグリーン・サスティナブル・ケ
などのGSC研究を推進し、これらの研究を通して地域
ミストリー(GSC)研究センターを
社会に産業を興すことをめざしています。さらに、国際
設 置しました。イ オン 液 体 な どグ
的視野と課題解決能力を有するGSC技術者、研究者
リーン反応媒体の創製、安全で大容量のリチウム電池
を育成するため、海外の著名GSC研究者を招聘し、講
などのグリーンエネルギー開発、超効率的遷移金属触
演、質疑応答をすべて英語で行うGSCセミナーを年2
媒やゼオライトなどのグリーン触媒の創製、海洋性バイ
回開催するなどのGSC教育活動を推進しています。
グリーン反応媒体
グリーンエネルギー
グリーン触媒
バイオテクノロジー
環境評価
●イオン液体を反応媒体と
する電 子 移 動 型 反 応 の
新展開
●プラグイン型電気自動車
電源用二次電池の開発
●低環境負荷ゼオライト固
体酸触媒
●第2世代バイオエタノー
ル製造のためのバイオリ
ファイナリーシステム
●希 少 金 属を有 効に利 用
する高 活 性 な 有 機 合 成
触媒
●環 境 汚 染 物 質をター ゲ
ティングする生体触媒デ
ザイン
●ヒトの代謝を再現できる
遺 伝 子 改 変 マウスによ
る迅 速 薬 品 安 全 評 価シ
ステム
●ソフトエネルギーパス構
築を目指した新しい無機
材料
●ユビキタス金属触媒反応
●イオン液体を反応媒体と
する酵素反応のブレーク
スルー
●動的共有結合化学
●ヘテロ環 化 合 物 高 効 率
的合成法の開発
●有機電解反応による環境
調和型有機合成
●バイオマスの最先端化学
の展開
●多機能転移酵素触媒
●酵素タンパク質の再生と
機能安定化
●酵素タンパク質のバイオ
テクノロジー
●新 規 医 薬 の 安 全 評 価 の
ための動物実験システム
構築
●生 理 活 性 蛋 白 質(酵 素)
及び菌 体 内 機 能 性 物 質
の乾燥粉末化による安定
化法開発
●バイオ素材による機能材
料の創製
●新しい高機能潤滑油開発
19
A d m i s s i o n s
S t a t i s t i c s
入 試に関 するデ ー タ
■平成25年度 入学試験実施状況
区分
学科
入学
定員
AO 推薦Ⅰ推薦Ⅱ 帰国 中国引揚 社会人 私費
外国人
子女 者等子女
入 学 者
前期日程
募集
人員
後期日程
入学者
志願者
受験者
入学者
募集
人員
志願者
受験者
入学者
107(2)
103(2)
49(2)
15
207(13)
72(4)
16(2)
67(4)
機械工学科
65
−
1(0)
−
−
−
−
知能情報工学科
60
−
−
8(1)
−
−
−
−
36
141(12)
132(11)
39(9)
17
347(21)
128(9)
13(3)
60(13)
電気電子工学科
65
−
3(0)
−
−
−
−
−
46
229(4)
221(4)
53(1)
14
317(5)
125(2)
13(0)
69(1)
物質工学科
60
−
−
6(0)
−
−
−
−
38
188(26)
174(25)
39(8)
15
323(71)
140(27)
17(4)
62(12)
生物応用工学科
40
−
−
2(1)
−
−
−
−
20
77(30)
72(28)
23(8)
15
164(64)
70(24)
15(8)
40(17)
土木工学科
60
−
5(1)
−
−
−
−
−
48
228(17)
215(14)
47(0)
7
160(17)
71(5)
11(1)
63(2)
社会開発システム工学科
60
1(0)
−
4(0)
−
−
−
−
35
125(17)
113(16)
35(4)
15
192(21)
72(12)
22(6)
62(10)
応用数理工学科
40
−
−
4(1)
−
−
−
−
23
126(13)
116(12)
28(6)
13
242(30)
112(12)
12(2)
44(9)
1(0) 9(1) 24(3) −
−
−
合 計
450
1(0) 48
1(0) 294 1,221(121) 1,146(112) 313(38) 111 1,952(242) 790(95) 119(26) 467(68)
■平成26年度 募集人員
特別の入試
学 科
入学定員 前期日程 後期日程
AO
推薦入試
Ⅰ
Ⅱ
機械工学科
65
45
18
−
2
−
知能情報工学科
60
36
17
−
−
7
電気電子工学科
65
46
14
−
5
−
物質工学科
60
38
15
−
−
7
生物応用工学科
40
20
15
−
−
5
土木工学科
60
48
7
−
5
−
社会開発システム工学科
60
35
16
2
−
7
応用数理工学科
40
23
13
−
−
4
450
291
115
2
12
30
合 計
I n t e r n a t i o n a l
国 際 交 流
若干名
注:1.帰国子女及び社会人のための特別入試の
募 集 人員(若 干 名)は、それぞれの学 科 等
の前期日程の募集人員に含みます。
2.アドミッションオフィス(AO)入試及び推
薦入試の合格者が募集人員に満たない場
合、その欠員は一般入試(前期日程・後期
日程)で補充します。
3.推薦入試「Ⅰ」は、大学入試センター試験を
課さないものであり、
「Ⅱ」は大学入試セン
ター試験を課すものです。
国 名
締結年月日
カナダ
昭和 62年11月16日
国 名
締結年月日
釜慶大学校
大韓民国
平成 6年10月 1日
江原大学校
大韓民国
平成 8年 6月27日
東北大学
中華人民共和国
平成 12年 2月 1日
カリフォルニア大学バークレー校
アメリカ合衆国
平成 13年11月29日
大韓民国
平成 17年 7月 6日
中国科学院上海技術物理研究所
中華人民共和国
平成 18年11月13日
平成 20年10月29日
江陵原州大学校
スウェーデン
昭和 63年11月 1日
バハダール大学
エチオピア連邦
民主共和国
嶺南大学校
大韓民国
平成 2年 7月 1日
遼寧大学
中華人民共和国
平成 22年 9月27日
韓国海洋大学校
大韓民国
平成 4年12月 1日
ムルシア大学
スペイン
平成 22年10月21日
西安科技大学院
中華人民共和国
平成 5年 6月 1日
ジョモケニヤッタ農工大学
ケニア
平成 23年 8月29日
カールスタット大学
20
若干名
協定締結校
■大学間協定(工学部関係分)
ウォータールー大学
社会人
e x c h a n g e
新しい「知」を育む 国 際 的 な 交 流を 活 発に展 開。
協定締結校
帰国子女
■平成25年度 都道府県別志願者・入学者
地 方
志願者数(割合) 入学者数(割合)
10 (0.3%)
北海道・東北
2 (0.4%)
40 (1.2%)
関東
1,219(37.2%)
四国
174 (5.3%)
中国
1,136(34.6%)
九州・沖縄
その他
40 (8.6%)
0 (0.0%)
8 (0.2%)
3,282(100%)
2
17
1 (0.2%)
467(100%)
山口
2
13
8
79
熊本
沖縄
1
23
0
3
鹿児島
5
37
宮崎
4
15
52
379
18
195
36
295
広島
大分
愛媛
を示す。
1
39
福岡
佐賀
32
228
111
669
岡山
7
89
1
18
兵庫
福井
4
42
32 滋賀
京都
170 5
46
大阪
三重
19
97
下段は志願者数
鳥取
島根
長崎
上段は入学者数
0
6
30 奈良
190 6
6 43 8
40
61
4
香川
33
徳島 3
34
富山
1
10
群馬
1
2
長野
0
13
岐阜
11
56
0
6
14
静岡
65
愛知
31
195
0
5
その他
0
3
1
7
千葉
0
1
外国
1
8
試験実施日
合格発表
7月上旬
9月5日∼9月10日
(第1次選考)9月20日∼9月29日
10月8日*
(第2次選考)10月19日
10月29日
推薦入試Ⅰ
9月上旬
11月1日∼11月7日
11月17日
11月21日
推薦入試Ⅱ
9月上旬
1月21日∼1月24日
2月7日
2月12日
帰国子女
10月上旬
12月11日∼12月17日
2月7日
2月12日
社会人
10月上旬
12月11日∼12月17日
2月7日
2月12日
10月上旬
1月27日∼2月5日
2月25日
3月6日
1月27日∼2月5日
2月25日
3月6日
1月27日∼2月5日
3月12日
3月20日
前期日程
11月上旬
後期日程
■部局間協定
協定締結校
■外国人留学生数
ブルゴーニュ大学校
Agro Sup Dijon校
国 名
締結年月日
フランス共和国
平成 16年10月 4日
大連理工大学機械工程学院
中華人民共和国
平成 19年 3月24日
フィンランド国立技術研究所
フィンランド
平成 19年 9月28日
チュラロンコン大学工学部
タイ王国
平成 20年 3月11日
タイ国立ナノテクノロジーセンター
タイ王国
平成 20年 4月 8日
アストン大学
イギリス
平成 21年 8月17日
シンガポール
平成 21年10月16日
シンガポール国立化学研究所
忠北大学工学部
4
18
茨城
*第1次選考結果発表
願書受付期間
私費外国人留学生入試
一般入試
2
6
0
0
和歌山
1
13
募集要項発表
AO
(アドミッションオフィス)
入試
(社会開発システム工学科)
特別入試
1
3
0
1
高知
■平成26年度 入試日程
入 試 区 分
栃木
埼玉
山梨
宮城
福島
東京 神奈川
合 計
新潟
15 (3.2%)
5 (0.2%)
外国
0
0
139(29.8%)
280 (8.5%)
0
0
山形
198(42.4%)
石川
近畿
岩手
0
0
2
8
63(13.5%)
0
1
秋田
北海道
9 (1.9%)
410(12.5%)
中部
青森
大韓民国
平成 23年 8月24日
国 名
マレーシア
中華人民共和国
大韓民国
学部生
3
3
研究生
7
4
ー
4
18
ー
3
ー
1
ー
ー
3
ー
1
ー
ー
ー
ー
ー
1
ー
バングラデシュ
ー
計
特別聴講
学生
ー
ー
フランス
博士
後期課程
1
カナダ
ブラジル
博士
前期課程
ー
7
ー
ー
ー
7
ー
1
7
3
ー
6
1
ー
6
計
4
4
1
2
1
33
■日本人留学生数
国 名
大韓民国
学部生
1
イギリス
ー
メキシコ
ー
カナダ
計
ー
1
博士
前期課程
博士
後期課程
計
1
ー
1
ー
3
1
5
ー
1
ー
3
ー
0
1
6
21
大学院工学研究科 博士課程(前・後期)
大 学 院 工 学 研 究 科 は 未 来を見 据えています 。
科学・技術の分野は新領域や学際領域にめざましい拡大を続け
ています。これらの分野にたずさわる技術者・研究者は、高度な専
門知識と広範な基礎学力を身につけることが求められます。これに
対応するために工学研究科は2008年に、これまでの博士前期課
程8専攻、博士後期課程3専攻の組織を博士前後期一貫した4専攻
に改めるとともに、特色ある教育カリキュラムを設けました。博士前
期課程と後期課程を同一の専攻にすることで、博士前期課程から幅
広く一貫して学べるようになりました。
博士前期課程では、工学分野の多様化するニーズに対応できる
知識・技術を教授し、研究活動を通した高度な教育研究を行って、
高度専門職業人・技術者を養成しています。また、それぞれの専攻
共通科目、各コース科目に加えて、研究科共通科目としてキャリア
実践科目(特別学外実習、長期特別学外実習、産業科学特別講義)
国際実践科目など、社会との関わりを重視した実践的な教育を幅広
く行っています。博士後期課程では、専門的および学際的立場から
の先進的な教育研究を行うとともに、豊かな学識を有し、自立した
研究活動を行う能力、社会の要請に対応できる応用力、創造力を有
する技術者・研究者を養成しています。また、博士後期課程におい
ては、優秀な入学者に対する学費を補助するエンカレッジファンドを
設けています。
そして博士前期、後期いずれの課程においても、職業を有する社
会人も学ぶことができるように、一般入試の他に社会人特別入試が
行われています。教育や研究指導においても社会人に配慮した柔軟
な体制で行うようにしています。
構成と募集人数
機械宇宙工学専攻
博士 前 期 課 程
博士 後 期 課 程
DEPARTMENT OF MECHANICAL
AND AEROSPACE ENGINEERING
39名(機械工学コース・応用数理工学コース)
6名
情報エレクトロニクス専攻
博士 前 期 課 程
博士 後 期 課 程
45名
6名
● 東 京 から
飛行機
● 京 都 から
● 大 阪 から
●三ノ宮
から
● 姫 路 から
● 岡 山 から
● 広 島 から
● 博 多 から
● 東 京 から
J R
(知能情報工学コース・電気電子工学コース)
● 名 古 屋 から
● 京 都 から
● 大 阪 から
●三ノ宮
から
● 姫 路 から
● 岡 山 から
● 高 松 から
● 広 島 から
● 博 多 から
博士後期課程
社会基盤工学専攻
博多
鳥取大学工学部
鳥取
鳥取
上郡
京都
大阪
広島 岡山 姫路 三ノ宮
名古屋
東京
高松
鳥取大学工学部
●J
R鳥取駅からJRで約10分、
JR鳥取大学前駅で下車すぐ
●JR鳥取駅からバスで約30分
松江
へ
空港
境港
約4時間55分
約3時間10分
約3時間
約2時間30分
約2時間10分
約1時間30分
約1時間45分
約2時間50分
約2時間40分
約3時間45分
DEPARTMENT OF MANAGEMENT OF
SOCIAL SYSTENS AND CIVIL ENGINEERING
39名(土木工学コース・社会経営工学コース)
5名
博士前期課程
約75分
約9時間15分(夜行)
約3時間25分
約2時間55分
約2時間40分
約2時間15分
約2時間45分
約5時間30分
約10時間15分(夜行)
D E PA RT ME N T O F C H EM I ST RY
A N D BIOT E C H NO LO GY
30名(応用化学コース・生物応用工学コース)
4名
博士前期課程
博士後期課程
● 鳥取空港からタクシーで約5分
● 東 京 から
バ ス
DEPARTMENT OF INFORMATION
AND ELECTRONICS
化学・生物応用工学専攻
鳥取IC
鳥取自動車道
〒680-8552 鳥取市湖山町南4丁目101番地
TEL.0857-31-5186 FAX.0857-31-5187
http://www.eng.tottori-u.ac.jp/ E-mail : [email protected]
平成25年(2013)7月1日現在
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